JPH064111B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JPH064111B2
JPH064111B2 JP60154703A JP15470385A JPH064111B2 JP H064111 B2 JPH064111 B2 JP H064111B2 JP 60154703 A JP60154703 A JP 60154703A JP 15470385 A JP15470385 A JP 15470385A JP H064111 B2 JPH064111 B2 JP H064111B2
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健二 大沢
平助 西場
竹士 細谷
勝 師田
秀行 毒島
詔八 鵜川
広治 毒島
佳一郎 木暮
正明 岡田
孝亮 岡
広吉 師田
良輔 高橋
佳子 鵜川
常男 吉田
正一 林
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機,アレンジボール遊技機,ア
レンジボール式パチンコ遊技機,コイン遊技機等で代表
される弾球遊技機に関し、電気的に制御される弾球遊技
機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知られ
ているものに、たとえば、制御データが記憶されたRA
M等の記憶手段と、その記憶手段に記憶された制御デー
タに基づいて制御を行なうマイクロコンピユータ等の制
御手段とを内蔵したものがあった。そして、このような
記憶手段と制御手段とを内蔵したものとして、ゲーム機
一般の技術分野においては、特開昭57−57576号
公報に記載のものがあった。この従来のゲーム機におい
ては、制御用の処理プログラムとカウンタリセット用プ
ログラムとが記憶されており、それらのプログラムに従
ってCPUが正常に動作している場合には、カウンタリ
セット用プログラムに従って定期的にリセットパルス信
号が発せられ、クロックパルスを計数しているカウンタ
がそのリセツトパルス信号により定期的にリセットされ
るように構成されていた。そして、プログラムの暴走が
発生した場合には、定期的に発せられるはずのリセット
パルス信号が発せられなくなるために、前記カウンタの
計数値が予め定められた上限値を超える状態とする。す
ると、異常が発生した旨を判定して警報装置により警報
を発するように構成されていた。すなわち、この従来の
ゲーム機は、従来から一般的なウォッチドッグタイマ機
能が設けられており、そのウォッチドッグタイマ機能を
利用してプログラムの暴走が発生したことが判別されれ
ば、警報を発するように構成されていた。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来のゲーム機に設けられているプログラ
ム暴走等の非常状態を判別する技術は、プログラムが暴
走したことを判別して警報を発するのみであり、そのプ
ログラムの暴走がどのような原因で生じたかまでは判別
しない。
すなわち、従来のゲーム機に用いられている異常状態を
判別する技術は、プログラムの暴走等の異常状態が発生
した原因までは突き止めることなく、とにかく異常状態
が発生した場合にはその原因にかかわらず警報を行なう
ように構成されていた。その結果、記憶手段に記憶され
ている制御データが狂った場合等のような警報を発する
ことなく自動的に初期状態に復帰させることが可能なも
のまでも、わざわざ警報を発生させることになる。すな
わち、従来のゲーム機の制御手段は、異常が発生した場
合のその異常の種類に応じた処理動作を行なうことがで
きないという欠点があった。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、そ
の目的は、弾球遊技機の制御において、異常が発生した
場合に、その発生した異常の種類に応じた適切な処理動
作を行なうことができる弾球遊技機を提供することであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、電気的に制御される弾球遊技機であって、 制御データが記憶された記憶手段と、 該記憶手段に記憶された前記制御データに基づいて、前
記弾球遊技機を制御する制御手段と、 前記記憶手段に記憶されている制御データが異常なデー
タになっているか否かを所定のサイクルで判別する第1
の異常判別手段と、 該第1の異常判別手段が前記制御データの異常を判別し
た場合に、前記制御データを自動的に初期化するデータ
初期化手段と、 前記弾球遊技機が警報すべき異常状態であるか否かを所
定のサイクルで判別する第2の異常判別手段と、 該第2の異常判別手段が前記弾球遊戯機の異常状態を判
別した場合に警報を発生する警報発生手段とを含むこと
を特徴とする。
[作用] 本発明によれば、記憶手段に記憶されている制御データ
に基づいて、制御手段により弾球遊技機が制御される。
また、前記記憶手段に記憶された制御データを所定のサ
イクルでチェックし、その制御データが異常なデータに
なっているか否かが第1の判別手段により判別される。
その第1の判別手段が異常である旨を判別した場合に
は、前記記憶手段に記憶されている制御データが自動的
に初期化される。さらに、弾球遊技機が警報すべき異常
状態であるか否かが第2の異常判別手段により所定のサ
イクルで判別され、その第2の異常判別手段が異常であ
る旨を判別した場合には、警報が発せられる。
[実施例] 以下、図面を参照して、この発明の一実施例について説
明する。
以下の実施例の説明では、主としてパチンコ遊技機を例
にとって説明しているが、この発明の技術思想は、パチ
ンコ遊技機に限らず、アレンジボール遊技機、パチンコ
式遊技機(いわゆるアレパチ)、コイン遊技機等、広く
弾球遊技機を対象としていることを予め述べておく。
第1図は、この発明の一実施例を示す正面図である。パ
チンコ遊技機10の遊技盤12上には、電気的に制御が
される、回転ドラム表示機構14、ディジタル表示装置
16、可変入賞球装置18が配設されている。回転ドラ
ム表示機構14およびディジタル表示装置16は、可変
入賞球装置18の開閉条件を表示するものである。始動
入賞孔20のいずれかにパチンコ玉が入賞すると、回転
ドラム表示機構14の回転ドラムが回転され、かつディ
ジタル表示装置16の表示が変化される。そして、所定
時間経過後またはパチンコ遊技機10の前面板22の左
下部に設けられたストップボタン24の押圧に応答し
て、回転ドラム表示機構14およびディジタル表示装置
16の表示が停止される。そして、停止したときの表示
状態の組合わせが検出されて、可変入賞球装置18の開
閉制御がされる。
ディジタル表示装置16は、上述のように可変入賞球装
置18の開閉制御条件設定用とせず、他の情報を表示す
るように制御されてもよい。この場合は、可変入賞球装
置18の開閉条件は、回転ドラム表示機構14の表示だ
けに基づいて定まる。ディジタル表示装置16の左右両
側に各2つずつ配置されたランプは、LEDでできた入
賞記憶表示器40である。入賞記憶表示器40は、回転
ドラム表示機構14が回転中にさらに始動入賞孔20に
パチンコ玉が入賞した場合、入賞玉に応じて点灯され
る。そして、回転ドラム表示機構14の表示制御が一旦
終了した後、入賞記憶表示器40が点灯していれば、入
賞記憶表示器40の点灯を1つ消し、再度回転ドラム表
示機構14の表示が変化されるものである。
パチンコ遊技機10には、さらに、遊技の雰囲気を盛上
げるための、電気的に制御される、各種ランプ類やスピ
ーカ等が設けられている。フィーバランプ26,28
は、可変入賞球装置18が最大に開成するいわゆる「フ
ィーバー」状態のときに点灯または点滅制御されるラン
プである。可変入賞球装置18に備えられたV入賞ラン
プ30は、後述するV入賞があったときに点灯制御され
る。チューリップランプ32は、チューリップと称され
ているヤクモノ34の可動片内に備えられている。可動
片は透光性の部材でできており、チューリップランプ3
2の点滅が外部から認識できるようにされている。チュ
ーリップランプ32は、フィーバー時に点灯または点滅
制御される。前面板に取付けられた打球供給皿36の、
第2図に向って左端下側には、斜めに、スピーカ38が
埋設されている。スピーカ38は、回転ドラム表示機構
14の表示が変化中や、可変入賞球装置18が開成中等
の所定の状態のときに効果音を出すようにされている。
第2図は、パチンコ遊技機10の裏面図である。第2図
を参照して、遊技盤12の裏面には、入賞玉情報等、制
御に必要な情報を検出するためのセンサ42が設けられ
ている。始動入賞孔20に入賞した玉は径路44で導か
れて始動入賞玉検出スイッチ(センサ)42に与えられ
る。そして、始動入賞玉検出スイッチ42の出力は、図
示しない配線を介して後述する制御回路に与えられる。
第3図は、可変入賞球装置18の構成を示す斜視図であ
る。第3図を参照して、可変入賞球装置18は、横長の
ベース板46を含む。ベース板46の中央上部には、横
長の略長方形の開口48が形成されている。開口48の
左右両側には、入賞孔を形成する孔50が設けられてい
る。孔50の両外側には、それぞれ、ベース板46の裏
面側からランプ30が装着されている。ベース板46の
表面側にはカバー部材52を介して前面飾り板54が取
付けられている。カバー部材52は、左右対称の形状を
しており、たとえば赤色に着色された透光性の合成樹脂
で形成されている。そして、その厚みは、パチンコ玉の
直径寸法よりもやや大きなものに選ばれている。前面飾
り板54は、その表面に、図示しない遊技者の興趣をそ
そる飾り模様が描かれた板である。飾り板54の中央上
側は切欠かれており、開閉板60の開閉状態が一目でわ
かるとともに、開閉板60の開閉の妨げにならないよう
にされている。さらに、前面飾り板54の左右両側端部
には、窓孔56が形成されている。これら窓孔56およ
びカバー部材52を通いて、ランプ30の点滅が視覚的
に認識される。このように、前面飾り板54は、その表
面に描かれた飾り模様だけでなく、窓孔50内の点滅に
よって、その装飾効果を盛上げるものになっている。
ベース板46の裏面側には、開閉板取付部材58が取付
けられている。開閉板取付部材58は、図には現われな
いがアーチ型をしており、開閉板60を両側から開閉自
在に保持している。
開閉板60の裏面側には、三角形状の小突起62が、平
行に開閉板60の長さ方向に垂直に多数配置されてい
る。これら小突起62は、パチンコ玉を所定の方向へ導
く働きをするものである。また、開閉板60の図におい
て右端縁には、後方に延びる係合突片64が形成されて
いる。係合突片64は、作動リンク66、連通部材68
を介してソレノイド70のプランジャ72と連結されて
いる。ソレノイド70は、電気的にオン状態ではそのプ
ランジャ72を上方向に引上げ、オフ状態ではプランジ
ャ72は復帰ばね74のばね力によって下方向に下がる
ようになっている。よって、ソレノイド70のオン/オ
フにより、プランジャ72が上下し、この上下動は、連
結部材68、作動リンク66を介して係合突片64を前
後に移動させる。よって、開閉板60は開閉する。
ベース板46の後方で、開口48内の中央部にはVポケ
ット装置76が設けられている。Vポケット装置76
は、水平に配置された検出基板78と、検出基板78の
下方に突出する1対のV入賞集合樋80と、V入賞集合
樋80の中央部に取付けられたV入賞検知板82とを含
む。V入賞集合樋80は、側面L字状に曲成され、かつ
共に、やや内側に向って傾斜が付けられた部材で、その
名称から明らかなように、パチンコ玉を中央に寄せ集め
る働きをするものである。V入賞検知板82は、検出基
板78に対して揺動自在に取付けられている。V入賞検
知板82が後方に揺動されたとき、検出基板78はV入
賞玉を検出出力する。
ベース板46の裏面下側には入賞玉集合部材84が取付
けられている。入賞玉集合部材84は、裏カバー板86
と玉寄せ樋88とを備える。裏カバー板86はベース板
46に対して平行に取付けられ、その上部中央は、Vポ
ケット装置76と嵌合するための切欠部90が形成され
ている。玉寄せ樋88は、裏カバー板86の前面に設け
られ、中央に向って緩かな下向きの傾斜が付けられてい
る。したがって、開口48から入賞したパチンコ玉は開
口42の中央奥に設けられたVポケット装置76を通
り、あるいは通らずに下方に落下し、玉寄せ樋88によ
ってその中央部に導かれる。
玉寄せ樋88の下方には入賞玉検出・計数器92が配置
されている。入賞玉検出・計数器92は、パチンコ玉の
通過する貫通孔94と、その孔の周囲に巡らされた図示
しないコイルと電子回路とによって構成されている。そ
して、貫通孔94を通過するパチンコ玉によって生じる
磁束の変化に基づきパチンコ玉を検出し、その数を計数
するものである。
第4図は、この実施例の電気的な制御回路の構成ブロツ
ク図である。第4図において、制御対象として第1図や
第3図で説明したものを表わすブロツクには同一の番号
が付されている。
第4図を参照して、この制御回路は、各種入力信号に基
づいて演算処理をし、各制御対象に対して制御信号を与
えるマイクロコンピユータ96を備えている。マイクロ
コンピユータ96は、制御プログラムが記憶したリード
オンリメモリ(ROM)98と読出および書換可能なラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)100とを含む。RA
M100は、第5図のメモリマップに示すように、各ア
ドレスごとに8ビットの記憶領域を有し、各種のデータ
は単アドレスまたは複数アドレスを使って記憶される。
この実施例の特徴は、たとえばRAMアドレス80Hに
設定される初期設定フラグ1は、第6図に示すように、
「01010101」(55Hパターン)とし、RAM
アドレス81に設定される初期設定フラグ2は「101
01010」(AAHパターン)としたことである。ま
た、これら初期設定フラグ1および初期設定フラグ2を
チェックし、いずれかのフラグ1またはフラグ2の値が
変化したとき、他のRAMアドレスに設定されている各
種データにも異常が生じたものと類推して、データの初
期設定をやり直すようにされていることである。この
際、初期設定フラグ1および初期設定フラグ2を、上述
のように55HパターンとAAHパターンとにしたの
は、次のような理由による。すなわち、RAMには、
「0」または「1」の組合わせにより各種のデータが設
定されているが、この設定されたデータがノイズ等によ
り変化して、プログラムの暴走が生じる。その際、ノイ
ズ等によるデータの変化は、「0」が「1」に変化する
か、「1」が「0」に変化するかの2種類である。ま
た、ノイズによりデータが変化する場合、RAMのデー
タエリアのたとえばBITO列がまとまって変化された
り、BIT4の列がまとまって変化されたりというよう
に、各BIT列ごとに変化を受けることが多い。よっ
て、ノイズ防止用フラグとして、上述のパターンの初期
設定フラグ1および初期設定フラグ2を設定し、各フラ
グの変化を検出することにより、ノイズによる誤データ
の書込をチェックし、プログラムの暴走を防止すること
ができる。
第4図に戻って、マイクロコンピュータ96には、次の
ような信号が与えられる。V検出器およびV入賞検出回
路から構成されるVポケット装置76からは、V検出信
号が与えられる。始動入賞玉検出スイッチ42の出力に
基づいて、始動入賞回路102からは入賞信号が与えら
れる。ストップボタン24(第1図参照)が押される
と、ストップ回路104からストップ信号が与えられ
る。可変入賞球装置への入賞玉を検出計数する入賞玉検
出・計数器92は、パチンコ玉の計数値が10個になっ
たことを検出する10カウント検出回路を備えている。
そして、入賞玉検出・計数器92で計数されるパチンコ
玉(可変入賞球装置18に入賞したパチンコ玉)の数が
10個になったとき、10カウント信号が与えられる。
回転ドラム表示機構14には、回転ドラムの停止位置を
判定するためのフォトトランジスタと受光器とからなる
センサ106が備えられている。そして、センサ106
の信号に基づいて、絵柄判定回路108から絵柄判定信
号が与えられる。割込クロック回路110からは、たと
えば4msごとの割込クロック信号が与えられる。マイク
ロコンピュータ96は、この割込クロック信号によっ
て、後述するように、割込制御ルーチンの動作を実行す
る。
アドレスデコード回路112からはアドレスデコード信
号が与えられる。暴走防止回路114からは暴走防止信
号が与えられる。暴走防止回路114は、マイクロコン
ピュータ96の制御の暴走を、ハード面から防止するた
めの回路である。パワーオンリセット回路116からは
電源投入時のパワーオンリセット信号が与えられる。暴
走リセット回路118からは暴走リセット信号が与えら
れる。
次に、マイクロコンピュータ96は、以下の回路および
装置に制御信号を与える。始動入賞記憶表示回路120
に、入賞記憶表示信号を与える。始動入賞記憶表示回路
120では、その信号を最大4つ記憶することができ
る。そして、信号が1つ記録されると、前述したよう
に、それに対応してたとえばLEDで構成された入賞記
憶表示ランプ40が1個ずつ点灯される。
音信号は、音回路122に与えられる。これにより、ス
ピーカ38が鳴動される。
ディジタル表示信号は、ディジタル表示回路124に与
えられ、ディジタル表示器16の表示制御がされる。
ドラム回転制御信号は、ドラム回転制御回路126に与
えられる。それに基づいて、ドラム回転制御回路126
は、回転ドラム表示機構14を制御する。すなわち、回
転ドラム表示機構14に含まれるドラムモータを回転
し、ドラムソレノイドA,B,Cを制御して、ドラム表
示を変化させる。
開成制御信号は開成制御回路128に与えられる。開成
制御回路128は、可変入賞球装置18のソレノイド7
0(第3図参照)を制御して、可変入賞球装置の開成制
御がされる。
ランプ信号は、ランプ回路130に与えられ、フィーバ
ーランプ26,28、V入賞ランプ30、チューリップ
ランプ32等の点灯/消灯が制御される。
上述した各回路ブロツクには、電源回路132から同様
の電源として、予め定める直流電圧が供給されている。
第7A図ないし第7C図は、マイクロコンピュータ96
の制御動作を示すフローチャートである。
次に、第1図ないし第7C図を参照して、この実施例の
制御動作の説明について、フローチャートに従って説明
をする。
パチンコ遊技機10の制御回路に電源が投入されること
により、マイクロコンピュータ96は、ROM98に書
込まれた制御プログラムに基づいて動作を開始する(ス
テップS1)。
そして、まずスタックポインタを初期設定し(ステップ
S2)、初期待ち時間をクリアする(ステップS3)。
そして、タイマの最高時間が30秒を越えていないかど
うかをチェックする(ステップS4)。このタイマは、
RAM100によって構成されるソフトタイマである。
このように、タイマの最高時間をチェックするのは、制
御の安全性を確認するためである。
次に、初期設定フラグ1および初期設定フラグ2に初期
値が設定されているかどうかをチェックする(ステップ
S5,S6)。電源投入時においては、未だ何も書込ま
れていないので、マイクロコンピュータ96は、ステッ
プS7ないしS18の手順で、初期設定フラグ1および
初期設定フラグ2に、それぞれ、前述した55H「01
010101」およびAAH「10101010」のパ
ターンのデータを設定する(ステップS7〜S14)。
そして、ディジタル表示器のデータを0にし、音のパタ
ーンデータを初期設定した後(ステップS15,S1
6)、NMI(Nonmaskable I nter
upt)パルスカウンタを初期設定し、NMIパルスを
作り出す(ステップS17)。これは、プログラムが暴
走したときにNMIがかかるようにするためである。ス
テップS7〜S14により、後述する第1の異常判別手
段が異常である旨を判別した場合に、RAM100等で
構成された記憶手段に記憶されている制御データを自動
的に初期化するデータ初期化手段が構成されている。
次に、ステップS19ないしステップS28の手順に従
って、初期待ち時間カウンタの初期値の設定(ステップ
S22)、時間ワークの初期設定(ステップS23)を
する。時間ワークの初期設定により、後述するメインル
ーチンにおいて、15秒ごとにポートの入出力が初期設
定されることになる。さらに、フィーバーランプの点滅
時間(ステップS24)、音の遅れ時間(ステップS2
5)、コントロールポート(ステップS26)、入賞ラ
ンプ(ステップS27)が設定され、割込フラグがクリ
アされる(ステップS28)。
以上のようにして、RAM100の各種データエリア
(第5図参照)に初期データが設定された後、マイクロ
コンピュータ100は第8A図および第8B図のメイン
ルーチンの処理を実行する。
メインルーチンでは、乱数を作成し(ステップS2
9)、出力データを出力にセットし(ステップS3
1)、音の入出力設定を行なった後(ステップS32〜
S37)、汎用レジスタのデータが0かどうかを判定す
る(ステップS38)。電源投入時においては、汎用レ
ジスタの内容が0なので、ステップS39〜S44の処
理を実行する。つまり、時間ワーク15秒を設定し(ス
テップS39)、ポートの入出力を初期設定する(ステ
ップS41)。そして、再びメインルーチンの先頭であ
るステップS29からの動作を繰返す。このようにし
て、汎用レジスタが0でない場合は、マイクロコンピュ
ータ96はメインルーチンの処理をランしている。
第4図の割込クロック回路110から4msごとに割込ク
ロック信号が入力することにより、マイクロコンピュー
タ96は第9A図〜第9D図に示す割込ルーチンの処理
を行なう。
割込処理ルーチンでは、まず汎用レジスタを−1する
(ステップS45)。すなわち、ここにおいて割込ルー
チンの処理が始まるごとに、すなわち4msごとに汎用レ
ジスタが−1される結果、15秒という時間が作り出さ
れる。
次に、NMIパルスをポートに出力するためのサブルー
チンに入り(ステップS46)、その後この実施例の特
徴であるRAMのデータチェックを行なう。
RAMのデータチェックは、ステップS47ないしステ
ップS55の手順に基づいて行なう。まず、スタックポ
インタのRAMチェックを行ない(ステップS47)、
この時点で異常があればエラーとして初期設定ルーチン
へジャンプする。異常がなければ、次にポートとポート
イメージとが一致しているかどうかのチェックをし(ス
テップS50,51)、一致していなければエラーとし
て初期設定ルーチンへジャンプする。異常がなければ、
初期設定フラグ1および初期設定フラグ2のパターンチ
ェックを行なう。前述のように、初期設定フラグ1は5
5H「01010101」パターンであり、初期設定フ
ラグ2はAAH「10101010」パターンである。
このパターンが1つでも異なっていれば、ノイズ等によ
りRAMのデータエリアに誤りがあると推定して、マイ
クロコンピュータ96の処理は初期設定ルーチンへジャ
ンプするのである。ステップS47〜S55により、前
記記憶手段に記憶されている制御データを随時チェック
し、該制御データが異常なデータになっているか否かを
判別する第1の異常判別手段が構成されている。
異常がなければ、以降は、ステップS56ないしS85
のパチンコ遊技の各種制御のルーチンが消化されて、プ
ロセス制御がなされる。このプロセス制御を図面に従っ
て簡単に説明すると、ステップS59によりアラームフ
ラグがセットされているかどうかの判断がなされ、遊技
機がアラームフラグがセットされていない正常な状態で
ある場合にはステップS61に進み、以降の正常時にお
ける制御動作が実行される。この制御動作は、ステップ
S66,S70,S72,S74,S76,S78,S
80,S82,S84に示されているように、それぞれ
のプロセスステータスの値に応じて、通常処理,入賞処
理,左ドラム停止処理,中ドラム停止処理,右ドラム停
止処理,Vランプ処理,開成前処理,開成処理,開成後
処理が行なわれる。このプロセスステータスとは、遊技
機の制御を所定の手順に従って順序よく制御するための
ものであり、遊技機の制御動作の進行に応じてその値が
加算更新され、現時点での値に相当する処理プログラム
が実行されるという従来から周知のものである。ステッ
プS67,S71,S73,S75,S77,S79,
S81,S83,S85により、遊技機が正常に動作し
ているときの制御動作を複数段階の処理プロセスに分割
し、該分割された処理プロセスに基づき実行される処理
プログラムが構成されている。ステップS66,S7
0,S72,S74,S76,S78,S80,S8
2,S84により、前記処理プログラムの実行により進
行する処理プロセスがどの段階に達しているかに基づい
て次に進行すべき処理プロセスが割り出される。
一方、遊技機が警報すべき異常状態となっている場合に
は、S59によりYESの判断がなされて、S60に進
み、アラーム処理が行なわれてこの割込プログラムが終
了する。ステップS59により、前記弾球遊技機が警報
すべき異常状態であるか否かを随時判別する第2の異常
判別手段が構成されている。ステップS60により、前
記第2の異常判別手段が異常である旨を判別した場合に
警報を発生する警報発生手段が構成されている。
以上説明したように、この実施例では、4msごとに与え
られる割込クロック信号に基づいて、ステップS50〜
S55において、RAM100に設定されたデータに異
常がないかどうかの判定がされる。そして、異常が発見
された時点で、RAM100に設定されたすべてのデー
タを書換えるための初期設定ルーチンへジャンプするよ
うにされている。言い換えれば、4msごとの割込ルーチ
ンで、データの異常判別がされるのである。
なお、このような異常判別を行なうに際し、この実施例
では、初期設定フラグ1および初期設定フラグ2を異常
検出用のフラグとして設け、そのフラグのパターンの変
更により他のデータにも異常が生じたものと推定して異
常検出を行なう方法をとっている。よって、異常検出の
ために、たとえば特開昭59−200674号公報に開
示の発明のように、メインメモリと同じデータが記憶さ
れたバックアップメモリを設ける等のようにメモリ容量
を増やさず、データの異常を判別することができる。
上述した実施例の説明では、初期設定フラグ1および初
期設定フラグ2は、全部のデータを代表するものとして
設けた場合を説明したが、初期設定フラグ1および初期
設定フラグ2は、所定の関連あるデータ群ごとに設け、
各初期設定フラグをチェックすることにより、関連ある
データ群ごとのデータの異常判別を行なうようにしても
よい。
第10A図および第10B図は、この発明の他の実施例
のパチンコ機の図解図であり、特に第10A図はパチン
コ機の背面図、第10B図は第10A図の線B−Bに沿
う縦断面図を示す。
第11図は機構板を開いた状態におけるパチンコ機の裏
面から見た斜視図である。
次に、このパチンコ機の構成を説明する。パチンコ機2
10は、側枠211の前面に、前面枠212を開閉自在
に装着している。前面枠212の前面には、ガラス枠2
13が開閉自在に装着される。前面枠212の下方に
は、上部玉皿214aおよび下部玉皿214bが形成さ
れる。前面枠212の裏面には、取付枠215が固着さ
れる。取付枠215には、遊技盤216が着脱自在に装
着される。すなわち、取付枠215は、遊技盤216の
外形寸法よりもやや小さな内径の枠状に形成され、その
一部が遊技盤216の周縁部分を嵌合させ、遊技盤21
6を囲む裏面部分に取付金具215aを装着している。
そして、取付金具215aを回動させることによって、
遊技盤216を取外し可能とし、または取付枠215に
対して固定的に保持する。
取付枠215の裏面には、機構板220が回動自在に装
着される。機構板220は、プラスチックなどの合成樹
脂材料で構成される。より具体的には、機構板220
は、板状部221の前面(すなわち遊技盤216の裏面
に相対する面)に入賞玉集合径路222を形成してい
る。板状部221の裏面上部には、賞品玉貯留タンク2
23が固着される。賞品玉貯留タンク223の下方に
は、賞品玉を整列して賞品玉放出機構224へ導くため
の径路225が形成される。賞品玉放出機構224の下
方には、賞品玉放出機構224から放出された賞品玉を
前記上部玉皿214aおよび下部玉皿214bへ導くた
めの賞品玉放出樋225が形成される。板状部221の
賞品玉放出樋225を除く部分には、後述の基板ボック
スの取付構造230に含まれる取付部材231および基
板ボックス235を露出させるための開口部226が形
成される。開口部226は、取付部材231の平面形状
よりもやや大きな孔に選ばれる。開口部226に対応す
る面の遊技盤216には、取付部材231が装着され
る。取付部材231には、基板ボックス235が着脱自
在に装着される。
第12A図ないし第12C図は、基板ボックスの取付構
造を説明するための取付部材231および基板ボックス
235の図解図である。
次に、第12A図ないし第12C図を参照して、この実
施例の基板ボックスの取付構造の具体的な構成を説明す
る。取付部材231は、支持台311を含む。支持台3
11は、横方向長さが基板ボックス235の横方向長さ
とほぼ等しく、縦方向長さが基板ボックス235の縦方
向長さよりも長いかまたはほぼ等しく選ばれる。支持台
311は、その厚さが比較的薄くなるように、金属板を
折曲げて箱状に形成される。支持台311の裏面(遊技
盤216に対向する面)の上辺には、取付片312が形
成される。取付片312には、適宜の個所に取付孔31
3が穿設される。また、支持台311の裏面下辺には、
取付片314が形成される。取付片314には取付孔3
15が穿設される。支持台311の第12A図から見て
前面の下辺には第1の支持部材の一例の係合部232が
形成される。この係合部232は、側面から見てL形に
形成され、その一辺が上向きとなるように選ばれる。こ
の係合部232は、後述の基板ボックス235を支持台
311に装着する際に、基板ボックス235の下辺を位
置決めするとともに、下から支える機能を有する。ま
た、支持台311の上辺には、孔316が横方向に所定
の間隔をあけて穿設される。この孔316の穿設された
支持台311の裏面には、ねじ孔の形成された突起部3
17が固着される。突起部317には、第2の支持部材
の一例のばね部材233aがねじで螺着される。ばね部
材233aは、弾性力のある針金状のものを図示のよう
に折曲げて形成され、下向きの方向にその一部が突出し
て支持台311の面に弾性的に押圧力を加えるものであ
る。
基板ボックス235は、パチンコ機210の動作を制御
するための前述した制御回路基板を収納するものであっ
て、箱状に形成される。第12A図から見て裏面となる
基板ボックス235の面には、適宜の間隔をあけるため
の突出片351が形成される。基板ボックス235の底
面には、係合部232に対応する位置に、係合孔352
が穿設される。基板ボックス235の裏面の上部には、
側面から見て 形の突出片353が固着される。
そして、基板ボックス235を遊技盤216の裏面で着
脱自在に取付ける場合は、次のごとく取付けられる。ま
ず、取付部材231が遊技盤216の裏面にねじなどで
固定的に装着される。その後、基板ボックス235は、
係合孔352と係合部232とを係合させるように位置
決めされる。そして、ばね部材233aの先端部が上方
向に押し上げられて突出片353を支持台311の前面
に当接させ、その後ばね部材233aが復帰される。こ
れによって、突出片353がばね部材233aの弾性力
で押圧される。この状態が第12B図に示される。これ
によって、基板ボックス235が取付部材231に対し
て着脱自在に支持される。なお、機構板220を遊技盤
216に相対するように閉じた場合は、取付部材231
および基板ボックス235が板状部221の開口部22
6を貫通して遊技盤の裏面へ露出する。
この実施例のように構成すれば、基板ボックス235が
賞品玉の流れる賞品玉放出樋225に相対しない位置で
ありかつ遊技盤216の裏面に着脱自在に装着している
ので、玉が賞品玉放出樋225を伝って流下する際に発
生する静電気が基板ボックス235へ伝達されることな
く、基板ボックス235に収納されている回路基板を静
電気から有効に保護できる利点がある。また、基板ボッ
クス235を取付部材231に対して着脱自在に構成し
ているので、回路基板が故障したときは、基板ボックス
235を別のものと交換でき、迅速かつ容易に基板ボッ
クスを交換できるので、遊技者を待たせることを防止で
きる利点もある。
なお、第2の支持部材は、好ましくは基板ボックス23
5の縦方向長さが異なる場合であっても共通の取付部材
231に取付けられるように構成される。たとえば、支
持台311の面には、縦方向に対して異なる位置にねじ
孔318,319が形成される。そして、ばね部材23
3bが図示のように横方向の両端にねじ挿入孔を形成
し、その中央部が支持台311の面に弾性力を加えるよ
うに折曲げられる。このように構成すれば、第12C図
に示すように、ばね部材233bの取付位置をねじ孔3
18または319に変えることによって、基板ボックス
235の縦方向長さが異なる場合であっても共通の取付
部材231で基板ボックス235を取付けることができ
る。
第13A図および第13B図は他の実施例の基板ボック
スの取付構造の図解図であり、特に第13A図は取付部
材241を閉じた状態を示し、第13B図は取付部材2
41を開いた状態を示す。この実施例の取付部材241
は、横方向長さが基板ボックス235の横方向長さとほ
ほ等しくかつ縦方向長さが基板ボックス235の縦方向
長さよりも長い金属板411の上端部分を側面から見て
L字形となるように折曲げられて、折曲部412,41
3を形成している。折曲部412の遊技盤216に直交
する方向の長さは、遊技盤216の裏面に突出している
部材216aの突出長さよりもやや長く選ばれる。折曲
片413に対応する位置の遊技盤216には、第12A
図に示すばね部材233bと同様の形状をしたばね部材
244が装着される。金属板411の縦方向辺の一方
(図示では左側)には、蝶番245の一片が固着され
る。蝶番245の他片はL字形の取付金具242に固着
される。なお、243は233bと同様のばね部材であ
る。
なお、基板ボックス235を金属板411に装着するた
めの構造は、第12A図に示すものと同様に構成される
ので、その説明を省略する。
この実施例のように構成すれば、遊技盤216の裏面に
突出部材216aがあっても、基板ボックス235を着
脱自在に装着できる。また、突出部材216aの故障時
においては、支持板411を回動させることによって、
容易にそれを復旧できる利点がある。
ところで、前述の各実施例では、基板ボックス235を
遊技盤216の裏面に装着する場合を述べたが、この考
案の技術思想はこれに限ることなくその他の部材に基板
ボックスを着脱自在に装着できる。
第14図は他の弾球遊技機の背面図である。第15図は
第14図の線XV−XVに沿う弾球遊技機の縦断面図であ
る。
次に、第14図および第15図を参照してこの弾球遊技
機の構造について説明する。弾球遊技機510は、側枠
511の前面に前面枠521を開閉自在に装着し、前面
枠521に遊技盤522を装着し、遊技盤522に各種
可変表示器(図示せず)や可変入賞球装置などの部品を
装着して構成される。遊技盤522は桟枠523で固定
される。そして、遊技盤522の裏面には、取付板部材
の一例の機構板512が回動自在に装着される。機構板
512の上部には賞品玉を貯留するための貯留タンク5
13が形成される。貯留タンク513の下方には、貯留
タンク513に貯留されている賞品玉を整列する整列径
路514が設けられる。整列径路514の終端には、賞
品玉放出機構515配設される。整列径路514の下方
位置の機構板512には、遊技盤に装着された可変表示
器の一例の回転ドラム機構516を機構板512から背
面へ突出させるための孔(または窪み)が形成される。
そして、回転ドラム機構516は、機構板512を閉じ
たときに、孔から機構板512の裏面へ突出されるか、
または窪み部分へ入って窪み部分で覆われる。回転ドラ
ム機構516の下方位置の機構板512には、回路基板
(図示せず)を収納する回路基板収納ボックス(以下ボ
ックスと称する)531が装着される。ボックス531
に収納された回路基板は、前述したように、賞品玉放出
機構515を駆動制御する他に、遊技盤522に装着さ
れた各種部品、たとえば可変入賞球装置および可変表示
装置などを制御する電子回路を含む。このボックス53
1と回転ドラム機構516とはケーブル(図示せず)で
電気的に接続される。ケーブルが挿入されるボックス5
31の部分にはカバー517が取付けられる。カバー5
17はケーブルを挿通できるように形成される。
第16図および第17図は、この発明の他の実施例の可
変表示器付遊技機を示しており、特に第16図はガラス
板取付枠および前面板を開いた状態を示す正面図であ
り、第17図は、ケーシングの裏側から見た状態を示す
斜視図である。
第16図および第17図を参照して、可変表示器付遊技
機600は、主枠部材610を含む。主枠部材610
は、その前面にガラス板を保持するガラス板取付枠61
1を開閉自在に設けるとともに前面板612を開閉自在
に設け、その下方に打球ハンドル613と、玉皿614
を固着し、該玉皿614の上部に余剰玉放出口615を
穿設して構成される。この前面板612には、賞品玉放
出口722が形成される。前面板612の裏側には、1
ゲームに要する所定数のパチンコ玉を取込みかつ1個順
次に後述の発射点レール841へ供給するための打球供
給装置723が設けられる。この打球供給装置723
は、パチンコ玉を1個順次整列する径路(図示せず)を
内蔵し、その径路の終端に玉出口724を形成し、径路
の途中に作動ピン挿通口725を形成して構成される。
遊技盤620は、遊技盤のほぼ中央部に可変表示機の一
例を組合わせ表示器621が関連的に設けられる。この
組合わせ表示器621は、後述の玉受口635に対応す
る複数の表示部を含み、その前面に玉受口635に対応
する識別情報(たとえば数字)の描かれた表示板を設
け、その裏側に表示ランプ(または発光ダイオード)を
設けて構成される。なお、好ましくは、各表示部の裏側
に内蔵される表示ランプが後述の機構板640に配設さ
れる。また、遊技盤620の前面側には、パチンコ玉の
通過できる領域を規制するためのガイドレール622が
円弧状に形成され、打球されたパチンコ玉を遊技盤へ導
くための内側レール622′がガイドレール(すなわち
外側レール)622の左側下部から上部に沿って形成さ
れる。このガイドレール622と内側レール622′と
で挾まれる部分が発射玉誘導径路623として働く。ま
た、遊技盤620の下方には、後述のケーシング630
に形成された通過領域の一例の玉受口635が挿通され
る。さらに、遊技盤620におけるガイドレール622
の外側上部には、後述の機構板640に取付けられる得
点表示器645を透視するための窓625と、打止また
は1回のゲーム終了を知らせる表示器646を透視する
ための窓626が穿設される。
なお、必要に応じて、遊技盤620のガイドレール62
2で囲まれる内側には、パチンコ玉の落入に応じて嘴状
部を開いて入賞しやすくしかつ落入したパチンコ玉に応
じて所定数の賞品玉を払出すための入賞玉装置(通称ヤ
クモノ)627を複数個(図示では3個)配設したり、
パチンコ玉の入賞によって賞品玉を払出す条件の定めら
れかつ入賞したパチンコ玉を裏面側へ導くセーフ孔を形
成してもよい。
ケーシング630は、遊技盤620の厚さよりもやや深
く形成し、遊技盤620のガイドレール622で囲まれ
た部分に対応する部分よりもやや大きな開口部が形成さ
れる。そして、ケーシング630の左右の側壁には、遊
技盤620を窪み部分に嵌め込んだ状態で遊技盤620
を装着保持しかつ台交換に際して遊技盤620のみを交
換自在とするために、遊技盤620を着脱自在に保持す
る保持金具833〜834(図示では、831および8
32だけが見えている)が回動自在に設けられる。ま
た、ケーシング630の前面側に支持板634が類着さ
れる。この支持板634の前面には、パチンコ玉を打球
杆で打球する際の発射点レール841が類着されるとと
もに、発射点レール841から発射された玉のうち打球
力が弱くて発射玉誘導径路623を逆戻りした玉を導く
ための合流樋842が類着され、発射点レール841の
下側位置に作動ピン843が類着される。開口部632
の下方には、複数の玉受口635がケーシング630の
窪み部分の面より前面側に突出して設けられ、遊技盤6
20の盤面に沿って落下するパチンコ玉を受けるように
働く。この玉受口635に関連して、各玉受口を通過し
た通過玉を検出するための検出スイッチ(図示せず)が
裏面側に設けられる。この玉受口635の前面には、各
玉受口を特定するための識別情報を付ける必要があるた
め、各玉受口対応する位置に識別情報を描いた飾り板7
12がガラス板取付枠611の下方に着脱自在に装着さ
れる。また、ケーシング630の裏面には、係合孔の形
成された係合部材861〜864が類着される。また、
ケーシング630の裏面の右側上部と下部には、機構板
640を回動自在に装着するための支持金具871,8
72が固着される。このようにして構成されたケーシン
グ630は、遊技盤620を装着した状態で、主枠部材
610の裏面側にねじ止め等によって装着される。な
お、ケーシング630の主枠部材610に装着する他の
方法として、裏面側から見て右側に蝶番などを設け、左
側にロック機構を設けて回動自在に装着してもよい。
前記機構板640は、前記支持金枠871,872に回
動自在に装着するための金具911,912がその上下
の一方側端(図示では前面側から見て左側)に固着され
る。この機構板640の前面側には、前記遊技盤に形成
された組合わせ表示器621の各表示部に対応する部分
に複数の表示ランプ642を装着し、ケーシング630
に固着されている複数の玉受口635の下方に対応する
位置に玉寄せ径路931を形成する。この玉寄せ径路9
31で集められた玉が流下口932から径路933を介
して回収される。一方、遊技者によって打たれた玉が玉
受口635に達する前に、遊技盤620に配設された入
賞孔または入賞球装置627へ入賞すると、玉寄せ径路
934で集められ、機構板640に配設された入賞球処
理装置(図示の936部分内に封入されている)を作動
させた後、径路937を介して回収される。
また、機構板640の賞品玉放出口722に対応する部
分には、賞品玉放出口644が形成される。さらに、機
構板640の前面上部には、前記窓625,626に対
応して、得点表示器645と表示器646とが左右に設
けられる。一方、機構板640の裏面上部には、賞品玉
を貯留するための貯留タンク647が形成される。貯留
タンク647の下方には、貯留タンク647で貯留され
ている賞品玉を整列する整列径路(図示せず)が設けら
れ、整列径路の終端に賞品玉放出機構(図示せず)が配
設される。
そして、主枠部材610の裏側にケーシング630を装
着し、ケーシング630の裏側に機構板640を装着す
ることにより、この実施例の可変表示器付遊技機600
が構成される。なお、このようにして構成された可変表
示器付遊技機600は、複数台のパチンコ機を並べて島
を構成する島枠部材(図示せず)に、枠部材本体610
が開閉自在に装着される。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、弾球遊技機を電気的に
制御している際に異常が発生したときに、その異常が、
記憶手段に記憶された制御データに異常が発生したこと
が原因である場合には、その制御データの異常が検出さ
れ、その制御データが自動的に初期化されるために、正
しい制御データに自動的に修復され、正常な制御に復帰
することができる。さらに、発生した異常が、警報すべ
き異常である場合には、その旨が判別され、警報が発せ
られる。すなわち、弾球遊技機の電気的な制御を行なっ
ている最中に異常が発生した場合には、その異常の原因
が制御データの異常である場合には自動的に初期化され
て自動復帰する処理動作が行なわれ、警報を要するよう
な異常が発生している場合には、警報が発せられる処理
動作が行なわれるのであり、それぞれの異常の状態に応
じた適切な処理動作が自動的に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の正面図である。 第2図は、この発明の一実施例の裏面図である。 第3図は、可変入賞球装置の一例を説明するための斜視
図である。 第4図は、この発明の一実施例の制御回路の構成を示す
ブロック図である。 第5図は、第4図のRAM100の内容を示すメモリマ
ップである。 第6図は、初期設定フラグ1および初期設定フラグ2に
設定されるデータ内容を示す図である。 第7A図ないし第9D図は、この発明の制御回路の動作
を説明するためのフローチャートである。特に第7A
図、第7B図および第7C図は、初期設定ルーチンを示
し、第8A図および第8B図はメインルーチンを示し、
第9A図、第9B図、第9C図および第9D図は割込ル
ーチンを示す。 第10A図および第10B図は、この発明の他の実施例
のパチンコ機の図解図である。特に、第10A図はパチ
ンコ機の背面図、第10B図は第10A図の線B−Bに
沿う縦断面図である。 第11図は、機構板を開いた状態におけるパチンコ機の
裏面か見た斜視図である。 第12A図、第12B図および第12C図は、基板ボッ
クスの取付構造を説明するための図解図である。 第13A図および第13B図は、他の実施例の基板ボッ
クスの取付構造の図解図である。特に、第13A図は取
付部材を閉じた状態を示し、第13B図は取付部材を開
いた状態を示す。 第14図は、他の弾球遊技機の背面図である。 第15図は、第14図の線XV−XVに沿う縦断面図で
ある。 第16図は、この発明のさらに他の実施例のパチンコ機
であって、ガラス板取付枠を開いた状態の正面図であ
る。 第17図は、第16図のパチンコ機を、ケーシングの裏
側から見た斜視図である。 図において、10はパチンコ遊技機、14は回転ドラム
表示機構、16はディジタル表示器、18は可変入賞球
装置、20は始動入賞孔、96はマイクロコンピュー
タ、100はRAMを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 師田 勝 愛知県名古屋市守山区大字森孝新田字巳 329―6 (72)発明者 毒島 秀行 東京都渋谷区神宮前2の33の16 (72)発明者 鵜川 詔八 群馬県桐生市相生町1の164の5 (72)発明者 毒島 広治 群馬県新田郡藪塚本町大原530 (72)発明者 木暮 佳一郎 群馬県新田郡笠懸村大字鹿字笠掛4228の7 (72)発明者 岡田 正明 愛知県名古屋市西区新道町2の61 (72)発明者 岡 孝亮 東京都杉並区成田東3の3の10 (72)発明者 師田 広吉 大阪府堺市上野芝6丁386の19 (72)発明者 高橋 良輔 福岡県福岡市東区高美台1の72の583 (72)発明者 鵜川 佳子 群馬県桐生市相生町1の164の8 (72)発明者 吉田 常男 群馬県山田郡大間々町上桐原681 (72)発明者 林 正一 新潟県新潟市柴竹7の21の6 (56)参考文献 特開 昭58−73382(JP,A) 特開 昭57−57576(JP,A) 特開 昭60−95665(JP,A) 特開 昭60−134906(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に制御される弾球遊技機であって、 制御データが記憶された記憶手段と、 該記憶手段に記憶された前記制御データに基づいて、前
    記弾球遊技機を制御する制御手段と、 前記記憶手段に記憶されている制御データが異常なデー
    タになっているか否かを所定のサイクルで判別する第1
    の異常判別手段と、 該第1の異常判別手段が前記制御データの異常を判別し
    た場合に、前記制御データを自動的に初期化するデータ
    初期化手段と、 前記弾球遊技機が警報すべき異常状態であるか否かを所
    定のサイクルで判別する第2の異常判別手段と、 該第2の異常判別手段が前記弾球遊枝機の異常状態を判
    別した場合に警報を発生する警報発生手段とを含むこと
    を特徴とする、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、弾球遊技開始信号に基づ
    いて、前記記憶手段に記憶された制御データの更新を開
    始し、かつ前記記憶手段の制御データが予め定めるデー
    タに更新されるまでを1制御サイクルとして遊技機を制
    御する制御手段であることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記第1の異常判別手段は、 前記記憶手段に設けられた、異常判別用データが設定さ
    れた異常判別用フラグと、 前記制御手段が制御データを更新するごとに、前記異常
    判別用フラグの内容をチェックする手段とを含むことを
    特徴とする、特許請求の範囲第2項記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】前記第1の異常判別手段は、所定のサイク
    ルで、前記制御手段から暴走による異常出力があるか否
    かを検出する手段を含むことを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項記載の弾球遊技機。
JP60154703A 1985-07-13 1985-07-13 弾球遊技機 Expired - Lifetime JPH064111B2 (ja)

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