JPH09109033A - 研摩シート - Google Patents

研摩シート

Info

Publication number
JPH09109033A
JPH09109033A JP28919595A JP28919595A JPH09109033A JP H09109033 A JPH09109033 A JP H09109033A JP 28919595 A JP28919595 A JP 28919595A JP 28919595 A JP28919595 A JP 28919595A JP H09109033 A JPH09109033 A JP H09109033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing sheet
polishing
raised
tape
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28919595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3029241B2 (ja
Inventor
Hideaki Kawabe
秀明 河辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAWABE KOGYO KK
Original Assignee
KAWABE KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAWABE KOGYO KK filed Critical KAWABE KOGYO KK
Priority to JP7289195A priority Critical patent/JP3029241B2/ja
Publication of JPH09109033A publication Critical patent/JPH09109033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3029241B2 publication Critical patent/JP3029241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研摩シートの低コストでの確実な接合構造の
提供。 【解決手段】 研摩シートAにおける起毛2b面が連な
るように該研摩シートAの一端に該研摩シートAの他端
を突き合せ、又は、別段に用意される各研摩シートA、
Aにおける夫々の起毛2b、2b面側が連なるように研
摩シートA、Aの側端を突き合せると共に、前記突き合
せ端a、aにおける各研摩シートAにおける夫々の起毛
2b面に亘るように熱可塑性樹脂材よりなるテープB、
又は熱可塑性樹脂材を含んでなるテープBが添装、溶着
した研摩シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種研摩布紙の
接合構造、特に、微細な砥粒を有する紙基材を備えた研
摩シートの、容易、且つ、確実な接合に関し、更に、具
体的には、微細な砥粒を備えた研摩ベルトの廉価な提供
に関する。
【0002】
【従来の技術】研摩ベルトは、各種のサンダー処理など
に対応する点から、研摩材、例えば、融解アルミナ、炭
化ケイ素、ガーネットなどの研摩材を、布基材に対して
接着剤を用いて添装、付着したものが用いられている。
【0003】このような布を基材とした研摩シート、所
謂布ヤスリを、無端状に接合して研摩ベルトを構成する
場合、この布ヤスリにおける一方の接合面における砥粒
をダイヤモンド砥石で除去し、接着代を作り出すと共
に、この砥粒の取り除かれた接着代と、この接着代に接
合される他方の布ヤスリ端における裏面側(砥粒の備え
られていない側)の接着代とに対して、すき加工を施
し、当該接着代における厚みを少なくすると共に、この
接着代に接着剤を塗布し、ホットプレスを用いて圧締状
態で、止着、乾燥するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
布ヤスリの接合手法にあっては、布ヤスリにおける接合
面の処理が難しく、且つ、多くの作業手間を要すること
から、研摩シートの製作が割高となるにも拘らず、接合
部分の布厚が、必ずしも均一に整え切れない難があっ
た。
【0005】また、接合端部分のすき込みによって製作
できる研摩シートにおける基材が布であることから、こ
の基材としての布面に備えられる砥粒が、基材としての
布繊維の粗さによって制約を受けることとなり、粒度の
細かい砥粒を用いた研摩シートの製作に難があった。
【0006】本発明は、かかる従来における研摩シート
における不都合を解消するものとして提案されたもので
あって、製作加工が容易であり、しかも均一の特性を備
えた研摩シートの接合、製作と、微細な砥粒を備えた研
摩シートの接合、製作とを、夫々低コストで可能とし、
均一な特性を備えた研摩ベルトの低廉な製作コストによ
る提供を可能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る研摩シート
は、かかる目的を達成するために、請求項1の発明に係
る研摩シートを、一方の面に研摩材3の備えられた紙基
材1における他方の面に対して、少なくとも起毛2b部
分が熱可塑性樹脂材よりなり、且つ、少なくとも起毛2
b部分を外側に備えるようにして布基材2が接着されて
なる研摩シートAとし、前記研摩シートAにおける起毛
2b面が連なるように該研摩シートAの一端に該研摩シ
ートAの他端を突き合せ、又は、別段に用意される各研
摩シートA、Aにおける夫々の起毛2b、2b面側が連
なるように研摩シートA、Aの側端を突き合せると共
に、前記突き合せ端a、aにおける各研摩シートAにお
ける夫々の起毛2b面に亘るように熱可塑性樹脂材より
なるテープB、又は熱可塑性樹脂材を含んでなるテープ
Bが添装、溶着された構成としてある。
【0008】次いで、請求項2の発明に係る研摩シート
を、前記請求項1の発明に係る研摩シートにあって、研
摩シートAにおける対向している側端が、該研摩シート
Aにおける起毛2b面を内側にして無端状に突き合され
ていると共に、この突き合せ端a、aにある該研摩シー
トA、Aの夫々の側端部の起毛2面に亘るようにテープ
Bが添装、溶着された研摩ベルトとして構成してある。
【0009】更に、請求項3の発明に係る研摩シート
を、前記請求項1の発明に係る研摩シートにあって、布
基材2に備えられる起毛2bが掛着機能を備えている構
成としてある。
【0010】次いで又、請求項4の発明に係る研摩シー
トを、前記請求項1の発明に係る研摩シートにあって、
研摩シートA端の接合に用いられるテープBが、メッシ
ュ状の織布として構成してある。
【0011】更に又、請求項5の発明に係る研摩シート
を、前記請求項1の発明に係る研摩シートにあって、研
摩シートAの側端部に添装、装着されているテープBの
厚さ寸法が、この研摩シートAにおける起毛2b寸法よ
り小さい構成としてある。
【0012】また更に、請求項6の発明に係る研摩シー
トを、前記請求項1の発明に係る研摩シートにあって、
溶着を、超音波溶着としてある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各実施の形態
について詳細に説明する。
【0014】図1〜図4は、典型的な実施の一形態に係
る研摩シート及び、当該研摩シートの典型的な構成例を
示すものであって、図1では、研摩ベルト用に裁断した
研摩シートを、図2では、この截断した研摩シートをテ
ープBで接合する態様を、夫々平面並びに斜視の状態で
示している。また、図3及び図4では、研摩シートA、
AをテープBを用いて接合する態様を、図3では、その
接合前の状態を、また図4では、接合した状態を夫々要
部の拡大断面として示している。
【0015】先ず、この実施の形態に係る典型的な研摩
シートは、一方の面に研摩材3の備えられた紙基材1に
おける他方の面に対して、少なくとも起毛2b部分が熱
可塑性樹脂材よりなり、且つ、少なくとも起毛2b部分
を外側に備えるようにして布基材2が接着されてなる研
摩シートAとし、前記研摩シートAにおける起毛2b面
が連なるように該研摩シートAの一端に該研摩シートA
の他端を突き合せ、又は、別段に用意される各研摩シー
トA、Aにおける夫々の起毛2b、2b面側が連なるよ
うに研摩シートA、Aの側端を突き合せると共に、前記
突き合せ端a、aにおける各研摩シートAにおける夫々
の起毛2b面に亘るように熱可塑性樹脂材よりなるテー
プB、又は熱可塑性樹脂材を含んでなるテープBが添
装、溶着された構成としてある。
【0016】かかる構成としたことから、研摩シートA
の両端、又は、研摩シートA、Aの夫々の接合端を、突
き合せの状態で、テープBによって、容易、確実に接合
できることとなり、この接合に用いられるテープBが、
布基材2における起毛2bを圧し潰すようにして溶着さ
れる。特に、研摩シートAにおける紙基材1が突き合せ
の状態で接合されることから、構成されるサンデング面
に段差を生ずることがなく、しかも、細かい粒径の砥石
を備えた研摩シートの構成が可能とされる。
【0017】次いで、前記構成よりなる研摩シートにあ
って、研摩シートAにおける対向している側端が、該研
摩シートAにおける起毛2b面を内側にして無端状に突
き合されていると共に、この突き合せ端a、aにある該
研摩シートA、Aの夫々の側端部の起毛2b面に亘るよ
うにテープBが添装、溶着されている研摩ベルトとして
構成したことを、他の典型的な実施の形態の一つとして
いる。
【0018】かかる構成としたことによって、起毛2b
面を内側に備え、且つ、外面側に紙基材1を添着面とし
て研摩材3の備えられた研摩ベルトを、容易、且つ、確
実に、しかも、夫々の接合部分における研摩面に段差の
無い状態で提供することができる。
【0019】更に、前記構成よりなる研摩シートにあっ
て、布基材2に備えられる起毛2bが掛着機能を備えて
いる構成としたことを、更に他の典型的な実施の形態の
一つとしている。
【0020】かかる構成としたことによって、各研摩装
置に備えつけられる研摩シートAを、当該研摩装置のパ
ッド面などに対して、確実に密着状態に止着することが
できる。
【0021】次いで、前記構成よりなる研摩シートにあ
って、研摩シートA端の接合に用いられるテープBが、
メッシュ状の織布により構成したことを、更に他の典型
的な実施の形態の一つとしてある。
【0022】このように構成したことによって、布基材
2における起毛2bの一部が、このテープBにおけるメ
ッシュの構成する空間内に入り、又は、これから逃げ出
すように溶け出し、研摩シート相互の確実な止着と、テ
ープBの接合面における重なり寸法の嵩張りを避けるよ
うに機能する。
【0023】更に、前記構成よりなる研摩シートにあっ
て、研摩シートAの側端部に添装、溶着されているテー
プBの厚さ寸法が、この研摩シートAにおける起毛2b
寸法より小さい構成としてある。
【0024】かかる構成としたことによって、研摩シー
トAの接合部分が、この研摩シートAの使用に際して、
研摩面側に段差状に隆起することがなく、使用に際し
て、略、均一の研摩面をなすように構成することができ
る。
【0025】更に、前記構成よりなる研摩シートにあっ
て、溶着を、超音波溶着としたことを、更に、他の典型
的な実施の形態の一つとしてある。
【0026】かかる構成としたことによって、研摩シー
トの接合に際して、加熱による当該研摩シートに対する
品質劣化などの問題を生ずることがない。
【0027】ここで構成される研摩シートAは、編、織
布本体2aの少なくとも片面に起毛2bが施してある布
基材2と、この布基材2、特に、布基材2における起毛
2bが片面から突き出すように、片面側を当該布基材2
に接着されると共に他面側に、研摩材3…3を備えさせ
た紙基材1とによって構成してある。
【0028】ここで用いられる紙基材1は、構成される
研摩シート、特に研摩シートの用途、用いられる研摩材
の種別、形状、粒径などに対応した特性を備えたものと
して用意され、その一側面に融解アルミナ、炭化ケイ
素、ガーネットなどの研摩材3を接着剤4によって添装
状態に止着してある。従って、ここで用いられる紙基材
1は、所謂セルロース紙に限られることなく、合成樹脂
材によって補強されたセルロース紙、複数素材よりなる
複合紙、合成樹脂よりなる合成紙など、いかなる紙材に
よって構成してあっても良い。
【0029】次いで、この紙基材1における他方の面、
即ち、前記研摩材3の備えられていない側に添装溶着さ
れる布基材2は、構成される研摩シートAの用途などに
対応した特性を備えた編、織布本体2aの片面、又は両
面に起毛2bを備えたものとして用意される。
【0030】ここで布基材2に備えられる起毛2bは、
布本体2aの編、織に際して、これを片面、又は両面に
ループ状に編出し、あるいは織出し、これをループ状の
まま、又は該ループ状を切断した状態とし、あるいは、
編、織された布本体2aに対し、その片面、又は両面に
対してループ状又は直糸状に起毛糸を差し込み状に編込
み、あるいは織込むなどの手法によって構成する。
【0031】また、ここで布基材2に構成される起毛2
bは、これをループ状、あるいはループ状の頂部が切り
開かれた形状に構成してあり、面状ファスナーにおける
雌手段として機能するように構成することが好ましい。
【0032】このように構成される布基材2は、一方の
面側が前記紙基材1に対して接着剤を介して一体に止着
されていると共に、この紙基材1に対する接着側と反対
の側に、前記起毛2bを突き出し状態に備えた構成とさ
れる。
【0033】かかる布基材2は、熱可塑性樹脂繊維を用
いた編、織生地、又は、熱可塑性樹脂繊維を含んで編、
織された生地、又は、起毛2bの全部又は少なくとも一
部を熱可塑性樹脂繊維によって構成した編、織生地を典
型例としている。
【0034】更に、かかる布基材2に備えられる起毛2
bを、テープBの厚さ寸法よりも、その突き出し寸法が
大きくなるように構成し、布基材2に当該テープBを接
着した際に、この接着テープBの表面が、該布基材2に
おける各起毛2bの先端と面一、又は、これより内方
に、即ち、接着テープBの表面が起毛2bの先端から突
き出さない構成としてあることが好ましい。
【0035】かかる構成よりなる研摩シートAの接着、
接合に用いられるテープBは、熱可塑性樹脂製の編、織
布、熱可塑性樹脂繊維を含んで編、織られた布、熱可塑
性樹脂材よりなるプラスチックシート、フィルム、熱可
塑性樹脂モノフィラメントで編、織られたメッシュ、熱
可塑性樹脂モノフィラメントを含んで編、織られたメッ
シュなどを用いることができる。
【0036】かかる研摩シートAの接合にあっては、先
ず、前記で用意された研摩シートAを、接着対象とされ
る研摩装置に適応できる形状、この場合にあっては、テ
ープ状に切断すると共に、その両端、即ち、研摩ベルト
の製作にあっては、長さ方向の両端を、その幅方向に亘
って、一方をV字状に凹欠切断し、他方を、この凹欠部
に都合良く収まる形状の凸V字状に切断し、相互に密着
して接合される突き合せ端a、aとして構成する。
【0037】かくして用意された研摩シートAを、その
起毛2bの面が内側となるように、無端状、即ち、環帯
状をなすように折り曲げ、夫々の突き合せ端a、aを、
密着状態に突き合わせる。この研摩シートAにおける夫
々の接合端部分の接合にあっては、この研摩シートA相
互を重ね合せることなく、夫々の側端が、互に真横から
突きつけの状態で密着するようになす。
【0038】かくして夫々の側端、特に突き合せ端a、
aを突きつけの状態になすと共に、この突き合せ端a、
aが完全に覆われるように、この研摩シートAの夫々の
接合側面部の起毛2bの面の両方に亘るように前記テー
プBを添装し、このテープBを超音波加工によって、前
記布基材2に溶着する。
【0039】また、ここで研摩シートAの溶着に用いら
れたテープBは、この溶着処理に際して、前記研摩シー
トAの横幅に一致するように切断することによって研摩
シートAの接合、この場合にあっては、研摩ベルトを構
成することができる。
【0040】尚、ここで、テープBによる研摩シートA
の接合にあっては、前記超音波加工による溶着以外に、
例えば、ホットプレスなどの加熱溶着などの手法によっ
てなされても良い。また、研摩シートAの接合に用いら
れるテープBは、この研摩シートAの接合に先立って、
当該研摩シートAの幅寸法に揃うように切断用意してあ
っても良い。
【0041】尚、研摩シートAの接合端を、前記構成の
突き合せ端a、aとして構成することによって、研摩シ
ートAは、中心線を揃えて、即ち、横ずれをすることな
く正確に、一連の帯状のものとして接合接着することが
できるが、例えば、研摩シートAの長さ方向に対して直
交する突き合せ端、あるいは研摩シートAの長さ方向に
傾斜した突き合せ端などとして構成してあっても良い。
【0042】また、この図示例にあっては、一枚の研摩
シートAの両端を、互に接合する接合端とし、所謂ルー
プ状の接合構造が示されているが、複数枚の研摩シート
A、Aを用意し、夫々の研摩シートAが接合端を互に突
き合せ状態とすることで、連続した研摩シートAを構成
するようにしてあっても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る研摩シートは、叙上におけ
る特長ある構成、特に、一方の面に研摩材3の備えられ
た紙基材1における他方の面に対して、少なくとも起毛
2b部分が熱可塑性樹脂よりなり、且つ、少なくとも起
毛2b部分を外側に備えるようにして布基材2が接着さ
れてなる研摩シートAとし、しかも、前記研摩シートA
における起毛2b面が連なるように該研摩シートAの一
端に該研摩シートAの他端を突き合せ、又は、別段に用
意される各研摩シートA、Aにおける夫々の起毛2b、
2b面側が連なるように研摩シートA、Aの側端を突き
合せると共に、前記突き合せ端a、aにおける各研摩シ
ートAにおける夫々の起毛2b面に亘るように熱可塑性
樹脂よりなるテープB、又は熱可塑性樹脂を含んでなる
テープBが添装、溶着されている構成としたことから、
研摩シートAの両端、又は、研摩シートA、Aの夫々の
接合端を、突き合せの状態で、テープBによって、容
易、確実に接合できることとなり、この接合に用いられ
るテープBが、布基材2における起毛2bを圧し潰すよ
うにして溶着される特長を有している。また、研摩シー
トAにおける紙基材1が突き合せの状態で接合されるこ
とから、構成されるサンデング面に段差を生ずることが
なく、しかも、細かい粒径の砥粒を備えた研摩シートの
構成が可能とされる。
【0044】次いで、前記構成よりなる研摩シートにあ
って、研摩シートAにおける対向している側端が、該研
摩シートAにおける起毛2b面を内側にして無端状に突
き合されていると共に、この突き合せ端a、aにある該
研摩シートA、Aの夫々の側端部の起毛2b面に亘るよ
うにテープBが添装、溶着されている研摩ベルトとして
構成してあることから、起毛2b面を内側に備え、且
つ、外面側に紙基材1を添着面として研摩材3の備えら
れた研摩ベルトを、容易、且つ、確実に、しかも、夫々
の接合部分における研摩面に段差の無い状態で提供する
ことができる特長を有している。
【0045】更に、前記構成よりなる研摩シートにあっ
て、布基材2に備えられる起毛2bが掛着機能を備えて
いる構成としたことによって、各研摩装置に備えつけら
れる研摩シートが、当該研摩装置のパッド面などに対し
て、確実に密着状態に止着することができる特長を有し
ている。
【0046】次いで、前記構成よりなる研摩シートにあ
って、研摩シートA端部の接合に用いられるテープB
が、メッシュ状の織布によりなる構成したことによっ
て、布基材2における起毛2bの一部が、このテープB
におけるメッシュの構成する空間内に入り、又は、これ
から逃げ出すように溶け出し溶着し、研摩シート相互の
確実な止着と、テープBの接合面における重なり寸法の
嵩張りを避けるように機能する特長を有している。
【0047】更に、前記構成よりなる研摩シートにあっ
て、研摩シートAの側端部に添装、装着されているテー
プBの厚さ寸法が、この研摩シートAにおける起毛2b
寸法より小さい構成としたことによって、研摩シートA
の接合部分が、この研摩シートAの使用に際して、研摩
面側に段差状に隆起することがなく、使用に際して、
略、均一の研摩面をなすように構成できる特長を有して
いる。
【0048】更に、前記構成よりなる研摩シートにあっ
て、溶着が、超音波溶着としたことによって、研摩シー
トの接合に際して、加熱による当該研摩シートに対する
品質劣化などの問題を生ずることがない特長を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】研摩シートAの典型的な接合の準備状態を示す
平面図
【図2】同接合状態の一つを示す斜視図
【図3】同接合状態の一つを示す要部断面図
【図4】同接合された研摩シートの要部断面図
【符号の説明】
1 紙基材 2 布基材 2a 起毛 3 研摩材 4 接着剤 A 研摩シート B テープ a 突き合せ端

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に研摩材の備えられた紙基材に
    おける他方の面に対して、少なくとも起毛部分が熱可塑
    性樹脂材よりなり、且つ、少なくとも起毛部分を外側に
    備えるようにして布基材が接着されてなる研摩シートと
    し、 前記研摩シートにおける起毛面が連なるように該研摩シ
    ートの一端に該研摩シートの他端を突き合せ、 又は、別段に用意される各研摩シートにおける夫々の起
    毛面側が連なるように研摩シートの側端を突き合せると
    共に、 前記突き合せ端における各研摩シートにおける夫々の起
    毛面に亘るように熱可塑性樹脂材よりなるテープ、又は
    熱可塑性樹脂材を含んでなるテープを添装、溶着してな
    ることを特徴とする研摩シート。
  2. 【請求項2】 研摩シートにおける対向している側端
    が、該研摩シートにおける起毛面を内側にして無端状に
    突き合されていると共に、この突き合せ端にある該研摩
    シートの夫々の側端部の起毛面に亘るようにテープが添
    装、溶着された研摩ベルトとしてあることを特徴とする
    請求項1記載に係る研摩シート。
  3. 【請求項3】 布基材に備えられる起毛が掛着機能を備
    えていることを特徴とする請求項1記載に係る研摩シー
    ト。
  4. 【請求項4】 研摩シート端の接合に用いられるテープ
    が、メッシュ状の織布によりなることを特徴とする請求
    項1記載に係る研摩シート。
  5. 【請求項5】 研摩シートの側端部に添装、溶着されて
    いるテープの厚さ寸法が、この研摩シートにおける起毛
    寸法より小さいことを特徴とする請求項1記載に係る研
    摩シート。
  6. 【請求項6】 溶着が、超音波溶着であることを特徴と
    する請求項1記載に係る研摩シート。
JP7289195A 1995-10-12 1995-10-12 研摩シート Expired - Lifetime JP3029241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289195A JP3029241B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 研摩シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7289195A JP3029241B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 研摩シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09109033A true JPH09109033A (ja) 1997-04-28
JP3029241B2 JP3029241B2 (ja) 2000-04-04

Family

ID=17740016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7289195A Expired - Lifetime JP3029241B2 (ja) 1995-10-12 1995-10-12 研摩シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3029241B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0983824A1 (de) * 1998-09-05 2000-03-08 Wandmacher GmbH & Co. AWUKO-Schleifmittelwerk KG Schleifpapier
US6227484B1 (en) 1998-01-28 2001-05-08 Dentsu Tec Inc. Tethered balloon
EP1112816A2 (en) * 1999-12-30 2001-07-04 Lam Research Corporation Polishing pad and method of manufacture

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6227484B1 (en) 1998-01-28 2001-05-08 Dentsu Tec Inc. Tethered balloon
EP0983824A1 (de) * 1998-09-05 2000-03-08 Wandmacher GmbH & Co. AWUKO-Schleifmittelwerk KG Schleifpapier
EP1112816A2 (en) * 1999-12-30 2001-07-04 Lam Research Corporation Polishing pad and method of manufacture
EP1112816A3 (en) * 1999-12-30 2001-10-04 Lam Research Corporation Polishing pad and method of manufacture

Also Published As

Publication number Publication date
JP3029241B2 (ja) 2000-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7779502B2 (en) Cleaning item
US3973064A (en) Engaged beveled sheet faces adapted to be sonically welded
CA2190412C (en) Disposable wipe-off article
EP1248873B1 (en) Heat-sealing method and apparatus for fiber sheets
JPH06509395A (ja) 抄紙機用クロス
GB1492789A (en) Endless belt
US5470362A (en) Method for making coated abrasive belts
SE429768B (sv) Medelst smeltfogning hopfogat fibertyg och forfarande for dess framstellning
JP2000296085A (ja) 使い捨ての汚れ拭き取り用具およびその製造方法
JPH09109033A (ja) 研摩シート
EP0497451B1 (en) Abrasive belts and their manufacture
US3427765A (en) Abrasive belts and method of making same
JPH0959866A (ja) 布帛の切断方法及び切断された布帛
EP0925770B1 (en) Fastening device of disposable diaper
JPS6111795B2 (ja)
JPS6221413Y2 (ja)
JP2532447B2 (ja) エンドレスインクリボンの製造方法
JPS6048264A (ja) 接合研摩布紙ベルト
JP2683373B2 (ja) 端末処理したカーペット
JPH0744976B2 (ja) トリムカバ−の製造方法
JP7412726B2 (ja) ハイブリッドろ過シート、原反ロール及び飲料抽出バッグ
KR101996991B1 (ko) 화장솜 제조장치 및 그 제조 방법
JPH06178905A (ja) フィルターの濾材補強構造
JP3145369B2 (ja) 用紙移送ベルト
JPH0331567Y2 (ja)