JPH0641405U - トラクターのドラフト装置 - Google Patents

トラクターのドラフト装置

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JPH0641405U
JPH0641405U JP8000092U JP8000092U JPH0641405U JP H0641405 U JPH0641405 U JP H0641405U JP 8000092 U JP8000092 U JP 8000092U JP 8000092 U JP8000092 U JP 8000092U JP H0641405 U JPH0641405 U JP H0641405U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラクターに牽引作業機を装着してドラフト
コントロールを行う場合に、安価で簡単な構成の改良
で、ハンチングが生じず、安定したドラフトコントロー
ルができるようにする。 【構成】 リフトアーム4昇降用のコントロールバルブ
7を切換可能に設けたフィードバックリンク11と、ト
ップリンク1を支持するトップリンクヒンジ15との間
に連動連結する連結部材にショックアブソーバ19を介
在させたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラクターの後部に牽引作業機を装着してドラフトコントロールを適 正に行うための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からトラクター後部の三点リンク式作業機装着装置にプラウ等の牽引作業 機を装着して、対地作業を行う時に適正な牽引力となるように、トップリンクの 負荷をフィードバックして、昇降用のコントロールバルブを制御して作業機を昇 降させるドラフトコントロールは公知となっているのである。例えば、特開昭6 0−237901号公報の技術である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の技術においてドラフトコントロールを行っているときに、例え ば、作業機の負荷が増加してトップリンクにかかる圧力が大きくなると、負荷に 応じて耕深が浅くなるようにリフトアームが上昇回動されて作業機は上昇される 。このときトップリンクにはそれまでの圧縮力が一瞬にして引張力となり、フィ ードバック系は大きく変化してしまい、油圧リフトは上昇操作から急激に下降し てしまうのである。そこでまた負荷が大きくなり上昇され前記動作が繰り返され てハンチングが生じてしまうという不具合があったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、該課題を解決するために、牽引 作業機を装着したトラクターのドラフトコントロール装置において、リフトアー ム昇降用のコントロールバルブを切換可能に設けたフィードバックリンクと、ト ップリンクを支持するトップリンクヒンジとの間に連動連結する連結部材にショ ックアブソーバを介在させたものである。
【0005】
【作用】
以上のように構成することによって、牽引作業機に対する負荷変動により、ト ップリンクヒンジが回動して連結部材を介してフィードバックリンクが押し引き されても、連結部材に介在させたショックアブソーバによりその押し引きはゆる やかになり、フィードバックリンクには急激な変動が生じなくなり、コントロー ルバルブの切換も頻繁に行われなくなり、ハンチングが生じることなく安定した ドラフトコントロールが行われるのである。
【0006】
【実施例】
本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に本考案の 具体的な構成について添付した図面により説明すると、図1は牽引作業機を装着 したトラクターの全体側面図、図2は油圧ケースとトップリンクヒンジの側面図 、図3は同じく後面図一部断面図、図4はトップリンクヒンジ側面図、図5は同 じく側面断面図、図6は逆止弁取付部断面図、図7は逆止弁正面図、図8、図9 は従来の逆止弁取付部断面図である。
【0007】 図1において全体構成から説明すると、トラクターT後部のトップリンク1、 ロアリンク2・2よりなる三点リンク式作業機装着装置A後部に牽引作業機であ るプラウBが連結され、前記ロアリンク2・2中途部からリフトリンク3・3を 介してリフトアーム4・4と連結され、該リフトアーム4・4はミッションケー ス5上の油圧ケース6より後方に突出され、該油圧ケース6内のピストンの駆動 によりリフトアーム4・4が回動されるように構成している。
【0008】 前記油圧ケース6へは油圧ポンプからの圧油が油圧ケース6側部に配設したコ ントロールバルブ7を介してシリンダーと連通され、座席9側部に配設したリフ トレバー10を回動することによりコントロールバルブ7を切り換えてシリンダ ーに送油してピストンを押してリフトアーム4を上昇回動し、リフトレバー10 を下側へ回動すると作業機の自重によりプラウBは下降するのである。油圧ケー ス6からミッションケース5内へ圧油を戻す時、又は低圧の油圧回路において逆 流を防止する手段として、従来では図8に示すようにバネ21に付勢された硬球 20からなるチェック弁、または図9に示すようにバネ23に付勢されたポペッ ト弁22からなるチェック弁及び、ケース6とケース5の境界部にOリング24 等のシール部材を用いていたのであるが、本実施例では、これらチェック弁及び シール部材を簡単な構成となるように、図6、図7に示すように、低圧の油路2 5のケースとケースの合わせ面に逆止弁26が配設され、該逆止弁26はゴム等 の弾性体にて構成されてシール効果を持たせ、該逆止弁26は円形に構成して、 中心より放射状にスリット26a・26aを設けてその部分は一方へは湾曲し易 い構成とし、図6に示す矢印方向へは開くが、逆方向へは閉じるように構成して コンパクトで安価な弁を構成しているのである。
【0009】 前記コントロールバルブ7には耕深制御用の他に本考案のドラフトコントロー ル用のフィードバックリンク11が連結されており、図2〜図5に示すように、 該フィードバックリンク11の他端はフィードバックプレート12の中途部に固 設したピン12aに枢支され、該フィードバックプレート12は油圧ケース6側 面に固設したステー13後部に枢支され、前記ピン12aにはスプリング14が 係止されて、フィードバックプレート12を前方へ引っ張っており、フィードバ ックプレート12下部の回動部にはストッパーピン12bを固設して、ステー1 3に当接させて回動時のストッパーとしている。
【0010】 また、ドラフトコントロールを行うための牽引力を検知するために、前記トッ プリンク1はトップリンクヒンジ15に枢支され、該トップリンクヒンジ15は 上部を中心に回動可能として、ステーやアーム等の連結部材を介して前記フィー ドバックリンク11と連動するように構成している。即ち、トップリンクヒンジ 15は三角形状に構成されて、後部にトップリンク1を枢支するためのピン孔1 5c・15c・・・を開口し、トップリンクヒンジ15上部がミッションケース 5後面に固設されたブラケット16上部にピン17にて枢支され、該ブラケット 16下部後面にボルト30を突設して、該ボルト30に皿バネ31・31・・・ を外嵌し、トップリンクヒンジ15・15間にはプレート15aを固設して、該 プレート15a中央に穿設した貫通孔15bにボルト30先端を挿入して、ナッ ト32にて固定し、トップリンクヒンジ15に荷重がかかった時に皿バネ31・ 31・・・にて衝撃を吸収するようにしている。
【0011】 また、ブラケット16下部側面にピン33が突設され、該ピン33にフィード バックアーム34の中途部が枢支され、該フィードバックアーム34下端にはピ ン35を突設して、該ピン35にトップリンクヒンジ15に枢支したリンクプレ ート36先端の切欠部36aを挿入している。そして更に、フィードバックアー ム34下部と前記ステー13との間にショックアブソーバー19を介装し、フィ ードバックアーム34上端を前記ピン12aに当接させているのである。
【0012】 このように構成することによって、作業時に図1の如く牽引負荷が大きくなっ て矢印の如く上方へ回動するような力が加わると、トップリンク1を介してトッ プリンクヒンジ15に圧縮荷重がかかり、図4の如く矢印X方向に回動し、リン クプレート36も回動して、ピン35を介してフィードバックアーム34も同方 向に回動され、該フィードバックアーム34先端がピン12aを押してフィード バックプレート12を回動しフィードバックリンク11を引っ張る。すると、コ ントロールバルブ7が切り換えられてリフトアーム4は上昇回動され、プラウB も上昇されて負荷が軽くなるようするのである。
【0013】 このプラウBの上昇によって、トップリンク1は引っ張られトップリンクヒン ジ15は矢印Xと逆方向へ回動するが、リンクプレート36の先端は切欠部36 aとなっているのでピン35を引っ張られることはなく切欠部36a内を摺動す るのみである。一方、フィードバックアーム34はスプリング14の引張力によ り矢印Xと逆方向へ回動するが、ショックアブソーバー19の緩衝作用により緩 やかに回動されてフィードバックリンク11を押してコントロールバルブ7を急 激に切り換えることはなく、ハンチングは生じないのである。
【0014】
【考案の効果】 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち 、ショックアブソーバーを設けることにより急激なフィードバック用のリンクの 押し引きがなくなり、コントロールバルブの切り換えが頻繁に行われなくなって ハンチングを防止することができ、よって、牽引作業機の耕深の変化が小さくな って安定した耕深コントロールができるようになり、作業精度を向上することが できたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】牽引作業機を装着したトラクターの全体側面図
である。
【図2】油圧ケースとトップリンクヒンジの側面図であ
る。
【図3】同じく後面図一部断面図である。
【図4】トップリンクヒンジ側面図である。
【図5】同じく側面断面図である。
【図6】逆止弁取付部断面図である。
【図7】逆止弁正面図である。
【図8】従来の逆止弁取付部断面図である。
【図9】同じく断面図である。
【符号の説明】
A 作業機装着装置 B プラウ 1 トップリンク 4 リフトアーム 7 コントロールバルブ 11 フィードバックリンク 12 フィードバックプレート 15 トップリンクヒンジ 19 ショックアブソーバ 34 フィードバックアーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牽引作業機を装着したトラクターのドラ
    フトコントロール装置において、リフトアーム昇降用の
    コントロールバルブを切換可能に設けたフィードバック
    リンクと、トップリンクを支持するトップリンクヒンジ
    との間に連動連結する連結部材にショックアブソーバを
    介在させたことを特徴とするトラクターのドラフト装
    置。
JP1992080000U 1992-11-19 1992-11-19 トラクターのドラフト装置 Expired - Fee Related JP2570270Y2 (ja)

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