JPH0638168Y2 - スライド締結構造 - Google Patents
スライド締結構造Info
- Publication number
- JPH0638168Y2 JPH0638168Y2 JP9884287U JP9884287U JPH0638168Y2 JP H0638168 Y2 JPH0638168 Y2 JP H0638168Y2 JP 9884287 U JP9884287 U JP 9884287U JP 9884287 U JP9884287 U JP 9884287U JP H0638168 Y2 JPH0638168 Y2 JP H0638168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entry
- hole
- widening
- mounting
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔概要〕 平坦な第1の部材に第2の部材を締結する構造に関し、 ねじやボルト等の締結部品を用いることなく、緩みを起
こさずに該部材間をワンタッチで容易に締結せしめるこ
とを目的とし、 平板状の第1の部材とその片面に締結される第2の部材
とを相対的な摺動で締結せしめるスライド締結構造であ
って、第1の部材の第2の部材取付け位置には、平行す
る角孔それぞれの外側辺一部の対応する領域が拡幅され
ていると共に該拡幅部を形成する片側の拡幅形成辺に該
辺から徐々にせり上がる斜面からなる入り勝手が備えら
れた2個の取付け孔が形成され、上記第1の部材の各角
孔と対応するそれぞれの位置に該角孔に挿入し得る厚さ
で該第1の部材の厚さを僅かに越える高さを持つ2個の
突片を備えた第2の部材には、該各突片の先端に、該第
2の部材をその突片を上記第1の部材の角孔に挿入した
状態で該第1の部材の入り勝手方向へ摺動せしめたとき
に該第1の部材の上記斜面をキャッチし得るような爪を
摺動方向先端域に持つ入り勝手がそれぞれ形成され、且
つ、第1の部材の上記取付け孔の拡幅形成辺からそれに
対面する角孔端辺までの隔たりY1と第2の部材の入り勝
手長さY2とが“Y1>Y2”を満足し、第1の部材の入り勝
手端面と角孔端面との間の隔たりY3と第2の部材の突片
幅Y4とが“Y3>Y4”を満足すると共に、第1の部材の各
取付け孔の拡幅部幅X1と第2の部材の入り勝手幅X2とが
“X1>X2”を満足し、第1の部材の各取付け孔の外側辺
間の隔たりX3と第2の部材の入り勝手の各外側辺間の隔
たりX4とが“X3>X4”を満足するように形成する。
こさずに該部材間をワンタッチで容易に締結せしめるこ
とを目的とし、 平板状の第1の部材とその片面に締結される第2の部材
とを相対的な摺動で締結せしめるスライド締結構造であ
って、第1の部材の第2の部材取付け位置には、平行す
る角孔それぞれの外側辺一部の対応する領域が拡幅され
ていると共に該拡幅部を形成する片側の拡幅形成辺に該
辺から徐々にせり上がる斜面からなる入り勝手が備えら
れた2個の取付け孔が形成され、上記第1の部材の各角
孔と対応するそれぞれの位置に該角孔に挿入し得る厚さ
で該第1の部材の厚さを僅かに越える高さを持つ2個の
突片を備えた第2の部材には、該各突片の先端に、該第
2の部材をその突片を上記第1の部材の角孔に挿入した
状態で該第1の部材の入り勝手方向へ摺動せしめたとき
に該第1の部材の上記斜面をキャッチし得るような爪を
摺動方向先端域に持つ入り勝手がそれぞれ形成され、且
つ、第1の部材の上記取付け孔の拡幅形成辺からそれに
対面する角孔端辺までの隔たりY1と第2の部材の入り勝
手長さY2とが“Y1>Y2”を満足し、第1の部材の入り勝
手端面と角孔端面との間の隔たりY3と第2の部材の突片
幅Y4とが“Y3>Y4”を満足すると共に、第1の部材の各
取付け孔の拡幅部幅X1と第2の部材の入り勝手幅X2とが
“X1>X2”を満足し、第1の部材の各取付け孔の外側辺
間の隔たりX3と第2の部材の入り勝手の各外側辺間の隔
たりX4とが“X3>X4”を満足するように形成する。
本考案は平坦な第1の部材に第2の部材を締結する構造
に係わり、特別な締結部材を使用することなくまた大き
い取付け孔等を設けることなく、容易且つ確実に第1,第
2の部材間を締結せしめるスライド締結構造に関する。
に係わり、特別な締結部材を使用することなくまた大き
い取付け孔等を設けることなく、容易且つ確実に第1,第
2の部材間を締結せしめるスライド締結構造に関する。
例えば電子機器装置等のプラスチックからなる筐体に入
出力線用の電力端子を設けたり機構部品等の装着するに
は、筐体の一部を矩形状に窓開けしそこに板金加工した
金属板を嵌め込んだり、筐体の一部に接続用の窓を設け
不使用時には金属板等の該窓部への嵌め込みで該窓を封
止する等の手段が一般に行われている。
出力線用の電力端子を設けたり機構部品等の装着するに
は、筐体の一部を矩形状に窓開けしそこに板金加工した
金属板を嵌め込んだり、筐体の一部に接続用の窓を設け
不使用時には金属板等の該窓部への嵌め込みで該窓を封
止する等の手段が一般に行われている。
本考案はかかる用途に適用される部材間の締結構造に関
するものである。
するものである。
平坦な第1の部材に第2の部材を締結するには、例えば
ねじやナット,止め環等の締結部品を使用することが多
い。
ねじやナット,止め環等の締結部品を使用することが多
い。
しかしこのような部品を使用すると、 構成部品点数が多くなる。
組立に時間を要する。
自動組立に困難を伴うことが多い。
等の問題があり、更にねじやナットを使用するときには
締め付けトルクや振動による緩みなどが問題となる。
締め付けトルクや振動による緩みなどが問題となる。
また上記の如き締結部品を用いずに嵌め合わせ等で締結
することもあるがこの場合には筐体に大きい孔開けを行
うと塵埃等が入り易くなるので該孔をできるだけ小さく
することが望ましく、このような顧客要求を満足させて
ワンタッチで固定でき且つ緩みの発生しない締結構造は
まだ実用化されていない現状にある。
することもあるがこの場合には筐体に大きい孔開けを行
うと塵埃等が入り易くなるので該孔をできるだけ小さく
することが望ましく、このような顧客要求を満足させて
ワンタッチで固定でき且つ緩みの発生しない締結構造は
まだ実用化されていない現状にある。
平坦な第1の部材に第2の部材を締結せしめるのにねじ
やナット等の締結部材を使用する方法では構成部品点数
が多くなると共に組立に時間を要したり自動組立に困難
を伴うことが多いと言う問題があり、また嵌め合わせ等
の手段で締結する方法では小さい孔開けで緩みが生じな
いようにまたワンタッチで容易に固定できるようにしな
ければならないと言う問題があった。
やナット等の締結部材を使用する方法では構成部品点数
が多くなると共に組立に時間を要したり自動組立に困難
を伴うことが多いと言う問題があり、また嵌め合わせ等
の手段で締結する方法では小さい孔開けで緩みが生じな
いようにまたワンタッチで容易に固定できるようにしな
ければならないと言う問題があった。
上記の問題は、平板状の第1の部材とその片面に締結さ
れる第2の部材とを相対的な摺動で締結せしめるスライ
ド締結構造であって、第1の部材の第2の部材取付け位
置には、平行する孔それぞれの辺の一部の対応する領域
が拡幅されていると共に該拡幅部を形成した片側の拡幅
形成辺に該辺から徐々にせり上がる斜面からなる入り勝
手が備えられた複数の取付け孔が形成され、上記第1の
部材の各孔と対応するそれぞれの位置に該孔に挿入し得
る厚さで該第1の部材の厚さを僅かに越える高さを持つ
複数の突片を備えた第2の部材には、該各突片の先端
に、該第2の部材をその突片を上記第1の部材の角孔に
挿入した状態で該第1の部材の入り勝手方向へ摺動せし
めたときに該第1の部材の上記斜面に乗り得るような爪
を摺動方向先端域に持つ入り勝手がそれぞれ形成され、
且つ、第1の部材の上記取付け孔の拡幅形成辺からそれ
に対面する角孔端辺までの隔たりY1と第2の部材の入り
勝手長さY2とが“Y1>Y2”を満足し、第1の部材の入り
勝手端面と角孔端面との間の隔たりY3と第2の部材の突
片幅Y4とが“Y3>Y4”を満足すると共に、第1の部材の
各取付け孔の拡幅部幅X1と第2の部材の入り勝手幅X2と
が“X1>X2”を満足し、第1の部材の各取付け孔の外側
辺間の隔たりX3と第2の部材の入り勝手の各外側辺間の
隔たりX4とが“X3>X4”を満足するように形成されてい
るスライド締結構造によって解決される。
れる第2の部材とを相対的な摺動で締結せしめるスライ
ド締結構造であって、第1の部材の第2の部材取付け位
置には、平行する孔それぞれの辺の一部の対応する領域
が拡幅されていると共に該拡幅部を形成した片側の拡幅
形成辺に該辺から徐々にせり上がる斜面からなる入り勝
手が備えられた複数の取付け孔が形成され、上記第1の
部材の各孔と対応するそれぞれの位置に該孔に挿入し得
る厚さで該第1の部材の厚さを僅かに越える高さを持つ
複数の突片を備えた第2の部材には、該各突片の先端
に、該第2の部材をその突片を上記第1の部材の角孔に
挿入した状態で該第1の部材の入り勝手方向へ摺動せし
めたときに該第1の部材の上記斜面に乗り得るような爪
を摺動方向先端域に持つ入り勝手がそれぞれ形成され、
且つ、第1の部材の上記取付け孔の拡幅形成辺からそれ
に対面する角孔端辺までの隔たりY1と第2の部材の入り
勝手長さY2とが“Y1>Y2”を満足し、第1の部材の入り
勝手端面と角孔端面との間の隔たりY3と第2の部材の突
片幅Y4とが“Y3>Y4”を満足すると共に、第1の部材の
各取付け孔の拡幅部幅X1と第2の部材の入り勝手幅X2と
が“X1>X2”を満足し、第1の部材の各取付け孔の外側
辺間の隔たりX3と第2の部材の入り勝手の各外側辺間の
隔たりX4とが“X3>X4”を満足するように形成されてい
るスライド締結構造によって解決される。
平坦な第1の部材に形成した第2の部材取付け用の平行
する角孔の各外側辺所定位置に第2の部材の摺動方向に
徐々にせり上がる斜面を設けると共に、上記の平行する
各角孔に挿入し得る2個の突片を該第1の部材裏面との
接触面に備えた第2の部材の該突片先端に該第2の部材
の摺動につれて上記斜面を擦りながらそれを乗り越え得
る形状を持つ爪を設けると、該爪が上記斜面を乗り越え
た時点で該第2の部材と上記第1の部材とを締結させる
ことができる。
する角孔の各外側辺所定位置に第2の部材の摺動方向に
徐々にせり上がる斜面を設けると共に、上記の平行する
各角孔に挿入し得る2個の突片を該第1の部材裏面との
接触面に備えた第2の部材の該突片先端に該第2の部材
の摺動につれて上記斜面を擦りながらそれを乗り越え得
る形状を持つ爪を設けると、該爪が上記斜面を乗り越え
た時点で該第2の部材と上記第1の部材とを締結させる
ことができる。
そこで本考案では平坦な第1の部材には、平行する角孔
でその各外側辺一部の対応する位置に設けた拡幅部の片
側の拡幅形成辺に該拡幅部側から徐々にせり上がる斜面
からなる入り勝手を備えた取付け孔を第2の部材取付け
位置に形成すると共に、上記の平行する各角孔に挿入し
得る2個の突片を備えて該第1の部材の裏面側に締結さ
れる第2の部材には、その突片の先端に該第2の部材の
摺動につれて上記斜面を擦りながらそれを乗り越え得る
形状を持つ爪を備えた入り勝手を設けるようにしてい
る。
でその各外側辺一部の対応する位置に設けた拡幅部の片
側の拡幅形成辺に該拡幅部側から徐々にせり上がる斜面
からなる入り勝手を備えた取付け孔を第2の部材取付け
位置に形成すると共に、上記の平行する各角孔に挿入し
得る2個の突片を備えて該第1の部材の裏面側に締結さ
れる第2の部材には、その突片の先端に該第2の部材の
摺動につれて上記斜面を擦りながらそれを乗り越え得る
形状を持つ爪を備えた入り勝手を設けるようにしてい
る。
このことは、第2の部材の入り勝手の高さすなわち突片
の高さを第1の部材の厚さに対応させると共に該爪の摺
動方向長さを第1の部材に設けた取付け孔の拡幅部長さ
より短く設定した上で、爪が拡幅部に挿入された第2の
部材を上記第1の部材の入り勝手方向に摺動せしめる
と、該爪が第1の部材の入り勝手を乗り越えた時点で第
1,第2の部材間が締結されると共に緩みの発生が抑制し
得ることを意味する。
の高さを第1の部材の厚さに対応させると共に該爪の摺
動方向長さを第1の部材に設けた取付け孔の拡幅部長さ
より短く設定した上で、爪が拡幅部に挿入された第2の
部材を上記第1の部材の入り勝手方向に摺動せしめる
と、該爪が第1の部材の入り勝手を乗り越えた時点で第
1,第2の部材間が締結されると共に緩みの発生が抑制し
得ることを意味する。
従って、特別な締結部材を使用することなく第1,第2の
部材間をワンタッチで確実に且つ緩みなく締結すること
ができる。
部材間をワンタッチで確実に且つ緩みなく締結すること
ができる。
第1図は本考案の締結構造を構成的に例示する斜視図で
あり、(A)は第1の部材としての基板をまた(B)は
第2の部材としての蓋をそれぞれ示している。
あり、(A)は第1の部材としての基板をまた(B)は
第2の部材としての蓋をそれぞれ示している。
また第2図は本考案に係わる締結法を説明する断面図で
あり、第1図における基板と蓋とを係合させたときの状
態を第1図の矢印a〜a′で切断して示したものであ
る。
あり、第1図における基板と蓋とを係合させたときの状
態を第1図の矢印a〜a′で切断して示したものであ
る。
第1図の(A)で、撓み易くしかし脆くない例えばABS
(アクリル・ブタジェン・スチレン)樹脂の如き材料か
らなる基板1の蓋取付け位置には、平行する角孔1aでそ
の各外側辺一部の対応する領域が拡幅されていると共に
該拡幅部1bを形成するそれぞれの拡幅形成辺1c側に該辺
から徐々にせり上がる斜面1dを持つ入り勝手1eが備えら
れた2個の取付け孔1f-1,1f-2が形成されている。
(アクリル・ブタジェン・スチレン)樹脂の如き材料か
らなる基板1の蓋取付け位置には、平行する角孔1aでそ
の各外側辺一部の対応する領域が拡幅されていると共に
該拡幅部1bを形成するそれぞれの拡幅形成辺1c側に該辺
から徐々にせり上がる斜面1dを持つ入り勝手1eが備えら
れた2個の取付け孔1f-1,1f-2が形成されている。
また剛性の高い例えば鉄系の金属等からなる第1図
(B)に示す蓋2は、上記基板1の各角孔1aと対応する
それぞれの位置に該角孔1aに挿入し得る厚さで該基板1
の厚さt1を僅かに越える高さh1を持つ2個の突片2aを備
えて該基板1の裏面(図では下面)側に締結されるもの
であり、該突片2aの先端には該蓋2を上記基板1の入り
勝手方向(図のA方向)へ摺動せしめたときに該基板1
の上記斜面1dをキャッチし得るような爪2bを摺動方向先
端域に持つ入り勝手2c-1,2c-2がそれぞれ形成されてい
る。
(B)に示す蓋2は、上記基板1の各角孔1aと対応する
それぞれの位置に該角孔1aに挿入し得る厚さで該基板1
の厚さt1を僅かに越える高さh1を持つ2個の突片2aを備
えて該基板1の裏面(図では下面)側に締結されるもの
であり、該突片2aの先端には該蓋2を上記基板1の入り
勝手方向(図のA方向)へ摺動せしめたときに該基板1
の上記斜面1dをキャッチし得るような爪2bを摺動方向先
端域に持つ入り勝手2c-1,2c-2がそれぞれ形成されてい
る。
なお、基板1の取付け孔1f-1,1f-2の上述した拡幅形成
辺1cからそれと対面する角孔1aの端辺1gまでの隔たりY1
と蓋2の入り勝手2c-1,2c-2の各長さY2とは“Y1>Y2”
が成立するようになっていると共に、基板1の入り勝手
1eの端面1hと角孔1aの端面1i間の隔たりY3と蓋2の突片
2aの幅Y4とは“Y3>Y4”が成立するようになっている。
辺1cからそれと対面する角孔1aの端辺1gまでの隔たりY1
と蓋2の入り勝手2c-1,2c-2の各長さY2とは“Y1>Y2”
が成立するようになっていると共に、基板1の入り勝手
1eの端面1hと角孔1aの端面1i間の隔たりY3と蓋2の突片
2aの幅Y4とは“Y3>Y4”が成立するようになっている。
また、基板1の各取付け孔1f-1,1f-2の拡幅部1bの幅X1
と蓋2の入り勝手2c-1,2c-2の各幅“X2とはX1>X2”が
成立するようになっていると共に、基板1の各取付け孔
1f-1,1f-2の外側辺間の隔たりX3と蓋2の入り勝手2c-1,
2c-2の各外側辺間の隔たりX4とは“X3>X4”が成立する
ようになっている。
と蓋2の入り勝手2c-1,2c-2の各幅“X2とはX1>X2”が
成立するようになっていると共に、基板1の各取付け孔
1f-1,1f-2の外側辺間の隔たりX3と蓋2の入り勝手2c-1,
2c-2の各外側辺間の隔たりX4とは“X3>X4”が成立する
ようになっている。
そこで、蓋2をその入り勝手2c-1,2c-2が基板1の各拡
幅部1bに入るように取付け孔1f-1,1f-2に挿入し更に該
蓋2を上述した矢印A方向に摺動させると、蓋2の爪2b
の先端が基板1の斜面1dをキャッチするので第2図に示
す状態とすることができる。
幅部1bに入るように取付け孔1f-1,1f-2に挿入し更に該
蓋2を上述した矢印A方向に摺動させると、蓋2の爪2b
の先端が基板1の斜面1dをキャッチするので第2図に示
す状態とすることができる。
次いで、該蓋2を更に摺動させると基板1自体の撓みに
よって該蓋2の各入り勝手2c-1,2c-2が基板1の各入り
勝手1eを乗り越すが、蓋2の突片2aの後方の端辺2a′が
斜面1dを越えた時点で該端辺2a′が上記入り勝手1eの端
面1hと対面するので、両者を締結することができる。
よって該蓋2の各入り勝手2c-1,2c-2が基板1の各入り
勝手1eを乗り越すが、蓋2の突片2aの後方の端辺2a′が
斜面1dを越えた時点で該端辺2a′が上記入り勝手1eの端
面1hと対面するので、両者を締結することができる。
かかる構成になるスライド締結構造では蓋2をワンタッ
チで基板1に締結できると共に使用中の緩みも抑制でき
るので、特別な締結部材を使用することなくまた基板に
設ける取付け孔も大きくすることなく、容易且つ確実に
締結できるスライド締結構造を実現することができる。
チで基板1に締結できると共に使用中の緩みも抑制でき
るので、特別な締結部材を使用することなくまた基板に
設ける取付け孔も大きくすることなく、容易且つ確実に
締結できるスライド締結構造を実現することができる。
なお、上述した蓋を基板への接触面が該蓋と同様に形成
されている他の第2の部材に置き換えても同時の効果が
得られることは明らかである。
されている他の第2の部材に置き換えても同時の効果が
得られることは明らかである。
上述の如く本考案により、特別な締結部材を使用するこ
となくまた大きい取付け孔等を設けることなく、容易且
つ確実に第1,第2の部材間を締結せしめるスライド締結
構造を提供することができる。
となくまた大きい取付け孔等を設けることなく、容易且
つ確実に第1,第2の部材間を締結せしめるスライド締結
構造を提供することができる。
第1図は本考案の締結構造を構成的に例示する斜視図、 第2図は本考案に係わる締結法を説明する断面図、 である。 図において、 1……第1の部材(基板) 1a……角孔、1b……拡幅部 1c……拡幅形成辺、1d……斜面 1e……入り勝手、1f-1,1f-2……取付孔 1g……端辺、1h……端面 1i……端面 2……第2の部材(蓋) 2a……突片、2b……爪 2c-1,2c-2……入り勝手 をそれぞれ表す。
Claims (1)
- 【請求項1】平板状の第1の部材とその片面に締結され
る第2の部材とを相対的な摺動で締結せしめるスライド
締結構造であって、 第1の部材(1)の第2の部材取付け位置には、平行す
る孔(1a)それぞれの辺の対応する領域が拡幅されてい
ると共に該拡幅部(1b)を形成した片側の拡幅形成辺
(1c)に該辺(1c)から徐々にせり上がる斜面(1d)か
らなる入り勝手(1e)が備えられた複数の取付け孔(1f
-1,1f-2)が形成され、 上記第1の部材(1)の各孔(1a)と対応するそれぞれ
の位置に該孔(1a)に挿入し得る厚さで該第1の部材
(1)の厚さを僅かに越える高さを持つ複数の突片(2
a)を備えた第2の部材(2)には、該各突片(2a)の
先端に、該第2の部材(2)をその突片(2a)を上記第
1の部材(1)の孔(1a)に挿入した状態で該第1の部
材(1)の入り勝手方向へ摺動せしめたときに該第1の
部材(1)の上記斜面(1d)に乗り得るような爪(2b)
を摺動方向先端域に持つ入り勝手(2c-1,2c-2)がそれ
ぞれ形成され、 且つ、第1の部材(1)の上記取付け孔(1f-1,1f-2)
の拡幅形成辺(1c)からそれに対面する角孔端辺(1g)
までの隔たりY1と第2の部材(2)の入り勝手長さY2と
が“Y1>Y2”を満足し、第1の部材(1)の入り勝手端
面(1h)と角孔端面(1i)との間の隔たりY3と第2の部
材(2)の突片幅Y4とが“Y3>Y4”を満足すると共に、 第1の部材(1)の各取付け孔(1f-1,1f-2)の拡幅部
幅X1と第2の部材(2)の入り勝手幅X2とが“X1>X2”
を満足し、第1の部材(1)の各取付け孔(1f-1,1
f-2)の外側辺間の隔たりX3と第2の部材(2)の入り
勝手(2c-1,2c-2)の各外側辺間の隔たりX4とが“X3>X
4”を満足するように形成されていることを特徴とした
スライド締結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9884287U JPH0638168Y2 (ja) | 1987-06-26 | 1987-06-26 | スライド締結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9884287U JPH0638168Y2 (ja) | 1987-06-26 | 1987-06-26 | スライド締結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS644904U JPS644904U (ja) | 1989-01-12 |
JPH0638168Y2 true JPH0638168Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=31325461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9884287U Expired - Lifetime JPH0638168Y2 (ja) | 1987-06-26 | 1987-06-26 | スライド締結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638168Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030016970A (ko) * | 2001-08-23 | 2003-03-03 | 기아자동차주식회사 | 클립 연결용 구조 |
-
1987
- 1987-06-26 JP JP9884287U patent/JPH0638168Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS644904U (ja) | 1989-01-12 |
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