JPH0639713Y2 - 輸液バッグ - Google Patents
輸液バッグInfo
- Publication number
- JPH0639713Y2 JPH0639713Y2 JP1989146341U JP14634189U JPH0639713Y2 JP H0639713 Y2 JPH0639713 Y2 JP H0639713Y2 JP 1989146341 U JP1989146341 U JP 1989146341U JP 14634189 U JP14634189 U JP 14634189U JP H0639713 Y2 JPH0639713 Y2 JP H0639713Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- present
- infusion bag
- partition wall
- drug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、液状注入液と抗生物質等の粉末状薬品とを同
一容器内で区分保管し、使用前に簡単に混合し、容易に
使用出来る様にした輸液バッグに関するものである。
一容器内で区分保管し、使用前に簡単に混合し、容易に
使用出来る様にした輸液バッグに関するものである。
（従来の技術） 従来、混合した状態で保管すると変質する抗生物質等の
薬剤を使用する場合、別々の容器に保管しておき、使用
前に薬液と混合して使用するか、或いは、特開昭63−31
7481号公報に示される様に同一容器に保管しておき、使
用前に移送路を破壊して両者を混合して使用するか、ま
た、特開昭63−309263号公報に示される様に同一容器内
に保管しておき、両者を隔壁の一部に設けた連通部で接
続出来る様にしていた。
薬剤を使用する場合、別々の容器に保管しておき、使用
前に薬液と混合して使用するか、或いは、特開昭63−31
7481号公報に示される様に同一容器に保管しておき、使
用前に移送路を破壊して両者を混合して使用するか、ま
た、特開昭63−309263号公報に示される様に同一容器内
に保管しておき、両者を隔壁の一部に設けた連通部で接
続出来る様にしていた。
しかし、別々の容器に保管してある薬剤及び薬液を使用
前に混合して使用する場合には、薬剤及び薬液の種類が
多くなり、混合時に異物の混入や、薬剤等を間違える原
因になるし、又、その混合の時間を多く要する等の問題
があった。
前に混合して使用する場合には、薬剤及び薬液の種類が
多くなり、混合時に異物の混入や、薬剤等を間違える原
因になるし、又、その混合の時間を多く要する等の問題
があった。
これに対し、特開昭63−317481、309263号公報に示され
るバッグだと、同一容器内に複数の薬剤を有している
が、移送路を破壊する方法だとその破片が薬液中に入
り、最悪の場合には人体にまで入る危険があり、又輸送
中、或いは保管中に、移送路又は連通部が貫通し、内容
液を駄目にすること等の問題があり、満足できる物がな
かった。
るバッグだと、同一容器内に複数の薬剤を有している
が、移送路を破壊する方法だとその破片が薬液中に入
り、最悪の場合には人体にまで入る危険があり、又輸送
中、或いは保管中に、移送路又は連通部が貫通し、内容
液を駄目にすること等の問題があり、満足できる物がな
かった。
（本考案が解決しようとする課題） 本考案は、このような従来の問題点を解決するため、同
一容器内に複数の薬剤或いは薬液を保管し、その隔壁を
工夫して、従来の様に移送路を破壊する際に発生した微
粒子の発生もなく、輸送中或いは保管中にも隔壁が破壊
して薬剤或いは薬液の混合がない様にしたものである。
一容器内に複数の薬剤或いは薬液を保管し、その隔壁を
工夫して、従来の様に移送路を破壊する際に発生した微
粒子の発生もなく、輸送中或いは保管中にも隔壁が破壊
して薬剤或いは薬液の混合がない様にしたものである。
（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するためになされた本考案は、複数の
隔室を有する輸液バッグにおいて、その隔壁を複数個の
強固に接着した箇所９と２重の複数個の弱く接着した箇
所８で構成してバッグ内を隔室に区分けし、隔室間の連
絡を２重の複数個の弱く接着した箇所８を剥離して実施
し、前記接着箇所８、９の中間16は真空となっているこ
とを特徴とする輸液バッグある。
隔室を有する輸液バッグにおいて、その隔壁を複数個の
強固に接着した箇所９と２重の複数個の弱く接着した箇
所８で構成してバッグ内を隔室に区分けし、隔室間の連
絡を２重の複数個の弱く接着した箇所８を剥離して実施
し、前記接着箇所８、９の中間16は真空となっているこ
とを特徴とする輸液バッグある。
（実施例） 本考案を図示の実施例によって、詳細に説明する。
第１図は本考案の容器平面図を示し、１は本考案の薬液
保存部、10は粉末薬剤保存部、２はバッグのシール部、
８、９は、１と10との隔壁である。16は８、９からなる
隔壁が２重に構成されている中間であり、真空になって
いる。即ち、本図の如く、複数個の強固に接着した箇所
９と複数個の弱く接着した箇所８からなる隔壁を２重に
有している。この理由は、隔壁が１箇所であると、従来
の技術で述べた様に、輸送中或いは保管中に、隔壁が破
れて連絡してしまう危険があるからである。本考案の様
に２重になっていると、１箇所が破れても、もう１箇所
の隔壁がある為、バッグ内容液が連絡しない。尚、複数
の弱く接着した箇所８は、バッグを強く圧迫すれば、薬
液の圧力で簡単に剥離する程度の接着強度であるため、
バッグ中の薬液及び薬剤を容易に混合出来る。
保存部、10は粉末薬剤保存部、２はバッグのシール部、
８、９は、１と10との隔壁である。16は８、９からなる
隔壁が２重に構成されている中間であり、真空になって
いる。即ち、本図の如く、複数個の強固に接着した箇所
９と複数個の弱く接着した箇所８からなる隔壁を２重に
有している。この理由は、隔壁が１箇所であると、従来
の技術で述べた様に、輸送中或いは保管中に、隔壁が破
れて連絡してしまう危険があるからである。本考案の様
に２重になっていると、１箇所が破れても、もう１箇所
の隔壁がある為、バッグ内容液が連絡しない。尚、複数
の弱く接着した箇所８は、バッグを強く圧迫すれば、薬
液の圧力で簡単に剥離する程度の接着強度であるため、
バッグ中の薬液及び薬剤を容易に混合出来る。
２はバッグ全体のシール部、３は液排出部の固定板、４
は液排出部、５は栓、６は吊下げ用保持部である。
は液排出部、５は栓、６は吊下げ用保持部である。
15は粉末薬剤の変質を防ぐ為にバッグに付着させたアル
ミ箔である。
ミ箔である。
第３図は、本バッグを包装する場合の１例を示す側面図
である。オーバーラップフイルム14は、多層のハイバリ
ア性の透明フイルムであり、バッグを２つ折りにして包
装している。バッグの内容液の種類によっては、オーバ
ーラップフイルムの片面にアルミ箔を付着させ、内容液
を光線の影響から保護する様にする。又、必要により、
オーバーラップフイルム14内を窒素パージする事等によ
って、バッグ内容物の変質を少なくすることも出来る。
である。オーバーラップフイルム14は、多層のハイバリ
ア性の透明フイルムであり、バッグを２つ折りにして包
装している。バッグの内容液の種類によっては、オーバ
ーラップフイルムの片面にアルミ箔を付着させ、内容液
を光線の影響から保護する様にする。又、必要により、
オーバーラップフイルム14内を窒素パージする事等によ
って、バッグ内容物の変質を少なくすることも出来る。
（本考案の効果） 本考案バッグは、以上説明したように、複数の薬液、薬
剤を混合して使用する輸液バッグとして、特に湿気、光
線、或いは大気雰囲気にて変質しやすい内容物用とし
て、有益な物である。
剤を混合して使用する輸液バッグとして、特に湿気、光
線、或いは大気雰囲気にて変質しやすい内容物用とし
て、有益な物である。
又、本考案バッグは、薬液と薬剤との使用に限定される
ことなく、これらと同様に、湿度、光線、或いは容器の
通気性等にて影響を受ける種々の調味料、薬品或いは食
品等にも使用出来るのは、当然のことである。
ことなく、これらと同様に、湿度、光線、或いは容器の
通気性等にて影響を受ける種々の調味料、薬品或いは食
品等にも使用出来るのは、当然のことである。
従って、本考案は、実用上極めて有効な考案であり、そ
の応用範囲は広いバッグである。
の応用範囲は広いバッグである。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第１図は本考
案容器の平面図であり、第２図は第１図の側面図であ
る。第３図は使用例の側面図である。 １……バッグ薬液部、２……バッグシール部 10……バッグ薬剤部、８……隔壁の弱い接着部 ９……隔壁の強い接着部、15……アルミ箔 ４……液排出部、５……栓 14……オーバーラップフイルム
案容器の平面図であり、第２図は第１図の側面図であ
る。第３図は使用例の側面図である。 １……バッグ薬液部、２……バッグシール部 10……バッグ薬剤部、８……隔壁の弱い接着部 ９……隔壁の強い接着部、15……アルミ箔 ４……液排出部、５……栓 14……オーバーラップフイルム
Claims (1)
- 【請求項１】複数の隔室を有する輸液バッグにおいて、
その隔壁を複数個の強固に接着した箇所９と２重の複数
個の弱く接着した箇所８で構成してバッグ内を隔室に区
分けし、隔室間の連絡を２重の複数個の弱く接着した箇
所８を剥離して実施し、前記接着箇所８、９の中間16は
真空となっていることを特徴とする輸液バッグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989146341U JPH0639713Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 輸液バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989146341U JPH0639713Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 輸液バッグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0385038U JPH0385038U (ja) | 1991-08-28 |
| JPH0639713Y2 true JPH0639713Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31692936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989146341U Expired - Lifetime JPH0639713Y2 (ja) | 1989-12-19 | 1989-12-19 | 輸液バッグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639713Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8333750B2 (en) | 2005-04-28 | 2012-12-18 | Nipro Corporation | Label, medicine bag and storage container with the label |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5176634A (en) * | 1990-08-02 | 1993-01-05 | Mcgaw, Inc. | Flexible multiple compartment drug container |
| JP3079403B2 (ja) * | 1992-05-03 | 2000-08-21 | 株式会社大塚製薬工場 | 複室容器 |
| JP3524960B2 (ja) * | 1994-07-15 | 2004-05-10 | 昭和電工株式会社 | 輸液バッグ |
| JP4606083B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2011-01-05 | 扶桑薬品工業株式会社 | 輸液バッグ収納容器 |
| JP5118838B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2013-01-16 | 株式会社大塚製薬工場 | 複室容器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63309263A (ja) * | 1987-06-09 | 1988-12-16 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 輸液バッグ |
| JP2675049B2 (ja) * | 1988-03-17 | 1997-11-12 | 株式会社新素材総合研究所 | 内容物入り容器 |
-
1989
- 1989-12-19 JP JP1989146341U patent/JPH0639713Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8333750B2 (en) | 2005-04-28 | 2012-12-18 | Nipro Corporation | Label, medicine bag and storage container with the label |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0385038U (ja) | 1991-08-28 |
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