JPH0638633B2 - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

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JPH0638633B2
JPH0638633B2 JP21675785A JP21675785A JPH0638633B2 JP H0638633 B2 JPH0638633 B2 JP H0638633B2 JP 21675785 A JP21675785 A JP 21675785A JP 21675785 A JP21675785 A JP 21675785A JP H0638633 B2 JPH0638633 B2 JP H0638633B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はテレビ受像機の水平偏向回路に関し、特に左
右ピン歪補正を良好に行えるものに関する。
〔発明の概要〕
この発明は、左右ピン歪補正を水平偏向コイルに直列に
変調用コイルを設け、この変調用コイルに垂直周期の補
正電圧を加えることによってなすようにすることによっ
てピン歪補正の変調による高圧の変動がなく、良好な特
性を示す水平偏向回路において、陰極線管の大型化、画
面のフラット化に伴って特に画面の水平方向の中間部に
残留する左右ピン歪を良好に補正できるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
従来、水平偏向回路の左右ピン歪補正回路として可飽和
リアクタを水平偏向コイルに直列に接続し、これに垂直
周期のパラボラ波を供給するものが良く知られている。
ところが、このピン歪補正の方法は偏向回路のインダク
タンス値を変えるものであるので、垂直周期のインダク
タンス値の変化に応じて高圧に垂直周期の変動が生じる
という欠点があった。
これに対し、このようなピン歪補正の変調による高圧の
変動がない左右ピン歪補正回路が提案された(特公昭57
-39102号公報参照)。
第3図はこの種の左右ピン歪補正回路の一例を示し、
(1)は水平出力トランジスタである。
この水平出力トランジスタ(1)のベースには水平ドライ
ブ回路よりの水平周期のドライブ信号が供給され、コレ
クタには、直流電源(2)よりの電圧がフライバックトラ
ンス(3)の1次巻線を介して供給されている。そして、
エミッタは接地される。
フライバックトランス(3)の2次巻線側には高圧整流回
路(4)が接続され、端子(5)に高圧出力電圧EHVが取り
出される。
そして、ダンパーダイオード(6)と共振コンデンサ(7)と
が並列に接続された第1の並列回路が構成されるととも
にダンパーダイオード(8)と共振コンデンサ(9)とが並列
に接続されて第2の並列回路が構成され、これら第1及
び第2の並列回路が直列に接続され、その直列回路がト
ランジスタ(1)のコレクタ−エミッタ間に並列に接続さ
れる。
また、(10)は水平偏向コイル、(11)は第1のS字補正コ
ンデンサ、(12)は変調用コイルで、これら水平偏向コイ
ル(10)、コンデンサ(11)、変調用コイル(12)は直列に接
続され、その直列回路がトランジスタ(1)のコレクタ−
エミッタ間に並列に接続される。
そして、S字補正コンデンサ(11)と変調用コイル(12)と
の接続点と、第1及び第2の並列回路の接続点との間に
第2のS字補正コンデンサ(13)が接続され、このコンデ
ンサ(13)と第1及び第2の並列回路の接続点との接続点
に、変調源(14)よりの垂直周期の電圧Vがコイル(15)
を介して供給される。変調源(14)とコイル(15)との接続
点はコンデンサ(16)を介して接地される。
この場合、変調源(14)より供給される電圧Vは第4図
に示すような下向きのパラボラ波である。このとき水平
偏向コイル(10)を介して図の矢印の向きに偏向電流iy
が流れるとき、変調用コイル(12)には電圧Vによる変
調電流i′が図のように流れる。したがって、水平偏向
電流iyはトランジスタ(1)のコクレタ電圧Vaと変調
電圧Vとの差に応じたパラボラ波電圧によって垂直周
期で変調されたものとなり、左右ピン歪が補正される。
この場合に、水平出力トランジスタ(1)のコレクタ側の
電圧Vaは、変調電圧Vの影響を受けることはないの
で、端子(5)に導出される高圧出力電圧EHVにも電圧
による変動はなく、良好な特性を示すものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、電子ビームが水平方向に走査するとき、画面
の中央部の画面の左右端部とでは偏向中心からの距離が
異なるため、同じ偏向角でも電子ビームの走査距離が異
なる。これを補正するため水平偏向電流波形である鋸歯
状波の傾斜部分は直線状ではなくS字状になるようにさ
れており、コンデンサ(11)(第3図の例ではコンデンサ
(11)とコンデンサ(13)との直列容量)はこのS字補正の
ためのものである。
ここで、画面の垂直方向の上、下とその中間部位とで偏
向中心からの距離が等しければS字補正量は一定でよ
い。
ところが、一般には偏向中心からの距離は画面の上下端
で遠く、中央部で最も近くなる。このため、S字補正量
が一定であると、第5図に示すように画面の水平方向の
左右端で左右ピン歪が零になるように補正した場合、逆
に中間部において左右ピン歪が生じてくる。
近年、陰極線管は大型化するとともに画面がフラット化
してきており、このため、偏向中心からの画面の上下端
までの距離と、中央との距離は画面が曲面の場合よりも
より大きく、また偏向角も大きくなるので中間部の左右
ピン歪量が大きくなり、その補正が重要な問題となって
きている。
ところで、第3図の回路においてはこの中間左右ピン歪
の補正はある程度まで可能である。すなわち、この例の
場合、S字補正は第1のS字補正コンデンサのみでなく
第2のS字補正コンデンサ(13)によってもなされ、第2
のS字補正コンデンサ(13)には変調電流i′が流れるの
で、S字補正電圧は変調電圧Vによって画面の上下と
中央部とで異ならされ、これにより中間ピン歪が補正さ
れる。
この場合に、有効に補正するには両コンデンサ(11)(13)
のシリーズ容量を一定にした状態でコンデンサ(13)の容
量を小さくすればよい。すなわち、第2のS字補正コン
デンサ(13)には偏向電流iyと変調電流i′が互いに逆
向きに流れているので、このコンデンサ(13)の容量が小
さいほど、このコンデンサ(13)の両端のS字補正電圧が
大きくなる。そして、第6図Bに示すように画面の上下
端と中央部でのS字電圧の差を大きくすることができ、
中間ピン歪が補正される。この場合、第6図Aに示すよ
うに画面の上下端でS字補正小、中央部でS字補正大と
なるようにされる。
以上のことから、第2のS字補正コンデンサ(13)の容量
を、第1のS字補正コンデンサ(11)とこのコンデンサ(1
3)とのシリーズ容量一定の条件の下に、より小さくでき
れば、陰極線管の大型化及びフラット化にも対応して中
間ピン歪のない左右ピン歪補正を行うことができる。
ところが、偏向電流iyが大きくなると、この電流iy
により第2のS字補正コンデンサ(13)に生ずるS字電圧
が大きくなりすぎて、変調電圧Vによる変調能率が下
がる現象があることが確かめられた。すなわち、第3図
の従来回路ではピン歪補正として変調電圧Vを動かし
て変調電流i′をコントロールしていたので、電流i′
がある程度小さくなると、変調電流i′のループと偏向
電流iyのループに共通に入っているS字補正コンデン
サ(13)の偏向電流iyによるS字電圧が大きくなって、
変調電流i′を小さくする方向(偏向電流iyが大きく
なる方向)の制御が不可能になってしまうのである。
このため、左右ピン歪補正の変調のダイナミックレンジ
が極端に狭くなり、左右ピン歪補正が実質上不可能にな
ってしまう不都合がある。
したがって、従来の回路では第2のS字補正コンデンサ
(13)の容量は、その両端に生じるS字電圧が大きくなり
すぎないような値にまでしか小さくすることはできず、
中間ピン歪はある程度までしか補正をできず、大型かつ
画面フラットの陰極線管の場合には不十分であった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明においては、水平出力スイッチング素子(1)
と、それぞれダンパーダイオード(6)(8)と共振コンデン
サ(7)(9)とが並列に接続されて構成された第1及び第2
の並列回路と、水平偏向コイル(10)と、第1及び第2の
S字補正コンデンサ(11)(13)と、変調用コイル(20a)
と、この変調用コイル(20a)とトランス結合された補正
コイル(20b)とを設け、上記第1及び第2の並列回路を
直列に接続して水平出力スイッチング素子(1)に並列に
接続し、水平偏向コイル(10)と第1のS字補正コンデン
サ(11)と補正コイル(20b)と変調用コイル(20a)とを直列
接続して水平出力スイッチング素子(1)に並列に接続
し、上記第1及び第2の並列回路の接続点と補正コイル
(20b)及び変調用コイル(20a)の接続点間に第2のS字補
正コンデンサ(13)を接続し、上記第1及び第2の並列回
路の接続点に垂直周期のパラボラ波を供給する。
〔作用〕
変調用コイルをトランス構造として、このトランス(20)
の2次コイルである補正コイル(20b)に偏向電流を流す
ことにより、トランス結合による起電力で変調電流i′
を小さく(偏向電流iyを大きく)することができるた
め、第2のS字補正コンデンサ(13)の容量を小さくして
も左右ピン歪補正として十分なダイナミックレンジを得
ることができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示し、この発明において
は従来回路の変調用コイル(12)をトランス構造とするも
のである。
すなわち、第1図においてトランス(20)がそれで、この
トランス(20)の1次巻線(20a)が従来回路の変調用コイ
ル(12)に相当するものである。そして、このトランス(2
0)の2次巻線(20b)は第1のS字補正コンデンサ(11)に
直列に接続されるとともに、その一端は第2のS字補正
コンデンサ(13)にトランス(20)の1次巻線(20a)との接
続点に接続される。つまり、2次巻線(20b)は偏向電流
iyが流れるループ内に挿入されることになる。この場
合、トランス(20)の極性は図のように同極性とされてい
る。
以上の回路において、変調電圧Vを下げて偏向電流i
yを大きく、変調電流i′を小さくしてゆくと、偏向電
流iyがトランス(20)の2次巻線(20b)を通じて流れる
ので、このトランスの極性が同極性であるため1次巻線
(20a)には電流i′を小さくする方向の起電力が生じ
る。したがって、偏向電流iyが大きいとき、第2のS
字補正コンデンサ(13)のこの電流iyによるS字電圧が
大きくなっても、変調電流i′を小さくすることができ
るため、この電流i′を小さくする方向でのダイナミッ
クレンジが非常に広くなる。
このため、中間ピン歪補正のため、この第2のS字補正
コンデンサ(13)の容量を小さくしても左右ピン歪補正の
ダイナミックレンジは広くとれ、実用上十分可能な左右
ピン歪補正回路が実現できる。
この場合、トランス(20)の2次巻線(20b)の挿入により
コンデンサ(13)の電流iyによるS字電圧は第2図Aに
示す従来のものに比べて同図Bに示すように小さくなる
が、画面中央でのS字電圧Ecと画面の上下端でのS字
電圧Ecの差は変わらないことが実験的に確かめられ
た。
したがって、中間ピン歪も十分に補正されることがこれ
からもわかる。
以上のようにコンデンサ(13)の容量を、コンデンサ(11)
と(13)とのシリーズ容量を一定に保った状態で小さくし
て、中間ピン歪を十分に補正するようにした場合におい
ても左右ピン歪補正が十分にダイナミックレンジの広い
状態で行えることは実験的にも確かめられた。
すなわち、偏向コイル(10)のインダクタンス値を0.82m
H、トランス(20)の巻線比を77:20、1次巻線のインダ
クタンス値を0.4mH、第1のS字補正コンデンサ(11)の
容量を、2.0μF、第2のS字補正コンデンサ(13)の容
量を0.56μFとしたとき、28型陰極線管で中間ピン歪の
残留は1%になった。
なお、ダイナミックレンジをこれを同一の条件の下で従
来の回路において、コンデンサ(11)の容量を1.0μF、
コンデンサ(13)の容量を1.0μFとしたとき、同じ大き
さの陰極線管において残留する中間ピン歪量は3%であ
ったので、この発明によれば中間ピン歪を従来の1/3に
することができたことになる。
なお、巻線比の2次側の値は5〜30の間であれば実用上
十分であることも実験上確かめられた。
〔発明の効果〕
この発明によれば、変調用コイルをトランス構造とする
だけの簡単な構成により、左右ピン歪補正のダイナミッ
クレンジを確保した状態で中間ピン歪を十分に補正でき
る。
したがって、この発明は大型で、画面のフラットな陰極
線管の水平偏向回路として非常に有益なものであり、そ
の効果は実用上著しいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の回路図、第2図はその要
部の説明のための波形図、第3図は従来回路の一例の回
路図、第4図はその要部の説明のための波形図、第5図
は従来回路による補正画面を説明するための図、第6図
はその説明のための波形図である。 (1)は水平出力トランジスタ、(6)及び(8)はダンパーダ
イオード、(7)及び(9)は共振コンデンサ、(10)は偏向コ
イル、(11)は第1のS字補正コンデンサ、(13)は第2の
S字補正コンデンサ、(14)は変調源、(20)はトランス、
(20a)は変調用コイルとなるトランス(20)の1次巻線、
(20b)は補正コイルとなるトランス(20)の2次巻線であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平出力スイッチング素子と、それぞれダ
    ンパーダイオードと共振コンデンサとが並列に接続され
    て構成された第1及び第2の並列回路と、水平偏向コイ
    ルと、第1及び第2のS字補正コンデンサと、変調用コ
    イルと、この変調用コイルとトランス結合された補正コ
    イルとを有し、 上記第1及び第2の並列回路が直列に接続されて上記水
    平出力スイッチング素子に並列に接続され、上記水平偏
    向コイルと上記第1のS字補正コンデンサと上記補正コ
    イルと上記変調用コイルとが直列接続されるとともにそ
    の直列回路が上記水平出力スイッチング素子に並列に接
    続され、上記第1及び第2の並列回路の接続点と上記補
    正コイル及び上記変調用コイルの接続点間に上記第2の
    S字補正コンデンサが接続され、上記第1及び第2の並
    列回路の接続点に垂直周期のパラボラ波が供給されるよ
    うにされてなる水平偏向回路。
JP21675785A 1985-09-30 1985-09-30 水平偏向回路 Expired - Lifetime JPH0638633B2 (ja)

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