JP2001058587A - クローラユニット - Google Patents

クローラユニット

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JP2001058587A
JP2001058587A JP11236130A JP23613099A JP2001058587A JP 2001058587 A JP2001058587 A JP 2001058587A JP 11236130 A JP11236130 A JP 11236130A JP 23613099 A JP23613099 A JP 23613099A JP 2001058587 A JP2001058587 A JP 2001058587A
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JP11236130A
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Inventor
Yoshimasa Kimura
嘉昌 木村
Naoya Matsuo
直哉 松尾
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル操舵力が小さく、直進安定性がよ
く、乗り上げ性能がよいクローラユニットの提供。 【解決手段】 固定フレーム2、固定フレーム2に支点
3まわりに揺動可能に支持された揺動フレーム4、固定
フレーム2に回転可能に支持されたスプロケット5、揺
動フレーム4に回転可能に支持されたガイド輪6および
転輪7、スプロケット5およびガイド輪6および転輪7
に巻き掛けられたベルト9、固定フレーム2または固定
フレーム2に固定された部材18と揺動フレーム4との
間に設けられたばねと、を有する揺動式クローラユニッ
ト10。固定フレーム2または揺動フレーム4にストッ
パー30を設けてもよい。固定フレーム2と車体または
車体側部材との間にばね20を設けた固定式クローラユ
ニット10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】図21に示すように、車輪の代わりに三
角形状のクローラユニット1(三角クローラともいう)
を装着した車両は知られている。クローラユニット1に
は、転輪が揺動フレームに支持される揺動式と、転輪が
固定フレームに支持される固定式とがある。従来のクロ
ーラユニットを、たとえば揺動式を例にとって、説明す
る。図22、図23に示すように、三角クローラ1は、
上下方向に延びる固定フレーム2、固定フレーム2に支
点3にて揺動可能に支持された揺動フレーム4、固定フ
レーム2に回転可能に支持されアクスルシャフトの回転
が伝達される駆動輪であるスプロケット5、揺動フレー
ム4に回転可能に支持された複数の(たとえば4つの)
転輪7および複数の(たとえば4つの)ガイド輪6(た
だし、ガイド輪は無い場合もある)、スプロケット5お
よびガイド輪6、転輪7に巻け掛けられスプロケット5
により駆動される、凸部9a付きのベルト(履帯)9
と、を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクローラユニッ
ト1には、つぎの問題がある。 ハンドル操舵力が大きい。 図24において、三角クローラの1ユニットに掛かる軸
重をWとする。実際には各転輪7に軸重がかかる。1つ
の転輪7にかかる軸重をΔWとすると、4つの転輪7を
有する三角クローラであると、 W=4・ΔW となる。ハンドルを回した時、各転輪7にかかる軸重が
同じであるため、回転中心は4つの転輪の中心Cに位置
する。転輪7が路面を横すべりする時の摩擦係数をμと
すると、三角クローラの1ユニットの進行方向を変える
ための力(操舵力)は μ・ΔW・2L・4=8μ・ΔW・L である。2つのフロント転輪7にかかる横荷重を2F=
2μ・ΔWとおき2つのフロント転輪7を結ぶ線の回転
中心からの距離を2eとし、2つのリヤ転輪7にかかる
横荷重を2F=2μ・ΔWとおき2つのリヤ転輪7を結
ぶ線の回転中心からの距離を2eとすると、操舵力は、 2F・2e+2F・2e=8Fe となり、後述する本発明の操舵力に比べて大きい。 直進安定性が悪い。 図25において、クローラユニット1では車前後方向フ
ロント側の転輪7とリヤ側の転輪7にかかる軸重は運転
条件によって変化する。たとえば、揺動式三角クローラ
で加速時にはベルトの引張り力で後輪が持ち上げられ爪
先立ちになってフロント側の転輪7の軸重がリヤ側の転
輪7の軸重に比べて大となる。また、固定式三角クロー
ラでブレーキ時にはフロント側の転輪7の軸重がリヤ側
の転輪7の軸重に比べて大となる。フロント側の転輪7
とリヤ側の転輪7で軸重の配分が変わると、仮想の接地
点Gが車両のキングピン軸と路面との交点G0 に対して
前後に移る。それによって、キャスタートレール(G0
−G)がプラス(+)になったりマイナス(−)になっ
たりする。キャスタートレールがプラスになるとハンド
ルをきった後元に戻ろうとしてハンドル操作が安定する
が、マイナスになった場合はハンドルとられが発生す
る。フロント側の転輪7とリヤ側の転輪7で軸重の配分
が変わってキャスタートレールがプラスになったりマイ
ナスになったりしハンドル操作が安定になったり不安定
になったりするので、運転しにくい。 乗り上げ性能(超堤性能)が低い。 図26、図27において、三角クローラの最前部が垂直
壁12に当り、さらに車を前進させようとすると、三角
クローラには種々のモーメントが働く。たとえば、スプ
ロケット5の回転力によりリヤ側のベルトはスプロケッ
ト5に向かって引っ張られ、フロント側のベルトはスプ
ロケット5から押し出されようとし、たわむので、ベル
ト9は三角クローラのリヤ側を持ち上げようとする。ま
た、フロント側のガイド輪6がベルトを壁に押し付けベ
ルトはスプロケットによって輪転されるので、フロント
側のガイド輪6と壁12との間に挟まれたベルト部分は
三角クローラのフロント側を持ち上げようとする。ま
た、揺動フレーム4の固定フレーム2に対する揺動の支
点3はガイド輪が壁から受ける反力の作用点より低位に
あるから、ガイド輪が壁から受ける反力は揺動フレーム
4を揺動フレーム前端側が持ち上がる方向に回動させる
モーメントを生じる。これらの力、モーメントのバラン
スによって三角クローラの超堤性能は決まる。 勾配走行抵抗が大きい。 図28において、上りおよび下り坂走行時、三角クロー
ラは支点3を中心に揺動フレーム4が回転する。その回
転角は、揺動フレーム4に取り付けられた片方の転輪7
が、固定フレーム2に当たるまでである。片方の転輪7
が固定フレーム2に当たった状態で走行を続けようとす
ると、固定フレーム2と干渉している転輪7との間に大
きな抵抗が発生し、走行を妨げる。本発明の目的は、ハ
ンドル操舵力を小さくでき、直進安定性を向上でき、乗
り上げ性能を高くできる、クローラユニットを提供する
ことにある。本発明のもう一つの目的は、上記の目的に
加え、勾配走行抵抗を小さくできる、クローラユニット
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、つぎの通りである。 (1) 固定フレーム、固定フレームに支点まわりに揺
動可能に支持された揺動フレーム、固定フレームに回転
可能に支持されたスプロケット、揺動フレームに回転可
能に支持された転輪、スプロケットおよび転輪に巻け掛
けられたベルト、固定フレームまたは固定フレームに固
定された部材と揺動フレームまたは揺動フレームに固定
された部材との間にクローラユニットの車前後方向フロ
ント側を持ち上げるように設けられたばねと、を有する
クローラユニット。 (2) 前記ばねが、揺動フレームまたは揺動フレーム
に固定された部材の前記支点より車の前後方向リヤ側の
部分と固定フレームまたは固定フレームに固定された部
材との間に設けられた圧縮ばねからなる(1)記載のク
ローラユニット。 (3) 前記ばねが、揺動フレームまたは揺動フレーム
に固定された部材の前記支点より車の前後方向フロント
側の部分と固定フレームまたは固定フレームに固定され
た部材との間に設けられた引張りばねからなる(1)記
載のクローラユニット。 (4) 固定フレームまたは揺動フレームに設けられ
た、揺動フレームの揺動角度を規制するストッパーを、
さらに有する(1)記載のクローラユニット。 (5) 車体または車体に取り付けられた車体側部材に
支点まわりに回転可能に支持された固定フレーム、固定
フレームに回転可能に支持されたスプロケットおよび転
輪、スプロケットおよび転輪に巻け掛けられたベルト、
車体または車体に取り付けられた車体側部材と固定フレ
ームまたは固定フレームに固定された部材との間にクロ
ーラユニットの車前後方向フロント側を持ち上げるよう
に設けられたばねと、を有するクローラユニット。 (6) 前記ばねが、固定フレームまたは固定フレーム
に固定された部材の前記支点より車の前後方向リヤ側の
部分と車体または車体に取り付けられた車体側部材との
間に設けられたばねからなる(5)記載のクローラユニ
ット。 (7) 前記ばねが、固定フレームまたは固定フレーム
に固定された部材の前記支点より車の前後方向フロント
側の部分と車体または車体に取り付けられた車体側部材
との間に設けられたばねからなる(5)記載のクローラ
ユニット。
【0005】上記(1)〜(4)のクローラユニットは
揺動式クローラであり、揺動フレームが支点を中心に回
転する。ばねを設けたので、ばねの力により、クローラ
のフロント側が持ち上がる。これによって、ハンドルを
回した時のクローラの回転中心がリヤ側に移りハンドル
操舵力が小さくなり、クローラユニットの仮想の接地点
がリヤ側に移りキャスタートレールがプラスになって直
進安定性が向上し、ばねによるクローラユニットのフロ
ント側持ち上げ作用によりクローラユニットの垂直壁乗
り上げ性能が向上する。上記(2)のクローラユニット
では、ばねに圧縮ばねが用いられ、上記(3)のクロー
ラユニットでは、ばねに引張りばねが用いられる。上記
(4)のクローラユニットでは、固定フレームに揺動フ
レームの揺動角度を規制するストッパーを設けたので、
転輪が固定フレームに干渉することを防止でき、勾配走
行時に転輪が固定フレームに干渉することによる抵抗を
無くすことができる。上記(5)〜(7)のクローラユ
ニットは固定式クローラであり、固定フレームが支点を
中心に回転する。ばねを設けたので、ばねの力により、
クローラのフロント側が持ち上がる。これによって、ハ
ンドルを回した時のクローラの回転中心がリヤ側に移り
ハンドル操舵力が小さくなり、クローラユニットの仮想
の接地点がリヤ側に移りキャスタートレールがプラスに
なって直進安定性が向上し、ばねによるクローラユニッ
トのフロント側持ち上げ作用によりクローラユニットの
垂直壁乗り上げ性能が向上する。上記(6)のクローラ
ユニットでは、ばねにはたとえば引張りばねが用いら
れ、上記(7)のクローラユニットでは、ばねにたとえ
ば圧縮ばねが用いられる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図8は本発明の第1実施例
のクローラユニット(揺動式クローラユニットで、ばね
に圧縮ばねを用いたもの)を示しており、図9は本発明
の第2実施例のクローラユニット(揺動式クローラユニ
ットで、ばねに引張りばねを用いたもの)を示してい
る。図10〜図13は本発明の第3実施例のクローラユ
ニット(固定式クローラユニットで、ばねに圧縮ばねを
用いたもの)を示しており、図14は本発明の第4実施
例のクローラユニット(固定式クローラユニットで、ば
ねに引張りばねを用いたもの)を示している。図15〜
図20は本発明の第1実施例、第2実施例の揺動式クロ
ーラユニットの作用を説明しているが、本発明の第3実
施例、第4実施例の固定式クローラユニットの作用の説
明にも準用できる。
【0007】本発明の第1〜第4実施例に共通する構成
は、車体または車体に固定された車体側部材または車体
に対して揺動不能な第1のフレーム(揺動式クローラユ
ニットでは固定フレーム、固定式クローラユニットでは
車体または車体側部材)と、車体または車体に固定され
た車体側部材または車体に対して揺動不能な第1のフレ
ームに対して揺動可能な第2のフレーム(揺動式クロー
ラユニットでは揺動フレーム、固定式クローラユニット
では固定フレーム)との間に、クローラユニットのうち
車前後方向フロント側部分を持ち上げるばねを設けたこ
とである。本発明の第1〜第4実施例に共通する部分に
は、本発明の第1〜第4実施例にわたって同じ符号を付
してある。
【0008】まず、本発明の第1、第2実施例の揺動式
クローラユニットに共通する部分の構成を、たとえば図
1〜図8を参照して、説明する。本発明実施例の第1、
第2実施例の揺動式クローラユニット(三角クローラ)
1は、車体に対して揺動不能な固定フレーム2、固定フ
レーム2に支点3まわりに揺動可能に支持された揺動フ
レーム4、固定フレーム2に回転可能に支持されたスプ
ロケット5、揺動フレーム4に回転可能に支持された転
輪7およびガイド輪6(ただし、ガイド輪6は無い場合
もある)、スプロケット5およびガイド輪6および転輪
7に巻け掛けられスプロケット5により駆動されるベル
ト(履帯)9と、を有している。ガイド輪6および転輪
7は自由輪である。転輪7はタイヤ付き(ホイールにタ
イヤを装着した転輪で該転輪の外周がベルト9の内周面
と接触する)であってもよい。スプロケット5はアクス
ルシャフトと共に回転し、車の駆動輪である場合はアク
スルシャフト13からの駆動力が伝達される。ベルト9
はベルトの幅方向の一部に内側に向かって突出する凸部
(歯)9aを有しており、凸部9aはスプロケット5の
歯と噛合する。
【0009】固定フレーム2は上下方向に延びる部分を
有し、下部に揺動フレーム4を跨ぐ水平方向に延びる跨
ぎ部2aと跨ぎ部2aの両端から下方に延びる脚部2b
とからなる二股部2cを有する。スプロケット5はベア
リング10を介して固定フレーム2の上部に回転可能に
支持されている。アクスルシャフト13はアダプター1
1(アクスルシャフト13にホイールが装着される場合
にホイールボルト穴と適合するピッチサークルダイア上
のボルト穴とスプロケット5と適合するピッチサークル
ダイア上のボルト穴とを有するアダプター)を介してス
プロケット5に連結され、アクスルシャフト13とスプ
ロケット5は共に回転する。ベルト9はベルトの幅方向
中央部にベルト内側に突出する凸部(歯)9aを有す
る。この凸部9aにスプロケット5の歯が噛合してい
る。駆動輪の場合は、アクスルシャフト13からの駆動
力がスプロケット5に伝達され、さらにベルト9に伝達
される。自由輪の場合は、ベルト9の回転がスプロケッ
ト5を回転させる。
【0010】固定フレーム2の二股部2cの2つの脚2
bにわたって揺動軸8が延びている。揺動フレーム4は
固定フレーム2の下部に揺動軸8(揺動軸8の軸芯が支
点3)を介して揺動可能に連結、支持されている。揺動
フレーム4は車両前後方向に延びている。支点3は揺動
フレーム4の車両前後方向中点にある。固定フレーム2
は、跨ぎ部2aのアクスルシャフト13下方側の端部
で、すなわちアクスルハウジング15側に延びた端部
で、車の後輪の場合は図2に示すように上下方向に延び
るアタッチメント14により車体側部材であるアクスル
ハウジング15に、前輪の場合は図7に示すようにアタ
ッチメント16により車体側部材であるステアリングナ
ックル17に、連結されている。
【0011】揺動フレーム4の車両前後方向端部にはガ
イド輪6が4つ(支点3より車両前側に2つ、車両後側
に2つの計4つ)回転可能に軸支されている。ベルト9
の凸部9aは、左右のガイド輪6の間を通り案内され、
ベルト外れが防止される。揺動フレーム4のガイド輪6
軸支部より支点3側に転輪7がたとえば4つ(支点3よ
り車両前側に2つ、車両後側に2つの計4つ)回転可能
に軸支されている。転輪7はタイヤ付き転輪であっても
よい(図示例はタイヤ付き転輪である場合を示してい
る)。支点3より車両前側の2つの転輪7は揺動フレー
ム4を挟んで互いに車両左右方向に対向する位置に配置
され、支点3より車両後側の2つの転輪7も揺動フレー
ム4を挟んで互いに車両左右方向に対向する位置に配置
される。ベルト9の凸部9aは、支点3より車両前側の
2つの転輪7、および支点3より車両後側の2つの転輪
7の間を通過する。
【0012】固定フレーム2の跨ぎ部2aには、図5に
示すように車両前後方向に跨ぎ部2aから斜め上方に延
びるアーム2dが形成されるか、または図6に示すよう
に固定フレーム2と別体に作製したアーム部材18が車
両前後方向に跨ぎ部2aから斜め上方に延びるように固
定フレーム2の跨ぎ部2aにボルト等により固定されて
いる。揺動フレーム4と、固定フレーム2に一体形成の
アーム2dまたは固定フレーム2に固定された部材(ア
ーム部材)18との間には、クローラユニット1の、車
前後方向フロント側部分を持ち上げるように働く(した
がって、クローラユニット1の、車前後方向リヤ側部分
を下方に押すように働く)ばね20が設けられている。
【0013】固定フレーム2の一部であるアーム2dま
たは固定フレーム2に固定されたアーム18は、揺動フ
レーム4の支点3より車の前後方向フロント側またはリ
ヤ側の上方に延びており、その先端部にばね受け(また
は、ばね引っ掛け部)21が固定されている。一方、揺
動フレーム4には支点3から離れた部位でかつばね受け
21に斜め上下方向または上下方向に対向する部位にば
ね受け(または、ばね引っ掛け部)22が固定されてい
る。スプリング20は、ばね受け21とばね受け22と
の間に設けられる。図示例ではばね20がコイルスプリ
ングからなる。ただし、ばね20はばね作用を果たすも
のであれば如何なる種類のばね(たとえば、板ばねなど
またはばねアッセンブリーからなっていてもよい。
【0014】ばね20は、揺動フレーム4の支点3より
車の前後方向リヤ側の部分と固定フレーム2または固定
フレーム2に固定されたアーム部材18との間に設けら
れた圧縮ばね20Aか、または揺動フレーム4の支点3
より車の前後方向フロント側の部分と固定フレーム2ま
たは固定フレーム2に固定されたアーム部材18との間
に設けられた引張りばね20Bか、の何れかからなる。
【0015】また、固定フレーム2または揺動フレーム
4には、揺動フレーム4の揺動角度を所定値以下に制御
するストッパー30が設けられている。図1、図9に示
すように、固定フレーム2のうち揺動フレーム4を跨い
でいる跨ぎ部2aに、車の前後方向に向って突出するス
トッパー30が設けられている。ストッパー30の下面
は、揺動フレーム4に上下方向に対向し、先端に向かっ
て斜め上方に延びるテーパとされている。そして、揺動
フレーム4が車前後方向フロント側が持ち上がるように
揺動して、ストッパー30の下面が揺動フレーム4の上
面に当たった時、ストッパー30は揺動フレーム4がそ
れ以上の角度に揺動しないように、揺動フレーム4の揺
動を規制する。そして、揺動フレーム4がストッパー3
0と当たった時、転輪7と固定フレーム2とが当たって
いないように(図20)、ストッパー30の、揺動フレ
ーム4との当り角が設定されている。上記の例では、ス
トッパー30が、固定フレーム2に設けられる場合を示
したが、揺動フレーム4に設けられてもよい(たとえ
ば、図20において、ストッパー30をそのまま揺動フ
レーム4側に設けたもの)。
【0016】つぎに、本発明の第1、第2実施例に共通
な部分の作用を、図15〜図20を参照して説明する。
まず、ばね20の作用、効果を説明する。揺動フレーム
4は支点3を中心に回転するので、ばね20の力によ
り、クローラユニット1の車前後方向フロント部を常時
持ち上げる力が働く。これによって、つぎの第1〜第3
の作用、効果が生じる。
【0017】第1の作用、効果として、ハンドル操舵力
が小さくなることが挙げられる。図15、図16に示す
ように、ばね20の働きで、各転輪7にかかる軸重配分
が変わる。この軸重配分はばね20の強さで自在に設定
可能であるが、たとえば、 リヤ側転輪:フロント側転輪=3:1 の軸重配分となったとする。各転輪にかかる軸重は、 フロント=1/2・ΔW リヤ=3/2・ΔW となる。よって、ハンドルを回した時、回転中心はフロ
ント側転輪とリヤ側転輪に働く操舵力が等しくなる位置
となることから、 1/2・ΔW・3L’・2=3/2・ΔW・L’・2 となり、図16の位置に移る。この場合、 総操舵力=μ・1/2・ΔW・3L’・2+μ・3/2・ΔW・L’・2 =6μ・ΔW・L’ ここで、 L<L’<1.2L の関係があるので、 総操舵力=6μ・ΔW・L’<7.2μ・ΔW・L<8
μ・ΔW・L となり、ばね無しの場合の操舵力である、前述の8μ・
ΔW・Lより小さくなる。したがって、ハンドル操舵力
が小さくなる。2つのフロント転輪7にかかる横荷重を
F=2μ・1/2・ΔWとおき2つのフロント転輪7を
結ぶ線の回転中心からの距離を3eとし、2つのリヤ転
輪7にかかる横荷重を3F=2μ・3/2・ΔWとおき
2つのリヤ転輪7を結ぶ線の回転中心からの距離をeと
すると、操舵力は、 F・3e+3F・e=6Fe となり、ばね無しの場合の操舵力である、前述の8μ・
ΔW・Lより小さくなる。したがって、ハンドル操舵力
が小さくなる。
【0018】第2の作用、効果として、直進安定性が向
上することが挙げられる。図17に示すように、ばね2
0を設けることで、フロント側転輪の軸重WF とリヤ側
転輪の軸重WR の配分が変わり(WR >WF となり)、
クローラユニット1の仮想の中立点が、G0 (車両のキ
ングピン軸と路面との交点)からGに、リヤ側に移動す
る。スプロケットの回転中心をOとすると、OG0 が操
向の軸線に相当し、Gが路面との接地点となる。GがG
0 より車の前後方向後方にあるので、ばね20の強さを
選定することによりキャスタートレール(G0 −G)が
常にプラス(+)になり、ハンドルをきった時ハンドル
が元に戻りハンドル操作が安定し、いわゆるキャスター
トレール効果が得られる。
【0019】第3の作用、効果として、超堤性(乗り上
げ性)が向上することが挙げられる。図18、図19に
おいて、三角クローラの最前部が垂直壁12に当り、さ
らに車を前進させようとすると、三角クローラには種々
のモーメントが働く。たとえば、スプロケット5の回転
力によりリヤ側のベルトはスプロケット5に向かって引
っ張られ、フロント側のベルトはスプロケット5から押
し出されようとし、たわむので、ベルト9は三角クロー
ラのリヤ側を持ち上げようとする。また、フロント側の
ガイド輪6がベルトを壁に押し付けベルトはスプロケッ
トによって輪転されるので、フロント側のガイド輪6と
壁12との間に挟まれたベルト部分は三角クローラのフ
ロント側を持ち上げようとする。また、揺動フレーム4
の固定フレーム2に対する揺動の支点3はガイド輪が壁
から受ける反力の作用点より低位にあるから、ガイド輪
が壁から受ける反力は揺動フレーム4を揺動フレーム前
端側が持ち上がる方向に回動させるモーメントを生じ
る。また、ばね20を設けたので、ばね20により、三
角クローラのフロント側を持ち上げようとするモーメン
トMS が働く。これらの力、モーメントのバランスによ
って三角クローラの超堤性能は決まる。ばね20の設け
たことにより、三角クローラのフロント側を持ち上げよ
うとする力、モーメントが従来に比べて大となり、クロ
ーラユニットの、壁を乗り越える性能が向上する。
【0020】つぎに、ストッパー30の作用、効果を説
明する。図20に示すように、固定フレーム2または揺
動フレーム4にストッパー30を設けることで、揺動フ
レーム4の、固定フレーム2に対する最大回転角を制御
できる。坂道の傾斜角度がストッパー30の揺動フレー
ム規制角度より大の時は、フロント側転輪7の下のみで
ベルト9が接地し、リヤ側転輪7の下は地面から浮き上
がる。揺動フレーム4の最大回転角が規制されることに
より、固定フレーム2と転輪7との干渉を防止すること
ができる。その結果、クローラユニット1内で大きな抵
抗が発生することなく、車両を円滑に走行させることが
できる。
【0021】つぎに、本発明の第1、第2実施例の特有
な部分を説明する。本発明の第1実施例では、図1〜図
8、図20に示すように、ばね20が圧縮ばね20Aか
らなる。圧縮ばね20Aは、揺動フレーム4の支点3よ
り車の前後方向リヤ側の部分と、固定フレーム2のアー
ム2dまたは固定フレーム2に固定された車の前後方向
リヤ側に向かって延びるアーム部材18との間に、設け
られている。
【0022】本発明の第2実施例では、図9に示すよう
に、ばね20が引張りばね20Bからなる。引張りばね
20Bは、揺動フレーム4の支点3より車の前後方向フ
ロント側の部分と、固定フレーム2のアーム2dまたは
固定フレーム2に固定された車の前後方向フロント側に
向かって延びるアーム部材との間に、設けられている。
【0023】まず、本発明の第3、第4実施例の固定式
クローラユニットに共通する部分の構成を、たとえば図
10〜図14を参照して、説明する。本発明実施例の第
3、第4実施例の固定式クローラユニット(三角クロー
ラ)1は、車体または車体に固定された車体側部材に対
し支点3(アクスルシャフト軸芯)まわりに揺動可能と
された固定フレーム2、固定フレーム2に回転可能に支
持されたスプロケット5および転輪7およびガイド輪6
(ただし、ガイド輪6は無い場合もある)、スプロケッ
ト5およびガイド輪6および転輪7に巻け掛けられスプ
ロケット5により駆動されるベルト(履帯)9と、を有
している。固定式クローラユニット1は、揺動フレーム
をもたない。転輪7、ガイド輪6はタイヤ付き(ホイー
ルにタイヤを装着したものでタイヤがベルト9の内周面
と接触する)であってもよい。ベルト9はベルトの幅方
向の一部に内側に向かって突出する凸部(歯)9aを有
しており、凸部9aはスプロケット5の歯と噛合する。
スプロケット5はベアリング10を介して固定フレーム
2の上部に回転可能に支持されている。アクスルシャフ
ト13はアダプター11を介してスプロケット5に連結
され、アクスルシャフト13とスプロケット5は共に回
転する。
【0024】固定フレーム2の車両前後方向端部にはガ
イド輪6が4つ(支点3より車両前側に2つ、車両後側
に2つの計4つ)回転可能に軸支されている。固定フレ
ーム2のガイド輪6軸支部より支点3側に転輪7がたと
えば4つ(支点3より車両前側に2つ、車両後側に2つ
の計4つ)回転可能に軸支されている。転輪7はタイヤ
付き転輪であってもよい(図示例はタイヤ付き転輪であ
る場合を示している)。支点3より車両前側の2つの転
輪7は揺動フレーム4を挟んで互いに車両左右方向に対
向する位置に配置され、支点3より車両後側の2つの転
輪7も揺動フレーム4を挟んで互いに車両左右方向に対
向する位置に配置される。ベルト9の凸部9aは、支点
3より車両前側の2つの転輪7、および支点3より車両
後側の2つの転輪7の間を通過する。
【0025】車体または車体に取り付けられた車体側部
材と、固定フレーム2または固定フレームに固定された
部材との間に、クローラユニット1の揺動角度を規制す
るとともに揺動を緩衝するストッパー兼緩衝器40が設
けられている。また、車体または車体に取り付けられた
車体側部材と、固定フレーム2または固定フレームに固
定された部材との間に、クローラユニット1の車前後方
向フロント側を持ち上げるように働く(したがって、ク
ローラユニット1の、車前後方向リヤ側部分を下方に押
すように働く)ばね20が設けられている。ばね20
は、たとえばストッパ兼緩衝器40の外側にストッパ兼
緩衝器40と同心状に配置されていてもよい。
【0026】本発明の第3、第4実施例の固定式クロー
ラユニットに共通する部分の作用については、ばね20
を設けたことにより、揺動式クローラユニットで述べ
た、ハンドル操作力が小さくなる、直進安定性が向上す
る、乗り上げ性が向上する、という作用と同様の作用が
得られる。
【0027】本発明の第3、第4実施例の固定式クロー
ラユニットの特有の部分を説明する。本発明の第3実施
例の固定式クローラユニットでは、図14に示すよう
に、ばね20は、固定フレーム2または固定フレーム2
に固定された部材の支点3より車の前後方向リヤ側の部
分と、車体または車体に取り付けられた車体側部材(た
とえば、ナックルアーム)との間に設けられた、引張り
ばね20Bから構成されている。
【0028】本発明の第4実施例の固定式クローラユニ
ットでは、図13に示すように、ばね20は、固定フレ
ーム2または固定フレーム2に固定された部材の支点3
より車の前後方向フロント側の部分と、車体または車体
に取り付けられた車体側部材(たとえば、ナックルアー
ム)との間に設けられた、引張りばね20Bから構成さ
れている。
【0029】
【発明の効果】請求項1〜4のクローラユニット(揺動
式クローラユニット)によれば、ばねを設けたので、ば
ねの力により、クローラユニットの車前後方向フロント
側が持ち上がる。これによって、ハンドルを回した時の
クローラの回転中心がリヤ側に移りハンドル操舵力が小
さくなり、クローラユニットの仮想の接地点がリヤ側に
移りキャスタートレールがプラスになって直進安定性が
向上し、ばねによるクローラユニットのフロント側持ち
上げ作用によりクローラユニットの垂直壁乗り上げ性能
が向上する。請求項4のクローラユニットによれば、固
定フレームに揺動フレームの揺動角度を規制するストッ
パーを設けたので、転輪が固定フレームに干渉すること
を防止でき、勾配走行時に転輪が固定フレームに干渉す
ることによる抵抗を無くすことができる。請求項5〜7
のクローラユニット(固定式クローラユニット)によれ
ば、ばねを設けたので、ばねの力により、クローラのフ
ロント側が持ち上がる。これによって、ハンドルを回し
た時のクローラの回転中心がリヤ側に移りハンドル操舵
力が小さくなり、クローラユニットの仮想の接地点がリ
ヤ側に移りキャスタートレールがプラスになって直進安
定性が向上し、ばねによるクローラユニットのフロント
側持ち上げ作用によりクローラユニットの垂直壁乗り上
げ性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のクローラユニットの側面
図である。
【図2】図1のA−A断面図である(後輪の場合)。
【図3】図1のB−B矢視図である。
【図4】図2で固定フレームとその近傍の部材を取り出
して示した断面図である。
【図5】図4のC−C矢視図である。
【図6】図4の、もう一つの例の、C−C矢視図であ
る。
【図7】図1のA−A断面図である(前輪の場合)。
【図8】図7のD矢視図である。
【図9】本発明の第2実施例のクローラユニットの側面
図である。
【図10】本発明の第3実施例、第4実施例のクローラ
ユニット(ただし、ばね20を除去した状態)の側面図
である。
【図11】図10のE−E断面図である。
【図12】本発明の第3実施例のクローラユニットでば
ね20を固定フレーム2と車体または車体側部材17と
の間に配置した部分側面図である。
【図13】本発明の第3実施例のクローラユニットで圧
縮ばね20Aを固定フレーム2と車体または車体側部材
17との間に配置した概略側面図である。
【図14】本発明の第4実施例のクローラユニットで引
張りばね20Bを固定フレーム2と車体または車体側部
材17との間に配置した概略側面図である。
【図15】本発明における転輪の軸重配分図である。
【図16】本発明における回転中心のシフト図である。
【図17】本発明における重心のシフト図である。
【図18】本発明における垂直壁に当たった状態のクロ
ーラユニットの概略側面図である。
【図19】本発明における壁に乗り上げ始めた時のクロ
ーラユニットの概略側面図である。
【図20】坂道走行時のクローラユニットの側面図であ
る。
【図21】従来のクローラユニットを装着した車の側面
図である。
【図22】従来のクローラユニットの側面図である。
【図23】図22のF−F断面図である。
【図24】従来のクローラユニットの転輪の軸重配分図
である。
【図25】従来のクローラユニットの重心の位置図であ
る。
【図26】従来のクローラユニットの垂直壁に当たった
状態の側面図である。
【図27】従来のクローラユニットの壁に当たってもぐ
り始めた状態の側面図である。
【図28】従来のクローラユニットの坂道走行時の側面
図である。
【符号の説明】
1 クローラユニット 2 固定フレーム 2a 跨ぎ部 2b 脚 2c 二股部 2d アーム 3 支点 4 揺動フレーム 5 スプロケット 6 ガイド輪 7 転輪 8 揺動軸 9 ベルト 9a 凸部(歯) 10 ベアリング 11 アダプター 12 垂直壁 13 アクスルシャフト 14 アタッチメント 15 アクスルハウジング 16 アタッチメント 17 ナックル 18 アーム(アーム部材) 20 ばね 20A 圧縮ばね 20B 引張りばね 21、22 ばね受け 30 ストッパー 40 ストッパー兼緩衝器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定フレーム、固定フレームに支点まわ
    りに揺動可能に支持された揺動フレーム、固定フレーム
    に回転可能に支持されたスプロケット、揺動フレームに
    回転可能に支持された転輪、スプロケットおよび転輪に
    巻け掛けられたベルト、固定フレームまたは固定フレー
    ムに固定された部材と揺動フレームまたは揺動フレーム
    に固定された部材との間にクローラユニットの車前後方
    向フロント側を持ち上げるように設けられたばねと、を
    有するクローラユニット。
  2. 【請求項2】 前記ばねが、揺動フレームまたは揺動フ
    レームに固定された部材の前記支点より車の前後方向リ
    ヤ側の部分と固定フレームまたは固定フレームに固定さ
    れた部材との間に設けられた圧縮ばねからなる請求項1
    記載のクローラユニット。
  3. 【請求項3】 前記ばねが、揺動フレームまたは揺動フ
    レームに固定された部材の前記支点より車の前後方向フ
    ロント側の部分と固定フレームまたは固定フレームに固
    定された部材との間に設けられた引張りばねからなる請
    求項1記載のクローラユニット。
  4. 【請求項4】 固定フレームまたは揺動フレームに設け
    られた、揺動フレームの揺動角度を規制するストッパー
    を、さらに有する請求項1記載のクローラユニット。
  5. 【請求項5】 車体または車体に取り付けられた車体側
    部材に支点まわりに回転可能に支持された固定フレー
    ム、固定フレームに回転可能に支持されたスプロケット
    および転輪、スプロケットおよび転輪に巻け掛けられた
    ベルト、車体または車体に取り付けられた車体側部材と
    固定フレームまたは固定フレームに固定された部材との
    間にクローラユニットの車前後方向フロント側を持ち上
    げるように設けられたばねと、を有するクローラユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記ばねが、固定フレームまたは固定フ
    レームに固定された部材の前記支点より車の前後方向リ
    ヤ側の部分と車体または車体に取り付けられた車体側部
    材との間に設けられたばねからなる請求項5記載のクロ
    ーラユニット。
  7. 【請求項7】 前記ばねが、固定フレームまたは固定フ
    レームに固定された部材の前記支点より車の前後方向フ
    ロント側の部分と車体または車体に取り付けられた車体
    側部材との間に設けられたばねからなる請求項5記載の
    クローラユニット。
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