JPH063820U - 段ボール製容器 - Google Patents
段ボール製容器Info
- Publication number
- JPH063820U JPH063820U JP4979792U JP4979792U JPH063820U JP H063820 U JPH063820 U JP H063820U JP 4979792 U JP4979792 U JP 4979792U JP 4979792 U JP4979792 U JP 4979792U JP H063820 U JPH063820 U JP H063820U
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- side plate
- opening
- lid
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 段ボール製容器の側板に、反復して耐久性良
く開閉できる開閉蓋を設け、段ボール製容器の機能向上
を図る。 【構成】 側板9の一部を三方切り放して、底板3の周
縁部4を下辺となし、かつ、周縁部4を薄肉のヒンジ部
5になす方形状の開閉蓋1を形成し、さらに、開閉蓋1
の上方の側板上縁部7に、側板上縁部7の外面に沿って
帯状をなす上縁枠8を挾設すると共に、上縁枠8と側板
上縁部7の外面間に、側板9の上縁と平行する可撓ライ
ン10を中間に有する蓋係止板2の上半部分を、側板9
の上下方向にスライド自在に挿着し、その蓋係止板2
は、下死点位置において可撓ライン10が上縁枠8の下
端と開閉蓋1の上端との間に位置し、上死点位置におい
て可撓ライン10が上縁枠8に入り、かつ、開閉蓋1の
上端部分に接合する形状を有する構造が特徴である。
く開閉できる開閉蓋を設け、段ボール製容器の機能向上
を図る。 【構成】 側板9の一部を三方切り放して、底板3の周
縁部4を下辺となし、かつ、周縁部4を薄肉のヒンジ部
5になす方形状の開閉蓋1を形成し、さらに、開閉蓋1
の上方の側板上縁部7に、側板上縁部7の外面に沿って
帯状をなす上縁枠8を挾設すると共に、上縁枠8と側板
上縁部7の外面間に、側板9の上縁と平行する可撓ライ
ン10を中間に有する蓋係止板2の上半部分を、側板9
の上下方向にスライド自在に挿着し、その蓋係止板2
は、下死点位置において可撓ライン10が上縁枠8の下
端と開閉蓋1の上端との間に位置し、上死点位置におい
て可撓ライン10が上縁枠8に入り、かつ、開閉蓋1の
上端部分に接合する形状を有する構造が特徴である。
Description
【0001】
本考案は、紙類・衣類・日常品・文具類・機器部品等の諸物品を収納するのに 使用する段ボール製の容器に関するものである。
【0002】
段ボール製容器は、紙段ボールまたはプラスチック段ボールを折り曲げて、任 意形状の立体容器になしたものが広く用いられている。しかし、それ等の段ボー ル容器は、単一の段ボール板を折り曲げて形成するので、側板が閉鎖されて上方 のみが開閉蓋または開口部となる共通的な構造になっている。
【0003】
以上の従来の段ボール箱を、例えば古紙の再利用のための回収箱として利用し 、古紙の紙質別の回収箱を積み上げ定置すると、その回収箱から古紙を回収する たびに、積み上げ姿勢の回収箱を卸したり積み直す作業が必要になって極めて不 便であり、また、段ボール箱を衣類入れ等に活用して押入れ等に積み上げると、 収納物の衣類等の出し入れのとき、前記の回収箱と同様の不便性がある。本考案 は、以上の従来の不具合点を解消する段ボール製容器を提供するものである。
【0004】
以上の目的を達成する本考案の段ボール製容器は「底板の周縁部を折り曲げて 側板となす段ボール製容器において、該側板の一部を三方切り放して、底板の周 縁部を下辺になし、かつ、該底板周縁部を肉薄のヒンジ部になす方形状の開閉蓋 を形成し、さらに、該開閉蓋の上方の側板上縁部に、該側板上縁部の外面に沿っ て帯状をなす上縁枠を挾設すると共に、該上縁枠と前記側板の上端部分の外面間 に、該側板の上縁と平行する可撓ラインを中間に有する蓋係止板の上半部分を、 該側板の上下方向にスライド自在に挿着し、さらに、該蓋係止板は、下死点位置 において、前記可撓ラインが前記上縁枠の下端と前記開閉蓋の上端との間に位置 し、上死点位置において、前記可撓ラインが前記上縁枠に入り、かつ、前記開閉 蓋の上端部分に接合する形状を有する構造」が特徴である。
【0005】
以上の構成の本考案の段ボール製容器は、底板の側縁を薄肉ヒンジ部になす開 閉蓋が、側板を切り放して形成され、その開閉蓋の上方には、上半部分を上縁枠 に挿入して上下スライド自在となり、かつ、側板上縁と平行する可撓ラインを中 間に有する中間折れ自在の蓋係止板が設けられ、さらに、その蓋係止板は、上死 点位置と下死点位置において、前記の要件を有する形状からなる構造を有してい るので、側板の開閉蓋を閉じて蓋係止板を上死点位置にすると、その蓋係止板の 可撓ラインが剛性の上縁枠に入ると共に、蓋係止板の下半部分が開閉蓋の外面に 接合するので、その蓋係止板は折れ曲げ不能の剛体となって開閉蓋の閉鎖姿勢が 係止ロックされる。
【0006】 そして、その蓋係止板を下死点位置に引き下げると、その可撓ラインが開閉蓋 の上端と上縁枠の下端間に位置して、上縁枠による可撓ラインの拘束が解放され るので、蓋係止板は中間の可撓ラインから折れ曲げ自在となる。そして、底板の 側縁を薄肉ヒンジの下辺となす開閉蓋は、段ボールの折れ曲げによる外方への傾 き応力を有しているので、前記の蓋係止板の折れ曲げ自在によって、蓋係止板を 自力によって押しのけるか、或は、指先による僅かな助けによって外側へ倒れて 開放姿勢となり、蓋係止板の上下スライドによって段ボール製容器側部の開閉蓋 を、耐久性良く閉鎖ロックしたり開放することができる。
【0007】
以下、実施例に基づいて詳しく説明する。複数個積み上げて古紙回収箱に応用 した本考案一実施例の段ボール製容器を示す図1を参照して、この実施例のもの は二枚の板材の中間に波形板を挾着したプラスチック段ボールが用いてあり、単 一のプラスチック段ボール板を折り曲げて、図1の(A)のように、上方開口の 直方体形状の容器に形成されている。そして、任意の側板9のプラスチック段ボ ールの中間を三方切り放した方形の開閉蓋1が形成されると共に、その開閉蓋1 の閉鎖ロック板として機能する蓋係止板2が開閉蓋1の上方に設けられている。
【0008】 詳しくは、開閉蓋1は底板3の周縁部4を下辺になして、所要サイズの方形を なす形状を有し、その周縁部4は当該容器を形成するときの折れ曲げラインとし てプラスチック段ボールを薄肉に圧縮した形状を有して、開閉蓋1の開閉支点と なるヒンジ部5をなすと共に、その開閉蓋1がヒンジ部5を回転中心として容器 の外側に倒れると、開閉蓋1を形成するために側板9を切り放した部分が、開口 部6となる形状になっている。
【0009】 そして、その開口部6の上方の側板上縁部7には、側板上縁部7に覆せて側板 上縁部7の外面と内面に沿って帯状をなす樹脂製剛質の上縁枠8が挾着されると 共に、その上縁枠8と側板9の外面との間には、下記に詳述する帯状の蓋係止板 2が、側板9の上下方向に所要のスライドストロークを有して、スライド自在に 挿着されている。
【0010】 即ち、蓋係止板9は、図1の(B)参照、帯状の薄樹脂板にして上下方向とな る幅方向の概ね中間に、幅側縁と平行して折り曲げ自在となるヒンジ形状の可撓 ライン10を有し、その可撓ライン10を中心として折り曲げ自在になっている 。そして、その蓋係止板2は、図1の(B)(C)(D)参照、上半部分2Aに 、上下方向に長溝となるピン孔11が設けてあり、そのピン孔11に、ピン脚1 3を側板9の側板上縁部7のピン孔に挿着する係止ピン12を通して、側板上縁 部7の外面に添着され、側板上縁部7の概ね長さ一杯に帯状に伸びて装着され、 さらに、その添着姿勢の蓋係止板2の上半部分を側板上縁部7と共に挾み込んで 上縁枠8が、側板上縁部7に挾着されている。そして、その上縁枠8と側板上縁 部7間に挾着された蓋係止板2は、ピン孔11によって上死点と下死点が規制さ れる所要ストロークを、上下スライド自在になると共に、上死点下死点位置にお いて開閉蓋1と上縁枠8との下記の相対要件を満たす形状を有している。
【0011】 即ち、この蓋係止板2は、図1の(C)参照、開閉蓋1を閉鎖姿勢にした状態 で、指先等で押し上げて上死点位置になすと、可撓ライン10が上縁枠8に入り 込むと共に、蓋係止板2の下半部分2Bが、開閉蓋1の上端部分の外面に接合し 、可撓ライン10の上縁枠8への内在によって、剛板状態となった蓋係止板2に よって、開閉蓋1の閉鎖姿勢が係止ロックされる。そして、その係止ロック姿勢 の蓋係止板2を下方に引き下げて下死点位置にすると、図1の(D)参照、可撓 ライン10が上縁枠8の下端と開閉蓋1の上端の間に存在して可撓ライン10が 上縁枠8から出て折り曲げ自在となり、開閉蓋1の係止ロックがルーズとなって 外方に倒れて開口部6を開口し、開口部6が古紙の回収取り出し口として機能す るようになっている。
【0012】 なお、この実施例のものは、開口部6と開閉蓋1の周縁に、補強枠14が設け られると共に、蓋係止板2には、操作用の握み片17が付設され、さらに、開口 部6と対称位置の側板には、古紙の投入口16が形成されている。なお、図中の 15は、容器の上縁コーナーに装着して、当該段ボール製容器を積み上げるとき 、上側の底コーナーを嵌着させるコーナー部材である。以上の実施例は前記の作 用があり、蓋係止板2を上下させるのみで、側板の開口蓋1を反復して閉鎖係止 したり開放できるので、回収すべき古紙の紙質別の当該容器を複数段に積み上げ ても、古紙の回収取り出しが極めて便利にできる。なお、本考案の段ボール製容 器は、前記実施例のプラスチック段ボールのみではなく、紙段ボールも用いるこ とがある。
【0013】
以上の説明のとおり、本考案の段ボール製容器は、反復して開閉できる蓋が側 板に形成でき、しかも、その開閉蓋が蓋係止板の上下操作のみで簡便にして耐久 性良く開閉できるので、紙類や衣類等の各種物品の収納出し入れ用容器として、 日常広く便利に利用できる実用的効果がある。
【図1】本考案一実施例の段ボール製容器を示し、図中
の(A)はその全体斜視図、図中の(B)はその蓋係止
板の斜視図、図中の(C)はその開閉蓋の閉鎖状態を示
す断面図、図中の(D)はその開閉蓋の開放状態を示す
断面図
の(A)はその全体斜視図、図中の(B)はその蓋係止
板の斜視図、図中の(C)はその開閉蓋の閉鎖状態を示
す断面図、図中の(D)はその開閉蓋の開放状態を示す
断面図
1 開閉蓋 2 蓋係止板 3 底板 4 底板の周縁部 5 ヒンジ部 6 開口部 7 側板上縁部 8 上縁枠 9 側板 10 可撓ライン 11 長溝 12 係止ピン 13 ピン脚 14 補強枠 16 投入口 17 摘み片
Claims (1)
- 【請求項1】 底板の周縁部を折り曲げて側板となす段
ボール製容器において、該側板の一部を三方切り放し
て、底板の周縁部を下辺になし、かつ、該底板周縁部を
肉薄のヒンジ部になす方形状の開閉蓋を形成し、さら
に、該開閉蓋の上方の側板上縁部に、該側板上縁部の外
面に沿って帯状をなす上縁枠を挾設すると共に、該上縁
枠と前記側板の上端部分の外面間に、該側板の上縁と平
行する可撓ラインを中間に有する蓋係止板の上半部分
を、該側板の上下方向にスライド自在に挿着し、さら
に、該蓋係止板は、下死点位置において、前記可撓ライ
ンが前記上縁枠の下端と前記開閉蓋の上端との間に位置
し、上死点位置において、前記可撓ラインが前記上縁枠
に入り、かつ、前記開閉蓋の上端部分に接合する形状を
有する構造を特徴とする段ボール製容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4979792U JPH0714189Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 段ボール製容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4979792U JPH0714189Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 段ボール製容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063820U true JPH063820U (ja) | 1994-01-18 |
JPH0714189Y2 JPH0714189Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=12841143
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4979792U Expired - Lifetime JPH0714189Y2 (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 段ボール製容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714189Y2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4854690U (ja) * | 1971-10-22 | 1973-07-13 | ||
JPS5418994U (ja) * | 1977-07-09 | 1979-02-07 | ||
JPS5979146U (ja) * | 1982-11-22 | 1984-05-29 | 黒田光線株式会社 | 光線治療用炭素棒 |
JPS5996041U (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-29 | 黒田光線株式会社 | 光線治療器 |
JPS6227970A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-05 | 高木 一明 | 皮膚疾患治療装置 |
JPH0966929A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-03-11 | Apatsukusu:Kk | 段ボールの窓孔構造及び段ボール箱 |
JP3161638U (ja) * | 2010-05-25 | 2010-08-05 | 有限会社資料保存器材 | 保存箱 |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP4979792U patent/JPH0714189Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6214871Y2 (ja) * | 1982-11-22 | 1987-04-15 | ||
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JPS6214872Y2 (ja) * | 1982-12-20 | 1987-04-15 | ||
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JPH0966929A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-03-11 | Apatsukusu:Kk | 段ボールの窓孔構造及び段ボール箱 |
JP3161638U (ja) * | 2010-05-25 | 2010-08-05 | 有限会社資料保存器材 | 保存箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0714189Y2 (ja) | 1995-04-05 |
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