JPH064127Y2 - 変速段指示装置 - Google Patents

変速段指示装置

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JPH064127Y2
JPH064127Y2 JP1989150770U JP15077089U JPH064127Y2 JP H064127 Y2 JPH064127 Y2 JP H064127Y2 JP 1989150770 U JP1989150770 U JP 1989150770U JP 15077089 U JP15077089 U JP 15077089U JP H064127 Y2 JPH064127 Y2 JP H064127Y2
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shift
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cam
gear
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JP1989150770U
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直哉 酒井
英次郎 高尾
元博 安部
大石 金谷
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は変速段指示装置、特に、変速シフト信号及び変
速セレクト信号を変速段指示信号として出力する変速段
指示装置に関する。
(従来の技術) 車両、特に大型のバスやトラックではその変速機の変速
操作を電気や流体圧等を用いて倍力し、変速処理を容易
に行なえるようにした遠隔操作式変速機(以後単に変速
操作装置と記す)を使用したものが知られており、その
一例が、実公昭62-18501号公報に開示されている。
この種の変速操作装置は、第4図に示すように、車両C
の運転席に配設され変速シフト信号及び変速セレクト信
号を変速段指示信号として出力する変速段指示装置1
と、車両の変速機2のギア列を変速操作するギアシフト
ユニット3と、各変速段指示信号を受け、各変速段指示
信号に応じて変速機2内のギア列を切り替えるための変
速操作出力をギアシフトユニット3に出力する信号処理
ユニット4とを備える。
ここで、変速段指示装置1はチェンジレバー5の切り替
え、例えば、第8図に示すシフトパターンに沿った切り
替えにより、指定する変速シフト信号及び変速セレクト
信号を出力する。これらの変速段指示信号を検出した信
号処理ユニット4は指定変速段に現変速段を切り替える
ための変速操作出力をギアシフトユニット3に順次出力
する。これら出力を受けた、ギアシフトユニット3は変
速機2のギア列を変速操作出力に応じて変速操作するよ
うに構成されている。
処で、この様な変速操作装置で用いる変速段指示装置1
は、例えば、第5図及び第7図に示す様に構成されてい
る。変速段指示装置1のケーシング6は箱型を成し、そ
の中間部分には水平にシフト軸7が枢支され、その中央
にシフト軸中心線と直交する方向に取付けられたピン8
を介して連結棒9が枢支される。この連結棒9の上端に
はその長手方向に連続してチェンジレバー5が一体作動
可能に取付けられている。
シフト軸7の上部と下部側には碗状の一対のガイド板1
1,12が配設され、両ガイド板はケーシング6に一体的に
支持されている。ここで、ガイド板11には第8図に示し
たシフトパターンに沿ってチェンジレバー5を揺動させ
る溝が形成されている。同じく、ガイド板12には第8図
に示したシフトパターン上の各変速段位置にチェンジレ
バー5側の球13を仮止めする穴14が形成されている。
シフト軸と平面視において直交する線を中心線とした一
対のセレクト軸15,15がケーシング6に枢支されてい
る。しかも、この一対のセレクト軸15間には揺動部材16
が一体結合されており、その揺動部材16の中央部に形成
されている長溝には摺動自在に連結棒9が嵌挿されてい
る。
一方のセレクト軸15の外端にはセレクト信号を出力する
セレクトスイッチ17が取付けられ、シフト軸7の左右外
端にはシフト信号を出力するシフトスイッチ18及び、シ
フト反力発生手段19がそれぞれ取付けられる。
ここで、両スイッチ17,18の出力は信号処理ユニット4
に出力されている。
シフト反力発生手段19は第6図に示される様にシフト軸
7と一体のカム21と、このカム21にローラ22を介して押
圧されるピストン23と、ピストン23を収容するシリンダ
24と、信号処理ユニット4の出力により切り替え作動す
る切り替え弁26を介してシリンダ24に接続されるエア源
25とで構成されている。ここでピストン23及びシリンダ
24がエア式アクチュエータを構成している。
このような変速操作装置は変速段指示装置1のチェンジ
レバー5を例えば、ここでは、ニュートラル段n1より1
速段に切り替えるものとする。この場合、ニュートラル
段n1よりレバー5が移動を開始すると、シフト開始信号
が出力され、これに応じて信号処理ユニット4より切換
弁26にオン出力が発せられ、シリンダ24に高圧エアが供
給される。
この時、シフト軸と共に回動するカム21にはピストン側
より押圧力が加えられ、これがシフト操作力に対するシ
フト反力を成す。この後、ギアシフトユニット3よりの
変速完了信号が入力されると、信号処理ユニット4は切
り替え弁26にオフ出力を発し、シリンダ24は大気開放さ
れ、シフト反力が解除され、これにより、操作者はギア
の噛み合いが完了したことを感覚的に知ることができ
る。
(考案が解決しようとする課題) 処で、マニュアルトランスミッションの場合、ギアが入
りにくい時は、大きな反力を発生させ容易にはフルスト
ロークできない。処が、現用の変速段指示装置では例え
ば第9図に示すようにチェンジレバーのシフト方向の操
作力はチェンジレバーのシフト角の増加に応じ略一様に
増え、感覚的に反力の急変を感じる節度感がなく、簡単
にフルストロークされる。この時、ギアシフトユニット
内でギア列が所定の変速段に整列された上で変速完了信
号が出力され、同信号に応じて、信号処理ユニット4が
シフト反力発生手段19をオフさせ、シフト反力が解除さ
れた時点で、変速完了を知ることとなる。
この結果、チェンジレバーのフルストロークに要する感
覚的な時間が比較的短いのに対して、変速完了信号に基
づきシフト反力が解除されるまでの待ち時間が長く、変
速が遅いという感じを持たれ易く、早く変速したいとい
う要求が残り問題と成っている。
本考案の目的は、節度感のある変速操作感覚が得られる
変速段指示装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するため、本考案は、チェンジレバー
のシフト操作及びセレクト操作に基づきギアシフトユニ
ットの作動を制御する遠隔操作式変速機の変速段指示装
置であって、上記チェンジレバーのシフト操作を検出す
るシフト操作検出手段と、上記チェンジレバーのセレク
ト操作を検出するセレクト操作検出手段と、上記チェン
ジレバーのシフト操作に連動して回動する反力カム、上
記チェンジレバーのシフト操作を検出したとき上記チェ
ンジレバーのシフト操作力に対応したシフト反力を上記
チェンジレバーに対して発生させるエア式アクチュエー
タ、上記反力カムに当接されると共に、上記エア式アク
チュエータからのエアにより上記反力カムに押圧される
押圧部材、からなるシフト反力発生手段と、を有する変
速段指示装置において、上記反力カムは、上記押圧部材
と当接するカム面上において上記チェンジレバーのフル
ストロークの内シフト前域と後域との境に対応する位置
にカムリフト量を急増させる段部が形成されたことを特
徴とする。
(作用) 反力カムとエア式アクチュエータによりカム面に押圧さ
れる押圧部材とが共働して生じさせるシフト反力がカム
リフト量を急増させる段部において急増するので、シフ
ト操作途中で明確な節度感を得られる。
(実施例) 第1図に示した変速段指示装置30は、第4図に示した車
両に取付けられた変速段指示装置1に代えて取り付け使
用されるものであり、図中の変速機2、ギアシフトユニ
ット3、信号処理ユニット4の重複説明を略す。更に、
ここでの変速段指示装置30は第5図乃至第7図に示した
装置に対して、その内のシフト反力発生手段19を除いて
は同様構成を採っている。このため、ここでは、同一部
材には同一符号を付し、その重複説明を略す。
変速段指示装置30のケーシング6の中間部分には水平に
シフト軸7が枢支されており、その左右外端に変速シフ
ト信号を出力するシフトスイッチ18及び、シフト反力発
生手段31がそれぞれ取付けられる。更に、ケーシング6
にはシフト軸7の中心線と平面視において直交する線を
中心線とした一対のセレクト軸15,15が枢支されてい
る。一方のセレクト軸15の外端にはセレクト位置信号を
出力するセレクトスイッチ17が取付けられる(第1図参
照)。
シフト反力発生手段31はシフト軸7と一体の反力カム32
と、このカム32に接する押圧部材としてのローラ22と、
ローラ22をカム側に押圧するピストン23と、ピストン23
を収容するシリンダ24と、信号処理ユニット4の出力に
より切り替え作動する切り替え弁26を介してシリンダ24
に接続されるエア源25とで構成されている。ここでピス
トン23及びシリンダ24がエア式アクチュエータを構成し
ている。
反力カム32は第2図に示すようにその下壁面をカム面32
1として形成され、これは左右対象に形成されている。
反力カム32はチェンジレバー5と一体的にシフト方向に
回動し、シフト角で所定量のフルストロークθfを行
え、特に、フルストロークの内シフト前域aと後域bと
の境に対応するカム面上の位置にカムリフト量を急増さ
せる段部Cが形成される。即ち、第3図に示すように、
カムのシフト角がシフト前域aにあるカム面は比較的大
きな曲率半径で形成され、これに続く段部Cは比較的小
さい曲率半径で形成され、これに続くシフト後域bは略
平面状に形成されている。
このような変速段指示装置30の作動を変速操作装置の作
動と共に説明する。
まず、信号処理ユニット4は切り替え信号の入力を待
つ。
運転者が変速処理に入り、チェンジレバー5を、中立位
置のニュートラル段n2よりセレクト作動させて(第8図
参照)、チェンジレバー5をニュートラル段n1に移動さ
せる。この時、セレクトスイッチ17はセレクト信号をp2
よりP1に切り替える。この時点ではシフト信号はQ2のま
まである。
続いて、ニュートラル段n1より1速段に向けてチェンジ
レバー5のシフト作動を開始する。このシフト作動開始
と共に図示しないシフト開始検出センサよりシフト開始
信号が出力され、これに応じて信号処理ユニット4が切
換弁26にオン出力を発する。これにより、エア源25より
シリンダ24にエアが供給され、ローラ22が反力カム32に
圧接する。そして、チェンジレバー5にはその揺動に応
じてローラ22と反力カム32の共働作用によるシフト反力
が加わる。
この場合、第3図に示すように、シフト前域aではシフ
ト反力は小さく、これに対応する操作力はあまり変化し
ない。ところが、ローラ22が段部Cに達した時点でシフ
ト反力が急増し、これに対応する操作力を急増させる必
要があり、操作者は大きな反力格差を感じ、節度感を受
ける。このような節度感を受けた上で、シフト後域bの
操作がなされる。この時点で、ギアシフトユニット3よ
りの変速完了信号が入力されると、信号処理ユニット4
は切換弁26にオフ出力を発し、シリンダ24は大気開放さ
れ、シフト反力が解除され、これにより、操作者はギア
の噛み合いが完了したことを感覚的に知ることができ、
次の操作にスムーズに入ることと成る。
(考案の効果) 以上のように本考案は、シフト反力が段部において急増
するので、シフト操作途中で明確な節度感が得られる。
特に、シフト操作力が急増してシフト操作が遅れぎみと
なるので、この遅れがギアシフトユニット側での変速作
動遅れを打ち消すように働き、時間差を縮小でき、シフ
ト完了待ち時間を感覚的に低減させるので、よりマニュ
アル変速操作に近いシフトフィーリングが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例としての変速段指示装置の断
面図、第2図は第1図中の反力カムの拡大正面図、第3
図は第1図のシフト反力発生手段の操作力−シフト角特
性線図、第4図は従来の変速段指示装置を備えた変速操
作装置の全体配置図、第5図は従来の変速段指示装置の
断面図、第6図は第5図内のカムの側面図、第7図は第
5図の装置の平断面図、第8図は第5図の装置のシフト
パターン図、第9図は第5図のシフト反力発生手段の操
作力−シフト角特性線図である。 2…変速機、3…ギアシフトユニット、4…信号処理ユ
ニット、5…チェンジレバー、22…ローラ、23…ピスト
ン、24…シリンダ、30…変速段指示装置、31…シフト反
力発生手段、32…反力カム、321…カム面、C…段部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安部 元博 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地 三菱 自動車エンジニアリング株式会社川崎事業 所内 (72)考案者 金谷 大石 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地 三菱 自動車エンジニアリング株式会社川崎事業 所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チェンジレバーのシフト操作及びセレクト
    操作に基づきギアシフトユニットの作動を制御する遠隔
    操作式変速機の変速段指示装置であって、 上記チェンジレバーのシフト操作を検出するシフト操作
    検出手段と、 上記チェンジレバーのセレクト操作を検出するセレクト
    操作検出手段と、 上記チェンジレバーのシフト操作に連動して回動する反
    力カム、上記チェンジレバーのシフト操作を検出したと
    き上記チェンジレバーのシフト操作力に対応したシフト
    反力を上記チェンジレバーに対して発生させるエア式ア
    クチュエータ、上記反力カムに当接されると共に、上記
    エア式アクチュエータからのエアにより上記反力カムに
    押圧される押圧部材、からなるシフト反力発生手段と、 を有する変速段指示装置において、 上記反力カムは、上記押圧部材と当接するカム面上にお
    いて上記チェンジレバーのフルストロークの内シフト前
    域と後域との境に対応する位置にカムリフト量を急増さ
    せる段部が形成されたことを特徴とする変速段指示装
    置。
JP1989150770U 1989-12-29 1989-12-29 変速段指示装置 Expired - Lifetime JPH064127Y2 (ja)

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JP1989150770U JPH064127Y2 (ja) 1989-12-29 1989-12-29 変速段指示装置

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JPH0391569U JPH0391569U (ja) 1991-09-18
JPH064127Y2 true JPH064127Y2 (ja) 1994-02-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59160431U (ja) * 1983-04-13 1984-10-27 スズキ株式会社 自動変速機の変速操作装置
JPS61100625U (ja) * 1984-12-06 1986-06-27
JPS62109217U (ja) * 1985-12-24 1987-07-11
JPS62120028U (ja) * 1986-01-22 1987-07-30

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