JPH0640673A - 油圧エレベータ - Google Patents

油圧エレベータ

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JPH0640673A
JPH0640673A JP4194103A JP19410392A JPH0640673A JP H0640673 A JPH0640673 A JP H0640673A JP 4194103 A JP4194103 A JP 4194103A JP 19410392 A JP19410392 A JP 19410392A JP H0640673 A JPH0640673 A JP H0640673A
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JP
Japan
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cylinder
pump
pressure
car
control valve
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JP4194103A
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Takashi Matsudo
貴司 松土
Yoshio Sakai
吉男 坂井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な手段により起動時のショックを低減し
乗り心地を改善することにある。 【構成】 シリンダ2とプランジャ4からなり乗りかご
5を昇降させる油圧ジヤッキ、シリンダ2に圧油3を逆
止弁CHVを介して供給するポンプ13、ポンプ13を
商用電源の周波数に同期した定回転数で駆動する電動機
14、ポンプ13の吐出側からタンク16へのバイパス
に設けた上昇主制御弁UV、シリンダ2からタンク16
への戻りラインにに設けた下降主制御弁DV、シリンダ
2の圧力を検出する圧力センサ17と、ポンプ13の吐
出圧力を検出する圧力センサ18、圧力センサ17の出
力と圧力センサ18の出力とを入力しその偏差が所定値
以下となった時に上昇主制御弁UVを制御する上昇起動
補償指令を立ち上げる上昇起動補償指令発生回路34と
を備えた油圧エレベータの制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧により乗りかごを
上昇させる油圧エレベータに係り、特に、簡便な制御手
段により起動時の乗り心地を改善する油圧エレベータに
関する。
【0002】
【従来の技術】油圧により乗りかごを上昇させる油圧エ
レベータは、起動時に乗りかごに連結したロープを電動
機で駆動するロープ式と比較し、シリンダに供給する圧
油の圧力が急激に変化するとプランジャを介して乗りか
ごにショックが加わり、そのまま減衰せずに加速及び定
常走行中まで持続し、いわゆるフワフワ振動が継続す
る。起動時のショックを低減し、油圧エレベータの乗り
心地を良くする為には、起動時にシリンダに供給する圧
油の圧力が急激に変化しないようにする必要がある。
【0003】このような起動時のショックを低減する従
来の技術は、特開平3−106785号公報に開示され
ているように油圧シリンダと逆止弁の間に油圧シリンダ
の圧力を検出する油圧シリンダ圧力検出器と、逆止弁と
油圧ポンプの間に油圧ポンプの圧力を検出する油圧ポン
プ圧力検出器とを備え、乗客が行先を指定するボタンを
押すと起動指令が制御装置に入力され、制御装置はイン
バータにより油圧ポンプを駆動する電動機を徐々に回転
させ、油圧ポンプの吐出圧力が油圧シリンダの圧力にほ
ぼ等しくなった時点で速度指令を発生させ、油圧ポンプ
の吐出量を全量油圧シリンダに供給し同時にインバータ
は電動機を定格回転に制御し乗りかごは上昇を始める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術は起動
時にインバータ制御の電動機により油圧ポンプの吐出圧
力を油圧シリンダの圧力にほぼ等しくなるようにして起
動時のショックを低減しているが、電動機の出力が11
〜55KWもあることから電源系統に半導体素子が挿入
されるインバータは高価であり、電源と電動機の間にイ
ンバータが介在することはその分信頼性が低下する問題
も有る。
【0005】本発明の目的は、簡便な制御手段により従
来と同じように起動時のショックを低減し乗り心地を改
善した油圧エレベータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、昇降路に設
置しシリンダとプランジャからなり乗りかごを昇降させ
る油圧ジヤッキと、該シリンダに逆止弁を介して吐出側
が接続し圧油を該シリンダに供給して乗りかごを上昇さ
せるポンプと、該ポンプを駆動する電動機と、前記ポン
プの吐出側から圧油タンクへのバイパスに設けバイパス
する圧油の流量を調節して乗りかごの上昇を制御する上
昇制御弁と、前記シリンダから前記圧油タンクへの戻り
ラインに設け流出する圧油の流量を調節して乗りかごの
下降を制御する下降制御弁と、該上昇制御弁及び下降制
御弁を制御する制御装置とを備えた油圧エレベータにお
いて、前記電動機は商用電源の周波数に同期して定回転
する誘導電動機であり、前記シリンダと逆止弁の間に設
け前記シリンダの圧力を検出する第1の圧力センサと、
前記逆止弁とポンプの間に設けポンプの吐出圧力を検出
する第2の圧力センサと、該第1の圧力センサの出力と
前記第2の圧力センサの出力とを入力しその偏差が所定
値以下となるように前記上昇制御弁を制御する制御手段
を設けたことにより達成される。
【0007】
【作用】上記構成によれば、ポンプの吐出圧とシリンダ
の圧力を検出し、ポンプの吐出圧をシリンダの圧力に等
しくなるように上昇制御弁を制御し、ポンプの吐出圧と
シリンダの圧力とを等しくした後に速度指令を立ち上げ
て上昇制御弁を制御し乗りかごを走行させることによ
り、高価なインバータ制御装置が不要となり、電動機の
電源系統が単純な構成で起動時のショックを低減でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0009】先ず、本実施例の構成を説明する。
【0010】図1は本発明の実施例の制御系の構成を示
す系統線図である。
【0011】本図において、1は油圧エレベータの昇降
路、2はこの昇降路1のピットに埋設されたシリンダ、
3はこのシリンダに充満された圧油、4はこの圧油に支
持されたプランジャ、5はこのプランジャ4の頂部に固
定された乗りかご、6は乗りかご5に設けられた誘導形
位置検出器であり各階床に取り付けられた遮蔽板7、8
と対向したときに、ドアゾーンと停止位置を検出する。
11は乗りかご速度と位置を検出するためのパルスエン
コーダであり昇降路1の下部に設けられたプーリ9に直
結している。プーリ9は頂部のプーリ10と乗りかご5
に固定されたロープ11aを介して乗りかごの移動と同
期して回転する。
【0012】次に、本実施例の基本的な運転動作を説明
する。
【0013】乗りかご5の上昇運転時は、後出(図1
5)の運転指令リレー42により電磁接触器48が閉路
し、電動機14に電源15が印加される。電動機14と
直結したポンプ13により圧油が逆止弁CHVと管路1
2を介してシリンダ2に送油され、乗りかご5が上昇す
る。
【0014】乗りかご5の下降運転時は、下降主制御弁
DVを介して、圧油がタンク16に戻り、乗りかご5が
下降する。
【0015】速度制御回路26には、パルスエンコーダ
11の信号PULS、誘導形位置検出器6の信号POS
I、シリンダ2の圧力を検出する検出器17の信号P
1、ポンプ13の吐出圧を検出する検出器18の信号P
2が入力される。速度制御回路26の出力信号の上昇速
度指令SPuと上昇起動補償指令τuが上昇電磁弁駆動回
路36に与えられ、上昇主制御弁UVを制御するパイロ
ット弁SUH,SULの電磁弁にパルス幅信号PUH,
PULを印加し上昇運転制御を行なう。
【0016】また、速度制御回路26の出力信号の下降
速度指令SPdと下降起動補償指令τdが下降電磁弁駆動
回路37に与えられ、下降主制御弁DVを制御するパイ
ロット弁SDH,SDLの電磁弁にパルス幅信号PD
H,PDLを印加し下降運転制御を行なう。
【0017】本実施例の詳細な運転動作を説明する。
【0018】上昇運転について時系列的に説明する。
【0019】図2は上昇運転時のタイムチャートであ
る。
【0020】後出(図15)の運転指令リレー42によ
り、時刻t0で電磁接触器48が閉路し、電動機14及
びポンプ13が回転する。ポンプ13によりタンク16
から吸入された圧油が吐出される。この時上昇主制御弁
UVが開いているため、圧油はタンク16に戻り逆止弁
CHVを押し上げる圧力は発生しない。時刻t1の時点
で、電磁弁駆動回路36から上昇制御用パイロット弁S
UHの電磁弁にパルス幅信号PUHaが出力され、SU
Hを徐々に開き、上昇主制御弁UVが閉じる方向に圧油
を供給する。ポンプ13の吐出圧を検出する検出器18
の信号P2がシリンダ2の圧力を検出する検出器17の
信号P1にほぼ等しくなるまで上昇主制御弁UVを閉じ
続ける。時刻t2の時点でパルス信号PUHbを出力し
上昇主制御弁UVを更に閉じる。ポンプ13の吐出圧が
上昇し、逆止弁CHVを押し上げてシリンダ2に圧油が
供給され、プランジャ4を押し上げ時刻t4迄に乗りか
ご5を加速する。時刻t4から時刻t5まで上昇主制御弁
UVは全閉し乗りかご5は定常走行する。乗りかご位置
を検出するパルスエンコーダ11の信号PULSをカウ
ントすることにより、乗りかご5が減速開始位置に到達
したことを検出する。時刻t5で上昇制御用パイロット
弁SULの電磁弁にパルス幅信号PULcを出力し、上
昇主制御弁UVに蓄積された圧油を上昇制御弁SULか
ら放出して、上昇主制御弁UVを開きつつ、時刻t6
で減速させる。時刻t6から時刻t7まで上昇主制御弁U
Vを一定の開度に開いたまま着床走行速度を維持する。
時刻t7で誘導形位置検出器6の信号POSIの信号と
乗りかご位置を検出するパルスエンコーダ11の信号P
ULSから停止信号が出力される。上昇制御用パイロッ
ト弁SULの電磁弁に再度パルス幅信号PULcを出力
し、時刻t8で上昇主弁UVを更に開くとポンプ13か
ら吐出される圧油はシリンダ2に供給されなくなるか
ら、乗りかご5は停止する。時刻時刻t9で電磁接触器
48を開路して電動機14を停止させる。
【0021】次に、下降運転について時系列的に説明す
る。
【0022】図3は下降運転時のタイムチャートであ
る。
【0023】時刻t1の時点で下降主制御弁DVを制御
する下降制御パイロット弁SDHの電磁弁にパルス幅信
号PDHdを出力し、下降主制御弁DVを開きかける。
次に、時刻t2の時点でパルス幅信号PDHeを出力し
下降制御パイロット弁SDHを通じて下降主制御弁DV
を開きつつシリンダ2の圧油をタンク16に排出し、時
刻t4まで乗りかご5を加速する。時刻t4から時刻t5
まで下降主制御弁DVを一定の開度に開いたまま乗りか
ご5は定常走行する。時刻t5で下降制御用パイロット
弁SDLの電磁弁にパルス幅信号PDLfを出力し、時
刻t6まで下降主制御弁DVを閉じつつシリンダ2内の
圧油をタンク16に排出し、乗りかご5を減速させ着床
速度にする。時刻t7で停止信号により、下降制御用パ
イロット弁SDLの電磁弁に再度パルス幅信号PDLf
を出力し下降主制御弁DVを全閉し乗りかご5を停止さ
せる。
【0024】ここで、上昇時の起動補償について、基本
的な説明を行う。
【0025】図4は本発明の実施例の起動補償発生回路
の入出力を示すブロック図である。
【0026】図4に示すように起動補償発生回路34の
入力信号として、運転指令リレー(図5参照)の常開接
点43a1、常閉接点43b1とシリンダ2の圧力すなわ
ち圧力検出器17の信号P1とポンプ吐出圧すなわち圧
力検出器18の信号P2が入力され、上昇起動補償指令
τuを出力する。
【0027】図5は図4の起動補償発生回路34におけ
る出力回路のシーケンス回路図である。
【0028】本図の運転指令リレーの常開接点43a1
が閉じると、リレー64が常閉接点61bと62bを介
してオンする。
【0029】図6は図4の起動補償発生回路34におけ
る上昇起動補償指令τuの出力回路である。
【0030】本図の回路は運転指令リレーの常閉接点4
3b1の開路により積分回路となる。常開接点64a1
閉路することにより、電源E1を基準電圧として積分さ
れ上昇起動補償指令τuは上昇する。
【0031】図7は図6の上昇起動補償指令τuの出力
パターンを示す図表である。
【0032】本図に示すように上昇起動補償指令τuは
時刻t1からt2まで傾斜をもって立ち上がる。後出(1
1図)の上昇制御パイロット弁SUHの電磁弁を制御す
るパルス幅信号PUHにより、主制御弁UVが閉じてポ
ンプ吐出圧すなわち圧力検出器18の信号P2が増加す
る。
【0033】図8は図4の起動補償発生回路34におけ
る上昇起動補償指令τuのリミット回路である。なお、
図6と図8で、R1〜R11は抵抗、Cはコンデンサ、O
P1〜OP3は増幅器であり、他の符号は、以下の文章
中で説明する。
【0034】本図の回路で圧力検出器18の信号P2が
零のとき、増幅器OP3の入力はバイアス電圧E2とシ
リンダの圧力すなわちP1が加算されたものであり、増
幅器OP3の出力は負電圧である。リレー61は有極性
であり、増幅器OP3の出力は負電圧のときはオフして
いる。ポンプ吐出圧が増加するにともない、圧力検出器
18の出力信号P2が増加し、増幅器OP3の入力電圧
の加算が負となり、リレー61がオンする。図5のシー
ケンス回路で常閉接点61bが開路し、リレー64がオ
フする。図6の常開接点64a1が開路するので、積分
動作は停止し、図7に示す時刻t2で上昇起動補償指令
τuは一定となり、運転指令リレー43がオフする時点
9で零となる。図8の電源E2の値が零のときは、ポン
プ吐出圧すなわちP2とシリンダ圧力すなわちP1とが
等しくなる。電源E2の値と極性を変えることにより、
ポンプ吐出圧すなわちP2をシリンダ圧力すなわちP1
より圧力を高めたり、低くすることが出来る。
【0035】図9は本発明の実施例の下降起動補償指令
発生回路の入出力を示すブロック図である。
【0036】本図は入力をシリンダ圧力すなわちP1を
入力信号とし、下降起動補償指令τdを出力する下降起
動補償指令発生回路35を示す。
【0037】図10は負荷と下降起動補償指令τdの関
係を示す図表である。
【0038】本図は負荷であるシリンダ圧力P1と下降
起動補償指令τdの関係を示すもので、下降起動補償指
令τdの値は無負荷時は低く、全負荷時は高くなる出力
特性を有している。減速時の動作は本発明の主たる目的
とかけ離れているので説明を省略する。
【0039】次に、上昇時の起動補償について詳細な説
明を行う。
【0040】図11は上昇電磁弁駆動回路のの入出力を
示すブロック図である。
【0041】本図に示すように上昇起動補償指令τuと
後出(図15)の速度指令発生回路38の上昇速度指令
SPuが上昇電磁弁駆動回路36に入力され上昇制御パ
イロット弁SUHとSULの電磁弁を駆動するパルス幅
信号PUHとPDLを出力する。 図12はパルス幅信
号PUHの時間的な変化を示す図表である。
【0042】本図に示すように時刻t1から時刻t2まで
は上昇起動補償指令τuに基づいて傾斜をもって増加
し、時刻t2にポンプ吐出圧すなわちP2がシリンダ圧
力すなわちP1とほぼ等しくなる。時刻t2から時刻t3
までは滑らかな起動するために傾斜をもって増加させ、
時刻時刻t3で一定として加速する。図2のPUHと図
12のPUHに相違があるが、図2のPUHは上昇運転
の概念を説明したものに対し、図12は滑らかな起動す
るために実際のPUHの波形を示したものである。ま
た、破線は無負荷時のPUHの波形を示し、実線は全負
荷のPUHの波形を示す。全負荷時のPUHの値は、無
負荷時のPUHの値より高いのは、全負荷時は、上昇制
御弁UVが速く閉じてポンプ吐出すなわちP2を高くし
て、乗りかご5を所定の加速度で加速するためである。
【0043】図13は下降電磁弁駆動回路の入出力を示
すブロック図である。
【0044】本図に示すように下降起動補償指令τdと
後出(図15)の速度指令発生回路38の下降速度指令
SPdが下降電磁弁駆動回路37に入力され下降制御パ
イロット弁SDHとSDLの電磁弁を駆動するパルス幅
信号PDHとPDLを出力する。 図14はパルス幅信
号PDHの時間的な変化を示す図表である。
【0045】本図に示すように時刻t1で下降主制御弁
DVが開きかけ、時刻t1から時刻tまでは下降起動
補償指令τdに基づいて傾斜をもって増加し、。時刻t
2から時刻t3までは滑らかな起動するために更に傾斜を
増加させ、時刻時刻t3で下降主制御弁DVの開度を一
定として加速する。図3のPDHと図14のPDHに相
違があるが、図3のPDHは下降運転の概念を説明した
ものに対し、図14は滑らかな起動するために実際のP
DHの波形を示したものである。
【0046】また、破線は無負荷時のPUHの波形を示
し、実線は全負荷のPUHの波形を示す。全負荷時のP
DHの値は、無負荷時のPDHの値より低いのは、全負
荷時は、下降主制御弁DVがゆっくり開き、乗りかご5
を所定の加速度で加速するためである。
【0047】次に、油圧エレベータ全体の制御を説明す
る。
【0048】まず、制御装置の構成を説明する。
【0049】図15は本発明の実施例のシーケンス回路
図である。
【0050】本図において、(+)(−)は制御用直流
電源の正、負端子、リレー60は、安全を確認するリレ
ーであり、45bは図示してない安全装置の常閉接点で
ある。42は運転指令により油圧エレベータを昇降させ
る運転指令リレー、60a1は安全確認リレー60の常
開接点、10aは図示されてない運転発生指令リレー1
0の常開接点である。TON1は、オンディリレータイ
マであり、運転指令リレー42の常開接点42a1が閉
じてから時間が遅れてオンする。TOFF1はオフディ
レータイマであり、運転指令リレー42の常開接点42
1が開いてから時間が遅れてオフする。。電動機を駆
動する電磁接触器48は図示されてない上昇運転を指令
するリレーUPの常開接点UPa1とオフディレータイ
マTOFF1の常開接点TOFF1aにより、オン、オ
フする。
【0051】そして、制御装置の動作を説明する。
【0052】電動機14の制御は次のように行われる。
即ち、図2の上昇運転のタイムチャートを用いて説明す
ると、運転指令が発せられて上昇運転が決定されている
ので、常開接点UPa1は閉路している。運転指令リレ
ー42がオンするとオフディリレータイマTOFF1が
オンし、常開接点TOFF1aが閉路し、電磁接触器4
8が時刻t0で閉じて電動機14に電源15が印加され
る。時刻t7で運転指令リレー42がオフすると、オフ
ディリレータイマTOFF1が遅れて時刻t9でオフ
し、電磁接触器48がオフし電動機14が停止する。
【0053】起動補償は次のように行われる。即ち、オ
ンディリレータイマTON1の常開接点TON1a1
閉路すると、起動開始リレー43がオンし、図2と図3
の時刻t1から起動補償が始まる。また、オンディリレ
ータイマTON1の常開接点TON1a1が閉路する
と、オンディリレーTON2が遅れてオンする。図示さ
れてない上昇運転を指令するリレーUPがオンし、常開
接点UPa2が閉路しているので、オンディリレーTO
N2の常開接点TON2aが閉路し、速度指令発生回路
38から図2の時刻t2から上昇速度指令SPuが出力さ
れる。また下降運転指令SPdは、図示されてない下降
運転指令リレーDNがオンし常開接点DNaが閉路して
いる時に、図3の時刻t2から出力される。図2と図3
の時刻t7で運転発生指令リレー10がオフし、速度指
令発生回路38の出力である上昇速度指令SPu、下降
速度指令SPdを図2と図3の時刻t8で零とする。
【0054】本実施例の速度指令発生回路38、上昇起
動補償回路34、下降起動補償回路35、上昇電磁弁駆
動回路36、下降電磁弁駆動回路37はそれぞれ別回路
で記載したが、これは機能の説明のためであり、マイク
ロコンピュータを使用したときはソフトウエアで構成す
るので上記各機能を総合した構成も可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、起動時にポンプの吐出
圧をシリンダの圧力に等しくなるように上昇制御弁を制
御し、ポンプの吐出圧とシリンダの圧力とを等しくした
後に、速度指令を立ち上げて上昇制御弁を制御し乗りか
ごを走行させることにより、単純な構成でショックを低
減できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の制御系の構成を示す系統線図
である。
【図2】本発明の実施例の上昇運転時のタイムチャート
である。
【図3】本発明の実施例の下降運転時のタイムチャート
である。
【図4】本発明の実施例の起動補償発生回路の入出力を
示すブロック図である。
【図5】図4の起動補償発生回路における出力回路のシ
ーケンス回路図である。
【図6】図4の起動補償発生回路における上昇起動補償
指令τuの出力回路である。
【図7】図6の上昇起動補償指令τuの出力パターンを
示す図表である。
【図8】図4の起動補償発生回路における上昇起動補償
指令τuのリミット回路である。
【図9】本発明の実施例の下降起動補償指令発生回路の
入出力を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例の負荷と下降起動補償指令τ
dの関係を示す図表である。
【図11】本発明の実施例の上昇電磁弁駆動回路のの入
出力を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例のパルス幅信号PUHの時間
的な変化を示す図表である。
【図13】本発明の実施例の下降電磁弁駆動回路の入出
力を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施例のパルス幅信号PDHの時間
的な変化を示す図表である。
【図15】本発明の実施例の油圧エレベータのシーケン
ス回路図である。
【符号の説明】
2 シリンダ 3 圧油 4 プランジャ 5 乗りかご 11 パルスエンコーダ 14 電動機 13 ポンプ 17 圧力検出器 18 圧力検出器 26 速度制御回路 36 上昇電磁駆動回路 37 下降電磁弁駆動回路 CHV 逆止弁 DV 下降主制御弁 UV 上昇主制御弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路に設置しシリンダとプランジャか
    らなり乗りかごを昇降させる油圧ジヤッキと、該シリン
    ダに逆止弁を介して吐出側が接続し圧油を該シリンダに
    供給して乗りかごを上昇させるポンプと、該ポンプを駆
    動する電動機と、前記ポンプの吐出側から圧油タンクへ
    のバイパスに設けバイパスする圧油の流量を調節して乗
    りかごの上昇を制御する上昇制御弁と、前記シリンダか
    ら前記圧油タンクへの戻りラインに設け流出する圧油の
    流量を調節して乗りかごの下降を制御する下降制御弁
    と、該上昇制御弁及び下降制御弁を制御する制御装置と
    を備えた油圧エレベータにおいて、前記電動機は商用電
    源の周波数に同期して定回転する誘導電動機であり、前
    記シリンダと逆止弁の間に設け前記シリンダの圧力を検
    出する第1の圧力センサと、前記逆止弁とポンプの間に
    設けポンプの吐出圧力を検出する第2の圧力センサと、
    該第1の圧力センサの出力と前記第2の圧力センサの出
    力とを入力しその偏差が所定値以下となるように前記上
    昇制御弁を制御する制御手段を設けたことを特徴とする
    油圧エレベータ。
  2. 【請求項2】 昇降路に設置しシリンダとプランジャか
    らなり乗りかごを昇降させる油圧ジヤッキと、該シリン
    ダに逆止弁を介して吐出側が接続し圧油を該シリンダに
    供給して乗りかごを上昇させるポンプと、該ポンプを駆
    動する電動機と、前記ポンプの吐出側から圧油タンクへ
    のバイパスに設けバイパスする圧油の流量を調節して乗
    りかごの上昇を制御する上昇制御弁と、前記シリンダか
    ら前記圧油タンクへの戻りラインに設け流出する圧油の
    流量を調節して乗りかごの下降を制御する下降制御弁
    と、該上昇制御弁及び下降制御弁を制御する制御装置と
    を備えた油圧エレベータにおいて、前記電動機は商用電
    源の周波数に同期して定回転する誘導電動機であり、前
    記シリンダと逆止弁の間に設け前記シリンダの圧力を検
    出する第1の圧力センサと、前記逆止弁とポンプの間に
    設けポンプの吐出圧力を検出する第2の圧力センサと、
    該第1の圧力センサの出力と前記第2の圧力センサの出
    力とを入力しその偏差が所定値以下となった時に乗りか
    ごを上昇させる速度指令を立ち上げ、該速度指令により
    前記上昇制御弁を制御する制御手段を設けたことを特徴
    とする油圧エレベータ。
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