JPH0640552U - 燃料漏れ防止弁 - Google Patents
燃料漏れ防止弁Info
- Publication number
- JPH0640552U JPH0640552U JP8299492U JP8299492U JPH0640552U JP H0640552 U JPH0640552 U JP H0640552U JP 8299492 U JP8299492 U JP 8299492U JP 8299492 U JP8299492 U JP 8299492U JP H0640552 U JPH0640552 U JP H0640552U
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- valve
- housing
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- elastic
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- Pending
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 異音の発生を効果的に軽減できる燃料漏れ防
止弁の提供。 【構成】 ハウジング1に画成された室C1内にフロー
トバルブ2を上下動可能に配設した燃料漏れ防止弁にお
いて、上記フロートバルブ2の下面とハウジング1の対
向受け面間に別体成形の弾性緩衝体10を介設して、該
弾性緩衝体10でフロートバルブ2の下面を弾持するこ
とにより、自動車の走行振動等に起因して、フロートバ
ルブ2がその室C1内で上下動しようとしても、フロー
トバルブ2の下面とハウジング1の対向受け面間に介設
された別体成形の弾性緩衝体10の弾持作用で、フロー
トバルブ2の下面がハウジング1の対向受け面に強く衝
突することを緩和できるので、これにより、大きな異音
の発生を効果的に軽減することが可能となる。
止弁の提供。 【構成】 ハウジング1に画成された室C1内にフロー
トバルブ2を上下動可能に配設した燃料漏れ防止弁にお
いて、上記フロートバルブ2の下面とハウジング1の対
向受け面間に別体成形の弾性緩衝体10を介設して、該
弾性緩衝体10でフロートバルブ2の下面を弾持するこ
とにより、自動車の走行振動等に起因して、フロートバ
ルブ2がその室C1内で上下動しようとしても、フロー
トバルブ2の下面とハウジング1の対向受け面間に介設
された別体成形の弾性緩衝体10の弾持作用で、フロー
トバルブ2の下面がハウジング1の対向受け面に強く衝
突することを緩和できるので、これにより、大きな異音
の発生を効果的に軽減することが可能となる。
Description
【0001】
本考案は、自動車の旋回時などにおいて、燃料タンクからの燃料漏れを防止す る燃料漏れ防止弁の改良に関するものである。
【0002】
従来のこの種燃料漏れ防止弁として、例えば、実開昭62−75278号公報 に示すものが存する。 該従来の燃料漏れ防止弁は、具体的には図示しないが、ハウジングにフロート バルブ室とリリーフバルブ室とを夫々独立して画成し、前者のフロートバルブ室 内に対しては、上面側にシール部を形成したフロートバルブを上下動可能に配設 して、該フロートバルブをスプリングのばね圧で上方に付勢する構成となし、後 者のリリーフバルブ室内に対しては、その室隔壁に開設された排気口をスプリン グのばね圧で閉塞するリリーフバルブを配設する構成となっている。
【0003】 そして、今仮に、自動車の旋回時に、燃料タンク内の燃料が上記フロートバル ブ室内に達すると、その浮力とスプリングの付勢ばね圧により、フロートバルブ が自動的に上昇して、自身のシール部でその室隔壁に開設されたガス排出口を閉 塞し、自動車の転倒時には、フロートバルブ自身の重量と付勢ばね圧により、フ ロートバルブが作動して、やはり、自身のシール部でガス排出口を閉塞するので 、これにより、燃料漏れが確実に防止される。 又、フロートバルブが浮力によりガス排出口を閉塞した状態の下で、燃料タン クの内圧が高まると、燃料がフロートバルブ室から流出した後も、フロートバル ブのシール部がガス排出口から離れなくなる所謂スティック現象が起こり得るが 、この場合には、タンクの内圧で、今度は、リリーフバルブ室内のリリーフバル ブが上記スプリングのばね圧に抗して排気口を開放して、内部蒸気を外部に逃が すので、内圧に起因した燃料タンクの破損が防止されることとなる。
【0004】
然し乍ら、斯る従来の燃料漏れ防止弁は、スプリングで上方に付勢していると 雖も、フロートバルブ自体をフロートバルブ室内に上下動可能に配している関係 で、走行振動等が加わると、自動車の走行時に、自重により、当該フロートバル ブがその室内で容易に上下動して、ハウジングの壁面に衝突してカチャカチャと いう異音を発生させる構造上の問題点を有していた。 しかも、この現象は、フロートバルブの上面側に形成されたシール部がガス排 出口に衝突するよりは、寧ろ、フロートバルブの下面がハウジングの対向受け面 に直に衝突した場合の方が、大きな異音を発生させている。
【0005】
本考案は、斯る従来の課題を有効に解決するために開発されたもので、ハウジ ングに画成された室内にフロートバルブを上下動可能に配設した燃料漏れ防止弁 を前提として、上記フロートバルブの下面とハウジングの対向受け面間に別体成 形の弾性緩衝体を介設して、該弾性緩衝体でフロートバルブ下面を弾持する構成 を採用した。
【0006】
依って、本考案にあっては、自動車の走行振動等に起因して、フロートバルブ がその室内で上下動しようとしても、フロートバルブの下面とハウジングの対向 受け面間に介設された別体成形の弾性緩衝体の弾持作用で、フロートバルブ下面 がハウジングの対向受け面に強く衝突することを緩和できるので、これにより、 大きな異音の発生を効果的に軽減することが可能となる。
【0007】
以下、本考案を図示する各実施例に基づいて詳述すれば、いずれの実施例に係 る燃料漏れ防止弁も、図示する如く、ハウジング1にフロートバルブ室C1とリ リーフバルブ室C2とを夫々独立して画成し、前者のフロートバルブ室C1内に 対しては、上面側にシール部2aを一体に形成したフロートバルブ2を上下動可 能に配設して、該フロートバルブ2をスプリング3のばね圧で上方に付勢し、後 者のリリーフバルブ室C2内に対しては、ボールバルブ4を上下動可能に配設し て、該ボールバルブ4をスプリング5のばね圧で下方に付勢し、その室隔壁に燃 料タンク内と連通する状態をもって開設された排気口H2を常時閉塞する構成と なっている。 又、図中、6はハウジング1の上部側に装着される上キャップ、7はハウジン グ1のフロートバルブ2との対向受け面を画成するためにハウジング1の下部側 に装着される下キャップで、当該下キャップ7には燃料の通過を許容する複数の 通孔7aが形成されている。
【0008】 そして、第一実施例は、斯る基本構成を前提として、図1に示す如く、上記フ ロートバルブ2の下面とハウジング1の対向受け面を画成する下キャップ7間に 下記の弾性緩衝体10を介設して、該弾性緩衝体10でフロートバルブ2の下面 を積極的に弾持する構成となしたものである。 当該第一実施例の弾性緩衝体10は、特に、図2に示す如く、合成樹脂材料又 は金属材料で逆傘形状に別体成形されて、その中央部に取付孔部11aを形成し 、周縁部に燃料の通過を許容する複数の開口部11bを形成して、下キャップ7 側に形成された環状ボス部7bに上記取付孔部11aを嵌装することにより、フ ロートバルブ2の下面と下キャップ7間に確実に介設できる構成となっている。
【0009】 依って、第一実施例の燃料漏れ防止弁にあっても、燃料タンク(図示せず)の 上部側に設置される訳であるが、斯る状態において、今仮に、自動車が旋回など して、燃料タンク内の燃料が上記フロートバルブ室C1内に達すると、その浮力 とスプリング3の付勢ばね圧により、フロートバルブ2が自動的に上昇して、自 身のシール部2aでその室隔壁に開設されたガス排出口H1を閉塞するので、こ れにより、燃料漏れが確実に防止される。 又、フロートバルブ2が前記したスティック現象を起こして、ガス排出口H1 を閉塞した状態のまま、燃料タンクの内圧が高まると、今度は、このタンク内圧 で、リリーフバルブ室C2内のボールバルブ4が上記スプリング5のばね圧に抗 して排気口H2を開放して、内部蒸気を外部に逃がすので、これにより、内圧に 起因した燃料タンクの破損が防止されることとなる。
【0010】 更に、第一実施例のものにあっても、自動車の走行振動等が加わると、フロー トバルブ2がその室C1内で上下動しようとするが、斯る状態にあっては、フロ ートバルブ2の下面と下キャップ7間に介設された上記弾性緩衝体10の弾持作 用で、フロートバルブ2の下面が下キャップ7面に強く衝突することを緩和する ので、これにより、異音の発生を効果的に軽減することが可能となる。 従って、従来の如く、フロートバルブ2の下面がハウジング1の対向受け面と なる下キャップ7に直に強く衝突して、カチャカチャという大きな異音を発生さ せることが解消される訳である。
【0011】 次ぎに、第二実施例を説明すると、該第二実施例は、図3に示す如く、弾性緩 衝体10に圧縮コイルばねを使用したもので、実際の介設に関しては、図示する 如く、フロートバルブ2の下面側に環状溝部2bを形成し、下キャップ7側に環 状突起部7cを形成して、該環状突起部7cの外周と環状溝部2bの内部に上記 圧縮コイルばねから成る弾性緩衝体10の両端部を装着することにより、フロー トバルブ2の下面側を上記付勢スプリング3とは別に弾持する構成となしたもの である。尚、この弾性緩衝体10と成る圧縮コイルばねの高さ寸法は、付勢スプ リング3よりも低く設定されている。
【0012】 依って、この第二実施例の燃料漏れ防止弁にあっても、自動車の走行振動等が 加わると、フロートバルブ2がその室C1内で上下動しようとするが、斯る状態 にあっては、フロートバルブ2の下面と下キャップ7間に介設された圧縮コイル ばねから成る弾性緩衝体10の弾持作用で、フロートバルブ2の下面が下キャッ プ7面に強く衝突することを緩和できるので、第一実施例と同様に、異音の発生 を効果的に軽減することが可能となって、カチャカチャという大きな異音を発生 させることが解消できる。
【0013】 最後に、第三実施例を説明すると、該第三実施例は、図4に示す如く、弾性緩 衝体10にゴムリングを使用して、該ゴムリングから成る弾性緩衝体10をフロ ートバルブ2の下面と下キャップ7間に介設する構成となしたものであるが、特 に、この実施例にあっては、ゴムリングの弾性緩衝体10に燃料の通過を許容す る多数の通孔12を穿設している。
【0014】 依って、この第三実施例の燃料漏れ防止弁にあっても、自動車の走行振動等が 加わると、上記各実施例と同様に、フロートバルブ2がその室C1内で上下動し ようとするが、斯る状態にあっては、フロートバルブ2の下面と下キャップ7間 に介設されたゴムリングから成る弾性緩衝体10の弾持作用で、やはり、フロー トバルブ2の下面が下キャップ7面に強く衝突することを緩和できるので、異音 の発生を効果的に軽減できることとなる。
【0015】 尚、上記の各実施例においては、リリーフ機能を有する燃料漏れ防止弁を対象 としているが、本考案は、これに限定されるものではなく、リリーフ機能を有し ない専用の燃料漏れ防止弁に対しても、実施応用できることは言うまでもないし 、又、弾性緩衝体10に関しても、フロートバルブ2の下面を弾持できるもので あれば、上記各実施例のものに限定されるものでは決してない。
【0016】
以上の如く、本考案は、フロートバルブの下面とハウジングの対向受け面間に 別体成形の弾性緩衝体を介設したことを特徴とするものであるから、例え、自動 車の走行振動等が加わって、フロートバルブがその室内で上下動しようとしても 、この弾性緩衝体の作用で、フロートバルブ下面がハウジングの対向受け面に強 く衝突することを緩和できるので、これにより、カチャカチャという異音の発生 を効果的に軽減することが初めて可能となった。 その上、弾性緩衝体を別体に成形したことは、既存の燃料漏れ防止弁に改変を 加えることなく、そのまま応用できる利点もある。
【図1】本考案の第一実施例に係る燃料漏れ防止弁を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同防止弁に使用される弾性緩衝体のみを示す斜
視図である。
視図である。
【図3】第二実施例に係る燃料漏れ防止弁を示す断面図
である。
である。
【図4】第三実施例に係る燃料漏れ防止弁を示す断面図
である。
である。
1 ハウジング 2 フロートバルブ 7 下キャップ 10 弾性緩衝体 C1 フロートバルブ室
Claims (1)
- 【請求項1】 ハウジングに画成された室内にフロート
バルブを上下動可能に配設した燃料漏れ防止弁におい
て、上記フロートバルブの下面とハウジングの対向受け
面間に別体成形の弾性緩衝体を介設して、該弾性緩衝体
でフロートバルブ下面を弾持するように構成したことを
特徴とする燃料漏れ防止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299492U JPH0640552U (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 燃料漏れ防止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299492U JPH0640552U (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 燃料漏れ防止弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640552U true JPH0640552U (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=13789782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8299492U Pending JPH0640552U (ja) | 1992-11-09 | 1992-11-09 | 燃料漏れ防止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640552U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010000999A (ja) * | 2008-05-21 | 2010-01-07 | Piolax Inc | フロート弁装置 |
KR101300925B1 (ko) * | 2011-11-28 | 2013-08-27 | 주식회사 동희산업 | 소음 방지타입 연료탱크 벤트 밸브 |
-
1992
- 1992-11-09 JP JP8299492U patent/JPH0640552U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010000999A (ja) * | 2008-05-21 | 2010-01-07 | Piolax Inc | フロート弁装置 |
KR101300925B1 (ko) * | 2011-11-28 | 2013-08-27 | 주식회사 동희산업 | 소음 방지타입 연료탱크 벤트 밸브 |
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