JPH0639029Y2 - ドアの取付構造 - Google Patents

ドアの取付構造

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JPH0639029Y2
JPH0639029Y2 JP8793091U JP8793091U JPH0639029Y2 JP H0639029 Y2 JPH0639029 Y2 JP H0639029Y2 JP 8793091 U JP8793091 U JP 8793091U JP 8793091 U JP8793091 U JP 8793091U JP H0639029 Y2 JPH0639029 Y2 JP H0639029Y2
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JP
Japan
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door
hinge piece
housing
hinge
pressing member
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JP8793091U
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JPH0532654U (ja
Inventor
徳雄 瓜生
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Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種電気機器、測定機
器等の筐体に取付けられるドアの取付構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種電気機器、計測装置等に
あっては筐体の前面開口部を開閉自在なドアによって閉
鎖している。このようなドアの取付構造としては、蝶番
を用いてドアの一側端部を筐体に回動自在に枢着し、回
動側端部を適宜なロック機構、施錠装置等によって閉位
置にロック、施錠するように構成したものが最も一般的
である。また、筐体内部を気密に閉鎖し、防塵、防水構
造とする場合は、筐体とドアとの間にガスケットを介在
させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のドア取付構造にあっては、ドアの回動側端部を
閉動作によって筐体前面にガスケットを介して強く押し
付けることはできても、枢支側端部は筐体との間に回動
時の円滑な回動を確保し相互干渉を防止するに必要な距
離を設定されているため、強く押し付けることができ
ず、また枢支端側のガスケットは筐体に接触する際、横
方向から擦られるだけで殆ど筐体への圧接力を受けず、
したがって、ガスケット全体を均一に押し付けることが
できず、筐体の防塵、防水構造として問題があった。ま
た、ドアを頻繁に開閉すると、ガスケットの損耗、剥離
が著しく、一層筐体の防塵、防水性能を低下させる。
【0004】したがって、本考案は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、ドアの背面全体を筐体に対して均一に圧接するこ
とができ、塵埃、水等の侵入を確実に防止し得るように
したドアの取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、一端部が筐体開口部に蝶番を介して回動自在
に枢着された開閉自在なドアと、ドアを筐体開口部に押
し付けるドア押圧部材とを備え、前記蝶番はドアに固定
された第1蝶番片と、一端が前記第1蝶番片に回動自在
に連結された第2蝶番片と、一端が筐体に固定され他端
が前記第2蝶番片の前記第1蝶番片とは反対側端に相対
回動自在に連結された第3蝶番片とからなり、前記ドア
押圧部材は前記ドアに回転自在に取付けられてナット部
材を介して前記第2蝶番片に連結されており、ドアの閉
時においてドアを筐体開口部に押し付け、開時にドアを
筐体開口部から離間させることを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案において、蝶番の第2蝶番片と第3蝶番
片とを連結する軸はドアの回動支点部を形成する。ドア
押圧部材は締付け操作によってドアを筐体開口部に押し
付け、緩め操作によってドアを筐体開口部から離間させ
る。この時、第2蝶番は前記軸および第1蝶番片との連
結軸を中心として回動し、ドアの移動離間を可能にす
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案に係るドアの取付構造の
一実施例を示す要部斜視図、図2はドアの閉状態を示す
断面図、図3はドアの開状態を示す断面図、第4図はド
ア押圧部材の取付構造の断面図、図5はロック機構の要
部斜視図である。これらの図において、1は電気機器、
測定装置等の筐体で、前面中央部が開放し、内部に諸機
構、装置、電気部品等が収納されている。2は筐体1の
前面開口部3を気密に閉鎖するドアで、このドア2の一
側端部(枢支側端部)2Aは蝶番4によって筐体1の前
面1Aの一側部に開閉自在に枢着され、これと反対側端
部、すなわち回動側端部2Aが閉時においてロック機構
5によってロックされ、且つ不図示の施錠装置によって
施錠されるように構成されている。6はドア2の背面に
全周に亙って固着されたガスケットで、このガスケット
6はドア2の閉時に、ドア2に取付けられたドア押圧部
材7の締付け操作に伴い筐体1の前面1Aに圧接される
ことにより、筐体1の前面開口部3を気密に閉鎖し、塵
埃、水等の侵入を防止する。
【0008】前記蝶番4は、ドア2の枢支側端部2Aの
内面に一端部を止めねじ8、スポット溶接等によって固
定され、他端部にスリーブ11を一体に有する板状の第
1蝶番片10と、正面視コ字状の板状体で両端にそれぞ
れスリーブ12、13を一体に有し、一方のスリーブ1
2が前記第1蝶番片10のスリーブ11に軸14を介し
て回動自在に連結された第2蝶番片15と、スリーブ1
9を一体に有して前記筐体1の前面1Aの内周縁に筐体
内方に折り曲げ形成された取付け部16に止めねじ1
7、スポット溶接等によって固定され、前記スリーブ1
9が軸20を介して前記第2蝶番片15の第1蝶番片1
0側とは反対側のスリーブ13に連結された第3蝶番片
18とで構成されている。第3蝶番片18は平面視L字
形に折曲形成されることにより、前後方向に延在して後
端が前記取付け部16に固定された固定基部18Aと、
固定基部18Aの前端に外側に略直角に折曲されて設け
られた連結部18Bとを一体に有している。連結部18
Bは先端に前記スリーブ19を有し、ドア2の閉時にお
いて前記第2蝶番片15の一側中央に切欠き形成された
凹部23内に位置される。
【0009】前記ドア押圧部材7は、図4に示すように
雄螺子部7Aと、ノブ7Bとからなり、ドア2の枢支側
端部2A表面に設けられた取付孔24に雄螺子部7Aが
回転自在に貫通して配設されて、先端部がナット部材2
5を介して前記第2蝶番片15に連結されている。ナッ
ト部材25は、第2蝶番片15に設けた取付孔26に若
干の傾動と左右方向の移動を許容されて回転不能に取付
けられている。
【0010】前記ロック機構5は、従来周知のもので、
例えばノブ29を回動させると、ストッパ31が90°
だけ回動し、さらにノブ29を回せばストッパ31が筐
体1の前面開口部3側に取付けられた部材27に係合し
てロックするように構成されている。
【0011】次に、上記構成においてドアの開閉動作を
説明する。ドア2は第2蝶番片15と第3蝶番片18を
連結する軸20を回動中心として開閉動作される。ドア
押圧部材7を締め付けると、ドア押圧部材7はドア2に
対して回転のみ許容されているため、ナット部材25を
前進移動、すなわちドア2側に移動させようとする。一
方、ナット部材25は第2蝶番片15に回転を防止され
て取付けられているので、結果としてドア押圧部材7が
前進移動してドア2をナット部材25側に移動させる。
反対にドア押圧部材7を緩めると、ドア押圧部材7はナ
ット部材25に対して後退移動するため、ドア2をナッ
ト部材25から離間させる。この時のドア2の前後移動
は、第2蝶番片15が2つの軸14、20を回動支点と
して回動することで可能とされる。図3はドア2の開状
態を示すもので、この時ガスケット6は筐体1の前面1
Aと適宜間隔を保って平行に対向し、ナット部材25は
押圧部材7の先端側に位置し、ロック機構5によるドア
2のロックが解除されている。したがって、この状態に
おいて、ドア2を手で反時計方向に回動させると、筐体
1と干渉することなる二点鎖線で示すように開くことが
できる。上記の開状態からドア2を閉じる際にはドア押
圧部材7を締め付ければよい。すると、上記した通りナ
ット部材25はドア押圧部材7に沿って前進移動しよう
とするが、第2蝶番片15に回動を阻止されて取付けら
れているので、結果としてドア押圧部材7が前進移動し
てドア2を前進移動させ、ドア2の枢支側端部2Aの背
面を筐体1の前面1Aにガスケット6を介して押し付け
る。また、ロック機構5のノブ29によりストッパ31
を回動前進させて部材27に係合、ロックすると、ドア
2の回動側端部2Bが同じく筐体1の前面1Aにガスケ
ット6を介して圧接され、以てドア2を閉位置にロック
することができる。
【0012】かくしてこのような構成からなるドアの取
付構造にあっては、ドア2の背面全体を筐体1の前面1
Aに前方からガスケット6を介して押し付けることがで
きるので、筐体1の前面開口部3を良好且つ確実に閉鎖
し得て、塵埃、水、湿気等の侵入を確実に防止すること
ができ、装置の防塵、防水性能を向上させることができ
る。また、ドア2は閉動作時にガスケット6を前方から
筐体前面に押し付けるだけであるため、ガスケット6の
損耗、剥離等を軽減防止し、耐久性を向上させることが
できる利点を有している。
【0013】なお、本考案は上記実施例に特定されるこ
となく種々の変形、変更が可能であり、例えば、第1、
第3蝶番10、18をそれぞれブラケット部材に置き換
え、これによって蝶番4の各軸14、20を枢支するよ
うにしたり、ロック機構5としてドア裏面に設けたスラ
イド部材を外側からスライドさせて筐体側に設けた係止
部に係止するようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るドア取
付構造は、ドアと筐体とを連結する蝶番のドア側蝶番片
をドアに対して相対回動自在に取付け、このドア側蝶番
片とドアに回転自在に設けたドア押圧部材とをナット部
材によって連結したので、ドア押圧部材を締め付けた
り、緩めたりすると、ナット部材に対してドア押圧部材
が進退移動し、結果としてドアを前後移動させるため、
閉動作時にドアを筐体開口部に前方から押し付けること
ができる。したがって、筐体の気密性が向上し、防塵、
防水性能に優れたドア取付構造を提供することができ
る。また、構造が比較的簡単で、ドアの開閉操作も容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドアの取付構造の一実施例を示す
要部斜視図である。
【図2】ドアの閉状態を示す断面図である。
【図3】ドアの開状態を示す断面図である。
【図4】ドア押圧部材の取付構造の断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 ドア 3 前面開口部 4 蝶番 5 ロック機構 6 ガスケット 7 ドア押圧部材 10 第1蝶番片 14 軸 15 第2蝶番片 18 第3蝶番片 20 軸 25 ナット部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が筐体開口部に蝶番を介して回動
    自在に枢着された開閉自在なドアと、ドアを筐体開口部
    に押し付けるドア押圧部材とを備え、前記蝶番はドアに
    固定された第1蝶番片と、一端が前記第1蝶番片に回動
    自在に連結された第2蝶番片と、一端が筐体に固定され
    他端が前記第2蝶番片の前記第1蝶番片とは反対側端に
    相対回動自在に連結された第3蝶番片とからなり、前記
    ドア押圧部材は前記ドアに回転自在に取付けられてナッ
    ト部材を介して前記第2蝶番片に連結されており、ドア
    の閉時においてドアを筐体開口部に押し付け、開時にド
    アを筐体開口部から離間させることを特徴とするドアの
    取付構造。
JP8793091U 1991-10-02 1991-10-02 ドアの取付構造 Expired - Lifetime JPH0639029Y2 (ja)

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JP8793091U JPH0639029Y2 (ja) 1991-10-02 1991-10-02 ドアの取付構造

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JPH0532654U JPH0532654U (ja) 1993-04-30
JPH0639029Y2 true JPH0639029Y2 (ja) 1994-10-12

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