JPH0641247B2 - 自動車ドアのシール体 - Google Patents

自動車ドアのシール体

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JPH0641247B2
JPH0641247B2 JP1326791A JP32679189A JPH0641247B2 JP H0641247 B2 JPH0641247 B2 JP H0641247B2 JP 1326791 A JP1326791 A JP 1326791A JP 32679189 A JP32679189 A JP 32679189A JP H0641247 B2 JPH0641247 B2 JP H0641247B2
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孝男 蜂須賀
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,自動車ドアのシール体,特にそのドアシール
材に関する。
〔従来技術〕
自動車ドアにおいては,車室外からの雨滴,風,塵埃等
の侵入を防止するため,ゴム,プラスチック等の弾性体
よりなるシール体が配設されている。
即ち,第3図に示すごとく,自動車9は,ドア94と,
センタピラー92及び外板91とを有する。上記ドア9
4は,ドアフレーム96と上下動するドアガラス93を
有する。
そして,第4図に示すごとく,従来,ドアフレーム96
と,車体側の車体開口部90との間には,両者間をシー
ルするためのドアシール材8が設けられている。また,
ドアフレーム96とドアガラス93との間には,両者間
をシールするためのドアシール材7が設けてある。
上記ドアシール材8は,本体81と,車体開口部90の
外板91に密着する見切りリップ82と,上記車体開口
部90の開口内壁911に密着する中空シール部83と
を有する。そして,該ドアシール材8は,ドアフレーム
96の上側の外枠961と内枠962との間に,その本
体81が嵌合,接着されている。
一方,ドアシール材7は,下方に開口した断面U形状を
呈する。そして,該ドアシール材7は,その開口部には
内方に向かうリップ部71,72を有すると共に,上方
にドアガラス93の当接用の天井部73を有する。そし
て,該ドアシール材7は,ドアフレーム96の下側の外
枠963と内枠964との間に嵌合,接着されている。
なお,同図において,符号95は車体の室内側の内板,
951は,内板95と外板91との合わせ面に嵌着した
防護帯である。
上記従来のシール体においては,自動車ドア94を車体
開口部90に対して閉じた時,両者の間にドアシール材
8が介在し,上記見切りリップ82と中空シール部83
とにより両者間をシールする。また,ドアガラス93を
閉じる際には,これを上昇させて,その上端をガラスシ
ール材7の天井部73に当接させる。このとき,該天井
部73と上記両リップ部71,72とにより,ドアフレ
ーム96とドアガラス93との間がシールされる。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら,上記従来のシール体においては,上記ド
アシール材8は前記のごとくドアフレーム96の上方に
嵌合,接着されている。
そのため,ドアフレーム96とドアシール材8との間の
組付け(嵌合,接着)性が充分でなく,両者の間にいわ
ゆるガタ代(しろ)を生ずることがあった。そのため,
シール性が不十分となる。このことは,ガラスシール材
7についても同様である。
また,両者はそれぞれ別個に作製しておき,次いで上記
のごとく嵌合,接着する必要があり,組付け作業が繁雑
である。
また,このような嵌合,接着を行うために,両者間の接
合部分の構造が複雑である。
本発明は,かかる従来の問題点に鑑み,ドアフレームと
ドアシール材及びガラスシール材との間の組付け作業が
不要で,構造簡単,かつ両者間にガタ代を生ずることが
ない自動車ドアのシール体を提供しようとするものであ
る。
〔課題の解決手段〕
本発明は,ドアフレームと,該ドアフレームと車体開口
部との間をシールするドアシール材と,上記ドアフレー
ムとドアガラスとの間をシールするガラスシール材とよ
りなり,また上記ドアシール材とガラスシール材とはゴ
ム,プラスチック等の弾性体よりなる,自動車ドアのシ
ール体であって,上記ドアシール材及びガラスシール材
は押出しインサート成形により上記ドアフレームと一体
的に成形されてなり,上記ドアシール材は車体開口内壁
と当接するメインシール材が弾力性のある中空部を有
し,また上記ガラスシール材はドアガラスの上端部と接
触するガラス当接部が弾力性ある中空部を形成している
ことを特徴とする自動車ドアのシール体にある。
本発明において,押出しインサート成形は,ドアフレー
ムの表面に,シール材を押し出し供給し,両者を一体的
に成形,接合する方法である。その具体的手段は後述す
る。
本発明のシール体において最も注目すべきことは,ドア
シール材とガラスシール材の両者は押出しインサート成
形によりドアフレームと一体的に成形されており,かつ
ドアシール材のメインシール材及びガラスシール材のガ
ラス当接部はそれぞれ弾力性のある中空部を有している
ことである。
この押出しインサート成形においては,予め所定の形状
に成形したドアフレームを,ドアシール材及びガラスシ
ール材となるシール材の押し出し成形部に供給し,該ド
アフレームとドアシール材及びガラスシール材とを一体
的に成形,接合する。
上記シール材は,ゴム,プラスチック等の弾性材料より
なる。これらシール材は,上記ドアフレームの表面に,
押出成形機により可塑状態で所定形状,つまり上記メイ
ンシール材,ガラス当接部等の形状に押し出され,イン
サート成形される。そして,上記押出成形の際に,メイ
ンシール材,ガラス当接部には中空部が形成される。
かかる押出しインサート成形の際には,ドアフレームの
表面には,ウレタン系接着剤などの接着剤を予め塗布し
ておくことが好ましい。
また,ドアフレームは,上記押出しインサート成形の後
に,所定形状に屈曲させることもできる。
また,上記ドアフレームとしては,薄鋼板,アルミニウ
ム合金押出成形品などがある。
また,上記ドアフレームの外側面には,該ドアフレーム
に装飾性を付与すべく,プラスチック,ゴム,フィルム
等の装飾材を押出成形又は貼着等により一体的に配設す
ることもできる。
また,本発明においては,上記メインシール材,ガラス
当接部と共に,ドアシール材の外側部に見切りシール材
を一体成形することもできる。
〔作用及び効果〕
本発明にかかる自動車ドアのシール体においては,ドア
シール材及びガラスシール材とドアフレームとが押出し
インサート成形により一体的に成形されている。そのた
め,両者は,従来のごとく,別個に作製しておき,次い
で嵌合接着するという組付け作業を必要としない。それ
故,両者間に前記ガタ代を生ずることがない。
また,上記組付け作業が不要となる。また,押出しイン
サート成形であるため,両者の接合は容易で,接合部の
構造も簡単である。
また,メインシール材及びガラス当接部に弾力性のある
中空部を有するので,更に一層シール性が向上する。
したがって,本発明によれば,ドアフレームとドアシー
ル材及びガラスシール材との組付け作業を必要とせず,
構造簡単,かつガタ代を生ずることがない自動車ドアの
シール体を提供することができる。
〔実施例〕
第1実施例 本例の実施例にかかる,自動車ドアのシール体につき,
第1図を用いて説明する。
本例のシールは,ドアフレーム4と,該ドアフレーム4
と車体開口部90との間をシールするドアシール材とし
ての見切りシール材1及びメインシール材2と,上記ド
アフレーム4とドアガラス93との間をシールするガラ
スシール材3とよりなる。
そして,上記見切りシール材1とメインシール材2と
は,押出しインサート成形により,上記ドアフレーム4
と一体的に成形されている。該見切りシール材1は,ド
アフレーム4の外側部42の上方部に,一体成形されて
いる。そして,その上端の見切り部11は,ドア閉止時
において,車体開口部90の外板91と密着するよう構
成してある。また,見切りシール材1の下方部12は,
ドアフレームの上記外側部42の内側に,押出しインサ
ート成形により一体結合された状態にある。
また,メインシール材2は,ドアフレーム4の内側部4
11に,一体成形されている。そして,メインシール材
2は,弾力性のある中空部20を有し,その下部22は
上記内側部411に一体的に結合されている。また,メ
インシール材2の上部21は,ドア閉止時に車体開口部
90の車体開口内壁911に密着するよう弾性的に自由
状態にある。
次に,ガラスシール材3は,ドアガラス93の上端部9
31と接触する中空部310を有するガラス当接部31
と,ドアフレーム中空部41の内側部412に設けたサ
イドシール部32とよりなる。そして,ガラス当接部3
1,サイドシール部32は,押出しインサート成形によ
りドアフレーム4に一体成形されている。また,サイド
シール部32は,ドアガラス93が当接していない時に
は,同図に点線で示すごとく,その上方部は自由状態に
ある。
その他は,前記従来例(第3図,第4図)と同様であ
る。
上記のごとく,本例における,自動車ドアのシール体
は,ドアシール材としての見切りシール材1及びメイン
シール材2,更にガラスシール材3としてのガラス当接
部31及びサイドシール部32が,押出しインサート成
形によりドアフレームに一体的に成形されている。ま
た,メインシール材2及びガラス当接部31は弾力性の
ある中空部を有する。
それ故,本例によればドアフレームとドアシール材,ガ
ラスシール材との組付け作業を必要とせず,構造簡単,
かつガタ代を生ずることがないシール体とすることがで
きる。また,メインシール材2,ガラス当接部31は弾
力性のある中空部20,310を有するので,一層シー
ル性が向上する。
第2実施例 前記第1実施例に示したシール体の製造方法につき,第
2図を用いて説明する。
即ち,まず製造装置は,鋼板50を巻いたロール511
を有する鋼板供給装置51と,ロール・ベンダー装置5
2と,押出装置53と,成型装置54と,引取装置55
とよりなる。
シール体の製造に当たっては,フレーム用の鋼板50
は,鋼板供給装置51のローラ511より取り出され,
ロール・ベンダー装置52に供給されて加工ロール52
1によりドアフレームの形状に曲げられる。次に,押出
装置53において,ゴム,プラスチック等のシール材料
が可塑状態で,シールの形状を形成しながら上記フレー
ム状の鋼板50上に圧着される。
その後,成型装置54において,シール材料を可塑状態
から弾性体に変化させ,かつフレーム状の鋼板50とシ
ール材料との接着反応を行わせる。次に,引取装置55
において,上記押出インサート成形により成形されたシ
ール体を,最終的な所定寸法,形状に形成する。これに
より,前記第1図に示したごときシール体が得られる。
第3実施例 本例は,第1実施例に示したシール体において,ドアフ
レーム4の外側面(外側部42の外表面)に装飾材を一
体的に形成したものである。その他は,第1実施例と同
様である。
上記装飾材は,金属粉を練り込んだ樹脂材を用いて,前
記押出インサート成形の際に一体形成した。
なお,上記装飾材としては,例えば表層がウレタン樹脂
で下層がボディ色を有する塩化ビニルからなるフィルム
を用い,これを上記外側面に貼着することもできる。
本例によれば,第1実施例と同様の効果が得られる外,
ドアフレームに任意の装飾模様を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例における自動車ドアのシール体の断
面図,第2図は第2実施例におけるシール体の製造工程
説明図,第3図及び第4図は従来例における自動車の側
面図及びシール体の断面図である。 1……見切りシール材, 2……メインシール材, 20,310……中空部, 3……ガラスシール材, 31……ガラス当接部, 32……サイドシール部, 4……ドアフレーム, 50……鋼板, 52……ロールベンダー, 53……押出装置, 54……成型装置, 90……車体開口部, 911……車体開口内壁,

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアフレームと,該ドアフレームと車体開
    口部との間をシールするドアシール材と,上記ドアフレ
    ームとドアガラスとの間をシールするガラスシール材と
    よりなり,また上記ドアシール材とガラスシール材とは
    ゴム,プラスチック等の弾性体よりなる,自動車ドアの
    シール体であって, 上記ドアシール材及びガラスシール材は押出しインサー
    ト成形により上記ドアフレームと一体的に成形されてな
    り,上記ドアシール材は車体開口内壁と当接するメイン
    シール材が弾力性のある中空部を有し,また上記ガラス
    シール材はドアガラスの上端部と接触するガラス当接部
    が弾力性ある中空部を形成していることを特徴とする自
    動車ドアのシール体。
  2. 【請求項2】第1請求項において,ドアフレームの外側
    面には装飾材を一体的に配設してなることを特徴とする
    自動車ドアのシール体。
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