JPH0638203U - コイル組立体 - Google Patents
コイル組立体Info
- Publication number
- JPH0638203U JPH0638203U JP1530692U JP1530692U JPH0638203U JP H0638203 U JPH0638203 U JP H0638203U JP 1530692 U JP1530692 U JP 1530692U JP 1530692 U JP1530692 U JP 1530692U JP H0638203 U JPH0638203 U JP H0638203U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- bobbin
- synthetic resin
- core portion
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】合成樹脂から成るボビンと、円筒状に形成され
て前記ボビンに嵌挿されるコイルとが合成樹脂により一
体にモールド成形されて成るコイル組立体において、ボ
ビンおよびコイルの同芯度を向上するとともにボビンお
よびコイル間に空気が溜まることを防止する。 【構成】ボビン71 は、外面に複数の突部111 を有し
て円筒状に形成されるとともにコイルに嵌合される芯部
13と、該芯部13の一端に設けられるとともにコイル
の一端に当接される鍔部14とを備える。
て前記ボビンに嵌挿されるコイルとが合成樹脂により一
体にモールド成形されて成るコイル組立体において、ボ
ビンおよびコイルの同芯度を向上するとともにボビンお
よびコイル間に空気が溜まることを防止する。 【構成】ボビン71 は、外面に複数の突部111 を有し
て円筒状に形成されるとともにコイルに嵌合される芯部
13と、該芯部13の一端に設けられるとともにコイル
の一端に当接される鍔部14とを備える。
Description
【0001】
本考案は、合成樹脂から成るボビンと、円筒状に形成されて前記ボビンに嵌挿 されるコイルとが合成樹脂により一体にモールド成形されて成るコイル組立体に 関する。
【0002】
従来、かかるコイル組立体は、図8で示すように、円筒状の芯部7′aの一端 に鍔部7′bが設けられて成るボビン7′と、該ボビン7′に嵌挿される円筒状 のコイル8とが合成樹脂により一体にモールド成形されている。
【0003】
ところが、上記従来のコイル組立体では、コイル8の内面と、ボビン7′にお ける芯部7′aの外面との間に0.1〜0.3mm程度の空隙が生じることが避 けられず、ボビン7′とコイル8との芯がずれたままで合成樹脂によるモールド 成形が行なわれることにより磁気特性が不安定となったり、前記空隙に溜まった 空気の温度上昇による破裂の原因となったりする。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ボビンおよびコイルの同 芯度を向上するとともにボビンおよびコイル間に空気が溜まることを防止したコ イル組立体を提供することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案によれば、ボビンは、外面に複数の突部を 有して円筒状に形成されるとともにコイルに嵌合される芯部と、該芯部の一端に 設けられるとともにコイルの一端に当接される鍔部とを備える。
【0006】
【実施例】 以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0007】 図1ないし図6は本考案の一実施例を示すものであり、図1はコイル組立体の 縦断面図であって図2の1−1線に沿う断面図、図2は図1の2−2線断面図、 図3はボビンの縦断面図であって図4の3−3線断面図、図4は図3の4−4線 断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は成形装置の縦断面図である。
【0008】 先ず図1および図2において、このコイル組立体6は、合成樹脂から成るボビ ン71 と、ボンディングワイヤが円筒状に巻付けられて成るとともにボビン71 に嵌挿されるコイル8とが、合成樹脂から成るモールド部9で被覆され、基本的 に円筒状に形成されるものであり、該コイル組立体6の一端側から相互に平行に して外側方に突出される一対の引出し筒10a,10bからコイル8の両端8a ,8bが引出される。
【0009】 図3、図4および図5を併せて参照して、ボビン71 は、コイル8に嵌合可能 として円筒状に形成される芯部13の一端に、コイル8の一端に当接される鍔部 14が設けられて成るものであり、芯部13の外面には、周方向に間隔をあけた 複数位置で軸方向に延びる突部111 が突設される。したがってコイル8内に芯 部13を嵌合したときに、各突部111 はコイル8の内面に密接することになり 、コイル8と芯部13との間で各突部111 相互間には比較的大きく間隙が生じ ることになる。
【0010】 鍔部14には、その周方向に沿う1個所でコイルの軸方向に沿う一側に隆起し た隆起部15が一体に設けられており、この隆起部15には、コイル8の一直径 線に沿って平行な一対の挿通孔16a,16bが穿設される。而してそれらの挿 通孔16a,16bには、引出し筒10a,10bの一端部が嵌合される。また 隆起部15の両側で鍔部14には切欠き部17a,17bが設けられており、ボ ビン8に嵌挿されたコイル8の両端部8a,8bは切欠き部17a,17bを経 て両引出し筒10a,10b内に挿通される。
【0011】 図6において、ボビン71 およびコイル8を合成樹脂から成るモールド部9で 被覆してコイル組立体6を成形するためのインジェクション成形装置は、コイル 組立体6の外形に対応する形状のキャビティ18を協働して形成する一対の型1 9,20を備える。而して両型19,20の一方19には、コイル8を嵌挿した 状態でキャビティ18内に装入されるボビン71 の芯部13に嵌合する中子ピン 21が設けられ、他方の型20には、溶融した合成樹脂をキャビティ18内に注 入するためのゲート22が設けられている。
【0012】 次にこの実施例の作用について説明すると、コイル組立体6の成形時に、コイ ル8の内周にボビン71 における芯部13の外面の各突部111 がそれぞれ密接 するので、ボビン71 とコイル8との同芯度を向上することができ、それにより 磁気特性向上に寄与することができる。
【0013】 また成形装置におけるキャビティ18内にボビン71 およびコイル8を装入し た状態でキャビティ18に溶融した合成樹脂を注入してモールド部9を形成する 際に、各突部111 相互間で芯部13およびコイル8間には比較的大きな間隙が 生じているので、その間隙への溶融合成樹脂の流入を促進して空気を追い出すこ とができ、コイル8およびボビン71 間に空気が溜まることはない。したがって 温度上昇によってもコイル組立体6が破裂することはない。
【0014】 本考案の他の実施例として図7で示すように、ボビン72 における芯部13の 外面に相互に独立した多数の突部112 を突設するようにしてもよく、また芯部 13の外面に螺旋状の突部を設けるようにしてもよい。
【0015】 上記実施例では、コイル組立体の成形にあたってインジェクション成形装置を 用いたが、ポッティング成形装置を用いるようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】 以上のように本考案によれば、ボビンは、ボビンは、外面に複数の突部を有し て円筒状に形成されるとともにコイルに嵌合される芯部と、該芯部の一端に設け られるとともにコイルの一端に当接される鍔部とを備えるので、突部をコイルの 内周に密接させてコイルおよびボビンの同芯度を向上させることにより磁気特性 向上に寄与することができるとともに、突部相互間に比較的大きな間隙を形成し て溶融合成樹脂の流入を促進することによりコイルおよびボビン間に空気が溜ま ることを防止して破裂の原因を除去することができる。
【図1】一実施例のコイル組立体の縦断面図であって図
2の1−1線に沿う断面図である。
2の1−1線に沿う断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】ボビンの縦断面図であって図4の3−3線断面
図である。
図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】成形装置の縦断面図である。
【図7】他の実施例のボビンの側面図である。
【図8】従来技術の分解斜視図である。
6 コイル組立体 71 ,72 ボビン 8 コイル 111 ,112 突部 13 芯部 14 鍔部
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂から成るボビン(71 ,72 )
と、円筒状に形成されて前記ボビン(71 ,72 )に嵌
挿されるコイル(8)とが合成樹脂により一体にモール
ド成形されて成るコイル組立体において、ボビン
(71 ,72 )は、外面に複数の突部(111 ,1
12 )を有して円筒状に形成されるとともにコイル
(8)に嵌合される芯部(13)と、該芯部(13)の
一端に設けられるとともにコイル(8)の一端に当接さ
れる鍔部(14)とを備えることを特徴とするコイル組
立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1530692U JPH0638203U (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | コイル組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1530692U JPH0638203U (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | コイル組立体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0638203U true JPH0638203U (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=11885119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1530692U Pending JPH0638203U (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | コイル組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638203U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10164819A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | リニアモータを用いたxyステージ装置の可動コイル |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832609B2 (ja) * | 1974-12-20 | 1983-07-14 | ストレイト ライン フイルタ−ズ インコ−ポレ−テツド | スイヘイシンクウベルトロカキ |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP1530692U patent/JPH0638203U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832609B2 (ja) * | 1974-12-20 | 1983-07-14 | ストレイト ライン フイルタ−ズ インコ−ポレ−テツド | スイヘイシンクウベルトロカキ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10164819A (ja) * | 1996-11-29 | 1998-06-19 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | リニアモータを用いたxyステージ装置の可動コイル |
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