JPH0637963Y2 - 瓶用キャップ - Google Patents

瓶用キャップ

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JPH0637963Y2
JPH0637963Y2 JP1988078545U JP7854588U JPH0637963Y2 JP H0637963 Y2 JPH0637963 Y2 JP H0637963Y2 JP 1988078545 U JP1988078545 U JP 1988078545U JP 7854588 U JP7854588 U JP 7854588U JP H0637963 Y2 JPH0637963 Y2 JP H0637963Y2
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JP
Japan
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bottle mouth
liner
bottle
cap
recessed portion
Prior art date
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Application number
JP1988078545U
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JPH021652U (ja
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佐藤  寛
俊文 藤井
勉 武者
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、PET瓶等のキャップに関する。
〔従来の技術〕
従来、瓶のキャップは実開昭61−27843号公報に示すよ
うなキャップが多く用いられている。この公報に記載さ
れたキャップは、第3図に示すように、キャップの天板
11の下面にパッキングとなるライナー30を設け、このキ
ャップを瓶口2の頂面3に強く圧接してキャップの下部
を瓶口2に巻締め等したものである。
第3図に示す従来のキャップは、瓶内に圧力の加わらな
いような瓶に用いた場合には問題ないが、瓶に内溶液を
充填しキャッピングした後で、内溶液を加熱、殺菌等を
行うような場合(一般に瓶に内容液を充填しキャッピン
グした後の加熱、殺菌は120℃で30分程度加熱する)に
は、密封性に欠けることがあった。
そこで、第4図に示すように、ライナー30を、瓶口2の
頂面3の内外から挟むようにして圧接させるため、キャ
ップの天板11の瓶口2内周上に位置する部材を環状に凹
入させて凹部12を形成することが行なわれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
第4図に示すような従来例では、キャップの天板11に凹
部12が生じているので、水や埃などがたまりやすく、衛
生的でなく、また、瓶全体からみた場合に、デザインが
よくないものである。
本考案は、前記事項に鑑みなされたものであり、キャッ
プの天板を平らに形成したキャップにおいて、ライナー
の密封性を高めることができるようなキャップとするこ
とを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記の技術的課題を解決するために以下のよ
うな構成とした。
即ち、天板11が平板状に形成されたキャップ本体10の下
面に、瓶口2の頂面3に当接する柔軟性を有する合成樹
脂製の二次ライナー20を嵌入し、この二次ライナー20の
周縁部近くを下方に凹入させて、環状凹入部21を設け、
この瓶口2の内側に挿入される環状凹入部21を設け、こ
の環状凹入部21の外周部23は瓶口2の内周面に密接する
ように形成し、そして、前記環状凹入部21と天板11との
間には、前記二次ライナー20より硬く、且つ、軟化温度
の高い合成樹脂製の一次ライナー15を挿入し、キャッピ
ング状態では前記一次ライナー15の下端を瓶口2の頂面
3よりも下方に位置せしめて、一次ライナー15と瓶口2
によって前記環状凹入部21を挟圧するキャップとした。
〔作用〕
本考案の瓶用キャップは、第2図に示すように柔軟性を
有する二次ライナー20に設けられた環状凹入部21の外周
部23が、瓶口2の内周面に密接するように形成されてい
るので、二次ライナー20に設けられた環状凹入部21の外
周部23は瓶口2の内周面に良く密着し、また、環状凹入
部21には硬質の一次ライナー15が挿入されているので、
外周部23が瓶口2の内周面に強く圧接される。そして、
一次ライナー20の軟化温度が高いので、キャッピング
後、瓶を加熱、殺菌等するため高温にしても、変形せず
密封効果を保持し、瓶口2の内外から挟みつける状態で
密封性を高めることができ、天板11上面に凹部12を生ず
ることなく平らな形状であるので、キャップ上面に水や
埃がたまらない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について第1図及び第2図を参照
しつつ説明する。
第1図はキャッピング前における本考案の瓶用キャップ
の縦断面図であり、この瓶用キャップは、アルミニウム
製のキャップ本体10の天板11を平板状に形成し、この天
板11の下面に、瓶口2の頂面3に当接する柔軟性を有す
る合成樹脂であるポリエチレン製(三井・デュポン M8
023-11軟化温度 59℃)からなる二次ライナー20を嵌入
し、この二次ライナー20の周縁部近くを下方に凹入させ
て、逆さ梯形断面形状の環状凹入部21を設け、この逆さ
梯形断面形状の環状凹入部21の外周部23は瓶口2の内周
面に密接するように栓状に突出して形成し、そして、前
記の逆さ梯形断面形状の環状凹入部21と天板11との間
に、前記二次ライナー20より硬く、且つ、軟化温度の高
い合成樹脂であるポリエチレン製(三菱ポリエチレン
JX20軟化温度 128℃)からなる一次ライナー15を挿入
したものであり、この一次ライナー15は円板状体の周縁
に、前記二次ライナー20の環状凹入部21内に隙間なく挿
入される環状凸出部16を設けたものであり、通常、この
一次ライナー15は、成形された二次ライナー20の上面に
溶融樹脂を流し込んで成形する。環状凸出部16の下端は
瓶口2の頂面3よりも下方に位置している。
そして、この実施例では一次ライナー15と二次ライナー
20はそれぞれ円板状体を有しているが、いずれか一方
を、或は両方を、円板状体の有しない構造としてもよ
い。
第2図はキャッピング後における瓶用キャップの縦断面
図であり、キャッピング後は、二次ライナー20のうち瓶
口2の頂面3の上に位置する部分が圧縮され、環状凹入
部21の外周部23が膨らんで瓶口2の内周面に密着すると
ともに、この外周部23が瓶口2と環状凸出部16によって
挟圧される。
一次ライナー15は硬質で軟化温度が高いので、キャッピ
ング後に瓶を加熱、殺菌するために高温にしても変形し
ない。したがって、二次ライナー20が軟化しても、環状
凹入部21は瓶口2と環状凸出部16によって挟圧状態に保
持され、環状凹入部21の外周部23が瓶口2の内周面に強
く密着した状態を維持するので、密封効果が保持され
る。
また、天板11上面には凹部がないので、天板11上面に水
や埃がたまらず、衛生的である。
〔考案の効果〕
本考案は柔軟性のある合成樹脂製の二次ライナー20に環
状凹入部21を設け、その外周部23を瓶口2の内周面に密
接するように形成し、前記環状凹入部21と天板11との間
には、前記二次ライナー20より硬く、且つ軟化温度の高
い合成樹脂製の一次ライナー15を挿入し、キャッピング
状態では前記一次ライナー15の下端を瓶口2の頂面3よ
りも下方に位置せしめて、一次ライナー15と瓶口2によ
って前記環状凹入部21を挟圧するようにしたので、キャ
ッピング後、加熱、殺菌等しても変形せず密封効果を保
持し、且つ、キャップの天板11が平らで、水や埃がたま
らず衛生的で、外観上見栄えがよい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第1図はキ
ャッピング前のキャップの要部縦断面図、第2図はキャ
ッピング後のキャップの要部縦断面図、第3図は従来例
のキャッピング後のキャップ縦半裁断面図、第4図は別
の従来例のキャッピング後のキャップ縦半裁断面図であ
る。 2……瓶口、3……頂面、10……キャップ本体、11……
天板、15……一次ライナー、20……二次ライナー、21…
…環状凹入部、23……外周部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板11が平板状に形成されたキャップ本体
    10の下面に、瓶口2の頂面3に当接する柔軟性を有する
    合成樹脂製の二次ライナー20を嵌入し、この二次ライナ
    ー20の周縁部近くを下方に凹入させて、瓶口2の内側に
    挿入される環状凹入部21を設け、この環状凹入部21の外
    周部23は瓶口2の内周面に密接するように形成し、そし
    て、前記環状凹入部21と天板11との間には、前記二次ラ
    イナー20より硬く、且つ、軟化温度の高い合成樹脂製の
    一次ライナー15を挿入し、キャッピング状態では前記一
    次ライナー15の下端を瓶口2の頂面3よりも下方に位置
    せしめて、一次ライナー15と瓶口2によって前記環状凹
    入部21を挟圧した瓶用キャップ。
JP1988078545U 1988-06-14 1988-06-14 瓶用キャップ Expired - Lifetime JPH0637963Y2 (ja)

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JPH021652U JPH021652U (ja) 1990-01-08
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JP2591656Y2 (ja) * 1991-04-17 1999-03-10 株式会社柴崎製作所 キャップ
JP2006027663A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Natl Crown Kk 高温開栓性が改良された耐熱ライナー及びこの耐熱ライナーを備えたボトル用キャップ
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JPS6248965U (ja) * 1985-09-10 1987-03-26

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JPH021652U (ja) 1990-01-08

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