JPH0638085Y2 - 手 袋 - Google Patents

手 袋

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Publication number
JPH0638085Y2
JPH0638085Y2 JP9480491U JP9480491U JPH0638085Y2 JP H0638085 Y2 JPH0638085 Y2 JP H0638085Y2 JP 9480491 U JP9480491 U JP 9480491U JP 9480491 U JP9480491 U JP 9480491U JP H0638085 Y2 JPH0638085 Y2 JP H0638085Y2
Authority
JP
Japan
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sheet
glove
decorative
embroidery
synthetic resin
Prior art date
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Application number
JP9480491U
Other languages
English (en)
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JPH0545013U (ja
Inventor
敏夫 木村
Original Assignee
松本産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、甲側表面に装飾材を設
けた手袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスキー用などの手袋では、甲側表
面に色々な装飾材を設けて意匠面で変化をもたせてい
る。
【0003】ところで、装飾材の基材として、合成樹脂
製(例えば塩化ビニール製)のシートを使用すれば、安
価であり且つ成形が容易であることから着目されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記装飾材
の基材として合成樹脂製のシートを使用すれば、安価で
且つ成形が容易であるという利点がある反面、そのまま
では安っぽく見えるという欠点がある。又、合成樹脂製
シートからなる装飾材では、手袋基材に取付けるに際し
て、縫着しようとすると針穴(糸通し部分)から破れ易
くなり、他方接着剤による接着では剥がれ易くなるとい
う問題もある。
【0005】本考案は、上記問題点に鑑み、手袋の装飾
材の基材として合成樹脂製のシートを使用したものであ
っても、見映えを良好にし得るようにするとともに手袋
基材への取付状態を確実に行えしかも合成樹脂製のシー
トが針穴(糸通し部分)から破れにくくなるようにした
手袋を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の手袋は、合成樹
脂製のシートと布又は皮革等の破断強度の強い材料から
なる裏当て材とを刺繍縫いして前記シートの表面に刺繍
装飾部を設けた装飾材を、甲側の手袋基材に縫着したこ
とを特徴としている。
【0007】
【作用】本考案の手袋では、装飾材の基材として合成樹
脂製のシートを使用しているが、該合成樹脂製シートに
破断強度の強い材料からなる裏当て材を当てがって両者
を刺繍縫いしているので、合成樹脂製のシート表面に刺
繍装飾部を形成したものであっても裏当て材によりシー
トが針穴(糸通し部分)から破れにくくなる。又、この
刺繍装飾部つきの装飾材は手袋基材に縫合して取付けて
いるが、シート部分に縫着のための針穴があいても裏当
て材によりシートが破れにくくなる。
【0008】
【考案の効果】本考案の手袋は、装飾材として合成樹脂
製のシートを使用したものであっても、該シートに刺繍
装飾部を設けているので装飾材に高級感を付与すること
ができる。又、そのように合成樹脂製のシートに刺繍装
飾部を設けたものでも、裏当て材により刺繍装飾部を安
定した状態(即ちシートが針穴から破れないようにした
状態)で形成することができる。さらに、合成樹脂製の
シートを基材とした装飾材であってもシートに裏当て材
が当てがわれているので、装飾材を手袋基材に対して縫
着によって取付けても、シート部分が縫着用の針穴から
破れることがなく、該装飾材を長期に亙って安定した状
態で取付け得るという効果がある。
【0009】
【実施例】図1ないし図6を参照して本考案の実施例を
説明すると、図1及び図2に示す実施例の手袋は、例え
ばスキー用に使用されるものであって、各種の手袋材料
を常法によって縫合して製作されている。
【0010】この手袋には、図1及び図2に示すように
手袋甲部に装飾材1が取付けられている。この装飾材1
は、図3及び図4に示すように、まず合成樹脂製のシー
ト11と裏当て材12との間にウレタンマット14を挟
んだ状態で、該シート11とウレタンマット14と裏当
て材12とを熱圧着式の押し型装置Aで挟圧して図5に
示すような重合シート1Aを製作し、続いて図6に示す
ように図5の重合シート1Aに適宜模様の刺繍縫いによ
る刺繍装飾部13を施して形成されている。
【0011】合成樹脂製のシート11は、例えば塩化ビ
ニール製のものが使用可能である。又、裏当て材12
は、この実施例では、縫合時に形成される針穴に対する
破断強度の強い布が使用されている。尚、裏当て材12
としては、針穴(糸通し部分)に対する破断強度の強い
シート状材料であれば布にかえて例えば皮革等の材料に
変更してもよい。
【0012】シート11と裏当て材12との間に設けら
れるウレタンマット14は、図4に示すように押し型装
置Aで熱圧着したときにその熱圧着部分のウレタンマッ
トが熔融して薄くなるとともにシート11と裏当て材1
2とに接着するようになる。従って、押し型装置Aによ
って形成された重合シート1Aは、シート11とウレタ
ンマット14と裏当て材12とが一体化される。又、重
合シート1A中のウレタンマット14は、図4に示すよ
うに押し型装置Aの凹凸部Aa,Abに対応して厚い部
分14aと薄い部分14bとができた状態でシート11
と裏当て材12との間で挟着されるようになり、該重合
シート1Aの表面にウレタンマットの厚さの大小による
凹凸部分が形成される(立体感がでる)ようになる。
尚、図5及び図6において多数の点を付した部分Cが重
合シート1Aにおける厚手の部分(凸部)となってい
る。
【0013】そして、このようにして製作された重合シ
ート1Aに、図6において黒塗りで示す部分に刺繍縫い
を施して、刺繍装飾部13つきの装飾材1を形成してい
る。この刺繍装飾部13は、模様を変えたり部分的に糸
の色を変化させる等によって手袋の意匠感をかえること
ができる。尚、この実施例では、刺繍縫いを施す際に、
図6に示すように重合シート1Aの一端部(左側端部)
と手袋基材(手袋甲材における手挿入口側の基材)2a
の一端部(右側端部)とを所定長さだけ重合させた状態
で、該重合シート1Aと手袋基材2aとに跨がって刺繍
装飾部13を形成しており、この装飾材1と手袋基材2
との縫着を刺繍縫いによって同時に行っている。又、図
6において装飾材1の右側端部と手袋甲材における指先
側基材2bの左側端部とは、装飾材1に刺繍装飾部13
を形成した後に常法により縫合される。そして、この装
飾材1つきの手袋基材2は他の手袋材料と常法によって
縫合して、図1に示すような手袋を製作する。尚、図2
において符号4は手袋の裏地、符号5は手袋甲部分に設
けられた緩衝材である。
【0014】このようにして製作された手袋では、手袋
甲部に設けた装飾材1の基材として合成樹脂製シート1
1を使用しているが、該シート11には刺繍装飾部13
が形成されているので、合成樹脂製シートが表面に露出
していても該刺繍装飾部13によって高級感が付与され
るようになる。又、この実施例では、装飾材1の表面に
ウレタンマット14の厚さの大小による凹凸面を形成し
ているので、該装飾材1の表面が立体的になってより一
層高級感を出せるようになる。尚、この凹凸面は、合成
樹脂製シート(特に塩化ビニール製シート)とウレタン
マットとを重合させて熱圧着させることによって比較的
容易に形成することができる。又、上記のように装飾材
1の合成樹脂製シート11の表面に刺繍縫いを施したも
のでも、該シート11に裏当て材12を当てがっている
ので、シート11に針穴が形成されても裏当て材12に
よってシート11が針穴部分から破れるというトラブル
を未然に防止でき、しかも、装飾材1を手袋基材2に縫
合しても該裏当て材12によってシート11の針穴から
破れにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる手袋の斜視図である。
【図2】図1のIIーII拡大断面図である。
【図3】図1の手袋に使用されている装飾材の製造方法
を示す断面図である。
【図4】図3の状態変化図である。
【図5】図3及び図4の製造工程を経て製作された重合
シートの平面図である。
【図6】図5の重合シートに刺繍縫いをした状態の平面
図である。
【符号の説明】
1は装飾材、2は手袋基材、11は合成樹脂製のシー
ト、12は裏当て材、13は刺繍装飾部、14はウレタ
ンマットである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のシート(11)と布又は皮
    革等の破断強度の強い材料からなる裏当て材(12)と
    を刺繍縫いして前記シート(11)の表面に刺繍装飾部
    (13)を設けた装飾材(1)を、甲側の手袋基材
    (2)に縫着したことを特徴とする手袋。
JP9480491U 1991-11-19 1991-11-19 手 袋 Expired - Lifetime JPH0638085Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9480491U JPH0638085Y2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 手 袋

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JP9480491U JPH0638085Y2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 手 袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545013U JPH0545013U (ja) 1993-06-18
JPH0638085Y2 true JPH0638085Y2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=14120251

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JP9480491U Expired - Lifetime JPH0638085Y2 (ja) 1991-11-19 1991-11-19 手 袋

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JPH0545013U (ja) 1993-06-18

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