JPH0640796Y2 - 瓦屋根用融雪装置 - Google Patents

瓦屋根用融雪装置

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Publication number
JPH0640796Y2
JPH0640796Y2 JP6720889U JP6720889U JPH0640796Y2 JP H0640796 Y2 JPH0640796 Y2 JP H0640796Y2 JP 6720889 U JP6720889 U JP 6720889U JP 6720889 U JP6720889 U JP 6720889U JP H0640796 Y2 JPH0640796 Y2 JP H0640796Y2
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JP
Japan
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roof
tile
heater
leaf
snow melting
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JP6720889U
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JPH035862U (ja
Inventor
司 松島
芳通 中村
Original Assignee
菱西サーモ株式会社
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は少電力で効率の良い融雪をする瓦屋根用融雪装
置に関する。
(従来技術及びその問題点) 豪雪地帯における屋根の融雪は、従来(1)水を屋根に
流して雪を溶かす方法、(2)温水を通した管を屋根に
設置する方法、(3)電気ヒーターを屋根に設置する方
法、など種々のものが行なわれているが、瓦屋根におけ
る融雪についてはその構造上未だ適当なものがない。す
なわち、瓦屋根は260mm×300mm程度の小さな面積の瓦を
数十枚あるいは数百枚を敷き並べて構成されるものであ
り、かつ瓦の形状は波形になっているために、帯状に形
成された面状発熱体を瓦の下部に敷き並べたのでは瓦へ
の熱伝達が悪く融雪効果が悪い。また熱伝導を良好なら
しめるために、瓦1枚毎にヒーターを設けるものも考え
られたが、ヒーター間の電気接続が多数となり実際上の
作業が困難でかつ危険であるばかりでなく、電気接続部
は瓦の下部すなわち瓦と屋根板間の補修、点検不可能な
暗部に置くことは電気事業法で許可されないために実用
化できない。
さらに、電力利用のヒーターは、融雪電力等、低料金供
給となっているものの、他のエネルギーコストに比較し
て高価であることから、少電力で効果的に融雪利用でき
るものでなければならない。そこでヒーターを瓦と密着
あるいは一体的にすることによりその効果が期待できる
ものの、さらに融雪効果を向上させる必要がある。エネ
ルギーの消費を考慮しなければ、ヒーターは屋根面全体
に敷設することにより、融雪効果を上げることができる
が、当然電力費の上昇に繋がり適切でない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、瓦1枚毎の裏面に貼り合せ可能
な形状の面状ヒーターからなる単葉の瓦ヒーターと各ヒ
ーター間を電源リード線にて連続結線した複葉の瓦ヒー
ターを組み合わせて、屋根瓦の軒先の少なくとも1列目
は瓦ヒーターを瓦ごとに連続して設置し、2列目以降は
屋根の峰方向に瓦の1列あるいは複数列置きに瓦ヒータ
ーを設置し、かつ屋根の少なくとも両側端は峰方向に連
続して瓦ヒーターを設置する瓦屋根用融雪装置を提供す
ることによって敷設工事が容易におこなえ経済性の良い
瓦屋根用融雪装置を得ることにある。
以下本考案の実施例を図面にもとずいて説明する。
第1図は単葉の瓦ヒーター(1)を示すもので、両側縁
に電極体を配した基布にカーボン塗料を塗布し外面を塩
ビフィルムにて防水絶縁したカーボン面状発熱体に電源
リード線(2)を接続して構成され、表面には接着用シ
ートが貼着されている。第2図は複葉の瓦ヒーター
(3)を示すもので、各ヒーターは上述した単葉瓦ヒー
ター(1)と同構成であるが、各ヒーター間を電源リー
ド線(4)(4)…で・約200mm間隔に連続結線して構
成されている。以上のようにして構成された単葉の瓦ヒ
ーター(1)は第3図に示すように図示しない接着用シ
ートにて瓦(A)の裏面に貼着され、複葉の瓦ヒーター
(3)は第4図に示されるように連設する瓦(A1
(A2)(A3)の裏面に接着用シートにて貼着される。
(作用) ヒーターを敷設する瓦ヒーター(A)(A1)(A2
(A3)……は屋根上にてあらかじめ敷設部の上段に裏返
して並べられており、その裏面に瓦ヒーター(1)
(3)を貼着してのち、それらを順次1枚毎裏返しなが
ら瓦敷設施工を行なうものであり、各ヒーター間の電源
リード線(4)(4)……を約200mm間隔とすることに
よってその作業を可能にする。また、電源リード線
(2)(4)の端末は、屋根裏に導入され、屋根裏にて
電源ケーブルと電気接続される。
以上のような単葉の瓦ヒーター(1)と複葉の瓦ヒータ
ー(3)とを組み合わせることにより、第5図に示され
るように屋根面全体においては屋根瓦の軒先の少なくと
も1列目はX方向に連続して設置し、2列目以降は屋根
のY方向すなわち峰方向に瓦の1列あるいは複数列置き
に設置する。また、屋根面のY方向には瓦のある間隔ご
とに連続するように設置され、これは少なくとも屋根面
の両側端において必要とする。
(効果) 以上説明した本案瓦屋根用融雪装置は、瓦1枚毎の裏面
にヒーターを貼り合わせるものであるから、その表面へ
の熱伝導は無駄なく効果的な融雪が行なえる。また単葉
の瓦ヒーターと複葉の瓦ヒーターとを組み合わせること
により、軒先一列及び峰方向にはある間隔置きに連続し
て配置できることから雪切れを可能にして屋根上から雪
を効果良く落下させることができる。さらに、ヒーター
付き瓦の配列は、屋根面全体でなく雪質気温に応じて間
引き設置できることから電力消費を少なくすることがで
き経済的である。また、ヒーターは万国旗状にして連続
構成したことから、瓦下での接続は無く電気事業法に基
ずいた工事を行なったときにもその結線箇所は少なく工
事は容易で工事上の間違いも少ないなど多くの効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は単葉の瓦
ヒーターの平面図、第2図は複葉の瓦ヒーターの平面
図、第3図及び第4図は瓦への貼着状態を示す斜視図、
第5図は瓦屋根に瓦ヒーターを配置した状態を説明する
ための図である。 1は単葉の瓦ヒーター 2、4は電源リード線 3は複葉の瓦ヒーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各瓦の裏面に貼り合わせ可能な単葉の瓦ヒ
    ーターと、各ヒーター間を電源リードにて連続構成した
    複葉の瓦ヒーターとを組み合わせて、屋根瓦の軒先の少
    なくとも一列は連続して瓦ヒーターを設置し、2列目以
    降は屋根の峰方向に瓦の1列或は複数列置きに瓦ヒータ
    ーを設置し、かつ屋根の少なくとも両側端は峰方向に連
    続して瓦ヒーターを設置する瓦屋根用融雪装置。
JP6720889U 1989-06-08 1989-06-08 瓦屋根用融雪装置 Expired - Lifetime JPH0640796Y2 (ja)

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JPH035862U JPH035862U (ja) 1991-01-21
JPH0640796Y2 true JPH0640796Y2 (ja) 1994-10-26

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