JPH03141577A

JPH03141577A - ヒーティングシートとそのヒーティングシートを有する屋上融雪装置

Info

Publication number: JPH03141577A
Application number: JP27939889A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Kato; 裕加藤
Original assignee: MIWA SERVICE KK; TOKYO TSUCHIYA HANBAI KK
Current assignee: MIWA SERVICE KK; TOKYO TSUCHIYA HANBAI KK
Priority date: 1989-10-26
Filing date: 1989-10-26
Publication date: 1991-06-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、屋上の雪を溶かしたり、床暖房に用いたり、
或いは、園芸基の土壌を暖める等、放熱を利用する分野
に用いられるヒーティングシートに関するものである。

（従来技術とその問題点）従来、屋上融雪や床暖房や土壌暖房等、放熱を利用する
分野では、温水や電熱が用いられて来た。

しかし、温水利用の場合では、ボイラーを始め、給湯の
ためのパイプライン等の固定設備を必要とする。このた
め、設備や保守費用が嵩む上。

−旦設備を構築してしまうと、簡単に除去することがで
きない。

特に、園芸ハウスの暖房や土壌の暖房等の場合では、−
旦設備を構築してしまうと、当該設備の設置スペースを
臨機応変に他の目的に転用することができない。

又、屋上融雪の場合では、屋上の外面に配設すると家屋
の外観を損ない、屋根裏に配設すると、熱効率の低下や
水漏れの心配等がある。

他方、電熱利用の場合では、その性質上、安全性に特段
の注意を払わねばならず、安全設備や配線に専門的知識
を必要とする。このため、誰でもが手軽に、設備を設け
たり、除去したりすることができない。

本発明は、かかる問題の解決を目的するものである。

（問題点を解決するための手段）第１の発明は、ヒーティングシートに関するものであっ
て、カーボン或いはシリコン等を主成分とし通電により
発熱する通電発熱体を可撓性を有する帯状に形成し、該
通電発熱体には長手方向に走る一対の電極を設け、上記
通電発熱体の周面を絶縁性伝熱部材で被覆した構成とし
たものである。

第２の発明は、上記のヒーティングシートを有する屋上
融雪！！置に係るものであっ′て、カーボン或いはシリ
コン等を主成分とし通電により発熱する通電発熱体を可
撓性を有する帯状に形成し、該通電発熱体には長手方向
に走る一対の電極が設けられ、通電発熱体の周面ば絶縁
性伝熱部材で被覆されて成るヒーティングシートを、屋
上の傾斜方向に向けて並べ、並べられた各ヒーティング
シートの軒先側の電極に、軒先の内側へ配線した導線を
、軒先端に廻してから屋上へと導き、該導線は、少なく
とも屋上において、屋上の傾斜方向に延在せしめて、上
記電極に接続した構成のものである。

（実施例）以下、本発明を実施の一例を示す図面に基づいて説明す
る。

第１図に於て、Ｕｉ！Ｊ中の符合１０は通電によって熱
を発する通電発熱体である。この通電発熱体ＩＯは、カ
ーボンやシリコン等を主成分とする材質から成り１例え
ば、コンピュータールーム等で静電気による悪影響を防
ぐため、静電防止塗料として床面等に使用されている。

実施例の通電発熱体１０は、このような材質に、例えば
柔軟剤等を加えて適度な可撓性をもたせた発熱体を、適
当長さの帯状に成形したものである０通電発熱体１０の
実際は、使用目的によっても異なるが、例えば、０．１
〜０．３　＋ｕ＋程度の厚さである。

上記の通電発熱体１０には、長手方向に走る一対の電極
１１．１２を設けである。

電極１１は、銅等の電気伝導性の良好な金属を用いるの
がよく、実施例では、このような金属板を帯状に形成し
て、通電発熱体ｌＯの外周面に平行に延在させて、当該
通電発熱体１０との一体性を保つよう縫い着けである。

実施例に示す縫い付けは、通電発熱体１０と電極１１．
１２との一体性を保たせるための一例に過ぎず、両者を
一体化させるためには固着してもよいし、或いは、電極
１１．１２を通電発熱体１０の成形の際に埋設してもよ
い。

こうして一体止された一対の電極１１．１２を備えた通
電発熱体ｌＯには、更に、その周面を、電気は通さない
が熱は良く伝える絶縁性伝熱部材１３、例えば、ＥＰゴ
ムシート等で被覆する。

この被覆材としての絶縁性伝熱部材工３は、部材性、耐
水性、＃候性、耐熱性、不燃性、不腐性等を備えたもの
がよい。

こうして形成された、通電発熱体１０と一対の電極とこ
れらを一体として包む被覆材１３とから成るヒーティン
グシー）２０は、４１１１８０ｍｍ、厚さ２〜３ｍｍ、
長さ６ｍ、程度のサイズに成形したのが使用に便利であ
る。勿論、これは−例であり、使用目的に応じて所望の
サイズに成形すればよい。

第２図乃至第３図は、上記構成から成るヒーティングシ
ート２０を用いた屋上融雪装置である。

この屋上融雪装置は、帯状のヒーティングシート２０を
屋根の形状に応じた傾斜方向に向けて適当枚数を平行に
並べ、並べられた各ヒーティングシート２０の軒先側に
露出する一対の電極１１．１２に１軒先の内側へ配線し
た給電線としての導＆１３１を接続したものである。

実施例では、導線３１は、軒先端に廻してから屋上へと
導かれ、屋上において、屋上の傾斜方向に延在させられ
て、ヒーティングシート２０の電極１１．１２に接続さ
れている。

第３図は、屋上融雪装置の別の配線例を示すものである
。この例では、ヒーティングシート２０を軒先から更に
先に延在せしめ、この延在部分２５を更に、軒先側から
軒先の内側へと曲げ延ばし、軒先の内側に於て、ヒーテ
ィングシート２０の電極１１．１２を露出せしめて、給
電線に接続しである。この例によれば、給電線を屋根の
上に配線する必要がなく、軒先の内側にて配線すること
ができるので、屋上を滑り落て来る雪による断線事故を
防ぐことができる。

（発明の効果）第１の発明は、カーボン或いはシリコン等を主成分とし
通電により発熱する通電発熱体を可撓性を有する帯状に
形成し、該通電発熱体には長手方向に走る一対の電極を
設け、上記通電発熱体の周面を絶縁性伝熱部材で被覆し
た構成としたものであるから、使用に当っては、ヒーティングシートを任意の長さに切
断すると、切断面には必ず電極が表れるので、配線処理
が簡単にでき、当該シートを所望の場所に置き広げるだ
けで簡単且つ迅速に用いることができ、且つ、設置場所
から除去することが容易となる。

又、この発熱体は可撓性が与えられているのでロール状
に巻いての運搬や収納等ができ、取扱いも簡単にできる
。

尚、切断面には、絶縁塗料を塗布したり、絶縁テープ等
の絶縁部材を貼着したりしすることによって、比較的簡
単にその絶縁性を確保することができる。

第２の発明は、上記第１の発明に係るヒーティングシー
トを所要の長さに切って、屋上の傾斜方向に向けて所要
枚数並べ、並べられた各ヒーティングシートの軒先側の
電極に１軒先の内側へ配線した導線を、軒先端に廻して
から屋上へと導き、屋上においては屋上の傾斜方向に当
該導線を延在せしめて、雪の滑り降り方向に沿わせて、
滑り降りの邪魔とならないよう通電発熱体に接続したも
のであるから、ヒーティングシートを屋上の形態に応じて切断し、敷き
延べることができ、電気的接続も容易に行なうことがで
きる。

特に、導線の配線処理については、各ヒーティングシー
トの電極が軒先に並ばせることができるので、給電路と
しての導線を軒先の裏側に配線することができ、Ｎ上に
おける雪の滑り降りを円滑に行なわせることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例にして、第１図はヒーティングシートの一部切欠斜視図、第２図
は屋上融雪装置の設置例を示す斜視図、第３図は屋上融
雪装置に於るヒーティングシートの別の施工例を示す説
明図である。０・・・通電発熱体１・・・電極　　　　　１２・・・電極３・・・絶縁性
伝熱部材（被覆材）０・・・ヒーティングシート５・・・ヒーティングシートの延在部分ｌ・・・導線（
給電線）

Claims

【特許請求の範囲】１、カーボン或いはシリコン等を主成分とし通電により
発熱する通電発熱体を可撓性を有する帯状に形成し、該
通電発熱体には長手方向に走る一対の電極を設け、上記
通電発熱体の周面を絶縁性伝熱部材で被覆したことを特
徴とするヒーティングシート。２、カーボン或いはシリコン等を主成分とし通電により
発熱する通電発熱体を可撓を有する帯状に形成し、該通
電発熱体には長手方向に走る一対の電極が設けられ、通
電発熱体の周面は絶縁性伝熱部材で被覆されて成るヒー
ティングシートを、屋上の傾斜方向に向けて並べ、並べ
られた各ヒーティングシートの軒先側の電極に、軒先の
内側へ配線した導線を、軒先端に廻してから屋上へと導
き、該導線は、少なくとも屋上において、屋上の傾斜方
向に延在せしめて、上記電極に接続した構成としたこと
を特徴とするヒーティングシートを有する屋上融雪装置
。