JPS61217759A - 工具折損検出装置 - Google Patents
工具折損検出装置Info
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- JPS61217759A JPS61217759A JP60059121A JP5912185A JPS61217759A JP S61217759 A JPS61217759 A JP S61217759A JP 60059121 A JP60059121 A JP 60059121A JP 5912185 A JP5912185 A JP 5912185A JP S61217759 A JPS61217759 A JP S61217759A
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- Japan
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- tool
- breakage
- signal
- sensor
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/14—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object using acoustic emission techniques
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の分野〕
本発明は工作機械における工具の折損や異常を切削加工
及び折損時に発生するアコースティックエミッション(
以下AEという)を利用して監視。
及び折損時に発生するアコースティックエミッション(
以下AEという)を利用して監視。
自動検出する工具折損検出装置に関するものである。
本発明による工具折損検出装置は、折損の識別時にAB
センサより得られる折損信号レベルを記憶しておき、そ
の折損レベルに基づいてAEセンサの感度を自動的に最
適値に変更するようにしている。従って工作機械に特有
のAEセンサ自体の感度や信号の伝達効率による出力レ
ベルの不整合や経年変化に対応することができ、工具折
損の信頼性を向上させることができる。
センサより得られる折損信号レベルを記憶しておき、そ
の折損レベルに基づいてAEセンサの感度を自動的に最
適値に変更するようにしている。従って工作機械に特有
のAEセンサ自体の感度や信号の伝達効率による出力レ
ベルの不整合や経年変化に対応することができ、工具折
損の信頼性を向上させることができる。
工作機械において工具を用いて加工対象(以下ワークと
いう)を切削加工す名湯台、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強(要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワークの近傍にAE
センサを設け、そこから得られるAE倍信号基づいて工
具の折損を検出する装置が提案されている。
いう)を切削加工す名湯台、何らかの原因で工具が折損
し又切屑のつまりを起こして異常切削している場合があ
る。近年の工場自動化の進展に伴いこのような工具の折
損や異常切削を自動的に検出することが強(要求されて
いる。こうした工作機械の工具の折損を検出する一手法
として、従来より工作機械の工具やワークの近傍にAE
センサを設け、そこから得られるAE倍信号基づいて工
具の折損を検出する装置が提案されている。
ところで従来の工具折損検出装置では、AEセンサは工
具の近傍やワークに接触するように取付けられるが、そ
の取付位置によってAE倍信号レベルが大幅に異なる。
具の近傍やワークに接触するように取付けられるが、そ
の取付位置によってAE倍信号レベルが大幅に異なる。
そこで出願人は既に特願昭59−101554号等にお
いて工具折損時と同一の擬似折損信号を発生する擬似折
損信号発生手段を設け、この擬似折損信号発生手段によ
ってAEセンサの感度を調整する装置を提案している(
未公開)。
いて工具折損時と同一の擬似折損信号を発生する擬似折
損信号発生手段を設け、この擬似折損信号発生手段によ
ってAEセンサの感度を調整する装置を提案している(
未公開)。
ところでこの擬似折損信号発生手段を用いてAEセンサ
の感度を調整しても擬似折損信号発生装置の出力レベル
が何らかの理由で実際の折損レベルと異なっていたり、
又は信号の伝達効率が実際の折損時と異なっていればA
Eセンサの感度が正しく設定されたことにはならず、工
具折損検出の信頼性が低くなるという問題点があった。
の感度を調整しても擬似折損信号発生装置の出力レベル
が何らかの理由で実際の折損レベルと異なっていたり、
又は信号の伝達効率が実際の折損時と異なっていればA
Eセンサの感度が正しく設定されたことにはならず、工
具折損検出の信頼性が低くなるという問題点があった。
本発明はこのような工具折損検出装置の問題点に鑑みて
なされたものであって、擬似折損信号発生手段を用いて
AEセンサの感度を調整すると共に、工具が実際に折損
した時にその折損レベルを記憶し学習することによりA
Eセンサの感度を補正することができ、又経年変化に対
しても自動的に対応することができる工具折損検出装置
を提供することを目的とする。
なされたものであって、擬似折損信号発生手段を用いて
AEセンサの感度を調整すると共に、工具が実際に折損
した時にその折損レベルを記憶し学習することによりA
Eセンサの感度を補正することができ、又経年変化に対
しても自動的に対応することができる工具折損検出装置
を提供することを目的とする。
本発明は工作機械の工具近傍に設けられたAEセンサを
有し、工具の折損時に得られるAE倍信号基づいて折損
を検出する工具折損検出装置であって、AEセンサの出
力信号に基づいて工具の折損を識別する信号処理部と、
信号処理部により工具の折損が検出されたときにその折
損レベルを記憶する記憶手段と、記憶手段の工具折損時
のAE信号レベルに基づいてAEセンサの感度を調整す
る感度調整手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
有し、工具の折損時に得られるAE倍信号基づいて折損
を検出する工具折損検出装置であって、AEセンサの出
力信号に基づいて工具の折損を識別する信号処理部と、
信号処理部により工具の折損が検出されたときにその折
損レベルを記憶する記憶手段と、記憶手段の工具折損時
のAE信号レベルに基づいてAEセンサの感度を調整す
る感度調整手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
このような特徴を有する本発明によれば、信号処理部に
よって工具の折損が検出されたときその振幅レベルを一
旦記憶手段に記憶しておき、その出力レベルによってA
Eセンサの感度を自動的に調整するようにしている。こ
うすれば一旦擬似折損信号発生手段を用いて調整したA
Eセンサの感度は、実際の使用条件に合わせて補正され
最適値に調整することが可能となる。又工作機械の使用
条件や動作環境に応じてAEセンサの感度を徐々に変更
することができるため、工作機械の経年変化等に対応し
てAEセンサ感度を調整することができる。従って同一
の使用条件下では工具折損検知の信頼性を向上させるこ
とができ、異なった使用条件下でも折損検出の信頼性を
保つことが可能である。
よって工具の折損が検出されたときその振幅レベルを一
旦記憶手段に記憶しておき、その出力レベルによってA
Eセンサの感度を自動的に調整するようにしている。こ
うすれば一旦擬似折損信号発生手段を用いて調整したA
Eセンサの感度は、実際の使用条件に合わせて補正され
最適値に調整することが可能となる。又工作機械の使用
条件や動作環境に応じてAEセンサの感度を徐々に変更
することができるため、工作機械の経年変化等に対応し
てAEセンサ感度を調整することができる。従って同一
の使用条件下では工具折損検知の信頼性を向上させるこ
とができ、異なった使用条件下でも折損検出の信頼性を
保つことが可能である。
(実施例の全体構成)
第1図は本発明による工具折損検出装置の一実施例を示
すブロック図である。本実施例は数値制御装置を用いて
制御されるボール盤に取付けられた工具折損検出装置を
示すものであって、ワーク1はボール盤のベース上に固
定されており、ワーク1の上部よりドリル2を回転させ
て所定速度で押下しワークlを開口する。ドリル2は数
値制御装置3によってその動作が制御されている。ここ
で用いられるドリルは図示しない自動工具交換器によっ
て自動的に交換されるものとする。さてワーク1の上部
のドリルの刃が接触する位置にワークlに切削を行う前
にあらかじめAHセンサと同じ<PZT等からなる擬似
折損信号発生器4が取付けられる。駆動回路5はこの擬
似折損信号発生器4を駆動するものであって、あらかじ
め工具の折損時のAE出力波形と相似で且つ同一のパワ
ースペクトル分布を持つ駆動波形を発振するよう構成さ
れており、その振幅レベルは外部より与えられる。そし
てワーク1が配置される工具の近傍、例えば第1図に示
すようにベース上にAE倍信号検出するAEセンサ6を
設ける。AEセンサ6はドリル2等の工具からのAE倍
信号擬似折損信号発生器4からのAE倍信号検出する広
帯域のAEセンサであって、その出力はAE信号処理部
7に与えられる。AE信号処理部7はAEセンサ6から
の信号を所定レベルに増幅すると共に工具の折摘、異常
切削の信号を検知し、入出力インターフェース8を通じ
て中央演算装置(以下CPUという)9に与えるもので
ある。CPU9にはシステム制御プログラムや数値制御
装置3との通信制御プログラムを記憶するリードオンリ
メモリ (以下ROMという)10と、この数値制御装
置3によって用いられる各工具について複数回の折損時
のAE信号レベルを記憶する領域を含むランダムアクセ
スメモリ(以下RAMという) 11から成る記憶手段
が接続されている。CPU9には更に入出力インターフ
ェース12を介して切削中のAE信号レベル、工具の異
常切削や折損を表示する表示器13、及び工具の番号や
種類、標準のAEセンサの感度を設定する入カキ−14
が接続される。
すブロック図である。本実施例は数値制御装置を用いて
制御されるボール盤に取付けられた工具折損検出装置を
示すものであって、ワーク1はボール盤のベース上に固
定されており、ワーク1の上部よりドリル2を回転させ
て所定速度で押下しワークlを開口する。ドリル2は数
値制御装置3によってその動作が制御されている。ここ
で用いられるドリルは図示しない自動工具交換器によっ
て自動的に交換されるものとする。さてワーク1の上部
のドリルの刃が接触する位置にワークlに切削を行う前
にあらかじめAHセンサと同じ<PZT等からなる擬似
折損信号発生器4が取付けられる。駆動回路5はこの擬
似折損信号発生器4を駆動するものであって、あらかじ
め工具の折損時のAE出力波形と相似で且つ同一のパワ
ースペクトル分布を持つ駆動波形を発振するよう構成さ
れており、その振幅レベルは外部より与えられる。そし
てワーク1が配置される工具の近傍、例えば第1図に示
すようにベース上にAE倍信号検出するAEセンサ6を
設ける。AEセンサ6はドリル2等の工具からのAE倍
信号擬似折損信号発生器4からのAE倍信号検出する広
帯域のAEセンサであって、その出力はAE信号処理部
7に与えられる。AE信号処理部7はAEセンサ6から
の信号を所定レベルに増幅すると共に工具の折摘、異常
切削の信号を検知し、入出力インターフェース8を通じ
て中央演算装置(以下CPUという)9に与えるもので
ある。CPU9にはシステム制御プログラムや数値制御
装置3との通信制御プログラムを記憶するリードオンリ
メモリ (以下ROMという)10と、この数値制御装
置3によって用いられる各工具について複数回の折損時
のAE信号レベルを記憶する領域を含むランダムアクセ
スメモリ(以下RAMという) 11から成る記憶手段
が接続されている。CPU9には更に入出力インターフ
ェース12を介して切削中のAE信号レベル、工具の異
常切削や折損を表示する表示器13、及び工具の番号や
種類、標準のAEセンサの感度を設定する入カキ−14
が接続される。
更に信号伝送ライン15を介して数値制御装置3が接続
されている。CPU9はこれらの入力に基づいて折損レ
ベルをRAMIIに順次保持すると共に、複数回の折損
レベルにより最適の折損検出条件を算出してAEセンサ
6の感度を最適値に補正するように制御するものである
。
されている。CPU9はこれらの入力に基づいて折損レ
ベルをRAMIIに順次保持すると共に、複数回の折損
レベルにより最適の折損検出条件を算出してAEセンサ
6の感度を最適値に補正するように制御するものである
。
(信号処理部の構成)
次に第2図はAE信号処理部7の詳細な構成を示すブロ
ック図である。本図においてAEセンサ6の出力はまず
アナログスイッチ20に与えられる。アナログスイッチ
20はCPU9からの制御信号に基づいてアナログ信号
を断続するスイッチであって、その出力端は可変増幅率
増幅器21に接続されている。増幅器21はCPU9か
らの制御入力に基づいて増幅率を設定することができる
可変増幅率増幅器であって、その出力を二つのバンドパ
スフィルタ22.23及び入出力インターフェース8を
介してCPU9に与えるものである。
ック図である。本図においてAEセンサ6の出力はまず
アナログスイッチ20に与えられる。アナログスイッチ
20はCPU9からの制御信号に基づいてアナログ信号
を断続するスイッチであって、その出力端は可変増幅率
増幅器21に接続されている。増幅器21はCPU9か
らの制御入力に基づいて増幅率を設定することができる
可変増幅率増幅器であって、その出力を二つのバンドパ
スフィルタ22.23及び入出力インターフェース8を
介してCPU9に与えるものである。
バンドパスフィルタ22は中心周波数が300KHz。
バンドパスフィルタ23は中心周波数が50KHzのフ
ィルタであって、夫々中心周波数付近の信号のみを次段
の検波器24.25に伝える。検波器24.25は夫々
その入力信号を検波し振幅に応じた出力を得るものであ
って、検波器24の出力は微分回路26に、検波器24
.25の出力は夫々比較器27に与えられる。これらの
バンドパスフィルタ22.23、検波器24.25及び
比較器27により折損時のAE倍信号識別する周波数識
別手段を形成している。微分回路26は入力信号の急峻
な変化分のみを次段のレベル判定器28に伝えるもので
あって、その微分定数はCPU9からの制御に応じて変
更される。レベル判定器28はCPU9から設定される
所定の基準レベルと入力信号とを比較するものであり、
入力信号が大きければ出力を折損検出回路29と異常切
削検出回路30に伝える。又比較器27は検波器24.
25の出力を比較し検波器24の出力が大きい場合にの
み出力を折損検出回路29に伝える。折損検出回路29
はこれらの入力の論理積をとって工具の折損を検出する
論理回路であって、検出信号を入出力インターフェース
8を介してCPU9に伝える。又異常切削検出回路30
はレベル判定器28の出力に基づいて異常切削を検出し
て入出力インターフェース8を介してCPU9に伝える
ものである。
ィルタであって、夫々中心周波数付近の信号のみを次段
の検波器24.25に伝える。検波器24.25は夫々
その入力信号を検波し振幅に応じた出力を得るものであ
って、検波器24の出力は微分回路26に、検波器24
.25の出力は夫々比較器27に与えられる。これらの
バンドパスフィルタ22.23、検波器24.25及び
比較器27により折損時のAE倍信号識別する周波数識
別手段を形成している。微分回路26は入力信号の急峻
な変化分のみを次段のレベル判定器28に伝えるもので
あって、その微分定数はCPU9からの制御に応じて変
更される。レベル判定器28はCPU9から設定される
所定の基準レベルと入力信号とを比較するものであり、
入力信号が大きければ出力を折損検出回路29と異常切
削検出回路30に伝える。又比較器27は検波器24.
25の出力を比較し検波器24の出力が大きい場合にの
み出力を折損検出回路29に伝える。折損検出回路29
はこれらの入力の論理積をとって工具の折損を検出する
論理回路であって、検出信号を入出力インターフェース
8を介してCPU9に伝える。又異常切削検出回路30
はレベル判定器28の出力に基づいて異常切削を検出し
て入出力インターフェース8を介してCPU9に伝える
ものである。
(AEセンサの感度設定動作)
次に本実施例において工作機械、この場合はボール盤に
この工具折損検出装置のAEセンサを設置する際の操作
について説明する。まずAEセンサ6を所定位置に取付
けた後入カキ−から与えられる使用工具に対応したレベ
ルに応じて駆動回路5を動作させる。そうすれば擬似折
損信号発生器4より擬似折損信号がワーク1を介してA
Eセンサ6に伝えられる。このときAEセンサ6より得
られる擬似折損信号は工具の折損時と同一のパワースペ
クトルを有し、更に時間領域においても折損時の波形と
類似の波形を有している。このAE倍信号AE信号処理
部7に伝えられアナログスイッチ20及び可変増幅率増
幅器21を介して入出力インターフェース8からCPU
9に伝えられる。
この工具折損検出装置のAEセンサを設置する際の操作
について説明する。まずAEセンサ6を所定位置に取付
けた後入カキ−から与えられる使用工具に対応したレベ
ルに応じて駆動回路5を動作させる。そうすれば擬似折
損信号発生器4より擬似折損信号がワーク1を介してA
Eセンサ6に伝えられる。このときAEセンサ6より得
られる擬似折損信号は工具の折損時と同一のパワースペ
クトルを有し、更に時間領域においても折損時の波形と
類似の波形を有している。このAE倍信号AE信号処理
部7に伝えられアナログスイッチ20及び可変増幅率増
幅器21を介して入出力インターフェース8からCPU
9に伝えられる。
CPU9はそのレベルに基づいて出力レベルが適正とな
るように可変増幅率増幅器21の増幅率を変更し、数値
制御装置3によって用いられる工具の全てについて最適
な増幅率となるように設定して感度設定処理を終了する
。
るように可変増幅率増幅器21の増幅率を変更し、数値
制御装置3によって用いられる工具の全てについて最適
な増幅率となるように設定して感度設定処理を終了する
。
(監視動作)
次に本発明の工具折損検出装置の監視動作についてフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。第3図はこの監視動
作を示すフローチャートであり、第4図は記憶手段のメ
モリマツプである。監視動作を開始するとまずステップ
40において使用工具の入力に基づきその工具に対応し
た増幅率の最適値をRAMIIより読出す。例えば用い
られる工具をn番目の工具とすると、それに対応する増
幅率を読出してAE信号処理部7の可変増幅率増幅器2
1の増幅率を設定する。そうすればワーク1の切削に応
じてAEセンサ6よりAE倍信号アナログスイッチ20
を介して伝えられ、二つのバンドパスフィルタ22.2
3に与えられる。通常の切削加工時にAEセンサ6より
与えられるAE倍信号パワースペクトルの分布は第5図
の曲線すに示すように周波数50KHz付近に集中して
おり、それより高い周波数領域では単調に減衰する分布
となっている。又多くの実験より知られるように工具の
折損時のパワースペクトルの分布は第5図の曲線aによ
り表され、周波数300KHz付近にピークを持つこと
が明らかとなっている。これは信号源が機械的振動を原
因とするものでなく、工具の非可塑性破壊時に生じる超
音波特有の現象が起こるためと考えられる。従って二つ
のバンドパスフィルタ22.23により夫々の周波数成
分付近のAE倍信号みを取出して検波器24.25より
検波し、その出力レベルを比較すれば通常時と工具折損
時とを明確に識別することが可能である。比較器27は
これらの出力を比較して工具の折損時にのみ信号を折損
検出回路29に与えている。
ーチャートを参照しつつ説明する。第3図はこの監視動
作を示すフローチャートであり、第4図は記憶手段のメ
モリマツプである。監視動作を開始するとまずステップ
40において使用工具の入力に基づきその工具に対応し
た増幅率の最適値をRAMIIより読出す。例えば用い
られる工具をn番目の工具とすると、それに対応する増
幅率を読出してAE信号処理部7の可変増幅率増幅器2
1の増幅率を設定する。そうすればワーク1の切削に応
じてAEセンサ6よりAE倍信号アナログスイッチ20
を介して伝えられ、二つのバンドパスフィルタ22.2
3に与えられる。通常の切削加工時にAEセンサ6より
与えられるAE倍信号パワースペクトルの分布は第5図
の曲線すに示すように周波数50KHz付近に集中して
おり、それより高い周波数領域では単調に減衰する分布
となっている。又多くの実験より知られるように工具の
折損時のパワースペクトルの分布は第5図の曲線aによ
り表され、周波数300KHz付近にピークを持つこと
が明らかとなっている。これは信号源が機械的振動を原
因とするものでなく、工具の非可塑性破壊時に生じる超
音波特有の現象が起こるためと考えられる。従って二つ
のバンドパスフィルタ22.23により夫々の周波数成
分付近のAE倍信号みを取出して検波器24.25より
検波し、その出力レベルを比較すれば通常時と工具折損
時とを明確に識別することが可能である。比較器27は
これらの出力を比較して工具の折損時にのみ信号を折損
検出回路29に与えている。
一方墳削加工時に生じる切屑と工具、ワークとの接触や
摩擦によって第5図の曲線aで示されるパワースペクト
ル分布と似た信号が発生する場合がある。従って本実施
例においては工具の折損時に見られるAE倍信号時間領
域の波形にも着目し、これらの信号を分離している。即
ち工具の折損時に得られるAE信号波形は第6図fa)
に示すように折損時に鋭い立上りを有する信号となって
おり、一方切屑と工具やワークの接触、摩擦によって発
生するAE倍信号第6図(b)に示すように鋭い立上り
を示さず所定時間信号が継続する波形となっている。従
って第2図に示すように検波器24の出力を微分回路2
6に与え、折損時等の急峻な信号のみを分離してレベル
判定器28に与える。レベル判定器28は入力信号が基
準レベルより大きいときに出力を折損検出回路29及び
異常切削検出回路30に与える。異常切削検出回路30
はレベル判定器28の出力に基づいて入出力インターフ
ェース8よりCPU9に異常切削を伝える。第3図に示
すフローチャートにおいてCPU9は異常切削検出回路
30から異常切削信号が伝えられるかどうかをチェック
しており(ステップ41)、この信号がなければ正常な
切削動作が行われているのでステップ42に進んで表示
器13より切削レベルを表示する。そしてステップ40
に戻って同様の処理を繰り返し切削の異常を監視してい
る。さて異常切削検出回路30より信号切削信号が伝え
られればステップ43に進んで折損検出回路29より折
損信号が伝えられるかどうかをチェックする。
摩擦によって第5図の曲線aで示されるパワースペクト
ル分布と似た信号が発生する場合がある。従って本実施
例においては工具の折損時に見られるAE倍信号時間領
域の波形にも着目し、これらの信号を分離している。即
ち工具の折損時に得られるAE信号波形は第6図fa)
に示すように折損時に鋭い立上りを有する信号となって
おり、一方切屑と工具やワークの接触、摩擦によって発
生するAE倍信号第6図(b)に示すように鋭い立上り
を示さず所定時間信号が継続する波形となっている。従
って第2図に示すように検波器24の出力を微分回路2
6に与え、折損時等の急峻な信号のみを分離してレベル
判定器28に与える。レベル判定器28は入力信号が基
準レベルより大きいときに出力を折損検出回路29及び
異常切削検出回路30に与える。異常切削検出回路30
はレベル判定器28の出力に基づいて入出力インターフ
ェース8よりCPU9に異常切削を伝える。第3図に示
すフローチャートにおいてCPU9は異常切削検出回路
30から異常切削信号が伝えられるかどうかをチェック
しており(ステップ41)、この信号がなければ正常な
切削動作が行われているのでステップ42に進んで表示
器13より切削レベルを表示する。そしてステップ40
に戻って同様の処理を繰り返し切削の異常を監視してい
る。さて異常切削検出回路30より信号切削信号が伝え
られればステップ43に進んで折損検出回路29より折
損信号が伝えられるかどうかをチェックする。
折損検出回路29は比較器27とレベル判定器28の論
理積によって工具の折損を検知し、工具折損時には入出
力インターフェース8よりCPU9に折損信号を伝える
。従ってステップ43において折損信号が与えられなけ
れば異常切削が行われているのでステップ44において
表示器13より異常切削と切削レベルを表示してステッ
プ40に戻る。
理積によって工具の折損を検知し、工具折損時には入出
力インターフェース8よりCPU9に折損信号を伝える
。従ってステップ43において折損信号が与えられなけ
れば異常切削が行われているのでステップ44において
表示器13より異常切削と切削レベルを表示してステッ
プ40に戻る。
又ステップ43において折損検出信号が与えられれば、
ステップ45.46に進んでそのときのAEセンサ6よ
り増幅器21を介して得られた折損時のAE信号レしル
Fxを各工具についての折損保持レベルFni(i=1
〜m)として第4図に示すようにそのとき用いられてい
る工具の種類(φn)と共に読込んでそのデータをRA
MIIに記憶する(ステップ47)。そしてステップ4
8に進んで用いられている工具の折損カウンタCnをイ
ンクリメントする。そしてステップ49に進んで折損工
具カウンタCnが所定数m、例えば10を越えたかどう
かをチェックし、越えていなければステップ40に戻っ
て同様の処理を繰り返す。ステップ49においてこの工
具折損カウンタCnがmを越えた場合には、ステップ5
0に進み工具径φnでの既に記憶されているm回の折損
保持レベルの平均値Anを算出する。この平均レベルA
nは次式によって求められる。
ステップ45.46に進んでそのときのAEセンサ6よ
り増幅器21を介して得られた折損時のAE信号レしル
Fxを各工具についての折損保持レベルFni(i=1
〜m)として第4図に示すようにそのとき用いられてい
る工具の種類(φn)と共に読込んでそのデータをRA
MIIに記憶する(ステップ47)。そしてステップ4
8に進んで用いられている工具の折損カウンタCnをイ
ンクリメントする。そしてステップ49に進んで折損工
具カウンタCnが所定数m、例えば10を越えたかどう
かをチェックし、越えていなければステップ40に戻っ
て同様の処理を繰り返す。ステップ49においてこの工
具折損カウンタCnがmを越えた場合には、ステップ5
0に進み工具径φnでの既に記憶されているm回の折損
保持レベルの平均値Anを算出する。この平均レベルA
nは次式によって求められる。
そしてこの折損平均レベルAnとAEセンサ6より得ら
れる最3!!検出レベルAoとをを比較する(ステップ
51)。そしてこの差の絶対値IAo −An lが
AEセンサ感度の分解能6より小さければ、ステップ5
2に進んで既に記憶されているm回の折損レベルFnl
NFnmと工具折損カウンタCnをクリアしてステップ
40に戻る。しかしこの絶対値が分解能εよりも大きけ
ればステップ53に進んで偏差ΔA (=An −Ao
)を算出する。そしてステップ54においてRAMI
Iの工具φnの増幅率を補正する。そしてステップ52
に進んでRAM11のm回の折損保持レベルFni (
i = 1〜m)のデータをクリアすると共に、工具折
損カウンタCnをクリアしてステップ40に戻る。
れる最3!!検出レベルAoとをを比較する(ステップ
51)。そしてこの差の絶対値IAo −An lが
AEセンサ感度の分解能6より小さければ、ステップ5
2に進んで既に記憶されているm回の折損レベルFnl
NFnmと工具折損カウンタCnをクリアしてステップ
40に戻る。しかしこの絶対値が分解能εよりも大きけ
ればステップ53に進んで偏差ΔA (=An −Ao
)を算出する。そしてステップ54においてRAMI
Iの工具φnの増幅率を補正する。そしてステップ52
に進んでRAM11のm回の折損保持レベルFni (
i = 1〜m)のデータをクリアすると共に、工具折
損カウンタCnをクリアしてステップ40に戻る。
このようにすれば各工具毎にm回の工具の折損があれば
、その平均レベルを算出してAEセンサの感度をそのレ
ベルに合わせて最適値となるように補正する。こうすれ
ば常に最新のm回分の折損データに基づいてAEセンサ
の感度を最適値に調整することが可能となり、工作機械
の使用環境や経年変化に対応してAEセンサの、感度を
自動的に変化させることができ、折損検出の信頼性を向
上させることが可能となる。
、その平均レベルを算出してAEセンサの感度をそのレ
ベルに合わせて最適値となるように補正する。こうすれ
ば常に最新のm回分の折損データに基づいてAEセンサ
の感度を最適値に調整することが可能となり、工作機械
の使用環境や経年変化に対応してAEセンサの、感度を
自動的に変化させることができ、折損検出の信頼性を向
上させることが可能となる。
尚本実施例は周波数領域の折損検出と時間領域の折損検
出の両者を組み合わせて工具折損を検出しているが、他
の種々の方法により工具の折損を検出する信号処理を用
いることも可能である。
出の両者を組み合わせて工具折損を検出しているが、他
の種々の方法により工具の折損を検出する信号処理を用
いることも可能である。
又本実施例は数値制御装置を用いたボール盤に通用した
折損検出装置について説明しているが、本発明は他の工
作機械、例えば旋盤やフライス盤等の種々の工作機械、
更に大規模なマシニングセンタに通用することも可能で
ある。
折損検出装置について説明しているが、本発明は他の工
作機械、例えば旋盤やフライス盤等の種々の工作機械、
更に大規模なマシニングセンタに通用することも可能で
ある。
第1図は本発明による工具折損検出装置の一実施例の工
具折損検出装置の全体構成を示すブロック図、第2図は
本実施例の主要部のAE信号処理部の構成を示すブロッ
ク図、第3図は本実施例の監視動作を示すフローチャー
ト、第4図はm回分の折損レベルと工具毎の最適感度を
記憶する記憶手段を示すメモリマツプ、第5図はAEセ
ンサ6より得られるAE倍信号パワースペクトルを示す
図、第6図fa)は工具折損時に得られるAE信号波形
、第6図(blは切屑が生じる場合に得られるAE信号
波形を示す図である。 1−・−ワーク 2・・−−−一−ドリル 3・−
・−・・数値制御装置 4−−−−−−一擬似折損信
号発生器 5−・・−・駆動回路 6−・−・−・
・AEセンサ 7・−−−−−−A E信号処理部
8,12・−−−−−一人出力インターフェース
9・・−−−−−CPU 10−−−−−
−−ROM 11−−−−−−−RAM
13−−−−−−一表示器 14−・−・・入カキ−
20・−一一〜−−アナログスイッチ 21−・・・
−可変増幅率増幅B 22,23−−−−−−−バ
ンドパスフィルタ 24 、 25−−−−−−一検
波器 26−・−・微分回路 27−・−・−比較
器 28−・−レヘル判定器 29・・−・−折損
検出回路 30−・−−−−一異常切削検出回路 特許出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(他1名) 第1図 4−−−−−・技枢柚瑣信号島を五 6−−−−・−AEセンサ 第4図 第5図
具折損検出装置の全体構成を示すブロック図、第2図は
本実施例の主要部のAE信号処理部の構成を示すブロッ
ク図、第3図は本実施例の監視動作を示すフローチャー
ト、第4図はm回分の折損レベルと工具毎の最適感度を
記憶する記憶手段を示すメモリマツプ、第5図はAEセ
ンサ6より得られるAE倍信号パワースペクトルを示す
図、第6図fa)は工具折損時に得られるAE信号波形
、第6図(blは切屑が生じる場合に得られるAE信号
波形を示す図である。 1−・−ワーク 2・・−−−一−ドリル 3・−
・−・・数値制御装置 4−−−−−−一擬似折損信
号発生器 5−・・−・駆動回路 6−・−・−・
・AEセンサ 7・−−−−−−A E信号処理部
8,12・−−−−−一人出力インターフェース
9・・−−−−−CPU 10−−−−−
−−ROM 11−−−−−−−RAM
13−−−−−−一表示器 14−・−・・入カキ−
20・−一一〜−−アナログスイッチ 21−・・・
−可変増幅率増幅B 22,23−−−−−−−バ
ンドパスフィルタ 24 、 25−−−−−−一検
波器 26−・−・微分回路 27−・−・−比較
器 28−・−レヘル判定器 29・・−・−折損
検出回路 30−・−−−−一異常切削検出回路 特許出願人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(他1名) 第1図 4−−−−−・技枢柚瑣信号島を五 6−−−−・−AEセンサ 第4図 第5図
Claims (4)
- (1)工作機械の工具近傍に設けられたAEセンサを有
し、工具の折損時に得られるAE信号に基づいて折損を
検出する工具折損検出装置において、 前記AEセンサの出力信号に基づいて工具の折損を識別
する信号処理部と、 前記信号処理部により工具の折損が検出されたときにそ
の折損レベルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の工
具折損時のAE信号レベルに基づいて前記AEセンサの
感度を調整する感度調整手段と、を具備することを特徴
とする工具折損検出装置。 - (2)前記記憶手段は、工具折損時の複数回の折損レベ
ルを工具データと共に記憶する記憶手段であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の工具折損検出装置
。 - (3)前記感度調整手段は、工具折損時の複数回の折損
レベルの平均値とAEセンサの最適検出レベルとの偏差
に基づいてAEセンサの感度を調整する調整手段である
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の工具折損
検出装置。 - (4)前記信号処理部は、工具の折損時に得られるAE
信号の周波数成分と強い相関を持つ周波数成分のAE信
号が与えられたときに出力を出す周波数識別手段と、前
記AEセンサより急激に立上る信号が与えられたときに
出力を出す立上り信号検出手段と、前記周波数識別手段
及び立上り信号検出手段の論理積出力に基づいて工具折
損検出出力を出す論理出力手段と、を具備することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の工具折損検出装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60059121A JPH066254B2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 工具折損検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60059121A JPH066254B2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 工具折損検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61217759A true JPS61217759A (ja) | 1986-09-27 |
JPH066254B2 JPH066254B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=13104158
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60059121A Expired - Lifetime JPH066254B2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 | 工具折損検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066254B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011138488A1 (es) * | 2010-05-05 | 2011-11-10 | Universidad De Valladolid | Método y dispositivo de detección de averías en maquinaria de trabajo en campo mediante sonido |
JPWO2021048968A1 (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 |
-
1985
- 1985-03-22 JP JP60059121A patent/JPH066254B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011138488A1 (es) * | 2010-05-05 | 2011-11-10 | Universidad De Valladolid | Método y dispositivo de detección de averías en maquinaria de trabajo en campo mediante sonido |
ES2386180A1 (es) * | 2010-05-05 | 2012-08-10 | Universidad De Valladolid | Metodo y dispositivo de deteccion de averias en maquinaria de trabajo en campo mediante sonido |
JPWO2021048968A1 (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | ||
WO2021048968A1 (ja) * | 2019-09-12 | 2021-03-18 | 三菱電機エンジニアリング株式会社 | 劣化量検出装置、劣化量検出方法および劣化予測システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066254B2 (ja) | 1994-01-26 |
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