JPH0640875A - 皮膚外用剤組成物 - Google Patents
皮膚外用剤組成物Info
- Publication number
- JPH0640875A JPH0640875A JP21720892A JP21720892A JPH0640875A JP H0640875 A JPH0640875 A JP H0640875A JP 21720892 A JP21720892 A JP 21720892A JP 21720892 A JP21720892 A JP 21720892A JP H0640875 A JPH0640875 A JP H0640875A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- present
- diol
- external use
- agent composition
- menthane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cosmetics (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ｐ−メンタン−３，８−ジオール
の有する有害生物忌避効果の持続性に優れた皮膚外用剤
組成物提供することを目的としている。 【構成】 本発明は、ｐ−メンタン−３，８−ジオール
と抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合すること
を特徴とする皮膚外用剤組成物。
の有する有害生物忌避効果の持続性に優れた皮膚外用剤
組成物提供することを目的としている。 【構成】 本発明は、ｐ−メンタン−３，８−ジオール
と抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合すること
を特徴とする皮膚外用剤組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、忌避効果の持続性に優
れた皮膚外用剤組成物に関する。
れた皮膚外用剤組成物に関する。
【０００２】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】蚊等の有
害生物から身を守るために有害生物忌避剤としてｐ−メ
ンタン−３，８−ジオールが広く用いられている。しか
しながら、このｐ−メンタン−３，８−ジオールは忌避
効果は高いものの、持続性に欠け更に改良が求められて
いた。本発明の目的は忌避効果の持続性に優れた皮膚外
用剤組成物を提供することにある。
害生物から身を守るために有害生物忌避剤としてｐ−メ
ンタン−３，８−ジオールが広く用いられている。しか
しながら、このｐ−メンタン−３，８−ジオールは忌避
効果は高いものの、持続性に欠け更に改良が求められて
いた。本発明の目的は忌避効果の持続性に優れた皮膚外
用剤組成物を提供することにある。
【０００３】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記事情に
鑑み、ｐ−メンタン−３，８−ジオ−ルの持続性を高め
るべく鋭意研究した結果、抗炎症剤とをあわせて配合す
ることで持続性が高まることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
鑑み、ｐ−メンタン−３，８−ジオ−ルの持続性を高め
るべく鋭意研究した結果、抗炎症剤とをあわせて配合す
ることで持続性が高まることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
【０００４】即ち、本発明は、ｐ−メンタン−３，８−
ジオ−ルと抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合
することを特徴とする皮膚外用剤組成物に関する。
ジオ−ルと抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合
することを特徴とする皮膚外用剤組成物に関する。
【０００５】本発明に用いられるｐ−メンタン−３，８
−ジオ−ルは、従来より有害生物忌避剤として用いられ
ている公知の化合物である。その配合量は最終組成物の
剤型・使用条件により異なるが、最終組成物の総量を基
準に０．０１〜９０．０重量％の範囲で用いられ、好ま
しくは１〜２０重量％である。
−ジオ−ルは、従来より有害生物忌避剤として用いられ
ている公知の化合物である。その配合量は最終組成物の
剤型・使用条件により異なるが、最終組成物の総量を基
準に０．０１〜９０．０重量％の範囲で用いられ、好ま
しくは１〜２０重量％である。
【０００６】本発明に用いられる抗炎症剤としては、デ
キサメタゾン，ベタメタゾン，ヒドロコルチゾン等のス
テロイド系抗炎症剤、インドメタシン，メフェナム酸，
グリチルリチン酸及びその塩類，グリチルレチン酸及び
その塩類，サリチル酸メチル，サリチル酸エチレングリ
コール，アラントイン等の非ステロイド系抗炎症剤が挙
げられる。
キサメタゾン，ベタメタゾン，ヒドロコルチゾン等のス
テロイド系抗炎症剤、インドメタシン，メフェナム酸，
グリチルリチン酸及びその塩類，グリチルレチン酸及び
その塩類，サリチル酸メチル，サリチル酸エチレングリ
コール，アラントイン等の非ステロイド系抗炎症剤が挙
げられる。
【０００７】本発明に用いられる抗ヒスタミン剤として
は、ジフェンヒドラミン，ジメンヒドリナート，プロメ
タジン，クロルフェニラミン等のヒスタミンＨ１レセプ
ター拮抗阻害薬が挙げられる。
は、ジフェンヒドラミン，ジメンヒドリナート，プロメ
タジン，クロルフェニラミン等のヒスタミンＨ１レセプ
ター拮抗阻害薬が挙げられる。
【０００８】本発明に用いられる抗炎症剤及び／又は抗
ヒスタミン剤の配合量は、薬物の有効濃度、最終組成物
の剤型・使用条件により異なるが、最終組成物の総量を
基準に０．０００１〜３．０重量％の範囲であり、好ま
しくは０．００１〜０．３重量％である。
ヒスタミン剤の配合量は、薬物の有効濃度、最終組成物
の剤型・使用条件により異なるが、最終組成物の総量を
基準に０．０００１〜３．０重量％の範囲であり、好ま
しくは０．００１〜０．３重量％である。
【０００９】本発明の皮膚外用剤組成物は、軟膏剤、ク
リーム、乳液、化粧水、コロン、スプレー剤等の剤型で
用いられる。
リーム、乳液、化粧水、コロン、スプレー剤等の剤型で
用いられる。
【００１０】本発明の皮膚外用剤組成物には、本発明の
目的を達成する範囲で剤型に応じて他の基剤及び添加剤
を配合することが出来る。
目的を達成する範囲で剤型に応じて他の基剤及び添加剤
を配合することが出来る。
【００１１】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
尚、実施例中のｗｔ％は重量％を意味する。
尚、実施例中のｗｔ％は重量％を意味する。
【００１２】実施例に先だって、有害生物忌避効果及び
その持続性の試験方法について記載する。 （ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験）ヒトスジ
シマカの成虫に対する忌避効果を調べるために以下の試
験を室温３０℃、湿度７０％の恒温室において行った。
左右の前腕に各試料１０ｇを塗布した後、羽化後５〜７
日経過したヒトスジシマカの成虫の雌雄５０匹づつが入
った２０ｃｍ×１５ｃｍの金網にそれぞれの腕を１５分
間差し入れ吸血の時間を与えた。この施行を３０分、１
時間、２時間、４時間、６時間後に行い、吸血の時間内
の吸血の跡の数を数え、次式より忌避率を算出した。
その持続性の試験方法について記載する。 （ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試験）ヒトスジ
シマカの成虫に対する忌避効果を調べるために以下の試
験を室温３０℃、湿度７０％の恒温室において行った。
左右の前腕に各試料１０ｇを塗布した後、羽化後５〜７
日経過したヒトスジシマカの成虫の雌雄５０匹づつが入
った２０ｃｍ×１５ｃｍの金網にそれぞれの腕を１５分
間差し入れ吸血の時間を与えた。この施行を３０分、１
時間、２時間、４時間、６時間後に行い、吸血の時間内
の吸血の跡の数を数え、次式より忌避率を算出した。
【００１３】
【数１】
【００１４】
【表１】
【００１５】上記処方の通り本発明のクリームを常法に
従って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試
験を実施した。その結果を表４に示す。
従って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試
験を実施した。その結果を表４に示す。
【００１６】
【表２】
【００１７】上記処方の通り比較用のクリームを常法に
従って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試
験を実施した。その結果を表４に示す。
従って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試
験を実施した。その結果を表４に示す。
【００１８】
【表３】
【００１９】上記処方の通り比較用のクリームを常法に
従って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試
験を実施した。その結果を表４に示す。
従って調製し、ヒトスジシマカ成虫に対する吸血忌避試
験を実施した。その結果を表４に示す。
【００２０】
【表４】
【００２１】表４に示した如く、本発明の実施例１は塗
布後６時間でも忌避効果が低下せず、優れていた。これ
に対し、ｐ−メンタン−３，８−ジオ−ルのみを配合し
た比較例１は、３０分後までは顕著な効果を有するが、
時間経過とともに効果が失われた。ｐ−メンタン−３，
８−ジオ−ルも配合しなかった比較例２は、全く忌避効
果を示さなかった。
布後６時間でも忌避効果が低下せず、優れていた。これ
に対し、ｐ−メンタン−３，８−ジオ−ルのみを配合し
た比較例１は、３０分後までは顕著な効果を有するが、
時間経過とともに効果が失われた。ｐ−メンタン−３，
８−ジオ−ルも配合しなかった比較例２は、全く忌避効
果を示さなかった。
【００２２】
【表５】
【００２３】
【表６】
【００２４】
【表７】
【００２５】
【表８】
【００２６】
【表９】
【００２７】実施例２〜６のヒトスジシマカ成虫に対す
る吸血忌避試験結果を表１０に示す。
る吸血忌避試験結果を表１０に示す。
【００２８】
【表１０】
【００２９】
【発明の効果】以上記載の如く、本発明はｐ−メンタン
−３，８−ジオ−ルと抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン
剤とを配合することで有害生物忌避効果の持続性に優れ
た皮膚外用剤組成物を提供できる。
−３，８−ジオ−ルと抗炎症剤及び／又は抗ヒスタミン
剤とを配合することで有害生物忌避効果の持続性に優れ
た皮膚外用剤組成物を提供できる。
Claims (1)
- 【請求項１】 ｐ−メンタン−３，８−ジオールと抗炎
症剤及び／又は抗ヒスタミン剤とを配合することを特徴
とする皮膚外用剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21720892A JPH0640875A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 皮膚外用剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21720892A JPH0640875A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 皮膚外用剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640875A true JPH0640875A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=16700565
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21720892A Pending JPH0640875A (ja) | 1992-07-22 | 1992-07-22 | 皮膚外用剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0640875A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0934741A1 (en) * | 1997-12-19 | 1999-08-11 | Takasago International Corporation | Hair growth stimulants |
| US6410034B1 (en) * | 1998-09-03 | 2002-06-25 | Takasago International Corporation | Dermal absorption-promoting agent |
| JP2009001501A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 人体用害虫忌避剤 |
| JP2016222660A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社コーセー | 紫外線防御組成物 |
-
1992
- 1992-07-22 JP JP21720892A patent/JPH0640875A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0934741A1 (en) * | 1997-12-19 | 1999-08-11 | Takasago International Corporation | Hair growth stimulants |
| US6410034B1 (en) * | 1998-09-03 | 2002-06-25 | Takasago International Corporation | Dermal absorption-promoting agent |
| JP2009001501A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Dainippon Jochugiku Co Ltd | 人体用害虫忌避剤 |
| JP2016222660A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社コーセー | 紫外線防御組成物 |
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