JPH0641087B2 - 工具折損検出装置 - Google Patents
工具折損検出装置Info
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- JPH0641087B2 JPH0641087B2 JP3978685A JP3978685A JPH0641087B2 JP H0641087 B2 JPH0641087 B2 JP H0641087B2 JP 3978685 A JP3978685 A JP 3978685A JP 3978685 A JP3978685 A JP 3978685A JP H0641087 B2 JPH0641087 B2 JP H0641087B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/44—Processing the detected response signal, e.g. electronic circuits specially adapted therefor
- G01N29/4463—Signal correction, e.g. distance amplitude correction [DAC], distance gain size [DGS], noise filtering
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/14—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object using acoustic emission techniques
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は工作機械における工具の折損や異常を切削加工
及び折損時に発生するアコースティックエミッション
(以下AEという)を利用して監視,自動検出する工具
折損検出装置に関するものである。
及び折損時に発生するアコースティックエミッション
(以下AEという)を利用して監視,自動検出する工具
折損検出装置に関するものである。
本発明による工具折損検出装置は、AEセンサの感度調
整に用いる擬似折損信号発生器より工作機械に与えられ
る擬似折損信号レベルが工具折損検出装置との間に接続
されるケーブル長に応じて減衰することに鑑みてなされ
たもので、このケーブル長のデータを用いて擬似折損信
号の駆動レベルを補正するようにしたものである。こう
すればケーブル長にかかわらず同一の擬似折損信号を工
作機械に与えることができ、AEセンサの感度を最適値
に調整することが可能となる。
整に用いる擬似折損信号発生器より工作機械に与えられ
る擬似折損信号レベルが工具折損検出装置との間に接続
されるケーブル長に応じて減衰することに鑑みてなされ
たもので、このケーブル長のデータを用いて擬似折損信
号の駆動レベルを補正するようにしたものである。こう
すればケーブル長にかかわらず同一の擬似折損信号を工
作機械に与えることができ、AEセンサの感度を最適値
に調整することが可能となる。
工作機械において工具を用いて加工対象(以下ワークと
いう)を切削加工する場合、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強く要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワークの近傍にAE
センサを設け、そこから得られるAE信号に基づいて工
具の折損を検出する装置が提案されている。
いう)を切削加工する場合、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強く要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワークの近傍にAE
センサを設け、そこから得られるAE信号に基づいて工
具の折損を検出する装置が提案されている。
しかしながら従来の工具折損検出装置によれば、AEセ
ンサは工具の近傍やワークに接触するように取付けられ
るが、その取付位置によってAE信号のレベルが大幅に
異なる。そのため従来の工具折損検出装置ではAEセン
サの感度を工具の大きさに応じてあらかじめ定められた
標準値に設定し、個々の工作機械の工具,AEセンサ間
の減衰率を試行錯誤で補正していた。しかしながら工具
の折損時のAE信号は折損時にしか得られないので、A
Eセンサの取付位置や取付状態の確認が難しく工具の折
損を確実に検出することが困難であった。そこで出願人
は既に特願昭59-101554号等において工具の折損時と同
一の信号を発生する擬似折損信号発生器を提案している
(未公開)。この擬似折損信号発生器を工作機械の加工
位置に取付けて用いられる工具に応じた駆動レベルで駆
動すれば工作機械に擬似折損信号を与えることができ、
この擬似折損信号に基づいてAEセンサの感度を最適値
に調整することができる。
ンサは工具の近傍やワークに接触するように取付けられ
るが、その取付位置によってAE信号のレベルが大幅に
異なる。そのため従来の工具折損検出装置ではAEセン
サの感度を工具の大きさに応じてあらかじめ定められた
標準値に設定し、個々の工作機械の工具,AEセンサ間
の減衰率を試行錯誤で補正していた。しかしながら工具
の折損時のAE信号は折損時にしか得られないので、A
Eセンサの取付位置や取付状態の確認が難しく工具の折
損を確実に検出することが困難であった。そこで出願人
は既に特願昭59-101554号等において工具の折損時と同
一の信号を発生する擬似折損信号発生器を提案している
(未公開)。この擬似折損信号発生器を工作機械の加工
位置に取付けて用いられる工具に応じた駆動レベルで駆
動すれば工作機械に擬似折損信号を与えることができ、
この擬似折損信号に基づいてAEセンサの感度を最適値
に調整することができる。
しかるに擬似折損信号発生器は工作機械の任意の加工位
置に取付けられるが、工具折損検出装置本体との間に接
続されているケーブルのケーブル長によって擬似折損信
号レベルが大幅に異なる。従って用いられる工具に応じ
たレベルで擬似折損信号発生器を駆動しても、ケーブル
長によっては工作機械に同一レベルの擬似折損信号を与
えることができないという問題点があった。
置に取付けられるが、工具折損検出装置本体との間に接
続されているケーブルのケーブル長によって擬似折損信
号レベルが大幅に異なる。従って用いられる工具に応じ
たレベルで擬似折損信号発生器を駆動しても、ケーブル
長によっては工作機械に同一レベルの擬似折損信号を与
えることができないという問題点があった。
本発明はこのような工具折損検出装置の問題点に鑑みて
なされたものであって、擬似折損信号発生器と工具折損
検出装置本体間のケーブル長にかかわらず同一レベルの
擬似折損信号を工作機械に与えることができ、AEセン
サの感度を最適値に調整することできる工具折損検出装
置を提供することを目的とする。
なされたものであって、擬似折損信号発生器と工具折損
検出装置本体間のケーブル長にかかわらず同一レベルの
擬似折損信号を工作機械に与えることができ、AEセン
サの感度を最適値に調整することできる工具折損検出装
置を提供することを目的とする。
本発明は工作機械の工具近傍に設けられたAEセンサを
有し、工具の折損時に得られるAE信号に基づいて折損
を検出する工具折損検出装置であって、工作機械の近傍
に取付けられ、工具折損検出装置本体との間をケーブル
で接続された擬似折損信号発生器と、工具折損検出装置
本体内に設けられ、工具折損検出装置本体と擬似折損信
号発生器との間を接続するケーブルのケーブル長を入力
する入力手段と、工具の折損時に得られるAE信号の周
波数を含む擬似折損信号を発生し、用いられる工具に対
応してそのレベルを変化させると共に、入力手段より得
られたケーブル長に応じた補正を行った駆動レベルを有
する擬似折損信号によって擬似折損信号発生器を駆動す
る駆動手段と、外部入力に基づいて増幅率を変えてAE
センサのAE信号を増幅する可変増幅率増幅器と、AE
センサから得られるAE信号に基づいて工具の折損を識
別する信号処理部と、を具備することを特徴とするもの
である。
有し、工具の折損時に得られるAE信号に基づいて折損
を検出する工具折損検出装置であって、工作機械の近傍
に取付けられ、工具折損検出装置本体との間をケーブル
で接続された擬似折損信号発生器と、工具折損検出装置
本体内に設けられ、工具折損検出装置本体と擬似折損信
号発生器との間を接続するケーブルのケーブル長を入力
する入力手段と、工具の折損時に得られるAE信号の周
波数を含む擬似折損信号を発生し、用いられる工具に対
応してそのレベルを変化させると共に、入力手段より得
られたケーブル長に応じた補正を行った駆動レベルを有
する擬似折損信号によって擬似折損信号発生器を駆動す
る駆動手段と、外部入力に基づいて増幅率を変えてAE
センサのAE信号を増幅する可変増幅率増幅器と、AE
センサから得られるAE信号に基づいて工具の折損を識
別する信号処理部と、を具備することを特徴とするもの
である。
このような特徴を有する本発明によれば、工具折損検出
装置本体と擬似折損信号発生器を接続するケーブルのケ
ーブル長を入力することによって擬似折損信号発生器の
駆動レベルを補正し、ケーブルでの減衰を補償してい
る。従ってその間のケーブル長にかかわらず用いられる
工具のみに対応した一定レベルの擬似折損信号を工作機
械に与えることが可能となる。そしてこの擬似折損信号
によってAEセンサの感度を最適値に調整することがで
きるため、工具折損の信頼性を向上させることが可能と
なる。
装置本体と擬似折損信号発生器を接続するケーブルのケ
ーブル長を入力することによって擬似折損信号発生器の
駆動レベルを補正し、ケーブルでの減衰を補償してい
る。従ってその間のケーブル長にかかわらず用いられる
工具のみに対応した一定レベルの擬似折損信号を工作機
械に与えることが可能となる。そしてこの擬似折損信号
によってAEセンサの感度を最適値に調整することがで
きるため、工具折損の信頼性を向上させることが可能と
なる。
(実施例の全体構成) 第1図は本発明による工具折損検出装置の一実施例を示
すブロック図である。本実施例は数値制御装置を用いて
制御されるボール盤に取付けられた工具折損検出装置を
示すものであって、ワーク1はボール盤のベース上に固
定されており、ワーク1の上部よりドリル2を回転させ
て所定速度で押下しワーク1を開口する。ドリル2は数
値制御装置3によってその動作が制御されている。ここ
で用いられるドリルは図示しない自動工具交換器によっ
て自動的に交換されるものとする。さてワーク1の上部
のドリルの刃が接触する位置にワーク1に切削を行う前
にあらかじめAEセンサと同じくPZT等からなる擬似
折損信号発生器4が取付けられる。駆動回路5はこの擬
似折損信号発生器4を駆動するものであって、あらかじ
め工具の折損時のAE出力波形と相似で且つ同一のパワ
ースペクトル分布を持つ駆動波形を発振するよう構成さ
れており、その振幅レベルは外部より与えられる。そし
てワーク1が配置される工具の近傍、例えば第1図に示
すようにベース上にAE信号を検出するAEセンサ6を
設ける。AEセンサ6はドリル2等の工具からのAE信
号や擬似折損信号発生器4からのAE信号を検出する広
帯域のAEセンサであって、その出力はAE信号処理部
7に与えられる。AE信号処理部7はAEセンサ6から
の信号を所定のレベルで増幅すると共に工具の折損,異
常切削の信号を検知し、入出力インターフェース8を通
じて中央演算装置(以下CPUという)9に与えるもの
である。CPU9にはシステム制御プログラムや数値制
御装置3との通信制御プログラムを記憶するリードオン
リメモリ(以下ROMという)10と、この数値制御装
置3によって用いられる工具に対応するAEセンサの感
度情報やケーブル長データ領域を含むランダムアクセス
メモリ(以下RAMという)11から成る記憶手段が接
続されている。CPU9には更に入出力インターフェー
ス12を介して工具の異常切削や折損を表示する本体側
の表示器13と、本体から分離されて異常切削や折損を
表示し工具の番号や種類,標準のAEセンサ感度やケー
ブル長を入力するキーボード14が接続される。更に信
号伝送ライン15を介して数値制御装置3が接続されて
いる。CPU9はAE信号処理部7からの折損検出信号
に基づいて数値制御装置3とデータ伝送を行い、工具の
折損を確認するように制御するものである。
すブロック図である。本実施例は数値制御装置を用いて
制御されるボール盤に取付けられた工具折損検出装置を
示すものであって、ワーク1はボール盤のベース上に固
定されており、ワーク1の上部よりドリル2を回転させ
て所定速度で押下しワーク1を開口する。ドリル2は数
値制御装置3によってその動作が制御されている。ここ
で用いられるドリルは図示しない自動工具交換器によっ
て自動的に交換されるものとする。さてワーク1の上部
のドリルの刃が接触する位置にワーク1に切削を行う前
にあらかじめAEセンサと同じくPZT等からなる擬似
折損信号発生器4が取付けられる。駆動回路5はこの擬
似折損信号発生器4を駆動するものであって、あらかじ
め工具の折損時のAE出力波形と相似で且つ同一のパワ
ースペクトル分布を持つ駆動波形を発振するよう構成さ
れており、その振幅レベルは外部より与えられる。そし
てワーク1が配置される工具の近傍、例えば第1図に示
すようにベース上にAE信号を検出するAEセンサ6を
設ける。AEセンサ6はドリル2等の工具からのAE信
号や擬似折損信号発生器4からのAE信号を検出する広
帯域のAEセンサであって、その出力はAE信号処理部
7に与えられる。AE信号処理部7はAEセンサ6から
の信号を所定のレベルで増幅すると共に工具の折損,異
常切削の信号を検知し、入出力インターフェース8を通
じて中央演算装置(以下CPUという)9に与えるもの
である。CPU9にはシステム制御プログラムや数値制
御装置3との通信制御プログラムを記憶するリードオン
リメモリ(以下ROMという)10と、この数値制御装
置3によって用いられる工具に対応するAEセンサの感
度情報やケーブル長データ領域を含むランダムアクセス
メモリ(以下RAMという)11から成る記憶手段が接
続されている。CPU9には更に入出力インターフェー
ス12を介して工具の異常切削や折損を表示する本体側
の表示器13と、本体から分離されて異常切削や折損を
表示し工具の番号や種類,標準のAEセンサ感度やケー
ブル長を入力するキーボード14が接続される。更に信
号伝送ライン15を介して数値制御装置3が接続されて
いる。CPU9はAE信号処理部7からの折損検出信号
に基づいて数値制御装置3とデータ伝送を行い、工具の
折損を確認するように制御するものである。
ここで駆動回路5,AEセンサ6,AE信号処理部7,
入出力インターフェース8,CPU9,ROM10,R
AM11,入出力インターフェース12,表示器13及
びキーボード14は工具折損検出装置本体を構成してお
り、擬似折損信号を発生する擬似折損信号発生器4との
間はケーブル16によって接続されている。
入出力インターフェース8,CPU9,ROM10,R
AM11,入出力インターフェース12,表示器13及
びキーボード14は工具折損検出装置本体を構成してお
り、擬似折損信号を発生する擬似折損信号発生器4との
間はケーブル16によって接続されている。
次に第2図はこのキーボード14のパネル面を示す図で
ある。本図においてキーボード14の上部は工具の異常
切削レベルを表示するバーグラフ表示器20が設けら
れ、その下方に数値表示部21,22が設けられる。数
値表示部21は工具の種類、即ちマガジン番号や擬似折
損信号発生器4の出力レベルを切換えて表示する表示部
であり、数値表示部22はAEセンサ6の感度や入力し
たケーブル長を切換えて表示するものである。又その下
方にはケーブル長入力キー23,減衰レベル入力キー2
4及び入力する数値を桁上げ,桁下げ及びインクリメン
ト,ディクリメントする数値設定キー25が設けられて
いる。更にその下方には擬似折損信号発生器4を駆動す
る出力キー26,感度設定モードを設定する感度設定モ
ードキー27及びモニタモードを入力するモニタモード
キー28が設けられる。更にその右方には自動感度設定
キー29,数値を入力するエンターキー30及び数値を
クリアするリセットキー31が設けられている。
ある。本図においてキーボード14の上部は工具の異常
切削レベルを表示するバーグラフ表示器20が設けら
れ、その下方に数値表示部21,22が設けられる。数
値表示部21は工具の種類、即ちマガジン番号や擬似折
損信号発生器4の出力レベルを切換えて表示する表示部
であり、数値表示部22はAEセンサ6の感度や入力し
たケーブル長を切換えて表示するものである。又その下
方にはケーブル長入力キー23,減衰レベル入力キー2
4及び入力する数値を桁上げ,桁下げ及びインクリメン
ト,ディクリメントする数値設定キー25が設けられて
いる。更にその下方には擬似折損信号発生器4を駆動す
る出力キー26,感度設定モードを設定する感度設定モ
ードキー27及びモニタモードを入力するモニタモード
キー28が設けられる。更にその右方には自動感度設定
キー29,数値を入力するエンターキー30及び数値を
クリアするリセットキー31が設けられている。
(AEセンサの感度設定動作) 次に本発明による工具の感度設定方法についてフローチ
ャートを参照しつつ説明する。動作開始後ケーブル長入
力キー23が押下されるとケーブル長入力モードに進み
(ステップ40)、使用者よりケーブル長の入力を待受け
る。使用者は数値設定キー25より工具折損検出装置本
体から擬似折損信号発生器4に接続されているケーブル
長X(m)を設定し、エンターキー30によって入力す
る。そして減衰レベル入力キー24を押下して減衰レベ
ル入力モードに進む(ステップ42)。減衰レベルは接続
ケーブルの種類に応じて定められた減衰レベルであっ
て、ケーブル1m当たりの減衰量C(dB/m)を入力す
るものである。この場合にも同様にして数値設定キー2
5によって減衰レベルCを設定しエンターキー30を用
いて入力すると、CPU9はステップ44に進んで擬似折
損信号発生器4の補正値を算出する。ここで擬似折損信
号発生器4の標準駆動レベルをA(dB)とすると、補正
出力レベルIa(dB)は次式で表される。
ャートを参照しつつ説明する。動作開始後ケーブル長入
力キー23が押下されるとケーブル長入力モードに進み
(ステップ40)、使用者よりケーブル長の入力を待受け
る。使用者は数値設定キー25より工具折損検出装置本
体から擬似折損信号発生器4に接続されているケーブル
長X(m)を設定し、エンターキー30によって入力す
る。そして減衰レベル入力キー24を押下して減衰レベ
ル入力モードに進む(ステップ42)。減衰レベルは接続
ケーブルの種類に応じて定められた減衰レベルであっ
て、ケーブル1m当たりの減衰量C(dB/m)を入力す
るものである。この場合にも同様にして数値設定キー2
5によって減衰レベルCを設定しエンターキー30を用
いて入力すると、CPU9はステップ44に進んで擬似折
損信号発生器4の補正値を算出する。ここで擬似折損信
号発生器4の標準駆動レベルをA(dB)とすると、補正
出力レベルIa(dB)は次式で表される。
Ia=A+C(X−1) そしてステップ45に進んでこの補正値Iaを一旦RAM1
1に記憶しAEセンサの感度設定処理ルーチン46に進
む。
1に記憶しAEセンサの感度設定処理ルーチン46に進
む。
次に第4図はこのケーブル長の補正後のAEセンサ感度
設定処理を示すフローチャートである。この処理を開始
するとまずステップ50においてRAM11より擬似折損
信号発生器4の出力補正値Iaを読出し、ステップ51に進
んでキーボード14より工具の大きさに対応するデータ
(マガジン番号)を読込む。マガジン番号は同様にして
数値設定キー25より設定されるものとする。そしてス
テップ52に進んで工具の大きさに対応した駆動レベルに
補正値を加えて駆動回路5の駆動レベルを算出し、駆動
回路5を駆動する(ステップ53)。次いでステップ54に
進みAEセンサ6の感度を信号処理部7の可変増幅率増
幅器の増幅率によって調整する。そしてAE信号処理部
7より入出力インターフェース8を介して得られる出力
レベルが適正であるかどうかチェックし(ステップ5
5)、このレベルが適正でなければステップ56に進んで
必要な増幅率の増減を算出しステップ54に戻って可変増
幅率増幅器の増幅率を変更する。そしてステップ54から
56のループを繰り返しその増幅率を適正にチェックす
る。こうして得られた最適の増幅率をマガジン番号と共
にRAM11に記憶する(ステップ57)。そしてステッ
プ58に進んでこれらの操作が用いられる全ての工具につ
いて終了したかどうかチェックし、終了していなければ
ステップ51に戻って同様の処理を繰り返す。こうして全
ての工具について最適感度を調整してAEセンサの感度
設定処理を終了する。
設定処理を示すフローチャートである。この処理を開始
するとまずステップ50においてRAM11より擬似折損
信号発生器4の出力補正値Iaを読出し、ステップ51に進
んでキーボード14より工具の大きさに対応するデータ
(マガジン番号)を読込む。マガジン番号は同様にして
数値設定キー25より設定されるものとする。そしてス
テップ52に進んで工具の大きさに対応した駆動レベルに
補正値を加えて駆動回路5の駆動レベルを算出し、駆動
回路5を駆動する(ステップ53)。次いでステップ54に
進みAEセンサ6の感度を信号処理部7の可変増幅率増
幅器の増幅率によって調整する。そしてAE信号処理部
7より入出力インターフェース8を介して得られる出力
レベルが適正であるかどうかチェックし(ステップ5
5)、このレベルが適正でなければステップ56に進んで
必要な増幅率の増減を算出しステップ54に戻って可変増
幅率増幅器の増幅率を変更する。そしてステップ54から
56のループを繰り返しその増幅率を適正にチェックす
る。こうして得られた最適の増幅率をマガジン番号と共
にRAM11に記憶する(ステップ57)。そしてステッ
プ58に進んでこれらの操作が用いられる全ての工具につ
いて終了したかどうかチェックし、終了していなければ
ステップ51に戻って同様の処理を繰り返す。こうして全
ての工具について最適感度を調整してAEセンサの感度
設定処理を終了する。
工作機械の動作時にはこのようにして最適感度に設定さ
れたAEセンサからの信号を信号処理部7に与え工具の
折損を検出する。こうすれば擬似折損信号発生器4を接
続するケーブル長にかかわらず確実に工具の折損を検出
することが可能となる。
れたAEセンサからの信号を信号処理部7に与え工具の
折損を検出する。こうすれば擬似折損信号発生器4を接
続するケーブル長にかかわらず確実に工具の折損を検出
することが可能となる。
尚本実施例は擬似折損信号発生器のケーブル長とそのケ
ーブル固有の減衰率を同時に入力して補正レベルを算出
するようにしているが、同一種類のケーブルを用いる場
合にはケーブルの固有の補正値をあらかじめROMに記
憶させておいてもよいことはいうまでもない。又本実施
例はCPUを用いてAEセンサの感度を自動的に最適値
に設定するようにしているが、AEセンサからの出力レ
ベルに基づいて手動でAEセンサの感度を設定するよう
にできることはいうまでもない。
ーブル固有の減衰率を同時に入力して補正レベルを算出
するようにしているが、同一種類のケーブルを用いる場
合にはケーブルの固有の補正値をあらかじめROMに記
憶させておいてもよいことはいうまでもない。又本実施
例はCPUを用いてAEセンサの感度を自動的に最適値
に設定するようにしているが、AEセンサからの出力レ
ベルに基づいて手動でAEセンサの感度を設定するよう
にできることはいうまでもない。
又本実施例は数値制御装置を用いたボール盤に適用した
工具折損検出装置について説明しているが、本発明によ
る工具折損検出装置は数値制御装置によって制御される
他の工作機械、例えば旋盤やフライス盤等に適用するこ
とができ、更に大規模なマシニングセンタに適用するこ
とも可能である。
工具折損検出装置について説明しているが、本発明によ
る工具折損検出装置は数値制御装置によって制御される
他の工作機械、例えば旋盤やフライス盤等に適用するこ
とができ、更に大規模なマシニングセンタに適用するこ
とも可能である。
第1図は本発明による工具折損検出装置の一実施例を示
すブロック図、第2図はキーボード14のパネル面を示
すブロック図、第3図は擬似折損信号発生器を接続する
ケーブル長による駆動レベル補正処理を示すフローチャ
ート、第4図はこの補正データを用いたAEセンサの感
度設定処理を示すフローチャートである。 1……ワーク、2……ドリル、3……数値制御装置、4
……擬似折損信号発生器、5……駆動回路、6……AE
センサ、7……AE信号処理部、8,12……入出力イ
ンターフェース、9……CPU、10……ROM、11
……RAM、13……表示器、14……キーボード
すブロック図、第2図はキーボード14のパネル面を示
すブロック図、第3図は擬似折損信号発生器を接続する
ケーブル長による駆動レベル補正処理を示すフローチャ
ート、第4図はこの補正データを用いたAEセンサの感
度設定処理を示すフローチャートである。 1……ワーク、2……ドリル、3……数値制御装置、4
……擬似折損信号発生器、5……駆動回路、6……AE
センサ、7……AE信号処理部、8,12……入出力イ
ンターフェース、9……CPU、10……ROM、11
……RAM、13……表示器、14……キーボード
Claims (1)
- 【請求項1】工作機械の工具近傍に設けられたAEセン
サを有し、工具の折損時に得られるAE信号に基づいて
折損を検出する工具折損検出装置において、 工作機械の近傍に取付けられ、工具折損検出装置本体と
の間をケーブルで接続された擬似折損信号発生器と、 工具折損検出装置本体内に設けられ、工具折損検出装置
本体と前記擬似折損信号発生器との間を接続するケーブ
ルのケーブル長を入力する入力手段と、 工具の折損時に得られるAE信号の周波数を含む擬似折
損信号を発生し、用いられる工具に対応してそのレベル
を変化させると共に、前記入力手段より得られたケーブ
ル長に応じた補正を行った駆動レベルを有する擬似折損
信号によって前記擬似折損信号発生器を駆動する駆動手
段と、 外部入力に基づいて増幅率を変えて前記AEセンサのA
E信号を増幅する可変増幅率増幅器と、 前記AEセンサから得られるAE信号に基づいて工具の
折損を識別する信号処理部と、を具備することを特徴と
する工具折損検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3978685A JPH0641087B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 工具折損検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3978685A JPH0641087B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 工具折損検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61198060A JPS61198060A (ja) | 1986-09-02 |
JPH0641087B2 true JPH0641087B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=12562620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3978685A Expired - Lifetime JPH0641087B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 工具折損検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641087B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3228012B2 (ja) * | 1994-06-29 | 2001-11-12 | スズキ株式会社 | 超音波伝搬時間測定装置 |
-
1985
- 1985-02-28 JP JP3978685A patent/JPH0641087B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61198060A (ja) | 1986-09-02 |
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