JPH0641598Y2 - 嵌め合わせブロック玩具 - Google Patents
嵌め合わせブロック玩具Info
- Publication number
- JPH0641598Y2 JPH0641598Y2 JP555189U JP555189U JPH0641598Y2 JP H0641598 Y2 JPH0641598 Y2 JP H0641598Y2 JP 555189 U JP555189 U JP 555189U JP 555189 U JP555189 U JP 555189U JP H0641598 Y2 JPH0641598 Y2 JP H0641598Y2
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- Japan
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- foam
- film
- printed image
- plate
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、嵌め合わせブロック玩具に関する。さらに詳
細には、ブロック外周面に凹凸状の嵌合部を備え、複数
のブロックを連結自在に構成、或いはブロックに配設の
嵌め込み孔に小ブロックを嵌脱自在に構成するタイプの
嵌め合わせブロック玩具に関する。
細には、ブロック外周面に凹凸状の嵌合部を備え、複数
のブロックを連結自在に構成、或いはブロックに配設の
嵌め込み孔に小ブロックを嵌脱自在に構成するタイプの
嵌め合わせブロック玩具に関する。
従来の技術 従来より、板状発泡体の少なくとも一方の表面に適宜模
様を印刷したプレート体を配した嵌め合わせ玩具につい
て、実開昭60-73596号公報に例示される幾つかの提案が
開示されている。
様を印刷したプレート体を配した嵌め合わせ玩具につい
て、実開昭60-73596号公報に例示される幾つかの提案が
開示されている。
考案が解決しようとする問題点 前記板状発泡体が高発泡率の発泡体の系では、発泡体自
体が低コストである反面、嵌め合せの際の寸法安定性や
強度面での不足があり、一方、低発泡率の発泡体の系で
は、前記不具合がない反面、コスト高になる問題があっ
た。叉、プレート体がフイルムでは板状発泡体の変形時
に皺等が発生しがちであり、しばしば商品性を損なう原
因となっていた。
体が低コストである反面、嵌め合せの際の寸法安定性や
強度面での不足があり、一方、低発泡率の発泡体の系で
は、前記不具合がない反面、コスト高になる問題があっ
た。叉、プレート体がフイルムでは板状発泡体の変形時
に皺等が発生しがちであり、しばしば商品性を損なう原
因となっていた。
本考案は前記した不具合を一挙に解消すると共に印刷像
の堅牢性を保持させた嵌め合わせブロック玩具を提供し
ようとするものである。
の堅牢性を保持させた嵌め合わせブロック玩具を提供し
ようとするものである。
問題点を解決するための技術的手段 本考案のブロック玩具を第1図乃至第2図の図面につい
て説明する。
て説明する。
板状発泡体2は、三層の発泡体を積層させた構造であ
り、外層21、22の発泡体の発泡倍率が中間層23の発泡体
の発泡倍率より小である組合せであり、さらに発泡体2
の表面に接合されるプラスチックフイルム3が、透明フ
イルム31に熱溶着フイルム32がラミネートされていて、
前記フイルム31、32の合わせ面側のいずれか一方のフイ
ルムに印刷像4が形成されており、前記フイルムにはエ
ンボス加工が施されてブロック玩具が構成される。
り、外層21、22の発泡体の発泡倍率が中間層23の発泡体
の発泡倍率より小である組合せであり、さらに発泡体2
の表面に接合されるプラスチックフイルム3が、透明フ
イルム31に熱溶着フイルム32がラミネートされていて、
前記フイルム31、32の合わせ面側のいずれか一方のフイ
ルムに印刷像4が形成されており、前記フイルムにはエ
ンボス加工が施されてブロック玩具が構成される。
前記において、板状発泡体2は、ポリオレフィン樹脂、
ポリウレタン樹脂、スチロール系樹脂等の合成樹脂の独
立気泡の成形体が挙げられ、発泡倍率5〜40倍(好まし
くは10〜35倍)のものが有効である。発泡倍率が40倍を
越えるものは、軟弱過ぎて寸法安定性に欠け、強度面も
不足する。発泡倍率が5倍以下の系では硬質過ぎて弾性
感に欠けるし、打抜き作業の際、刃型による欠損を生じ
がちである。外層21、22の発泡体は、中間層23の発泡体
より低発泡倍率であればよく、両外層が必ずしも同発泡
倍率のものに限定されないが、強度、嵌め合い時の寸法
バランス面よりみて略同発泡倍率の組合せが有効であ
り、発泡倍率が10〜30倍の発泡体が実用性を有する。
ポリウレタン樹脂、スチロール系樹脂等の合成樹脂の独
立気泡の成形体が挙げられ、発泡倍率5〜40倍(好まし
くは10〜35倍)のものが有効である。発泡倍率が40倍を
越えるものは、軟弱過ぎて寸法安定性に欠け、強度面も
不足する。発泡倍率が5倍以下の系では硬質過ぎて弾性
感に欠けるし、打抜き作業の際、刃型による欠損を生じ
がちである。外層21、22の発泡体は、中間層23の発泡体
より低発泡倍率であればよく、両外層が必ずしも同発泡
倍率のものに限定されないが、強度、嵌め合い時の寸法
バランス面よりみて略同発泡倍率の組合せが有効であ
り、発泡倍率が10〜30倍の発泡体が実用性を有する。
発泡体21、23、22の接合は、熱溶着加工、接着剤による
接着加工によってなされる。
接着加工によってなされる。
プラスチックフイルム3は、2枚のフイルムを接合させ
てなるが、接合に先立ち接合面側のいずれか一方のフイ
ルムには印刷像4が形成される。前記印刷像4は、一般
印刷インキによる非変色像41は勿論、熱変色性インキに
よる印刷像42であってもよい。
てなるが、接合に先立ち接合面側のいずれか一方のフイ
ルムには印刷像4が形成される。前記印刷像4は、一般
印刷インキによる非変色像41は勿論、熱変色性インキに
よる印刷像42であってもよい。
熱変色性インキは温度変化に感応して発色、消色乃至変
色する公知のインキが適用され、それらのうちの一例と
して特公昭52-7764号公報「印刷インキ」を例示するこ
とができる。
色する公知のインキが適用され、それらのうちの一例と
して特公昭52-7764号公報「印刷インキ」を例示するこ
とができる。
作用 基体となる板状発泡体2は、三層構造であり、外層21、
22が中間層23の発泡体に比べて低発泡率の発泡体で構成
されているので、中間層23の軟弱性がカバーされ、嵌め
合いによるブロックの連結操作に対して適度の寸法安定
性と強度が保持される上、中間層23が高発泡率のため、
取扱に際し、適宜の弾性感を与える。
22が中間層23の発泡体に比べて低発泡率の発泡体で構成
されているので、中間層23の軟弱性がカバーされ、嵌め
合いによるブロックの連結操作に対して適度の寸法安定
性と強度が保持される上、中間層23が高発泡率のため、
取扱に際し、適宜の弾性感を与える。
印刷像4が形成されたフイルム3の表面がエンボス加工
処理されているので、嵌め合い操作等の外力による板状
発泡体2の変形による歪みを吸収して皺等の発生が抑制
され、さらに、フィルム表面を非平滑性となして艶消し
効果が生じさせる。また、印刷像4は、フイルム31と32
により覆われ、表面に露出することがないので、剥落、
退色にる変色が防止される。
処理されているので、嵌め合い操作等の外力による板状
発泡体2の変形による歪みを吸収して皺等の発生が抑制
され、さらに、フィルム表面を非平滑性となして艶消し
効果が生じさせる。また、印刷像4は、フイルム31と32
により覆われ、表面に露出することがないので、剥落、
退色にる変色が防止される。
実施例(第1図乃至第2図参照) コロナ放電等により印刷適性化処理されたポリプロピレ
ンの透明フイルム31(厚み40μm)の片面に「かば」の
文字及び図柄を非変色性インキ(一般印刷インキ)によ
り印刷して印刷像41を配設すると共に、前記文字の個所
を可逆熱変色性インキ(約33℃に変色点を有し、変色点
未満で青色を呈し、33℃を越えると無色に変色する)に
より隠蔽印刷した(印刷像42)。次いで、ポリエチレン
フイルム(厚み20μm)32を前記印刷像を設けた面に熱
溶着加工により接合させて複合プラスチックフイルム3
を構成した。
ンの透明フイルム31(厚み40μm)の片面に「かば」の
文字及び図柄を非変色性インキ(一般印刷インキ)によ
り印刷して印刷像41を配設すると共に、前記文字の個所
を可逆熱変色性インキ(約33℃に変色点を有し、変色点
未満で青色を呈し、33℃を越えると無色に変色する)に
より隠蔽印刷した(印刷像42)。次いで、ポリエチレン
フイルム(厚み20μm)32を前記印刷像を設けた面に熱
溶着加工により接合させて複合プラスチックフイルム3
を構成した。
外層21、22は、発泡倍率20倍の独立気泡のポリエチレン
発泡体(厚み約4mm)により、中間層23は、発泡倍率30
倍の独立気泡のポリエチレン発泡体(厚み約4mm)によ
り構成され、前記三層は溶着加工により積層されるが、
前記加工に先立って外層21、22のいずれか一方の発泡体
にプラスチックフイルム3をエンボスローラーを用いて
溶着により接合させると共に、この過程で前記フイルム
3の表面にエンボス模様を形成した。
発泡体(厚み約4mm)により、中間層23は、発泡倍率30
倍の独立気泡のポリエチレン発泡体(厚み約4mm)によ
り構成され、前記三層は溶着加工により積層されるが、
前記加工に先立って外層21、22のいずれか一方の発泡体
にプラスチックフイルム3をエンボスローラーを用いて
溶着により接合させると共に、この過程で前記フイルム
3の表面にエンボス模様を形成した。
前記と同様にして、複数のブロックを形成してブロック
玩具を構成した。尚、多数のブロックを構成することに
よりこれらを連結させて、箱型に組み立て、収納ボック
スにすることもできる。
玩具を構成した。尚、多数のブロックを構成することに
よりこれらを連結させて、箱型に組み立て、収納ボック
スにすることもできる。
考案の効果 高発泡率の中間層23の発泡体の両側が低発泡率の発泡体
による外層21、22によりカバーされているので、中間層
23の軟弱性と寸法不安定性がカバーされ、適宜の弾性感
を有しながら、嵌め合いに必要な硬さと寸法安定性が保
持されており、複数の多様な嵌め合わせのブロックと組
合せて、繰り返しの実用に対しても持久性を満足させる
ブロック玩具を提供できる。叉、印刷像4が形成された
フイルム3の表面がエンボス加工されており、艶消し効
果は勿論、嵌め合わせて操作時における外力により基体
(板状発泡体2)の変形により歪みが生じても、歪みを
吸収して、フイルム3に皺を起こさせない。更に印刷像
4は外面に露出していないので、擦過や湯水に接触させ
ることによる劣化の心配がなく、幼児等が安心して使用
できる嵌め合わせブロック玩具を提供できる。叉、印刷
像として熱変色性印刷像42を配することにより、浴の温
度により変色させる構成の風呂玩具としての商品性を満
足させることができる。
による外層21、22によりカバーされているので、中間層
23の軟弱性と寸法不安定性がカバーされ、適宜の弾性感
を有しながら、嵌め合いに必要な硬さと寸法安定性が保
持されており、複数の多様な嵌め合わせのブロックと組
合せて、繰り返しの実用に対しても持久性を満足させる
ブロック玩具を提供できる。叉、印刷像4が形成された
フイルム3の表面がエンボス加工されており、艶消し効
果は勿論、嵌め合わせて操作時における外力により基体
(板状発泡体2)の変形により歪みが生じても、歪みを
吸収して、フイルム3に皺を起こさせない。更に印刷像
4は外面に露出していないので、擦過や湯水に接触させ
ることによる劣化の心配がなく、幼児等が安心して使用
できる嵌め合わせブロック玩具を提供できる。叉、印刷
像として熱変色性印刷像42を配することにより、浴の温
度により変色させる構成の風呂玩具としての商品性を満
足させることができる。
第1図は本考案ブロック玩具の斜視図、第2図は前記玩
具の拡大縦断面図である。 1……ブロック玩具、3……フイルム 2……板状発泡体、31……透明フイルム 21、22……外層、32……熱溶着フイルム 23……中間層
具の拡大縦断面図である。 1……ブロック玩具、3……フイルム 2……板状発泡体、31……透明フイルム 21、22……外層、32……熱溶着フイルム 23……中間層
Claims (2)
- 【請求項1】板状発泡体の少なくとも一方の表面に接合
させたプラスチックフイルムに絵、文字等の印刷像を設
けた嵌め合わせブロック玩具において、 板状発泡体2が三枚の発泡体を積層させた構造であり、
外層21、22の発泡体の発泡倍率が中間層23の発泡体の発
泡倍率より小である組合せに構成されており、プラスチ
ックフイルム3は、透明フイルム31に熱溶着フイルム32
がラミネートされていて、前記フイルム31、32の合わせ
面側のいずれか一方のフイルムに印刷像4が形成されて
おり、前記フイルム3にはエンボス加工が施されて板状
発泡体2に接合されてなる嵌め合わせブロック玩具1。 - 【請求項2】印刷像4の少なくとも一部は熱変色性印刷
像である実用新案登録請求の範囲第1項記載の嵌め合わ
せブロック玩具1。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP555189U JPH0641598Y2 (ja) | 1989-01-21 | 1989-01-21 | 嵌め合わせブロック玩具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP555189U JPH0641598Y2 (ja) | 1989-01-21 | 1989-01-21 | 嵌め合わせブロック玩具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0296199U JPH0296199U (ja) | 1990-07-31 |
JPH0641598Y2 true JPH0641598Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31209025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP555189U Expired - Fee Related JPH0641598Y2 (ja) | 1989-01-21 | 1989-01-21 | 嵌め合わせブロック玩具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641598Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015171392A (ja) * | 2013-04-04 | 2015-10-01 | 里香 大平 | 組み合わせ知育玩具 |
-
1989
- 1989-01-21 JP JP555189U patent/JPH0641598Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0296199U (ja) | 1990-07-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |