JPH06509395A - 抄紙機用クロス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ｊ　機　り　ロ　ス 本発明は抄紙機用クロス、ことに、限定的ではないが製紙機のプレス処理圏で使 用されるクロスに関するものである。

従来、プレスフェルトは、フェルト走行方向における適当な強度をもたらす基礎 織成りロスと、これに例えばニードリング処理により当接された単数ないし複数 の圧縮可能繊維層とから構成されている。

この慣用の基礎クロスは、製造コストが高く、さらに抄紙機のプレス圏を走過す る際に、基礎クロスを形成する経糸および緯糸の交差点に形成される突起により 、紙に跡がつくおそれがある。

本発明の基本的目的は、公知のこのような構成において不可避の欠点を少な（と も部分的に回避できる、抄紙機に慣用されている基礎織成りロスの代替品を提供 することである。

本発明により、熱可塑性合成樹脂により網状に形成された複数の重畳層から成り 、少なくとも１層の網状層が走行方向に延びる負荷支承ヤーンを有する、抄紙機 用の２層を包含することが好ましい。

本発明は、上述した基礎非織体と組合わせて、少なくともその一方の面に当接固 体された繊維マットおよび／あるいは微細織成布を有する抄紙機用クロスを含む 。

以下において、本発明の若干の実施態様を例示する添付図面を参照して本発明を さらに具体的に説明する。

図１は本発明により構成された基礎クロスの１形態を示す略図的斜視図、 図２および図３は、それぞれ図１の■−■線および■−■線による拡大尺断面図 、 図４は基礎クロスの網状層の交互の相対的斉合を示す、図１に相当する図面、 図５は本発明による基礎クロスを包含するプレスフェルトの典型的横断面を略図 的に示す図面である。

上記図面、ことに図１において、抄紙機用プレスフェルトに使用される基礎クロ スは、第１網状層１１およびこれに重量して固着された第２網状層１２を有する 。

網状層１１は長手方向に延びる帯状部分１３と、横方向に延びる帯状部分とを有 し、これらの間に第１の寸法の矩形状網目開口１５を形成される。帯状部分１３ はプレスフェルトの走行方向に延びる負荷支承ヤーン１６を内包する。

網状層１２は長手方向に延びる帯状部分１７と、横方向に延びる帯状部分１８と を有し、これらの間に矩形状網目開口１９が形成されるが、これは網状層１１の 開口１５より小さい第２の寸法を有する。

この実施態様においては、長平方向帯状部分１７も補強ヤーン２１を内包してい るが、これは必要不可決ではない。

網状層１１の網目開口１５は、一般的に５ｍｍｘ１ｍｍとするが、網状層１２の それは２　ｍｍｍｍＸ　０　、５　ｍｍとし、両層の厚さはそれぞれ１．５ｍｍ および１．０ｍｍとする。上方層はクロスに含浸されている水分を放散させ、こ れにより抄造される紙にシャドーマーキング、すなわち網目跡が生じないように する。開口はもちろん矩形状である必要はなく、大きい開口を有する網状層が他 の網状層の上方あるいは下方に当接されればよい。

網状層を形成する材料としては熱可塑性ポリウレタン（例えばＢ、Ｆグツドリッ チ社により製品番号５８８１０で販売されている）が好ましく、層１１および１ ２の補強ヤーンは、層マトリックス材料に対する良好な結合特性およびこれと相 応する物理特性を有するモノフィラメントないしマルチフィラメントであるのが 好ましく、例えばそれぞれ０．５ｍｍ径および０．２ｍｍ径とする。

網状層は英国特許出願公開２２０２８７３号公報の明細書本文および特許請求の 範囲に記載されている方法で形成するのが好ましいが、例えば粉末分散法など他 の方法によっても形成され得る。

通常、２層の網状層が、慣用の方法により当接両面の熱溶融により相互接着され る。しかしながら、場合により接着剤あるいは超音波溶接によりクロス接合し、 あるいは繊維マットを重量層上に当接し、ニードリングにより繊維を網状層中に 押込んで相互接着するのも好ましい。

なお、両網状層の当接両面あるいは一方において延びる帯状部分上に局所的結篩 を設け、一方の網状層の延長帯状部分が重量した場合に生起する流体流を確保し 、これにより他方の網状層の網目開口を被覆するのが好ましい。

図４における第２実施態様においては、網目開口１９の縦方向帯状部分２２は、 網状層１１の開口１５の対応する帯状部分２３に対して傾斜している。ただし、 各網状層は図１から図３に示されるものと同様である。この傾斜角は図示されて いるように４５１が好ましいが、もちろん異なる角度でも差支えない。

図示されているように、基礎クロスには、慣用の形態、材料の繊維マットが設け られる。このマットは必要であれば、予備合体処理に付され、熱溶融接着剤、超 音波溶接、ニードリングなどの方法で基礎クロスに固定される。マット繊維方向 は一般的にランダムであるが、場合により長平方向に配向するのが好ましいこと もある。

あるいはまた、メルトブロー法により運動する基礎クロス上に繊維を押出し、半 溶融状態で基礎マットとの境界面に接着させ、かっ／もしくは事ｉｉｉ塗布接着 剤により接着させて、基礎クロス上にその場でマットを形成することもできる。

繊維の太さは、プレスフェルトのその時々の要求条件により、マット形成時に変 化せしめられる。このマット形成には、スピンレース法、スピンボンド法その他 の非織布形成技術を適用することもできる。

上述したプレスフェルトは、もちろんオープンエンド形態であって、無端ベルト 状になされていないが、その両端は例えば英国特許出願公開２２３１８３８号公 報において提案されている方法により接合され、各端部に両手指を組んだ状態に 形成される前列ループ中にビントルワイヤを挿入して無端状になされる。あらか じめ形成され、もしくはその場で形成される繊維マットは、この接合線上にも延 びており、必要に応じて英国特許出願公開２２３１５２９号公報において提案さ れているように、。

接合線に沿って、あるいはこれから若干間隔を置いて横方向に切除され得る。フ ェルトは無端状態になされるのが好ましい。

前述したように網状層とマットの境界面の結篩が無い場合、織成基礎クロスの場 合の紙表面に偶発的な接触跡がつかないようにするため、当接されるマット量は 減少される。

ただし、制御された状態で紙面上に接触跡を敢えて生起させ度い場合には、基礎 クロスがフェルト中に包含されている場合と同じように、重畳網状層表面には凹 凸パターンが形成される。なお繊維／アスベストセメント工業に使用されるプレ スフェルトの場合には、重畳網状層表面書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８）

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．熱可塑性合成樹脂により形成される複数の網状層を有し、この網状層は少な くとも１層がその走行方向に延びる負荷支承ヤーンを内包していることを特徴と する、抄紙機用の非織成基礎クロス。
2. ２．請求項１による非織成基礎クロスであって、それぞれ相互に異なる網目寸法 を有する２層の網状層を有することを特徴とする基礎クロス。
3. ３．請求項１あるいは２による非織成基礎クロスであって、各網状層がその走行 方向に延びる負荷支承ヤーンを内包していることを特徴とする基礎クロス。
4. ４．先行請求項のいずれかによる非織成基礎クロスであって、各網状層の網目開 口が矩形状であることを特徴とする基礎クロス。
5. ５．先行請求項のいずれかによる非織成基礎クロスであって、１層の網状層の網 目開口を包囲形成する複数本の平行リブが、走行方向に延びており、負荷支承ヤ ーンがそれぞれのリブに内包されていることを特徴とする基礎クロス。
6. ６．請求項５による非織成基礎クロスであって、上述した網状層のヤーン内包リ ブに対し、重畳される網状層の網目開口を包囲形成する複数本の平行リブが傾斜 していることを特徴とする基礎クロス。
7. ７．請求項６による非織成基礎クロスであって、上述した網状層のリブが、重畳 される網状層のリブに対して４５°の角度で傾斜していることを特徴とする基礎 クロス。
8. ８．先行請求項のいずれかによる、エンドレスになされた非織成基礎クロス。
9. ９．請求項１から７のいずれかによる非織成基礎クロスであって、各端部に連続 複数ループが形成され、これが負荷支承ヤーンを内包する網状層の両端に設けら れることを特徴とする基礎クロス。
10. １０．先行請求項のいずれかによる非織成基礎クロスであって、各網状層が重畳 状態でそれぞれ接着されていることを特徴とする基礎クロス。
11. １１．請求項１０による非織成基礎クロスであって、繊維マットがニードリング により網状層に接合一体化されていることを特徴とする基礎クロス。
12. １２．先行請求項のいずれかによる非織成基礎クロスであって、その表面に繊維 マットが当接接着されていることを特徴とする基礎クロス。
13. １３．請求項１２による非織成基礎クロスであって、繊維マットに隣接する網状 層の表面に凹凸パターンが形成されていることを特徴とする基礎クロス。
14. １４．請求項１３による非織成基礎クロスであって、繊維マットに隣接する網状 層の表面における凹凸パターンが突出リブを包含することを特徴とする基礎クロ ス。
15. １５．先行請求項のいずれかによる非織成基礎クロスを包含する抄紙機用クロス 。