JP2018131707A - 製紙用フェルト基布及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造される紙に良好な平滑性を与えるとともに、抄紙機で使用中のフェルトの汚れや目詰まりを抑制できる製紙用フェルト基布を提供する。【解決手段】製紙用フェルト基布1は、経糸主体基布層4と緯糸主体基布層5とを有する。経糸主体基布層4の経糸7と緯糸8とは平組織を構成し、緯糸8は、実質的に抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有さない。緯糸主体基布層5の緯糸11と経糸12とは平組織を構成し、経糸12は、実質的に抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有さない。【選択図】図1

Description

本開示は、製紙用フェルトの基布、特に、表面平滑性が良好で、かつ目詰まりや汚れが抑制された基布、及びその製造方法に関する。
製紙用フェルトは、抄紙機のプレスパートで使用され、搾水される湿紙を運搬する。製紙用フェルトは、基布と、基布に短繊維シートをニードリングして形成したバット繊維層とを備える。基布の表面の凹凸が顕著であると、プレスロールによる加圧時に湿紙に作用する圧力が不均一となるため、製造される紙にマーク(圧力斑)が形成され、紙の表面性が低下する。例えば、基布が織布からなる場合、経糸と緯糸との交絡点によるマーク、すなわち、ナックルマークが生じやすい。
ナックルマークを回避するため、経糸と緯糸とを互いに織り込まず、経糸のみからなる層と、緯糸のみからなる層とで、基布を作成することがある。例えば、特許文献1には、経糸のみからなる層と、緯糸のみからなる層とを備える基布に於いて、経糸及び緯糸として、基布に通常使用される糸を紡績糸で覆った糸、又は、基布に通常使用される糸と紡績糸との撚糸を用いることにより、経糸と緯糸との接着面積を増やして互いに接着することが記載されている。また、特許文献2には、1方向にのみ延在する糸のみを配列した糸層と、低融点繊維を含む不織シートとを互いに溶着して基布を作成することが記載されている。なお、特許文献3には、互いに絡合させた経糸及び緯糸を有する下基布と、互いに絡合させた第1方向糸及び第2方向糸を有する上基布とを備える基布層に於いて、第1方向糸が第2方向糸よりも太く高密度に配されて、上基布が第1方向糸主体の構造であることが記載されている。
特開2004−60098号公報 特開2010−159519号公報 特開2010−31396号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の手段では、紡績糸や溶着用シートが、フェルト使用中の目詰まりや汚れの原因になるとともに、目付が重くなるという問題があった。また、糸の延在方向に沿って生じる筋状のマークを減らすためには、このような基布に於いて、糸の本数を増やすことが好ましいが、その場合、目詰まりや汚れが更に増大するという問題があった。また、経糸と緯糸とが互いに織り込まれていないため、バット繊維の把持力が低く、脱毛等の問題が発生しやすかった。表面性を大きく損なわず、かつ把持力を高める手段として、経糸からなる層に、3/1組織又は5/1組織などで緯糸を織り込み、浮き糸組織とすることも考えられるが、さらなる把持力の向上が求められていた。また、緯糸のみの小幅基布を繋ぎ合わせて緯糸のみの基布層を作成する際に、機械方向長さを調節するため、糸を抜く等の作業が必要であるが、糸を途中で切断する必要が生じることもあり、その部分がフェルトの使用中に飛び出すおそれがあるという問題があった。特許文献3に記載の手段では、第2方向糸が細く低密度であるため、第1方向糸のみが存在する基布に近い構造となり、ナックルマークが薄くなるが、更なる平滑性の向上が求められていた。
上記問題を鑑み、本発明は、製造される紙に良好な平滑性を与えるとともに、抄紙機で使用中のフェルトの汚れや目詰まりを抑制できる製紙用フェルト基布を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布(1)は、複数の基布層(4,5)を積層させてなる製紙用フェルト基布であって、前記複数の基布層の少なくとも1層は、抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有する経糸(7)と、前記経糸よりも強度が低く、実質的に前記抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有さない緯糸(8)とを有する経糸主体基布層(4)からなり、前記経糸主体基布層は、前記経糸と前記緯糸とが平組織を構成し、前記複数の基布層の少なくとも他の1層は、前記抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有する他の緯糸(11)を有することを特徴とする。ここで、経糸とは、概ね機械方向(抄紙機に於けるフェルトの進行方向)に延在する糸を意味し、緯糸とは、経糸に直交する方向、すなわち、概ね機械交差方向(フェルトの表面に平行で、機械方向に直交する方向)に延在する糸を意味する。
この構成によれば、強度の高い経糸が、概ね直線状に延在し、強度の低い緯糸が、経糸の間を波打つように存在するとともに、経糸に接触する部分に於いては扁平化する。そのため、経糸主体基布層の表面の凹凸が小さくなる。そのため、製造される紙にナックルマークが生じ難い。また、経糸主体基布層は、機械交差方向の強度が弱いながらも経糸に織り込まれた緯糸を有するため、経糸のみからなる層であれば経糸の間隔を一定に保つために必要となる部材(低融点繊維含有シート等)が不要であるため、そのような部材によって目詰まりや汚れが生じることを回避できる。また、経糸と緯糸とが平組織を構成するため、経糸同士が等間隔に配置され、通水性が良好であり、目詰まりも生じ難い。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布は、上記構成に於いて、前記経糸主体基布層の前記経糸は、モノフィラメントの撚糸であることを特徴とする。
この構成によれば、撚糸とすることにより使用中の糸抜けを抑制でき、バット繊維の把持力が向上する。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布は、上記構成の何れかに於いて、前記経糸主体基布層の前記経糸の糸込み数は、6.6〜14.2本/cm(17〜36本/インチ)であることを特徴とする。
この構成によれば、経糸の糸込み数が過小の場合に生じる、プレスパートに於ける湿紙に加わる圧力の不均一を原因とするマークを抑制し、経糸の糸込み数が過大の場合に生じる通水性の低下を抑制できる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布は、上記構成の何れかに於いて、前記経糸主体基布層の前記緯糸は、マルチフィラメントの引き揃え糸、マルチフィラメントの撚糸、紡績糸、マルチフィラメントと紡績糸との撚糸、若しくはモノフィラメントの単糸、又は、これらの組み合わせからなり、該緯糸の引張強度は、30N/本以下であり、該緯糸の太さは、500dtex以下であり、該緯糸の糸込み数は、3.9〜7.9本/cm(10〜20本/インチ)であることを特徴とする。ここで、緯糸に関して「これらの組み合わせ」とは、緯糸の一部に列挙した糸の1つが使われ、緯糸の他の一部に列挙した糸の他の1つが使われていることを意味し、列挙した複数の種類の糸を引き揃え、又は撚り合わせた糸を意味しない。経糸に関して、「これらの組み合わせ」というときも同様である。
この構成によれば、上記第1の構成の効果が、顕著となる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布は、上記構成の何れかに於いて、前記少なくとも他の1層は、前記他の緯糸(11)と、実質的に前記抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有さない他の経糸(12)とが平組織を構成する緯糸主体基布層(5)からなることを特徴とする。
この構成によれば、緯糸主体基布層が、概ね、経糸主体基布層に於ける経糸と緯糸とを逆にした構造となるため、緯糸主体基布層に於いても、経糸主体基布層と同様の作用効果を発揮する。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布は、上記の緯糸主体基布層を含む構成の何れかに於いて、前記緯糸主体基布層の前記他の緯糸は、モノフィラメントの撚糸であり、該他の緯糸の糸込み数は、6.6〜14.2本/cm(17〜36本/インチ)であることを特徴とすることを特徴とする。
この構成によれば、緯糸主体基布層の緯糸が、経糸主体基布層の経糸と同様の特徴を有するため、経糸主体基布層の経糸の場合と同様に、バット繊維の把持力が向上し、プレスパートに於ける湿紙に加わる圧力の不均一を原因とするマークを抑制し、通水性の低下を抑制できる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布は、上記の緯糸主体基布層を含む構成の何れかに於いて、前記緯糸主体基布層の前記他の経糸は、マルチフィラメントの引き揃え糸、マルチフィラメントの撚糸、紡績糸、マルチフィラメントと紡績糸との撚糸、若しくはモノフィラメントの単糸、又は、これらの組み合わせからなり、該他の経糸の引張強度は、30N/本以下であり、該他の経糸の太さは、500dtex以下であり、該他の経糸の糸込み数は、3.9〜7.9本/cm(10〜20本/インチ)であることを特徴とする。
この構成によれば、緯糸主体基布層の経糸が実質的に抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有さないことによる効果がより顕著となる。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態は、上記の構成の何れかの製紙用フェルト基布の製造方法であって、前記経糸主体基布層は、前記経糸及び前記緯糸を有する経糸主体基布用小幅基布が、機械方向に無端となるように螺旋状に巻かれて、該経糸主体基布用小幅基布の幅方向の端部が互いに接合されて作成されたことを特徴とする。更に、緯糸主体基布層を含む構成にあっては、前記緯糸主体基布層は、前記他の緯糸と、前記他の経糸とを有する複数の緯糸主体基布用小幅基布が、該他の経糸の延在方向の端部に於いて互いに接合されることによって作成されることが好ましい。
この構成によれば、小幅基布を使用することにより任意の寸法の基布層が作成できるため、経糸主体基布用小幅基布及び緯糸主体基布用小幅基布を予め作成しておくことにより、納期を短縮することができる。また、緯糸主体基布用小幅基布の緯糸の延在方向と、機械交差方向との傾きを調整することにより、緯糸主体基布層の機械方向長さを調整できる。そのため、緯糸主体基布層の機械方向長さを調整するために、緯糸主体基布用小幅基布の幅方向長さを切断により調節する必要がない。
本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る製紙用フェルト基布の製造方法は、上記構成の何れかに於いて、前記経糸主体基布層の前記緯糸は、低融点糸及び/又は水溶性糸を含むことを特徴とする。
緯糸が低融点性の糸を含む場合には、経糸主体基布層を、溶着により容易に他の基布層に接合することができる。緯糸が水溶性の糸を含む場合には、ニードリング後に緯糸を除去することによって、平滑性、通水性を更に向上させることができる。
本発明によれば、製造される紙に良好な平滑性を与えるとともに、抄紙機で使用中のフェルトの汚れや目詰まりを抑制できる製紙用フェルト基布を提供することができる。
実施形態に係る基布を含む製紙用フェルトの模式的断面図 実施形態に係る基布に於ける経糸主体基布用小幅基布の模式的平面図 実施形態に係る基布に於ける経糸主体基布用小幅基布の写真(a:中間部分、b:幅方向の端部) 実施形態に係る基布に於ける経糸主体基布の模式図 実施形態に係る基布に於ける緯糸主体基布用小幅基布の模式的平面図 実施形態に係る基布に於ける緯糸主体基布の模式図 実施形態に係る基布に於ける緯糸主体基布の変形例の模式図 実施例について圧力分布測定の結果を示す写真(a:実施例1、b:実施例2)
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る製紙用フェルト基布1(以下、「基布1」と記す)を含む製紙用フェルト2(以下、「フェルト2」と記す)の、抄紙機の機械交差方向に直交する断面に於ける模式的断面図である。図1の紙面に於いて、フェルト2に対して上方が製紙面側であり、下方が走行面側である。
フェルト2は、基布1と、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の短繊維シートを基布1にニードリングして形成したバット繊維層3とを備える。基布1は、走行面側に配置された経糸主体基布層4と、製紙面側に配置された緯糸主体基布層5とを備える。
図2及び図3は、経糸主体基布層4を作成するための経糸主体基布用小幅基布6を示す。経糸主体基布用小幅基布6は、丈方向(長手方向)に延在する経糸7と、幅方向(短手方向)に延在して経糸7に織り込まれた緯糸8と、幅方向の端部に丈方向に沿って延在する絡み糸9とを有する。
経糸7は、フェルト2が抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有し、具体的には、40N/本以上の引張強度を持つことが好ましい。経糸7は、モノフィラメントの撚糸とすることが好ましく、単糸の場合に比べて、緯糸8の糸抜けを防止でき、バット繊維層3の繊維の把持力も高まる(図3に於ける経糸7は、0.2mmのモノフィラメントを寄り合わせた2本の糸を寄り合わせた糸である)。経糸7の糸込み数は、6.6〜14.2本/cm(17〜36本/インチ)とすることが好ましく、更に好ましくは、11本/cm(28本/インチ)である。経糸7に使用する糸を細くするほど、糸込み数は増える。経糸7の糸込み数が6.6本/cmを下回ると、プレスパートに於いて湿紙に加わる圧力が不均一になりやすく、経糸7に沿った圧力斑が生じやすくなり、14.2本/cmを上回ると通水性の低下が著しくなる。
緯糸8は、経糸主体基布用小幅基布6を織る際の打ち込み糸としては十分な強度、及びフェルト2の製造過程に於いて、経糸7間の間隔を維持するのに十分な強度を有するが、経糸7よりも強度が低く、実質的に抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度は有さない。例えば、緯糸8として、引張強度が30N/本以下、太さが500dtex以下の糸を使用することができる。緯糸8は、マルチフィラメントの引き揃え糸、マルチフィラメントの撚糸、紡績糸、マルチフィラメントと紡績糸との撚糸、若しくはモノフィラメントの単糸、又は、これらの組み合わせからなることが好ましく、特に、紡績糸を使用することが好ましい。なお、緯糸8としてマルチフィラメントの撚糸を使用する場合には、経糸7より撚り数が少ない甘撚りの屈曲し易い糸であること、例えば、片撚糸であれば3.1回/cm(8回/インチ)以下、諸撚糸であれば、下撚り及び上撚りの双方について3.1回/cm(8回/インチ)以下の撚り数とすることが好ましい。また、緯糸8の糸込み数は、経糸主体基布用小幅基布6の両端部で絡み糸9を絡ませることができる範囲で少ないほうがよく、例えば、3.9〜7.9本/cm(10〜20本/インチ)とすることが好ましい。ニードリング工程の後では、経糸7は、緯糸主体基布層5と接合し、バット繊維層3の繊維とも絡んでいるため、緯糸8が存在する必要性は低下しているため、緯糸8の素材の全部又は一部を水溶性の糸、例えば、ポリビニルアルコールを素材とする糸とし、その部分をニードリング後に除去してもよい。
経糸7及び緯糸8は、平組織を構成する。平組織であることにより、経糸7同士は、等間隔に配置される。また、緯糸8の屈曲強度が経糸7の屈曲強度に比べて著しく弱いため、経糸7は概ね直線的に存在し、緯糸8は、経糸7の間を波打つように存在するとともに、経糸7に接触する部分に於いては扁平化する。そのため、経糸主体基布用小幅基布6にはナックルは形成されないか、形成されるとしても著しく小さい。
絡み糸9は、緯糸8に絡み織で織り込まれ、経糸主体基布用小幅基布6のほつれを防止する。絡み糸9は、モノフィラメント又はマルチフィラメントであることが好ましい。2本1組の絡み糸9が、経糸主体基布用小幅基布6の両端部それぞれに、2組ずつ配置されることが好ましい。各端部の2組の絡み糸9の間には2本の経糸7が延在する。各端部における絡み糸9の組数と、互いに隣接する2組の絡み糸9間の経糸7の本数とは、適宜変更可能である。
図4は、経糸主体基布用小幅基布6から経糸主体基布層4を作成する方法を示す。経糸主体基布層4は、機械方向に無端となるように、経糸主体基布用小幅基布6が螺旋状に巻かれ、1回転させて隣接させた経糸主体基布用小幅基布6の端部同士が接合されることによって形成される。接合させる端部同士は、重ね合わせても、突き合わせてもよい。接合はミシンによる縫製が好ましく、縫製ラインは、千鳥縫いのように内側の絡み織で折り返しながら丈方向対して斜めに形成してもよい。この場合、絡み糸9は、縫製によって経糸主体基布用小幅基布6の連結を維持できるだけの強度が必要である。他の公知の接合手段を用いてもよい。螺旋状に巻かれて接合された経糸主体基布用小幅基布6は、機械交差方向の両端部に生じた段差が、ヒートカッター等の公知の手段によって機械方向に沿って切断されることにより、経糸主体基布層4となる。
図5は、緯糸主体基布層5を作成するための緯糸主体基布用小幅基布10を示す。緯糸主体基布用小幅基布10は、丈方向(長手方向)に延在する緯糸11と、幅方向(短手方向)に延在して緯糸11に織り込まれた経糸12と、幅方向の端部に丈方向に沿って延在する絡み糸13とを有する。
緯糸主体基布用小幅基布10の緯糸11の特徴は、経糸主体基布用小幅基布6の経糸7の特徴に相当し、具体的には、以下の通りである。緯糸11は、フェルト2が抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有し、具体的には、40N/本以上の引張強度を持つことが好ましい。緯糸11は、モノフィラメントの撚糸とすることが好ましく、単糸の場合に比べて、経糸12の糸抜けを防止でき、バット繊維層3の繊維の把持力も高まる。緯糸11の糸込み数は、6.6〜14.2本/cm(17〜36本/インチ)とすることが好ましく、更に好ましくは、11本/cm(28本/インチ)である。緯糸11に使用する糸を細くするほど、糸込み数は増える。緯糸11の糸込み数が6.6本/cmを下回ると、プレスパートに於いて湿紙に加わる圧力が不均一になりやすく、緯糸11に沿った圧力斑が生じやすくなり、14.2本/cmを上回ると通水性の低下が著しくなる。
緯糸主体基布用小幅基布10の経糸12の特徴は、経糸主体基布用小幅基布6の緯糸8の特徴に相当し、具体的には、以下の通りである。経糸12は、緯糸主体基布用小幅基布10を織る際の打ち込み糸としては十分な強度、及びフェルト2の製造過程に於いて、経糸12間の間隔を維持するのに十分な強度を有するが、緯糸11よりも強度が低く、実質的に抄紙機のプレスや走行に耐えられる強度は有さない。例えば、経糸12として、引張強度が30N/本以下、太さが500dtex以下の糸を使用することができる。経糸12は、マルチフィラメントの引き揃え糸、マルチフィラメントの撚糸、紡績糸、マルチフィラメントと紡績糸との撚糸若しくはモノフィラメントの単糸、又は、これらの組み合わせからなることが好ましく、特に、紡績糸を使用することが好ましい。なお、経糸12としてマルチフィラメントの撚り位置を使用する場合は、緯糸11より撚り数が少ない甘撚りの屈曲し易い糸であること、例えば、片撚糸であれば3.1回/cm(8回/インチ)以下、諸撚糸であれば、下撚り及び上撚りの双方について3.1回/cm(8回/インチ)以下の撚り数とすることが好ましい。また、経糸12の糸込み数は、緯糸主体基布用小幅基布10の両端部で絡み糸13を絡ませることができる範囲で少ないほうがよく、例えば、3.9〜7.9本/cm(10〜20本/インチ)とすることが好ましい。ニードリング工程の後では、緯糸11は、経糸主体基布層4と接合し、バット繊維層3の繊維とも絡んでいるため、経糸12が存在する必要性は低下しているため、経糸12の素材の一部又は全部を水溶性の糸、例えば、ポリビニルアルコールを素材とする糸とし、ニードリング後にその部分を除去してもよい。
緯糸11及び経糸12は、平組織を構成する。平組織であることにより、緯糸11同士は等間隔に配置される。また、経糸12の強度が緯糸11の強度に比べて著しく弱いため、緯糸11は概ね直線的に存在し、経糸12は、緯糸11の間を波打つように存在するとともに、緯糸11に接触する部分に於いては、扁平化する。そのため、緯糸主体基布用小幅基布10に形成されるナックルは、著しく小さくなる。
緯糸主体基布用小幅基布10の絡み糸13の特徴は、経糸主体基布用小幅基布6の絡み糸9の特徴に相当し、具体的には、以下の通りである。絡み糸13は、経糸12に絡み織で織り込まれ、緯糸主体基布用小幅基布10のほつれを防止する。絡み糸13は、モノフィラメント又はマルチフィラメントであることが好ましい。2本1組の絡み糸13が、緯糸主体基布用小幅基布10の両端部それぞれに、2組ずつ配置されることが好ましい。各端部の2組の絡み糸13の間には2本の緯糸11が延在する。各端部における絡み糸13の組数と、互いに隣接する2組の絡み糸13間の経糸12の本数とは、適宜変更可能である。
図6は、緯糸主体基布用小幅基布10から緯糸主体基布層5を作成する方法を示す。経糸主体基布層4は、経糸主体基布用小幅基布6を螺旋状に巻いて作成したが、緯糸主体基布用小幅基布10では、緯糸11の延在方向が長手方向であるため、緯糸主体基布層5は、経糸主体基布層4のように作成することができない。なお、緯糸主体基布用小幅基布10に於いて、緯糸11の延在方向が長手方向であるのは、織物を織るときの整経糸には強度の低い糸は使用できないため、緯糸主体基布用小幅基布10を織るときは、強度の高い緯糸11を整経糸として用い、強度の低い経糸12を打ち込み糸として用いるためであり、打ち込み糸の延在方向の長さは織機の大きさによって制限されるためである。そこで、緯糸11の延在方向の長さが、基布1の機械交差方向の長さになるように緯糸主体基布用小幅基布10を切断し、切断した緯糸主体基布用小幅基布10の各々を緯糸11が抄紙機の機械交差方向に延在するように、かつ長手方向の両端部が整合するように機械方向に沿って並べ、互いに隣接する幅方向の端部を接合する。端部の接合は、経糸主体基布用小幅基布6の端部の接合と同様に、絡み糸13間を縫製する等の方法で行える。
なお、緯糸主体基布層5の機械方向の長さを調節するために緯糸主体基布用小幅基布10をその経糸12の中間で切断してもほつれないように、絡み糸を、経糸12の延在方向に沿った所定の間隔ごとに、緯糸11の延在方向に沿って、絡み織で織り込んでもよい。また、緯糸主体基布用小幅基布10の経糸12を伸縮性が高い構造や素材の糸として、緯糸主体基布層5の機械方向長さを調節してもよい。
図7は、緯糸主体基布用小幅基布10から緯糸主体基布層5を作成する方法の変形例を示す。この変形例では、緯糸11の延在方向の長さが、基布1の機械交差方向の長さよりも長くなるように切断された緯糸主体基布用小幅基布10を、その緯糸11が、抄紙機の機械交差方向に対してわずかに傾くように配置する。このような向きに配置された、切断された緯糸主体基布用小幅基布10を機械方向に沿って並べ、その幅方向端部を縫製等により接合する。その後、機械交差方向の長さが、基布1の機械交差方向の長さになるように、接合された緯糸主体基布用小幅基布10の機械交差方向の両端部を切断する。緯糸11の機械交差方向に対する傾きを調整することで、緯糸主体基布用小幅基布10の幅を切断して調節しなくとも、緯糸主体基布層5の機械方向長さを調整できる。
作成した経糸主体基布層4及び緯糸主体基布層5を互いに重ね合わせて基布1を作成する。なお、縫製又は溶着等の公知の方法により経糸主体基布層4及び緯糸主体基布層5を互いに接合してもよい。溶着により接合する場合は、経糸主体基布用小幅基布6の緯糸8及び緯糸主体基布用小幅基布10の経糸12の素材として、低融点繊維を含むことが好ましい。なお、緯糸主体基布層5は、切断した緯糸主体基布用小幅基布10の各々を経糸主体基布層に積層しながら、切断した緯糸主体基布用小幅基布10同士を接合して作成してもよい。
作成された基布1に短繊維シートをニードリングしてバット繊維層3を形成することにより、フェルト2が作成される(図1参照)。
なお、上記の各糸に使用されるフィラメントは、ポリアミド系樹脂やポリエステル系樹脂等を素材とすることができる。ポリアミド樹脂は、脂肪族ポリアミド樹脂が好ましく、更には、ナイロンが好ましい。ナイロンとしては、66ナイロン、6ナイロン、12ナイロン、11ナイロン、610ナイロン、612ナイロン等が挙げられる。また、ポリエステル系樹脂は、ジカルボン酸とグリコールとからなるポリエステルであれば特にその種類に限定されず、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート等であってよい。
経糸主体基布層4の緯糸8及び緯糸主体基布層5の経糸12の強度が低いため、それぞれが、経糸主体基布層4の経糸7及び緯糸主体基布層5の緯糸11に織り込まれることによって、経糸主体基布層4及び緯糸主体基布層5の表面の凹凸が小さくなるため、製造される紙に生じるナックルマークが小さくなり、紙の平滑性が向上する。経糸主体基布層4及び緯糸主体基布層5のそれぞれの、経糸7,12及び緯糸8,11が平組織を形成するため、経糸7,12及び緯糸8,11は、それぞれ、等間隔に配置される。そのため、通水性が良好となり、目詰まりも生じ難い。経糸主体基布層4の緯糸8及び緯糸主体基布層5の経糸12は、強度が低く、細いため、フェルト2の使用中に生じる目詰まりや汚れの原因とはなり難く、目付けを重くする原因にもなり難い。経糸及び緯糸の双方が十分な強度を有する従来の小幅基布では、端部接合部と地部においてニードルでのバットの絡み方に差ができやすいため、接合部でマークを発生させることが多かったが、強度の低い緯糸8を使用することで、地部と接合部のニードルでのバットの絡み方の差が無くなるため、螺旋状のマークが抑制することができる。平組織であるため、さらに、経糸主体基布層4の経糸7及び緯糸主体基布層5の緯糸11が撚糸であるため、バット繊維の把持力が高い。また、経糸主体基布層4の経糸7及び緯糸8が平組織を構成し、緯糸主体基布層5の緯糸11及び経糸12が平組織を形成するため、緯糸8及び経糸12の素材の全部を水溶性の糸とした場合を除いて、平組織であることによってもバット繊維の把持力を高めることができる。また、経糸主体基布用小幅基布6及び緯糸主体基布用小幅基布10は、製造すべき基布1の寸法に関わらず、共通のものを使用できるため、予め製造しておくことができ、納期を短縮できる。経糸主体基布層4の経糸7及び緯糸主体基布層5の緯糸11として、細い糸を使用することで基布1を薄いラミネートとすることができ、太い糸を使用することで基布1を高ボイドとすることができる。
本発明の実施例に係る基布を有するフェルトの圧力分布測定を行った。実施例1及び実施例2の基布は、それぞれ、2層の基布層を備える。実施例1の走行面側の基布層は、経糸及び緯糸の双方が、抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有する強度を備えた織布からなり、製紙面側の基布層が上記実施形態の経糸主体基布層に相当する。実施例2の基布は、上記実施形態の経糸主体基布層と緯糸主体基布層を積層した基布に相当する。実施例1及び実施例2の構成は、以下の通りである。
実施例1:
下層基布
経糸 φ0.20mm×2×3本撚糸(8.3本/cm(21本/インチ))
強度100N/本
緯糸 φ0.30mm単糸(8.3本/cm(20本/インチ))
強度40N/本
ヒラ組織、
上層基布
経糸 φ0.20mm×2×2本撚糸(10.2本/cm(26本/インチ))
強度70N/本
緯糸 φ0.20mm×2×2本撚糸(8.3本/cm(20本/インチ))
強度70N/本
3/1組織
実施例2:
下層基布
経糸 φ0.20mm×2×3本撚糸(10.2本/cm(26本/インチ))
強度100N/本
緯糸 400dtexマルチフィラメント撚糸(5.9本/cm(15本/インチ))
強度20N/本
ヒラ組織、
上層基布
経糸 300dtex紡績糸(5.9本/cm(15本/インチ))
強度10N/本
緯糸 φ0.20mm×2×2本撚糸(10.2本/cm(26本/インチ))
強度70N/本
ヒラ組織
全ての糸について、材質はナイロン糸である。
図8に、圧力分布測定の結果を示す(a図:実施例1、b図:実施例2)。実施例1では、走行面側基布層の織布のナックルマークが現れたが、製紙面側に従来の織布(経糸及び緯糸の双方が、抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有する強度を備えた織布)を使用した物に比べて、マークが薄かった。実施例2では、ナックルマークが現れず、平滑性が大きく向上した。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、経糸主体基布層を製紙面側に配置し、緯糸主体基布層を走行面側に配置してもよい。基布は、3層以上の基布層を有してもよい。緯糸主体基布層に代えて、抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度の緯糸を有する公知の基布層、例えば、袋織で作成した基布等を用いてもよい。経糸主体基布層及び緯糸主体基布層は、小幅基布を利用する製造方法によらずに作成してもよい。
1:製紙用フェルト基布
2:フェルト
3:バット繊維層
4:経糸主体基布層
5:緯糸主体基布層
6:経糸主体基布用小幅基布
7:(経糸主体基布層/経糸主体基布用小幅基布の)経糸
8:(経糸主体基布層/経糸主体基布用小幅基布の)緯糸
9:(経糸主体基布層/経糸主体基布用小幅基布の)絡み糸
10:緯糸主体基布用小幅基布
11:(緯糸主体基布層/緯糸主体基布用小幅基布の)緯糸(他の緯糸)
12:(緯糸主体基布層/緯糸主体基布用小幅基布の)経糸(他の経糸)
13:(緯糸主体基布層/緯糸主体基布用小幅基布の)絡み糸

Claims (10)

  1. 複数の基布層を積層させてなる製紙用フェルト基布であって、
    前記複数の基布層の少なくとも1層は、抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有する経糸と、前記経糸よりも強度が低く、実質的に前記抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有さない緯糸とを有する経糸主体基布層からなり、
    前記経糸主体基布層は、前記経糸と前記緯糸とが平組織を構成し、
    前記複数の基布層の少なくとも他の1層は、前記抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有する他の緯糸を有することを特徴とする製紙用フェルト基布。
  2. 前記経糸主体基布層の前記経糸は、モノフィラメントの撚糸であることを特徴とする請求項1に記載の製紙用フェルト基布。
  3. 前記経糸主体基布層の前記経糸の糸込み数は、6.6〜14.2本/cmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の製紙用フェルト基布。
  4. 前記経糸主体基布層の前記緯糸は、マルチフィラメントの引き揃え糸、マルチフィラメントの撚糸、紡績糸、マルチフィラメントと紡績糸との撚糸、若しくはモノフィラメントの単糸、又は、これらの組み合わせからなり、該緯糸の引張強度は、30N/本以下であり、該緯糸の太さは、500dtex以下であり、該緯糸の糸込み数は、3.9〜7.9本/cmであることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の製紙用フェルト基布。
  5. 前記少なくとも他の1層は、前記他の緯糸と、実質的に前記抄紙機のプレスや走行に耐えられる十分な強度を有さない他の経糸とが平組織を構成する緯糸主体基布層からなることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の製紙用フェルト基布。
  6. 前記緯糸主体基布層の前記他の緯糸は、モノフィラメントの撚糸であり、該他の緯糸の糸込み数は、6.6〜14.2本/cmであることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の製紙用フェルト基布。
  7. 前記緯糸主体基布層の前記他の経糸は、マルチフィラメントの引き揃え糸、マルチフィラメントの撚糸、紡績糸、マルチフィラメントと紡績糸との撚糸、若しくはモノフィラメントの単糸、又は、これらの組み合わせからなり、該他の経糸の引張強度は、30N/本以下であり、該他の経糸の太さは、500dtex以下であり、該他の経糸の糸込み数は、3.9〜7.9本/cmであることを特徴とする請求項5又は6に記載の製紙用フェルト基布。
  8. 前記経糸主体基布層は、前記経糸及び前記緯糸を有する経糸主体基布用小幅基布が、機械方向に無端となるように螺旋状に巻かれて、該経糸主体基布用小幅基布の幅方向の端部が互いに接合されて作成されたことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の製紙用フェルト基布の製造方法。
  9. 前記経糸主体基布層は、前記経糸及び前記緯糸を有する経糸主体基布用小幅基布が、機械方向に無端となるように螺旋状に巻かれて、該経糸主体基布用小幅基布の幅方向の端部が互いに接合されて作成され
    前記緯糸主体基布層は、前記他の緯糸と、前記他の経糸とを有する複数の緯糸主体基布用小幅基布が、該他の経糸の延在方向の端部に於いて互いに接合されることによって作成されたことを特徴とする請求項8に記載の製紙用フェルト基布の製造方法。
  10. 前記経糸主体基布層の前記緯糸は、低融点糸及び/又は水溶性糸を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の製紙用フェルト基布の製造方法。
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