JP4137210B2 - 粘着シート用カッタ - Google Patents

粘着シート用カッタ Download PDF

Info

Publication number
JP4137210B2
JP4137210B2 JP02964798A JP2964798A JP4137210B2 JP 4137210 B2 JP4137210 B2 JP 4137210B2 JP 02964798 A JP02964798 A JP 02964798A JP 2964798 A JP2964798 A JP 2964798A JP 4137210 B2 JP4137210 B2 JP 4137210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
fixed blade
rotary blade
adhesive sheet
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02964798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11226894A (ja
Inventor
勇 鈴木
源治 押野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP02964798A priority Critical patent/JP4137210B2/ja
Publication of JPH11226894A publication Critical patent/JPH11226894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4137210B2 publication Critical patent/JP4137210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートの少なくとも片面に糊が付着されている粘着シートを切断するのに適した粘着シート用カッタに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図10に示すように、連続した台紙(ライナ)52上に所定の間隔Sを置いてラベル片53が貼り付けられているラベル51を、その間隔Sの1点鎖線で示す部分で図13に示すような固定刃54と、その固定刃54の長手方向に沿って往復移動する回転刃55とによって切断した場合には、その固定刃54と回転刃55は共に図10のラベル片53の内側の糊面53aに接することがないので、それらに糊が付着することはない。
【0003】
しかしながら、図11に示すように連続した台紙62上にラベル紙63の糊56が付着された側の面が連続して貼り付けられているラベル61や、図12に示すように内側に糊面71aを有する連続したラベル紙71のみであって、台紙が設けられていないライナレスラベル70を、それぞれ1点鎖線で示すような所定の間隔で図13に示したような固定刃54と回転刃55とによって切断する場合には、それらの刃に糊が付着しやすい。
【0004】
すなわち、図13及び図14に示すように固定刃54には、その上面54aと、側面54bの回転刃55の刃先に対応する部分に、糊56が回転刃55の矢示Aで示す往復移動方向に沿って図示のように付着しやすい。
また、図13及び図15に示すように回転刃55には、その刃先55a付近の固定刃54と接触しない先端部斜面55bの部分に、全周に亘って糊56が付着しやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、固定刃や回転刃に糊が付着してしまうと、それが原因でラベルやライナレスラベル等の粘着シートを切断することができなくなったり、切断することができたとしても、その切断したラベルが糊により固定刃にくっついてしまって所定の場所まで落下しなくなってしまったりするようになる。
そのため、従来は定期的に固定刃や回転刃に付着した糊を清掃する必要があったので、それが面倒であった。
【0006】
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ラベルやライナレスラベル等の糊面を有する粘着シートを切断しても、固定刃や回転刃清掃する面倒な作業をしなくても済むようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、固定刃と、その固定刃に沿って刃先を含む一方の面を該面と対向する前記固定刃の面に接触させながら往復移動する回転刃とを備えた粘着シート用カッタにおいて
その回転刃が固定刃上の切断位置にセットされた粘着シートを切断する位置において、その回転刃が固定刃に対して最も深くラップする部分の刃先に対応する固定刃の上記面に、上記回転刃の刃先が接触しないようにするための逃げ部を形成し、
上記回転刃の少なくとも刃先付近の上記固定刃と接触しない面にシリコンオイルを付着させるオイル含浸フェルトを設け
そのオイル含浸フェルトは、上記回転刃と共に上記往復移動方向に移動して該回転刃の少なくとも刃先付近の上記固定刃と接触しない面に常に接触していることを特徴とする。
【0008】
従来の粘着シート用カッタでは、粘着シートを固定刃上の切断位置にセットして、回転刃を移動させることにより切断すると その切断の際に回転刃の固定刃に対して最も深くラップする刃先に対応する固定刃側の面に粘着シートの糊が付着しやすかったが、この発明による上記粘着シート用カッタでは、その回転刃の刃先に対応する固定刃側の面には、回転刃の刃先が接触しないようにするための逃げ部を形成しているので、固定刃には粘着シートからの糊が付着しない。
また、回転刃の少なくとも刃先付近の固定刃と接触しない面には、回転刃と共に往復移動するオイル含浸フェルトにより常にシリコンオイルが付着されるので、その面に糊が付着するのを防止することができる。
【0009】
さらに、上記固定刃の逃げ部を、上記回転刃の移動領域の全域に亘って上記刃先がその固定刃に接触しないように回転刃の往復移動方向に沿ってその全域に亘って形成した溝にするとよい
そうすれば、固定刃に形成する逃げ部は、回転刃の往復移動領域の全域に亘って形成した単なる溝でよいので、簡単に製作することができる。
【0010】
上記固定刃の上記面に回転刃の刃先が接触しないようにするための逃げ部を形成するのに代えて、上記回転刃固定刃上の切断位置にセットされた粘着シートを切断する位置において、その回転刃が固定刃に対して最も深くラップする部分の刃先に対応する上記固定刃の上記面に、回転刃の移動領域の全域に亘って粘着シートの粘着面に付着されている糊が付着しないようにする非粘着処理を施してもよい。
【0011】
そうすれば、固定刃上の切断位置にセットした粘着シートを切断した際に、その切断された粘着シートの切断面が、回転刃の固定刃に対して最も深くラップする部分の刃先に対応する位置に移動しても、その位置に対応する固定刃のには粘着シートの粘着面に付着されている糊が付着しないようにする非粘着処理が施されているので、その粘着シートの糊が固定刃に付着するようなことがない。
【0012】
あるいはまた、上記固定刃を、上記回転刃の刃先の周方向の一部がその回転刃の往復移動領域の全域に亘ってその固定刃の切断位置にセットされた粘着シートの面に対して直交する方向の端縁から外側にはみ出すように配設してもよい。
【0013】
このようにすれば、粘着シートを固定刃上の切断位置にセットして、それを回転刃を移動させることにより切断すると、粘着シートの回転刃によって切断された部分の端面は回転刃の刃先部分まで移動されるが、その回転刃の刃先部分は、固定刃の切断位置にセットされた粘着シートの面に対して直交する方向の端縁から外側にはみ出すようになっているので、切断された粘着シートの切断面に露出している糊が固定刃側に付着するようなことがない。
【0014】
また、上記オイル含浸フェルトが、上記回転刃と共に往復移動方向に移動しながら上記回転刃の刃先付近の固定刃と接触しない面とその固定刃に接触する面とに常に接触しているようにするとよい。
【0015】
このようにすれば、固定刃上の切断位置にセットした粘着シートを回転刃で切断すると、その際に粘着シートの糊が回転刃の固定刃に接触する面と、その回転刃の刃先付近の固定刃と接触しない面とに付着しそうになるが、その両方の面にオイル含浸フェルトによりシリコンオイルが付着されているので、いずれの面にも糊が付着しない。
【0016】
【0017】
さらに、上記回転刃の固定刃に対する往復移動範囲が、往方向と復方向の各移動限でその回転刃の刃先の一部が固定刃の両側の各端部から上記往復移動方向にそれぞれ外れる移動範囲であり、その往方向と復方向の各移動限では回転刃の回転中心の位置が固定刃の両側の各端部よりもそれぞれ内側にあるように、上記各粘着シート用カッタを構成するとよい。
【0018】
このようにすれば、回転刃が往復移動することによって粘着シートを切断しても、その際に回転刃は往方向と復方向のそれぞれ移動限で、その刃先の一部が固定刃の両側の各端部から必ず上記往復移動方向にそれぞれ外れた位置になるので、その固定刃には回転刃の往方向と復方向のそれぞれ移動限に対応した位置に粘着シートの糊が堆積するようなことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態例を示す粘着シート用カッタの斜視図である。
この粘着シート用カッタは、印字装置の固定部等に固定される固定刃1と、その固定刃1の長手方向に沿って図示しないガイドに案内されて、図1の円内に断面を示すように、刃先2bを含む一方の面2dを該面と対向する固定刃1側の面に接触させながら矢示A方向に往復移動する回転刃2とを備えている。
【0020】
そして、この粘着シート用カッタは、回転刃2図1に仮想線で示すように固定刃1上の切断位置にセットされた粘着シート3を切断する位置において、その回転刃2が固定刃1に対して最も深くラップする部分(最下位置)2aの刃先2bに対応する固定刃1側の面に、回転刃2の刃先2bが接触しないようにするための逃げ部となる溝4を、その固定刃1の長手方向の全域に亘って形成している。したがって、その固定刃1には、回転刃2の移動領域の全域に亘って溝4が形成されている。
【0021】
また、この粘着シート用カッタは、回転刃2の少なくとも刃先2b付近の固定刃1と接触しない面である先端部斜面2cに、シリコンオイルを付着させるオイル含浸フェルト5を、その回転刃2の上部側に常に接触させて設けている。
【0022】
そのオイル含浸フェルト5は、この実施の形態のものは図1に示すように、シリコンオイルを含浸させた2枚のフェルト部材からなり、その2枚のフェルト部材の間に回転刃2の一部が接触しながら回転することにより、回転刃2の固定刃1と接触しない先端部斜面2cと、固定刃に接触する面2dとに常に接触する。そして、このオイル含浸フェルト5が、回転刃2と共に矢示Aで示す往復移動方向に移動するようになっている。
【0023】
それによって、そのオイル含浸フェルト5は、回転刃2が粘着シート3を切断した際に、その粘着シート3の糊面に付着している糊が回転刃2に付着しないようにしたり、その糊が付着したときにはそれを払拭して取り除く働きをする。
なお、このオイル含浸フェルト5は、回転刃2の固定刃1と接触しない先端部斜面2cにだけ接触するものであってもよい。
【0024】
この粘着シート用カッタは、図1に仮想線で示したように粘着シート3を固定刃1上の所定の切断位置にセットし、それを回転刃2を移動させることにより切断すると、その際に回転刃2の固定刃1に対して最も深くラップする部分2aの刃先2b付近に、切断された粘着シート3の切断面が位置するようになる。
【0025】
しかしながら、その回転刃2の刃先2bに対応する固定刃1側の面には、前述したように回転刃2の刃先2bが接触しないようにするための溝4が形成されているため、上記のように切断されて最も深くラップする部分2aの位置まで移動された粘着シート3の切断面が固定刃1に接触しないので、粘着シート3の切断面に露出した糊が固定刃1に付着するようなことがない。
したがって、切断時に粘着シート3の切断面に露出した糊が、図13で説明した従来の粘着シート用カッタのように固定刃54の側面54bの場所に付着するようなことがなく、その糊は粘着シート3側に付着されたまま切断されていく。
【0026】
また、回転刃2の少なくとも刃先2b付近の固定刃1と接触しない先端部斜面2cにはオイル含浸フェルト5との接触によりシリコンオイルが付着されているので、その先端部斜面2cにも糊が付着しない。
さらに、固定刃1に形成している溝4は、回転刃2の移動領域の全域に亘って形成するようにした単なる溝であるため、それを簡単に製作することができる。
【0027】
図2はこの発明による粘着シート用カッタの他の実施の形態を示す図1と同様な斜視図である。
この粘着シート用カッタは図1に示したカッタと同様に、固定刃11と、その固定刃11に沿って矢示A方向に往復移動する回転刃2とを備えており、その固定刃11は回転刃2の刃先2bの周方向の一部(最下部付近)がその回転刃2の移動領域の全域に亘ってその固定刃11の切断位置にセットされた粘着シート(図示を省略しているので図1を参照)の面に対して直交する矢示E方向の下端縁11aから下側に、はみ出すように配設されている。
【0028】
そして、この粘着シート用カッタは、回転刃2の刃先2b付近の固定刃11と接触しない先端部斜面2cと固定刃11に接する面2d、及びその面2dに平行な前面2eとに常に接触してシリコンオイルを付着させるオイル含浸フェルト15を設けると共に、そのオイル含浸フェルト15を回転刃2と共に矢示Aの往復方向に移動するようにしている。
【0029】
この粘着シート用カッタによれば、回転刃2を移動させて固定刃11上にセットした粘着シート3(図1参照)を切断すると、粘着シート3の回転刃2によって切断された部分の切断面は回転刃2の刃先2bの部分まで移動されるが、その回転刃2の刃先2bの最下部に位置する部分は、上述したように固定刃11の下端縁11aから下側にはみ出すようになっているので、その粘着シート3の切断面に露出した糊が固定刃11に付着するようなことがない。
【0030】
そして、この実施の形態による粘着シート用カッタは、図1で説明した粘着シート用カッタの固定刃1のように、そこに回転刃2の固定刃1に対して最も深くラップする部分2aに対応させて溝4を形成する必要がないので、その溝4を加工しなくて済む分だけ安価にできる。
【0031】
図3は固定刃の一部に非粘着処理を施すようにした粘着シート用カッタの実施の形態を示す斜視図、図4は同じくその粘着シート用カッタを一部を断面状態にして示す側面図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
この粘着シート用カッタは、回転刃2を固定刃1′上の切断位置に図3に仮想線で示すようにセットした粘着シート3を切断する位置(仮想線図示位置)において、その回転刃2が固定刃1′に対して最も深くラップする部分2aの刃先2bに対応する固定刃1′側の面に、回転刃2の移動領域の全域に亘って粘着シート3の粘着面に付着されている糊が付着しないようにする非粘着処理を施した非粘着処理部10を設けている。
その非粘着処理部10は、例えば非粘着剤を固定刃1′に焼付塗装することにより形成する。
【0032】
なお、この実施の形態においても、図1で説明した粘着シート用カッタと同様に、回転刃2にシリコンオイルを付着させるオイル含浸フェルト5を設けている。
このように、固定刃1′側の面の回転刃2の刃先2bに対応する部位に非粘着処理部10を形成するようにしても、回転刃2と固定刃1′とによって切断された粘着シート3の切断面に露出した粘着性を有する糊は、固定刃1′に形成されている非粘着処理部10には付着しないので、それが付着する場所がないため粘着シート3側に残った状態のまま粘着シート3が切断されていく。
【0033】
図5は異なる形状のオイル含浸フェルトの例を一部を断面にして示す概略図である。
このオイル含浸フェルト15′は、回転刃2の固定刃11と接触しない先端部斜面2cと固定刃11に接触する面2dとにのみ接する形状に形成されている。このような形状のオイル含浸フェルト15′を使用しても、回転刃2の先端部斜面2cと面2dは、そこに常に接するオイル含浸フェルト15′によってシリコンオイルによる湿潤状態が保たれるので、そこに粘着シート3から糊56が付着しない。
【0034】
図6は異なる形状の回転刃を使用した粘着シート用カッタの参考例を示す図5と同様な概略図である。
この粘着シート用カッタは、回転刃2′の固定刃11に接する面2dにのみ常に接触してシリコンオイルを付着させる回転刃接触面オイル含浸フェルト25を設け、回転刃2′の刃先2b付近の固定刃11と接触しない先端部斜面2cに、その刃先2bから回転刃2′の回転中心Oに向けて所定の距離を置いた位置に凹部21を全周に亘って形成している。
【0035】
このように、回転刃2′の先端部斜面2cに凹部21を形成するようにした場合には、回転刃2′により切断された粘着シート3′の切断面の糊56の部分が、先端部斜面2cに接触しないようにすることができるので、その先端部斜面2cに粘着シート3′から糊56が付着するのを防止することができる。
【0036】
したがって、切断時に粘着シート3の切断面に露出した糊が、図13で説明した従来の粘着シート用カッタの回転刃55の先端部斜面55bに付着した糊56のように、その位置に付着するようなことがない。
また、回転刃2′の面2dは、回転刃接触面オイル含浸フェルト25によりシリコンオイルが塗布されて湿潤状態になるので、そこに粘着シート3の糊が付着するのを防止することができる。
【0037】
図7は異なる形状の固定刃の例を回転刃側を断面にして示す概略図である。
この固定刃31は、図示のように側面から見た形状を逆L字状とすることにより、回転刃2が固定刃31に対して最も深くラップする部分(最下位置)2aの刃先2b(2aと同じ位置になる)に対応する固定刃31側の面に、回転刃2の刃先2bが接触しないようにするための逃げ部32を形成している。
このようにしても、前述した各実施の形態と同様に、回転刃2の刃先2bに対応する固定刃31の部分に粘着シートの糊が付着するのを防止することができる。
【0038】
図8はこの発明による粘着シート用カッタのさらに他の実施の形態の異なる部分のみを示す正面図である。
この粘着シート用カッタは、回転刃2の固定刃11に対する移動範囲が、矢示Bの往方向と矢示Cの復方向のそれぞれ図8に示す各移動限で、その回転刃2の刃先2bの一部が固定刃1の両側の各端部11b,11cから往復移動方向(外側)にそれぞれ外れる移動範囲となるようにしている。
そして、その回転刃2の矢示Bの往方向と矢示Cの復方向の各移動限では、回転刃2の回転中心Oの位置が図示のように固定刃1の両側の各端部11b,11cよりもそれぞれ内側になるようにしている。
【0039】
この粘着シート用カッタによれば、回転刃2が矢示BとCとに往復移動することによって粘着シートを切断しても、その際に回転刃2は矢示Bの往方向と矢示Cの復方向のそれぞれ移動限で、図8に示したように刃先2bの一部が固定刃11の両側の各端部11a,11bから必ず外側にそれぞれ外れた位置になる。
【0040】
したがって、図9に示すように、回転刃2の往復方向の各移動限が、回転刃2の刃先2bの全てが固定刃11の両側の各端部11b,11cよりもそれぞれ内側になる場合には、図示のように回転刃2の矢示Bの往方向と矢示Cの復方向のそれぞれ移動限に対応した位置に、図示のような粘着シートの糊6,6が堆積しやすいが、図8で説明した粘着シート用カッタによれば、そのような糊6の固定刃11への堆積を防止することができる
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による粘着シート用カッタによれば、ラベルやライナレスラベル等の糊面を有する粘着シートを切断しても、固定刃や回転刃に粘着シートの糊が付着しないので、面倒な固定刃や回転刃を清掃する手間が省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態例を示す粘着シート用カッタの斜視図である。
【図2】 この発明による粘着シート用カッタの他の実施の形態を示す図1と同様な斜視図である。
【図3】 固定刃の一部に非粘着処理を施すようにした粘着シート用カッタの実施の形態を示す斜視図である。
【図4】 同じくその粘着シート用カッタを一部を断面状態にして示す側面図である。
【図5】 異なる形状のオイル含浸フェルトの例を説明するための一部を断面にして示す概略図である。
【図6】 異なる形状の回転刃を使用した粘着シート用カッタの参考例を示す図5と同様な概略図である。
【図7】 異なる形状の固定刃の例を回転刃側を断面にして示す概略図である。
【図8】 この発明による粘着シート用カッタのさらに他の実施の形態の異なる部分のみを示す正面図である。
【図9】 回転刃の往復方向の各移動限が固定刃の両側の各端部よりもそれぞれ内側になるときにその移動限に対応した位置に粘着シートの糊が堆積しやすい様子を示す正面図である。
【図10】 連続した台紙上に所定の間隔でラベル片が貼り付けられているラベルの例を示す正面図である。
【図11】 連続した台紙上にラベル紙が連続して貼り付けられているラベルの例を拡大して示す正面図である。
【図12】 内側に糊面を有する連続したラベル紙の例を示す正面図である。
【図13】 従来の固定刃に沿って移動する回転刃を備えた粘着シート用カッタの場合にはその固定刃と回転刃に糊が付着しやすい様子を説明するための斜視図である。
【図14】 同じくその糊が付着した状態にある固定刃を示す側面図である。
【図15】 図13に示した回転刃の刃先付近にも糊が付着する様子を説明するための側面図である。
【符号の説明】
1,1′,11,31:固定刃
2,2′:回転刃 2a:最も深くラップする部分 2b:刃先
2c:固定刃と接触しない先端部斜面 2d:固定刃と接触する
3,3′:粘着シート 4:溝(逃げ部)
5,15,15′:オイル含浸フェルト
6:糊 10:非粘着処理部
11a:下端縁 11b,11c:端部
21:凹部
25:回転刃接触面オイル含浸フェルト
32:逃げ部

Claims (6)

  1. 固定刃と、その固定刃に沿って刃先を含む一方の面を該面と対向する前記固定刃の面に接触させながら往復移動する回転刃とを備えた粘着シート用カッタにおいて
    回転刃が前記固定刃上の切断位置にセットされた粘着シートを切断する位置において、回転刃が前記固定刃に対して最も深くラップする部分の刃先に対応する記固定刃の前記面に、前記回転刃の刃先が接触しないようにするための逃げ部を形成し、
    前記回転刃の少なくとも前記刃先付近の前記固定刃と接触しない面にシリコンオイルを付着させるオイル含浸フェルトを設け
    該オイル含浸フェルトは、前記回転刃と共に前記往復移動方向に移動して該回転刃の少なくとも前記刃先付近の前記固定刃と接触しない面に常に接触していることを特徴とする粘着シート用カッタ。
  2. 前記固定刃の逃げ部は前記回転刃の移動領域の全域に亘って前記刃先が該固定刃に接触しないように前記回転刃の前記往復移動方向に沿ってその全域に亘って形成した溝であることを特徴とする請求項1記載の粘着シート用カッタ。
  3. 固定刃と、その固定刃に沿って刃先を含む一方の面を該面と対向する前記固定刃の面に接触させながら往復移動する回転刃とを備えた粘着シート用カッタにおいて
    該回転刃前記固定刃上の切断位置にセットされた粘着シートを切断する位置において、該回転刃が前記固定刃に対して最も深くラップする部分の刃先に対応する前記固定刃の前記面に、前記回転刃の移動領域の全域に亘って前記粘着シートの粘着面に付着されている糊が付着しないようにする非粘着処理を施し、
    前記回転刃の少なくとも前記刃先付近の前記固定刃と接触しない面にシリコンオイルを付着させるオイル含浸フェルトを設け
    該オイル含浸フェルトは、前記回転刃と共に前記往復移動方向に移動して該回転刃の少なくとも前記刃先付近の前記固定刃と接触しない面に常に接触していることを特徴とする粘着シート用カッタ。
  4. 固定刃と、その固定刃に沿って刃先を含む一方の面を該面と対向する前記固定刃の面に接触させながら往復移動する回転刃とを備えた粘着シート用カッタにおいて
    前記固定刃は前記回転刃の刃先の周方向の一部が該回転刃の前記往復移動領域の全域に亘ってその固定刃の切断位置にセットされた粘着シートの面に対して直交する方向の端縁から外側にはみ出すように配設され、
    前記回転刃の少なくとも前記刃先付近の前記固定刃と接触しない面に常に接触してシリコンオイルを付着させるオイル含浸フェルトを設け
    該オイル含浸フェルトは、前記回転刃と共に前記往復移動方向に移動して該回転刃の少なくとも前記刃先付近の前記固定刃と接触しない面に常に接触していることを特徴とする粘着シート用カッタ。
  5. 前記オイル含浸フェルトは、前記回転刃と共に前記往復移動方向に移動しながら前記回転刃の刃先付近の前記固定刃と接触しない面と該固定刃に接触する面とに常に接触していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の粘着シート用カッタ。
  6. 前記回転刃の前記固定刃に対する往復移動範囲が、往方向と復方向の各移動限で前記回転刃の刃先の一部が前記固定刃の両側の各端部から前記往復移動方向にそれぞれ外れる移動範囲であり、その往方向と復方向の各移動限では前記回転刃の回転中心の位置が前記固定刃の両側の各端部よりもそれぞれ内側にあることを特徴とする請求項乃至5のいずれか一項に記載の粘着シート用カッタ。
JP02964798A 1998-02-12 1998-02-12 粘着シート用カッタ Expired - Fee Related JP4137210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02964798A JP4137210B2 (ja) 1998-02-12 1998-02-12 粘着シート用カッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02964798A JP4137210B2 (ja) 1998-02-12 1998-02-12 粘着シート用カッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11226894A JPH11226894A (ja) 1999-08-24
JP4137210B2 true JP4137210B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=12281907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02964798A Expired - Fee Related JP4137210B2 (ja) 1998-02-12 1998-02-12 粘着シート用カッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4137210B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019693A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 Oyane Riki Mfg Co Ltd サークルカッター
CN102941596A (zh) * 2012-12-13 2013-02-27 昆山亿诚化工容器有限公司 自动裁切机
KR101944491B1 (ko) * 2017-09-05 2019-01-31 주식회사 동성테크 접착필름 가공방법
JP7363141B2 (ja) 2019-07-11 2023-10-18 セイコーエプソン株式会社 カッター装置及び印刷装置
JP7310390B2 (ja) * 2019-07-11 2023-07-19 セイコーエプソン株式会社 カッター装置及び印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11226894A (ja) 1999-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5762753A (en) Delaminating method and apparatus
ATE257360T1 (de) Reinigungstuch
BR0308264A (pt) construção de pano, e, método para produzir a mesma
JP4137210B2 (ja) 粘着シート用カッタ
US20090258587A1 (en) Polishing pad having groove structure for avoiding the polishing surface stripping
US20010012030A1 (en) Maintenance mechanism for an ink jet head
SU1429944A3 (ru) Прессовое устройство дл удалени жидкости из движущегос полотна волокнистого материала
ATE356251T1 (de) Abnehmbare rakelhalterung
JP2000141279A (ja) スリッタ刃
JP2003019693A (ja) サークルカッター
JPH04247259A (ja) シート材に接着剤を塗布する装置
US4622748A (en) Guide roller for band saws
DE3570203D1 (en) Reciprocating drive assembly for shearfoil razor with singlephase synchronous motor
JP3244991U (ja) 糊除去部材を備える壁紙糊付機
JPS6034296A (ja) 画像形成装置に用いるブレードの切断方法
JP3991256B2 (ja) スムーサー付剃刀
JP3470990B2 (ja) 可撓性シート用けがき工具
JP3791816B2 (ja) ロータリカッタ装置
JP3046878U (ja) ミシン目を有するシート状物およびその切れ目を形成する切れ目形成装置
JP2002001695A (ja) 糊付紙用カッタ
JP3961611B2 (ja) ラップフィルム用切断刃及び切断刃付ラップフィルムカートン
SU1518117A1 (ru) Прибор дл брить
JPS6231274Y2 (ja)
JPH0426161Y2 (ja)
JPH10217185A (ja) ウエブの断裁方法及び断裁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070807

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees