JPH0638960Y2 - シールド掘進機用エレクタ - Google Patents

シールド掘進機用エレクタ

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JPH0638960Y2
JPH0638960Y2 JP1988074704U JP7470488U JPH0638960Y2 JP H0638960 Y2 JPH0638960 Y2 JP H0638960Y2 JP 1988074704 U JP1988074704 U JP 1988074704U JP 7470488 U JP7470488 U JP 7470488U JP H0638960 Y2 JPH0638960 Y2 JP H0638960Y2
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JP
Japan
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segment
drum
axis
erector
gripping means
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JP1988074704U
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JPH01180599U (ja
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安美 佐藤
博吉 岩田
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シールド掘進機において、セグメントをトン
ネルの内週壁に取付けるために用いられるエレクタに関
する。
従来の技術 典型的な先行技術は、たとえば実開昭60-195400に開示
されており、これは第6図にその断面が示され、第7図
にその動作状態における横断面が示される。シールド掘
進機本体のスキンプレート1には、リングガータ2が固
定され、ローラ3によつてエレクタドラム4が水平な回
転軸線18まわりに回転駆動される。このエレクタドラム
4には、取付部材5によつて、梁6がエレクタドラム4
の半径方向に変位可能に設けられる。この梁6はジヤツ
キ7によつて駆動される。梁6には、その半径方向外方
の部分に、セグメント8を把持するための把持手段9が
設けられる。エレクタドラム4の中央空間10内には、セ
グメント8を掘進方向後方(第6図の右方)から前方
(第6図の左方)に搬送するために、搬送手段11を構成
するレール12が配置されており、このレール12に沿つて
セグメント8を吊り下げて搬送するホイスト13が走行す
る。
考案が解決しようとする課題 前記搬送手段11のホイスト13によつてセグメント8を搬
送する場合に、セグメント8を把持手段9によつて把持
することができる位置にもたらすためには、まずエレク
タドラム4を、第7図に示すように角度αだけ大きく角
変位して、セグメント8およびホイスト13の支障になら
ない位置に逃がした状態で、このホイスト13によつて搬
送してきた参照符8で示すセグメントを、トンネルの底
に参照符8bまたは8cで示すように配置する。最初に最下
部のセグメントを組むため、それ以降は位置8cにセグメ
ントを降ろす。その後、エレクタドラム4を第7図の反
時計方向にαだけ角変位し、第6図の状態で把持手段9
によつてセグメント8bを把持し、次に、エレクタドラム
4を角変位して希望する位置にセグメント8をもたらし
てトンネル内周壁に取付ける。
このような先行技術では、搬送手段11によつてセグメン
ト8を搬送し、把持手段9によつてその搬送されてきた
セグメント8を把持するために、エレクタドラム4を大
きな角度αだけ角変位させなければならず、したがつて
作業に時間がかかり、能率が悪い。
またこの先行技術では、把持手段9を半径方向内方に変
位させた状態で、梁6の軌跡の最大半径r1は、把持手段
9の軌跡の最大半径r2を越える値であり、したがつて梁
6、ジヤツキ7または把持手段9よりも半径方向外方に
おけるセグメント取扱いスペースは、前記半径r1よりも
外方の空間である。そのため第6図および第7図に示さ
れるセグメント8,8a,8b,8cの厚みLが大きいときには、
セグメント取扱いスペースを充分に確保することができ
ないことがある。セグメント8,8a,8b,8cは、2次覆工を
省略することができる構成とすることによつて、厚みL
が大きな値になる傾向がある。したがつて先行技術で
は、セグメント取扱いスペースが不充分であり、あるい
はまた大きい厚みLを有するセグメントの取扱いが困難
である。
本考案の目的は、作業性が向上され、セグメント取扱い
スペースを大きくすることができるようにしたシールド
掘進機用エレクタを提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、シールド掘進機本体14内には、その軸線18ま
わりに回転可能なエレクタドラム17が設けられ、 このエレクタドラム17の掘進方向後方の両側に、エレク
タドラム17の後端面に近接して一対の案内棒27,28を、
前記軸線18に直交する方向にエレクタドラム17よりも半
径方向内方に変位可能に設け、 これら案内棒27,28の長手方向の一端部に梁29を各々固
定し、この梁29に掘進方向後方に突出して片支持される
移動手段31および案内梁36を設け、 この移動手段31にセグメント21を把持する把持手段30を
前記案内梁36に案内されて軸線18方向に移動可能に設け
たことを特徴とするシールド掘進機用エレクタである。
作用 本考案に従えば、エレクタドラムにその半径方向に変位
駆動される梁が設けられ、この梁には掘進方向後方側に
突出したセグメント把持手段が設けられており、梁手段
によりセグメントを把持した状態でも梁が把持セグメン
ト前方の緩衝しない位置にある。したがつてエレクタド
ラムの中央空間を挿通して設けられたセグメント搬送手
段によつて、セグメントが搬送されてきたとき、セグメ
ント把持手段のみがその搬送されてきたセグメントに衝
突することがないように、エレクタドラムを角変位すれ
ばよく、したがつてそのエレクタドラムの角変位量は比
較的わずかでよい。これによつて作業性を向上すること
ができる。
また本考案に従えば、セグメント把持手段を、前述のよ
うに梁よりも掘進方向後方側に突出して設けるようにし
たので、この梁を半径方向に長く延びるようにして強度
を確保するようにしても、セグメント把持手段を、梁に
半径方向内方寄りに取付けることが可能であり、これに
よつてセグメント把持手段よりも半径方向外方のセグメ
ント取扱いスペースを大きくすることが可能になる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の縦断面図であり、第2図は
その横断面図であり、第3図は第2図の切断面線III-II
Iから見た断面図である。これらの図面を参照して、ス
キンプレートであるシールド掘進機本体14には、リング
ガータ15が固定されており、このリングガータ15には周
方向に間隔をあけて複数のローラ16が取付けられる。ロ
ーラ16によつて、エレクタドラム17がシールド掘進機本
体14の軸線18と同一軸線まわりに角変位可能に支持され
る。このエレクタドラム17は、シールド掘進機本体14に
取付けられている駆動源19によつて軸線18のまわりに駆
動される。エレクタドラム17の中央空間20内には、軸線
18に沿つてセグメント21を搬送するための搬送手段22が
設けられる。この搬送手段22は、軸線18に沿つて設けら
れるレール23と、このレール23に沿つて移動したセグメ
ント21を搬送するホイスト24とを有する。ホイスト24
は、セグメント21を把持して吊り下げた状態で走行搬送
し、昇降することができる。
エレクタドラム17の掘進方向後方(第1図の右方、第3
図の下方)には、軸線18に垂直な軸線を有する案内筒2
5,26が固定される。案内筒25,26の軸線は相互に平行で
ある。この案内筒25,26には、案内棒27,28が挿通し、案
内棒27,28の一端部には、大略的にU字状の梁29の両端
部がそれぞれ固定される。
梁29には、掘進方向後方側に突出して、セグメント21を
把持する把持手段30が設けられる。このセグメント把持
手段30は、梁29から掘進方向後方に突出した片持ち梁40
に対して、軸線18方向に摺動可能に設けられる移動手段
31に取付けられて、梁29の掘進方向後方側で軸線18に平
行に変位駆動される。このとき、該把持手段30に把持さ
れるセグメント21は、案内筒25,26、案内棒27,28および
梁29よりも掘進方向後方に配設される。
エレクタドラム17には複動油圧シリンダであるジヤツキ
32,33が設けられる。このジヤツキ32,33によつて、梁29
がエレクタドラム17の半径方向に変位駆動される。梁29
およびそれに取付けられている把持手段30などは、軸線
18を含む対称面34に関して大略的に左右対称に構成され
ている。
セグメント21を搬送手段22に搬送して、把持手段30によ
つて把持するにあたつては、まず駆動源19によつてエレ
クタドラム17を第4図で示すように時計方向にβだけ角
変位し、把持手段30および駆動手段31が、搬送手段22に
よつて搬送されてくる参照符21aで示されるセグメント
に衝突しないように逃がしておく。
このような第4図に示される状態で、搬送手段22によつ
てセグメント21を、第3図の参照符21bの位置を経て軸
線18の直下で第4図の参照符21aで示す状態において、
さらに参照符21cて示される状態を経て、下降し、第1
図〜第4図の参照符21または21cに示されるようにセグ
メントをトンネルの内周壁の底におろす。このセグメン
ト21は、梁29の対称面34が鉛直線を含む状態であると
き、把持手段30の直下に位置する。
そこでエレクタドラム17を駆動源19によつて第4図の反
時計方向に角度βだけ角変位して元の状態に戻す。そこ
でジヤツキ32,33によつて梁29および把持手段30を半径
方向外方に変位して、把持手段30によつてセグメント21
を把持する。
次に、ジヤツキ32,33を縮小して、把持手段30によつて
把持しているセグメント21を、第2図の参照符21dで示
すように半径方向内方に吊り上げる。この状態で、駆動
源19によつてエレクタドラム17が角変位して第5図に示
すように、参照符21eで示す姿勢にセグメントを移動
し、希望する位置35に配置してトンネル内周壁に取付け
る。
上述の実施例では、搬送手段20によつて搬送されてくる
セグメント21との干渉を防いで、把持手段30および駆動
手段31がセグメント21と衝突するのを防ぐために、前述
の第7図に関連して述べた先行技術における角度αより
も小さい角度βだけ角変位して逃げればよく、したがつ
て作業性が良好である。
また上述の実施例では、把持手段30および駆動手段31
は、エレクタドラム17の中央空間20内に突出することが
ない。したがつてその中央空間20内に掘削後の土砂等を
搬送するスクリユーコンベアなどを配置することがで
き、掘進作業を円滑に行うことができる。
また第2図から明らかなように、軸線18を中心とする梁
29の最大半径r1を大きくしてその梁29の強度を大きくし
ても、把持手段30の軌跡の最大半径r2が小さくなるよう
に、その把持手段30を梁29に、半径方向内方寄りに取付
けることによつて、半径r2を有する軌跡よりも半径方向
外方でのセグメント取扱いスペースを大きくとることが
可能となる。これによつてセグメント21の厚みが大きく
ても、そのようなセグメント21の取扱いが容易となる。
梁29の軌跡の最大半径r1は、把持手段30の軌跡の最大半
径r2を越える値(r1>r2)である。
考案の効果 以上のように本考案によれば、搬送手段によつて搬送さ
れてくるセグメントと、セグメント把持手段との干渉を
避けて両者が衝突するのを防ぐために、セグメント把持
手段およびエレクタドラムを比較的わずかな角変位量だ
け角変位駆動すれはよく、これによつて作業性を向上す
ることができる。
また本考案によれば、梁29の軌跡の最大半径r1を大きく
して強度を確保したときであつても、その梁29に移動手
段31を介して取付けられるセグメント把持手段30を半径
方向内方寄りに配置することによつて、把持手段30より
も半径方向外方でのセグメント取扱いスペースを大きく
とることが可能となる。これによつて厚みが大きいセグ
メントであつても、取扱いが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図はその横
断面図、第3図は第2図の切断面線III-IIIから見た断
面図、第4図は把持手段30および駆動手段31がセグメン
ト21に衝突しないように避けた状態を示す横断面図、第
5図はセグメント21を希望する位置35に取付けるときの
状態を示す横断面図、第6図は先行技術の縦断面図、第
7図は第6図に示された先行技術において梁4などがセ
グメント8に衝突しないように避けた角変位状態を示す
横断面図である。 14……シールド掘進機本体、15……リングガータ、16…
…ローラ、17……エレクタドラム、18……軸線、20……
中央空間、21,21a〜21e……セグメント、25,26……案内
筒、27,28……案内棒、29……梁、30……把持手段、31
……駆動手段、32,33……ジヤツキ、40……梁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド掘進機本体14内には、その軸線18
    まわりに回転可能なエレクタドラム17が設けられ、 このエレクタドラム17の掘進方向後方の両側に、エレク
    タドラム17の後端面に近接して一対の案内棒27,28を、
    前記軸線18に直交する方向にエレクタドラム17よりも半
    径方向内方に変位可能に設け、 これら案内棒27,28の長手方向の一端部に梁29を各々固
    定し、この梁29に掘進方向後方に突出して片支持される
    移動手段31および案内梁36を設け、 この移動手段31にセグメント21を把持する把持手段30を
    前記案内梁36に案内されて軸線18方向に移動可能に設け
    たことを特徴とするシールド掘進機用エレクタ。
JP1988074704U 1988-06-03 1988-06-03 シールド掘進機用エレクタ Expired - Lifetime JPH0638960Y2 (ja)

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JPH01180599U JPH01180599U (ja) 1989-12-26
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JPS5015526U (ja) * 1973-06-05 1975-02-19
JPS5055730U (ja) * 1973-09-17 1975-05-27

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