JPH0640452Y2 - 小型電動機の構造 - Google Patents
小型電動機の構造Info
- Publication number
- JPH0640452Y2 JPH0640452Y2 JP1989039626U JP3962689U JPH0640452Y2 JP H0640452 Y2 JPH0640452 Y2 JP H0640452Y2 JP 1989039626 U JP1989039626 U JP 1989039626U JP 3962689 U JP3962689 U JP 3962689U JP H0640452 Y2 JPH0640452 Y2 JP H0640452Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric motor
- speed reducer
- case
- small electric
- convex piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は小型電動機に係り、特に電動機本体と減速機を
一体に収容するケースの組み付けに好適な小型電動機の
構造に関する。
一体に収容するケースの組み付けに好適な小型電動機の
構造に関する。
(従来の技術) 従来、上記のような減速機付き小型電動機の連結構造
は、電動機本体ケースと減速機ケースとをねじで締結す
るかカシメて一体化するのが一般的であるが、組み付け
後に減速機若しくは電動機の内部部品を交換することは
極めて困難であり、また電動機本体と減速機の製造工程
を常時一致させることが必要であった。これを改良した
ものとして、互いに向かい合う面にL形の溝穴とこれに
対応するピンを設け、両者が互いに差し込まれるまで回
して結合するいわゆるバヨネット式の着脱自在な結合構
造の公知例がありこれは第5図に示すように、戻り回転
の防止は、減速体カバー2側に形成した凸片5が電動機
ケース1側のL字状切欠き溝4を形成した係合爪先端
4′を越えて回動摺接することによって得られる構成を
備えている。
は、電動機本体ケースと減速機ケースとをねじで締結す
るかカシメて一体化するのが一般的であるが、組み付け
後に減速機若しくは電動機の内部部品を交換することは
極めて困難であり、また電動機本体と減速機の製造工程
を常時一致させることが必要であった。これを改良した
ものとして、互いに向かい合う面にL形の溝穴とこれに
対応するピンを設け、両者が互いに差し込まれるまで回
して結合するいわゆるバヨネット式の着脱自在な結合構
造の公知例がありこれは第5図に示すように、戻り回転
の防止は、減速体カバー2側に形成した凸片5が電動機
ケース1側のL字状切欠き溝4を形成した係合爪先端
4′を越えて回動摺接することによって得られる構成を
備えている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来技術は、凸片5とL字状切欠き溝4とが交錯す
る係合部分は、遊びを生じやすくまた円筒状ケース側面
に露出しているため、電動機側と減速機側の結合に際し
て軸の芯出し精度の低下を招き易いという問題点があっ
た。本考案は従来技術の上記課題を解決し、上記結合に
際して他の部位に対する歪波及の影響が少なく芯出し精
度の良い小型電動機の構造を提供することを目的として
いる。
る係合部分は、遊びを生じやすくまた円筒状ケース側面
に露出しているため、電動機側と減速機側の結合に際し
て軸の芯出し精度の低下を招き易いという問題点があっ
た。本考案は従来技術の上記課題を解決し、上記結合に
際して他の部位に対する歪波及の影響が少なく芯出し精
度の良い小型電動機の構造を提供することを目的として
いる。
(課題を解決するための手段) 上記の目的は、電動機ケースの減速機側端部に設けた左
右対称形の凸片と、前記凸片と共軛的な同形の凹溝を減
速機ケースの電動機側端部に備え、軸線方向と円周方向
との2段階の相対的移動操作によって、前記凸片と凹溝
とを弾性的に嵌合させ前記電動機ケースと前記減速機ケ
ースとを着脱可能とする小型電動機の構造によって達成
される。
右対称形の凸片と、前記凸片と共軛的な同形の凹溝を減
速機ケースの電動機側端部に備え、軸線方向と円周方向
との2段階の相対的移動操作によって、前記凸片と凹溝
とを弾性的に嵌合させ前記電動機ケースと前記減速機ケ
ースとを着脱可能とする小型電動機の構造によって達成
される。
(作用) 上記の構成により、係合部は非露出形となり前記凸片と
凹溝とが互いに弾性変形して圧接状態で結合されるた
め、遊びやガタの少ない着脱自在な結合構造が得られ
る。
凹溝とが互いに弾性変形して圧接状態で結合されるた
め、遊びやガタの少ない着脱自在な結合構造が得られ
る。
(実施例) 本考案の一実施例を図面と共に説明する。第4図は本考
案が適用可能な速機付き小型電動機で(a)はその正面
図、(b)はそのK視側面図を示し、小型電動機と減速
機とを直結し電動機側の出力軸の回転を減速機内の歯車
群で減速して減速機出力軸13から出力させるものであり
12は減速機ケース、11は電動機ケースを示す。第1図は
本考案の小型電動機の減速機ケース12と電動機ケース11
の結合前の状態の斜視図である。電動機ケース11の減速
機側端部には複数個の左右対称形の凸片14が、また減速
機ケース12の電動機側端部には凸片14と共軛的な同形の
凹溝15が同数設けられている。第2図(a)は第1図の
A部の拡大平面図で、そのF矢視図(b)に凹溝15の正
面を示し、凹溝15は概ね30°の逃げ角αと底部側に小突
起15aを備えている。また第3図(a)は第1図のB部
拡大平面図で、そのC−C断面を(b)に示す。αは逃
げ角で概ね30°が好ましい。図示のように凹溝15と凸片
14の平面形状は、左右ほぼ対称な凹凸波形を有する同形
で互いに共軛であり、嵌合によって相互に補完する形状
を備えている。但し嵌合に好適な範囲で同図C−C線に
関して近似的な対称形を有するものが好ましい。本実施
例においては減速機ケース12は樹脂成型品を、また電動
機ケース11は金属のプレス成型品を使用している。
案が適用可能な速機付き小型電動機で(a)はその正面
図、(b)はそのK視側面図を示し、小型電動機と減速
機とを直結し電動機側の出力軸の回転を減速機内の歯車
群で減速して減速機出力軸13から出力させるものであり
12は減速機ケース、11は電動機ケースを示す。第1図は
本考案の小型電動機の減速機ケース12と電動機ケース11
の結合前の状態の斜視図である。電動機ケース11の減速
機側端部には複数個の左右対称形の凸片14が、また減速
機ケース12の電動機側端部には凸片14と共軛的な同形の
凹溝15が同数設けられている。第2図(a)は第1図の
A部の拡大平面図で、そのF矢視図(b)に凹溝15の正
面を示し、凹溝15は概ね30°の逃げ角αと底部側に小突
起15aを備えている。また第3図(a)は第1図のB部
拡大平面図で、そのC−C断面を(b)に示す。αは逃
げ角で概ね30°が好ましい。図示のように凹溝15と凸片
14の平面形状は、左右ほぼ対称な凹凸波形を有する同形
で互いに共軛であり、嵌合によって相互に補完する形状
を備えている。但し嵌合に好適な範囲で同図C−C線に
関して近似的な対称形を有するものが好ましい。本実施
例においては減速機ケース12は樹脂成型品を、また電動
機ケース11は金属のプレス成型品を使用している。
電動機ケース11と減速機ケース12とを結合するにはそれ
ぞれの中心軸を一致させると共に、電動機ケース11を矢
印X方向に移動して互いの接合面を密着させたのち、矢
印Y方向に回動させると、複数の凸片14と複数の凹溝15
がそれぞれ互いに接触する位置で一端静止する。なおも
Y方向に回動を続けて所要の回転トルクを付加すると、
凸片14の凸部が対向している凹溝15の凸部を越えて弾性
変形させることにより、凸片14と凹溝15とは共軛的な同
形であるため密着して嵌合し固定され、かつ可逆的操作
が可能である。なお、凹溝15に設けた小突起15aは上記
共軛嵌合時に、凸片14に対してスラスト方向に圧力を付
加する働きをもたせたものである。
ぞれの中心軸を一致させると共に、電動機ケース11を矢
印X方向に移動して互いの接合面を密着させたのち、矢
印Y方向に回動させると、複数の凸片14と複数の凹溝15
がそれぞれ互いに接触する位置で一端静止する。なおも
Y方向に回動を続けて所要の回転トルクを付加すると、
凸片14の凸部が対向している凹溝15の凸部を越えて弾性
変形させることにより、凸片14と凹溝15とは共軛的な同
形であるため密着して嵌合し固定され、かつ可逆的操作
が可能である。なお、凹溝15に設けた小突起15aは上記
共軛嵌合時に、凸片14に対してスラスト方向に圧力を付
加する働きをもたせたものである。
(考案の効果) 本考案の実施により、減速機ケースと電動機ケースとの
結合は、極めて容易に非露出状態でガタを生ずることな
く高い芯出し精度が保証され、他の部位に対する歪波及
の影響は少ない品質信頼性の高い小型電動機の構造を提
供することが可能である。
結合は、極めて容易に非露出状態でガタを生ずることな
く高い芯出し精度が保証され、他の部位に対する歪波及
の影響は少ない品質信頼性の高い小型電動機の構造を提
供することが可能である。
第1図は本考案の小型電動機の減速機ケースと電動機ケ
ースの結合前の状態の斜視図、第2図および第3図
(a)、(b)は第1図の拡大部分図、第4図(a)、
(b)は本考案が適用可能な速機付き小型電動機の正面
及び側面図、第5図は従来技術の斜視図である。 11……電動機ケース、12……減速機ケース 13……減速機出力軸、14……凸片 15……凹溝
ースの結合前の状態の斜視図、第2図および第3図
(a)、(b)は第1図の拡大部分図、第4図(a)、
(b)は本考案が適用可能な速機付き小型電動機の正面
及び側面図、第5図は従来技術の斜視図である。 11……電動機ケース、12……減速機ケース 13……減速機出力軸、14……凸片 15……凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】小型電動機の出力軸と減速機の入力軸とを
直結し、電動機側の出力軸の回転を減速機内部の歯車群
によって減速して減速機側出力軸から出力させる小型電
動機の構造において、 前記小型電動機と減速機とが結合する電動機ケースの端
部に設けられ、円周方向に沿った対称形を有する凸片
と、 前記減速機の減速機ケースが前記凸片と対接する位置に
設けられ、かつ前記凸片と同じ円周に沿う摺動により互
いに嵌合可能な形状を備えた凹溝と、 前記凹溝の前記嵌合導入部に逃げ角αを有し、 前記電動機と前記減速機とを軸方向に直結するように密
着させたのち、次に円周方向へ回動させる2段階ステッ
プの移動結合動作により、前記凸片と前記凹溝の何れか
一方をラジアル方向に弾性変形させて互いに嵌合させ、
前記電動機ケースと減速機ケースとを着脱自在に結合し
たことを特徴とする小型電動機の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989039626U JPH0640452Y2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 小型電動機の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989039626U JPH0640452Y2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 小型電動機の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02133172U JPH02133172U (ja) | 1990-11-05 |
JPH0640452Y2 true JPH0640452Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31548704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989039626U Expired - Lifetime JPH0640452Y2 (ja) | 1989-04-05 | 1989-04-05 | 小型電動機の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640452Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007143378A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Three Peace Kk | ギアドモータ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5155907U (ja) * | 1974-10-29 | 1976-04-30 | ||
JPS578360Y2 (ja) * | 1975-03-26 | 1982-02-17 | ||
JPS5253303U (ja) * | 1975-10-15 | 1977-04-16 | ||
JPS58184707U (ja) * | 1982-06-04 | 1983-12-08 | 日立照明株式会社 | 本体と蓋の組合せ構造 |
JPS62126840A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-09 | Nakagawa Electric Ind Co Ltd | ギヤ−ドモ−タ |
JPH0640452U (ja) * | 1992-10-27 | 1994-05-31 | 日本分光株式会社 | リニアボールベアリング装置 |
-
1989
- 1989-04-05 JP JP1989039626U patent/JPH0640452Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007143378A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Three Peace Kk | ギアドモータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02133172U (ja) | 1990-11-05 |
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