JPH0640979A - 3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンアルデヒド及び3−(ヒドロキシフェニル)プロパノールの製造法 - Google Patents

3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンアルデヒド及び3−(ヒドロキシフェニル)プロパノールの製造法

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JPH0640979A
JPH0640979A JP5097602A JP9760293A JPH0640979A JP H0640979 A JPH0640979 A JP H0640979A JP 5097602 A JP5097602 A JP 5097602A JP 9760293 A JP9760293 A JP 9760293A JP H0640979 A JPH0640979 A JP H0640979A
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Franz Merger
メルガー フランツ
Martin Schmidt-Radde
シュミット−ラッデ マルティン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07C39/00Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C39/02Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring monocyclic with no unsaturation outside the aromatic ring
    • C07C39/11Alkylated hydroxy benzenes containing also acyclically bound hydroxy groups, e.g. saligenol
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07C45/70Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction with functional groups containing oxygen only in singly bound form
    • C07C45/71Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by isomerisation; by change of size of the carbon skeleton by increase in the number of carbon atoms by reaction with functional groups containing oxygen only in singly bound form being hydroxy groups
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 中間体として有用な3−(ヒドロキシフェニ
ル)プロピオンアルデヒド及び3−(ヒドロキシフェニ
ル)プロパノールの製法。 【構成】 a)式(III)の化合物と式(IV)の化
合物とを、90〜230℃、0.01〜50バールで、
塩基性触媒の存在下に反応させ、場合により、b)生じ
た式(I)の化合物を、水素化触媒の存在下、0〜25
0℃、0.1〜300バールで水素添加させて式(I
I)の化合物を製造する。 (R〜RはH、アルキル、シクロアルキル等であ
る) 【効果】 簡単な原料から目的物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3−(ヒドロキシフェ
ニル)プロピオンアルデヒド及び所望により3−(ヒド
ロキシフェニル)プロパノールの製造方法に関し、高め
られた温度で塩基性触媒の存在下にフェノール類を反応
させること、及び、場合により、水素化触媒の存在下
で、生じた3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンアル
デヒドを接触水素添加することよりなる。
【0002】
【従来の技術】米国特許(US−A)第4091225
号明細書は、相−転移条件下で3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジルクロリドと2,2−ジアルキ
ルアルカナールを反応させることにより、3−(ヒドロ
キシフェニル)プロピオンアルデヒドIを製造すること
を開示している。
【0003】英国特許(GB−A)第1455766号明
細書は、アルカリ金属水酸化物の触媒作用の下で、3,
5−ジアルキル−4−ヒドロキシベンジルN,N−ジア
ルキルジチオカルバメートと2,2−ジアルアルカナー
ルを反応させることによる、3−(ヒドロキシフェニ
ル)プロピオンアルデヒドIの製造法を開示している。
【0004】最後に、ヨーロッパ特許(EP−A)第2
7426号明細書は、アルカリ金属水酸化物又はアルコ
ラートの触媒作用の下で、3,5−ジアルキル−4−ヒ
ドロキシベンジルアルキルエーテル及び2,2−ジアル
キルアルカナールから3−(ヒドロキシフェニル)プロ
ピオンアルデヒドを製造することを開示している。
【0005】上述の方法はすべて、ジアルキルフェノー
ルから最初に手の込んだ合成手段により製造しなければ
ならない官能基を有するジアルキルフェノール誘導体よ
り出発するという欠点を有する。
【0006】他の欠点は、触媒は中和されていなければ
ならず、即ち、再使用できないことである。
【0007】米国特許第4091225号明細書によれ
ば、接触的水素化による3−(ヒドロキシフェニル)プ
ロピオンアルデヒドIの3−(ヒドロキシフェニル)プ
ロパノールIIへの転換には、単離され、精製された3
−(ヒドロキシフェニル)プロピオンアルデヒドIの使
用が必要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の欠点を除くことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的が、
次式I:
【0010】
【化6】
【0011】の3−(ヒドロキシフェニル)プロピオン
アルデヒド及び場合により、次式II:
【0012】
【化7】
【0013】の3−(ヒドロキシフェニル)−プロパノ
ール[式中、R1、R2、R3及びR4は各々水素、C1〜
C20−アルキル、C3〜C20−シクロアルキル、C
4〜C20−アルキルシクロアルキル、C4〜C20−
シクロアルキルアルキル又はC5〜C20−アルキルシ
クロアルキルアルキルであり、R3及びR4はそれぞれア
リール、C7〜C20−アルアルキル、ヘテロシクロア
ルキル又はC3〜C20−ヘテロシクロアルキルアルキ
ルである]の新規で改良された方法により達成されるこ
とが判明し、この方法は、 a)90〜230℃及び0.01〜50バールで、塩基
性触媒の存在下で、次式III:
【0014】
【化8】
【0015】[式中、R1及びR2は上述の意味を有す
る]のフェノールを次式IV:
【0016】
【化9】
【0017】[式中、R3及びR4は上述の意味を有す
る]の3−ヒドロキシプロピオンアルデヒドと反応させ
ること、及び、場合により b)生じた次式I:
【0018】
【化10】
【0019】[式中、R1、R2、R3及びR4は上述の意
味を有する]で表わされる3−(ヒドロキシフェニル)
プロピオンアルデヒドを、0〜250℃及び0.1〜3
00バールにおいて、水素化触媒の存在下で水素で処理
することより成る。
【0020】本発明による方法は次のようにして実施し
うる: a)塩基性触媒の存在下、好適には不活性溶媒の添加の
もとに、90〜230℃、好適には110〜210℃、
特に好適には140〜190℃で、0.01〜50バー
ル、好適には0.1〜5バール、特に好適にはこの系の
自己圧の下で、フェノールIIIを3−ヒドロキシプロ
ピオンアルデヒドIVと反応させる。
【0021】反応時間は、ジアルキルフェノールの置換
パターンに依存し、通常0.2〜200時間である。
【0022】反応はバッチ式又は連続的に実施しうる
が、好適にはバッチ式であり、反応には慣用のすべての
反応器を使用することができる。
【0023】フェノールIII対3−ヒドロキシプロピ
オンアルデヒドIVのモル比は、通常0.5:1〜1.
5:1、好適には0.8:1〜1.2:1の範囲内にあ
る。
【0024】適当な塩基性触媒の例には、アミン、好適
には第二級アミンがある。適当な第二級アミンは複素環
式、脂肪族及び環式脂肪族アミンであって、2〜20
個、好適には4〜15個の炭素を有するものであり、好
適には脂肪族第二級アミンが使用される。列記しうる例
としては次のものがある:ジメチルアミン、ジエチルア
ミン、ジ−n−プロピルアミン、ジイソプロピルアミ
ン、ジ−n−ブチルアミン、ジイソブチルアミン、メチ
ルエチルアミン、メチル−n−プロピルアミン、メチル
イソプロピルアミン、メチル−n−ブチルアミン、メチ
ルイソブチルアミン、エチル−n−プロピルアミン、エ
チルイソプロピルアミン、エチル−n−ブチルアミン、
メチルシクロヘキシルアミン、ピロリジン、ピペリジ
ン、ピペラジン、モルホリン、N−メチルエタノールア
ミン及びジエタノールアミン。
【0025】塩基性触媒対3−ヒドロキシプロピオンア
ルデヒドIVのモル比は、通常0.01:1〜0.5:
1、好適には0.05:1〜0.25:1の範囲内にあ
る。触媒のより大量の量は可能であるが、通常は何らの
利点も与えない。
【0026】3−ヒドロキシプロピオンアルデヒドIV
は、ドイツ特許(DE−A)第1793512号及びド
イツ特許第1957301号に記載されているとおりに
して、トリアルキルアミンによる触媒作用により、ベー
タ水素原子を有するアルデヒド及び水性ホルムアルデヒ
ドから製造することができる。
【0027】特定のアルデヒド及びホルムアルデヒドの
反応による粗生成物及び精製された生成物のいずれも、
この場合には適当である。水含量が0〜50重量%、好
適には4〜20重量%である3−ヒドロキシプロピオン
アルデヒドが通常使用される。
【0028】適当な不活性溶媒は、好適には水と容易に
混和しうる、不活性有機溶媒である。
【0029】列記しうる例には、次のものが含まれる:
テトラヒドロフラン及びジオキサンの如くの(環式)エ
ーテル、並びに、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、メチルグリコールの如くのC1〜C30−アルカノ
ールである。C1〜C3−アルカノールが特に好適であ
る。
【0030】溶媒の量は、反応混合物中の溶媒含量が5
〜95重量%、好適には40〜90重量%であるように
すべきである。
【0031】3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンア
ルデヒドIは、例えば、蒸留及び/又は結晶化等の慣用
の方法により、簡単に反応混合物が分離できる。
【0032】b)場合により、水素化触媒、好適には不
均一触媒の存在下、0〜250℃、好適には20〜20
0℃及び0.1〜300バール、好適には1〜200バ
ールで、生じた3−(ヒドロキシフェニル)プロピオン
アルデヒドIを水素で処理することができる。水素化触
媒は、反応混合物中に懸濁させるか、固定床中に配置す
ることができる。
【0033】3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンア
ルデヒドIを水素化して3−(ヒドロキシフェニル)プ
ロパノールIIにするためには、原則的に、すべての慣
用の水素化触媒、例えば、ニッケル、コバルト、銅、マ
ンガン、モリブデン、レニウム及び/又は白金属金属で
あるパラジウム、白金及びルテニウムを含む触媒を使用
することができる。この関連において、純粋な金属、微
細に分割した又は網状又は他の高表面積の構造形態の双
方において使用することが可能であり、これらの金属の
複数を有する触媒も使用可能である。水素化触媒は、担
持されていない又は担持された形態で使用できる。慣用
の担体物質として、担持された触媒のために、例えばシ
リカ、アルミナ、二酸化ジルコン、二酸化チタン、活性
炭、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム等が
使用しうる。本発明の方法において好適に使用し得るも
のは、ニッケル及び/又は銅及び/又はコバルトを含有
する及び/又はルテニウム触媒である。ニッケル及びル
テニウム触媒は特に好適であり、例えばラネーニッケル
及びルテニウム/活性炭である。
【0034】3−(ヒドロキシフェニル)プロパノール
IIは、慣用の方法、例えば、蒸留及び/又は結晶化に
より、水素化混合物から分離することができる。
【0035】式I及びIIの化合物中の置換基R1
2、R3及びR4は以下の意味を有する:R1、R2
3、R4:互いに独立して、水素、C1〜C20−アル
キル、好適にはC1〜C12−アルキル、例えば、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオ
ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、
イソヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、イソ
ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、n−ノニル、
イソノニル、n−デシル、イソデシル、n−ウンデシ
ル、イソウンデシル、n−ドデシル及びイソドデシル、
特に好適にはC1〜C4−アルキル、例えば、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル、C3
〜C20−シクロアルキル、好適にはC3〜C8−シク
ロアルキル、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及び
シクロオクチル、特に好適にはシクロペンチル、シクロ
ヘキシル及びシクロオクチル、C4〜C20−アルキル
シクロアルキル、好適には2,6−ジメチルシクロヘキ
シル、C4〜C20−シクロアルキルアルキル、好適に
はシクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロ
ペンチルメチル及びシクロヘキシルメチル、C5〜C2
0−アルキルシクロアルキルアルキル、R3、R4:アリ
ール、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、
9−ナフチル及びビフェニリル、好適にはフェニルな
ど、C7〜C20−アラルキル、好適にはC7〜C12
−アラルキル、例えばベンジル、フェニルエチル、1−
ナフチルメチル及びビフェニリルメチルなど;ヘテロシ
クロアルキル、例えば環中に1又は2個のO、N及び/
又はS原子を有し、芳香族又は非芳香族であってよい5
−又は6−員環、例えば、2−又は3−フリル、2−又
は3−チエニル、2−又は3−ピロリル、2−又は4−
イミダゾリル、2−又は3−オキサゾリル、2−又は3
−チアゾリル、ピリジニル、モルホリル、チオモルホリ
ル又はピラゾリル等、C3〜C20−ヘテロシクロアル
キルアルキル。
【0036】適当かつ好適なフェノールIIIは、式中
のR1及びR2がそれぞれ互いに独立して、炭素原子数1
〜6のアルキル又は炭素原子数4〜12の環式脂肪族基
である、2,6−又は2,4−ジアルキル−置換された
ものである。
【0037】適当なジアルキルフェノールIIIの例に
は、2,6−ジメチル−、2,6−ジエチル−、2,6
−ジ−n−プロピル−、2,6−ジイソプロピル、2,
6−ジ−n−ブチル、2,6−ジイソブチル、2,6−
ジ−t−ブチル、2,4−ジメチル−、2,4−ジエチ
ル−、2,4−ジ−n−プロピル−、2,4−ジイソプ
ロピル−、2,4−ジ−n−ブチル、2,4−ジイソブ
チル−、2,4−ジ−t−ブチル、2−メチル−6−エ
チル−、2−メチル−6−イソプロピル−、2−メチル
−6−t−ブチル−、2−メチル−4−エチル−、2−
メチル−4−イソプロピル−、2−メチル−4−t−ブ
チル−フェノールがある。
【0038】有利な3−ヒドロキシプロピオンアルデヒ
ドIVは、ベーターヒドロキシアルデヒドであり、例え
ば、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパナール、
2−エチル−2−メチル−3−ヒドロキシプロパナー
ル、2−メチル−2−プロピル−3−ヒドロキシプロパ
ナール、2−ブチル−2−メチル−3−ヒドロキシプロ
パナール、2−ブチル−2−エチル−3−ヒドロキシプ
ロパナール、2−エチル−2−プロピル−3−ヒドロキ
シプロパナール、2−エチル−2−ヘキシル−3−ヒド
ロキシプロパナール、2−エチル−2−イソプロピル−
3−ヒドロキシプロパナール、2−メチル−2−フェニ
ル−3−ヒドロキシプロパナール、2−メチル−2−
(アルファーナフチル)−3−ヒドロキシプロパナー
ル、2−シクロヘキシル−2−メチル−3−ヒドロキシ
プロパナール、2−エチル−2−シクロヘキシル−3−
ヒドロキシプロパナール、2−ヒドロキシメチルシクロ
ペンタン−、2−ヒドロキシメチルシクロヘキサン、2
−ヒドロキシメチルシクロオクタン−、2−ヒドロキシ
メチルシクロデカン−カルボキサルデヒド、2−メチル
−2−ピリジル−3−ヒドロキシプロパナール、2−フ
リル−2−メチル−3−ヒドロキシプロパナールであ
る。
【0039】3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンア
ルデヒドIは、広範囲の用途(アミノフェノール、カル
ボネート、ポリマー成分)を有する中間体である。
【0040】3−(ヒドロキシフェニル)プロパノール
IIは、ポリマーに組み込まれ、抗酸化剤として使用で
きる。
【0041】
【実施例】
例 1 80%濃度の2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパ
ナール水溶液(合成からの粗混合物、蒸留により水含量
を20%に減らしたもの)125g(1モル)、2,6
−ジメチルフェノール109g(0.9モル)、40%
濃度のジメチルアミン水溶液12g(0.11モル)及
びメタノール700gを、撹拌オートクレーブ中で、1
80℃及び20〜30バールの自原的な圧力下で10時
間反応させる。反応混合物を蒸留により処理すると、3
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−
2,2−ジメチルプロパナール(沸点140〜142
℃;融点72〜73℃)168g(91%)が得られ
る。
【0042】例 2 80%濃度の2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパ
ナール水溶液(合成からの粗混合物、水含量を蒸留によ
り20%までに減少させる)125g(1モル)、2,
6−ジ−t−ブチルフェノール185g(0.9モ
ル)、40%濃度のジメチルアミン水溶液12g(0.
11モル)及びメタノール700gを、撹拌オートクレ
ーブ中で、180℃及び20〜30バールの自原的な圧
力の下で、10時間反応させる。反応混合物を蒸留によ
り処理すると、3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)−2,2−ジメチルプロパナール
(沸点126〜127℃;融点75〜77℃)238g
(92%)が得られる。
【0043】例 3 80%濃度の2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパ
ナール水溶液(合成からの粗混合物、蒸留により水含量
を20%に減少させる)125g(1モル)、2,4−
ジ−t−ブチルフェノール185g(0.9モル)、4
0%濃度のジメチルアミン水溶液24g(0.22モ
ル)及びメタノール700gを撹拌オートクレーブ中で
160℃にて20〜30バールの自原的圧力下で、20
時間反応させ、さらに、180℃で20時間反応させ
る。反応混合物を蒸留により処理すると、3−(3,5
−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2,2
−ジメチルプロパナール(沸点115〜116℃)15
9g(61%)が得られる。
【0044】例 4 80%濃度の2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパ
ナール水溶液(合成からの粗混合物、蒸留により水含量
を20%に減少させる)125g(1モル)、2,6−
ジメチルフェノール109g(0.9モル)、40%濃
度のジメチルアミン水溶液12g(0.11モル)及び
メタノール700gを撹拌したオートクレーブ中で、1
80℃、20〜30バールの自原的な圧力下で10時間
反応させる。オートクレーブが冷めて、放圧した後、反
応混合物にラネーニッケル(全混合物に基づいて0.0
2部)19gを添加し、水素化を80バールの水素下8
0℃で5時間実施する。混合物を蒸留により処理する
と、3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2,2−ジメチルプロパノール(沸点172〜1
74℃;融点133〜134℃)が174g(92%)
得られる。
【0045】例 5 80%濃度の2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパ
ナール(合成からの粗混合物、蒸留により水含量を20
%に減ずる)125g(1モル)、2,6−ジ−t−ブ
チルフェノール185g(0.9モル)、40%濃度の
ジメチルアミン水溶液12g(0.11モル)及びメタ
ノール700gを撹拌オートクレーブ中で、180℃、
20〜30バールの自原的な圧力下で10時間反応させ
る。オートクレーブを冷やし、放圧した後に、反応混合
物にラネーニッケル(全混合物に基づいて0.03部)
28gを添加し、80℃、80バールの水素下で5時間
水素添加を実施する。混合物を蒸留により処理すると、
3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2,2−ジメチルプロパノール(沸点142〜1
45℃;融点84〜86℃)が239g(91%)得ら
れる。
【0046】例 6 80%濃度の2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロパ
ナール水溶液(合成からの粗混合物、蒸留により水含量
を20%に減ずる)125g(1モル)、2,4−ジメ
チルフェノール109g(0.9モル)、40%濃度の
ジメチルアミン水溶液24g(0.22モル)及びメタ
ノール700gを撹拌オートクレーブ中で、160℃、
20〜30バールの自原的圧力下、20時間、次いで1
80℃で20時間反応させる。オートクレーブが冷え
て、放圧した後、ラネーニッケル95g(全混合物に基
づいて0.1部)を反応混合物に添加し、140℃、8
0バールの水素下で水素添加を20時間実施する。濾過
及び蒸留により揮発性物質を除いた後、メタノール/水
10:3から残分を再結晶させる。3−(3,5−ジメ
チル−2−ヒドロキシフェニル)−2,2−ジメチルプ
ロパノール112g(60%)が得られる(融点117
℃)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I: 【化1】 で表わされる3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンア
    ルデヒド及び場合により、次式II: 【化2】 で表わされる3−(ヒドロキシフェニル)−プロパノー
    ル[上記式中、R1、R2、R3及びR4はそれぞれ水
    素、、C1〜C20−アルキル、C3〜C20−シクロ
    アルキル、C4〜C20−アルキルシクロアルキル、C
    4〜C20−シクロアルキルアルキル又はC5〜C20
    −アルキルシクロアルキルアルキルであり、R3及びR4
    はそれぞれアリール、C7〜C20−アラルキル、ヘテ
    ロシクロアルキル又はC3〜C20−ヘテロシクロアル
    キルアルキルである]の製造方法において、 a)塩基性触媒の存在下、90〜230℃及び0.01
    〜50バールで、次式III: 【化3】 [式中、R1及びR2は上述の意味を有する]のフェノー
    ルを次式IV: 【化4】 [式中、R3及びR4は上述の意味を有する]の3−ヒド
    ロキシプロピオンアルデヒドと反応させるか、又は、場
    合により、 b)生じた次式I: 【化5】 [式中、R1、R2、R3及びR4は上述の意味を有する]
    で表わされる3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンア
    ルデヒドを、水素化触媒の存在下、0〜250℃及び
    0.1〜300バールで、水素により処理することを特
    徴とする、3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンアル
    デヒド及び3−(ヒドロキシフェニル)プロピオナール
    の製法。
JP5097602A 1992-04-25 1993-04-23 3−(ヒドロキシフェニル)プロピオンアルデヒド及び3−(ヒドロキシフェニル)プロパノールの製造法 Withdrawn JPH0640979A (ja)

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