JPH0641560B2 - 水の除去によってエラストマーに架橋し得る官能化シリコーン油を基材とする水性分散体 - Google Patents

水の除去によってエラストマーに架橋し得る官能化シリコーン油を基材とする水性分散体

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JPH0641560B2
JPH0641560B2 JP2138651A JP13865190A JPH0641560B2 JP H0641560 B2 JPH0641560 B2 JP H0641560B2 JP 2138651 A JP2138651 A JP 2138651A JP 13865190 A JP13865190 A JP 13865190A JP H0641560 B2 JPH0641560 B2 JP H0641560B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、水の除去によってエラストマーに架橋し得る
官能化シリコーン油を基材とする水性分散体に関する。
発明の背景 シラノール末端基を有するベースシリコーン油がエマル
ジョン重合によって製造されたところの上記種類の水性
分散体について記載している多くの特許文献が見られ
る。
米国特許第2,891,920号は、陰イオン性、陽イオン性又
は非イオン性表面活性剤の存在下に酸性又は塩基性触媒
を使用したポリジオルガノシロキサンの乳化重合法につ
いて記載している。この特許では、得られたエマルジョ
ンは、貯蔵安定性であり、そして充填剤の添加後に、水
の除去によって連続被覆を生成するペイントを作るのに
用いることができることが教示されている。
米国特許第3,294,725号は、特に、ポリジオルガノシロ
キサンを乳化重合させるためにドデシルベンゼンスルホ
ン酸を使用することについて記載している。この特許
は、安定性エマルジョンを得るためにこれらのエマルジ
ョンのpHを約7の値に調節するのが望ましいことを教示
している。この特許は、これらの中和エマルジョンにコ
ロイドシリカ及びポリアルコキシシランを加えたものか
らエラストマー被覆を得ることができることを教示して
いる。
米国特許第3,360,491号の教示は、米国特許第3,294,725
号と同様なものであるが、但し、ドデシルベンゼンスル
ホン酸が硫酸水素ラウリルで置きかえられている。
米国特許第3,355,406号は、無機充填剤を含まないシリ
コーンラテックスであって、 α,ω−ジ(ヒドロキシ)ポリジオルガノシロキサンの
コロイド水性分散液、 コロイド懸濁液の形態にあるシリセスキオキサン、 無機酸、強塩基、ジアルキル錫ジアクリレート及び有機
又は無機ペルオキシドから選択される触媒、 を含むシリコーンラテックスについて特に記載してい
る。
米国特許第3,697,469号は、ポリジオルガノシロキサン
の乳化重合のための特殊な方法について記載し、そして
水の蒸発によってエラストマー被覆を得るためにこのエ
マルジョンにコロイドシリカ及び錫塩を加えることがで
きることを示している。
フランス特許第2,110,358号は、カーボンブラックの配
合によって水の蒸発後に電導性エラストマーに架橋する
pH6.5〜9のシリコーンエマルジョンについて記載し
ている。このエマルジョン(錫塩及びポリアルコキシシ
ランを追加的に含有する)は、貯蔵時に不安定であり、
そして2つの別個のパッケージ(二成分エマルジョン)
で貯蔵されなければならない。
米国特許第4,221,688号、同第4,244,849号及びフランス
特許第2,463,163号は、貯蔵時に安定であり、そして α,ω−ジ(ヒドロキシ)ポリジオルガノシロキサン重
合体の陰イオン安定化エマルジョン、 ケイ酸質充填剤、 錫塩、 任意成分としての非補強充填剤、 を含むシリコーンエマルジョンについて記載している。
ケイ酸質充填剤は、コロイドシリカ(米国特許第4,221,
688号)、ケイ酸ナトリウム(米国特許第4,244,849号)
又は無定形シリカ粉末(フランス特許第2,463,163号)
であってよい。
米国特許第4,618,645号は、シラノール末端基を持つポ
リジオルガノシロキサン、ポリアルコキシシラン及び硫
酸−又はスルホン酸、アルカリ金属塩型の陰イオン性表
面活性剤を混合することによって架橋されたポリオルガ
ノシロキサンの水性ラテックスを製造することについて
記載している。次いで、官能化シリコーン樹脂又は油
は、硫酸−又は酸性硫酸塩の存在下に目的とする分子量
が得られるまで陰イオン性触媒によって必然的に重合さ
れ(実際には重縮合され)(各実施例によれば、周囲温
度及び5よりも下のpHにおいて5時間)次いで7よりも
上のpHに中和される。
米国特許第4,608,412号及び同第4,618,642号は、シラノ
ール末端基を持つオルガノポリシロキサン油の水性分散
液にポリアルコキシシランを添加することを教示してい
る。
本発明者が知る限りでは、水の除去によってエラストマ
ーに架橋し得る水性シリコーン分散液は、シラノール末
端基を持つベースシリコーン油として、陰イオン性触媒
の存在下に乳化重合され好ましくは表面活性剤としても
作用する油を単に有している。
しかしながら、これらの水性分散液は、解決するのが困
難な貯蔵安定性問題を提起している。と云うのは、最と
も良く知られた技術上の解決策は、ある用途では不適合
になり得る高いpHにおいて分散液を貯蔵することを包含
している。
本発明によって提案されるこの問題に対する解決策は、
予め重合されそしてアルコキシ官能化されたシリコーン
油のエマルジョンによって乳化重合されそしてシラノー
ル末端基を持つベースシリコーン油を上記種類の水性分
散液中に配合することである。この方法で変性された水
性分散体は貯蔵安定性であり、そしてこの安定性はpHと
は無関係であることが分かった。更に、本発明に従った
水性分散体のpHは、用いる充填剤及び表面活性剤の性状
に応じて酸性、中性又は塩基性であってよい。
加えて、水の除去後に水性分散体から得られるエラスト
マーは、上記の各特許に記載される水性分散液から生じ
るものと同程度又はそれよりも一層良好な機械的特性を
示す。
より具体的に言えば、本発明は、 周囲条件において水の除去によってエラストマーに架橋
するシリコーンの水性分散体において、 (A)陰イオン性表面活性剤、非イオン性表面活性剤及
びこれらの混合物から選択される少なくとも1種の表面
活性剤によって安定化された油/水型のエマンジョンで
あって、式 [式中、 aは0又は1であり、 cは0又は1であり、 a+c=0又は1、 Rは、エポキシ官能基又は第一、第二若しくは第三ア
ミン官能基を含有することができる脂肪族、環式若しく
は芳香族、置換又は非置換C〜C13飽和又は不飽和一
価炭化水素基を表わし、 Rは、アルキル基、アルキルエーテル基、アルキルエ
ステル基、アルキルケトン基、アルキルシアノ基から特
に選択される1〜8個の炭素原子を含有する脂肪族有機
基及び7〜13個の炭素原子を含有するアラルキル基を
表わし(式(III)のシランのアルコキシ基はそれぞれ
と同じ意味又は異なる意味を有することができ
る)、 Rは、脂肪族、シクロ脂肪族若しくは芳香族、置換又
は非置換C〜C13飽和又は不飽和一価炭化水素基であ
り、RはRと同じであることも可能であり、 R基は、同種又は異種であって、ハロゲン原子又はシア
ノ基によって任意に置換された1〜10個の炭素原子を
含有する一価炭化水素基を表わし、そしてR基は好まし
くはメチル、フェニル、ビニル及び3,3,3−トリフルオ
ルプロピル基から選択され、 nは式(I)の重合体に25℃で25〜1,000,000mP
asの粘度を与えるのに十分な値を有する]の少なくと
も1種のジオルガノポリシロキサンのエマルジョン10
0重量部、 (B)ケイ酸質充填剤及び非ケイ酸質充填剤から選択さ
れる無機充填剤5〜250部、 (C)金属硬化化合物0.01〜5重量部、 を含むことを特徴とし、しかも、 少なくとも40%の固形分を有し、 上記表面活性剤が式(I)のポリジオルガノシロキサン
の重合及び(又は)重縮合に対して触媒作用を全く有し
ないことを特徴とする水性分散体、 に関するものである。
式(I)の油は、好ましくは触媒的有効量の触媒(D)
の存在下に、式 [式中、n及びRは先に記載した意味を有する]のα,
ω−ジ(ヒドロキシ)ポリジオルガノシロキサンを式 (Rc(RaSi(OR4-(a+c) (III) [式中、R,R,R,a及びcは先に記載した意
味を有する]のポリアルコキシシランと反応させること
よって得られる。
nは、式(I)及び(II)の重合体に25℃で25〜1,
000,000mPasの粘度を与えるのに十分な値を有する
が、式(I)の重合体は、nの値が式(III)のシラン
と反応する式(II)の重合体のnの値よりも高い又は低
いところの平均式を有してよいことを理解されたい。
用いることができる触媒(D)としては、具体的には、 酢酸カリウム(米国特許第3,504,051号)、 各種有機オキシド(フランス特許第1,495,011号)、 有機チタン誘導体(米国特許第4,111,890号)、 チタネート+アミン(米国特許第3,647,846号)、 アルコキシアルミニウムキレート(英国特許第2,144,75
8号)、 N,N′−ジ置換ヒドロキシアミン(フランス特許第2,
508,467号)、 カルボン酸+アミン(フランス特許第2,604,713号)、 カルバメート(ヨーロッパ特許第210,402号)、 オキシム官能基を含有する有機化合物(フランス特許第
2,597,875号)、 を挙げることができる。
上で記載したR基としては、 メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、2−エチルヘキシル、オクチル、デ
シル、3,3,3−トリフルオルプロピル、4,4,4−トリフル
オルブチル又は4,4,4,3,3−ペンタフルオルブチル基の
如き1〜10個の炭素原子を含有するアルキル及びハロ
アルキル基、 シクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシ
ル、プロピルシクロヘキシル、2,3−ジフルオルシクロ
ブチル又は3,4−ジフルオル−5−メチルシクロヘプチ
ル基の如き1〜10個の炭素原子を含有するシクロアル
キル及びハロシクロアルキル基、 ビニル、アリル又は2−ブテニル基の如き2〜4個の炭
素原子を含有するアルケニル基、 フェニル、トリル、キシリル、クロルフェニル、ジクロ
ルフェニル又はトリクロルフェニルの如き6〜10個の
炭素原子を含有する単核アリール及びハロアリール基、 β−シアノエチル及びシアノプロピル基の如き2〜3個
の炭素原子を含有するアルキル鎖単位を持つシアノアル
キル基、 が挙げられる。
式(II)のα,ω−ジヒドロキシジオルガノポリシロキ
サン中に存在するRSiO単位の具体的な例として
は、 (CH3)2SiO, CH3(CH2=CH)SiO CH3(C6H5)SiO (C6H5)2SiO, CF3CH2CH2(CH3)SiO NC-CH2CH2(CH3)SiO NC-CH(CH3)CH2(CH2=CH)SiO NC-CH2CH2CH2(C6H5)SiO を挙げることができる。
R基の少なくとも80%はメチル基であるのが好まし
い。
式(I)の重合体を製造するために、分子量及び(又
は)ケイ素原子に結合した基の性状において互いに異な
るα,ω−ジ(ヒドロキシ)ジオルガノポリシロキサン
重合体よりなる混合物を式(II)の重合体として使用す
ることが可能であることを理解すべきである。その上、
式(II)の重合体は、ジオルガノシロキシ単位RSi
Oの数に関して2%以下の割合でモノオルガノシロキシ
単位RSiO1.5及び(又は)SiO単位を任意に含
有することができることを理解されたい。
これらのα,ω−ジ(ヒドロキシ)ジオルガノポリシロ
キサン重合体は市販されている。加えて、これらは、周
知の方法によって容易に製造することができる。
用いることができる式 (Rc(RaSi(OR24-(a+c)のポリアルコ
キシシランとしては、特に以下に記載のものを挙げるこ
とができる。
Si(OCH3)4 Si(OCH2CH3)4 Si(OCH2CH2CH3)4 (CH3O)3SiCH3 (C2H5O)3SiCH3 (CH3O)3SiCH=CH2 (C2H5O)3SiCH=CH2 (CH3O)3SiCH2-CH=CH2 (CH3O)3Si{CH2-(CH3)C=CH2} (C2H5O)3Si(OCH3) Si(OCH2-CH2-OCH3)4 CH3Si(OCH2-CH2-OCH3)3 CH2=CHSi(OCH2CH2OCH3)3 C6H5Si(OCH3)3 C6H5Si(OCH2-CH2-OCH3)3 (CH3O)3Si{(CH2)2-CH2Cl} (CH3O)3Si{(CH2)3-OOC-(CH3)C=CH2(C2H5O)3Si(CH2)2-CH2Cl (CH3O)3Si(CH2)3-NH2 (C2H5O)3Si(CH2)3-NH2 (CH3O)3Si(CH2)3-NH-(CH2)2-NH2 (C2H5O)3Si(CH2)3-NH-(CH2)2-NH2 (CH3O)3-Si(CH2)3-SH (CH3)(CH2=CH)Si(OCH3)2 最も一般的に用いられるポリアルコキシシランは、 Si(OC2H5)4、CH3Si(OCH3)3、CH3Si(OC2H5)3、 (C2H5O)3Si(OCH3)、CH2=CH-Si(OCH3)3、 CH3(CH2=CH)Si(OCH3)2、CH2=CH-Si(OC2H5)3、 である。
本発明の範囲内では、本件出願人が1988年11月4
日に出願したフランス特許願第88/15,312号の教示に従
って、触媒(D)として式LiOH又はLiOH・H
Oの水酸化リチウム(好ましくはアルコール溶液で用い
られる)を用いることが勧められる。
この官能化法に従えば、各鎖端においてケイ素原子に結
合したヒドロキシル基を含有する式(II)のポリジオル
ガノシロキサンのシラノール(=SiOH)基1モル当
り一般には1〜60モルの式(III)のポリアルコキシ
シランが用いられる。このアルコキシシラン(III)の
過剰が多くなる程、式(II)のポリジオルガノポリシロ
キサンの分子量が比例的に高くなる。
触媒的有効量の水酸化リチウムとは、特にCHSi
(OCH、CH=CH−Si(OCH
はMeViSi(OCHを官能化剤として用いる
ときに反応速度が著しく向上され且つ反応温度が室温に
できるだけ近くなるような量を意味する。式(II)のポ
リジオルガノシロキサンのシラノール基=SiOH1モ
ルに対して一般には0.001〜0.5モルの水酸化リ
チウムが用いる。1モルの=SiOHを持つことは式
(II)のポリジオルガノシロキサンを0.5モル必要と
することを理解されたい。
この方法は、例えば攪拌系を備えた密閉反応器(ここで
真空が生じられそして追い出された空気が次いで乾燥ガ
ス例えば窒素で置換される)において水分に対する保護
をした上で適用される。各反応体及び触媒が反応器に導
入され、そして官能化反応が完結されたときに、触媒が
中和され、そして任意に得られた反応塊は官能化反応間
に形成されたアルコール及び官能化剤(即ち、式IIIの
シラン)の過剰量を除去するためにデホラチリゼーショ
ンされる。
官能化触媒(水酸化リチウム)を中和するために多くの
化合物例えばトリクロルエチルホスフェート又はジメチ
ルビニルシリルアセテートを用いることができる。しか
しながら、例えばフランス特許第2,410,004号に記載さ
れるものの如きシリルホスフェートを用いるのが好まし
い。
デボラチリゼーションは、例えば、0.133〜13.
3kPaの間の絶対圧で実施される。
エマルジョン(A)を調製するのに様々の方法を用いる
ことができる。
第一法に従えば、重合体(I)が表面活性剤と混合され
(後者を水溶液中に予め存在させることが可能であ
る)、次いで必要ならば水が添加される。次いで、通常
のコロイドミルに通すことによって、全体が微細で均質
なエマルジョンに転化される。この第一法は、例えば、
フランス特許第2,064,563号、同第2,094,322号、同第2,
114,230号及びヨーロッパ特許第169,098号で用いられて
いる。
第二法に従えば、表面活性剤及び水の少なくとも一部分
が室温(20℃)と80℃との間の温度において均質な
混合物が得られるまで予備混合され、次いでこの予備混
合物に20〜80℃の温度において激しく攪拌しながら
オルガノポルシロキサンが徐々に加えられる。得られた
均質エマルジョンのコンシステンシーは、必要ならば水
を加えることによって調節される。この第二法は、例え
ばフランス特許第2,471,210号及び同第2,485,923号に記
載されている。
陰イオン性表面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸
アルカリ金属、アルキルスルホン酸アルカリ金属、アル
キルエーテル硫酸アルカリ金属、アルキルアリールエー
テル硫酸アルカリ金属及びジオクチルスルホコハク酸ア
ルカリ金属から選択される。
非イオン性表面活性剤は、ポリエトキシ化脂肪酸、ソル
ビタンエステル、ポリエトキシ化ソルビタンエステル、
ポリエトキシ化アルキルフェノール、ポリエトキシ化脂
肪族アルコール、ポリエトキシ化又はポリグリセロール
化脂肪酸アミド、並びにポリグリセロール化アルコール
及びα−ジオールから選択される。
もちろん、陰イオン性表面活性剤と非イオン性表面活性
剤との混合物を用いることができる。
エマルジョンは、好ましくは、少なくとも40重量%の
固形分を有する。
重合体(I)100部当り0.05〜50部好ましくは
1〜20部の表面活性剤を用いることが勧められる。
より好ましい表面活性剤は、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウムである。
本発明に従った水性分散体は、ケイ酸質充填剤及び非ケ
イ酸質充填剤から選択される5〜250部好ましくは1
0〜100部の無機充填剤(B)を追加的に含有する。
ケイ酸質充填剤としては、コロイドシリカ並びに熱分解
法及び沈降シリカ粉末から選択される補強又は半補強充
填剤が勧められる。また、けいそう土及び石英粉末の如
き天然ケイ酸質充填剤を用いることも可能である。
非ケイ酸質充填剤としては、平均粒径が0.1μm未満
の沈降炭酸カルシウムが特に勧められる。
天然炭酸カルシウム粉末の他に、用いることができる非
ケイ酸質充填剤は、カーボンブラック、二酸化チタン、
酸化アルミニウム、水和アルミナ、膨張ひる石、未膨張
ひる石、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、雲母、タンク、酸
化鉄、硫酸バリウム、及び消石灰であり、これらは単独
で又は混合して用いられる。
これらの充填剤(B)は、乾燥粉末の形態で例えば単に
混合することによってエマルジョン(A)中に導入され
る。
本発明の別の具体例に従えば、もし充填剤(B)がエマ
ルジョン(A)100部当り5〜250部好ましくは5
0〜200部の濃度の水和アルミナ、膨張ひる石、及び
未膨張ひる石から選択される充填剤のみより実質上なる
ならば、充填剤(B)の他の上記種類のもの特に酸化ア
ルミニウム又は非水和アルミナでは得ることができない
特に高い難然性を有するエラストマーが得られることが
分かった。また、ヨーロッパ特許第212,827号の教示に
従って、セラミック又はアラミド繊維を配合することも
できる。
金属硬化触媒化合物(C)は、本質的には、鉛、亜鉛、
ジルコニウム、チタン、鉄、錫、バリウム、カルシウム
及びマンガンから選択される金属のカルボン酸塩及びハ
ロゲン化物である。
成分(C)は、好ましくは触媒錫化合物一般には有機錫
塩であり、好ましくは水性エマルジョンの形態で導入さ
れる。用いることができる有機錫塩は、特にノル氏の書
物“Chemistry and Technology of Silicones,Academic
Press(1968)、page 337”に記載されている。
また、用いる触媒錫化合物は、米国特許第3,862,919号
に記載される如き錫塩特に錫ジカルボキシレートとエチ
ルポリシリケートとの反応生成物であってよい。
また、ベルギー特許第842,305号に記載される如きアル
キルシリケート又はアルキルトリアルコキシシランとジ
ブチル錫ジアセテートとの反応生成物を用いることも可
能である。
好ましい錫塩は、錫ビスキレート(ヨーロッパ特許第14
7,323号及びヨーロッパ特許第235,049号)、ジオルガノ
錫ジカルボキシレート特にジブチル−又はジオクチル錫
ジバーサテート(英国特許第1,289,900号)、ジブチル
−又はジオクチル錫ジアセテート及びジブチル−又はジ
オクチル錫ジラウレートである。(A)100部当り
0.01〜3好ましくは0.05〜2部の有機錫塩が用
いられる。
好ましい別の具体例に従えば、本発明に従った水性分散
体は、最終分散体の物理的特性及び(又は)これらの分
散体から生成するエラストマーの機械的特性を変性する
目的で、エマルジョン(A)100部当り10〜180
部のエマルジョン(D)、ポリオルガノシロキサン流体
(D1)又は有機流体(D2)を追加的に含有する。
エマルジョン(D)は、好ましくは、少なくとも40%
の固形分を含有する。
ポリオルガノシロキサン流体(D1)は、特に、(a)
ジオルガノシロキシ単位より本質上構成されそして1%
以下のモノオルガノシロキシ及び(又は)シロキシ単位
を含む25℃で少なくとも10mpasの粘度を持つ
α,ω−ビス(トリオルガノシロキシ)ジオルガノポリ
シロキサン及び(又は)α−(ヒドロキシ),ω−(ト
リオルガノシロキシ)ジオルガノポリシロキサン重合体
(ここで、ケイ素原子に結合した有機基はメチル、ビニ
ル及びフェニル基から選択され、これらの有機基の少な
くとも60%はメチル基であり、そして10%以下はビ
ニル基である)、 (b)ケイ素原子当り1.4〜1.9個のメチル基を含
有し、式 (CHSiO0.5 (CHSiO及び CHSiO1.5 の単位の組み合わせよりなり、そして0.1〜8%のヒ
ドロキシル基を含有する液状の分枝鎖メチルポリシロキ
サン重合体、 を含む。25℃において10〜1,000mpasの範
囲内の粘度を持つα,ω−ビス(トリメチルシロキシ)
ジメチルポリシロキサン油を用いるのが好ましい。これ
らの重合体(可塑剤として作用する)は、式(I)の重
合体100部当りせいぜい150部好ましくは5〜12
0部の割合で導入することができる。
これらは、フランス特許第1,408,662号及び同第2,429,8
11号によって教示される如く対応するクロルシランの加
水分解によって得ることができる。各単位が次の比率 CH3SiO0.5/(CHSiO=0.01〜
0.15 CHSiO0.5/(CHSiO=0.1〜1.
5 に従って分布されているような分枝重合体を用いるのが
好ましい。
これらの重合体は、式(I)の重合体100部当り70
部を越えない好ましくは3〜50部の割合で導入するこ
とができる。これらは、特に処理済みシリカと共にチキ
ソトロピー性を付与する。1〜4個の炭素原子を含有す
るヒドロキシル基及び(又は)低級アルコキシ基によっ
てブロッキングされ、そして25℃において2mPas
〜40,000mPasの範囲内の粘度を持つジオルガ
ノポリシロキサン(c)が用いられる。これらの油のケ
イ素原子に結合する有機基はメチル基から選択され、そ
して10%以下がビニル基である。
低級アルコキシ鎖ブロッキング基としては、メトキシ、
エトキシ、イソプロポキシ、n−プロポキシ、n−ブト
キシ、イソブトキシ及びt−ブトキシ基を挙げることが
できる。ヒドロキシル及び(又は)アルコキシ基の割合
は、一般には0.5〜20%の間を変動する。これらの
油は、フランス特許第938,292号、同第1,104,674号、同
第1,116,196号、同第1,278,281号及び同第1,276,619号
に詳細に記載される通常の方法に従って製造される。2
5℃において200〜600mPasの粘度を持つα,
ω−ジヒドロキシメチルフェニルポリシロキサン油及び
25℃において30〜2,000mPasの粘度を持つ
α,ω−ジメトキシ−(又はジエトキシ−)ジメチルポ
リシロキサン油を用いるのが好ましい。これらは、式
(I)の重合体100部当りせいぜい50部好ましくは
2〜40部の割合で導入することができる。
これらの油は、式(I)の重合体の鎖を延長させること
ができる。
油(C)は同じ式(I)に相当するが、但し、a+cは
2であり、RはHであってよく、そしてnは一般には
0〜30である。
重合体(a)、(b)及び(c)は、水性分散体の成分
(A)、(B)、(C)及び(D)に対して不活性の有
機化合物(d)によって全部又は一部分置きかえられる
ことができる。これらの有機化合物の例としては、長鎖
オレフィン特にプロピレン重合によって製造された12
個の炭素原子を含有するオレフィンによるベンゼンのア
ルキル化によって得られるポリアルキルベンゼンを挙げ
ることができる。この種類の有機化合物は、例えばフラ
ンス特許第2,392,476号及び同第2,446,849号に見られ
る。
エマルジョン(D)は、エマルジョン(A)の場合に用
いられるものと同じ方法及び同じ表面活性剤を用いて調
製することができる。
しかしながら、流体(a)、(b)、(c)及び(d)
は、エマルジョン(A)内で重合体(I)と同時に水性
エマルジョンに転化させることができる。
水性エマルジョン(A)は、式(I)のジオルガノポリ
シロキサン100重量部当り0.1〜20重量部の式 (Rc(RaSi(OR4-(a+c) (III) [式中、R、R、R、a及びcは先に記載した意
味を有する]のシランを追加的に含有することができ
る。
このシラン(III)は、水性エマルジョンに転化される
前に重合体(I)中に存在し又はそれに加えられる。そ
れ故に、このシラン(III)は、式(II)の重合体を官
能化するのに用いられるシランと同じ又は異なるもので
あってよい。このシラン(III)は重合体(III)の粘度
を低下させることができ、そしてこのことは乳化するの
を容易にする。
更に、シラン(III)は、水性分散体から生成するエラ
ストマーの物理化学的性質特に接着性を向上させるのを
可能にする。
本発明に従った水性分散液を調製するには、先ず重合体
(I)及び任意成分としてのシラン(III)及び流体
(a)、(b)、(c)及び(d)を含有するエマルジ
ョン(A)を調製することが勧められ(これらの流体
(a)、(b)、(c)及び(d)を乳化させることが
可能である)、次いで金属硬化化合物(C)が好ましく
は水性エマルジョンの形態で加えられた後に充填剤
(B)が加えられる。
得られた最終分散体は均質化され次いでガス抜きされて
から、パックに包装されそして大気中の酸素及び水蒸発
に対して密封される。
成分(A)、(B)、(C)及び任意成分としての
(D)は、最終分散体が40%よりも多い好ましくは6
0%よりも多いしかし一般には90%よりも少ない固形
分を有するようになる割合で混合される。好ましいpH範
囲は、表面活性剤及び充填剤の性状に応じて4〜13の
間であってよい。
本発明に従った分散体は、薄層として架橋させることが
できる塗料として用いることができる。これらは、40
〜70%の固形分を有するのが好ましい。
固形分を測定するには、2gの分散体がアルミニウム計
量皿に置かれそしてこれが空気循環炉において150℃
で1時間加熱される。冷却後、皿が再び計量されそして
残留物が初期の2gの百分率として測定され、これが固
形分に相当する。
好ましい別の具体例に従えば、調製された後に、本発明
に従った分散体は、室温において数時間〜数日間の熟成
段階を受ける。
この熟成段階は、分散体を使用前に大気酸素に対して保
護して単に放置することよりなる。
本発明に従った分散体は、特にビルディング用のシリコ
ーンエラストマーシールを製造するのに用いることがで
きる。
また、これらの分散体は、固体形態(ペレット、タブレ
ット、ピル等)で処方される各種の製薬又は植物保護活
性物質の被覆、ワイン及びアルコール用ボトルの密封に
用いられるコルク栓の被覆、台所製品一般には食品(例
えばパンのかたまり)と接触する製品の被覆の形成にそ
れぞれ用いることができる。
公知の被覆技術、特に刷毛被覆技術、浸漬被覆技術、吹
付技術、流動系被覆技術等を用いることができる。
コルク栓の被覆の場合に勧められる技術は、栓を分散体
中に浸漬させてその表面を濡らし次いで水分を蒸発させ
ることよりなる浸漬技術である。
得られた被覆は、栓表面100cm2あたり20〜50mg
のエラストマーに相当する。この層は、栓がボルトの首
部で滑動するのを容易にし、且つ首部と栓との間での液
体の“流通”即ち漏出を防止する。
以下の記載において、百分率及び部数は、特に記してい
なければ重量比である。
以下の実施例は、本発明を例示するものであって、本発
明の範囲を限定するものではない。
例1 1a:官能化シリコーン油の製造 反応器に、25℃で70,000mPasの粘度を持つ
100gのα,ω−ジヒドロキシル化ポリジメチルシロ
キサン油、1gのビニルトリメトキシシラン、及びメタ
ノール中に10%重量%の水酸化リチウム(LiOH・
O)を含有する0.046gの溶液を導入した。周
囲温度及び乾燥雰囲気で5分間の攪拌後、反応混合物
を、フランス特許第2,410,004号の例2の操作法に従っ
て製造されそして12.5%の当量燐酸含量を有する
0.085gのシリルホスフェート反応残留物で中和し
た。
1b:乳化 “モリツ(Moritz)”コロイドミルに例1aの官
能化油500部、“マラニル(Ma−ranil)A5
5”ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム80部及び
蒸留水420部を導入し、そして55.4%の固形分及
び1.28μmのミセル直径を持つエマルジョン(A)
を得た。
1c:水性分散液の製造 “メイリ(Meili)”型ブレードミキサーに、エマ
ルジョン(A)200部、37重量%のジ−n−オクチ
ル錫ジラウレートを含有する水性エマルジョン(C)
0.78部、及び0.07μmの平均粒度を有する沈降
炭酸カルシウム130重量部をこの順序で導入した。そ
れぞれ、約15分の導入期間をもうけた。
得られた最終分散液を1.33kPaの減圧下に30分
間ガス抜きした。
分散液のpHは7.5であり、そしてその固形分は73%
であった。
この分散液を、大気酸素及び水蒸気に対して密封したパ
ック(カートリッジ)中に包装した。
7日間の貯蔵後、分散液をブレードで厚さ2mmの薄層
(皮膜)に塗布し、そしてこれを周囲空気中において2
0℃の室温において10日間乾燥させた。
乾燥した皮膜について、次の平均機械的特性、 ASTM標準D−2240に従ったショアA硬度(SA
H)、 ASTM標準D412に相当するAFNOR標準T46
002に従ったMPa単位の引張強度(T/S)、 AFNOR標準T46002に従った%単位の破断点伸
び、 AFNOR標準T46002に従ったMPa単位の10
0%伸び点弾性モジュラス(ME)、を測定した。
得られた機械的特性を以下の表に記載する。
例2及び3 例1の操作を正確に反復したが、但し、 例2の場合には、25℃において20,000mPas
の粒度を持つα,ω−ジヒドロキシル化ポリジメチルシ
ロキサン油を用いそして100部の炭酸カルシウムをエ
マルジョン(A)に加え、 例3の場合には、20重量%の官能化油は、両端がトリ
メチルシリル基によってブロッキングされそして25℃
で100mPasの粘度を持つポリジメチルシロキサン
油で置きかえられ、そして140部の炭酸カルシウムが
エマルジョン(A)に加えられた。
得られた結果を以下の表に記載する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/42 LRT 7242−4J 5/54 LRU 7242−4J 5/57 C09D 183/06 PMS 8319−4J

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲条件において水の除去によってエラス
    トマーに架橋するシリコーンの水性分散体において、 (A)陰イオン性表面活性剤、非イオン性表面活性剤及
    びこれらの混合物から選択される少なくとも1種の表面
    活性剤によって安定化された油/水型のエマルジョンで
    あって、式 [式中、 aは0又は1であり、 cは0又は1であり、 a+c=0又は1、 Rは、エポキシ官能基又は第一、第二若しくは第三ア
    ミン官能基を含有することができる脂肪族、環式若しく
    は芳香族、置換又は非置換C〜C13飽和又は不飽和一
    価炭化水素基を表わし、 Rは、アルキル基、アルキルエーテル基、アルキルエ
    ステル基、アルキルケトン基、アルキルシアノ基から特
    に選択される1〜8個の炭素原子を含有する脂肪族有機
    基及び7〜13個の炭素原子を含有するアラルキル基を
    表わし(式(III)のシランのアルコキシ基はそれぞれ
    と同じ意味又は異なる意味を有することができ
    る)、 Rは、脂肪族、シクロ脂肪族若しくは芳香族、置換又
    は非置換C〜C13飽和又は不飽和一価炭化水素基であ
    り、RはRと同じであることも可能であり、 R基は、同種又は異種であって、ハロゲン原子又はシア
    ノ基によって任意に置換された1〜10個の炭素原子を
    含有する一価炭化水素基を表わし、そしてR基は好まし
    くはメチル、フェニル、ビニル及び3,3,3−トリフルオ
    ルプロピル基から選択され、 nは式(I)の重合体に25℃で25〜1,000,000mP
    asの粘度を与えるのに十分な値を有する]の少なくと
    も1種のジオルガノポリシロキサンのエマルジョン10
    0重量部、 (B)ケイ酸質充填剤及び非ケイ酸質充填剤から選択さ
    れる無機充填剤5〜250部、 (C)金属硬化化合物0.01〜5重量部、 を含むことを特徴とし、しかも、 少なくとも40%の固形分を有し、 上記表面活性剤が式(I)のポリジオルガノシロキサン
    の重合及び(又は)重縮合に対して触媒作用を全く有し
    ないことを特徴とする水性分散体。
  2. 【請求項2】式(I)のジオルガノポリシロキサンが、
    [式中、n及びRは先に記載した意味を有する]のα,
    ω−ジ(ヒドロキシ)ポリジオルガノシロキサンと、式 (Rc(RaSi(OR4-(a+c) (III) [式中、R,R,R,a及びcは先に記載の意味
    を有する]のポリアルコキシシランとを、触媒的有効量
    の水酸化リチウムの存在下に反応させることによって得
    られたものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の水性分散体。
  3. 【請求項3】表面活性剤がドデシルベンゼンスルホン酸
    ナトリウムであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    又は2項記載の水性分散体。
  4. 【請求項4】エマルジョン(A)が少なくとも40重量
    %の固形分を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1〜3項のいずれか一項記載の水性分散体。
  5. 【請求項5】充填剤(B)がコロイドシリカ、熱分解法
    シリカ、沈降シリカ、けいそう土、石英粉末、炭酸カル
    シウム、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化アルミ
    ニウム、水和アルミナ、膨張ひる石、未膨張ひる石、酸
    化亜鉛、雲母、タルク、酸化鉄、硫酸バリウム、消石灰
    及びこれらの混合物から選択されることを特徴とする特
    許請求の範囲第1〜4項のいずれか一項記載の水性分散
    体。
  6. 【請求項6】充填剤(B)が、0.1μmよりも小さい
    平均粒度を持つ沈降炭酸カルシウムであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1〜5項のいずれか一項記載の水
    性分散体。
  7. 【請求項7】金属化合物(D)が水性エマルジョンの形
    態にある有機錫塩であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1〜6項のいずれか一項記載の水性分散体。
  8. 【請求項8】ポリオルガノシロキサン流体(D)のエ
    マルジョン(D)10〜180部を追加的に含有し、該
    ポリオルガノシロキサン流体が、 (a)ジオルガノシロキシ単位より本質上構成されそし
    て1%以下のモノオルガノシロキシ及び(又は)シロキ
    シ単位を含む25℃で少なくとも10mpasの粘度を
    持つα,ω−ビス(トリオルガノシロキシ)ジオルガノ
    ポリシロキサン及び(又は)α−(ヒドロキシ)、ω−
    (トリオルガノシロキシ)ジオルガノポリシロキサン重
    合体(ここで、ケイ素原子に結合した有機基はメチル、
    ビニル及びフェニル基から選択され、これらの有機基の
    少なくとも60%はメチル基であり、そして10%以下
    はビニル基である)、 (b)ケイ素原子当り1.4〜1.9個のメチル基を含
    有し、式 (CH33SiO0.5 (CH32SiO及び CH3SiO1.5 の単位の組み合わせよりなり、そして0.1〜8%のヒ
    ドロキシル基を含有する液状の分枝鎖メチルポリシロキ
    サン重合体、 (c)ヒドロキシル基及び(又は)1〜4個の炭素原子
    を含有する低級アルコキシ基によってブロッキングされ
    そして25℃で2〜40,000mPasの範囲内の粘度を持
    つジオルガノポリシロキサン(これらの油のケイ素原子
    に結合した有機基はメチル基から選択されそして10%
    以下がビニル基である)、 から選択されることを特徴とする特許請求の範囲第1〜
    7項のいずれか一項記載の水性分散体。
  9. 【請求項9】流体(D)の全部又は一部分がポリアル
    キルベンゼンによって置きかえられることを特徴とする
    特許請求の範囲第7項記載の水性分散体。
  10. 【請求項10】エマルジョン(A)が、式(I)のジオ
    ルガノポリシロキサン100重量部当り、0.1〜20
    重量部の式 (Rc(RaSi(OR4-(a+c) (III) [式中、R,R,R,a及びcは先に記載した意
    味を有する]のシランを追加的に含有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1〜9項のいずれか一項記載の水
    性分散体。
  11. 【請求項11】製薬又は植物保護活性物質の被覆及び食
    品と接触する製品の被覆の形成に特許請求の範囲第1項
    記載の水性分散体を使用する方法。
  12. 【請求項12】食品と接触する製品がワイン及びアルコ
    ールの包装用のコルク栓であることを特徴とする特許請
    求の範囲第11項記載の方法。
JP2138651A 1989-05-31 1990-05-30 水の除去によってエラストマーに架橋し得る官能化シリコーン油を基材とする水性分散体 Expired - Lifetime JPH0641560B2 (ja)

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