JPH0638888A - 金属製真空断熱容器の製造方法 - Google Patents
金属製真空断熱容器の製造方法Info
- Publication number
- JPH0638888A JPH0638888A JP9835892A JP9835892A JPH0638888A JP H0638888 A JPH0638888 A JP H0638888A JP 9835892 A JP9835892 A JP 9835892A JP 9835892 A JP9835892 A JP 9835892A JP H0638888 A JPH0638888 A JP H0638888A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vacuum
- taper
- receiving hole
- container
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
- Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 飲食物を保温する金属製広口魔法瓶や、飲み
物の保温が可能な真空断熱されたコップ等の金属製真空
断熱容器の製造法を提供すること。 【構成】 外容器１と内容器２を夫々の開口部１'・２'
において合せ溶接した母材Ａの底部１ａを上方にして真
空炉内に設置し、底部１ａの中心部に下方が径小となる
テーパ受孔７を鉛直方向に設け、このテーパ受孔７に丁
度嵌入するテーパ栓部９を有する係止鍔８付のテーパ栓
体９をテーパ受孔７に嵌入し、テーパ栓体９にテーパ栓
体９がテーパ受孔７から必要以上離反させない姿整保持
体10を設け、真空炉の真空吸引により外容器１と内容器
２の空隙６内を真空化し、真空を中止してテーパ栓体９
をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封印する金属製真空
断熱容器の製造法。
物の保温が可能な真空断熱されたコップ等の金属製真空
断熱容器の製造法を提供すること。 【構成】 外容器１と内容器２を夫々の開口部１'・２'
において合せ溶接した母材Ａの底部１ａを上方にして真
空炉内に設置し、底部１ａの中心部に下方が径小となる
テーパ受孔７を鉛直方向に設け、このテーパ受孔７に丁
度嵌入するテーパ栓部９を有する係止鍔８付のテーパ栓
体９をテーパ受孔７に嵌入し、テーパ栓体９にテーパ栓
体９がテーパ受孔７から必要以上離反させない姿整保持
体10を設け、真空炉の真空吸引により外容器１と内容器
２の空隙６内を真空化し、真空を中止してテーパ栓体９
をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封印する金属製真空
断熱容器の製造法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、飲食物を保温する金
属製広口魔法瓶や、飲み物の保温が可能な真空断熱され
たコップ等の金属製真空断熱容器の製造法に関するもの
である。
属製広口魔法瓶や、飲み物の保温が可能な真空断熱され
たコップ等の金属製真空断熱容器の製造法に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
金属製真空断熱容器は、第１，２図のように、外容器１
と内容器２を夫々の開口部１'・２'において合せ溶接し
た母材Ａを底部を上方にして真空加熱炉内に設置し、外
容器１の底部１ａに孔３を穿設して置き、この孔３の周
りにロウ材４を盛り、ロウ材４の上に閉塞板５を載置
し、真空加熱炉内で加熱真空化して外容器１と内容器２
の間の空隙６内を真空にすると同時にロウ材４を溶かし
て閉塞板５により底部１ａの孔３をロウ着封印せしめる
方法を採用しているが、底部１ａの穿孔作業や別体の閉
塞板５を用意しなければならず、それだけ量産が厄介と
なりコスト高になる欠点がある。
金属製真空断熱容器は、第１，２図のように、外容器１
と内容器２を夫々の開口部１'・２'において合せ溶接し
た母材Ａを底部を上方にして真空加熱炉内に設置し、外
容器１の底部１ａに孔３を穿設して置き、この孔３の周
りにロウ材４を盛り、ロウ材４の上に閉塞板５を載置
し、真空加熱炉内で加熱真空化して外容器１と内容器２
の間の空隙６内を真空にすると同時にロウ材４を溶かし
て閉塞板５により底部１ａの孔３をロウ着封印せしめる
方法を採用しているが、底部１ａの穿孔作業や別体の閉
塞板５を用意しなければならず、それだけ量産が厄介と
なりコスト高になる欠点がある。
【０００３】本発明は、かかる欠点を真空封印にテーパ
嵌合作用を利用することにより解決した新しい金属製真
空断熱容器の製造方法に係るものである。
嵌合作用を利用することにより解決した新しい金属製真
空断熱容器の製造方法に係るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００５】外容器１と内容器２とを夫々の開口部１'
・２'において合せ溶接した母材Ａを底部１ａを上方に
して真空炉内若しくは真空装置に設置し、底部１ａの中
心部に下方が径小となるテーパ受孔７を鉛直方向に設
け、このテーパ受孔７に丁度嵌入するテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７に嵌入し、テーパ栓体９にテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７から必要以上離反させない姿整保持体10を設
け、真空炉若しくは真空装置の真空吸引により外容器１
と内容器２との間の空隙６内を真空化し、真空を中止し
てテーパ栓体９をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封印
することを特徴とする金属製真空断熱容器の製造法に係
るものである。
・２'において合せ溶接した母材Ａを底部１ａを上方に
して真空炉内若しくは真空装置に設置し、底部１ａの中
心部に下方が径小となるテーパ受孔７を鉛直方向に設
け、このテーパ受孔７に丁度嵌入するテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７に嵌入し、テーパ栓体９にテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７から必要以上離反させない姿整保持体10を設
け、真空炉若しくは真空装置の真空吸引により外容器１
と内容器２との間の空隙６内を真空化し、真空を中止し
てテーパ栓体９をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封印
することを特徴とする金属製真空断熱容器の製造法に係
るものである。
【０００６】
【作用】真空炉若しくは真空装置により真空吸引して外
容器１と内容器２との間の空隙６内を真空化し、真空吸
引作用を停止してテーパ栓体９を気圧差によりテーパ受
孔７に圧入嵌着して真空封印する。
容器１と内容器２との間の空隙６内を真空化し、真空吸
引作用を停止してテーパ栓体９を気圧差によりテーパ受
孔７に圧入嵌着して真空封印する。
【０００７】
【実施例】図面は本発明の好適な実施例を示すもので、
図３，４は第一実施例、図５，６は第二実施例、図７は
第三実施例、図８は第四実施例である。
図３，４は第一実施例、図５，６は第二実施例、図７は
第三実施例、図８は第四実施例である。
【０００８】外容器１と内容器２とを夫々の開口部１'
・２'において合せ溶接した母材Ａを底部１ａを上方に
して真空炉内若しくは真空装置に設置し、底部１ａの中
心部に下方が径小となるテーパ受孔７を鉛直方向に設
け、このテーパ受孔７に丁度嵌入するテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７に嵌入し、テーパ栓体９にテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７から必要以上離反させない姿整保持体10を設
け、真空炉若しくは真空装置の真空吸引により外容器１
と内容器２との間の空隙６内を真空化し、真空を中止し
てテーパ栓体９をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封印
する。
・２'において合せ溶接した母材Ａを底部１ａを上方に
して真空炉内若しくは真空装置に設置し、底部１ａの中
心部に下方が径小となるテーパ受孔７を鉛直方向に設
け、このテーパ受孔７に丁度嵌入するテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７に嵌入し、テーパ栓体９にテーパ栓体９をテ
ーパ受孔７から必要以上離反させない姿整保持体10を設
け、真空炉若しくは真空装置の真空吸引により外容器１
と内容器２との間の空隙６内を真空化し、真空を中止し
てテーパ栓体９をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封印
する。
【０００９】図３，４は、外容器１の底部１ａに取付孔
11を穿設し、この取付孔11にテーパ受孔７と鍔受部12を
有する支承体13を溶接やロウ付や接着剤により一体的に
接合し、この支承体13のテーパ受孔７にテーパ栓部９'
を有する係止鍔８付のテーパ栓体９を嵌入する場合を図
示している。
11を穿設し、この取付孔11にテーパ受孔７と鍔受部12を
有する支承体13を溶接やロウ付や接着剤により一体的に
接合し、この支承体13のテーパ受孔７にテーパ栓部９'
を有する係止鍔８付のテーパ栓体９を嵌入する場合を図
示している。
【００１０】この場合、テーパ栓部９'に密封用リング1
5を付設しても良い。
5を付設しても良い。
【００１１】図５，６は、支承体13の代わりに底部１ａ
の中心孔14の周縁部16を係止段部17を介して下向きに折
曲してテーパ受孔７を形成した場合を図示している。
の中心孔14の周縁部16を係止段部17を介して下向きに折
曲してテーパ受孔７を形成した場合を図示している。
【００１２】図３，４は、テーパ栓体９の上方に姿整保
持体10を設けた場合、図５は前記上昇阻止部材18を底部
１ａに付設した姿整保持体10を図示した場合、図７は係
止段部17の箇所にロウ材４を盛って間隙６を形成し、加
熱真空炉を採用し、ロウ材４を溶かしてテーパ受孔７に
テーパ栓体９をロウ着して真空封印する場合、図８，９
は真空装置に設けた吸引度19を底部１ａに当接そ、コッ
ク20を開けてテーパ栓体９を浮上させ、真空吸引作用を
行い、コック20を閉じて真空吸引作用を停止し気圧差に
よりテーパ栓体９をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封
印する場合を図示している。
持体10を設けた場合、図５は前記上昇阻止部材18を底部
１ａに付設した姿整保持体10を図示した場合、図７は係
止段部17の箇所にロウ材４を盛って間隙６を形成し、加
熱真空炉を採用し、ロウ材４を溶かしてテーパ受孔７に
テーパ栓体９をロウ着して真空封印する場合、図８，９
は真空装置に設けた吸引度19を底部１ａに当接そ、コッ
ク20を開けてテーパ栓体９を浮上させ、真空吸引作用を
行い、コック20を閉じて真空吸引作用を停止し気圧差に
よりテーパ栓体９をテーパ受孔７に圧入嵌着して真空封
印する場合を図示している。
【００１３】尚、テーパ栓体９とテーパ受孔７との嵌着
固定に際して接着剤や接着テープなどを併用しても良
い。
固定に際して接着剤や接着テープなどを併用しても良
い。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、真空化作用により外容器の底
部中心に形成したテーパ受孔にテーパ栓体を圧入嵌着
し、且つこの圧入嵌着をテーパ作用により確固に気密を
保持せしめるからそれだけ真空封印が確実となり、気圧
差により耐久的に気密保持される秀れた金属製真空断熱
容器の製造方法となる。
部中心に形成したテーパ受孔にテーパ栓体を圧入嵌着
し、且つこの圧入嵌着をテーパ作用により確固に気密を
保持せしめるからそれだけ真空封印が確実となり、気圧
差により耐久的に気密保持される秀れた金属製真空断熱
容器の製造方法となる。
【図１】従来の真空化工程前の説明断面図である。
【図２】従来の真空化工程後の説明断面図である。
【図３】本発明の第一実施例を示す真空化工程中の説明
断面図である。
断面図である。
【図４】本発明の第一実施例を示す真空化工程後の説明
断面図である。
断面図である。
【図５】本発明の第二実施例を示す真空化工程中の説明
断面図である。
断面図である。
【図６】本発明の第二実施例を示す真空化工程後の説明
断面図である。
断面図である。
【図７】本発明の第三実施例を示す真空化工程後の説明
断面図である。
断面図である。
【図８】本発明の第四実施例を示す真空化工程前の説明
断面図である。
断面図である。
【図９】本発明の第四実施例を示す真空化工程後の説明
断面図である。
断面図である。
【図１０】本発明の母材を底方向から見た斜視図であ
る。
る。
１ 外容器 １’ 開口部 １ａ 底部 ２ 内容器 ２' 開口部 ６ 空隙 ７ テーパ受孔 ８ 係止鍔 ９ テーパ栓部 10 姿整保持体 Ａ 母材
Claims (1)
- 【請求項１】 外容器と内容器とを夫々の開口部におい
て合せ溶接した母材を底部を上方にして真空炉内若しく
は真空装置に設置し、底部の中心部に下方が径小となる
テーパ受孔を鉛直方向に設け、このテーパ受孔に丁度嵌
入するテーパ栓体をテーパ受孔に嵌入し、テーパ栓体に
テーパ栓体をテーパ受孔から必要以上離反させない姿整
保持体を設け、真空炉若しくは真空装置の真空吸引によ
り外容器と内容器との間の空隙内を真空化し、真空を中
止してテーパ栓体をテーパ受孔に圧入嵌着して真空封印
することを特徴とする金属製真空断熱容器の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9835892A JPH0638888A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 金属製真空断熱容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9835892A JPH0638888A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 金属製真空断熱容器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0638888A true JPH0638888A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=14217667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9835892A Pending JPH0638888A (ja) | 1992-04-18 | 1992-04-18 | 金属製真空断熱容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638888A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006022992A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | 熱交換器、熱交換器に用いられる封止手段の製造方法、及び熱交換器の製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6053114A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-26 | 青柳 勝文 | 金属製真空保温容器の製造法 |
-
1992
- 1992-04-18 JP JP9835892A patent/JPH0638888A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6053114A (ja) * | 1983-09-02 | 1985-03-26 | 青柳 勝文 | 金属製真空保温容器の製造法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006022992A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Valeo Thermal Systems Japan Corp | 熱交換器、熱交換器に用いられる封止手段の製造方法、及び熱交換器の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4684057A (en) | Heat insulated cooking utensil | |
| US3190952A (en) | Welded hermetic seal | |
| JPH11221667A (ja) | 金属製真空二重容器の製造方法 | |
| JPH07313383A (ja) | 断熱ジャーとその製造方法 | |
| WO2019007099A1 (zh) | 一种新型真空保温容器制造方法及其制造的真空保温容器 | |
| JPH0638888A (ja) | 金属製真空断熱容器の製造方法 | |
| JPH0274223A (ja) | 保冷・保温用金属製二重容器の製造方法 | |
| JPH071114A (ja) | 金属製真空断熱容器の製造方法 | |
| JPS63206213A (ja) | 金属製二重カップの製造方法 | |
| JPH0238208B2 (ja) | ||
| CN218457847U (zh) | 一种钛与不锈钢复合口圈及保温杯 | |
| TWI841922B (zh) | 絕熱容器的製造方法 | |
| KR200238969Y1 (ko) | 진공보온병 | |
| JPS6373923A (ja) | 金属製真空二重槽の製造方法 | |
| JP3589123B2 (ja) | 金属製真空二重容器とその製造方法 | |
| JPS5931157Y2 (ja) | 金属製魔法瓶 | |
| JPH0685639U (ja) | 金属製真空二重容器 | |
| JP2577038Y2 (ja) | 合成樹脂製真空断熱容器 | |
| JP3581639B2 (ja) | チタン製真空断熱二重容器の製造方法 | |
| KR200238970Y1 (ko) | 진공보온병 | |
| JP2022132920A (ja) | 断熱容器の製造方法 | |
| KR200274250Y1 (ko) | 진공보온병 | |
| JPH0610931Y2 (ja) | 金属製魔法瓶 | |
| JP2020132270A (ja) | 断熱容器 | |
| JP3613837B2 (ja) | 金属製真空断熱容器 |