JPH0641201U - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH0641201U
JPH0641201U JP8192092U JP8192092U JPH0641201U JP H0641201 U JPH0641201 U JP H0641201U JP 8192092 U JP8192092 U JP 8192092U JP 8192092 U JP8192092 U JP 8192092U JP H0641201 U JPH0641201 U JP H0641201U
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JP
Japan
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dielectric
dielectric substrate
electrode
dielectric block
substrate
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Application number
JP8192092U
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English (en)
Inventor
幸裕 北市
英幸 加藤
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄性の改善を図り、フィルタ特性、品質の
向上を図ること。 【構成】 誘電体基板10の一端側の略コ字型に形成さ
れている電極12のコーナー部と、他端側の直線状に形
成した電極12の2か所に排出溝13をそれぞれ形成す
る。これにより、電極9,12にクリーム状の半田を塗
布してリフロー半田にて誘電体ブロック2と誘電体基板
10とを貼り合わせた後、リフロー後のクリーム半田か
ら生じるフラクッスを、液体溶剤で洗浄した場合に、フ
ラクッスや洗浄溶剤を排出溝13から外部に排出でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、自動車電話、携帯電話等の移動通信機器に使用されるマイ クロ波帯用の誘電体フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6〜図8は従来のこの種の誘電体フィルタ1を示しており、図6は分解斜視 図を、図7は断面図を、図8は斜視図をそれぞれ示している。この誘電体フィル タ1は、誘電体ブロック2と誘電体基板10とで構成されている。 4段の共振器構成とした誘電体ブロック2には、例えば、4つの内導体形成用 の穴3が形成されており、誘電体基板10との接合面以外の部分には電極膜状の 外導体5が形成されるようになっている。また、図7に示すように、誘電体ブロ ック2の穴3の内周面には電極膜状の内導体4が形成され、この内導体4と上記 外導体5とで所定の周波数で共振する共振器を構成している。
【0003】 誘電体ブロック2の一面に接合される誘電体基板10は、偏平に形成されてい て、その内側の接合面の両側には付加電極11,11がそれぞれ形成されている 。そして、接合面以外の表面には電極膜状の外導体5が形成されている。また、 付加電極11,11の端部には入出力電極6,7を一体に形成している。 この誘電体基板10の付加電極11,11に対応した誘電体ブロック2の接合 面の位置に付加電極11,11と接触する膜状の電極81 〜84 がそれぞれ形成 されている。 尚、上記誘電体フィルタ1は、例えば、自動車電話、携帯電話等の移動通信機 器に使用されるものである。
【0004】 そして、誘電体ブロック2と誘電体基板10の接合面の周縁には入出力電極6 ,7の部分を除いて外導体5と接続のための電極(電極膜)9,12がそれぞれ 形成されている。 そして、上記誘電体ブロック2と誘電体基板10の電極9,12を半田付けを 行って誘電体ブロック2と誘電体基板10とを接合することで、誘電体フィルタ 1が形成される。
【0005】 図9は以上の構成により構成される誘電体フィルタ1の等価回路図を示すもの である。図9において、R1〜R4は、誘電体ブロック2の穴3内に形成される 内導体4による共振器を示し、C1 は図6に示す右側の穴3内の内導体4と電極 81 とで形成されるキャパシタを示している。同様にC2 は内導体4と電極82 と、C3 は内導体4と電極83 と、C4 は内導体4と電極84 とでそれぞれ形成 されるキャパシタを示している。 そして、入出力電極6,7を信号入出力端子とする4段の減衰極を有するバン ドパスフィルタとして作用するものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
かかる従来例において、誘電体フィルタを形成するには、接合面の上記電極9 ,12にクリーム状の半田を塗布してリフローで合わせる方法がある。 この場合、リフロー半田後、クリーム半田からフラックス残渣が生じ、貼り合 わせ面内に残ってしまう。そこで、これを液体溶剤で除去しなければならないが 、密封性が強いため、洗浄しにくく、しかも液体溶剤の排出もしにくいという問 題がある。このフラクッスを洗浄しなければ、フィルタの特性上、品質上悪影響 を及ぼすことになる。
【0007】 本考案は上述の点に鑑みて提供したものであって、洗浄性の改善を図り、フィ ルタ特性、品質の向上を図ることを目的とした誘電体フィルタを提供するもので ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、誘電体ブロックの穴の内面に内導体を形成し、この誘電体ブロック の一面を除く他の表面に外導体を形成し、上記誘電体ブロックの一面と面接合さ れる誘電体基板の外面に外導体を形成し、上記外導体を形成した誘電体基板の表 面に信号入出力用の入出力電極を備え、上記誘電体ブロックと誘電体基板の接合 面に付加電極を形成し、上記誘電体ブロックと誘電体基板の接合面の周縁の略全 体にわたって接合用の電極膜をそれぞれ形成し、この両電極膜を半田付けするこ とで誘電体ブロックと誘電体基板とを接合するようにした誘電体フィルタにおい て、上記誘電体ブロックと誘電体基板との接合面の電極膜部分に洗浄溶剤排出用 の排出溝を形成したものである。
【0009】
【作用】
本考案によれば、排出溝により洗浄溶剤を外部に排出できるので、洗浄性が良 くなり、作業性の改善を図ることができる。また、半田付け後のフラクッスを洗 浄した洗浄溶剤の排出によりフィルタとしての特性、品質の低下を防いで、フィ ルタ特性、品質の向上を図ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。ここで、誘電体ブロック2 と誘電体基板10とで構成される誘電体フィルタ1の全体の構成は従来と同様な ので、同じ部分の説明は省略し、要旨の部分について詳述する。尚、本誘電体フ ィルタ1は、配線基板等に表面実装されるタイプのものである。 図1は本考案の実施例の誘電体フィルタ1の分解斜視図を示している。
【0011】 図1に示すように、この実施例では、誘電体基板10の電極12の部分に洗浄 溶剤排出用の複数の排出溝13を形成している。すなわち、誘電体基板10の一 端側の略コ字型に形成されている電極12のコーナー部と、他端側の直線状に形 成した電極12の2か所に排出溝13をそれぞれ形成している。尚、電極12と 共に誘電体の部分も削って排出溝13を形成している。
【0012】 これにより、電極9,12にクリーム状の半田を塗布してリフロー半田にて誘 電体ブロック2と誘電体基板10とを貼り合わせた後、リフロー後のクリーム半 田から生じるフラクッスを、液体溶剤で洗浄した場合に、フラクッスや洗浄溶剤 を排出溝13から外部に排出することができる。 従って、内部にフラクッスが残っている場合には、電極9,12が腐食して電 流損が増えることによる無負荷Q0 の悪化や、特性劣化の防止を図ることができ る。つまり、フラクッスや洗浄溶剤を排出溝13から排出することで、作業性の 改善を図り、フィルタ特性の劣化、品質の低下の防止を行うことができる。
【0013】 (実施例2) 図2は実施例2を示し、誘電体基板10の両端の電極12をそれぞれ略コ字型 に形成し、電極12の各コーナー部に排出溝13を形成したものである。
【0014】 (実施例3) 図3は実施例3を示し、上記コーナー部に形成した排出溝13の他に、図中上 側の電極12の途中に2個の排出溝13を形成し、また、図中下側の電極12の 両側にも排出溝13をそれぞれ形成したものである。 ここで、穴3内の内導体4と外導体5とが導通している側の所謂、共振器の短 絡側(図中の下側)の接合用の電極12以外の部分は、共振器の無負荷Q0 にほ とんど影響を与えないので、図3に示すように、電極12に複数の排出溝13を 設けているものである。
【0015】 図4は排出溝13の形状の一例を示すものであり、電極12と誘電体基板10 の誘電体部分とを削ってテーパ状で且つ断面を略放物線状に形成したものである 。
【0016】 図5は排出溝13の他の形状の例を示し、テーパ状で且つ、矩形状に加工して 排出溝13を形成したものである。
【0017】 上記各実施例の排出溝13の位置、数、形状に限定されるものではなく、フィ ルタ特性に影響を与えない範囲で、排出溝13の数や深さを適宜選定できるのは 言うまでもない。また、排出溝13の数を多くしたり、排出溝13の深さを深く することで、洗浄溶剤をより多く、且つ確実に排出することができる。
【0018】 尚、上記の各実施例では、排出溝13を誘電体基板10側に形成した場合につ いて説明したが、排出溝13を誘電体ブロック2側に形成しても良い。更に、排 出溝13を誘電体ブロック2と誘電体基板10の双方に形成しても良い。 また、上記の各実施例では、4段構成のバンドパスフィルタを例として説明し たが、バンドエリミネーションフィルタ、ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ 等にも本考案を適用できるものである。また、4段以外の共振器構成の場合にも 適用できる。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上述のように、誘電体ブロックの穴の内面に内導体を形成し、この誘 電体ブロックの一面を除く他の表面に外導体を形成し、上記誘電体ブロックの一 面と面接合される誘電体基板の外面に外導体を形成し、上記外導体を形成した誘 電体基板の表面に信号入出力用の入出力電極を備え、上記誘電体ブロックと誘電 体基板の接合面に付加電極を形成し、上記誘電体ブロックと誘電体基板の接合面 の周縁の略全体にわたって接合用の電極膜それぞれを形成し、この両電極膜を半 田付けすることで誘電体ブロックと誘電体基板とを接合するようにした誘電体フ ィルタにおいて、上記誘電体ブロックと誘電体基板との接合面の電極膜部分に洗 浄溶剤排出用の排出溝を形成したものであるから、排出溝により洗浄溶剤を外部 に排出できるので、洗浄性が良くなり、作業性の改善を図ることができる。また 、半田付け後のフラクッスを洗浄した洗浄溶剤の排出によりフィルタとしての特 性、品質の低下を防いで、フィルタ特性、品質の向上を図ることができるという 効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の誘電体フィルタの分解斜視図
である。
【図2】本考案の実施例2の誘電体基板の平面図であ
る。
【図3】本考案の実施例3の誘電体基板の平面図であ
る。
【図4】本考案の実施例の排出溝の形状の例を示す要部
斜視図である。
【図5】本考案の実施例の排出溝の他の形状の例を示す
要部斜視図である。
【図6】従来例の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【図7】従来例の誘電体フィルタの断面図である。
【図8】従来例の誘電体ブロックと誘電体基板とを接合
した状態の誘電体フィルタの斜視図である。
【図9】誘電体フィルタの等価回路図である。
【符号の説明】
1 誘電体フィルタ 2 誘電体ブロック 3 穴 4 内導体 5 外導体 6 入出力電極 7 入出力電極 9 電極 10 誘電体基板 11 付加電極 12 電極 13 排出溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体ブロックの穴の内面に内導体を形
    成し、この誘電体ブロックの一面を除く他の表面に外導
    体を形成し、上記誘電体ブロックの一面と面接合される
    誘電体基板の外面に外導体を形成し、上記外導体を形成
    した誘電体基板の表面に信号入出力用の入出力電極を備
    え、上記誘電体ブロックと誘電体基板の接合面に付加電
    極を形成し、上記誘電体ブロックと誘電体基板の接合面
    の周縁の略全体にわたって接合用の電極膜をそれぞれ形
    成し、この両電極膜を半田付けすることで誘電体ブロッ
    クと誘電体基板とを接合するようにした誘電体フィルタ
    において、上記誘電体ブロックと誘電体基板との接合面
    の電極膜部分に洗浄溶剤排出用の排出溝を形成したこと
    を特徴とする誘電体フィルタ。
JP8192092U 1992-11-02 1992-11-02 誘電体フィルタ Pending JPH0641201U (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980922