JPH063879Y2 - 基礎スラブユニット - Google Patents
基礎スラブユニットInfo
- Publication number
- JPH063879Y2 JPH063879Y2 JP2481689U JP2481689U JPH063879Y2 JP H063879 Y2 JPH063879 Y2 JP H063879Y2 JP 2481689 U JP2481689 U JP 2481689U JP 2481689 U JP2481689 U JP 2481689U JP H063879 Y2 JPH063879 Y2 JP H063879Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- template
- fixing frame
- anchor
- level
- reinforcing bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はアンカーボルト等を基礎に埋め込む基礎構築工
事において採用する基礎スラブユニットに関するもの
で、特に、自動倉庫のラツクの基礎の如く柱数の多いと
ころの柱の部分の基礎構築工事に適した基礎スラブユニ
ットに関するものである。
事において採用する基礎スラブユニットに関するもの
で、特に、自動倉庫のラツクの基礎の如く柱数の多いと
ころの柱の部分の基礎構築工事に適した基礎スラブユニ
ットに関するものである。
[従来の技術] 基礎にアンカーを埋め込み、該アンカーに柱等を固定さ
せるようにする基礎構築工事では、従来、第5図及び第
6図に一例を示す如く行われている。すなわち、基礎と
なる地盤1を所定の深さまで掘り、その上に砕石2を敷
いて突き固める砕石工事を行い、次いで、縦アングル3
を地盤1中に打ち込んだ後、突き固めた砕石2上に捨コ
ンクリート4を打設する。次に、下端筋5を配筋した
後、縦アングル3の上部位置に通しアングル6をH鋼の
土台8の上面が床面レベル7と一致するように据え付け
て溶接し、次いで、所定の柱位置に上記H鋼の土台8を
据え付けて溶接すると共に、方杖筋を取り付けて、上端
筋9を配筋する。しかる後、上記H鋼土台8上の柱を立
てるべき位置にテンプレート10を取り付けて、該各テン
プレート10にアンカーボルト11を挿通させ上端部にナッ
ト12を螺着させて据え付けた後、該アンカーボルト11を
アンカーボルト固定用丸棒13に溶接することによって固
定し、また、このとき、必要とする場合はレールを据え
付け、最後に、床面レベル7まで基礎コンクリート14を
打設するという手順で行っていた。
せるようにする基礎構築工事では、従来、第5図及び第
6図に一例を示す如く行われている。すなわち、基礎と
なる地盤1を所定の深さまで掘り、その上に砕石2を敷
いて突き固める砕石工事を行い、次いで、縦アングル3
を地盤1中に打ち込んだ後、突き固めた砕石2上に捨コ
ンクリート4を打設する。次に、下端筋5を配筋した
後、縦アングル3の上部位置に通しアングル6をH鋼の
土台8の上面が床面レベル7と一致するように据え付け
て溶接し、次いで、所定の柱位置に上記H鋼の土台8を
据え付けて溶接すると共に、方杖筋を取り付けて、上端
筋9を配筋する。しかる後、上記H鋼土台8上の柱を立
てるべき位置にテンプレート10を取り付けて、該各テン
プレート10にアンカーボルト11を挿通させ上端部にナッ
ト12を螺着させて据え付けた後、該アンカーボルト11を
アンカーボルト固定用丸棒13に溶接することによって固
定し、また、このとき、必要とする場合はレールを据え
付け、最後に、床面レベル7まで基礎コンクリート14を
打設するという手順で行っていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来の基礎構築工事の場合、多数の据付
部材を現場に搬入し、据え付けに際して各部のレベル調
整や寸法精度を出しながら溶接等を行わねばならないた
め、多大な現場労力を要し、又、特に、自動倉庫の如
く、多数の棚を配備すべく多数の柱を立てる必要がある
ような場合には、アンカーボルト11の本数が多くなるた
め、その据え付け工事が大変であり、又、上記各据え付
けられる各部材は仮設材として使用されるもので、強度
上も躯体として生かされていないという問題もあった。
部材を現場に搬入し、据え付けに際して各部のレベル調
整や寸法精度を出しながら溶接等を行わねばならないた
め、多大な現場労力を要し、又、特に、自動倉庫の如
く、多数の棚を配備すべく多数の柱を立てる必要がある
ような場合には、アンカーボルト11の本数が多くなるた
め、その据え付け工事が大変であり、又、上記各据え付
けられる各部材は仮設材として使用されるもので、強度
上も躯体として生かされていないという問題もあった。
そこで、本考案は、各据付部材の現場への搬入作業、据
え付け時のレベル調整等を簡単に行えるようにし、特
に、自動倉庫の如き多数の柱を立てる必要があるような
現場での基礎構築工事の簡略化、迅速化、更には標準化
をも図り得るような基礎スラブユニットを提供しようと
するものである。
え付け時のレベル調整等を簡単に行えるようにし、特
に、自動倉庫の如き多数の柱を立てる必要があるような
現場での基礎構築工事の簡略化、迅速化、更には標準化
をも図り得るような基礎スラブユニットを提供しようと
するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、上端筋と、下端
筋を所要の間隔に保持させて固定させるための鉄筋固定
枠体と、該鉄筋固定枠体に支持させたテンプレート及び
アンカープレートと、該テンプレート及びアンカープレ
ートに支持させる上物との連結に用いるためのアンカー
ボルトと、上記鉄筋固定枠体の下端部に取り付けてあっ
て、該鉄筋固定枠体を上下動させて上記テンプレートの
レベル調整を行うためのレベル調整具と、からなる構成
とする。
筋を所要の間隔に保持させて固定させるための鉄筋固定
枠体と、該鉄筋固定枠体に支持させたテンプレート及び
アンカープレートと、該テンプレート及びアンカープレ
ートに支持させる上物との連結に用いるためのアンカー
ボルトと、上記鉄筋固定枠体の下端部に取り付けてあっ
て、該鉄筋固定枠体を上下動させて上記テンプレートの
レベル調整を行うためのレベル調整具と、からなる構成
とする。
[作用] 基礎構築工事に必要な据付部材が鉄筋固定枠体を利用し
てすべて一体化させてあるため、現場へ搬入して据え付
けるだけで直ちにテンプレートのレベル調整ができてコ
ンクリート打設に移ることができ基礎構築作業の簡略
化、迅速化を図ることができ、自動倉庫の如く多数の柱
を立てる必要がある工事現場で採用することにより工事
期間を大幅に短縮させることが可能となる。
てすべて一体化させてあるため、現場へ搬入して据え付
けるだけで直ちにテンプレートのレベル調整ができてコ
ンクリート打設に移ることができ基礎構築作業の簡略
化、迅速化を図ることができ、自動倉庫の如く多数の柱
を立てる必要がある工事現場で採用することにより工事
期間を大幅に短縮させることが可能となる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すもので、所
要の長さとした複数本の上端筋15と同じく所要の長さと
した複数本の下端筋16を上下に所要の間隔を隔てて平行
に配置して、これら上端筋15と下端筋16を矩形枠状に成
形してなる鉄筋固定枠体19にそれぞれ固定して一体化
し、且つ上記鉄筋固定枠体19を介して一体化させた上端
筋15と下端筋16をあばら筋17で巻いて矩形の籠状に組み
付ける。又、上記鉄筋固定枠体19の中央部上面には、2
枚の支持プレート21を立てて、該支持プレート21の上端
に、アンカーセット用テンプレート20を水平に固定支持
させると共に、上記鉄筋固定枠体19の内側における上下
方向中間部位置に、該鉄筋固定枠体19より広幅としたア
ンカープレート22を水平に配設して、該アンカープレー
ト22と上記テンプレート20に、鉛直状態に配した複数本
(実施例では4本)のアンカーボルト23を挿通させ、且
つ該各アンカーボルト23の上端がテンプレート20より所
要高さ上方へ突出するようにして、上記各アンカーボル
ト23の下端部を上記アンカープレート22にナット24によ
り固定すると共に、上記アンカーボルト23の上端部をテ
ンプレート20の上面側からナット25により固定する。更
に、上記鉄筋固定枠体19の外側面の下端部には、それぞ
れブラケツト26を張り出させると共に、該各ブラケット
26にレベル調整用ボルト27をレベル調整具として取り付
け、該レベル調整用ボルト27の操作により、上記鉄筋固
定枠体19を上下動させることによって上記テンプレート
20のレベル調整が行えるようにする。なお、18はレベル
調整用ボルト27の固定ナット、28は鉄筋継手を示す。
要の長さとした複数本の上端筋15と同じく所要の長さと
した複数本の下端筋16を上下に所要の間隔を隔てて平行
に配置して、これら上端筋15と下端筋16を矩形枠状に成
形してなる鉄筋固定枠体19にそれぞれ固定して一体化
し、且つ上記鉄筋固定枠体19を介して一体化させた上端
筋15と下端筋16をあばら筋17で巻いて矩形の籠状に組み
付ける。又、上記鉄筋固定枠体19の中央部上面には、2
枚の支持プレート21を立てて、該支持プレート21の上端
に、アンカーセット用テンプレート20を水平に固定支持
させると共に、上記鉄筋固定枠体19の内側における上下
方向中間部位置に、該鉄筋固定枠体19より広幅としたア
ンカープレート22を水平に配設して、該アンカープレー
ト22と上記テンプレート20に、鉛直状態に配した複数本
(実施例では4本)のアンカーボルト23を挿通させ、且
つ該各アンカーボルト23の上端がテンプレート20より所
要高さ上方へ突出するようにして、上記各アンカーボル
ト23の下端部を上記アンカープレート22にナット24によ
り固定すると共に、上記アンカーボルト23の上端部をテ
ンプレート20の上面側からナット25により固定する。更
に、上記鉄筋固定枠体19の外側面の下端部には、それぞ
れブラケツト26を張り出させると共に、該各ブラケット
26にレベル調整用ボルト27をレベル調整具として取り付
け、該レベル調整用ボルト27の操作により、上記鉄筋固
定枠体19を上下動させることによって上記テンプレート
20のレベル調整が行えるようにする。なお、18はレベル
調整用ボルト27の固定ナット、28は鉄筋継手を示す。
本考案の基礎スラブユニットは、鉄筋固定枠体19に上端
筋15、下端筋16、テンプレート20、アンカーボルト23を
それぞれ固定してユニツトとしてあるので、設計計画に
基づき予め工場にて各部の寸法精度を出して製作する際
に、鉄筋固定枠体19が定規として機能し得るので、規格
品を工場内で量産することができ、順次工事現場に搬入
して使用することにより、現場での組み付け作業が不要
となる。
筋15、下端筋16、テンプレート20、アンカーボルト23を
それぞれ固定してユニツトとしてあるので、設計計画に
基づき予め工場にて各部の寸法精度を出して製作する際
に、鉄筋固定枠体19が定規として機能し得るので、規格
品を工場内で量産することができ、順次工事現場に搬入
して使用することにより、現場での組み付け作業が不要
となる。
今、本基礎スラブユニットを用いて自動倉庫等の基礎構
築工事を行う場合について説明すると、先ず、第5図及
び第6図で示した従来工事の場合と同様に、所要の深さ
まで地盤を掘り、砕石工事及び捨コンクリート4の打設
を行った状態にする。次に、現場に搬入した本考案の基
礎スラブユニットを、柱を立てる位置にテンプレート20
が配置されるように、上記捨コンクリート4上に各々位
置させ、次いで、捨コンクリート4上は正確な水平レベ
ルが出ていないこともあるので、各ユニツトのテンプレ
ート20の下面あるいは上面(実施例では下面)が床面レ
ベル7と一致するように各ユニツト毎にレベル調整用ボ
ルト27にてテンプレート20のレベル調整を行う。この場
合、レベル調整用ボルト27を回すと、各鉄筋を一体化さ
せてある鉄筋固定枠体19が上下動させられるので、該鉄
筋固定枠体19上の支持プレート21を介しテンプレート20
のレベルを調整することができる。レベル調整を行った
後、隣り合う基礎スラブユニットの上端筋15同士及び下
端筋16同士を鉄筋継手28を用いて連結し、各基礎スラブ
ユニットを一体連結させる。しかる後、床面レベル7ま
で基礎コンクリート14を打設することにより、基礎構築
工事が完了する。
築工事を行う場合について説明すると、先ず、第5図及
び第6図で示した従来工事の場合と同様に、所要の深さ
まで地盤を掘り、砕石工事及び捨コンクリート4の打設
を行った状態にする。次に、現場に搬入した本考案の基
礎スラブユニットを、柱を立てる位置にテンプレート20
が配置されるように、上記捨コンクリート4上に各々位
置させ、次いで、捨コンクリート4上は正確な水平レベ
ルが出ていないこともあるので、各ユニツトのテンプレ
ート20の下面あるいは上面(実施例では下面)が床面レ
ベル7と一致するように各ユニツト毎にレベル調整用ボ
ルト27にてテンプレート20のレベル調整を行う。この場
合、レベル調整用ボルト27を回すと、各鉄筋を一体化さ
せてある鉄筋固定枠体19が上下動させられるので、該鉄
筋固定枠体19上の支持プレート21を介しテンプレート20
のレベルを調整することができる。レベル調整を行った
後、隣り合う基礎スラブユニットの上端筋15同士及び下
端筋16同士を鉄筋継手28を用いて連結し、各基礎スラブ
ユニットを一体連結させる。しかる後、床面レベル7ま
で基礎コンクリート14を打設することにより、基礎構築
工事が完了する。
基礎構築工事が完了した後、柱を立てる場合には、テン
プレート20の上方に突出しているアンカーボルト23のナ
ット25を取り外した状態とし、柱側のベースプレートを
テンプレート20に重ね合わせ、しかる後、柱側のベース
プレートの上面側からアンカーボルト23にナット25を螺
着して固定すればよい。
プレート20の上方に突出しているアンカーボルト23のナ
ット25を取り外した状態とし、柱側のベースプレートを
テンプレート20に重ね合わせ、しかる後、柱側のベース
プレートの上面側からアンカーボルト23にナット25を螺
着して固定すればよい。
上述した如く、本考案の基礎スラブユニットは、予め工
場にて製作しておくことができるため、従来現場で行わ
ねばならなかったレベル調整や寸法精度を出しながらの
溶接作業の殆どを工場内にて行うことができて、規格品
として製作することができるので、現場ではテンプレー
ト20のレベル調整と鉄筋継手28の連結作業だけを行えば
よく、据え付け作業に要する労力及び時間を大幅に削減
することができる。又、特に、アンカーボルト23を基礎
スラブユニットとして一体化させてあって、現場におい
て1本1本レベル調整しながら据え付ける作業が不要と
なることから、自動倉庫の如く多数の柱を立てる必要が
ある現場での基礎構築工事に採用した場合、極めて有利
である。
場にて製作しておくことができるため、従来現場で行わ
ねばならなかったレベル調整や寸法精度を出しながらの
溶接作業の殆どを工場内にて行うことができて、規格品
として製作することができるので、現場ではテンプレー
ト20のレベル調整と鉄筋継手28の連結作業だけを行えば
よく、据え付け作業に要する労力及び時間を大幅に削減
することができる。又、特に、アンカーボルト23を基礎
スラブユニットとして一体化させてあって、現場におい
て1本1本レベル調整しながら据え付ける作業が不要と
なることから、自動倉庫の如く多数の柱を立てる必要が
ある現場での基礎構築工事に採用した場合、極めて有利
である。
次に、第3図及び第4図は本考案の他の実施例を示すも
ので、上記第1図及び第2図に示す実施例における長寸
のアンカーボルト23をアンカープレート22に固定させる
形式に代えて、上端にベースプレート(テンプレート)
30を固定したアンカー兼用柱31を、鉄筋固定枠体19の内
側のアンカープレート22上に立てて固定し、該アンカー
兼用柱31上端のベースプレート30に柱側ベースプレート
との結合用に用いてアンカーボルトとして機能させるボ
ルト29をナット25により固定したものである。
ので、上記第1図及び第2図に示す実施例における長寸
のアンカーボルト23をアンカープレート22に固定させる
形式に代えて、上端にベースプレート(テンプレート)
30を固定したアンカー兼用柱31を、鉄筋固定枠体19の内
側のアンカープレート22上に立てて固定し、該アンカー
兼用柱31上端のベースプレート30に柱側ベースプレート
との結合用に用いてアンカーボルトとして機能させるボ
ルト29をナット25により固定したものである。
第3図及び第4図の実施例の場合には、前記実施例にお
けるアンカーボルト23に代えてアンカー兼用柱31を用い
ているので、ベースプレート30に取り付けるボルト29は
短かくてよく、柱を立てるときは、柱側のベースプレー
トと上記ベースプレート30とをボルト29にて結合させれ
ばよい。
けるアンカーボルト23に代えてアンカー兼用柱31を用い
ているので、ベースプレート30に取り付けるボルト29は
短かくてよく、柱を立てるときは、柱側のベースプレー
トと上記ベースプレート30とをボルト29にて結合させれ
ばよい。
なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、たとえば、テンプレート20又はベースプレート30と
鉄筋固定枠体19の上面との間の間隔は図示よりも更に広
くしてもよい等、本考案の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
く、たとえば、テンプレート20又はベースプレート30と
鉄筋固定枠体19の上面との間の間隔は図示よりも更に広
くしてもよい等、本考案の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案の基礎スラブユニットによれ
ば、従来、現場でのアンカーボルト据え付け時に多くの
仮設材を用いてレベル調整や寸法精度を出しながら行っ
ていた基礎工事方式を改め、鉄筋固定枠体を利用して上
端筋と下端筋を一体化すると共にテンプレート及びアン
カーボルトも支持させてこれらをユニツトとし、更に全
体のレベル調整をするレベル調整具を上記鉄筋固定枠体
に備えた構成としてあるので、工場で製作して現場に搬
入してテンプレートのレベル調整及び位置決めを行えば
コンクリート打設ができて現場での据え付けに要する労
力及び時間を大幅に削減することができ、特に、自動倉
庫の如く多数の柱を立てる必要がある場合の基礎構築工
事に採用することにより、極めて有利となり、又、ユニ
ツト自体は鉄筋固定枠体が定規として用いられることか
ら規格品を量産できて標準化を図ることができる、等の
優れた効果を発揮する。
ば、従来、現場でのアンカーボルト据え付け時に多くの
仮設材を用いてレベル調整や寸法精度を出しながら行っ
ていた基礎工事方式を改め、鉄筋固定枠体を利用して上
端筋と下端筋を一体化すると共にテンプレート及びアン
カーボルトも支持させてこれらをユニツトとし、更に全
体のレベル調整をするレベル調整具を上記鉄筋固定枠体
に備えた構成としてあるので、工場で製作して現場に搬
入してテンプレートのレベル調整及び位置決めを行えば
コンクリート打設ができて現場での据え付けに要する労
力及び時間を大幅に削減することができ、特に、自動倉
庫の如く多数の柱を立てる必要がある場合の基礎構築工
事に採用することにより、極めて有利となり、又、ユニ
ツト自体は鉄筋固定枠体が定規として用いられることか
ら規格品を量産できて標準化を図ることができる、等の
優れた効果を発揮する。
第1図は本考案の基礎スラブユニットの一実施例を示す
側面図、第2図は第1図の縦断面図、第3図は本考案の
他の実施例を示す側面図、第4図は第3図の縦断面図、
第5図は従来の基礎構築工事要領の一例を示す概要図、
第6図は第5図の側面図である。 15…上端筋、16…下端筋、17…あばら筋、19…鉄筋固定
枠体、20…テンプレート、22…アンカープレート、23…
アンカーボルト、24,25…ナット、27…レベル調整用ボ
ルト(レベル調整具)、29…ボルト、30…ベースプレー
ト、31…アンカー兼用柱。
側面図、第2図は第1図の縦断面図、第3図は本考案の
他の実施例を示す側面図、第4図は第3図の縦断面図、
第5図は従来の基礎構築工事要領の一例を示す概要図、
第6図は第5図の側面図である。 15…上端筋、16…下端筋、17…あばら筋、19…鉄筋固定
枠体、20…テンプレート、22…アンカープレート、23…
アンカーボルト、24,25…ナット、27…レベル調整用ボ
ルト(レベル調整具)、29…ボルト、30…ベースプレー
ト、31…アンカー兼用柱。
Claims (1)
- 【請求項1】上端筋と、下端筋を所要の間隔に保持させ
て固定させるための鉄筋固定枠体と、該鉄筋固定枠体に
支持させたテンプレート及びアンカープレートと、該テ
ンプレート及びアンカープレートに支持させる上物との
連結に用いるためのアンカーボルトと、上記鉄筋固定枠
体の下端部に取り付けてあつて、該鉄筋固定枠体を上下
動させて上記テンプレートのレベル調整を行うためのレ
ベル調整具と、からなることを特徴とする基礎スラブユ
ニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2481689U JPH063879Y2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 基礎スラブユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2481689U JPH063879Y2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 基礎スラブユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02116536U JPH02116536U (ja) | 1990-09-18 |
JPH063879Y2 true JPH063879Y2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=31245000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2481689U Expired - Lifetime JPH063879Y2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 基礎スラブユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH063879Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002188156A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-07-05 | Hisashi Minoya | 基礎およびその施工方法 |
JP3750135B1 (ja) * | 2005-06-13 | 2006-03-01 | ダイエープロビス株式会社 | 建物基礎および建物基礎工法 |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP2481689U patent/JPH063879Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02116536U (ja) | 1990-09-18 |
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