JPH0640689B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
- Publication number
- JPH0640689B2 JPH0640689B2 JP59259883A JP25988384A JPH0640689B2 JP H0640689 B2 JPH0640689 B2 JP H0640689B2 JP 59259883 A JP59259883 A JP 59259883A JP 25988384 A JP25988384 A JP 25988384A JP H0640689 B2 JPH0640689 B2 JP H0640689B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulated switchgear
- gas
- space
- hsgs
- gis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、高速接地装置を備えたガス絶縁開閉装置に係
り、特に横配置した一対のしや断器の間に高速接地装置
を接続したガス絶縁開閉装置に関する。
り、特に横配置した一対のしや断器の間に高速接地装置
を接続したガス絶縁開閉装置に関する。
〔発明の背景〕 ガス絶縁開閉装置(以下、GISという)では、その構
成要素に含まれているしや断器(以下、BCという)の
ために、このBCの相方向と軸方向に点検や保守のため
の作業スペースを確保する必要があり、このため据付面
積の増加をもたらし易く小形化が困難である。
成要素に含まれているしや断器(以下、BCという)の
ために、このBCの相方向と軸方向に点検や保守のため
の作業スペースを確保する必要があり、このため据付面
積の増加をもたらし易く小形化が困難である。
このため、従来から、例えば特開昭58-22506号公報の発
明のように、上記した作業スペースを複数のしや断器に
対して共用化し、これによりGISの据付面積が増大し
ないようにする方法が提案されている。しかし、この方
法は高速接地装置(以下、HSGSという)を備えたG
ISにおける据付面積の増大についての問題を確認して
いない。
明のように、上記した作業スペースを複数のしや断器に
対して共用化し、これによりGISの据付面積が増大し
ないようにする方法が提案されている。しかし、この方
法は高速接地装置(以下、HSGSという)を備えたG
ISにおける据付面積の増大についての問題を確認して
いない。
このHSGSは、“IEEE Vo.PAS−100 N
o.4”(1981,4)などに説明されているもので、
送電線地絡時,事故電流しや断後の他相或いは他回線か
らの誘導による二次アークを短時間で消弧させるための
もので、送電線と接地間に設置され、送電線両側のBC
をしや断させたあと、再閉路させるまでの間だけ投入さ
れ、二次アーク電流をこのHSGSに転流させしや断す
ることにより二次アークを消弧させる装置であり、投入
・しや断に或る程度(数10KV,数100A)の容量を必
要とするため、BCと同等の保守点検性が要求されると
共に、かなり大形で重量物となり、このため、BCと同
じく基礎面に設置する必要があるものとなっているもの
である。
o.4”(1981,4)などに説明されているもので、
送電線地絡時,事故電流しや断後の他相或いは他回線か
らの誘導による二次アークを短時間で消弧させるための
もので、送電線と接地間に設置され、送電線両側のBC
をしや断させたあと、再閉路させるまでの間だけ投入さ
れ、二次アーク電流をこのHSGSに転流させしや断す
ることにより二次アークを消弧させる装置であり、投入
・しや断に或る程度(数10KV,数100A)の容量を必
要とするため、BCと同等の保守点検性が要求されると
共に、かなり大形で重量物となり、このため、BCと同
じく基礎面に設置する必要があるものとなっているもの
である。
また、このHSGSはBCと送電線の間に設ける必要が
あるため、特に2台のBCが対をなし、これらのBCの
間から送電線が引出されるようになっている母線構成、
例えば11/2BC方式やリング母線方式の場合にGIS
の配置に制約を与え、GISの据付面積の増大を招く原
因となっている。
あるため、特に2台のBCが対をなし、これらのBCの
間から送電線が引出されるようになっている母線構成、
例えば11/2BC方式やリング母線方式の場合にGIS
の配置に制約を与え、GISの据付面積の増大を招く原
因となっている。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、HSGS(高速接地装置)を備え
たGIS(ガス絶縁開閉装置)において、必要な保守点
検用のスペースを与えながら据付面積の増大を最少限に
抑えることのできるGISを提供するにある。
目的とするところは、HSGS(高速接地装置)を備え
たGIS(ガス絶縁開閉装置)において、必要な保守点
検用のスペースを与えながら据付面積の増大を最少限に
抑えることのできるGISを提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、一対のしや断器
を、それぞれの軸方向が設置面にほぼ平行になった直線
にほぼ一致した状態で、且つ相互間に所定の長さの空間
部が形成されるようにして配置し、上記高速接地装置
を、上記空間部から上記直線に対して略直角な方向で、
且つ上記設置面と略平行な方向に所定距離ずれた位置に
配置させたことを特徴とする。
を、それぞれの軸方向が設置面にほぼ平行になった直線
にほぼ一致した状態で、且つ相互間に所定の長さの空間
部が形成されるようにして配置し、上記高速接地装置
を、上記空間部から上記直線に対して略直角な方向で、
且つ上記設置面と略平行な方向に所定距離ずれた位置に
配置させたことを特徴とする。
以下、本発明によるGIS(ガス絶縁開閉装置)につい
て、図示の実施例により詳細に説明する。
て、図示の実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す正面図で、第2図は同
じくその平面図、そして第3図は同じくその側面図であ
り、さらに第4図はこの実施例の単線接続図で、これら
の図において、1はGIS全体を表わし、2A,2Bは
BC,3A,3Bそれに4は断路器(以下、DISとい
う),5はHSGS,6は計器用変圧器,7は主母線,
8はガス絶縁母線(以下、GIBという),9は接地装
置,10は接続母線,11は送電線,12A,12Bは変流器,13
はブツシングである。
じくその平面図、そして第3図は同じくその側面図であ
り、さらに第4図はこの実施例の単線接続図で、これら
の図において、1はGIS全体を表わし、2A,2Bは
BC,3A,3Bそれに4は断路器(以下、DISとい
う),5はHSGS,6は計器用変圧器,7は主母線,
8はガス絶縁母線(以下、GIBという),9は接地装
置,10は接続母線,11は送電線,12A,12Bは変流器,13
はブツシングである。
この実施例は第4図から明らかなように、11/2BC方
式のもので、ガスしや断器からなる2台のBC2A,2
Bの間にHSGS5が設置されてGIS1が構成されて
いるものである。
式のもので、ガスしや断器からなる2台のBC2A,2
Bの間にHSGS5が設置されてGIS1が構成されて
いるものである。
BC2A、2Bは、それらの円筒状本体の長手方向が上
記した軸方向をなしているもので、それらの円筒状本体
の両端面が保守点検用の開口部となっており、この開口
部が相互に対向した状態で、それらを、第2図に示すよ
うに、所定の長さLだけ離すことによりスペース(空間
部)Sが形成されるようにした上で、さらにそれらの軸
方向がほぼ同一の直線にほぼ一致するようにして、基礎
面などの設置面上に並んで配設されている。
記した軸方向をなしているもので、それらの円筒状本体
の両端面が保守点検用の開口部となっており、この開口
部が相互に対向した状態で、それらを、第2図に示すよ
うに、所定の長さLだけ離すことによりスペース(空間
部)Sが形成されるようにした上で、さらにそれらの軸
方向がほぼ同一の直線にほぼ一致するようにして、基礎
面などの設置面上に並んで配設されている。
一方、HSGS5は、これらBC1A,1Bを相互にD
IS3A,3Bを介して接続している接続母線10に対し
て、HSGS用のDIS5を介して接続されるが、この
とき、特に第2図の平面図から明らかなように、このH
SGS5と接続母線10との間を接続しているDIS4を
適当な角度θだけ、BC2A,2Bが配設されている直
線に対して傾け、これによりHSGS5がBC2A,2
Bを結ぶ直線からほぼ水平方向に所定の距離Dだけ離れ
た位置に設置されるようにしてある。
IS3A,3Bを介して接続している接続母線10に対し
て、HSGS用のDIS5を介して接続されるが、この
とき、特に第2図の平面図から明らかなように、このH
SGS5と接続母線10との間を接続しているDIS4を
適当な角度θだけ、BC2A,2Bが配設されている直
線に対して傾け、これによりHSGS5がBC2A,2
Bを結ぶ直線からほぼ水平方向に所定の距離Dだけ離れ
た位置に設置されるようにしてある。
なお、この第2図では、W相のGISについては第1図
のA−Aからみた状態で描いてある。
のA−Aからみた状態で描いてある。
従って、この実施例によれば、特に第2図の平面図から
明らかなように、BC2AとBC2Bの相互に対向する
端面間に保守点検用のスペースSを作り出すことがで
き、しかも、このスペースSはそれぞれのBC2A,2
Bに対して共用できるから、その長さLは1台のBCの
保守点検に必要な寸法にまで小さくすることができ、G
IS全体の長さ方向の寸法を最少限に保ち、大形化を防
ぐことができる。すなわち、既に説明したように、HS
GS5は投入・しや断にかなりの程度の容量を必要と
し、このためBCと同様な保守点検を要する上、比較的
重量物であることから基礎面への設置が不可欠に近い要
件となっており、このため、一般的にはBC2Aと2B
の間に、これらとほぼ一直線上に並んで設置されてしま
うことになる。ところが、このようにしたのでは、HS
GS5の一方の端面とBC2Aとの間、及びHSGS5
の他方の端面とBC2Bとの間の双方に、それぞれ第2
図の長さLに相当したスペースを設ける必要が生じ、こ
の結果、GISの全長が著しく長くなり、かなりの大形
化が避けられない。
明らかなように、BC2AとBC2Bの相互に対向する
端面間に保守点検用のスペースSを作り出すことがで
き、しかも、このスペースSはそれぞれのBC2A,2
Bに対して共用できるから、その長さLは1台のBCの
保守点検に必要な寸法にまで小さくすることができ、G
IS全体の長さ方向の寸法を最少限に保ち、大形化を防
ぐことができる。すなわち、既に説明したように、HS
GS5は投入・しや断にかなりの程度の容量を必要と
し、このためBCと同様な保守点検を要する上、比較的
重量物であることから基礎面への設置が不可欠に近い要
件となっており、このため、一般的にはBC2Aと2B
の間に、これらとほぼ一直線上に並んで設置されてしま
うことになる。ところが、このようにしたのでは、HS
GS5の一方の端面とBC2Aとの間、及びHSGS5
の他方の端面とBC2Bとの間の双方に、それぞれ第2
図の長さLに相当したスペースを設ける必要が生じ、こ
の結果、GISの全長が著しく長くなり、かなりの大形
化が避けられない。
しかるに、上記実施例によれば、特に第2図から明らか
なように、HSGS5がBC2A,2Bの相対向してい
る端面間から側方に外れて位置しているため、これによ
りスペースSが共用可能になり、大形化を防ぐことがで
きるのである。
なように、HSGS5がBC2A,2Bの相対向してい
る端面間から側方に外れて位置しているため、これによ
りスペースSが共用可能になり、大形化を防ぐことがで
きるのである。
ところで、上述のように、HSGS5にも保守点検用の
スペースが必要であるが、上記実施例におけるスペース
Sは、特に第3図の側面図から明らかなように、HSG
S5に対する保守点検用スペースとしても完全に機能す
るから全く問題はない。なお、この第3図は第2図のほ
ぼ中央部分だけを右側からみたものである。
スペースが必要であるが、上記実施例におけるスペース
Sは、特に第3図の側面図から明らかなように、HSG
S5に対する保守点検用スペースとしても完全に機能す
るから全く問題はない。なお、この第3図は第2図のほ
ぼ中央部分だけを右側からみたものである。
ところで、この実施例では、特に第2図から明らかなよ
うに、HSGS用のDIS4を所定の角度θだけ傾ける
ことによりHSGS5を距離Dだけ水平方向にずらして
設置し得るようにしており、この結果、DIS4と接続
母線10との間の結合部、及びHSGS5との間の結合部
の回動だけで対処することができるようになっている
が、本発明はこれに限るものではない。
うに、HSGS用のDIS4を所定の角度θだけ傾ける
ことによりHSGS5を距離Dだけ水平方向にずらして
設置し得るようにしており、この結果、DIS4と接続
母線10との間の結合部、及びHSGS5との間の結合部
の回動だけで対処することができるようになっている
が、本発明はこれに限るものではない。
なお、以上は本発明を11/2BC方式のものに適用した
場合について説明したが、リング母線方式のものにも適
用可能なことはいうまでもない。
場合について説明したが、リング母線方式のものにも適
用可能なことはいうまでもない。
以上説明したように、本発明によれば、高速接地装置を
有するガス絶縁開閉装置においても、しや断器同志及び
高速接地装置との間での保守点検用のスペースの共用化
が可能になるため、装置全体の大形化を抑えることがで
き、据付面積の増加がほとんどなく小形のガス絶縁開閉
装置を容易に提供することができる。
有するガス絶縁開閉装置においても、しや断器同志及び
高速接地装置との間での保守点検用のスペースの共用化
が可能になるため、装置全体の大形化を抑えることがで
き、据付面積の増加がほとんどなく小形のガス絶縁開閉
装置を容易に提供することができる。
図はいずれも本発明によるガス絶縁開閉装置の一実施例
を示したもので、第1図は正面図、第2図は平面図、第
3図は側面図、第4図は単線接続図である。 1……ガス絶縁開閉装置(GIS),2A,2B……し
や断器(BC),3A,3B,4……断路器(DI
S),5……高速接地装置(HSGS),6……計器用
変圧器,7……主母線,8……ガス絶縁母線(GI
B),9……接地装置,10……接続母線,11……送電
線,12A,12B……変流器,13……ブツシング。
を示したもので、第1図は正面図、第2図は平面図、第
3図は側面図、第4図は単線接続図である。 1……ガス絶縁開閉装置(GIS),2A,2B……し
や断器(BC),3A,3B,4……断路器(DI
S),5……高速接地装置(HSGS),6……計器用
変圧器,7……主母線,8……ガス絶縁母線(GI
B),9……接地装置,10……接続母線,11……送電
線,12A,12B……変流器,13……ブツシング。
Claims (1)
- 【請求項1】一対のしや断器の間に高速接地装置を設置
したガス絶縁開閉装置において、上記一対のしや断器
を、それぞれの軸方向が設置面にほぼ平行になった直線
にほぼ一致した状態で、且つ相互間に所定の長さの空間
部が形成されるようにして配置すると共に、上記高速接
地装置を、上記空間部から上記直線に対して直角な方向
で、且つ上記設置面と平行な方向に所定距離ずれた位置
に配置したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59259883A JPH0640689B2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59259883A JPH0640689B2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61139206A JPS61139206A (ja) | 1986-06-26 |
JPH0640689B2 true JPH0640689B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=17340261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59259883A Expired - Lifetime JPH0640689B2 (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640689B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008283772A (ja) * | 2007-05-09 | 2008-11-20 | Toshiba Corp | ガス絶縁開閉装置 |
JP4966163B2 (ja) * | 2007-11-02 | 2012-07-04 | 株式会社日本Aeパワーシステムズ | ガス絶縁開閉装置 |
-
1984
- 1984-12-11 JP JP59259883A patent/JPH0640689B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61139206A (ja) | 1986-06-26 |
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