JPH0637842U - カメラの後蓋開閉装置 - Google Patents
カメラの後蓋開閉装置Info
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- JPH0637842U JPH0637842U JP080682U JP8068292U JPH0637842U JP H0637842 U JPH0637842 U JP H0637842U JP 080682 U JP080682 U JP 080682U JP 8068292 U JP8068292 U JP 8068292U JP H0637842 U JPH0637842 U JP H0637842U
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 後蓋が閉じられてその状態で係止されたこと
を検出手段で確実に検出できるようにする。 【構成】 カメラ1の背面10の開口部15を開閉する
後蓋16の縁部18に係合片19を形成し、後蓋16の
縁部18が臨むカメラ1の背面10箇所に、後蓋16を
閉じたときに係合片19と係合可能な係合片51と、係
合片51をスライドさせて係合片19との係合を解除さ
せる開閉ツマミ21と、係合片51が後蓋16の係合片
19と係合したときに係合片19の斜面19aに摺接し
て反時計方向へ回転する押圧レバー29と、互いに離間
した固定片26及び可動片28とを配設し、押圧レバー
29が反時計方向へ回転したときに、押圧レバー29に
よって可動片28が固定片26に向けて押圧されて両者
が接触、導通状態となる構成とした。
を検出手段で確実に検出できるようにする。 【構成】 カメラ1の背面10の開口部15を開閉する
後蓋16の縁部18に係合片19を形成し、後蓋16の
縁部18が臨むカメラ1の背面10箇所に、後蓋16を
閉じたときに係合片19と係合可能な係合片51と、係
合片51をスライドさせて係合片19との係合を解除さ
せる開閉ツマミ21と、係合片51が後蓋16の係合片
19と係合したときに係合片19の斜面19aに摺接し
て反時計方向へ回転する押圧レバー29と、互いに離間
した固定片26及び可動片28とを配設し、押圧レバー
29が反時計方向へ回転したときに、押圧レバー29に
よって可動片28が固定片26に向けて押圧されて両者
が接触、導通状態となる構成とした。
Description
【0001】
本考案は、カメラの背面に設けられたフィルム出し入れ用の開口部に開閉可能 に設けられる後蓋を開閉するための装置に関するものである。
【0002】
カメラの背面には、フィルムの出し入れを行うための開口部と、この開口部を 開閉する後蓋とが設けられている。 この後蓋側と開口部側とにはそれぞれ係合部が設けられ、後蓋を閉じると後蓋 側及び開口部の両係合部が係合して後蓋が閉じた状態で係止され、また、後蓋側 或は開口部側のどちらか一方に設けられた開閉ツマミをスライドさせると、後蓋 の係止が解除されて後蓋が開く。
【0003】 ところで、近年では、所謂オートローディング機能を備えたカメラが多く提供 されている。 オートローディング機能を備えたカメラでは、フィルムのリード部分を所定量 引き出した状態でパトローネがカメラ内部のパトローネ室に装填され、さらに後 蓋が閉じられてその状態で係止されると、フィルムのリード部分が自動的に巻取 側スプール軸に巻回されて、撮影可能な状態までフィルムが自動的にパトローネ から引き出される、所謂ローディング動作が自動的に行われる。
【0004】 そして、その種のカメラでは従来、開閉ツマミをスライドさせて後蓋を開ける とそのスライド位置に開閉ツマミが係止されると共に、後蓋を閉じると開閉ツマ ミの係止が解除されて開閉ツマミが元のスライド位置に復帰する構成とされ、ま た、開閉ツマミが元のスライド位置にあるときにこれを検出する検出手段が設け られていた。 従って従来は、後蓋を開けた後に開閉ツマミが元のスライド位置に復帰すると 、そのことが検出手段により検出され、後蓋が閉じられたてその状態で係止され たものとしてフィルムのローディング動作が開始されていた。
【0005】
しかしながら、上述した従来の構成では、後蓋が開いた状態で何らかの外的要 因により開閉ツマミの係止が解除され、それに伴って開閉ツマミが元のスライド 位置に復帰すると、後蓋が開いているにも拘らず検出手段が開閉ツマミを検出し てしまうので、後蓋が開いたままの状態でフィルムのローディング動作が誤って 開始される場合があるという不具合があった。
【0006】 本考案は上述の問題に鑑みてなされたもので、後蓋が閉じられてその状態で係 止されたことを検出手段で確実に検出できるようにすることができるカメラの後 蓋開閉装置を提供することを目的とする。
【0007】
上記目的を達成するために本考案は、カメラの背面の開口部を開閉する後蓋の 開閉装置であって、前記開口部を閉じた状態で前記後蓋を係止する係止機構と、 前記係止機構による前記後蓋の係止を解除する係止解除機構と、前記係止機構に より前記後蓋が前記開口部を閉じた状態で係止されたときと、前記係止解除機構 によって前記係止機構による前記後蓋の係止が解除されたときとで、電気的な導 通、非導通の状態が互いに異なるように構成されたスイッチとを備えることを特 徴とする。
【0008】 また、本考案は、前記係止機構は、前記開口部側と後蓋側とにそれぞれ配設さ れ該後蓋が前記開口部を閉じたときに互いに係合する一対の係合部で構成され、 前記係止解除機構は、前記開口部側と後蓋側とのいずれか一方の係合部をスライ ドさせて他方の係合部との係合を解除させる操作部材で構成されているものとし た。 さらに、本考案は、前記一方の係合部及び前記係止解除機構は前記開口部側に 設けられ、前記他方の係合部は前記後蓋側に設けられているものとした。 加えて、本考案は、前記スイッチは、前記一方の係合部に隣接し互いに離間し て配置された第1及び第2接点と、前記他方の係合部が前記一方の係合部と係合 したときに該他方の係合部に押圧されて前記第1接点を前記第2接点に押圧接触 させる押圧部材とで構成されているものとした。
【0009】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例による後蓋開閉装置が設けられたカメラの正面図、図 2は同背面図である。
【0010】 図1において全体符号1で示すカメラは、その正面2に鏡筒3、オートフォー カスユニット4、正面側ファインダ窓5、測光素子6、及びフラッシュ発光部7 等が配設されており、上面8にはレリーズボタン9等が配設されている。 また、図2に示すようにカメラ1の背面10には、背面側ファインダ窓11、 メインスイッチ12、AF表示部13、及びフラッシュ発光表示部14が配設さ れている。
【0011】 これらと共にカメラ1の背面10には、図2に示すように、内部のパトローネ 室(図示せず)に連通する開口部15が形成されており、この開口部15には後 蓋16がヒンジ17を介して開閉可能に設けられている。 後蓋16の縁部18には、後蓋16を閉じた状態でカメラ1側に係止させるた めの係合片19(他方の係合部に相当)が形成されている。 また、後蓋16に近い背面10箇所には長孔20が形成され、この長孔20に は、後蓋16を開ける際に操作され長孔20の長手方向へスライド可能な開閉ツ マミ21が露出して配設されている。
【0012】 図3は、図1及び図2に示すカメラ1に組み込まれた本考案の一実施例による 後蓋開閉装置をカメラ1の背面10側から見た概略構成図、図4は図3のA矢視 図、図5は図3のB矢視図である。 図3乃至図5に示すように本実施例の後蓋開閉装置22は、カメラ1の背面1 0部分に取着されたホルダ23と、ホルダ23にスライド可能に保持された後蓋 ロック部材24(操作部材に相当)と、後蓋ロック部材24に取着された後蓋検 知スイッチ25の固定片26と、スペーサ27を介し固定片26と離間して後蓋 ロック部材24に取着された後蓋検知スイッチ25の可動片28と、可動片28 を押圧して固定片26に向けて揺動させる押圧レバー29(押圧部材に相当)と 、後蓋ロック部材24をホルダ23に対して図3及び図4中上方へ付勢するバネ 30とを備えている。
【0013】 図6及び図7はホルダ23の概略構成を示すもので、図6(a),(b)は正 面図及び側面図、図7(a),(b)は図6(a)のC,D矢視図である。 図6(a),(b)に示すようにホルダ23の下部には、後蓋ロック部材24 をスライド可能に保持するためのガイド孔31が同図中上下方向に延在して形成 されており、ホルダ23の側面32には、後蓋ロック部材24のスライドを案内 するためのガイド用ボス33が突設されている。
【0014】 また、カメラ1の背面10側に臨むホルダ23の正面34には、図6(a), (b)及び図7(a)に示すように、後蓋16を閉じたときにその縁部18が嵌 挿される溝35が形成されている。 ホルダ23の側面32から溝35にかけては、図6(a),(b)に示すよう に通孔36が形成されており、図6(b)に示すように通孔36は、上下方向の 長さL1が狭い部分36aと、部分36aに比べて上下方向の長さL2が広い部 分36bとで構成されている。 さらに、溝35の底部37には図6(b)に示すように、通孔36の部分36 aの周縁に対応する長さ及び深さの凹部38が形成され、この凹部38の中央部 にはさらに深い凹部39が形成されている。
【0015】 図8乃至図10は後蓋ロック部材24の概略構成を示すもので、図8(a), (b)は左側面図及び正面図、図9(a),(b)は右側面図及び背面図、図1 0(a),(b)は図8(b)のE,F矢視図である。 これらの図に示すように、後蓋ロック部材24は、カメラ1の背面10に摺接 する基片40と、基片40の側部に形成されホルダ23の側面32にスライド可 能に保持される側片41とで構成されている。
【0016】 図8(a),(b)に示すように、基片40の下端42には、ホルダ23のガ イド孔31に挿通されるガイド軸43が設けられており、カメラ1の背面10の 長孔20に臨む基片40の正面44部分には、前述の開閉ツマミ21が突設され ていると共に、後蓋16を開ける際の開閉ツマミ21のスライド方向を示す表示 マーク45が刻設されている。
【0017】 一方、側片41には、ホルダ23のガイド用ボス31が嵌挿されガイド用ボス 31より上下方向に長い外形のガイド孔46と、ホルダ23の通孔36の部分3 6aに臨む通孔47と、押圧レバー29を回転可能に枢支するピン48(図4、 図5)が嵌挿される孔49とが、側片41を貫通して形成されている。 また、図8(b)及び図9(a),(b)に示すように、ホルダ23の側面3 2に臨む側の側片41の面50には係合片51(一方の係合部に相当)が突設さ れている。この係合片51は、ホルダ23の通孔36の部分36bに嵌挿されて 溝35に延出し、後蓋16を閉じたときにその係合片19と係合する。
【0018】 尚、後蓋ロック部材24がホルダ23に対してスライドすると、後蓋ロック部 材24に設けられた通孔47や係合片51のホルダ23に対する相対位置が変わ るため、ホルダ23に形成された通孔36の部分36aや部分36bの長さL1 ,L2はそれぞれ、後蓋ロック部材24がどのスライド位置にあってもその通孔 47が臨むことができる長さ、或は係合片51が嵌挿できる長さとされている。
【0019】 一方、後蓋検知スイッチ25の固定片26及び可動片28が取着される基片4 0の背面52には、図8(a)に示すように、固定片26及び可動片28を位置 決めするための位置決めボス53と、固定片26を位置決めするための位置決め ボス54と、固定片26及び可動片28を取着するねじ55(図4)が螺着され るねじ孔56とが設けられている。
【0020】 図11は後蓋検知スイッチ25の固定片26の概略構成を示すもので、図11 (a)は正面図、図11(b)は図11(a)のG矢視断面図である。 固定片26は導電性を有する部材で構成され、図11(a),(b)に示すよ うに、後蓋ロック部材24の位置決めボス53に嵌合される位置決め孔57と、 固定片26を後蓋ロック部材24に取着するねじ55よりも若干大きい径の通孔 58と、後蓋ロック部材24の位置決めボス54に嵌合される位置決め孔59と が形成されている。 また、固定片26の上部60には、不図示の後蓋開閉状態検出回路に電気的に 接続される端子61が形成され、固定片26の下部62(第2接点に相当)には スリット63が形成されている。
【0021】 図12は後蓋検知スイッチ25の可動片28の概略構成を示すもので、図12 (a)は正面図、図12(b)は図12(a)のH矢視断面図である。 可動片28は可撓可能で導電性を有する部材で構成され、図12(a),(b )に示すように、後蓋ロック部材24の位置決めボス53に嵌合される位置決め 孔64と、可動片28を後蓋ロック部材24に取着するねじ55と略々同径で位 置決め兼用の通孔65とが形成されている。 また、可動片28の上部66には、不図示の後蓋開閉状態検出回路に電気的に 接続される端子67が形成され、可動片28の下部68(第1接点に相当)は図 12(b)中左方へ、つまり、図4に示すように後蓋ロック部材24に取着した 状態で固定片26の下部62から離間する方向へ屈曲されている。
【0022】 図13は押圧レバー29の概略構成を示すもので、図13(a)は正面図、図 13(b),(c)は同左右側面図、図13(d)は同平面図である。 押圧レバー29は図13(a)に示すように略半円状の回転部69を備え、回 転部69の略中心箇所には、押圧レバー29を後蓋ロック部材24の側片41に 回転可能に枢支するピン48よりも若干大きい径の通孔70が設けられている。 また、図13(a)乃至(d)に示すように、回転部69の上部71には延出 片72が設けられ、延出片72の先端には摺接部73が形成されている。さらに 、回転部69の下部74は、延出片72の延出方向とは反対側に折曲されており 、その先端には回転部69の周縁より突出する押圧部75が形成されている。
【0023】 押圧レバー29をピン48により後蓋ロック部材24の側片41に回転可能に 枢支させた状態では、図4に示すように延出片72が後蓋ロック部材24の通孔 47に嵌挿され、さらにこの通孔47が臨むホルダ23の通孔36の部分36a に嵌挿されて溝35の凹部38に延出し、摺接部73が凹部39に臨む。また、 押圧レバー29の押圧部75は図4に示すように後蓋検知スイッチ25の可動片 28の下部68に当接する。
【0024】 次に、上記構成による本実施例の後蓋開閉装置における開閉ツマミ21の操作 状態及び後蓋16の開閉状態と、後蓋検知スイッチ25の固定片26及び可動片 28の接触状態との関係を、図4、図14、及び図15を参照して説明する。 図14及び図15はそれぞれ、後蓋16が開いているときと、後蓋16が閉じ た状態で係止されているときの、図3のA矢視図に相当する状態説明図である。 また、図4は、後蓋16を開けるために開閉ツマミ21をスライドさせたときの 状態を示している。
【0025】 まず、図14に示すように後蓋16が開いている状態では、後蓋ロック部材2 4がバネ30に付勢されて上動し、開閉ツマミ21が長孔20の上端にスライド した状態となる。 このとき、押圧レバー29の摺接部73には何も接触しないため、押圧レバー 29の押圧部75から可動片28の下部68へは、これを固定片24の下部62 側に向けて押圧する力が加わらず、一方、可動片28の下部68には、固定片2 6の下部62から離間して図12(b)に示す状態へ復元しようとする力が働く 。 従って、固定片26の下部62と可動片28の下部68とは接触せず、両者の 間が非導通状態となり、不図示の後蓋開閉状態検出回路では、後蓋16が閉じた 状態で係止されていないことが検出される。
【0026】 次に、後蓋16を閉じる中途の段階では、まず、後蓋16の係合片19が後蓋 ロック部材24の係合片51に摺接し、係合片51の斜面51a(図4、図14 、図15)が係合片19の斜面19a(図4、図14、図15)に乗り上げて、 係合片19により係合片51が押圧される。従って、後蓋ロック部材24がバネ 30の付勢に抗して押し下げられる。 このときの押圧レバー29の状態は図4の状態と同様で、押圧レバー29の摺 接部73には何も接触しないため、固定片26の下部62と可動片28の下部6 8とは接触せず、両者の間が非導通状態となり、不図示の後蓋開閉状態検出回路 は、後蓋16が閉じた状態で係止されていないことを検出した状態となる。
【0027】 その後、後蓋16の係合片19が後蓋ロック部材24の係合片51を乗り越え ると、係合片19の斜面19aが係合片51の斜面51aから離間し、係合片1 9による係合片51の押圧がなくなるので、押圧後蓋ロック部材24がバネ30 の付勢により上動し、図15に示すように後蓋16の係合片19と後蓋ロック部 材24の係合片51とが係合して、後蓋16が閉じた状態で係止される。 このとき、図15に示すように、押圧レバー29の摺接部73には後蓋16の 係合片19の斜面19aが摺接し、この摺接によって摺接部73が溝35の凹部 38から、さらに深い凹部39内に押し込まれ、これに伴って押圧レバー29全 体が図15中反時計回りに回転する。
【0028】 すると、押圧レバー29の押圧部75によって可動片28の下部68が押圧さ れて、可動片28の下部68が固定片24の下部62側に向けて撓んでこれと接 触する。 従って、固定片26の下部62と可動片28の下部68との間が導通状態とな り、不図示の後蓋開閉状態検出回路では、後蓋16が閉じた状態で係止されたこ とが検出される。
【0029】 また、図15に示す後蓋16が閉じた状態から後蓋16を開けるために、開閉 ツマミ21を図2中下方へスライドさせると、開閉ツマミ21と一体に後蓋ロッ ク部材24がバネ30の付勢に抗して押し下げられ、固定片26の下部62と可 動片28の下部68とが接触せず両者の間が非導通状態となった、図4に示す状 態となる。 従って、後蓋16を開けるために開閉ツマミ21を図2中下方へスライドさせ たときには、不図示の後蓋開閉状態検出回路で、後蓋16が閉じた状態で係止さ れていないことが検出される。
【0030】 このように、本実施例の後蓋開閉装置22によれば、後蓋16が開口部15を 閉じた位置にあって、且つ、後蓋16の係合片19がカメラ1側の後蓋ロック部 材24に設けられた係合片51と係合したときに限って、後蓋検知スイッチ25 の固定片26と可動片28とが接触、導通状態となり、後蓋16が開いていると きや、後蓋16が開口部15を閉じた位置にあるものの、開閉ツマミ21が後蓋 16を開けるためのスライド方向へスライドされているときには、後蓋検知スイ ッチ25の固定片26と可動片28とが離間、非導通状態となる構成とした。
【0031】 このため、開閉ツマミ21のスライド位置によってではなく、後蓋16を閉じ た状態で係止するための後蓋16の係合片19とカメラ1側の後蓋ロック部材2 4に設けられた係合片51との係合状態に基づいて、不図示の後蓋開閉状態検出 回路が後蓋16の開閉状態を検出できるようになり、後蓋16が閉じた状態で係 止されていないときに不図示の後蓋開閉状態検出回路から、後蓋16が閉じた状 態で係止されている旨を示す信号が誤って出力されることがなくなる。 従って、例えば、オートローディング機能付きのカメラにおいては、後蓋16 が閉じた状態で係止されていないときにフィルムのローディング動作が誤って開 始されるのを防止することができる。
【0032】 尚、本実施例では、開閉ツマミ21と一体にスライドする後蓋ロック部材24 に後蓋検知スイッチ25の固定片26と可動片28とを取着する構成としたが、 これらを押圧レバー29の押圧部75に臨ませることができるのであれば、ホル ダ23やカメラ1の背面10側に後蓋検知スイッチ25の固定片26と可動片2 8とを取着する構成としてもよい。 また、後蓋検知スイッチは、本実施例で示したような固定片26と可動片28 とによるスイッチに限定されず、例えば、後蓋側の係合片とカメラ側の係合片と が係合したときに接触する両係合片部分に接点を設け、両接点間の導通、非導通 状態によって後蓋が閉じた状態で係止されているか否かが検出される構成として もよい。
【0033】 さらに、本実施例では、後蓋開閉装置22をカメラ1側に設ける構成について 説明したが、後蓋開閉装置を後蓋側に設け、カメラ側に後蓋側の係合片に対応す る係合片を固設する構成としてもよい。 加えて、本考案の後蓋開閉装置は、オートローディング機能付きのカメラに限 定されず、後蓋が閉じた状態で係止されたときに何らかの動作が行われるその他 のカメラにも適用可能であり、それらのカメラにおいても、後蓋が閉じた状態で 係止されていないときにその動作が誤って行われることを防止することができる 。
【0034】
上述したように本考案によれば、カメラの背面の開口部を開閉する後蓋の開閉 装置を、前記開口部を閉じた状態で前記後蓋を係止する係止機構と、前記係止機 構による前記後蓋の係止を解除する係止解除機構と、前記係止機構により前記後 蓋が前記開口部を閉じた状態で係止されたときと、前記係止解除機構によって前 記係止機構による前記後蓋の係止が解除されたときとで、電気的な導通、非導通 の状態が互いに異なるように構成されたスイッチとを備える構成としたので、後 蓋が閉じられてその状態で係止されたことを検出手段で確実に検出できるように することができる。 このため、例えば、オートローディング機能付きのカメラのように、後蓋が閉 じた状態で係止されたときに何らかの動作が開始されるカメラにおいて、後蓋が 閉じた状態で係止されていないときにその動作が誤って開始されるのを防止する ことができる。
【図1】本考案の一実施例による後蓋開閉装置が設けら
れたカメラの正面図である。
れたカメラの正面図である。
【図2】図1に示すカメラの背面図である。
【図3】図1及び図2に示すカメラに組み込まれた本考
案の一実施例による後蓋開閉装置をカメラの背面側から
見た概略構成図である。
案の一実施例による後蓋開閉装置をカメラの背面側から
見た概略構成図である。
【図4】図3のA矢視図である。
【図5】図3のB矢視図である。
【図6】図3に示すホルダの概略構成を示すもので、図
6(a)は正面図、図6(b)は側面図である。
6(a)は正面図、図6(b)は側面図である。
【図7】図3に示すホルダの概略構成を示すもので、図
7(a)は図6(a)のC矢視図、図7(b)は図6
(b)のD矢視図である。
7(a)は図6(a)のC矢視図、図7(b)は図6
(b)のD矢視図である。
【図8】図3に示す後蓋ロック部材の概略構成を示すも
ので、図8(a)は左側面図、図8(b)は正面図であ
る。
ので、図8(a)は左側面図、図8(b)は正面図であ
る。
【図9】図3に示す後蓋ロック部材の概略構成を示すも
ので、図9(a)は右側面図、図9(b)は背面図であ
る。
ので、図9(a)は右側面図、図9(b)は背面図であ
る。
【図10】図3に示す後蓋ロック部材の概略構成を示す
もので、図10(a)は図8(b)のE矢視図、図10
(b)は図8(b)のF矢視図である。
もので、図10(a)は図8(b)のE矢視図、図10
(b)は図8(b)のF矢視図である。
【図11】図3に示す後蓋検知スイッチの固定片の概略
構成を示すもので、図11(a)は正面図、図11
(b)は図11(a)のG矢視断面図である。
構成を示すもので、図11(a)は正面図、図11
(b)は図11(a)のG矢視断面図である。
【図12】図3に示す後蓋検知スイッチの可動片の概略
構成を示すもので、図12(a)は正面図、図12
(b)は図12(a)のH矢視断面図である。
構成を示すもので、図12(a)は正面図、図12
(b)は図12(a)のH矢視断面図である。
【図13】図3に示す押圧レバーの概略構成を示すもの
で、図13(a)は正面図、図13(b),(c)は同
左右側面図、図13(d)は同平面図である。
で、図13(a)は正面図、図13(b),(c)は同
左右側面図、図13(d)は同平面図である。
【図14】図3に示す後蓋開閉装置における開閉ツマミ
の操作状態及び後蓋の開閉状態と後蓋検知スイッチの固
定片及び可動片の接触状態との関係を示す状態説明図で
ある。
の操作状態及び後蓋の開閉状態と後蓋検知スイッチの固
定片及び可動片の接触状態との関係を示す状態説明図で
ある。
【図15】図3に示す後蓋開閉装置における開閉ツマミ
の操作状態及び後蓋の開閉状態と後蓋検知スイッチの固
定片及び可動片の接触状態との関係を示す状態説明図で
ある。
の操作状態及び後蓋の開閉状態と後蓋検知スイッチの固
定片及び可動片の接触状態との関係を示す状態説明図で
ある。
1 カメラ 10 カメラ背面 15 開口部 16 後蓋 19 後蓋係合片(他方の係合部) 24 後蓋ロック部材(操作部材) 29 押圧レバー(押圧部材) 51 後蓋ロック部材係合片(一方の係合部) 62 固定片下部(第2接点) 68 可動片下部(第1接点)
Claims (4)
- 【請求項1】 カメラの背面の開口部を開閉する後蓋の
開閉装置であって、 前記開口部を閉じた状態で前記後蓋を係止する係止機構
と、 前記係止機構による前記後蓋の係止を解除する係止解除
機構と、 前記係止機構により前記後蓋が前記開口部を閉じた状態
で係止されたときと、前記係止解除機構によって前記係
止機構による前記後蓋の係止が解除されたときとで、電
気的な導通、非導通の状態が互いに異なるように構成さ
れたスイッチと、 を備えることを特徴とするカメラの後蓋開閉装置。 - 【請求項2】 前記係止機構は、前記開口部側と後蓋側
とにそれぞれ配設され該後蓋が前記開口部を閉じたとき
に互いに係合する一対の係合部で構成され、 前記係止解除機構は、前記開口部側と後蓋側とのいずれ
か一方の係合部をスライドさせて他方の係合部との係合
を解除させる操作部材で構成されている請求項1記載の
カメラの後蓋開閉装置。 - 【請求項3】 前記一方の係合部及び前記係止解除機構
は前記開口部側に設けられ、前記他方の係合部は前記後
蓋側に設けられている請求項2記載のカメラの後蓋開閉
装置。 - 【請求項4】 前記スイッチは、前記一方の係合部に隣
接し互いに離間して配置された第1及び第2接点と、前
記他方の係合部が前記一方の係合部と係合したときに該
他方の係合部に押圧されて前記第1接点を前記第2接点
に押圧接触させる押圧部材とで構成されている請求項2
又は3記載のカメラの後蓋開閉装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080682U JP2594824Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | カメラの後蓋開閉装置 |
US08/138,435 US5347335A (en) | 1992-10-28 | 1993-10-20 | Lid latch device in camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080682U JP2594824Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | カメラの後蓋開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0637842U true JPH0637842U (ja) | 1994-05-20 |
JP2594824Y2 JP2594824Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=13725123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992080682U Expired - Fee Related JP2594824Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | カメラの後蓋開閉装置 |
Country Status (2)
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---|---|
US (1) | US5347335A (ja) |
JP (1) | JP2594824Y2 (ja) |
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US5041860A (en) * | 1988-06-30 | 1991-08-20 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Indicator unit for an electronically controlled camera |
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1993
- 1993-10-20 US US08/138,435 patent/US5347335A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594824Y2 (ja) | 1999-05-10 |
US5347335A (en) | 1994-09-13 |
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