JPH0619588Y2 - 刺繍カード状物 - Google Patents

刺繍カード状物

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Publication number
JPH0619588Y2
JPH0619588Y2 JP1987057698U JP5769887U JPH0619588Y2 JP H0619588 Y2 JPH0619588 Y2 JP H0619588Y2 JP 1987057698 U JP1987057698 U JP 1987057698U JP 5769887 U JP5769887 U JP 5769887U JP H0619588 Y2 JPH0619588 Y2 JP H0619588Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
embroidery
paper
woven fabric
sheet
card
Prior art date
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Application number
JP1987057698U
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English (en)
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JPS63167188U (ja
Inventor
保之助 近藤
恭生 大立目
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Decoration Of Textiles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電報用台紙、切符などの券類、招待状などに
刺繍を施した刺繍カード状物に関するものである。
〔従来技術〕
従来、紙、布、合成樹脂シート、木材などの素材に刺繍
を施すことは知られているが、美麗な装飾模様を形成す
るには、刺繍の密度を高める必要があり、それに耐えう
る素材であることが要求される。例えば、刺繍を、紙な
どの剛性のあるシートに適用しようとすると、刺繍で隙
間なく孔を開けることにより、シートが切れ、刺繍部が
脱落してしまうので、紙などの剛性のあるシート単独に
対して、高密度の刺繍ができない。
そこで、布に刺繍したものを紙などに貼り付けることが
試みられたが、布単独に刺繍をすると布が部分的に引っ
張られ、いわゆる「つれ」を起こし、しかも、布の両面
の刺繍糸の存在により、刺繍部が必要以上に盛り上がる
欠点があるなどの、加工上の問題がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、高密度な刺繍模様を得るために、布などに刺
繍を施したときに生じる「つれ」、刺繍部の盛り上が
り、および加工の困難性を解消できる、刺繍カード状物
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本考案者は、紙などに、予め織布や不織布を貼り付けた
複合シートを作っておき、その複合シートに刺繍を施す
ことにより、従来の欠点の解消を可能にした。
即ち、本考案は、 「不織布もしくは織布1に紙などからなるシート3が貼
着された複合シートに刺繍が施された刺繍体と、この刺
繍体のシート3側の面に貼着されたシート7とを有し、
前記刺繍体が前記シート7の全体に貼着されていること
を特徴とする刺繍カード状物」をその要旨とするもので
ある。
〔作用〕
本考案においては、不織布もしくは織布は、紙などから
なるシートを貼着して補強されているので、不織布もし
くは織布に高密度な刺繍を施しても、「つれ」を起こす
ことがなく、刺繍部の盛り上がりも少ない美麗な刺繍体
が得られる。
また、複合シートに刺繍が施された刺繍体は、紙などに
貼り付けるときに伸ばされなくてもよく、加工適性に優
れているものである。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を説明すると、第1図は、本
考案の刺繍カード状物の好ましい実施例を示すもので、
第2図は電報用台紙を示す斜視図である。
第1図においては、不織布1が接着剤層2を介して紙3
(上質紙、カード紙など)の上に貼り付けられ、刺繍糸
4が不織布および紙の両方を貫通して模様状に刺してあ
って刺繍5を形成している。
第1図においては、更に、紙3の下側に、別の接着剤層
6を介して別の紙7が貼り付けられ、刺繍の裏面を隠し
ている。
この実施例中、不織布1としては、ポリエステル、レイ
ヨンなどの、通常は合成繊維からなるものであり、種々
のグレードの中から選択することにより、布の感じのも
のや和紙の感じのものなどを使用することができるか
ら、用途やデザイン上の要望に沿うことができる。な
お、不織布1としては、合成和紙、和紙を使用すること
ができるので、本願考案における不織布とは、合成繊維
に限るものではなく、合成和紙、和紙をも含むものであ
る。
また、不織布1に代えて織布を使用することもできる。
ただし、刺繍の容易さは不織布がまさる。
ここで、不織布、織布は刺繍部にのみ貼り付ければ、本
考案の効果を発揮できるが、刺繍部以外にも貼り付けて
よく、また、全体に貼り付けて、和紙や布の、柔らかい
感じを全体にわたって出すこともできる。
ベースシート3は、上質紙、カード紙などの紙に加え
て、プラスチックフィルムもしくはプラスティックシー
ト、金属箔、などが使用可能である。本願考案のベース
シート3としては、刺繍針で突き刺し可能な、つまり、
貫通可能なものであれば何でも使用でき、ベース自体が
複合されていてもよい。
第1図の例では、刺繍の裏面を隠す意味で、別の紙7を
貼り付けてあり、そのようにすると裏面の美観が優れ
る。裏面に貼るのは、紙以外に、ベースとなる紙3に代
えて使用できるものが同様に使用できる。
勿論、裏面をそのまま他の物品に貼り付けるときは、別
の紙を予め貼り付ける必要はない。
刺繍糸4は通常の市販のものが使えるが、豪華さを出す
ために金銀糸と呼ばれる、金色もしくは銀色などの金属
光沢を持つものを使用してもよく、これらの選択も、用
途、デザイン上の要望により任意である。
第2図の例は、電報用台紙の表紙を企図したものである
ので、通例に従って、窓部(切り抜き部)8を設け、全
体を2つ折りしたものであるが、これ以外にも用途に合
わせ、その分野で習慣とされている加工を併用してもよ
い。
なお、本考案の刺繍カード状物は、電報用紙に限定され
ることがなく、本の表紙、写真の表紙、アルバムの表紙
などの表紙や、切符などの券類、招待状、カタログなど
の用途に広く利用できるものである。
〔考案の効果〕
本考案においては、不織布もしくは織布は、紙などから
なるシートを貼着して補強されているので、「つれ」を
起こすことがなく、刺繍部の盛り上がりも少ない、高密
度な刺繍が施された刺繍カード状物が得られる。また、
カード全体が不織布もしくは織布により覆われているの
で、美観を損なうことがなく、柔らかい感じを全体に有
する刺繍カード状物が得られる。
また、複合シートに刺繍が施された刺繍体は、加工適性
に優れているので、刺繍体のシート側の面を隠蔽してな
る刺繍カード状物は、容易で極めて能率的に生産されう
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の刺繍カード状物の実施例を示す断面
図、第2図は電報用台紙の例である。 1……不織布、2……接着剤層、3……紙、 4……刺繍糸、5……刺繍、6……別の接着剤層 7……別の紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−151360(JP,A) 実開 昭47−6182(JP,U) 実開 昭61−200277(JP,U) 実開 昭57−188900(JP,U) 実公 昭44−3671(JP,Y1) 加藤嘉助著「ミシン刺繍ガイドブック」 加藤織物発行、(昭和58年8月),p. 38,56,34,35,47

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】不織布もしくは織布1に紙などからなるシ
    ート3が貼着された複合シートに刺繍が施された刺繍体
    と、この刺繍体のシート3側の面に貼着されたシート7
    とを有し、前記刺繍体が前記シート7の全体に貼着され
    ていることを特徴とする刺繍カード状物。
JP1987057698U 1987-04-16 1987-04-16 刺繍カード状物 Expired - Lifetime JPH0619588Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987057698U JPH0619588Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16 刺繍カード状物

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JP1987057698U JPH0619588Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16 刺繍カード状物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63167188U JPS63167188U (ja) 1988-10-31
JPH0619588Y2 true JPH0619588Y2 (ja) 1994-05-25

Family

ID=30887646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987057698U Expired - Lifetime JPH0619588Y2 (ja) 1987-04-16 1987-04-16 刺繍カード状物

Country Status (1)

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JP (1) JPH0619588Y2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS443671Y1 (ja) * 1964-09-18 1969-02-10
JPS476182U (ja) * 1971-02-19 1972-09-20
JPS57188900U (ja) * 1981-05-27 1982-11-30
JPS60117200U (ja) * 1984-01-18 1985-08-08 苗代 次郎 木質化粧板
JPS60151360A (ja) * 1984-01-18 1985-08-09 苗代 次郎 長尺つき板の刺繍装置
JPS61200277U (ja) * 1985-06-03 1986-12-15

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
加藤嘉助著「ミシン刺繍ガイドブック」加藤織物発行、(昭和58年8月),p.38,56,34,35,47

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63167188U (ja) 1988-10-31

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