JPH0420888Y2 - - Google Patents

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JPH0420888Y2
JPH0420888Y2 JP12296186U JP12296186U JPH0420888Y2 JP H0420888 Y2 JPH0420888 Y2 JP H0420888Y2 JP 12296186 U JP12296186 U JP 12296186U JP 12296186 U JP12296186 U JP 12296186U JP H0420888 Y2 JPH0420888 Y2 JP H0420888Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は各種ブロツク組積構造物に使用される
中空コンクリートブロツクに係るものである。
(従来の技術) 従来のコンクリートブロツクaは強度上、肉厚
に構成され、定規として作業現場に張設された糸
に沿つて、目地モルタルbの厚みを調整しながら
組積されていた。(第6図及び第7図参照) (考案が解決しようとする問題点) 前記従来のブロツクにおいては、目地モルタル
の劣化や、付着力の不足によつて、目地部より矢
印に示すように漏水を生じ易く、ブロツクの型崩
れの惧れがあるため、1フロアー分のブロツクを
1挙に組積できず、数回に分けて組積するので、
施工期間が長びくという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解決するために提
案されたもので、表裏一双のフエイスシエルをウ
エブで連結してなる中空コンクリートブロツクに
おいて、前記表裏各フエイスシエルの上下端面を
互いに齟齬して位置せしめたことによつて、前記
問題点を解決するものである。
(作用) 本考案に係るブロツクは前記したように、前記
表裏各フエイスシエルの上下端面の位置が齟齬す
るように構成されているので、相隣るブロツクの
うち、下位のブロツクの表裏各フエイスシエルの
上端面に、上位のブロツクの表裏各フエイスシエ
ルの下端面を重層し、上下ブロツクの目地部をフ
エイスシエルの表裏両面で齟齬して位置せしめ
て、ブロツクを組積するものである。
更に前記ブロツクの表裏一双のフエイスシエル
間に形成された中空部に鉄筋を挿入し、コンクリ
ートやモルタルを充填して高強度のブロツク組積
構造体を構築しうるものである。
(実施例) 以下本考案を図示の実施例について説明する。
第1図乃至第3図に示す実施例において、1,
1′は高品質、高強度のコンクリートによりなる
表裏一双のフエイスシエルで、同フエイスシエル
1,1′と同材料のウエブ2で連結されている。
前記表裏各フエイスシエル1,1′の上端面及
び下端面は互いに齟齬して位置するように構成さ
れ、前記両フエイスシエル1,1′の下部間を連
結するウエブ2の中間には段差部3が設けられ、
ウエブ2の段差部3を挾んで隣る表裏両側の下端
面が夫夫表裏両フエイスシエル1,1′の下端面
と同一水平面上に位置するように構成されてい
る。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、上下に相隣るブロツクのうち、下位のブロ
ツクの表裏各フエイスプレート1,1″の上端面
に上位のブロツクの表裏各フエイスプレート1,
1″の下端面を重層するとともに、目地材(図示
せず)を填装して前記ブロツクを組積するもので
ある。
なお必要に応じて、前記各ブロツクにおける表
裏フエイスシエル1,1′間に形成された中空部
4に鉄筋を挿入するとともに、コンクリートを打
設して、高強度の壁体を構築するものである。
第4図は本考案の他の実施例を示し、前記ウエ
ブ2の下端面が裏側のフエイスシエル1′の下端
面と同一水平面上に位置するように構成されてい
る。
第5図は本考案の他の実施例を示し、ウエブ2
の下端面が表側フエイスシエル1の下端面と同一
水平面上に位置するように構成され、ウエブ2の
裏側端部と裏側フエイスシエル1′の下端面との
間に、下位のブロツクの裏側フエイスシエル1′
の上端部が係合する段部が形成されている。
(考案の効果) 本考案に係る中空コンクリートブロツクは前記
したように、表裏各フエイスシエルの上下端面が
齟齬して位置するように構成されているので、下
位のブロツクの表裏各フエイスシエルの上端面
に、上位のブロツクの表裏各フエイスシエルの下
端面が重層するようにブロツクを組積することに
よつて、各ブロツクはフエイスシエルの表裏両面
で目地部が齟齬して位置するように組積されるこ
ととなり、漏水の惧れがなくなり、また施工中に
型崩れが起り難く、或る高さ分を一挙に組積で
き、施工期間を短縮することができ、更にブロツ
ク積の施工精度が向上し、施工管理が容易にな
る。またブロツクの材質、強度を向上することに
よつて、フエイスシエルやウエブの肉厚を従来品
より薄くすることができて経済的であり、更にま
たブロツク中空部に鉄筋を挿入してモルタルやコ
ンクリートを充填することによつて、高強度のブ
ロツク組積構造体を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る中空コンクリートブロツ
クの一実施例の使用状態を示す縦断側面図、第2
図は同ブロツクの平面図、第3図はその正面図、
第4図及び第5図は夫々本考案の他の各実施例の
使用状態を示す縦断側面図、第6図は従来のコン
クリートブロツク組積構造体の縦断側面図、第7
図はその平面図である。 1……フエイスシエル、2……ウエブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表裏一双のフエイスシエルをウエブで連結して
    なる中空コンクリートブロツクにおいて、前記表
    裏各フエイスシエルの上下端面を互いに齟齬して
    位置せしめてなることを特徴とする中空コンクリ
    ートブロツク。
JP12296186U 1986-08-12 1986-08-12 Expired JPH0420888Y2 (ja)

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JP12296186U JPH0420888Y2 (ja) 1986-08-12 1986-08-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12296186U JPH0420888Y2 (ja) 1986-08-12 1986-08-12

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Publication Number Publication Date
JPS6328713U JPS6328713U (ja) 1988-02-25
JPH0420888Y2 true JPH0420888Y2 (ja) 1992-05-13

Family

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JPS6328713U (ja) 1988-02-25

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