JPH0640593Y2 - 繊維糸条の切断刃 - Google Patents

繊維糸条の切断刃

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JPH0640593Y2
JPH0640593Y2 JP4092489U JP4092489U JPH0640593Y2 JP H0640593 Y2 JPH0640593 Y2 JP H0640593Y2 JP 4092489 U JP4092489 U JP 4092489U JP 4092489 U JP4092489 U JP 4092489U JP H0640593 Y2 JPH0640593 Y2 JP H0640593Y2
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cutting
fiber
cutting blade
blade
thickness
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幹雄 田代
睦夫 嘉津
智 薬師寺
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Teijin Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は合繊繊維の短カツト綿、特に植毛用、抄紙用に
使用されるカツト綿(6mm以下)製造装置に装着される
繊維糸条の切断刃に関する。
[従来技術] 従来、ドラムカツター型の繊維切断装置は実公昭61-389
16号公報、特公昭61-58568号公報等で公知である。この
ような繊維切断装置の一例を第3〜4図で具体的に説明
すると、切断刃2を放射条に植え込んだドラム3に繊維
1を巻き取り、その巻取りのために巻き太った繊維1が
ドラム3の刃先から一定間隔を維持して設けた押えロー
ル4の外周位置より厚く巻かれたときに押えロール4に
より加圧されているドラム3のまわりに巻かれた最内層
の繊維1が切断刃2に接した部分より切断され、該切断
繊維はドラム下部の排出口5から排出される。
ドラム3は一対のロータ3aおよび3bを含んで構成され、
これらロータ3a、3bにはそれぞれ切断刃装着用のスリツ
ト6、7が対応して設けられており、スリツト6、7に
切断刃2を挾持するU字状断面のホルダー8が固定され
ている。9はカバーである。
[考案が解決しようとする課題] かかる従来のカツターは通常、繊維のカツト長が数10mm
であるため切断刃2の間隔が十分にとれ、上記の通りホ
ルダー8をロータ3aと3bの間に装着することができる。
しかしながら、繊維のカツト長が10mm以下、特に4〜6m
m前後の如く非常に小さいものを必要とする場合には切
断刃間にカツトされた繊維が閉塞し、ミスカツトや切断
不良を発生するため切断刃2のホルダー8を設けること
ができない。
このようなホルダー8のないタイプにおいては切断刃2
の間隔を仮に2mmとなるようにスリツト6、7を配設し
た場合、切断刃2の装着枚数を変更することにより、例
えば4,6,8……20mm等繊維の切断長を任意に選ぶことが
可能である。しかしながら、繊維の切断長が5mm以上、
すなわち切断刃2同志の間隔が5mm以上となると刃の本
数がすくなくなり、0.7mm以上の切断刃2の厚みがない
と切断刃2が折損し易すくなつて切断装置を安定して運
転することが難しくなる。
一方、繊維の切断長が5mm未満では切断刃2の厚みが0.7
mm以上になると切断刃間にカツトされた繊維が閉塞し、
ミスカツトや切断不良、繊維同志の融着を生じる。この
ため5mm以上の繊維切断長の場合には厚い切断刃を装着
できる広い幅を有するスリツトを設けたロータが、又5m
m未満の繊維切断長を要する場合には薄い切断刃を装着
できる狭い幅を有するスリツトを設けたロータが必要と
なる。
第5図はかかる従来の切断刃の1例を示す斜視図であ
り、切断刃2′の厚みtはロータのスリツトに固定され
る部分と、繊維が切断されて通過する部分の厚みは同一
である。この形状のものは繊維切断長に応じて、例えば
繊維切断長6mmの場合には切断刃の厚みtは1mm、繊維切
断長4mmの場合は切断刃の厚みtは0.5mm、繊維切断長2m
mの場合には切断刃の厚みtは0.3mmと変更しなければな
らないのでそれに応じたスリツト幅を有するロータを製
作する必要があつた。
このように種々の異なった繊維切断長を有するカツト綿
を生産する場合、何種類ものスリツト幅の異なるロータ
が必要となつてくるためその保守、管理面で煩雑であ
り、また設備コストが嵩むといつた問題があつた。
本考案者等は上記のごとき問題を解決すべく鋭意検討し
た結果、本考案に到達したものであり、その目的とする
ところはロータの切断刃固定用スリツト幅は一定、つま
り切断刃においてスリツトで固定される部分は一定の厚
みであるが、設定する切断長に応じて切断刃の繊維通過
部分の厚みを変更できるようになした繊維糸条の切断装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] すなわち、本考案は切断刃を一対の対面するロータに形
成したスリツト間に植え込んでなるドラムカツター型の
繊維切断装置に用いる切断刃であつて、ロータのスリツ
トに固定される部分の厚さが0.7mm以上であり、かつ繊
維が切断されて通過する部分は0.7mm未満である繊維糸
条の切断刃とするものである。
[実施例] 次に、本考案を具体的に説明するが、本考案はその要旨
を越えない限り以下の実施例に限定されるものではな
い。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1図
(イ)、(ロ)はそれぞれ本考案の実施例を示す斜視図
および長手方向の断面図である。
図において、切断刃10はロータのスリツトに固定される
切断刃厚みtの固定部分11、12とこの間の繊維が切断さ
れて通過する切断部分13からなり、該切断部分13は切断
繊維の通過抵抗を減少させるため切断刃厚みTを前記厚
みtよりも薄くしている。
ここで、繊維切断長が最短2mmに切断できるロータのス
リツト幅を1mmとなしておけば、固定部分11、12の切断
刃厚みtは1mmとなし、切断部分13の切断刃厚みTを繊
維切断長が2mmの場合は0.3mmに、繊維切断長が4mmの場
合は0.5mmに(但し切断刃10はスリツトを1つ飛ばして
装着する)、繊維切断長が6mmの場合は1mmに(但し切断
刃10はスリツトを2つ飛ばして装着する)すればよい。
本考案においては固定部分11、12の切断刃厚みtは繊維
切断長が5mm以上になっても繊維切断装置運転時の切断
刃の折損が生じないように0.7mm以上にすることが必要
であり、ま繊維切断長が5mm未満では切断部分13の切断
刃厚みTは0.7mm未満とすることが必要で、切断刃厚み
Tがこれ以上であると切断刃間にカツトされた繊維が閉
塞し繊維同志の融着を生じたり、切断刃自体が折損しミ
スカツト発生の原因となる。
第2図(イ)、(ロ)、(ハ)はそれぞれ他の実施例を
示す長手方向断面図であり、(イ)は左右上下対称形に
したものである。
(ロ)は予め切断刃厚みTの平板からなる母材14を作っ
ておき、この母材14に後から当て板15を接合して厚みt
のロータのスリツトに固定される部分11、12を形成する
ようにしたのである。接合は接着剤、溶接、ねじ止め、
ピン嵌着など各種接合方法が可能である。
また、(ハ)は(ロ)の切断刃のほぼ2倍の長さとして
中央部に当て板16を接合して固定部分17を設けると共に
中央部の固定部分17と当て板18、19の接合による両端の
固定部分20,21との間に2つの切断部分22、23を形成し
たもので、最初は片側の切断部分22を使用し、この刃先
が摩滅して切れなくなると次に他側の切断部分23を使用
し、ここも切れなくなると刃先全面を研磨して再使用す
るようにしたものである。
このタイプは切断刃を少なくすると同時に研磨作業を合
理化したもので、効率的な設備利用の上から特に好まし
いといえる。
この例では切断部分が2つの場合を示したが、3つ或は
それ以上設けたものも利用可能である。
また、当て板を接合したものを示したが、一体物で作っ
てもよいことは言うまでもないことである。
本考案の切断刃は極めて薄い部分Tを有するため強度が
高く折損し難い材質が使用されるが、特に(超微粒子)
超硬合金、セラミツク等の使用が最も適した材質として
好ましい。繊維切断長が短くなればなるほど切断刃Tは
薄いほうがよく、0.1mmのものでも利用可能であるが、
刃折れが多発し実用的には問題がある。現状では実用的
に使用される厚さとしては0.3〜0.5mmが限界とみられて
いる。
尚、本考案に係る切断刃を用いて切断される繊維として
合成繊維、特にポリエステル繊維が好ましいが、これに
限定されるものではなくアラミド繊維等種々のものが利
用可能である。又、ポリエステル繊維としては通常のス
フ綿用に限らず、スルホン酸金属塩を少量含有した染色
性改善用改質ポリエステルなど広範囲の銘柄、種類の短
カツトに利用できる。
[考案の効果] 以上に説明の如く、本考案によれば何種類ものスリツト
幅の異なるロータを必要とせず、省スペース、作業軽減
等保守、管理、作業性面で有利であり、設備費用も少な
くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)と(ロ)はそれぞれ本考案の実施例を示す
斜視図および第1図の長手方向A−A線の断面図、第2
図(イ)(ロ)(ハ)はそれぞれ他の実施例を示す長手
方向の断面図、第3図と第4図はドラムカツター型の繊
維切断装置を示す平面図および側面図、第5図は従来の
実施例を示す切断刃の斜視図である。 11,12,17,20,21……固定部分、 13,22,23……切断部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切断刃を一対の対面するロータに形成した
    スリツト間に植え込んでなるドラムカツター型の繊維切
    断装置に用いる切断刃であつて、ロータのスリツトに固
    定される部分の厚さが0.7mm以上であり、かつ繊維が切
    断されて通過する部分は0.7mm未満である繊維糸条の切
    断刃。
JP4092489U 1989-04-10 1989-04-10 繊維糸条の切断刃 Expired - Lifetime JPH0640593Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4092489U JPH0640593Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 繊維糸条の切断刃

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JP4092489U JPH0640593Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 繊維糸条の切断刃

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Publication Number Publication Date
JPH02132667U JPH02132667U (ja) 1990-11-05
JPH0640593Y2 true JPH0640593Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=31551142

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