JPH0639681U - クイック反転カー - Google Patents

クイック反転カー

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Publication number
JPH0639681U
JPH0639681U JP8138892U JP8138892U JPH0639681U JP H0639681 U JPH0639681 U JP H0639681U JP 8138892 U JP8138892 U JP 8138892U JP 8138892 U JP8138892 U JP 8138892U JP H0639681 U JPH0639681 U JP H0639681U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deck
movable frame
wheels
car
axle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8138892U
Other languages
English (en)
Inventor
史雄 寺尾
良春 金原
正純 磯崎
仁男 真下
昌昭 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8138892U priority Critical patent/JPH0639681U/ja
Publication of JPH0639681U publication Critical patent/JPH0639681U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広い道路幅がなくても一挙動で簡単にUター
ンできる自動車を提供する。 【構成】 駆動輪としての後輪9,9が装着された、乗
員が乗り込むデッキ4に対して可動フレーム3を前後方
向に回転可能に支持し、この可動フレーム3の先端に前
輪10,10を装着して、可動フレーム3を前後に移動
させることにより前輪10,10の位置をデッキ4の前
方から後方へ、あるいはその逆に移動可能に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、大きなスペースを必要とすることなくUターンできるクイック反 転カーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の向きを180°反転(Uターン)させる場合には、ハンドルを 最大限に切りながら自動車を走行させて行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、タイヤの切れ角には制限があるため一挙動でUターンするには 、少なくとも最小回転半径以上の道路幅が必要になり、道路幅が狭い場合には何 回も切り返しを行う必要があった。また、自動車を走行させつつ行う必要がある ので道路幅のみならず自動車の前方(または後方)にも一定以上のスペースが必 要であった。 そこで、本考案はこのような大きなスペースを必要とすることなく簡単にUタ ーンができる自動車を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案では、積極回転する左右の後輪と前後の補助輪を備えたデッキ と、このデッキに、前記後輪を支持するリヤ車軸と平行な軸線を中心にして前後 方向に回転可能に支持された可動フレームと、この可動フレームを回転させる動 力と、この可動フレームの回転を任意の位置で規制する回転規制手段とを備え、 前記可動フレームの先端には、ジョイントを介して上下方向に首降り可能にフロ ント車軸が前記リヤ車軸と平行に支持され、このフロント車軸の両端に左右の前 輪が装着された構成としたクイック反転カーを案出した。
【0005】
【作用】 上記構成によれば、動力を作動させて可動フレームを回転させると、前輪はこ の可動フレームの回転中心を中心とした円周上を、デッキの前方において接地す る位置と後方において接地する位置との間で移動させることができる。こうして 前輪の位置を、デッキすなわち後輪に対して反対側に移動させることにより自動 車の向きは180°反転すなわちUターンしたことになる。 なお、回転規制手段によりこの可動フレームの回転を規制すれば、前輪を上記 円周上の任意の位置で停止させることができる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図1および図2に基づいて説明する。図1は、本例の クイック反転カーの側面を、また図2はその上面を示している。 このクイック反転カーは、乗員が乗り込んで運転操作をするためのデッキ4を 備えている。このデッキ4にはリヤ車軸12を介して左右の後輪9,9が支持さ れており、両後輪9,9は図示省略した動力源によって積極回転されるようにな っている。
【0007】 また、このデッキ4のフロントおよびリヤには補助輪8,8がそれぞれ一個づ つ取付けられている。この補助輪8は昇降可能に支持されており、後述するよう に前輪10,10が接地している時には使用されず路面から離れた状態(図示す る状態)とされ、前輪10,10が接地していない時(前輪10,10の移動時 )には降ろされて路面に接地されデッキ4を支えることができるようになってい る。
【0008】 次に、このデッキ4の左右側面には、支持軸13,13が上記リヤ車軸12と 平行かつ回転可能に取付けられており、この両支持軸13,13を介して二股状 に枠組みされた可動フレーム3がデッキ4の前後方向(図示左右方向)に回転可 能に支持されている。両支持軸13,13のうち一方(図2において下側)の支 持軸13にはスプロケット5が装着されている。
【0009】 一方、デッキ4には上記可動フレーム3を回転させるための動力としての、正 逆回転可能な駆動モータ11が設置されており、この駆動モータ11の出力軸に はスプロケット6が装着されている。このスプロケット6と上記スプロケット5 との間にはチェーン14が掛け渡されており、これにより駆動モータ11の回転 力が支持軸13に伝達されるようになっている。
【0010】 さらに、上記伝達経路の途中、具体的には駆動モータ11の出力軸には、可動 フレーム3の回転を規制するための回転規制手段としてのブレーキ7が装備され ている。このブレーキ7を作動させることにより、駆動モータ11の回転が規制 され、ひいては可動フレーム3の回転を任意の位置で停止させることができるよ うになっている。
【0011】 次に、上記可動フレーム3の先端にはフロント車軸1がリヤ車軸12と平行に 取付けられている。このフロント車軸1は二個のジョイント2,2を介して可動 フレーム3に取付けられており、これによりこのフロント車軸1は可動フレーム 3に対して上下方向に首降り可能となっている。このフロント車軸1の両端に前 輪10,10が回転自在に装着されている。
【0012】 本例のクイック反転カーは以上のように構成されており、これによればこのク イック反転カーのUターンは次のようにして行われる。 図において実線で示す、前輪10をデッキ4の前方(図示左側)に位置させた 状態において、駆動モータ11を一定方向に作動させるとこの回転力がスプロケ ット6、チェーン14、スプロケット5を経て支持軸13に伝達され、これによ り可動フレーム3が図示右側すなわちデッキ4の後方に向かって回転する。可動 フレーム3が回転すれば、前輪10は支持軸13を中心とした円周上をデッキ後 方に向かって移動する。
【0013】 ここで、デッキ4の前後には補助輪8,8が取付けられており、上記のように 可動フレーム3を移動させる際にはこの補助輪8,8を接地させてデッキ4を支 持する状態としておく。これにより、前輪10の移動時においてデッキ4が傾い たりするようなことはなくその安定性が十分確保される。
【0014】 前輪10がデッキ4の後方において接地されると(この状態を図では二点鎖線 で示した)、駆動モータ11は停止される。以上により、前輪10はデッキ4の 前方において接地する位置から後方において接地する位置へ移動され、これで本 例のクイック反転カーの向きが180°反転され、Uターンが完了する。
【0015】 なお、フロント車軸1はジョイント2,2を介して可動フレーム3に取付けら れているので、前輪10がデッキ4の前方に接地した時と後方に接地した時とに おけるこの前輪10のキャスタ角は変化しない。
【0016】 また、回転フレーム3の回転途中においてブレーキ7を作動させれば、前輪1 0は、支持軸13を中心とした円周上の中途位置において停止され、また同位置 において保持される。
【0017】 本例は以上のように構成したものであり、この構成によれば次のような作用効 果を奏する。 すなわち、駆動モータ11を正転または逆転させることにより、前輪10をデ ッキ4の前方において接地する位置と後方において接地する位置との間で簡単に 移動させることができるので、このクイック反転カーをUターンさせるには、可 動フレーム3を回転させて前輪10を前方から後方へ移動させれば足りる。従っ て、Uターンするには最低限このクイック反転カーの車幅と同じ幅のスペース( 道路幅)があれば足り、この場合にも従来のように何度も切り返しをすることな くただ一回の挙動で済む。また、クイック反転カー自体を移動させる必要は全く ないので、その全長方向のスペースは従来に比して格段に少なくて済む。
【0018】 また、可動フレーム3の回転途中においてブレーキ7を作動させておけば、前 輪10を支持軸13を中心とした円周上の任意の位置で停止させておくことがで きるので、例えば可動フレーム3の直立状態でブレーキ7を作動させてこの前輪 10をデッキ4の上方に停止させておけば、狭小なスペースであっても楽に駐車 することができる。なお、この場合でもブレーキ7によって可動フレーム3の移 動が規制されているので、駐車中に前輪10が落下することはない。
【0019】 さらに、上記駐車時に限らず、前輪10をデッキの上方に停止させた状態で走 行可能であるので、狭い場所での機動性が向上する。
【0020】 以上本考案の一実施例を例示したが、これに限定することなく実用新案登録請 求の範囲を逸脱しない範囲で種々変更を加えて実施することが可能であり、特に 、このクイック反転カーはデザインの点で自由度が大きく、例えばデッキあるい は可動フレームに種々態様のデザインを施すことにより広範な分野での活用が期 待される。
【0021】
【考案の効果】
本考案は,Uターンに際しては前輪をデッキの前方から後方へあるいはその逆 に移動させれば足りるので、従来のような広い道路幅を必要とせず、狭い道路で あっても一挙動で簡単にUターンすることができる。
【0022】 また、このクイック反転カー自体は移動する必要ないので、狭いスペースであ ってもUターンすることができる。
【0023】 さらに、前輪をデッキの上方に停止させた状態としておけば、狭いスペースで の駐車が可能になり、またそのままの状態で走行することもできるので狭い場所 での機動性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に関し、クイック反転カーの側
面図である。
【図2】同じく、クイック反転カーの平面図である。
【符号の説明】
1…フロント車軸 2…ジョイント 3…可動フレーム 4…デッキ 5,6…スプロケット 7…ブレーキ 8…補助輪 9…後輪 10…前輪 11…駆動モータ 12…リヤ車軸 13…支持軸 14…チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 真下 仁男 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)考案者 奥山 昌昭 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積極回転する左右の後輪と前後の補助輪
    を備えたデッキと、このデッキに、前記後輪を支持する
    リヤ車軸と平行な軸線を中心にして前後方向に回転可能
    に支持された可動フレームと、この可動フレームを回転
    させる動力と、この可動フレームの回転を任意の位置で
    規制する回転規制手段とを備え、前記可動フレームの先
    端には、ジョイントを介して上下方向に首降り可能にフ
    ロント車軸が前記リヤ車軸と平行に支持され、このフロ
    ント車軸の両端に左右の前輪が装着された構成としたこ
    とを特徴とするクイック反転カー。
JP8138892U 1992-10-30 1992-10-30 クイック反転カー Pending JPH0639681U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8138892U JPH0639681U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 クイック反転カー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8138892U JPH0639681U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 クイック反転カー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0639681U true JPH0639681U (ja) 1994-05-27

Family

ID=13744925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8138892U Pending JPH0639681U (ja) 1992-10-30 1992-10-30 クイック反転カー

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JP (1) JPH0639681U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006190237A (ja) * 2004-12-10 2006-07-20 Toyota Motor Corp 方向転換支援システム
JP2007263629A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toyota Mapmaster:Kk 案内システム
CN112519920A (zh) * 2018-11-19 2021-03-19 北京吉家娜机器人研发有限公司 一种新型车辆

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