JP2532447B2 - エンドレスインクリボンの製造方法 - Google Patents

エンドレスインクリボンの製造方法

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JP2532447B2
JP2532447B2 JP62065803A JP6580387A JP2532447B2 JP 2532447 B2 JP2532447 B2 JP 2532447B2 JP 62065803 A JP62065803 A JP 62065803A JP 6580387 A JP6580387 A JP 6580387A JP 2532447 B2 JP2532447 B2 JP 2532447B2
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直博 中田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J33/00Apparatus or arrangements for feeding ink ribbons or like character-size impression-transfer material
    • B41J33/02Ribbon arrangements
    • B41J33/10Arrangements of endless ribbons

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はタイプライター、各種プリンター等に使用さ
れるエンドレスインクリボンの製造方法に関する。特に
単色又は多色のリボン両端部を重ね合わせ加熱し、その
部分の熱可塑性合成材料を融着させることを含む方法に
関する。
従来技術 従来、この種のインクリボンの一般的製造方法として
は、プラスチックフィルム研究会編:プラスチックフィ
ルム−加工と応用−、95頁−105頁、技報堂出版(株)
(1971)に記載されているものがある。中でも超音波接
合方法によるものが普及しつつある。
このような超音波接合方法を用いたエンドレスインク
リボンの製造方法としては特開昭51−40209号公報及び
特公昭61−11796号公報に示されているものがある。前
者は、熱可塑性合成材料からなる有端リボン片の端部を
重ね合わせ、表面が格子状または網目状の形状に加工さ
れた超音波の出力ホーンによりまたは重ね合わせ部を金
網で挟持し、通常のホーンによりリボンを格子状または
網目状に融着させる方法である。後者は、表面が点状も
しくは破線状またはこれらの組合せた不連続形状に加工
されたホーンを用いて、リボンを不連続的に融着せしめ
るものである。
発明の解決しようとする問題点 現在、タイプライターやプリンターの分野でエンドレ
スインクリボンが多数採用されている。このようなエン
ドレスインクリボンの基材には熱可塑性合成材料の一種
であるナイロン繊維生地がよく使用されている。このよ
うなリボン生地に一般的な超音波接合を行う場合には、
接合部全体を融着させフィルム化してしまうために、リ
ボンの融着させるべき部分のセル構造(毛細管構造)を
破壊してしまい、この結果エンドレスインクリボンの融
着部では、インクが供給されないために印字が不可能と
なってしまうのである。また可とう性を喪失してしまう
ために、繊維部との境界で切断しやすいものになってし
まうのである。
このような欠点を改善するという目的に対して特開昭
第51−40209号公報および特公昭第61−11796号公報に記
載の発明があるが、これらは部分的にセル構造を残して
上記欠点を改善しようとするものである。しかし逆にい
えば、接合はリボン繊維をフィルム化することにより行
われているのである。従って、フィルム化した部分につ
いては依然として、印字が不可能であり、そしてリボン
の切断が生じてしまうのである。加えて、これらの方法
で製造されたエンドレスインクリボンをワイヤードット
プリンターに使用した場合には、ワイヤーによる微細な
穴が生じてしまい、印字が不完全になってしまうばかり
でなく、ワイヤードットプリンターのヘッドのワイヤー
が生じた穴に引掛り折れてしまうことがあったのであ
る。更に、このような穴が融着部に数多く生じることに
より、融着部分でリボンの切断が生じやすいものであ
る。また、ホーンとアンビル(下刃)の間に金網を挟む
場合には、その金網が接触しているホーンとアンビルの
部分、そしてホーンの表面を凸状に加工した場合には、
凸状部分にそれぞれ圧力が集中するために、それらの摩
耗が助長されてしまうのである。従ってホーン及びアン
ビルの長期使用は困難なのである。
本発明の目的は上記の欠点を生じないエンドレスイン
クリボンの製造方法を与えることにある。
問題点を解決するための手段 上記の欠点は、リボンの継ぎ目の原形、即ち少なくと
もリボン生地の表面のセル構造を接合後にも維持するこ
とにより解決されるのである。
即ち、本発明は、リボン両端部を重ね合わせて継ぎ目
とするエンドレスインクリボンの製造方法において、リ
ボンの両端部を重ね合わせ、その際その両側に柔軟性を
有する基材で挟持し、該重ね部を内部加熱接合し、接合
ののち、該柔軟性を有する基材を該リボンの重ね合わせ
部分から引き離すことを含んで成る製造方法である。
上記の本発明の構成により、エンドレスインクリボン
の接合部をフィルム化することなくセル構造を保持した
まま強度的にも十分なエンドレスインクリボンを製造す
ることができるのである。
エンドレスリボンのリボンとしては、従来使用してい
たものが用い得るが一般には熱可塑性合成材料の繊維織
物が用いられる。好ましくはナイロン系の織物が用いら
れるが、天然繊維が混紡されている繊維織物でもよい。
インク材料も常用のものでよい。
リボンの両端部を重ね合わせるのはエンドレスとする
ためである。一般にその重ね合わせ幅は、必要に応じて
選択されるが、好ましくは約0.3〜0.7mm程度である。
柔軟性を有する基材としては織物、不織物、フィルム
または紙を用いることができる。例えば、木綿・麻・絹
・ウールなどこの天然繊維からなる織物やフェルト・ナ
イロン・アクリル・ポリウレタン・ビスコスレーヨン・
ポリエステルなどの織物やフィルム、および、美濃紙や
がんび紙といった和紙やトレーシングペーパーとかグラ
シン紙とか行った西洋紙が使用できる。好ましくは、接
合ののち、該柔軟性を有する基材をリボンの両端部の重
ね合わせ部分から引き離してエンドレスインクリボンを
製造するという作業性から言えば、リボン基材より軟化
点の高いものがよく、更に良いものとしてはセルロース
系のような一般的に軟化点をもたないものが、リボン基
材と仮接着もないことより良い結果が得られるので好ま
しい。特に離型性を有し、接合ののち容易にリボンから
引き離すことのできるものが好ましい。但し、該柔軟性
を有する基材は、リボンを融着する際にリボンと融着し
ないものである。また、これらの柔軟性基材の厚さは5
μ以上1mm以下のものが好ましい。柔軟性を有する基材
は、リボンを接合する前にリボンの継ぎ目にすべき重ね
合わせ部の両側を挟持するように置かれる。片側だけで
は、リボンのセル構造を破壊しすぎるからである。ま
た、柔軟性を有する基材は少なくともリボンの継ぎ目と
なるべき部分を覆うように挟持する。
内部加熱接合とは、一般に超音波接合又は高周波接合
を意味する。好ましくは超音波接合を意味する。接合は
一般に継ぎ目が斜めになるように幅約0.3〜0.7mmで接合
される。
接合ののち、該柔軟性を有する基材をリボンの重ね合
わせ部分から引き離す場合には、任意の方法で行うこと
ができる。
以下に本発明の製造方法の実施例を示すが本発明はこ
れらに限定されるものではない。
実施例 ナイロン−66(40D−40D高密度生地)にエンドレスイ
ンクとして一般的なインクを塗布してインクリボンと
し、そのインクリボンの両端を重ね合わした。その部分
を両側から厚さ120μの綿生地で挟み、超音波接合機
(超音波ウエルダー8400、ブランソンン製)のホーンと
アンビルの間に置いた。アルビン−ホーン線は0.4mmと
し、出力20KHz、接合時間0.6秒でリボンを接合し、次い
で、綿生地をリボンから引き離してエンドレスとした。
同様に柔軟性を有する基材を用いないで同じ方法を繰り
返して比較のためのエンドレスインクリボンを製造し
た。
それぞれのエンドレスインクリボンの継ぎ目の両側の
繊維形状の電子顕微鏡写真(二次電子像、加速電圧15k
V、試料傾斜角15°、倍率50倍)を撮影した(第1〜4
図)。また、それぞれのインクリボンを用いてワイヤー
ドットプリンターによる印字を行った(第5図及び第6
図)。
第1図及び第2図は本発明の製造方法により製造され
たエンドレスインクリボンの継ぎ目の、それぞれホーン
側及びその裏側のリボン基材の繊維形状を示している。
第3図及び第4図は比較のために製造されたエンドレス
インクリボンの、それぞれホーン側及びその裏側のリボ
ン基材の繊維形状を示している。
第1図及び第2図は、本発明によるエンドレスインク
リボンの接合部のセル構造が破壊されていないことを明
確に示している。
第3図及び第4図は、従来の超音波接合方法による比
較のためのエンドレスインクリボンの接合部のセル構造
が著しく破壊され、フィルム化していることを示してい
る。
また、印字結果の観点からのインクリボンの接合部の
繊維形状に関し、第5図は、本発明によるエンドレスイ
ンクリボンがリボン接合部においても、連続印字を与え
る繊維形状を有していることを示している。一方第6図
は、従来の方法で接合された比較のためのエンドレスイ
ンクリボンがリボン接合部において、完全に印字されな
い部分を生じさせる繊維形状を有していることを示して
いる。
発明の効果 本発明によれば、リボン生地のセル(繊維の毛細管構
造)構造が残っており、印字かけもなく、その上耐久力
があるエンドレスインクリボンができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の製造方法により製造されたエンドレ
スインクリボンのホーン側の継ぎ目の繊維形状の電子顕
微鏡写真である。 第2図は、そのホーンの裏側の継ぎ目の繊維形状の電子
顕微鏡写真である。第2図は、そのホーンの裏側の継ぎ
目の繊維形状の電子顕微鏡写真である。 第3図は、単に超音波接合したエンドレスインクリボン
のホーン側の継ぎ目の繊維形状の電子顕微鏡写真であ
る。第4図は、そのホーン裏側の継ぎ目の繊維形状の顕
微鏡写真である。 第5図は、本発明の製造方法で製造されたエンドレスイ
ンクリボンの接合部での印字結果を示す図である。 第6図は、従来の方法により超音波接合したエンドレス
インクリボンの接合部での印字結果を示す図である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維によって毛細管構造が形成されている
    生地からなるリボンの両端部を重ね合わせて継ぎ目とす
    るエンドレスインクリボンの製造方法において、リボン
    の両端部を重ね合わせ、その際、その両側を柔軟性を有
    する基材で挟持し、該重ね合わせ部を内部加熱接合し、
    接合ののち、該柔軟性を有する基材を該リボンの重ね合
    わせ部分から引き離すことを含んで成る製造方法。
  2. 【請求項2】柔軟性を有する基材が織物、フィルムおよ
    び紙である特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
  3. 【請求項3】柔軟性を有する基材がリボンの軟化点とほ
    ぼ同じかまたはリボンの軟化点以上の軟化点を持つか、
    または一般的に軟化点を持たない特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の製造方法。
  4. 【請求項4】柔軟性を有する基材が5μ以上1mm以下の
    厚みを有する柔軟性基材である特許請求の範囲第1項乃
    至第3項のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】柔軟性を有する基材が離型性を有し、接合
    ののち、容易に引き離す事ができ、且つリボンの接合の
    際にリボンと融着しないものである特許請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれか一項に記載の製造方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5553586A (en) * 1978-10-13 1980-04-19 Fujitsu Ltd Endless ink ribbon
JPS5828339A (ja) * 1981-07-20 1983-02-19 Fuji Xerox Co Ltd 誘電体フイルムの接合方法

Patent Citations (2)

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