JP2570270Y2 - トラクターのドラフト装置 - Google Patents

トラクターのドラフト装置

Info

Publication number
JP2570270Y2
JP2570270Y2 JP1992080000U JP8000092U JP2570270Y2 JP 2570270 Y2 JP2570270 Y2 JP 2570270Y2 JP 1992080000 U JP1992080000 U JP 1992080000U JP 8000092 U JP8000092 U JP 8000092U JP 2570270 Y2 JP2570270 Y2 JP 2570270Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top link
link
tractor
hinge
feedback
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992080000U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0641405U (ja
Inventor
知文 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP1992080000U priority Critical patent/JP2570270Y2/ja
Publication of JPH0641405U publication Critical patent/JPH0641405U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2570270Y2 publication Critical patent/JP2570270Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラクターの後部に牽
引作業機を装着してドラフトコントロールを適正に行う
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクター後部の三点リンク式
作業機装着装置にプラウ等の牽引作業機を装着して、対
地作業を行う時に適正な牽引力となるように、トップリ
ンクの負荷をフィードバックして、昇降用のコントロー
ルバルブを制御して作業機を昇降させるドラフトコント
ロールは公知となっているのである。例えば、特開昭6
0−237901号公報の技術である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいてドラフトコントロールを行っているときに、例え
ば、作業機の負荷が増加してトップリンクにかかる圧力
が大きくなると、負荷に応じて耕深が浅くなるようにリ
フトアームが上昇回動されて作業機は上昇される。この
ときトップリンクにはそれまでの圧縮力が一瞬にして引
張力となり、フィードバック系は大きく変化してしま
い、油圧リフトは上昇操作から急激に下降してしまうの
である。そこでまた負荷が大きくなり上昇され前記動作
が繰り返されてハンチングが生じてしまうという不具合
があったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、該課題を解決するために、次の如
く構成したものである。牽引作業機を装着したトラクタ
ーのドラフトコントロール装置において、トップリンク
の圧縮と引っ張りにより回動するトップリンクヒンジ1
5を設け、更にトップリンクヒンジ15の回動により、
リフトアーム昇降用のコントロールバルブ7を切換可能
とするフィードバックリンク11を設け、前記トップリ
ンクに圧縮荷重がかかった時に衝撃を吸収する皿バネ3
1を、トップリンクヒンジ15とトラクタのミッション
ケース5との間に介装し、トップリンクの圧縮時にフィ
ードバックリンク11は、トップリンクヒンジ15の切
欠部36aの最奥部を介して押圧され、戻しスプリング
14に抗して移動し、逆にトップリンクの引っ張り時に
は、前記切欠部36aに係合されることなく、戻しスプ
リング14により戻し回動を行うべく構成し、該フィー
ドバックリンク11の戻し側には、戻り回動時に緩衝作
用を行うショックアブソーバー19を介装したものであ
る。
【0005】
【作用】以上のように構成することによって、牽引作業
機に対する負荷変動により、トップリンクヒンジが回動
して連結部材を介してフィードバックリンクが押し引き
されても、トップリンクの圧縮時には、皿バネ31によ
り衝撃が緩和されて、トップリンクの引っ張り時には、
連結部材に介在させたショックアブソーバによりその押
し引きはゆるやかになり、フィードバックリンクには急
激な変動が生じなくなり、コントロールバルブの切換も
頻繁に行われなくなり、ハンチングが生じることなく安
定したドラフトコントロールが行われるのである。
【0006】
【実施例】本考案の解決すべき課題及び解決する手段は
以上の如くであり、次に本考案の具体的な構成について
添付した図面により説明する。図1は牽引作業機を装着
したトラクターの全体側面図、図2は油圧ケースとトッ
プリンクヒンジの側面図、図3は同じく後面図一部断面
図、図4はトップリンクヒンジの側面図、図5は同じく
側面断面図、図6は逆止弁取付部の断面図、図7は逆止
弁の正面図、図8、図9は従来の逆止弁取付部の断面図
である。
【0007】図1において全体構成から説明すると、ト
ラクターT後部のトップリンク1、ロアリンク2・2よ
りなる三点リンク式作業機装着装置A後部に牽引作業機
であるプラウBが連結され、前記ロアリンク2・2中途
部からリフトリンク3・3を介してリフトアーム4・4
と連結され、該リフトアーム4・4はミッションケース
5上の油圧ケース6より後方に突出され、該油圧ケース
6内のピストンの駆動によりリフトアーム4・4が回動
されるように構成している。
【0008】前記油圧ケース6へは油圧ポンプからの圧
油が油圧ケース6側部に配設したコントロールバルブ7
を介してシリンダーと連通され、座席9側部に配設した
リフトレバー10を回動することによりコントロールバ
ルブ7を切り換えてシリンダーに送油してピストンを押
してリフトアーム4を上昇回動し、リフトレバー10を
下側へ回動すると作業機の自重によりプラウBは下降す
るのである。油圧ケース6からミッションケース5内へ
圧油を戻す時、または低圧の油圧回路において逆流を防
止する手段として、従来では図8に示すようにバネ21
に付勢された硬球20からなるチェック弁、または図9
に示すようにバネ23に付勢されたポペット弁22から
なるチェック弁及び、ケース6とケース5の境界部にO
リング24等のシール部材を用いていたのである。本実
施例では、これらチェック弁及びシール部材を簡単な構
成となるように、図6、図7に示すように、低圧の油路
25のケースとケースの合わせ面に逆止弁26が配設さ
れ、該逆止弁26はゴム等の弾性体にて構成されてシー
ル効果を持たせ、該逆止弁26は円形に構成して、中心
より放射状にスリット26a・26aを設けてその部分
は一方へは湾曲し易い構成とし、図6に示す矢印方向へ
は開くが、逆方向へは閉じるように構成してコンパクト
で安価な弁を構成しているのである。
【0009】前記コントロールバルブ7には耕深制御用
の他に、本考案のドラフトコントロール用のフィードバ
ックリンク11が連結されており、図2〜図5に示すよ
うに、該フィードバックリンク11の他端はフィードバ
ックプレート12の中途部に固設したピン12aに枢支
され、該フィードバックプレート12は油圧ケース6側
面に固設したステー13の後部に枢支され、前記ピン1
2aにはスプリング14が係止されて、フィードバック
プレート12を前方へ引っ張っており、フィードバック
プレート12の下部の回動部にはストッパーピン12b
を固設して、ステー13に当接させて回動時のストッパ
ーとしている。
【0010】また、ドラフトコントロールを行うための
牽引力を検知するために、前記トップリンク1はトップ
リンクヒンジ15に枢支され、該トップリンクヒンジ1
5は上部を中心に回動可能として、ステーやアーム等の
連結部材を介して前記フィードバックリンク11と連動
するように構成している。即ち、トップリンクヒンジ1
5は三角形状に構成されて、後部にトップリンク1を枢
支するためのピン孔15c・15c・・・を開口してい
る。該トップリンクヒンジ15の上部が、ミッションケ
ース5の後面に固設されたブラケット16の上部にピン
17にて枢支され、該ブラケット16の下部後面にボル
ト30を突設して、該ボルト30に皿バネ31・31・
・・を外嵌し、トップリンクヒンジ15・15間にはプ
レート15aを固設して、該プレート15a中央に穿設
した貫通孔15bにボルト30先端を挿入して、ナット
32にて固定し、トップリンクヒンジ15に荷重がかか
った時に皿バネ31・31・・・にて衝撃を吸収するよ
うにしている。
【0011】また、ブラケット16下部側面にピン33
が突設され、該ピン33にフィードバックアーム34の
中途部が枢支され、該フィードバックアーム34下端に
はピン35を突設して、該ピン35にトップリンクヒン
ジ15に枢支したリンクプレート36先端の切欠部36
aを挿入している。そして更に、フィードバックアーム
34下部と前記ステー13との間にショックアブソーバ
ー19を介装し、フィードバックアーム34上端を前記
ピン12aに当接させているのである。
【0012】このように構成することによって、作業時
に図1の如く牽引負荷が大きくなって矢印の如く上方へ
回動するような力が加わると、トップリンク1を介して
トップリンクヒンジ15に圧縮荷重がかかり、図4の如
く矢印X方向に回動し、リンクプレート36も回動し
て、ピン35を介してフィードバックアーム34も同方
向に回動され、該フィードバックアーム34先端がピン
12aを押してフィードバックプレート12を回動しフ
ィードバックリンク11を引っ張る。すると、コントロ
ールバルブ7が切り換えられてリフトアーム4は上昇回
動され、プラウBも上昇されて負荷が軽くなるようする
のである。
【0013】このプラウBの上昇によって、トップリン
ク1は引っ張られトップリンクヒンジ15は矢印Xと逆
方向へ回動するが、リンクプレート36の先端は切欠部
36aとなっているのでピン35を引っ張られることは
なく切欠部36a内を摺動するのみである。一方、フィ
ードバックアーム34はスプリング14の引張力により
矢印Xと逆方向へ回動するが、ショックアブソーバー1
9の緩衝作用により緩やかに回動されてフィードバック
リンク11を押してコントロールバルブ7を急激に切り
換えることはなく、ハンチングは生じないのである。
【0014】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、牽引作業機を
装着したトラクターのドラフトコントロール装置におい
て、トップリンクの圧縮と引っ張りにより回動するトッ
プリンクヒンジ15を設 け、前記トップリンクに圧縮荷
重がかかった時に衝撃を吸収する皿バネ31を、トップ
リンクヒンジ15とトラクタのミッションケース5との
間に介装した場合には、該トップリンクの圧縮時にコン
トロールバルブ7に作用する衝撃は、皿バネ31により
吸収することが出来るが、トップリンクの引っ張り時に
は、皿バネ31では衝撃力を吸収出来ないのである。
の場合において、本考案は引っ張り時に衝撃的な戻りを
ショックアブソーバー19により吸収することが出来る
ので、コントロールバルブ7に作用する衝撃力を少なく
することが出来るのである。 第2に、トラクターのドラ
フトコントロール装置において、衝撃吸収バネを皿バネ
31により構成することが出来たので、コンパクトに狭
い場所に配置することが可能となり、繰り返し荷重にも
強いバネとすることができ、コストも安くすることが出
来たものである。 第3に、ショックアブソーバー19を
設けることにより急激なフィードバック用のリンクの押
し引きがなくなり、コントロールバルブの切り換えが頻
繁に行われなくなってハンチングを防止することがで
き、よって、牽引作業機の耕深の変化が小さくなって安
定した耕深コントロールができるようになり、作業精度
を向上することができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】牽引作業機を装着したトラクターの全体側面図
である。
【図2】油圧ケースとトップリンクヒンジの側面図であ
る。
【図3】同じく後面図一部断面図である。
【図4】トップリンクヒンジの側面図である。
【図5】同じく側面断面図である。
【図6】8逆止弁取付部の断面図である。
【図7】逆止弁の正面図である。
【図8】従来の逆止弁取付部の断面図である。
【図9】同じく断面図である。
【符号の説明】
A 作業機装着装置 B プラウ 1 トップリンク 4 リフトアーム 7 コントロールバルブ 11 フィードバックリンク 12 フィードバックプレート 15 トップリンクヒンジ 19 ショックアブソーバ 34 フィードバックアーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 牽引作業機を装着したトラクターのドラ
    フトコントロール装置において、トップリンクの圧縮と
    引っ張りにより回動するトップリンクヒンジ15を設
    け、更にトップリンクヒンジ15の回動により、リフト
    アーム昇降用のコントロールバルブ7を切換可能とする
    フィードバックリンク11を設け、前記トップリンクに
    圧縮荷重がかかった時に衝撃を吸収する皿バネ31を、
    トップリンクヒンジ15とトラクタのミッションケース
    5との間に介装し、トップリンクの圧縮時にフィードバ
    ックリンク11は、トップリンクヒンジ15の切欠部3
    6aの最奥部を介して押圧され、戻しスプリング14に
    抗して移動し、逆にトップリンクの引っ張り時には、前
    記切欠部36aに係合されることなく、戻しスプリング
    14により戻し回動を行うべく構成し、該フィードバッ
    クリンク11の戻し側には、戻り回動時に緩衝作用を行
    うショックアブソーバー19を介装したことを特徴とす
    るトラクターのドラフト装置。
JP1992080000U 1992-11-19 1992-11-19 トラクターのドラフト装置 Expired - Fee Related JP2570270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992080000U JP2570270Y2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 トラクターのドラフト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992080000U JP2570270Y2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 トラクターのドラフト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0641405U JPH0641405U (ja) 1994-06-03
JP2570270Y2 true JP2570270Y2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=13706042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992080000U Expired - Fee Related JP2570270Y2 (ja) 1992-11-19 1992-11-19 トラクターのドラフト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2570270Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5412366B2 (ja) * 2010-04-26 2014-02-12 本田技研工業株式会社 トランスミッションの油圧供給装置
KR102488452B1 (ko) * 2015-11-18 2023-01-13 주식회사 대동 트랙터의 견인 제어 장치 및 이를 포함하는 트랙터

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849051Y2 (ja) * 1979-05-18 1983-11-09 三菱農機株式会社 農用トラクタ−の自動抵抗制御装置
JPS57100807U (ja) * 1980-12-15 1982-06-21
JPS60237901A (ja) * 1984-05-11 1985-11-26 井関農機株式会社 耕耘抵抗制御における表示装置
JPS6265603A (ja) * 1985-09-17 1987-03-24 ヤンマーディーゼル株式会社 トラクタ−の油圧制御装置
JP2709146B2 (ja) * 1989-06-19 1998-02-04 ヤンマーディーゼル株式会社 トラクターのドラフトコントロール装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0641405U (ja) 1994-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5967241A (en) ATV lift handle
JP2570270Y2 (ja) トラクターのドラフト装置
US4235308A (en) Locking brake for articulated vehicle
US5988291A (en) Soil penetrating tool assembly
US6634383B2 (en) Magnetic detent assist assembly
KR102488452B1 (ko) 트랙터의 견인 제어 장치 및 이를 포함하는 트랙터
US2946392A (en) Draft load control for tractors
US4031968A (en) Cushioned push dozer device
JP2006333741A (ja) トラクタの作業機制御装置
US6330785B1 (en) Wheel rake spring assembly
CA2188212A1 (en) Disk opener carrier hitch
US2832276A (en) Hitch device
US3108643A (en) Tine cultivator
JPS5849051Y2 (ja) 農用トラクタ−の自動抵抗制御装置
JP2709146B2 (ja) トラクターのドラフトコントロール装置
GB1338981A (en) Plough colter construction
US3049179A (en) Implement hitch linkage for tractors
EP0835051B1 (en) A soil penetrating tool assembly
US3022832A (en) Spring control mechanism for hydraulically controlled implement hitch
JPH0132500Y2 (ja)
JPH0132499Y2 (ja)
US3013350A (en) Tool attachments for tractors
CA1326257C (en) Switch actuating assembly
JP2571173Y2 (ja) 農用トラクタのリフトコントロール装置
CN114097315B (zh) 犁铧组件、翻转犁、犁铧组件过载保护控制方法和拖拉机

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees