JPH0639301B2 - ウェブ供給装置 - Google Patents

ウェブ供給装置

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JPH0639301B2
JPH0639301B2 JP63093965A JP9396588A JPH0639301B2 JP H0639301 B2 JPH0639301 B2 JP H0639301B2 JP 63093965 A JP63093965 A JP 63093965A JP 9396588 A JP9396588 A JP 9396588A JP H0639301 B2 JPH0639301 B2 JP H0639301B2
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JP
Japan
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sensor
disk
web
roll
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JP63093965A
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Inventor
武雄 梶浦
秀志 川合
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株式会社イソワ・フーパースイフト
株式会社イソワ
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Publication date
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  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ウェブは巻回したロール体を回転自在に支
持し、このロール体から繰出されるウェブを所要のウェ
ブ消費機構に供給する装置において、新旧ロール体の間
でウェブのスプライスが終了した際に、スプライサーの
ヘッドで切断されて旧ロール体から所要長だけ垂れ下が
るウェブを自動的に巻戻し得るウェブ供給装置の改良に
関するものである。
従来技術 長尺の紙やフィルム、金属箔等の単体ウェブその他ラミ
ネートフィルム等の複合シート等を中空巻芯に巻取った
ロール体が、産業上の諸分野で各種の用途に応じて広く
使用されている。例えば段ボールシートを製造するコル
ゲートマシンでは、中芯紙やライナその他バックライナ
等のウェブ(これらの「ウェブ」を以下「原紙」という)を巻
回したロール体(以下「原紙ロール」という)を装填して、
原紙の繰出し供給を行なう原紙供給装置の配設が不可欠
となっている。
原紙供給装置としては、第9図に示す如く、所謂スィン
グアーム式のミルロールスタンドが広く知られている。
このミルロールスタンド10は、水平な回動軸12,1
4に夫々スプライン結合される左右一対のスィングアー
ム16,16(一方のみ図示する)を2基有し、この回動
軸12,14は、図示しない油圧シリンダによって所定
の角度範囲内で回動される。また一対のスィングアーム
16,16は、図示しない別の油圧シリンダの正逆付勢
により、相対的に近接方向および離間方向へ移動し得る
ように構成される。
各スィングアーム16の先端には、対をなす他方のスィ
ングアーム16の先端に指向して突出する円錐または角
錐形状のセンターブロック18が自由回転可能に枢支さ
れる。このセンターブロック18は、その先端部を原紙
ロール20の中芯となる紙管22に端部側から挿入可能
な寸法に設定されている。なお、センターブロック18
には、原紙ロール20の回転時における慣性による原紙
の過剰な繰出しを防止するために、電磁または油圧作動
のブレーキ手段(図示せず)が同軸的に配設されて、当該
センターブロック18の回転に対し適切な制動を付与す
るようになっている。また、ミルロールスタンド10の
上方には、原紙の紙継ぎ(スプライス)を行なう公知のス
プライサー24が配設されている。
この構成に係るミルロールスタンド10では、第9図
(a)に示す如く、一方のスィングアーム16,16に装
填した原紙ロール20から引き出された原紙は、スプラ
イサー24を介して下流側に設けたコルゲートマシン
(図示せず)に繰出し供給される。このとき前記センター
ブロック18,18は、スィングアーム16,16に対し
原紙ロール20と共に自由回転している。そして、原紙
の消費につれ該ロール20の直径が減少して張力が変動
する場合は、前記ブレーキ手段によりセンターブロック
18,18の回転に適切な制動が付与される。
次に、ライン稼動中におけるオーダ変更に伴い、別の規
格の原紙ロール20に交換する場合は、センターブロッ
ク18,18に制動を付与して、原紙ロール20の回転
を停止させる。そして、第9図(bい)に示す如く、スプ
ライサー24において、供給中の原紙(「旧原紙」という)
と別のスィングアーム16,16に装填されて待機して
いる原紙ロール20の原紙(「新原紙」という)との自動紙
継ぎを行なうと共に旧原紙を切断し、新原紙を引続きコ
ルゲートマシンに供給する。
また、前記スィングアーム形式のミルロールスタンド1
0以外に、第10図に示す如く、回動軸に対し夫々反対
方向に延出したアームが一体的に移動するターンオーバ
ー形のミルロースタンドも、必要に応じて好適に使用さ
れている。このミルロールスタンド10は、図に示す如
く、1本の回動軸26に夫々スプライン結合される左右
一対のアーム16,16を2基有し、上アーム16と下
アーム16とは、回動軸26を挟んで逆「く」字形状とな
るよう配設されている。この回動軸26は、図示しない
油圧シリンダによって所定の角度で回動され、上アーム
16と下アーム16とを一体的に回動するよう構成され
ている。なお、一対のアーム16,16は、図示しない
別の油圧シリンダを正逆付勢することにより、相対的に
近接方向および離間方向へ移動する。
前記アーム16は、先端部に対をなす他方のアーム16
の先端部に指向するセンターブロック18が回転自在に
装着され、両センターブロック18,18により原紙ロ
ール20の紙管22を挟圧して、当該原紙ロール20の
装填がなされる。上アーム16と下アーム16との中間
位置には、図に示す如く、公知のスプライサー24が配
設され、このスプライサー24により原紙の紙継ぎが行
なわれる。
このミルロールスタンド10では、第10(a)に示す如
く、上方に延在するアーム16,16に装填された原紙
ロール20の旧原紙は、スプライサー24を介してコル
ゲートマシンの所要個所に繰出し供給される。そして、
上アーム16,16に装填した原紙ロール20を交換す
る場合は、下アーム16,16に装填した原紙ロール2
0の新原紙に対する紙継ぎを行なった後に、供給中の旧
原紙をスプライサー24に配設したナイフ32で切断
し、当該新原紙をコルゲートマシンに供給する(第10
図(b)参照)。
この紙継ぎ直後に、第10図(c)に示すように、スプラ
イサー24を所定距離だけ右方向に移動させて、アーム
16,16に装填された原紙ロール20がスプライサー
24に当接するのを回避する。そして、前記回動軸26
を反時計方向に所定の角度だけ回動させて、図示しない
台車等の原紙ロール搬送手段上に原紙ロール20を移載
し、別の原紙ロールを前記センターブロック18,18
に装填する。
更に、前記スィングアーム式,ターンオーバー式と異な
る構成のミルロールスタンドも一部で採用されている。
このミルロースタンドは、一対の無端軌道が所定間隔離
間して対向配置され、この無端軌道には夫々無端チェン
が走行自在に配設されている。この無端チェンにベース
が配設され、該ベースには対をなす他方のベースに向け
て近接離間可能なセンターブロックが配設されている。
すなわち、このミルロールスタンドにおいても、各セン
ターブロックにより原紙ロールが挟持されると共に、該
ミルロールスタンドの上方に配設した公知のスプライサ
ーにより、原紙の紙継ぎが行なわれる。
しかし、前述した何れの構造のミルロールスタンドにお
いても、センターブロック18,18に挟持された原紙
ロール20の原紙の消費が進行して直径が小さくなった
り、オーダ変更により別の規格の原紙ロールと交換する
場合は、スプライサー24により供給中の旧原紙と別の
原紙ロール20の新原紙との紙継ぎを行なうと共に、旧
原紙を切断するよう構成されている。
スィングアーム式のミルロールスタンド10では、殊に
第9図(a)から明らかな如く、スプライサー24の紙継
ぎ位置から、原紙ロール20の原紙繰出し端部までの離
間距離が相当に長く設定されている。しかも、原紙ロー
ル20の直径が小さくなる程、離間距離が長くなるた
め、第9図(b)に示す如く、スプライサー24中で切断
された旧原紙の切断端部は、原紙ロール20から前記離
間している距離分だけ垂れ下がる不都合を生じる。
このため、原紙ロールの交換に先立ち、作業者の人手に
より垂れ下がる原紙を原紙ロールに巻戻す煩雑な作業を
要し、ロール交換の自動化達成は困難であった。また、
原紙ロールの直径が充分に大きく重量がある場合、原紙
を巻戻すために該ロールを回転させると、慣性が大きい
ために作業者が巻込まれるという人身上の危険も指摘さ
れる。
更に、第10図に示すターンオーバー式のミルロールス
タンド10では、上アーム16と下アーム16との中間
位置にスプライサー24が配設されている。このため、
殊に上アーム16,16に装填した原紙ロール20を交
換するに際し、原紙ロール20から垂れ下がる原紙の切
断端部がスプライサー24に巻込まれ、供給中の新原紙
の破断を生じたり、スプライサー24の故障の原因とな
る問題があった。しかも、前述した如き巻戻し作業は、
作業者が装置中に入り込んで行なわなければならず、極
めて危険を伴う作業となっている。なお、前述した無端
軌道上に配設した無端チェンにセンターブロックを配設
したタイプであっても、前述したスィングアーム式やタ
ーンオーバー式のミルロールスタンドに内在すると同様
な問題を有している。
そこで特開昭61−183046号公報に開示される如
く、ターンオーバー式のミルロールスタンドのアームに
巻芯軸を駆動するモータを設け、このモータを自動紙継
ぎカッタの動作後に、一定時間または一定回転数だけ逆
転させ、カッタ後の残紙を巻芯に自動的に巻取る構成が
知られている。これによれば、原紙ロールから垂れ下が
る原紙を該ロールに人手で巻戻す煩雑な作業を解消する
ことができるものである。
発明が解決しようとする課題 しかしこの場合には、センターブロック18を旧原紙が
直前まで繰出されていた方向とは逆の方向に回転させる
制御を行なう必要がある。すなわち原紙ロール20に
は、その製造メーカーによって、紙管22に原紙の表面
側が巻かれる規格のものと、紙管22に原紙の裏面側が
巻かれる規格のものとの2種類が存在して、規格統一は
なされていない。このため、スィングアーム16,16
に装填した原紙ロール20は、コルゲートマシンに供給
される際の繰出し方向が自ら異なってくる。例えば、原
紙ロール20に原紙の表面が表われるタイプでは、第5
図に示す如く、時計方向に原紙が繰出されるし、また反
対にロール20に原紙の裏面が表われるタイプでは、第
6図に示す如く、反時計方向に原紙が繰出される。
そこで、何れのタイプの原紙ロール20であっても、当
該原紙の繰出し方向を検知して、これに従い原紙の巻戻
しを自動的に行ない得る手段が必要となるが、この点に
つき信頼性の得られる回転方向の判別装置は存在しなか
った。
発明の目的 この発明は、前述した如くスプライサによりウェブを切
断した後に、該ウェブをロールに自動的に巻戻すに際
し、ウェブ繰出し方向を検知して、これに従い該ウェブ
の巻戻し方向を自動的に制御する手段を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明
は、対向配置した一対の移動部材に、センターブロック
を相互に近接および離間自在に配設し、該センターブロ
ックを自由回転させることによりウェブ巻装ロールから
ウェブの繰出しを行なうと共に、前記移動部材に配設し
た回転駆動手段と前記センターブロックとをクラッチを
介して連結し、前記ウェブのスプライスが終了したタイ
ミングで前記クラッチを接続すると共に回転駆動手段を
駆動して、そのウェブが繰出されていた方向と逆方向に
前記センターブロックを回転させるようにしたウェブ供
給装置において、 所要直径の円盤を前記センターブロックの回転軸に同軸
的に固定すると共に、 この円盤には前記回転軸と同心的に、半弧状の第1被検
出体を設けると共に、同じく半弧状の第2被検出体を、
前記第1被検出体と位相を所要角度ずらして同じく同心
的に形成し、 前記第1被検出体を検出する第1センサと、前記第2被
検出体を検出する第2センサとを、前記回転軸と半径方
向に整列させて、前記円盤と近接する固定部位に配列
し、 前記円盤が正転方向に回転する場合は、先ず何れか一方
のセンサを検出状態とさせた後に、他方のセンサを検出
状態とさせ、また該円盤が逆転方向に回転する場合は、
先ず前記他方のセンサを検出状態とさせた後に、前記一
方のセンサを検出状態とさせ、 前記円盤の正逆回転方向の変化に依存して変化する第1
センサおよび第2センサの検出順序により、前記センタ
ーブロックの回転方向を判別し、この判別結果に基づき
前記回転駆動手段の回転方向を制御するよう構成したこ
とを特徴とする。
実施例 次に、本発明に係るウェブ供給装置につき、好適な実施
例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
(第1実施例に係るミルロールスタンドについて) 第1図は、本発明の第1実施例に係るミルロールスタン
ドの要部縦断面図、第2図は第1図のII−II線断面図で
ある。図に示す如く、対向配置されたセンターブロック
18,18は,夫々回転軸18aが中空に形成されたス
ィングアーム16に自由回転可能に枢支され、両センタ
ーブロック18,18に挟持した原紙ロール20と一体
的に回転可能に構成されている。なお、該回転軸18a
には、ブレーキ手段33が配設され、必要に応じて当該
センターブロック18の回転に対して制動を付与するよ
う構成している。
右側のスィングアーム16の背面側には、取付け部材3
4を介して、出力軸36aをアーム内方に指向させたモ
ータ36が配設されている。この出力軸36aは、スィ
ングアーム16の内部に回転自在に枢支した駆動軸38
に、カップリング40を介して連結されている。
前記センターブロック18の回転軸18aには、第1図
に示す如く、クラッチ42が一体的に回転可能に配設さ
れ、このクラッチ42の可動部にスプロケット44が配
設されている。このクラッチ42としては、電磁ツース
クラッチが好適に使用される。すなわち、クラッチ42
のロータ42aが回転軸18aに固定されると共に、回
転軸18aに対し回転自在に配設されたスプロケット4
4が、クラッチ42のアーマチュア42bにボルト固定
されている。また、該スプロケット44と、前記駆動軸
38に配設したスプロケット46とにチェン48が巻装
され、前記モータ36を正逆何れかの方向に駆動すると
共に、クラッチ42を作動させれば、センターブロック
18は所定方向に回転される。
このときモータ36は、先に述べた如く、センターブロ
ック18を旧原紙が直前まで繰出されていた方向とは逆
の方向に回転される制御がなされる。すなわち本実施例
では、何れのタイプの原紙ロール20であっても、原紙
の繰出し方向を検知して、原紙の巻戻しを自動的に行な
い得る手段が設けられている。例えば、第1図に示す如
く、左側のセンターブロック18の回転軸18aに、円
盤50が同軸的に固定されている。この円盤50には、
第2図および第3図に示す如く、第1検出部52として
機能する半弧状の溝が穿設されると共に、円盤50の外
周縁に第1検出部52と位相を90゜ずらして、第2検
出部54として機能する半弧状の切欠が形成されてい
る。
前記円盤50に近接してスィングアーム16の内部に、
前記第1検出部52を検出する第1センサ56と、第2
検出部54を検出する第2センサ58とが、ブラケット
60を介して回転軸18aの半径方向に整列して配設さ
れる。なお、このセンサ56,58としては、反射式の
センサが好適に使用され、該センサ56(58)が検出部
52(54)に対向しているときにOFF状態になるよう
設定されて、円盤50が180゜回転する毎にON,O
FF状態を繰返す。
従って、第3図に示す状態から円盤50が時計方向に回
転する場合(第5図に示す原紙ロール20の繰出し供給
が行なわれている場合)、第4図(a)に示す如く、先ず
第2センサ58が第2検出部54から離間してON状態
となり、円盤50が更に90゜回転すると、第1センサ
56が第1検出部52から離間してON状態となる。ま
た、円盤50が反時計方向に回転する場合(第6図に示
す原紙ロール20の繰出し供給が行なわれている場
合)、第4図(b)に示す如く、先ず第1センサ56が第
1検出部52から離間してON状態となり、円盤50が
更に90゜回転すると、第2センサ58が第2検出部5
4から離間してON状態となる。
このように、前記円盤50の回転方向が異なると、第1
および第2センサ56,58の動作順序が変化するの
で、これにより前記センターブロック18の回転方向を
判別することができる。そして、この判別結果に基づ
き、前記モータ36の回転方向を制御し、原紙ロール2
0からの原紙繰出し方向が異なっても、センターブロッ
ク18は常に原紙が直前まで繰出されていた方向とは逆
方向に回転される。
(第1実施例の作用について) 次に、第1実施例の作用につき説明する。
スィングアーム16,16に装填した原紙ロール20か
ら引き出された原紙は、スプライサー24を介して、図
示しないコルゲートマシンの所要個所に繰出し供給され
る。このとき、前述した如く、左側のセンターブロック
18の回転軸18aに配設した円盤50および2個のセ
ンサ56,58により、原紙の繰出し方向が判別され
る。なお、クラッチ42は解除されているので、前記回
転軸18aに配設したスプロケット44と、回転軸18
aとは駆動伝達が遮断されている。
そして、この原紙ロール20を交換するに際し、スプラ
イサー24により供給中の旧原紙と別のスィングアーム
16,16に装填されている原紙ロール20の新原紙と
の紙継ぎを行なった後、旧原紙をスプライサー中で切断
する。このとき、第9図(b)に示す如く、スプライス位
置から原紙ロール20の繰出し端部までの旧原紙は、前
述した通り下方に垂れ下がる。そこで、前記センサ5
6,58の動作順序に基づいて、前記モータ36を旧原
紙が繰出されていた方向と逆方向に駆動すると共に、前
記クラッチ42をON作動する。これにより、モータ3
6の回転は、駆動軸38のスプロケット46からチェン
48を介してスプロケット44に伝達され、センターブ
ロック18の回転軸18aを回転させる。
センターブロック18が旧原紙の繰出し方向と反対方向
に回転されることにより、垂れ下がっていた原紙は原紙
ロール20に巻戻される。そして例えばタイマ制御等に
より、所定時間後にモータ36が停止されると共に、ク
ラッチ42がOFF作動される。なお、原紙ロール20
は、慣性により回転を続行するので、前記ブレーキ手段
を作動させて回転を停止させ、これによって旧原紙の巻
戻しが完了する。
(第2実施例に係るミルロールスタンドについて) 次に、第7図は、本発明の別実施例に係るターンオーバ
ー式のミルロールスタンドを示す。なお、上アーム16
と下アーム16とは、構造が同一であるので、上アーム
16についてのみ説明する。
第8図に概略的に示すように、右側の上アーム16に
は、その出力軸36aをアーム内部に臨ませてモータ3
6が配設され、この出力軸36aにギヤ62が配設され
ている。また、アーム14の内部にブラケット64が配
設され、このブラケット64に、前記ギヤ62と噛合す
る中間ギヤ66が回転自在に枢支されている。更に、セ
ンターブロック18の回転軸18aにギヤ68が配設さ
れ、このギヤ68は中間ギヤ66と噛合し、これによ
り、前記モータ36を駆動することによって、ギヤ列を
介してセンターブロック18は所要方向に回転される。
なお、前記ギヤ62は、クラッチ42を介してモータ3
6の出力軸36aに配設されて、モータ36からギヤ6
2への動力の伝達を入・切し得るよう構成されている。
また、この実施例においても、センターブロック18の
回転方向を検出する手段が配設され、旧原紙の直前まで
の繰出し方向に対し反対方向にセンターブロック18を
回転させるようモータ36の回転方向が制御される。
(第2実施例の作用について) 次に、このように構成した第2実施例に係るミルロール
スタンドの作用につき説明する。上方アーム16,16
に装填されて、原紙が図示しない紙消費機構に供給され
ている原紙ロール20を交換するに際し、前記スプライ
サー24により当該原紙ロール20から繰出し供給され
ている旧原紙と、下アーム16,16に装填されている
原紙ロール20の新原紙との紙継ぎを行なうと共に、旧
原紙を切断する。
そして原紙ロール20と、新たな原紙ロールとを交換す
るべく前記回動軸26を回動させるに先立ち、前記モー
タ36を駆動すると共にクラッチ42をON作動させ
る。前述した如く、モータ36の回転は、前記ギヤ列を
介してセンターブロック18の回転軸18aに伝達さ
れ、センターブロック18,18に挟持した原紙ロール
20を、旧原紙の直前までの繰出し方向と反対方向に回
転させる。従って、スプライサー24中で切断されて原
紙ロール20から垂れ下がる旧原紙の切断端部は、原紙
ロール20に巻戻される。
しかる後、前記回動軸26を回動させれば、旧原紙の切
断端部がスプライサー24中に巻込まれることがなく、
供給中の新原紙が破断するのを防止することができる。
なお本実施例では、段ボールシートを製造するコルゲー
トマシンに付帯するミルロールスタンドに採用した場合
につき説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ウェブを回巻したロール体を回転自在に支持する
構成の供給装置であれば、例えば輪転印刷機やコーティ
ングマシン等の紙工機械の分野にも広く使用し得る。
発明の効果 以上に説明した如く、本発明に係るウェブ供給装置によ
れば、スプライサによりウェブを切断した後に、該ウェ
ブをロールに自動的に巻戻すに際し、ウェブ繰出し方向
を自動的に判別し、その判別結果に従って、該ウェブの
巻戻し方向を自動的に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1実施例に係るミルロールスタンドの概略
縦断面図、第2図は、第1図のII−II線断面図、第3図
は、第2図に示す円盤とセンサとの関係を示す説明図、
第4図は、センサの作動パターンを示す説明図であっ
て、第4図(a)は第3図の状態から円盤が時計方向に回
転した場合のセンサの作動パターンを示し、第4図(b)
は第3図の状態から円盤が反時計方向に回転した場合の
センサの作動パターンを示す、第5図は、原紙ロールに
原紙の表面が表われる原紙ロールの原紙繰出し方向を示
す説明図、第6図は、原紙ロールに原紙の裏面が表われ
る原紙ロールの原紙繰出し方向を示す説明図、第7図
は、第2実施例に係るミルロールスタンドを一部破断し
て示す概略斜視図、第8図は、第7図に示すセンターブ
ロックを破断して示す側面図、第9図(a),(b)は従来
技術に係るミルロールスタンドにおいて紙継ぎを行なう
状態を経時的に示す説明図、第10図(a),(b),(c)
は、別の従来技術に係るミルロールスタンドにおいて紙
継ぎを行なう状態を経時的に示す説明図である。 16……移動部材(スィングアーム) 18……センターブロック 18a……回転軸、20……原紙ロール 36……回転駆動手段(モータ) 42……クラッチ、50……円盤 52……第1被検出体(半弧状の溝) 54……第2被検出体(半弧状の切欠) 56……第1センサ、58……第2センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−183046(JP,A) 特開 昭50−113668(JP,A) 特開 昭48−57866(JP,A) 実開 昭63−61079(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向配置した一対の移動部材(16,16)に、
    センターブロック(18,18)を相互に近接および離間自在
    に配設し、該センターブロック(18,18)を自由回転させ
    ることによりウェブ巻装ロール(20)からウェブの繰出し
    を行なうと共に、前記移動部材(16)に配設した回転駆動
    手段(36)と前記センターブロック(18)とをクラッチ(42)
    を介して連結し、前記ウェブのスプライスが終了したタ
    イミングで前記クラッチ(42)を接続すると共に回転駆動
    手段(36)を駆動して、そのウェブが繰出されていた方向
    と逆方向に前記センターブロック(18)を回転させるよう
    にしたウェブ供給装置において、 所要直径の円盤(50)を前記センターブロック(18)の回転
    軸(18a)に同軸的に固定すると共に、 この円盤(50)には前記回転軸(18a)と同心的に、半弧状
    の第1被検出体(52)を設けると共に、同じく半弧状の第
    2被検出体(54)を、前記第1被検出体(52)と位相を所要
    角度ずらして同じく同心的に形成し、 前記第1被検出体(52)を検出する第1センサ(56)と、前
    記第2被検出体(54)を検出する第2センサ(58)とを、前
    記回転軸(18a)と半径方向に整列させて、前記円盤(50)
    と近接する固定部位に配設し、 前記円盤(50)が正転方向に回転する場合は、先ず何れか
    一方のセンサ(58)を検出状態とさせた後に、他方のセン
    サ(56)を検出状態とさせ、また該円盤(50)が逆転方向に
    回転する場合は、先ず前記他方のセンサ(56)を検出状態
    とさせた後に、前記一方のセンサ(58)を検出状態とさ
    せ、 前記円盤(50)の正逆回転方向の変化に依存して変化する
    第1センサ(56)および第2センサ(58)の検出順序によ
    り、前記センターブロック(18)の回転方向を判別し、こ
    の判別結果に基づき前記回転駆動手段(36)の回転方向を
    制御するよう構成したことを特徴とするウェブ供給装
    置。
  2. 【請求項2】前記第1被検出体(52)は、前記円盤(50)に
    前記回転軸(18a)と同心的に穿設した半弧状の溝であ
    り、また前記第2被検出体(54)は、該円盤(50)の外周縁
    に前記半弧状の溝(52)と位相を所要角度ずらして同心的
    に形成した半弧状の切欠である請求項1記載のウェブ供
    給装置。
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