JPH0638373B2 - 複合電気巻線部品 - Google Patents

複合電気巻線部品

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JPH0638373B2
JPH0638373B2 JP60095970A JP9597085A JPH0638373B2 JP H0638373 B2 JPH0638373 B2 JP H0638373B2 JP 60095970 A JP60095970 A JP 60095970A JP 9597085 A JP9597085 A JP 9597085A JP H0638373 B2 JPH0638373 B2 JP H0638373B2
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core
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精一 木嶋
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木嶋無線株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、チョークコイル、トランスなどの小形の電
気巻線部品に関し、特に、独立に機能する複数の巻線素
子を一体化したものである。
「従来の技術」 複数のチョークコイルを備えた巻線部品、複数のトラン
スを一体化したもの、また、チョークコイルとトランス
とを組み合せて一個の巻線部品として構成したものな
ど、様々な複合電気巻線部品が知られている。
例えば、トランスとチョークコイルとの一体部品は実開
昭55−68328号公報によって開示されている。こ
の公報には、EI形コアトランスとチョークコイルとを
別々に構成し、これらを一体的に固着させた一体部品、
上記同様のトランスの周囲に直接巻線してチョークコイ
ルを形成した一体部品、E形コアまたはI形コアの一部
を延設して、この延設部分にチョークコイルを設けてE
I形コアトランスと一体化した一体部品が開示されてい
る。
また、2つのトランスを一体化した巻線部品は、実公昭
57−56494号公報によって開示されている。
この複合トランスは、中心コアを備えた容体コアの内部
にコイルを設けて一方のトランスを構成すると共に上記
容体コアの外部に巻線して他方のトランスが構成されて
いる。
「発明が解決しようとする問題点」 上記した従来例のうち前者のものは、トランスとチョー
クコイルとを別々に構成する必要があり、その上、チョ
ークコイルを固着させる等の手数が必要であり、また、
コアの延設部分にチョークコイルを設けたものは、チョ
ークコイルが突き出た形態となるため、運搬するにして
も、また、取り付けに当たっても不便であって実用的で
はない。上記した後者の複合トランスは、2つのトラン
スが1つのコアを共用する構造であるため、これらのト
ランスを同時に稼働させると互いに電気的に干渉し合う
おそれがあり、また、この複合トランスは容体コアの外
部に巻線する関係上、自動機械による巻線が困難であっ
て量産に適さない。
「問題点を解決するための手段」 本発明は上記した問題点を解決することを目的とする。
しかして、本発明では、筒状の巻線部分の両側に端鍔
を、これら端鍔の間に中間鍔を各々設けて鍔間を巻線区
分としたボビンを有し、コイルが各々の巻線区分に巻装
されている電気巻線部品において、上記中間鍔には、鍔
外面部分と巻線部分の筒部内孔とを連通させるように鍔
幅方向に形成した嵌合部を設け、E形状コアの中央脚を
一方の端鍔外より巻線部分の筒部内孔に挿入すると共
に、その左右脚を鍔外に張出させて上記ボビンの組付
け、I形コアを上記嵌合部に嵌合させてその両端部を中
間鍔の両側より突出させるように上記ボビンに組付け、
E形状コアの脚端をI形コアに連結して磁路を形成させ
る構成としたことを特徴とする複合電気巻線部品を提案
する。
上記した本発明の電気巻線部品によれば、ボビンにコイ
ルを巻装する場合、各々の巻線区分内に順次連続して巻
線し、後で各区分間に位置する線を切断して各々のコイ
ルが独立した機能をもつようになし得、これより、コイ
ルの自動機械巻きが簡単となり、量産化する上に極めて
有利となる。
また、ボビンの一方の端鍔と中間鍔との間に設けたコイ
ルに対してはE形状コアとI形コアとによって磁路を形
成し、他の巻線区分に設けたコイルに対しては空芯と
し、或いは第三のコアを装備させることにより、各々の
コイルが個々の巻線部品と同様に充分に機能するように
なし得る。
「実施例」 次に、本発明を複合トランスとして実施した具体例につ
いて図面に沿って説明する。
第1図はコアとボビンとの分解斜視図、第2図はコイル
を簡略して示す複合電気巻線部品の平面図、第3図は第
2図上のA−A線断面図である。
これらの図において、1はフエライト材からなるE形コ
ア、2は同じ材料からなるI形コアである。3は合成樹
脂材からなるボビンで、これは巻線部分をなす角筒部の
両側に端鍔3a、3bが、中程に中間鍔3cが各々一体
形成してあって、第1巻線区分4と第2巻線区分5とを
もっている。
そして、このボビン3の中間鍔3cには図示するよう
に、I形コア2を嵌合させる割状溝6が形成してある。
割状溝6はI形コアの板厚とほぼ同じ溝幅で鍔肉厚内に
沿って形成してあり、角筒部内孔の底面に合せた溝の深
さとなしてある。
また、7a、7b、7cは端鍔3aに植設した端子ピ
ン、8a、8b、8cは端鍔3bに植設した端子ピン、
9a、9b、9cは中間鍔3cに植設した端子ピンであ
り、第2図及び第3図に示した鎖線はコイル10、11
を示す。
上記した複合トランスの生産に当たっては、先ず、端子
ピンが予め植設されたボビン3に巻線する。この巻線
は、例えば、巻始端部を端子ピン8aにからげた後に巻
線区分5に所定の巻回数の巻線を行ない、巻終端部を端
子ピン9bにからげる。
端子ピン9bのからげに続いて切線することなく端子ピ
ン9aにからげ、続いて巻線区分4に所定巻回数の巻線
を行ない、巻終端部を端子ピン7aにからげて切線す
る。この一連の巻線作業は自動巻線機によって行なうこ
とができ、これより、巻線区分4、5に二次コイルが巻
装される。
次に、一次コイルとなる線径の太い線の巻始端部を端子
ピン8bにからげて巻線区分5に巻線し、巻終端部を端
子ピン9bにからげ、続いて切線することなく端子ピン
9cにからげた後に巻線区分4に巻線し、巻終端部を端
子ピン7bにからげて切線する。この巻線についても自
動巻線機によって一連に行なうことができ、二次コイル
の上層に一次コイルが巻装される。
巻線後は、端子ピン9a、9bにかけわたされた二次線
と、端子ピン9b、9cにかけわたされた一次線を切断
して巻線区分4、5のコイルを独立させると共に巻線端
部を半田付けによって各端子ピンに固着させる。
E形コア1は中央脚をボビン3の角筒部内孔に挿入させ
るようにして端鍔3aの外側より嵌め合わせ、また、I
形コア2は中間鍔3cの割状溝6に嵌合させると共にE
形コア1の各脚端面と接合させる。すなわち、E形コア
1の各脚端面は接着材をもってI形コア2に固着させて
ある。
この複合トランスでは、巻線区分5に巻装された一次コ
イルの一端部と二次コイルの一端部とが端子ピン9bに
共に固着され、この端子ピン9bが共通端子となってい
るが、共通端子としない場合には端子ピン数を増加す
る。
なお、必要があれば、一次コイルと二次コイルとの間、
コイル外周囲に絶縁テープなどを巻き付けてもよ。
上記構成の複合トランスでは、巻線区分4に巻装された
コイル10がEI形コアを備えた第1のトランスを形成
し、巻線区分5に巻装されたコイル11が空芯の第2の
トランスを形成する。
なお、各巻線区分に巻装するコイル数は使途に応じて定
めればよく、例えば、巻線区分4には一次、二次コイル
の他に3次コイルを設けてもよい。
第2のトランスは巻線回数を多くすることで容量増加を
図ることができるが、第4図及び第5図に示すように第
三コア12を設けて容量を増加させてもよい。
なお、第三コア12がI形コア2に接触する関係で第1
のトランスと第2のトランスとの間に磁気的干渉がある
場合には、第三コア12の挿入長を短くしてこのコア1
2の先端をI形コア2より離すようにするか、第6図に
示したように、第三コア12とI形コア2との間に仕切
部3dを設けることによって解決し得る。
第三コア12としては図示するような角形頭部を有する
ものにかぎらず、第7図に示す角柱形コア13、第8図
に示すE形コア14などであってもよい。
上記した第三コア12を設けない場合には、第2巻線区
分5の巻芯部内は第9図に示すように一体化することが
できる。
また、第2のトランスを高電圧出力として構成する場
合、例えば、写真撮影用閃光放電発光器の発振トランス
を第1のトランスとし、トリガートランスを第2のトラ
ンスとして構成すると、高電圧出力用の端子ピンと低圧
側の端子ピンとの間で空中放電し易い。したがって、こ
のような複合トランスは第10図に示した通り、高電圧
出力用に選んだ、例えば、端子ピン8aを端鍔3bの上
側周囲に植設するが、図示仮線のように側方に突出させ
或いは鍔面上方部に植設して鍔面より直角に突出させる
ことが好ましい。
第11図及び第12図は他の実施例の複合トランスを示
す。
本実施例では、中間鍔3cにI形コア2の嵌合孔15を
設けた点に特徴があり、その他は上記実施例と同じ構成
である。
上記嵌合孔15はI形コア2の板幅及び肉厚とほぼ同じ
孔径で、中間鍔3cの一側から他側に向かって貫通して
おり、角筒部内孔に対して直交している。
I形コア2は上記嵌合孔15内を通して上記同様にE形
コア1に固着する。
以上、複合トランスの実施例について説明したが、その
他に、次のように実施することができる。
(1)第1巻線区分4と第2巻線区分5とにチョークコイ
ルを設けてチョークコイルの複合電気巻線部品とした
り、また、第1巻線区分4にはトランスコイルを、第2
巻線区分5にはチョークコイルを各々設け、トランスと
チョークコイルの複合電気巻線部品とする等のことは任
意である。
(2)E形コアとI形コアの組み合せにかぎらず、これら
の変形コアの組み合せによっても同様に実施することが
できる。
(3)上記実施例では、各々の巻線区分のコイルを一連に
巻線する場合について説明したが、巻線区分毎に別々に
巻線することもできる。
(4)端子ピンは端鍔3aまたは3bの外側面から直立す
るように、例えば、第3図において左方向または右方向
に突出するように端鍔3aまたは3bに植設し、複合電
気巻線部品を縦形(端鍔3a、3bが上下方向となる
形)に取り付けるようになしてもよい。このように実施
する場合においても、低圧用の端子ピンを一方の端鍔
に、高圧用の端子ピンを他方の端鍔に設けるようになし
得る。
(5)一つの中間鍔3cにかぎらず、第1、第2、第3の
中間鍔等複数の中間鍔を設けると共に任意の中間鍔にI
形コアの嵌合部を形成し、例えば、第2の中間鍔に嵌合
されたI形コアと端鍔3aより挿入したE形コアとで閉
磁路を形成する構成となしてもよい。
「発明の効果」 上記した通り、本発明に係る複合電気巻線部品は、中間
鍔にI形コアを嵌合させ、このI形コアとE形状コアと
で閉磁路を形成するようになしたので、一つのボビンを
使ってコアを有する第1の巻線素子とコアをもたない第
2の巻線素子との一体構成が可能になり、また、必要が
ある場合には第2の巻線素子について簡単にコアを装備
させることができて便利である。
特に、上記巻線部品は閉磁路を有する巻線素子を含むも
のでありながら、各々の巻線素子のコイルを一工程で一
連に巻線することができ、これより、生産が容易とな
り、量産に適する複合電気巻線部品を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を複合トランスとして実施した例で、第1
図は上記トランスのコアとボビンの分解斜視図、第2図
は上記トランスの平面図、第3図は第2図上のA−A線
断面図、第4図は上記トランスと第三コアとの分解斜視
図、第5図は第三コアを備えた上記トランスのコイル簡
略縦断面図、第6図はI形コアと第三コアとの間に仕切
部を設けた実施例を示す第5図同様の断面図、第7図は
第三コアとしての角柱形コアの斜視図、第8図は第三コ
アとしてのE形コアの斜視図、第9図は第2巻線区分内
を一体化した第5図同様の断面図、第10図は写真撮影
用閃光放電発光器の発振トランスとトリガートランスと
を複合させた複合トランスの斜視図、第11図は中間鍔
にI形コアの嵌合孔を設けた複合トランスのコアとボビ
ンの分解斜視図、第12図は第11図に係る複合トラン
スの縦断面図である。 1……E形コア、2……I形コア、3……ボビン、3
a、3b……端鍔、3c……中間鍔、4……第1巻線区
分、5……第2巻線区分、6……割状溝、10、11…
…コイル、12……第三コア、15……嵌合孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の巻線部分の両側に端鍔を、これら端
    鍔の間に中間鍔を各々設けて鍔間を巻線区分としたボビ
    ンを有し、コイルが各々の巻線区分に巻装されている電
    気巻線部品において、上記中間鍔には、鍔外面部分と巻
    線部分の筒部内孔とを連通させるように鍔幅方向に形成
    した嵌合部を設け、E形状コアの中央脚を一方の端鍔外
    より巻線部分の筒部内孔に挿入すると共に、その左右脚
    を鍔外に張出させて上記ボビンに組付け、I形コアを上
    記嵌合部に嵌合させてその両端部を中間鍔の両側より突
    出させるように上記ボビンに組付け、E形状コアの脚端
    をI形コアに連結して磁路を形成させる構成としたこと
    を特徴とする複合電気巻線部品。
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