JPH0640067Y2 - 移動農機のクローラ走行装置 - Google Patents

移動農機のクローラ走行装置

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JPH0640067Y2
JPH0640067Y2 JP1988110093U JP11009388U JPH0640067Y2 JP H0640067 Y2 JPH0640067 Y2 JP H0640067Y2 JP 1988110093 U JP1988110093 U JP 1988110093U JP 11009388 U JP11009388 U JP 11009388U JP H0640067 Y2 JPH0640067 Y2 JP H0640067Y2
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JP
Japan
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wheel
rolling wheel
gravity
center
traveling device
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JP1988110093U
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JPH0230781U (ja
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宗之 河瀬
良實 宮野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバイン等の移動農機に装備されるクロー
ラ走行装置に関する。
〔従来の技術〕
従来におけるクローラ走行装置としては、例えば実開昭
63-2679号公報中の従来技術として開示されているよう
に、機体の重心付近の下方に位置する転輪とそれに隣接
する転輪とを、背反的に上下揺動自在にトラックフレー
ムに枢支した揺動部材の前後端に支承するとともに、揺
動部材の前後揺動アーム部を同一長さで構成したものが
知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構造は、平坦地走行の場合には、両可動転輪が均一
にクローラベルトに作用して固定転輪と同様な案内作用
を為し、走行に伴う転輪の振動がなく安定走行を行うこ
とができるとともに、突曲部乗り越え時には、機体重心
が突曲部を越えるとき大きく傾動して強い衝撃を与える
ことのなよう突曲部に沿って可動転輪が上下動しクロー
ラベルトが屈曲して、円滑な乗り越えを行える利点を備
えている。
ところが、上述の如く前後揺動アームは同一長さに設け
られるので、上記したような突曲部乗り越え性能を向上
するために、可動転輪の上下動量を大きく設定すると、
前記揺動アームの長さを長くしなければならない。そう
すると、例えば一方の転輪が大きく上昇すると、他方の
転輪は同量下降することになるので、クローラベルトの
撓み量が大きくなり、周長変化が大きくクローラベルト
に無理な力が加わる等の弊害があった。
本考案は、上記不都合点を解消して、クローラベルトの
周長変化を極力小さくして、突曲部乗り越え性能を向上
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、機体の重心付近の下方に位置する転輪
とそれに隣接する転輪とを、天秤揺動自在にトラックフ
レームに枢支した揺動アームの前後両端に夫々支承し
て、両転輪を背反的に上下動自在に構成し、揺動アーム
において重心下方側の転輪を支承するアーム部を、他方
のアーム部よりも長く形成してある点にあり、その作用
・効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、機体が突曲部を乗り越える際に、機体重心下方
に位置する転輪の揺動アーム部が長いので、当該転輪の
上下動量が大きくなって、重心移動に伴う機体の傾動を
滑らかにすることができる。そして、他方のアーム部を
短かく形成するので、このアーム部に支承した転輪が、
重心下方側転輪の上下動に伴い背反的に上下動する場合
に、その上下動量は小さなものに抑制できる。
〔考案の効果〕
その結果、平坦地走行時には、両可動転輪が背反的に荷
重を受け、固定転輪と同様に作用して安定的な走行を行
い、かつ、突曲部乗り越え時には、前記重心下方側転輪
の大きな上下動により円滑な乗り越えを行えるものであ
りながら、他方側転輪の上下動量を小さくできて、クロ
ーラベルトの周長変化を極力小さなものにでき、ベルト
に無理な緊張力が加わることを防止できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に本考案に係る移動農機としてのコンバインのク
ローラ走行装置(1)を示している。このクローラ走行
装置(1)は、前部のクローラ駆動用輪体(2)、後部
のクローラ緊張用輪体(3)及び各輪体(2),(3)
間に前後方向に沿って配設される複数の案内転輪(4)
群夫々に亘ってゴムクローラベルト(5)を巻回張出し
て構成してある。前記緊張用輪体(3)は、トラックフ
レーム(6)の後端に、前後スライド自在に嵌合したス
ライドフレーム(7)に枢支され、内転輪式に構成して
ある。又、前記スライドフレーム(7)には、最後部側
の外転輪式の案内転輪(4)を枢支してあり、該転輪
(4)は緊張用輪体(3)と一体に調節ボルト(8)に
より前後スライド調節自在に設けてある。
複数の案内転輪(4)のうちの前後中間の2個のものを
上下動可能な可動転輪(4a),(4b)に構成するととも
に、その前後において夫々一対づつ設けられる転輪を固
定転輪に構成してある。
そして、前記可動転輪(4a),(4b)は、第3図に示す
ように、クローラベルト(5)から突設した芯金突起
(9),(9)の内方側に係入する内転輪式に構成する
ととともに、他の固定転輪(4)を芯金突起(9),
(9)に外側方から係入する外転輪式に構成してある
(第4図参照)。そして、前後各一対の固定転輪
(4),(4)の夫々の中間には、芯金突起(9),
(9)の内方側に係合してクローラベルト(5)の脱輪
を防止するための脱輪防止部材(10),(10)をトラッ
クフレーム(6)に取付け固定してある。
そして、後部側の脱輪防止部材(10)の取付け部は前記
スライドフレーム(7)のガタツキ防止機能を備えてい
る。つまり、第4図に示すように、脱輪防止部材(10)
の取付け用ボルト(11)をトラックフレーム(6)を貫
通する状態で設けるとともに、締付けた状態でその先端
がスライドフレーム(7)に接当押圧してガタツキを防
止するよう構成してある。又、嵌合摺接部分にグリス溜
まり部(12)を設けてある。
次に前記可動転輪(4a),(4b)の取付け構造について
説明する。
前部側の可動転輪(4a)を、コンバイン機体(13)の重
心(G)付近の下方に位置させるとともに、ここ可動転
輪(4a)と後部側に隣接する可動転輪(4b)とを、両転
輪(4a),(4b)の間の軸芯(P)周りに天秤揺動自在
にトラックフレーム(6)に枢支した揺動アーム(14)
の両端に夫々支承して、両転輪(4a),(4b)を背反的
に上下揺動自在に構成してある。
そして、前記揺動アーム(14)の前記重心(G)下方側
つまり前部側の転輪(4a)を支承するアーム部(14a)
を他方のアーム部(14b)よりも長く形成してある。
そして、第5図に示すように、前記揺動アーム(14)
は、トラックフレーム(6)の内方側に配備した油圧シ
リンダ(15)によって、前部側転輪(4a)が他の転輪
(4)群よりも下方に突出した位置で位置固定可能な状
態と自由揺動自在な状態とに切換可能に構成してある。
詳述すると、揺動アーム(14)の枢支軸(16)のトラッ
クフレーム(6)内方側から立設した駆動アーム(17)
の上部に油圧シリンダ(15)のピストンロッドを係合連
結し、油圧シリンダ(15)への圧油供給路中に切換弁
(19)を設けてある。そして、切換弁(19)の切換操作
によって油圧シリンダ(15)に圧油を供給することによ
り、前部側転輪(4a)を他の転輪(4)群よりも下方に
突出する状態まで揺動駆動させ、その状態で位置固定す
ることができる(第5図示の状態)。
このように設定すると、クローラベルト(5)の接地長
さが短くなり、機体旋回を円滑に行うことができる。
又、油圧シリンダ(15)の油路を開放する揺動アーム
(14)は任意方向に天秤揺動自在となり、平坦地走行時
には両可動転輪(4a),(4b)は背反的に機体荷重を受
けて固定転輪として機能するとともに、突曲部乗り越え
時には、第2図に示すように、機体重心(G)下方側の
可動転輪(4a)が大きく上方に向けて揺動退避可能であ
るので、突曲部乗り越えをスムーズに行うことができ
る。
このとき、後部側の可動転輪(4b)はその支承用揺動ア
ーム部(14b)が短いので、下方揺動量は小さなものに
なる。従って、可動転輪(4a),(4b)の上下動に伴う
クローラベルト(5)の周長変化は小さく無理な緊張力
が加わることがないのである。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る移動農機のクローラ走行装置の実施
例を示し、第1図は側面図、第2図は突曲部乗り越え時
のコンバインの全体側面図、第3図は可動転輪配設部の
縦断背面図、第4図は固定転輪配設部の縦断背面図、第
5図は可動転輪の揺動駆動状態を示す側面図である。 (4a),(4b)……転輪、(6)……トラックフレー
ム、(13)……機体、(14)……揺動アーム、(14
a),(14b)……アーム部、(G)……重心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体(13)の重心(G)付近の下方に位置
    する転輪(4a)とそれに隣接する転輪(4b)とを、天秤
    揺動自在にトラックフレーム(6)に枢支した揺動アー
    ム(14)の前後両端に夫々支承して、両転輪(4a),
    (4b)を背反的に上下動自在に構成し、揺動アーム(1
    4)において重心(G)下方側の転輪(4a)を支承する
    アーム部(14a)を、他方のアーム部(14b)よりも長く
    形成してある移動農機のクローラ走行装置。
JP1988110093U 1988-08-23 1988-08-23 移動農機のクローラ走行装置 Expired - Lifetime JPH0640067Y2 (ja)

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JP1988110093U JPH0640067Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 移動農機のクローラ走行装置

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Publication Number Publication Date
JPH0230781U JPH0230781U (ja) 1990-02-27
JPH0640067Y2 true JPH0640067Y2 (ja) 1994-10-19

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JPH0344628Y2 (ja) * 1985-07-17 1991-09-19
JPS632679U (ja) * 1986-06-24 1988-01-09

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JPH0230781U (ja) 1990-02-27

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