JPH0640705A - 燃料電池式発電装置の反応装置 - Google Patents

燃料電池式発電装置の反応装置

Info

Publication number
JPH0640705A
JPH0640705A JP4197123A JP19712392A JPH0640705A JP H0640705 A JPH0640705 A JP H0640705A JP 4197123 A JP4197123 A JP 4197123A JP 19712392 A JP19712392 A JP 19712392A JP H0640705 A JPH0640705 A JP H0640705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container part
cooling
catalyst layer
reaction
cooling pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4197123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2714518B2 (ja
Inventor
Katsuhiro Imamoto
勝博 今本
Nobuyuki Ito
信之 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4197123A priority Critical patent/JP2714518B2/ja
Publication of JPH0640705A publication Critical patent/JPH0640705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2714518B2 publication Critical patent/JP2714518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/06Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues
    • H01M8/0606Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants
    • H01M8/0612Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material
    • H01M8/0625Combination of fuel cells with means for production of reactants or for treatment of residues with means for production of gaseous reactants from carbon-containing material in a modular combined reactor/fuel cell structure
    • H01M8/0631Reactor construction specially adapted for combination reactor/fuel cell
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コスト化や構造の単純化等を図ることがで
きる燃料電池式発電装置の反応装置を提供する。 【構成】 第1の容器部内を流れる反応気体より圧力の
高い冷却媒体を流して第1の容器部1内の触媒層3を冷
却する第2の容器部2を、第1の容器部1内に配設され
る180度ずつ向きを変えつつ屈曲されている小径の冷
却管21により構成する。第1の容器部1内の触媒層3
はこの冷却管21中の冷却媒体により冷却される。ま
た、小径な冷却管21により構成される第2の容器部2
はその肉厚は厚くならず、かつ、構造も簡単なものとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は燃料電池式発電装置内
の発熱反応をともなう反応装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばメタンと水蒸気とからなる原料ガ
スを水素リッチな改質ガスに改質し、これを燃料電池に
供給して、水素と例えば空気中の酸素とを電気化学的に
反応させて電力を得る燃料電池式発電装置は知られてい
る。この燃料電池式発電装置には発熱反応をともなう種
々の反応装置が設けられているが、その代表的なものに
CO変成器がある。このCO変成器は改質ガス中の一酸
化炭素(CO)と水蒸気(H2 O)とを触媒を介してさ
らに反応させ、改質ガス中のCO濃度を下げるものであ
るが、この場合、COとH2 Oとの反応は発熱反応であ
るため、反応の迅速な進行を図るため、内部の触媒は冷
却媒体によって冷却されている。
【0003】図7は例えば実開昭63−69546号公
報に示される従来のシェルアンドチューブタイプのCO
変成器の断面図である。図において、51は改質ガスが
供給される入口ヘッド部であり、51aはその入口ノズ
ルである。52はCO濃度が下げられた改質ガスが集め
られる出口ヘッド部であり、52aはその出口ノズルで
ある。53は胴、54は胴53と入口ヘッド部51およ
び出口ヘッド部52間に挟み付けられた管板、55は一
対の管板54,54間に支持され、内部に触媒層56を
有している反応管、57は胴53と一対の管板54,5
4および複数の反応管55…とで形成される冷却水容器
部であり、この冷却水容器部57内には冷却媒体である
冷却水が流される。58はこの冷却水容器部57内に設
けられたバッフル、59は冷却水入口ノズル、60は冷
却水出口ノズルである。
【0004】つぎにこのCO変成器の動作を説明する。
入口ノズル51aを介して入口ヘッド部51に供給され
たCOやH2 Oを有する水素リッチな改質ガスは、反応
管55…内に通され、内部の触媒層56…中を通過しつ
つ、そのCOとH2 Oとが変成反応により二酸化炭素
(CO2 )と水素(H2 )とに変えられる。そして、C
O濃度の減少した改質ガスは出口ヘッド部52に集めら
れ、出口ノズル52aから外部に排出される。
【0005】一方、上記COとH2 Oとの変成反応は発
熱反応であるため、反応管55内の触媒層56は冷却す
る必要があるが、このため、冷却水が冷却水入口ノズル
59から冷却水容器部57内に供給される。この冷却水
は冷却水容器部57内を反応管55…の外面に接触しつ
つバッフル58間を蛇行して移動し、反応管55…内の
触媒層56…を冷却して冷却水出口ノズル60から外部
に排出される。
【0006】ここで、例えば常圧タイプのリン酸型燃料
電池を用いた発電装置のCO変成器の場合、このCO変
成器内の改質ガスの動作圧力は数百mmAqであり、冷
却水の動作圧力は約7kg/cm2Gである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のシェルアンドチューブタイプのCO変成器では、圧力
の高い冷却水が流れる冷却水容器部57が大径の胴53
や一対の管板54,54等で形成されるため、これ等の
肉厚が増大し、製作コストの上昇を招いてしまうという
課題があるとともに、冷却水容器部57に冷却水の流れ
方向を規制するバッフルが必要となるため、構造の複雑
化を招いてしまい、同様に製作コストの上昇を招いてし
まうという課題があった。
【0008】また、胴53や一対の管板54,54等で
形成された冷却水容器部57は、その内容積が増加する
傾向にあり、労働安全衛生法等で定められた圧力容器の
対象となってしまい、製作に時間がかかってしまうとい
う課題があった。
【0009】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、圧力の高い冷却媒体が流れる部分の改良を図ること
により、低コスト化や構造の簡単化を図ることができる
とともに、圧力容器に関する法規の対象外ともすること
ができる燃料電池式発電装置の反応装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明
は、触媒層中を発熱反応を生じつつ反応気体が流される
第1の容器部と、第1の容器部内の触媒層を冷却するた
めに、反応気体よりも圧力の高い冷却媒体が流される第
2の容器部とを有した燃料電池式発電装置の反応装置に
おいて、第2の容器部が、第1の容器部内に配設される
180度ずつ向きを変えつつ屈曲されている小径の冷却
管により構成されていることである。
【0011】この発明の第2の発明は、触媒層中を発熱
反応を生じつつ反応気体が流される第1の容器部と、第
1の容器部内の触媒層を冷却するために、反応気体より
も圧力の高い冷却媒体が流される第2の容器部とを有し
た燃料電池式発電装置の反応装置において、第2の容器
部が、第1の容器部内に配設される一部または全部がフ
ィン付きの180度ずつ向きを変えつつ屈曲されている
小径の冷却管により構成されていることである。
【0012】この発明の第3の発明は、触媒層中を発熱
反応を生じつつ反応気体が流される第1の容器部と、第
1の容器部内の触媒層を冷却するために、反応気体より
も圧力の高い冷却媒体が流される第2の容器部とを有し
た燃料電池式発電装置の反応装置において、第2の容器
部が、第1の容器部内に配設される180度ずつ向きを
変えつつ屈曲されている小径の第1の冷却管と、第1の
容器部の外面に沿って配設される180度ずつ向きを変
えつつ屈曲されている小径の第2の冷却管とから構成さ
れていることである。
【0013】
【作用】第1の発明では、第2の容器部を180度ずつ
向きを変えつつ屈曲されている小径な冷却管から構成
し、この冷却管を第1の容器部内に配設しているため、
この第1の容器部内で反応気体が触媒層中を通過して発
熱反応を生じても、この冷却管中を流れる冷却媒体によ
りこの反応熱は充分に吸収される。この場合、反応気体
より圧力の高い冷却媒体が流れる第1の容器部が小径の
冷却管から構成されているため、その肉厚は厚くなら
ず、かつ、その構造も簡単なものとなる。
【0014】第2の発明では、第1の発明の第2の容器
部の冷却管の一部または全部にフィンを取り付けた場合
であり、このフィンにより第2の容器部による第1の容
器部の触媒層に対する冷却効果は増大する。
【0015】第3の発明では、第2の容器部を、第1の
容器部内に配設される180度ずつ向きを変えつつ屈曲
されている小径の第1の冷却管と、第1の容器部の外面
に沿って配設される同様な小径の第2の冷却管により構
成したため、この第2の容器部内を流れる冷却媒体によ
り第1の容器部内で発生した反応熱はより完全に吸収さ
れる。この場合も、反応気体より圧力の高い冷却媒体が
流れる第2の容器部が、小径な第1および第2の冷却管
から構成されているため、その肉厚は厚くならず、か
つ、その構造も簡単なものとなる。
【0016】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.この実施例1は、この発明の第1の発明に係
る一実施例である。図1はこの発明の実施例1を示す常
圧タイプのリン酸型燃料電池を用いた発電装置のCO変
成器の断面図であり、図において1は低圧(数百mmA
q)な反応気体である改質ガス(数%のCO等を含んだ
水素リッチな改質ガス)が通される第1の容器部となる
ガス容器部、2は改質ガスより高圧(約7Kg/cm2
G)な冷却媒体である冷却水が通される第2の容器とな
る冷却水容器部、3はこのガス容器部1内に充填された
CO変成用の触媒から形成される触媒層、4はガス容器
部1、冷却水容器部2および触媒層3から構成される反
応装置としてのCO変成器である。
【0017】まず、ガス容器部1について説明すると、
11は径の大きい円筒形状をした胴、12は胴11の下
部を覆うように取り付けられた曲面状の鏡板、13は胴
11の上部を覆うようにその上端フランジ部11aに取
り付けられた胴フランジ、14は胴11の下部全面に取
り付けられ、ガス流通用の多数の小孔が設けられた触媒
サポート、15は触媒サポート14上の触媒層3の上面
と胴11および胴フランジ13とで形成されるガス入口
空間、16は触媒サポート14と胴11および鏡板12
とから形成されるガス出口空間、17はガス入口空間1
5に臨むよう胴11の上部に取り付けられたガス入口ノ
ズル、18はガス出口空間16に臨むよう胴11の下部
に取り付けられたガス出口ノズルである。
【0018】つぎに冷却水容器部2について説明する
と、21はガス容器部1内の触媒層3内に180度ずつ
上下に向きを変えつつ屈曲されて配設される触媒層3冷
却用の小径な冷却管である。この冷却管21は触媒層3
を均一に冷却できるよう所定の屈曲ピッチで触媒層3全
体に配設されているとともに、この冷却管21の下端は
触媒サポート14に接触しないようガス容器部1の胴1
1等により支持されている。そして、冷却管21は直管
21aを2つの90度ベンド21b、21bで連結する
ことにより形成されるものであるが、直管21aを18
0度ベンドで連結して形成されるものであってもよい。
なお、冷却管21は少なくとも2本の直管21a,21
aを上記ベンドにより連結するU字形のものであればよ
い。22はガス容器部1の胴11から外方に突出する冷
却管21へ冷却水を供給する冷却水入口ノズル、23は
同様にガス容器部1の胴11から外方に突出する冷却管
21内の冷却水を外方に排出する冷却水出口ノズルであ
る。
【0019】つぎにこのCO変成器の動作を説明する。
COを数%含んだ水素リッチな改質ガスはガス入口ノズ
ル17からガス容器部1のガス入口空間15内に供給さ
れる。そして、この改質ガスはガス入口空間15から触
媒層3内を通過し、触媒サポート14の小孔を通ってガ
ス出口空間16に集められた後、ガス出口ノズル18か
ら外部に放出される。この場合、触媒層3内で改質ガス
中のCOとH2 Oとは変成反応によってCO2 とH2
変えられ、改質ガス中のCO濃度は所定値以下に落され
る。
【0020】一方、変成反応は発熱反応であり、改質ガ
スは熱を発生して触媒層3の温度を上昇させようとす
る。このため、冷却水入口ノズル22から冷却管21内
に冷却水が通され、この冷却管21内の冷却水が反応熱
を吸収して触媒層3の温度上昇を防止する。そして、反
応熱を吸収して温度の上昇した冷却水は冷却水出口ノズ
ル23から外部に排出される。
【0021】さて、上記CO変成器4では、圧力の高い
冷却水が流れる冷却水容器部2が小径な冷却管21等か
ら構成されるものであるため、その肉厚を薄くすること
ができ、大径の胴内に冷却水を通す従来のものに比べコ
ストダウンを図ることができる。なお、この場合、ガス
容器部1は大径の胴11等から構成されるが、改質ガス
の圧力が低いため、その肉厚は厚くならず、ほとんどコ
ストアップは生じない。
【0022】また、このCO変成器4では、その冷却水
容器部2が直管21aと90度ベンド21b等を単に連
結して構成されるものであり、管板54やバッフル58
が必要な従来のCO変成器に比べ、構造が簡単となり、
その製作の容易化を図ることができる。さらに、このC
O変成器4ではその冷却水容器部2を冷却管21等で構
成し、無駄な空間を無くすことができてその内容積を小
さくすることができるため、このCO変成器4を容易に
労働安全衛生法等による圧力容器の対象から除外するこ
とができ、製作にあたって官庁手続等を無くすことがで
きて、製作期間の短縮等を図ることができる。
【0023】実施例2.この実施例2は、この発明の第
1の発明に係る他の実施例である。上記実施例1では、
冷却管21は直管21aを2つの90度ベント21bあ
るいは180度ベントで連結するものとしているが、こ
の実施例2では、図2で示されるように、冷却管21の
全部または一部を所定長さの小径管を曲げ加工して製作
するものとし、溶接個所の減少を図ることができ、さら
なる製作の容易化を用いることができる。
【0024】実施例3.この実施例3は、この発明の第
2の発明に係る一実施例である。図3および図4はそれ
ぞれこの発明の実施例3を示す反応装置における冷却管
の断面図および部分的側面図であり、この実施例3は上
記実施例1のCO変成器4の冷却水容器部2にフィンを
取り付けた場合であり、他の構成は上記実施例1のCO
変成器4と同一である。
【0025】すなわち、冷却水容器部2の冷却管21の
直管部の周方向に、図3および図4で示されるような複
数のたてフィン24…を取り付け、冷却管21の伝熱面
積の増大を図って、この冷却管21による触媒層3の冷
却効果の増大を図った。この場合、たてフィン24の形
状や枚数は運転条件によって最適なものが選択できるも
のとし、かつ、たてフィン24…は必ずしも冷却管21
のすべての直管部に取り付けられる必要はなく、運転条
件によって最適な位置に取り付けられればよい。
【0026】以上のようにこの実施例3のCO変成器4
では、その基本的構成は実施例1のCO変成器4と同一
であるため、実施例1のCO変成器4の場合と同様の効
果を得ることができるとともに、冷却水容器部2の冷却
管21にたてフィン24…を取り付けた分だけ、実施例
1の場合より触媒層3の冷却効果の増大を図ることがで
きる。
【0027】実施例4.この実施例4はこの発明の第3
の発明に係る一実施例である。図5はこの発明の実施例
4を示す反応装置の断面図である。この実施例4のCO
変成器4では、その冷却水容器部2を、ガス容器部1内
に配設される第1の冷却管となる冷却管21や冷却水入
口ノズル22および冷却水出口ノズル23に、ガス容器
部1の外周面に沿って配設される第2の冷却管となる壁
面冷却管25を加えて構成した場合であり、他の構成は
実施例1のCO変成器4と同一である。
【0028】すなわち、ガス容器部1の胴11の外側面
全周に、所定ピッチで180度ずつ方向を変えつつ屈曲
されている小径の壁面冷却管25を、この外側面に接触
させるように取り付け、その一端部を冷却水入口ノズル
22に連結させるとともに、その他端部を冷却水出口ノ
ズル23に連結させるようにする。
【0029】したがって、ガス容器部1内の触媒層3は
主としてこのガス容器部1内に配設される冷却水容器部
2の冷却管21内を流れる冷却水によって冷却される
が、冷却水入口ノズル22から壁面冷却管25に供給さ
れる冷却水によっても、冷却管21による冷却効果を及
ぼしにくいガス容器部1の胴11の内面近傍の触媒層3
が、胴11の外面側から冷却される。すなわち、この壁
面冷却管25により触媒層3の冷却の完全化を図ること
ができる。
【0030】そして、冷却水容器部2に壁面冷却管25
が付加されるこの実施例4のCO変成器4の場合におい
ても、上記実施例1のCO変成器4の場合と同様な効果
を得ることができる。すなわち、この壁面冷却管25も
冷却管21と同様に小径なパイプから構成されるもので
あり、その肉厚は厚くならず大きなコストアップを伴な
わないとともに、その構造も、パイプを曲げただけの簡
単なものですますことができるため、製作も容易であ
り、かつ、壁面冷却管25による内容積の上昇もわずか
であるため、労働安全衛生法による圧力容器の対象から
も容易に除外されうるからである。
【0031】なお、冷却管21には実施例3のCO変成
器4の場合と同様にその直管部の全部または一部にたて
フィン24…を有するものであってもよい。また、この
実施例4のCO変成器4では、壁面冷却管25をガス容
器部1の胴11の外面に取り付けたが、この壁面冷却管
25を胴11の内面に取り付けても、同様な効果を得る
ことができる。
【0032】実施例5.この実施例5は、この発明の第
3の発明に係る他の実施例である。この実施例5では、
図6で示されるように壁面冷却管25の冷却水出口部近
傍に、この壁面冷却管25内に流れる冷却水の流量を調
整するための手動のニードル弁26を設けるものとして
いる。この場合、ニードル弁26の開度調整を行なうこ
とにより、壁面冷却管25と冷却管21との冷却水の出
口温度を一致させるよう、壁面冷却管25と冷却管21
との間で冷却水の流量バランスを容易にとることがで
き、触媒槽3を均一に冷却できる。
【0033】なお、壁面冷却管25の管径を冷却管21
の管径より充分に小さくする等の対策をたてておけば、
ニードル弁26がなくても、壁面冷却管25と冷却管2
1との間の上記流路バランスをとることは可能である。
【0034】ここで、上記各実施例においては燃料電池
式発電装置内のCO変成器について説明したが、これに
限らず、低圧ガスを触媒層に通して発熱反応を生じさせ
るとともに、この低圧ガスより高圧の冷却媒体によりそ
の触媒層を冷却する燃料電池式発電装置内の反応装置で
あれば、この発明は同様に適用できる。
【0035】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】この発明の第1の発明によれば、触媒層中
を発熱反応を生じつつ反応気体が流される第1の容器部
と、第1の容器部内の触媒層を冷却するために、反応気
体よりも圧力の高い冷却媒体が流される第2の容器部と
を有した燃料電池式発電装置の反応装置において、第2
の容器部が、第1の容器部内に配設される180度ずつ
向きを変えつつ屈曲されている小径の冷却管により構成
されているため、第2の容器部の肉厚を薄くすることが
でき装置の低コスト化を達成でき、構造の簡単化を図る
ことができるとともに、第2の容器部の内容積を小さく
することができ、その分装置を圧力容器に関する法規の
対象外ともすることができる。
【0037】また、この発明の第2の発明によれば、触
媒層中を発熱反応を生じつつ反応気体が流される第1の
容器部と、第1の容器部内の触媒層を冷却するために、
反応気体よりも圧力の高い冷却媒体が流される第2の容
器部とを有した燃料電池式発電装置の反応装置におい
て、第2の容器部が、第1の容器部内に配設される一部
または全部がフィン付きの180度ずつ向きを変えつつ
屈曲されている小径の冷却管により構成されているた
め、第1の発明と同様な効果を得ることができるととも
に、フィンにより第1の容器部内の触媒層の冷却効果の
増大を図ることができる。
【0038】また、この発明の第3の発明によれば、触
媒層中を発熱反応を生じつつ反応気体が流される第1の
容器部と、第1の容器部内の触媒層を冷却するために、
反応気体よりも圧力の高い冷却媒体が流される第2の容
器部とを有した燃料電池式発電装置の反応装置におい
て、第2の容器部が、第1の容器部内に配設される18
0度ずつ向きを変えつつ屈曲されている小径の第1の冷
却管と、第1の容器部の外面に沿って配設される180
度ずつ向きを変えつつ屈曲されている小径の第2の冷却
管とから構成されているため、第1の発明と同様な効果
を得ることができるとともに、第2の冷却管により第1
の容器部内の触媒層の冷却の完全化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す反応装置の断面図で
ある。
【図2】この発明の実施例2示す反応装置の断面図であ
る。
【図3】この発明の実施例3に関する反応装置に用いら
れる冷却管の断面図である。
【図4】この発明の実施例3に関する反応装置に用いら
れる冷却管の部分的側面図である。
【図5】この発明の実施例4を示す反応装置の断面図で
ある。
【図6】この発明の実施例5を示す反応装置の断面図で
ある。
【図7】従来技術を示す反応装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ガス容器部(第1の容器部) 2 冷却水容器部(第2の容器部) 3 触媒層 21 冷却管(冷却管または第1の冷却管) 24 たてフィン(フィン) 25 壁面冷却管(第2の冷却管)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒層中を発熱反応を生じつつ反応気体
    が流される第1の容器部と、前記第1の容器部内の前記
    触媒層を冷却するために、前記反応気体よりも圧力の高
    い冷却媒体が流される第2の容器部とを有した燃料電池
    式発電装置の反応装置において、前記第2の容器部が、
    前記第1の容器部内に配設される180度ずつ向きを変
    えつつ屈曲されている小径の冷却管により構成されてい
    ることを特徴とする燃料電池式発電装置の反応装置。
  2. 【請求項2】 触媒層中を発熱反応を生じつつ反応気体
    が流される第1の容器部と、前記第1の容器部内の前記
    触媒層を冷却するために、前記反応気体よりも圧力の高
    い冷却媒体が流される第2の容器部とを有した燃料電池
    式発電装置の反応装置において、前記第2の容器部が、
    前記第1の容器部内に配設される一部または全部がフィ
    ン付きの180度ずつ向きを変えつつ屈曲されている小
    径の冷却管により構成されていることを特徴とする燃料
    電池式発電装置の反応装置。
  3. 【請求項3】 触媒層中を発熱反応を生じつつ反応気体
    が流される第1の容器部と、前記第1の容器部内の前記
    触媒層を冷却するために、前記反応気体よりも圧力の高
    い冷却媒体が流される第2の容器部とを有した燃料電池
    式発電装置の反応装置において、前記第2の容器部が、
    前記第1の容器部内に配設される180度ずつ向きを変
    えつつ屈曲されている小径の第1の冷却管と、前記第1
    の容器部の外面に沿って配設される180度ずつ向きを
    変えつつ屈曲されている小径の第2の冷却管とから構成
    されていることを特徴とする燃料電池式発電装置の反応
    装置。
JP4197123A 1992-07-23 1992-07-23 燃料電池式発電装置の反応装置 Expired - Lifetime JP2714518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197123A JP2714518B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 燃料電池式発電装置の反応装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4197123A JP2714518B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 燃料電池式発電装置の反応装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0640705A true JPH0640705A (ja) 1994-02-15
JP2714518B2 JP2714518B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=16369125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4197123A Expired - Lifetime JP2714518B2 (ja) 1992-07-23 1992-07-23 燃料電池式発電装置の反応装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2714518B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136523A (ja) * 1987-11-24 1989-05-29 Mitsubishi Electric Corp デジタル型逆電力保護継電器
JP2005239486A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Idemitsu Kosan Co Ltd Co変成器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200802A (ja) * 1984-03-27 1985-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Co変成装置
JPS60200803A (ja) * 1984-03-27 1985-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Co変成装置
JPH02188406A (ja) * 1989-01-18 1990-07-24 Fuji Electric Co Ltd 一酸化炭素転化器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60200802A (ja) * 1984-03-27 1985-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Co変成装置
JPS60200803A (ja) * 1984-03-27 1985-10-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Co変成装置
JPH02188406A (ja) * 1989-01-18 1990-07-24 Fuji Electric Co Ltd 一酸化炭素転化器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01136523A (ja) * 1987-11-24 1989-05-29 Mitsubishi Electric Corp デジタル型逆電力保護継電器
JP2005239486A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Idemitsu Kosan Co Ltd Co変成器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2714518B2 (ja) 1998-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7220392B2 (en) Fuel conversion reactor
JP4736299B2 (ja) 変成装置
JP2008514536A (ja) 一酸化炭素の選択酸化のための装置及び方法
EP3565045B1 (en) Fuel processing device
RU2261756C2 (ru) Способ и реактор для проведения неадиабатических каталитических реакций
JP2714518B2 (ja) 燃料電池式発電装置の反応装置
JP3369846B2 (ja) 燃料電池用反応器
US20020106539A1 (en) Catalytic reactor with U-tubes for improved heat transfer
JP3405839B2 (ja) 転化器
JPH07183043A (ja) 燃料電池発電設備
US7648686B2 (en) Actively cooled exothermic reactor
JPH09165202A (ja) 水蒸気改質器
JPH107402A (ja) 燃料電池の反応器
US6805850B2 (en) Co-shift device
JP5551407B2 (ja) 燃料電池用反応器
JP4450756B2 (ja) 燃料改質装置
JP2740081B2 (ja) 燃料電池発電装置用co変成器
US20240173690A1 (en) Reactor and method for producing same
US20240173689A1 (en) Reactor and method for producing same
JP2003302177A (ja) 二重管式熱交換器及びそれを有する改質ガス生成装置
JPH0329723B2 (ja)
JP2003192305A (ja) 改質装置
JPH07257901A (ja) 熱交換器型改質器
JPH11199202A (ja) 変成装置及びその変成装置を用いた燃料電池発電装置
JPH0487158A (ja) 燃料電池発電装置