JPH0641047Y2 - 面暖房用蓄熱パネル - Google Patents
面暖房用蓄熱パネルInfo
- Publication number
- JPH0641047Y2 JPH0641047Y2 JP1986026556U JP2655686U JPH0641047Y2 JP H0641047 Y2 JPH0641047 Y2 JP H0641047Y2 JP 1986026556 U JP1986026556 U JP 1986026556U JP 2655686 U JP2655686 U JP 2655686U JP H0641047 Y2 JPH0641047 Y2 JP H0641047Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat storage
- panel
- storage panel
- cavities
- temperature sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Central Heating Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔従来分野〕 本考案は、床暖房、壁暖房あるいは天井暖房などの面暖
房に用いる蓄熱パネルに関するものである。
房に用いる蓄熱パネルに関するものである。
安価な深夜電力を利用して熱を蓄え、その熱を暖房に利
用するものとして、パネル内部に暖房に必要な温度範囲
で固体−液体間の相変化が起こる潜熱蓄熱剤を充填した
蓄熱パネルが知られている(実開昭60-121118号公
報)。
用するものとして、パネル内部に暖房に必要な温度範囲
で固体−液体間の相変化が起こる潜熱蓄熱剤を充填した
蓄熱パネルが知られている(実開昭60-121118号公
報)。
この蓄熱パネルは、ヒータや温度センサ、あるいは断熱
板などと組み合わせて使用されるが、通常の非蓄熱型の
面暖房に比べると蓄熱パネルの分だけ厚さが厚くなると
いう難点がある。例えばこの種々の蓄熱パネルで必要蓄
熱量を確保するためには、蓄熱剤の厚さだけでも10〜20
mm以上必要であり、これにヒータ、温度センサ、断熱板
などを組み合わせると、20〜30mmの厚さになってしま
う。
板などと組み合わせて使用されるが、通常の非蓄熱型の
面暖房に比べると蓄熱パネルの分だけ厚さが厚くなると
いう難点がある。例えばこの種々の蓄熱パネルで必要蓄
熱量を確保するためには、蓄熱剤の厚さだけでも10〜20
mm以上必要であり、これにヒータ、温度センサ、断熱板
などを組み合わせると、20〜30mmの厚さになってしま
う。
したがってこの種の蓄熱パネルを用いて面暖房を行う場
合には、全体の厚さをできるだけ薄くすることが要求さ
れる。
合には、全体の厚さをできるだけ薄くすることが要求さ
れる。
また、この種の蓄熱パネルを用いて面暖房を行う場合、
温度センサは蓄熱パネルのヒータ側またはその反対側
(放熱側)に設置されるが、潜熱蓄熱剤は一般に熱伝導
率が小さいため、蓄熱パネルのヒータ側とその反対側と
では温度差が大きく、温度センサを設けても蓄熱パネル
の保有熱量を把握するための的確な温度検出ができない
という問題もある。
温度センサは蓄熱パネルのヒータ側またはその反対側
(放熱側)に設置されるが、潜熱蓄熱剤は一般に熱伝導
率が小さいため、蓄熱パネルのヒータ側とその反対側と
では温度差が大きく、温度センサを設けても蓄熱パネル
の保有熱量を把握するための的確な温度検出ができない
という問題もある。
本考案は、上記のような従来技術の問題点を解決した面
暖房用蓄熱パネルを提供するもので、その構成は、二枚
の平行な平板部の間を、同方向に延びる多数の隔壁部で
仕切って、多数の細長い空洞を形成したパネル基体を備
え、そのパネル基体内の一部の空洞を除く各空洞に潜熱
蓄熱剤を充填すると共に、その潜熱蓄熱剤を充填した空
洞の両端を密閉し、かつ上記一部の空洞に温度センサを
収納したことを特徴とするものである。
暖房用蓄熱パネルを提供するもので、その構成は、二枚
の平行な平板部の間を、同方向に延びる多数の隔壁部で
仕切って、多数の細長い空洞を形成したパネル基体を備
え、そのパネル基体内の一部の空洞を除く各空洞に潜熱
蓄熱剤を充填すると共に、その潜熱蓄熱剤を充填した空
洞の両端を密閉し、かつ上記一部の空洞に温度センサを
収納したことを特徴とするものである。
このように蓄熱パネル内に温度センサやヒータ用配線な
どを収納すれば、それらを蓄熱パネル外に設置する場合
に比べ、面暖房構造体全体としての厚さを薄くできる。
また温度センサは潜熱蓄熱剤と同レベルに位置すること
になるから、蓄熱パネルの厚さ方向のほぼ平均的な温度
検出が可能となる。
どを収納すれば、それらを蓄熱パネル外に設置する場合
に比べ、面暖房構造体全体としての厚さを薄くできる。
また温度センサは潜熱蓄熱剤と同レベルに位置すること
になるから、蓄熱パネルの厚さ方向のほぼ平均的な温度
検出が可能となる。
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る面暖房用
蓄熱パネルを示す。図において、11はプラスチックの押
出成形などにより形成されたパネル基体である。このパ
ネル基体11は二枚の平板部12A、12Bと、それらの間隔を
保つ多数の隔壁部13とから構成されている。多数の隔壁
部13は全て平板部12A、12Bの長手方向に延びており、こ
のため各隔壁部13の間には多数の細長い空洞が形成され
ることになる。
蓄熱パネルを示す。図において、11はプラスチックの押
出成形などにより形成されたパネル基体である。このパ
ネル基体11は二枚の平板部12A、12Bと、それらの間隔を
保つ多数の隔壁部13とから構成されている。多数の隔壁
部13は全て平板部12A、12Bの長手方向に延びており、こ
のため各隔壁部13の間には多数の細長い空洞が形成され
ることになる。
パネル基体11内の一部の空洞(図では真中の空洞)を除
く各空洞には潜熱蓄熱剤14が充填されており、その潜熱
蓄熱剤14を充填した空洞の両端は端面板15により密閉さ
れている。また上記一部の空洞(潜熱蓄熱剤を充填しな
い空洞)にはサーモスタットなどの温度センサ16が収納
されている。17はそのリード線である。
く各空洞には潜熱蓄熱剤14が充填されており、その潜熱
蓄熱剤14を充填した空洞の両端は端面板15により密閉さ
れている。また上記一部の空洞(潜熱蓄熱剤を充填しな
い空洞)にはサーモスタットなどの温度センサ16が収納
されている。17はそのリード線である。
第3図は本考案の他の実施例を示す。この蓄熱パネルは
平板部12A、12Bの間の隔壁部13を、横断面でみてジグザ
グになるように設けたものである。このため隔壁部13で
仕切られる各空洞の断面形状は三角形となる。真中の空
洞に温度センサ16を収納し、それ以外の空洞に潜熱蓄熱
剤14を充填してあることは前記実施例と同じである。
平板部12A、12Bの間の隔壁部13を、横断面でみてジグザ
グになるように設けたものである。このため隔壁部13で
仕切られる各空洞の断面形状は三角形となる。真中の空
洞に温度センサ16を収納し、それ以外の空洞に潜熱蓄熱
剤14を充填してあることは前記実施例と同じである。
以上のような蓄熱パネルを用いて例えば暖房パネルを構
成すると第4図のようになる。21は蓄熱パネル18の表面
に張り付けた表面板で、アルミ板、塗装鋼板、亜鉛メッ
キ鋼板などからなる。22は蓄熱パネル18の裏面に張り付
けた面状ヒータである。23はその裏面に張り付けた断熱
板で、蓄熱パネル18の補強部材としての機能もある。24
はさらにその裏面に張り付けた裏面板である。裏面板24
は省略することも可能である。蓄熱パネル18は第1図お
よび第2図に示したものと同様であるが、真中の空洞に
は温度センサのリード線17のほかに面状ヒータ22用の配
線19も収納されている。
成すると第4図のようになる。21は蓄熱パネル18の表面
に張り付けた表面板で、アルミ板、塗装鋼板、亜鉛メッ
キ鋼板などからなる。22は蓄熱パネル18の裏面に張り付
けた面状ヒータである。23はその裏面に張り付けた断熱
板で、蓄熱パネル18の補強部材としての機能もある。24
はさらにその裏面に張り付けた裏面板である。裏面板24
は省略することも可能である。蓄熱パネル18は第1図お
よび第2図に示したものと同様であるが、真中の空洞に
は温度センサのリード線17のほかに面状ヒータ22用の配
線19も収納されている。
従来のこの種の暖房パネルの場合は、断熱板23に、温度
センサおよびそのリード線を収納する溝とか、面状ヒー
タ用の配線を収納する溝などを形成する必要があるた
め、そのぶん断熱板23を厚くせざるを得なかったが、温
度センサ等が蓄熱パネル内に収納されると、断熱板23の
厚さを薄くすることができる。また断熱板の溝加工も不
要になるため、コスト的にも有利である。
センサおよびそのリード線を収納する溝とか、面状ヒー
タ用の配線を収納する溝などを形成する必要があるた
め、そのぶん断熱板23を厚くせざるを得なかったが、温
度センサ等が蓄熱パネル内に収納されると、断熱板23の
厚さを薄くすることができる。また断熱板の溝加工も不
要になるため、コスト的にも有利である。
本考案の蓄熱パネルはこのほか、埋め込み式床暖房にも
使用できる。その場合は、コンクリート床にヒータ線を
布設し、その上に本考案の蓄熱パネルを敷き、その上に
仕上げモルタルを打って蓄熱パネルを埋設すればよい。
使用できる。その場合は、コンクリート床にヒータ線を
布設し、その上に本考案の蓄熱パネルを敷き、その上に
仕上げモルタルを打って蓄熱パネルを埋設すればよい。
このほかフローリング床の床暖房を蓄熱暖房にする場合
には、例えばシート状のカーボンヒータとフローリング
材との間に本考案の蓄熱パネルを介在させればよい。
には、例えばシート状のカーボンヒータとフローリング
材との間に本考案の蓄熱パネルを介在させればよい。
以上説明したように本考案によれば、蓄熱パネル内に温
度センサや配線等が収納されるようになっているため、
温度センサ等を蓄熱パネルの外に設置する方式に比べ、
面暖房構造体全体としての厚さを薄くできると共に、温
度センサ等を収納するための溝加工が不要になる利点が
ある。また温度センサは潜熱蓄熱剤と同じレベルに配置
されることになるから、蓄熱パネルの温度検出を的確に
行える利点がある。
度センサや配線等が収納されるようになっているため、
温度センサ等を蓄熱パネルの外に設置する方式に比べ、
面暖房構造体全体としての厚さを薄くできると共に、温
度センサ等を収納するための溝加工が不要になる利点が
ある。また温度センサは潜熱蓄熱剤と同じレベルに配置
されることになるから、蓄熱パネルの温度検出を的確に
行える利点がある。
第1図は本考案の一実施例に係る面暖房用蓄熱パネルの
一部切開平面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第
3図は本考案の他の実施例を示す断面図、第4図は本考
案の蓄熱パネルを用いた床暖房パネルを示す断面図であ
る。 11〜パネル基体、12A・12B〜平板部、13〜隔壁部、14〜
潜熱蓄熱剤、15〜端面板、16〜温度センサ、17〜リード
線。
一部切開平面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第
3図は本考案の他の実施例を示す断面図、第4図は本考
案の蓄熱パネルを用いた床暖房パネルを示す断面図であ
る。 11〜パネル基体、12A・12B〜平板部、13〜隔壁部、14〜
潜熱蓄熱剤、15〜端面板、16〜温度センサ、17〜リード
線。
Claims (1)
- 【請求項1】二枚の平行な平板部の間を、同方向に延び
る多数の隔壁部で仕切って、多数の細長い空洞を形成し
たパネル基体を備え、そのパネル基体内の一部の空洞を
除く各空洞に潜熱蓄熱剤を充填すると共に、その潜熱蓄
熱剤を充填した空洞の両端を密閉し、かつ上記一部の空
洞に温度センサを収納したことを特徴とする面暖房用蓄
熱パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986026556U JPH0641047Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 面暖房用蓄熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986026556U JPH0641047Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 面暖房用蓄熱パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62141118U JPS62141118U (ja) | 1987-09-05 |
JPH0641047Y2 true JPH0641047Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=30827746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986026556U Expired - Lifetime JPH0641047Y2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | 面暖房用蓄熱パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0641047Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101980296B1 (ko) * | 2018-11-16 | 2019-05-20 | 한경대학교 산학협력단 | 노후 건축물 리모델링용 바닥 복사 난방시스템 및 그 시공방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4929900B2 (ja) * | 2006-07-26 | 2012-05-09 | 三菱樹脂株式会社 | 床暖房パネル |
JP5232400B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2013-07-10 | エスケー化研株式会社 | 床暖房構造体及びその施工方法 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP1986026556U patent/JPH0641047Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101980296B1 (ko) * | 2018-11-16 | 2019-05-20 | 한경대학교 산학협력단 | 노후 건축물 리모델링용 바닥 복사 난방시스템 및 그 시공방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62141118U (ja) | 1987-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4471591A (en) | Air impervious split wall structure | |
JPH0641047Y2 (ja) | 面暖房用蓄熱パネル | |
JP2587841B2 (ja) | 床暖房装置 | |
US3277273A (en) | Electric radiant heating panel | |
CN108301588A (zh) | 架空式地暖总成及铺装方法 | |
US5038018A (en) | Electrical heating | |
JPH0238860B2 (ja) | ||
JPS6214487Y2 (ja) | ||
KR940007453A (ko) | 건식 난방 온돌 시스템 | |
JP3789577B2 (ja) | 断熱材 | |
JPH02272147A (ja) | 床暖房用床材 | |
SU584075A1 (ru) | Стенова панель | |
JPH0331762Y2 (ja) | ||
KR880003351Y1 (ko) | 온수온돌장치 | |
JPH089544Y2 (ja) | 床暖房用パネル装置 | |
JPS5850474Y2 (ja) | 感知線 | |
JP3923590B2 (ja) | 蓄熱式暖房パネル | |
JPH0674475A (ja) | 面状暖房装置 | |
SU883292A1 (ru) | Облицовочна плита | |
JPH0649691Y2 (ja) | 耐火遮音間仕切壁 | |
US1424422A (en) | Floor structure | |
JPS62162826A (ja) | 床暖房パネル | |
JP2004068335A (ja) | 床暖房パネル構造体 | |
JPS6041368Y2 (ja) | 建築用断熱材の止金具 | |
JPH0735987Y2 (ja) | 外壁材取付け用金具 |