JPH0637830B2 - シールド工法用立坑 - Google Patents
シールド工法用立坑Info
- Publication number
- JPH0637830B2 JPH0637830B2 JP63329942A JP32994288A JPH0637830B2 JP H0637830 B2 JPH0637830 B2 JP H0637830B2 JP 63329942 A JP63329942 A JP 63329942A JP 32994288 A JP32994288 A JP 32994288A JP H0637830 B2 JPH0637830 B2 JP H0637830B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical shaft
- shield
- shield machine
- shaft
- excavation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
ため築造される立坑に関する。
光を浴びている。
ールド掘進機を地中で推進させながらトンネル穴を掘削
する工法である。
造し、この立坑内の底部に上述したシールド掘進機を据
付けた状態を示している。
を終えた後、下床や側壁面に鉄筋を配し、その部分にコ
ンクリートを打設して周囲の土圧に耐え得る壁体2を築
造してなっている。
(図示せず)上で組立てられて所定の位置に据付けられ
るようになっている。
進させようとすると、シールド掘進機3自らが立坑の壁
体を取壊すときに側壁用の鉄筋の伸びが大きい(伸び率
20%)ことから鉄筋がシールド掘進機3の掘削刃に絡み
付く。この結果、シールド掘進機3の掘削能力が大幅に
低下し、ついには故障の原因ともなる。このことから、
手作業等による壁体の破壊作業を行うことが止む得なか
った。
改良のための薬液を注入したり、地山を凍結させて、壁
体取壊し作業中の地山崩壊防止を図る必要があり、これ
らの方法はいずれにしてもかなりの費用が必要とされ
る。しかも、上述した土質改良や壁体の取壊し作業、お
よびその破壊物を撤去する作業等にも非常に手間がかか
るため工期短縮化の妨げとなり、安全面から見ても好ま
しくないという問題があった。
地山の土質改良に非常に費用がかかり、また作業工数も
多いことから工期短縮化の妨げともなり、安全面におい
ても不安な点があった。
ド掘進機自らが立坑の壁体を取壊してそのままトンネル
穴の掘削を行うことができ、これにより土質改良や壁体
取壊し作業等の削除、コストの低減、工期の短縮、安全
性の向上を図ることのできるシールド工法用立坑の提供
を目的としている。
ために、シールド掘進機を用いてトンネルを掘削するた
め築造される立坑において、立坑の少なくともシールド
掘進機が通過する壁体部分の構造を、カーボン繊維、ガ
ラス繊維またはアラミド繊維のいずれかを樹脂に含浸し
てなる鉄筋状補強材を用いたコンクリート構造としたこ
とを特徴としている。
ルド掘進機が通過する壁体部分の構造をカーボン繊維、
ガラス繊維またはアラミド繊維のいずれかを樹脂に含浸
してなる鉄筋状補強材を用いたコンクリート構造とし
た。このような鉄筋状補強材は、その伸び率が鉄筋より
も小さく、シールド掘進機で壁体を掘削破壊しても掘削
刃に絡み付くことなく容易に切断される。
してそのままトンネル穴の掘削を行うことができる。
ストの低減、工期の短縮、安全性の向上を図ることがで
きる。
工骨材のような強度の低いものを用いると、さらにシー
ルド掘進機による壁体破壊が容易となる。
構造を説明するための断面側面図、第2図は第1図はト
ンネル掘削方向の逆方向から示した断面側面図である。
で掘削するためのシールド掘進機12を所望の地下レベ
ルで据置くため築造された立坑を示している。
下床や側壁面のほぼ全面に鉄筋等の補強材を配し、その
部分にコンクリートを打設することにより、周囲の土圧
に耐え得る壁体13の主要部を築造している。但し、立
坑11内の掘削開始位置に当たる壁体部分131には、
鉄筋等の代りに、鉄筋とほぼ同等の強度を有し、かつ伸
び能力が鉄筋より低い、カーボン繊維、ガラス繊維また
はアラミド繊維のいずれかを樹脂に含浸してなる鉄筋状
補強材が用いられている。また同壁体131部分のコン
クリートの骨材としては、例えば、焼成粘土のような人
工骨材、火山礫及びその加工品、膨脹スラグ、石灰殻及
びその加工品等が用いられている。
たる壁体部分131は、外部からの土圧に十分耐え得る
強度を有しながらもシールド掘進機12により容易に掘
削(破壊)されるような性質を持つ構造とされている。
けられた受け台(図示せず)上で組立てられ所定の位置
に据え付けられるようになっている。
の内側には、シールド掘進機12による地山掘削時にお
いて外部から立坑11内部への地下水や土砂の流入を防
止するための防水装置(エントランスパッキング)14
が環状に配設されている。
搬入してのトンネル穴の掘削は次のようにして行われ
る。
の位置合せを行って掘削開始位置を決める。
進機12を掘削方向に前進させ、シールド掘進機12の
外周面と防水装置14の内周面とを摺接させながら掘削
刃121で掘削開始位置に当たる壁体部分131を掘削
破壊する。そしてそのまま地山の掘削を続ける。
体部分131の構造を、鉄筋とほぼ同等の強度を有し、
かつ伸び能力が鉄筋より低い、カーボン繊維、ガラス繊
維またはアラミド繊維のいずれかを樹脂に含浸してなる
鉄筋状補強材を用いたコンクリート構造とし、シールド
掘進機12の掘削能力で容易に掘削破壊できるようなも
のとしたので、予め上記壁体部分131を取壊すような
手作業を省略できることは勿論、上記壁体取壊し作業の
安全性確保のため必要であった地山の土質改良のための
作業も省くことができる。
れ、しかも工期の短縮化、安全性の向上が図れる。
立坑の構造について述べたが、その他トンネル掘削の中
継基地や掘削終了基地に築造される立坑にも同様に用い
られるものである。この場合、防水装置は立坑側壁の内
側に設けることは言うまでもない。
造のみを改良したものであるが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば掘削側の壁体全体の構造を改
良したものであってもよい。
いたが、コンクリートそのものの強度がシールド掘進機
で容易掘削できる範囲ならばそれに限定されるものでは
ない。
ば、立坑の少なくともシールド掘進機が通過する壁体部
分の構造をカーボン繊維、ガラス繊維またはアラミド繊
維のいずれかを樹脂に含浸してなる鉄筋状補強材を用い
たコンクリート構造としたので、シールド掘進機自らが
立坑の壁体を取壊してそのままトンネル穴の掘削を行う
ことができ、これにより土質改良や壁体取壊し作業等の
削除、コストの低減、工期の短縮、安全性の向上を図る
ことができる。
構造を説明するための断面側面図、第2図は第1図をト
ンネル掘削方向の逆方向から示す断面側面図、第3図は
従来のシールド工法用立坑の構造を説明するための断面
側面図である。 11…立坑 12…シールド掘進機 121…掘削刃 13…立坑の壁体 131…取壊し壁体部分 14…防水装置 15…シールドギャッキ
Claims (1)
- 【請求項1】シールド掘進機を用いてトンネルを掘削す
るため築造される立坑において、 前記立坑の少なくとも前記シールド掘進機が通過する壁
体部分の構造を、カーボン繊維、ガラス繊維またはアラ
ミド繊維のいずれかを樹脂に含浸してなる鉄筋状補強材
を用いたコンクリート構造としたことを特徴とするシー
ルド工法用立坑。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63329942A JPH0637830B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | シールド工法用立坑 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63329942A JPH0637830B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | シールド工法用立坑 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02176093A JPH02176093A (ja) | 1990-07-09 |
JPH0637830B2 true JPH0637830B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=18226989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63329942A Expired - Lifetime JPH0637830B2 (ja) | 1988-12-27 | 1988-12-27 | シールド工法用立坑 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637830B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003239679A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-27 | Nippon Steel Composite Co Ltd | シールド掘削用繊維補強コンクリート壁体 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2751636B2 (ja) * | 1990-12-12 | 1998-05-18 | 嘉司 松本 | トンネルの構築方法および地下空間の構築方法 |
JP6088883B2 (ja) * | 2013-03-27 | 2017-03-01 | 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 | シールド掘削用繊維補強杭材の接続方法及び接続構造 |
JP7019518B2 (ja) * | 2018-06-20 | 2022-02-15 | 戸田建設株式会社 | 掘削機切削用仮壁及びその切削方法 |
JP7150533B2 (ja) * | 2018-09-10 | 2022-10-11 | 戸田建設株式会社 | 掘削機切削用仮壁及びその製造方法 |
JP2019049191A (ja) * | 2018-10-12 | 2019-03-28 | 西松建設株式会社 | 切削セグメント |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2662572B2 (ja) * | 1988-02-08 | 1997-10-15 | 清水建設株式会社 | 立坑からのシールド掘削機の発進・到達方法及びシールド発進・到達立坑 |
-
1988
- 1988-12-27 JP JP63329942A patent/JPH0637830B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003239679A (ja) * | 2002-02-15 | 2003-08-27 | Nippon Steel Composite Co Ltd | シールド掘削用繊維補強コンクリート壁体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02176093A (ja) | 1990-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2023545610A (ja) | トンネル掘削シールド | |
JPH0637830B2 (ja) | シールド工法用立坑 | |
JPH01315600A (ja) | 地下空洞施工法及びトンネル掘削機 | |
JPH04213695A (ja) | トンネルの構築方法および地下空間の構築方法 | |
JP3787796B2 (ja) | 急峻斜面におけるトンネル坑口の施工方法 | |
JPH07119549B2 (ja) | 双設トンネル | |
JP2662572B2 (ja) | 立坑からのシールド掘削機の発進・到達方法及びシールド発進・到達立坑 | |
JP3171459B2 (ja) | シールド工法 | |
JPH0960471A (ja) | シールド工法用壁体 | |
JPH08165899A (ja) | 補強筋兼用の支保工を用いたトンネルの覆工方法 | |
JPH04309692A (ja) | 地下空間体の構築工法 | |
JP2544829B2 (ja) | 地下空洞の構築方法 | |
JPS61134496A (ja) | シ−ルド掘進機の発進方法 | |
JP2000178966A (ja) | 地中連続壁の構造 | |
JP4298853B2 (ja) | 長尺先受け工法 | |
JP2002021491A (ja) | トンネルの脚部補強方法 | |
JP3896003B2 (ja) | 立坑の連結方法および連結構造 | |
JP2966173B2 (ja) | トンネル掘削地盤の強化工法 | |
JPH0613766B2 (ja) | 先端開放型杭基礎の施工方法 | |
JP2020056214A (ja) | 掘削装置 | |
JPH0317398A (ja) | 地下構造物における屋根部の施工方法 | |
JP3113982B2 (ja) | 軟弱地盤のトンネル構築方法 | |
JP2675858B2 (ja) | 立坑掘削工法 | |
US1665797A (en) | Method of excavating and producing foundations | |
JP3113981B2 (ja) | トンネル構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518 Year of fee payment: 15 |