JPH0527736Y2 - - Google Patents

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JPH0527736Y2
JPH0527736Y2 JP4169387U JP4169387U JPH0527736Y2 JP H0527736 Y2 JPH0527736 Y2 JP H0527736Y2 JP 4169387 U JP4169387 U JP 4169387U JP 4169387 U JP4169387 U JP 4169387U JP H0527736 Y2 JPH0527736 Y2 JP H0527736Y2
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JP
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cylinder
change lever
transmission
throttle
shift
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JP4169387U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、例えばリヤエンジンバスなどのよう
に運転席と変速機の設置位置とが大きく離れた各
種の自動車に適した変速機の遠隔操作装置に関す
るものである。
<従来の技術> 近年では、例えばリヤエンジンバスなどのよう
に運転席と変速機の設置位置とが大きく離れた自
動車の変速機を遠隔操作するために、運転席に設
けたチエンジレバーと変速機の変速制御手段とを
電気的に接続することにより、チエンジレバーの
位置に応じた変速指令信号を前記変速制御手段に
供給し、この制御手段の出力に基づいて変速機を
チエンジレバーで指定した位置に変速作動させる
ようにした遠隔操作装置が実用化されている。
ところが、このようにチエンジレバーと変速制
御手段とを電気的に結合した場合は、従来の機械
的な遠隔操作装置の場合のようにチエンジレバー
の操作反力の変化(手応え)によつて変速機の変
速操作が実際に完了したか否かを判断することが
できない。
従つて、従来ではチエンジレバーを挟んで対向
する一対のシリンダを設け、各シリンダにピスト
ンを摺動自在に挿着するとともに、変速機が変速
途中にあるときに前記シリンダにエアを供給して
ピストンを介してチエンジレバーに操作反力を与
える一方、変速動作の完了にともなつて前記シリ
ンダを大気に開放してチエンジレバーの操作反力
を解消する切換弁を設けることにより、変速動作
の完了にともなつて的確な手応えを与えて運転者
に変速動作が完了したことを知らせるようにして
いた。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、このように的確な手応えを与えるた
めには、切換弁とシリンダとを結ぶ通路の抵抗を
充分に小さくして操作反力を急激に開放する必要
性がある。しかしながら、このように通路の抵抗
を小さくすると、シリンダにエアを供給したとき
にピストンが戻り端部で衝突して異音を発するた
めに、従来では手応えを多少犠牲にしつつ通路に
絞りを介装して異音の発生を防止し、あるいは、
構造が複雑化するという課題を残しつつシリンダ
内に緩衝機構を組み込まざるを得ないという問題
点があつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ためになされたものであり、的確な手応えを与え
つつ、ピストンの戻り時における異音の発生を予
防できる変速機の遠隔操作装置を提供することを
目的としている。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解消するために本考案では、シリ
ンダから切換弁に至る通路に絞りを介装してい
る。そして、前記切換弁側からシリンダ側への流
れを阻止する逆止弁を前記絞りに並列に接続した
ことを特徴としている。
<作用> 従つて、切換弁を介してシリンダをエアの供給
源に接続したときは絞りのみを介してシリンダに
エアが供給されてピストンがゆつくり戻されるの
で異音の発生が予防されるが、切換弁を介してシ
リンダを大気に開放したときは絞り及び逆止弁を
介してエアが排出されるのでチエンジレバーの操
作反力が急激に低下し、これにより的確な手応え
を与えることができる。
<実施例> 以下に本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案に係る変速機の遠隔操作装置の
一実施例を示す要部の縦断面図、第2図は第1図
に示された絞り及び逆止弁の具体例を示す概略断
面図であり、図示しない運転席に設けられたケー
シング1にはチエンジレバー2の中間部に設けた
ボール部3を図中左右に沿うシフト方向並びに紙
面と直交するセレクト方向のいずれの方向にも揺
動自在に支持する軸受4を設けている。又、前記
ボール前記3より下方のチエンジレバー2には球
部5を設け、この球部5に摺動部材6を首振り回
動自在に貫通保持させている。
そして、前記摺動部材6の上半分とシフト方向
に摺動自在に係合するセレクトプレート7と、前
記摺動部材6の下半分とセレクト方向に摺動自在
に係合するシフトプレート8とを設け、前記セレ
クトプレート7をケーシング1にシフト方向に摺
動自在に装着するとともに、前記シフトプレート
8をケーシング1にセレクト方向に摺動自在に装
着している。尚、前記ケーシング1の下部には図
示しない各種のセンサを設けることにより、チエ
ンジレバー12の位置に応じた電気信号を変速機
の変速制御手段(図示省略)に出力するようにし
ている。
一方、前記シフトプレート8の左右両側には図
中左右方向に沿う一対のシリンダ9を形成し、各
シリンダ9にそれぞれライニング10を介して筒
状の外側ピストン11を摺動自在に装着し、各外
側ピストン9の内側に摺動自在に装着した内側ピ
ストン12の内端部をそれぞれ前記シフトプレー
ト8に当接させている。又、各シリンダ9の内部
をケーシング1に形成したエア通路13,14,
15,16を介して連通させるとともに、これら
のエア通路と切換弁17のシリンダポート18と
をエア通路19を介して接続している。そして、
前記エア通路19に絞り20を介装するととも
に、切換弁17側からシリンダ9側への流れを阻
止する逆止弁21を前記絞り19に並列に接続し
ている。22は外側ピストン11に装着した内側
ピストン12のストツパ、23は切換弁17に設
けたタンクポート、24は切換弁17に設けた排
気ポート、25は前記シリンダポート18をタン
クポート23と排気ポート24とに切換接続する
バルブ、26は該バルブ25を切換作動させるた
めのコイルであり、図示しない変速機から変速完
了信号が出力されるまではコイル26に通電する
ことによりスプリング27に抗してバルブ25を
下方に吸着保持させてシリンダポート18をタン
クポート23に連通保持させるが、変速機から変
速完了信号が出力されるとコイル26への通電が
停止されてバルブ25が図示の状態にリフトさ
れ、これによりシリンダポート18を排気ポート
24に接続するようになつている。
斯る構成になる変速機の遠隔操作装置において
は、チエンジレバー2を矢印aで示すシフト方向
にA,Bの範囲で揺動操作すると図示しない変速
制御手段にシフト指令信号が出力され、チエンジ
レバー2を紙面と直交するセレクト方向に揺動操
作すると変速制御手段にセレクト指令信号が出力
される。そして、変速制御手段はこれらのシフト
指令信号及びセレクト指令信号に基づいて図示し
ない作動ユニツトを制御することにより、変速機
をチエンジレバー2で指定した位置に自動的に変
速作動させる。
このような変速指令に際して、チエンジレバー
2を矢印aで示すシフト方向に揺動させると、球
部5に装着した摺動部材6が往復揺動してシフト
プレート8を図中左右方向に摺動させる。尚、チ
エンジレバー2をシフト方向に揺動操作した場合
は、摺動部材6がセレクトプレート7に対して摺
動するので該セレクトプレート7は摺動せず、シ
フトプレート8のみが摺動する。
上記のようにしてシフトプレート8が摺動する
と、左右いずれか一方の内側ピストン12の内端
部が該シフトプレート8によつて外側に押圧され
る。又、このような状態では、切換弁17のコイ
ル26が通電されてシリンダポート18がタンク
ポート23に接続保持されているために、シリン
ダ9の内部には図示しないエアタンクからエアが
供給保持されている。従つて、チエンジレバー2
をシフト操作すると、内側ピストン12による押
圧力に抗してシフトプレート8が摺動するために
チエンジレバー2に対して適当な操作反力が作用
し、運転者は従来の機械的な遠隔操作装置の場合
と同様の感覚でチエンジレバー2をシフト操作す
ることができる。
一方、チエンジレバー2をA又はB位置まで操
作し、図示しない変速機に設けたセンサから変速
完了信号が出力されるとコイル26への通電が断
たれる。すると、第1図に示すようにバルブ25
がスプリング27によつてリフトされてシリンダ
ポート18をタンクポート23から排気ポート2
4に切換接続するのでシリンダ9内のエアが切換
弁17から大気中に排出される。
又、この排気は絞り20及び逆止弁21のいず
れからも行なわれるために、変速動作の完了にと
もなつてシリンダ9内のエアが急激に排出され
る。その結果、ピストン12による押圧力(反
力)が解消されるので運転者に伝わる操作反力が
急激に小さくなるために、運転者は斯る手応えを
もつて変速動作が実際に完了したことを実感する
ことができる。
一方、このような変速位置からチエンジレバー
2を中立位置に戻すときは、切換弁17のコイル
26が再び通電される。すると、それまでは排気
ポート24に接続保持されていたシリンダポート
18がタンクポート23に切換接続されるので図
示しないエアタンクのエアがシリンダ9に供給さ
れる。しかしながら、このような給気時には逆止
弁21が開弁せず、シリンダ9には絞り20のみ
を介して給気が行なわれるのでシリンダ9の内圧
が徐々に上昇し、ピストン12がゆつくり押し戻
される。このために、従来のようにピストン12
が戻り端部において激しく衝突することがなく、
異音の発生が予防される。
尚、実施例ではピストンを筒状の外側ピストン
11と、この外側ピストン11に所定の範囲で摺
動自在に保持させた内側ピストン12とで構成す
ることにより、、チエンジレバー2をシフト方向
に揺動させた当初は内側ピストン12のみを作動
させて該レバー2に小さな反力を与え、チエンジ
レバー2の揺動ストロークが大きくなつたときに
外側ピストン11をも作動させチエンジレバー2
に大きな反力を与えるというように、チエンジレ
バー2のストロークに応じて反力を2段階に変化
させるようにしているが、必ずしもストロークに
応じて反力を変化させる必要性はなく、要するに
変速動作の完了に同期して反力を削滅させ、この
ときの手応えで運転者に変速動作が完了したこと
を認識させるようにしたものであればよい。
又、前記エア通路19に介装された絞り20及
び逆止弁21を構成するに際しては、例えば第2
図に示すようにエア通路19の途中に逆止弁21
を介装し、この逆止弁21の一部に絞り(オリフ
イス)20を形成するというように、絞り20と
逆止弁21とを一体化してエア通路19への組み
込み性を向上させることができる。尚、第2図に
おいて、28はバルブスプリング、29はカツプ
状をなす逆止弁21の外周面に設けたスリツトで
あり、シリンダへの給気時は第2図に示すように
逆止弁21が閉じて絞り20のみを介してエア通
路19を開通させるが、シリンダからの排気時に
は逆止弁21の上下流間の圧力差でバルブスプリ
ング28に抗して逆止弁21が図中右側にリフト
されてエア通路19の開度を大きくするために、
緩速給気を行ないつつ急速排気を行なわせること
ができる。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、シリンダ
に緩速給気を行なわせることができるにもかかわ
らず、変速動作の完了に同期してシリンダのエア
を急速に排出することができるので変速機の変速
状態をチエンジレバーの手応えで運転者に的確に
認識させつつ、チエンジレバーを中立位置に戻す
際における異音の発生を確実に予防することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る変速機の遠隔操作装置の
一実施例を示す要部の縦断面図、第2図は第1図
に示された絞り及び逆止弁の具体例を示す概略断
面図である。 1……ケーシング、2……チエンジレバー、3
……ボール部、4……軸受、5……球部、6……
摺動部材、7……セレクトプレート、8……シフ
トプレート、9……シリンダ、10……シリンダ
ライナ、11……外側ピストン、12……内側ピ
ストン、13,14,15,16,19……エア
通路、17……切換弁、18……シリンダポー
ト、20……絞り、21……逆止弁、23……タ
ンクポート、24……排気ポート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変速機の変速制御手段に変速指令信号を出力す
    るチエンジレバーと、該チエンジレバーを挟んで
    対向する一対のシリンダと、各シリンダに摺動自
    在に挿着したピストンと、変速機が変速途中にあ
    るときに前記シリンダにエアを供給してピストン
    を介してチエンジレバーに操作反力を与える一
    方、変速動作の完了にともなつて前記シリンダを
    大気に開放してチエンジレバーの操作反力を解消
    する制御弁とを備えた変速機の遠隔操作装置にお
    いて、前記シリンダから切換弁に至る通路に絞り
    を介装するとともに、切換弁側からシリンダ側へ
    の流れを阻止する逆止弁を前記絞りに並列に接続
    したことを特徴とする変速機の遠隔操作装置。
JP4169387U 1987-03-20 1987-03-20 Expired - Lifetime JPH0527736Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4169387U JPH0527736Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20

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JP4169387U JPH0527736Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20

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Publication Number Publication Date
JPS63147955U JPS63147955U (ja) 1988-09-29
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JP4169387U Expired - Lifetime JPH0527736Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20

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JPS63147955U (ja) 1988-09-29

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