JPH0640315A - 小型車両のブレーキ装置 - Google Patents

小型車両のブレーキ装置

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JPH0640315A
JPH0640315A JP4034800A JP3480092A JPH0640315A JP H0640315 A JPH0640315 A JP H0640315A JP 4034800 A JP4034800 A JP 4034800A JP 3480092 A JP3480092 A JP 3480092A JP H0640315 A JPH0640315 A JP H0640315A
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caliper
shaft
rotor
braking device
rear wheels
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Tadashi Takayama
忠史 高山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、駆動輪の配置間隔を広げることな
く、この駆動輪や駆動軸の周囲に広いスペースを確保で
き、このスペースを種々の装置や部材の配置スペースと
して有効に活用できる小型車両のブレーキ装置の提供を
目的とする。 【構成】内燃機関4の動力を、駆動軸11a,11bを
介して左右の後輪3a,3bへ伝達する小型車両におい
て、上記駆動軸と常に連動するメイン軸19にディスク
ロータ21を設け、このディスクロータに摺接されるパ
ッド24a,24bを、車体側に取り付けたキャリパ2
2に支持させたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばゴルフ場でキャ
ディバッグを運搬するゴルフカートの如き小型車両に係
り、特にそのブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場でプレーヤが使用するゴルフ用
具を運搬するためのゴルフカートとして、従来、その駆
動源として内燃機関を用い、この内燃機関の動力を左右
の後輪の駆動軸に伝達するものが知られている。
【0003】このゴルフカートに用いられるブレーキ装
置は、後輪のホイール又は後輪の駆動軸に設けられた回
転体と、この回転体に制動力を付与するための摩擦部材
を備えており、この摩擦部材は、車体側に設けた固定体
に支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のゴ
ルフカートでは、駆動軸や後輪の近傍のスペースを、制
動以外の目的で利用したい場合があり得る。例えば、左
右の後輪間にフロアが配置され、このフロア上にキャデ
ィ等の運転者が起立した姿勢で乗車するような場合に、
上記ブレーキ装置が駆動軸や後輪の近傍に位置されてい
ると、このブレーキ装置の分だけフロアを設置するため
のスペースが狭くなる。
【0005】したがって、フロアの設置スペースを確保
するため、後輪の配置間隔を広げると、その分、車幅が
広くなってしまい、ゴルフ場内の狭い道路には乗り入れ
が不可能となる場合があり得る。また、ゴルフカートを
収納庫に収納する際にも、広い駐車スペースを必要とす
るので、上記のように後輪の配置間隔を広げることには
問題がある。
【0006】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、駆動輪の配置間隔を広げることなく、こ
の駆動輪や駆動軸の周囲に広いスペースを確保でき、こ
のスペースを種々の装置や部材の配置スペースとして有
効に活用できる小型車両のブレーキ装置の提供を目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明において
は、内燃機関の動力を、駆動軸を介して左右の駆動輪へ
伝達する小型車両において、上記駆動軸と常に連動する
回転軸に回転体を設け、この回転体に摺接される摩擦部
材を、車体側に取り付けた固定体に支持させたことを特
徴としている。
【0008】
【作用】このような構成によれば、摩擦部材を介して制
動力が付与される回転体が、駆動軸とは別体の回転軸に
設けられているので、ブレーキ装置を駆動軸や駆動輪か
ら離れて位置させることができる。したがって、ブレー
キ装置が駆動軸や駆動輪の近傍に配置されない分だけ、
これらの近傍に広いスペースを容易に確保することがで
き、このスペースにブレーキ装置以外の種々の装置や部
材を配置することが可能となる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を、四輪立ち乗り式の
ゴルフカートに適用した図面にもとづいて説明する。
【0010】図中符号1で示す一人乗りの四輪ゴルフカ
ートは、車体フレーム12を備えている。車体フレーム
12は、前後方向に延びる左右一対のメインパイプ12
a,12bと、これらメインパイプ12a,12bの間
に跨がる連結パイプ15とで構成されている。
【0011】この車体フレーム12の前部には、左右一
対の前輪2a,2bが配置されているとともに、車体フ
レーム12の後部には、駆動輪としての左右一対の後輪
3a,3bが配置されている。この車体フレーム12の
前後方向の中央部には、後輪3a,3bを駆動するため
の内燃機関4が搭載されている。
【0012】内燃機関4の前側には、スタータダイナモ
5が配置されている。このスタータダイナモ5の出力
は、ベルト6を介して内燃機関4のクランク軸4aに伝
達される。クランク軸4aに取り出された内燃機関4の
出力は、ケース7に収納されたトランスミッション8に
Vベルト9を介して伝達され、このトランスミッション
8で変速された後、後輪3a,3bの間の中央部に配置
されたデファレンシャル10を介して上記後輪3a,3
bに連なる左右の駆動軸11a,11bに伝達される。
駆動軸11a,11bは、図示しないアクスルハウジン
グに回動可能に支持されている。アクスルハウジング
は、ケース7に溶接されて車幅方向に延びており、車体
フレーム12のブラケット13に図示しないゴムダンパ
を介して支持されている。
【0013】車体フレーム12の連結パイプ15には、
ブラケット14が設けられている。このブラケット14
には、上記ケース7の前側中央部の取り付け部16が、
図示しないゴムダンパを介して支持されている。
【0014】車体フレーム12の後端部には、キャディ
等の運転者が起立した姿勢で乗車するフロア17が設け
られている。フロア17は、左右の後輪3a,3bの間
に位置されており、このフロア17の左右両端部がメイ
ンパイプ12a,12bに溶接等の手段により固定され
ている。フロア17の前部は、後輪3a,3bの駆動軸
11a,11bの下方にまで延びて、ここに運転者の足
先を収めるための空間を構成しており、このフロア17
の後部は、後輪3a,3bの後方にやや突出されてい
る。
【0015】また、車体フレーム12は、車体カバー1
8によって覆われている。車体カバー18の後部は、そ
の中央部18aがディファレンシャル10を覆うととも
に、両側部18bが駆動軸11a,11bから後輪3
a,3bを上方から覆っており、この両側部18bの先
端は、後方から駆動軸11a,11bの下方にまで延び
て、フロア17の足先が入る部分の上方を覆っている。
【0016】上記トランスミッション8は、回転軸とし
てのメイン軸19を備えている。メイン軸19は、後輪
3a,3bや駆動軸11a,11bよりも前方に位置さ
れている。メイン軸19の一端は、ケース7から車幅方
向へ突出されており、このメイン軸19は、常に駆動軸
11a,11bと連動されている。そして、このメイン
軸19の突出端に、ブレーキ装置20が設けられてい
る。
【0017】ブレーキ装置20は、回転体としてのディ
スクロータ21と、固定体としてのキャリパ22を備え
ている。ディスクロータ21は、図2に示すように、メ
イン軸19の外周にスプライン係合されており、このメ
イン軸19と一体に回転しつつ軸方向に移動可能となっ
ている。また、キャリパ22は、締付けボルト23を介
してケース7に固定されており、上記ディスクロータ2
1の外周を跨いでいる。キャリパ22内には、摩擦部材
としての一対のパッド24a,24bが収容されてい
る。パッド24a,24bは、ディスクロータ21の制
動面に対向して配置されており、一方のパッド24a
は、キャリパ22に固定されているとともに、他方のパ
ッド24bは、キャリパ22に移動可能に支持されてい
る。パッド24bの裏板24cには、軸部25が突設さ
れている。この軸部25は、押動部材26に軸方向に移
動可能に挿着されている。押動部材26は、キャリパ2
2に角三条ねじを介してねじ込まれており、この押動部
材26の頭部26aには、レバー27が係合されてい
る。押動部材26には、アジャストボルト28がねじ込
まれている。アジャストボルト28の先端は、パッド2
4bの軸部25に当接されており、このアジャストボル
ト28のねじ込み量を加減することで、ディスクロータ
21とパッド24bとの間の制動間隙を調整し得るよう
になっている。
【0018】レバー27は、ブレーキワイヤ29を介し
てバーハンドル30の左端部に設けられたブレーキレバ
ー31に連結されているとともに、図示しない駐車用ブ
レーキレバーにもブレーキワイヤを介して連結されてい
る。また、バーハンドル30の右端部には、アクセルレ
バー32が設けられている。
【0019】車体フレーム12の前部には、ゴルフバッ
グ33を載置するための荷台34が設けられている。こ
のゴルフバッグ33の上部は、支持バー35によって支
えられており、この支持バー35は、後輪3a,3bの
前方で車体フレーム12に固定されたステー36に支持
されている。次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0020】ゴルフカート1を運転する場合には、フロ
ア17に起立した姿勢で乗車し、電源スイッチを走行状
態に切り換える。この状態で右手でアクセルレバー32
を手前に引くと、スタータダイナモ5が作動し、内燃機
関4の始動がなされる。この内燃機関4の出力は、クラ
ンク軸4aからベルト9を介してトランスミッション8
へ伝達されるとともに、このトランスミッション8で変
速された後、デファレンシャル10から駆動軸11a,
11bへ伝達され、このことにより後輪3a,3bが駆
動される。
【0021】そして、ゴルフカート1の走行中に、左手
でブレーキレバー31を操作すると、ブレーキワイヤ2
9を介してブレーキ装置20のレバー27が回動され、
押動部材26が第4図中左方向へ進出してパッド24b
をディスクロータ21に押圧する。この押圧により、デ
ィスクロータ21がメイン軸19上を移動して、反対側
のパッド24aに押し付けられるので、ディスクロータ
21は両方のパッド24a,24bで挾み込まれること
になり、このディスクロータ21に制動力が付与され
る。
【0022】このようなブレーキ装置20では、制動力
が付与されるディスクロータ21が、トランスミッショ
ン8のメイン軸19上に設けられているので、このブレ
ーキ装置20は、後輪3a,3bの駆動軸11a,11
bよりも前側に位置される。このため、後輪3a,3b
の間に配置されたフロア17の前部は、駆動軸11a,
11bの後方から下方位置にまで無理なく延ばせるとと
もに、このフロア17の左右両側部も、後輪3a,3b
の近傍にまで延ばすことができる。よって、後輪3a,
3bの配置間隔を広げることなく、これら後輪3a,3
bの間にフロア17の設置スペースを確保することがで
きる。
【0023】さらに、車体カバー18の後部の中央部1
8aは、デファレンシャル10を上部から覆うととも
に、車体カバー18の両側部18bは、駆動軸11a,
11bの上部から後方にかけてを覆っており、この両側
部18bの先端が駆動軸11a,11bの下部にまで達
しているため、運転者が乗車するフロア17は、ブレー
キ装置20が後輪3a,3bのホイールや駆動軸11
a,11b上に配置されることがない分だけ広くするこ
とができる。なお、上記実施例では、ブレーキ装置20
のキャリパ22をトランスミッション8のケース7に固
定したが、車体フレーム12に固定しても良い。また、
上記実施例では、ディスクブレーキ装置について説明し
たが、ドラムブレーキ装置でも同様に実施できる。
【0024】さらに、本発明に係る小型車両は、ゴルフ
カートに特定されず、フロア上に荷物を乗せる小型車両
でも良いとともに、駆動輪は後輪でなくて前輪であって
も良い。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ブレーキ
装置が駆動軸や駆動輪から離れるので、駆動輪の配置間
隔を広げることなく、これら駆動輪や駆動軸の周囲に広
いスペースを容易に確保することができる。このため、
上記スペースにブレーキ装置以外の種々の装置や部材を
配置することが可能となり、利用度が一層向上するとい
った利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるゴルフカートの側面
図。
【図2】ゴルフカートの平面図。
【図3】ブレーキ装置の断面図。
【図4】ゴルフカートの斜視図。
【符号の説明】
3a,3b…駆動輪(後輪)、4…内燃機関、11a,
11b…駆動軸、12…車体フレーム、19…回転軸
(メイン軸)、20…ブレーキ装置、21…回転体(デ
ィスクロータ)、22…固定体(キャリパ)、24a,
24b…摩擦部材(パッド)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の動力を、駆動軸を介して左右
    の駆動輪へ伝達する小型車両において、 上記駆動軸と常に連動する回転軸に回転体を設け、 この回転体に摺接される摩擦部材を、車体側に取り付け
    た固定体に支持させたことを特徴とする小型車両のブレ
    ーキ装置。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6510911B1 (en) 1999-09-29 2003-01-28 Hitachi, Ltd. Automobile with different diameter differential gear sets having the same gear ratio
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