JPH063848A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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Publication number
JPH063848A
JPH063848A JP4165953A JP16595392A JPH063848A JP H063848 A JPH063848 A JP H063848A JP 4165953 A JP4165953 A JP 4165953A JP 16595392 A JP16595392 A JP 16595392A JP H063848 A JPH063848 A JP H063848A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcapsules
photosensitive
magenta
sensitivity
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP4165953A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Inaishi
浩司 稲石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP4165953A priority Critical patent/JPH063848A/ja
Publication of JPH063848A publication Critical patent/JPH063848A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光性マイクロカプセルの不要な感度をなく
し、原稿画像に忠実な色再現性のある画像を得ることを
目的としている。 【構成】 感光性マイクロカプセルに異なる量の光散乱
物を付着させ、各々の感光性マイクロカプセルの感度を
制御する。例えば、イエローのマイクロカプセル1より
もマゼンタのマイクロカプセル2に多く光散乱物が付着
している。その光散乱物によりにより、マゼンタのマイ
クロカプセル2が本来持たない方がよい感度がなくなる
まで減感される。同様に、マゼンタのマイクロカプセル
2よりもシアンのマイクロカプセル3に多く光散乱物が
付着している。その光散乱物により、シアンのマイクロ
カプセル3が本来持つべきではない感度がなくなるまで
減感される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機、カラー
プリンター、などに用いられる、特定の波長の光に露光
されることで物性が変化するの感光性マイクロカプセル
を用いた画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感光性マイクロカプセルを用いた画像形
成方法については、特開昭57−124343号公報に
感光性組成物を含有するものが報告されている。特開昭
57−179836号公報には感光性組成物と染料前駆
体を含有した感光性マイクロカプセルとその画像形成方
法が報告されている。
【0003】感光性組成物と染料前駆体を含有した感光
性マイクロカプセルに波長選択性を持たせてカラー画像
を得る方法が特開昭59−30537号公報にある。こ
れは、例えば、画像をレッド、グリーン、イエローに分
解し、それぞれの色をUV−1、UV−2、UV−3に
変換して、それぞれの光で、UV−1に感光する組成物
とシアンの染料前駆体、UV−2に感光する組成物とマ
ゼンタの染料前駆体、UV−3に感光する組成物とイエ
ローの染料前駆体のそれぞれの組合せのものを含有する
3種類の感光性マイクロカプセルを混合して均一に塗布
したシートを露光する。すなわち、画像のレッド部分が
UV−1に変換されて露光されると、シート上のシアン
の染料前駆体を含有する感光性マイクロカプセルが硬化
する。同様に、画像のグリーン部分に対応してマゼンタ
の染料前駆体含有マイクロカプセルが、ブルー部分に対
応してイエローの染料前駆体含有マイクロカプセルが硬
化する。
【0004】こうして画像の潜像が得られたシートのカ
プセル面と顕色剤が塗布されたシートの顕色剤層面を圧
接し、未硬化マイクロカプセルを破壊し、カプセル内包
物を顕色剤と接触させ、顕色剤が塗布されたシート上に
画像が形成される。
【0005】また、可視光に感度を持つ感光性マイクロ
カプセルを用いたカラー画像形成について、特開昭62
−143044号公報に記載がみられる。これによれ
ば、前記のように原稿画像を色分解せずに直接露光が可
能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の感光性マイクロカプセルの分光感度特性はきわめて不
完全であり、マゼンタ発色マイクロカプセルは画像のブ
ルー部分に対応した光にも若干感度を有し、シアン発色
マイクロカプセルは画像のレッド部分に対応した光以外
の光にも若干の感度を有する。
【0007】そこで、感光性マイクロカプセル内部に色
相を持たないような紫外線吸収剤を含有させることによ
り、不用な感度を打ち消すようにする方法が特開昭61
−24495号公報にみられる。また、同様な効果を得
るために、カプセル層以外に紫外線吸収層を設ける方法
が特開平3−87827号公報にみられる。また、特開
平3−294859号公報には、紫外線吸収特性の異な
る壁剤を用いた感光性マイクロカプセルについて記述さ
れており、これは、例えば、尿素−ホルマリン−ジヒド
ロキシナフタリンの3元系を壁剤に用いるものである。
【0008】これらのものは、感光性マイクロカプセル
がシート上に担持されていなければならなかったり、原
稿画像を色分解して3つの異なる紫外光域に変換して露
光させなければならない。
【0009】そこで直接露光に対応できる感光性マイク
ロカプセルの不要感光防止方法として、特開平3−13
4667号公報に複数の色の波長に対して感度を有する
感光性マイクロカプセルを用いて色補正を行う記述があ
る。例えば、マゼンタの発色がイエローがかっていたり
した場合には、イエロー発色マイクロカプセルにレッド
光でも感光するようにして、イエローとマゼンタの混色
時にはイエローの発色を抑えることによりイエローがか
ったレッドの色補正を行い、シアンの発色がマゼンタが
かっている場合には、シアン発色マイクロカプセルにグ
リーン光でも感光するようにして、シアンとマゼンタの
混色時にはマゼンタがかった色を抑え補正する。
【0010】しかし、この方法が用いられるのは、マゼ
ンタがイエローがかっていたり、シアンがマゼンタがか
っていたりする場合であり、感光性マイクロカプセルが
染顔料を含んでいて、色補正の必要がない場合にはむし
ろ用いない方がよいぐらいである。
【0011】このように、感光性マイクロカプセルの不
要な感度部分の減感方法には完全な方法がなく、よっ
て、原稿画像の色再現性も完全なものとは言えない状態
であった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、感光性マイクロカプセルがシー
ト上に塗布されていようと、トナーとして用いられよう
と、変換露光、直接露光であろうと、感光性マイクロカ
プセルの不要な感度なくし、原稿画像に忠実な色再現性
のある画像を得ることが出来る画像形成方法を目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の画像形成方法は複種の感光性マイクロカプセ
ルを用いてカラー画像を形成する画像形成方法におい
て、各々の感光性マイクロカプセルに異なる量の光散乱
物を付着させ、各々の感光性マイクロカプセルの感度を
制御することを特徴とする。
【0014】
【作用及び具体的構成】上記の本発明の画像形成方法
は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンの増感色素に
より、特定の波長で硬化する感光性マイクロカプセルを
用いる。すなわち、650nm付近(レッド)の波長の露
光によって、シアンの増感色素を内包したマイクロカプ
セルが固まる。550nm付近(グリーン)の波長の露光
によって、マゼンタの増感色素を内包したマイクロカプ
セルが固まる。450nm付近(ブルー)の波長の露光に
よって、イエローの増感色素を内包したマイクロカプセ
ルが固まる。
【0015】この時、感光性マイクロカプセルに光散乱
物が付着していないと、図4のように、マゼンタのマイ
クロカプセルの感度がイエローのマイクロカプセルの感
度と重なる部分ができ、同様に、シアンのマイクロカプ
セルの感度がイエローやマゼンタのマイクロカプセルの
感度と重なる部分ができる。このために原稿の画像の色
が忠実に再現されなくなるのである。
【0016】しかし、本発明によれば、図1のように、
イエローのマイクロカプセル1よりもマゼンタのマイク
ロカプセル2に多く光散乱物が付着している。その光散
乱物によりにより、マゼンタのマイクロカプセル2が本
来持たない方がよい感度がなくなるまで減感される。同
様に、マゼンタのマイクロカプセル2よりもシアンのマ
イクロカプセル3に多く光散乱物が付着している。その
光散乱物により、シアンのマイクロカプセル3が本来持
つべきではない感度がなくなるまで減感される。
【0017】感光性マイクロカプセルは、光硬化型で
も、光軟化型でも、光分解型でも良い。
【0018】光散乱物は、感光性カプセルを最も効果的
に硬化させる波長を透過するものであれば、無機物でも
有機物でも良い。例えば、無機物であれば酸化チタンや
二酸化ケイ素、酸化マグネシウム等があり、有機物であ
ればポリカーボネートやPMMA、PMA等があげられ
る。しかし、これらのものに限られるわけではない。ま
た、2種以上の光散乱物を複合して用いてもよい。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0020】イエローマイクロカプセルの調整 ポリエチレングリコールジアクリレート(東亜合成社製
アロニックスM240)とジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート(東亜合成社製アロニックスM400)
を3:4に配合したものを100重量部と、2,2−ジ
メチル−2−モルフォリノ−4´−メチルチオアセトフ
ェノン(チバガイギー製イルガキュア907)を3.5
重量部と、2,4−ジエチルチオキサントン(日本化薬
製カヤキュアDETX)を3.5重量部と、3−テノイ
ル−7−ジメチルアミノクマリンを0.5重量部と、ジ
スアゾ系イエロー顔料を1重量部を混合した物を5分間
超音波分散し、100℃で10分間加熱することにより
感光性組成物を得る。
【0021】この感光性組成物をPVA10%水溶液に
乳化する。この乳化液に塩化アンモニウム水溶液を混入
し、さらに、メラミンプレポリマー水溶液を加える。こ
のメラミンプレポリマーはPH8のアルカリ水溶液にメ
ラミンとホルマリンを1:3の割合で溶解し15分間8
0℃で加熱して得られるものである。先の乳化溶液を8
0℃で4時間攪はんしながら反応させてイエローの感光
性マイクロカプセルを得た。
【0022】マゼンタマイクロカプセルの調整 ポリエチレングリコールジアクリレート(東亜合成社製
アロニックスM240)とジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート(東亜合成社製アロニックスM400)
を3:4に配合したものを100重量部と、[(η5
2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1,2,
3,4,5,6−η)−(1−メチルエチル)ベンゼ
ン]鉄(1+)ヘキサフルオロホスフェート(1−)]
(チバガイギー製イルガキュア261)を10重量部
と、エオシンYを0.5重量部と、キナクリドン系マゼ
ンタ顔料を1重量部を混合した物を5分間超音波分散
し、100℃で10分間加熱することにより感光性組成
物を得る。
【0023】この感光性組成物をPVA10%水溶液に
乳化する。この乳化液に塩化アンモニウム水溶液を混入
し、さらに、メラミンプレポリマー水溶液を加える。こ
の乳化溶液を80℃で4時間攪はんしながら反応させ
た。この溶液に0.01〜0.04μmの超微粒子酸化
チタンを5重量部加え均一に分散するように攪拌する。
こうしてマゼンタの感光性マイクロカプセルを得た。
【0024】シアンマイクロカプセルの調整 ポリエチレングリコールジアクリレート(東亜合成社製
アロニックスM240)とジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート(東亜合成社製アロニックスM400)
を3:4に配合したものを100重量部と、[(η5
2,4−シクロペンタジエン−1−イル)[(1,2,
3,4,5,6−η)−(1−メチルエチル)ベンゼ
ン]鉄(1+)ヘキサフルオロホスフェート(1−)]
(チバガイギー製イルガキュア261)を10重量部
と、メチレンブルーを0.5重量部と、フタロシアニン
系シアン顔料を1重量部を混合した物を5分間超音波分
散し、100℃で10分間加熱することにより感光性組
成物を得る。
【0025】この感光性組成物をPVA10%水溶液に
乳化する。この乳化液に塩化アンモニウム水溶液を混入
し、さらに、メラミンプレポリマー水溶液を加える。こ
の乳化溶液を80℃で4時間攪はんしながら反応させ
た。この溶液に0.01〜0.04μmの超微粒子酸化
チタンを10重量部加え均一に分散するように攪拌す
る。こうしてシアンの感光性マイクロカプセルを得た。
【0026】 感光性マイクロカプセルシートの製作とその評価 前述したように調整されたイエロー、マゼンタ、シアン
の各々の感光性マイクロカプセルは図1に示した概略断
面図の様な状態になっている。この各々の感光性マイク
ロカプセルをを混合しポリエチレンテレフタレートシー
ト(PETシート)に均一に塗布した。このシートを分
光感度測定機(ナルミ商会製)にて露光を施し、カプセ
ル面を普通受像紙に接触させて加圧したところ図2に示
した分光感光画像が得られた。
【0027】比較例 実施例と同じ組成で、超微粒子酸化チタンを加えないイ
エロー、マゼンタ、シアンの3種類の感光性マイクロカ
プセルを用いて実施例と同様の実験を行ったところ、3
種類の感光性マイクロカプセルはすべて図3に示した概
略断面図の様な形状であり、図4に示した分光感光画像
が得られた。
【0028】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の画像形成方法はシート上に塗布されていようと、
トナーとして用いられようと、変換露光、直接露光であ
ろうと、感光性マイクロカプセルの不要な感度をなく
し、原稿画像に忠実な色再現性のある画像を得ることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である3種類の感光性マイク
ロカプセルの概略断面図である。
【図2】本発明の一実施例の分光感光画像の図である。
【図3】比較例の感光性マイクロカプセルの概略断面図
である。
【図4】比較例の分光感光画像の図である。
【符号の説明】
1 イエローのマイクロカプセル 2 マゼンタのマイクロカプセル 3 シアンのマイクロカプセル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の感光性マイクロカプセルを用い
    てカラー画像を形成する画像形成方法において、各々の
    感光性マイクロカプセルに異なる量の光散乱物を付着さ
    せ、各々の感光性マイクロカプセルの感度を制御するこ
    とを特徴とした画像形成方法。
JP4165953A 1992-06-24 1992-06-24 画像形成方法 Pending JPH063848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4165953A JPH063848A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4165953A JPH063848A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 画像形成方法

Publications (1)

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JPH063848A true JPH063848A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15822158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4165953A Pending JPH063848A (ja) 1992-06-24 1992-06-24 画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH063848A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7862968B2 (en) 2004-08-30 2011-01-04 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Electrophotographic photoreceptor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7862968B2 (en) 2004-08-30 2011-01-04 Fuji Electric Systems Co., Ltd. Electrophotographic photoreceptor

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