JPH0637638Y2 - コンバインのロ−リング装置 - Google Patents

コンバインのロ−リング装置

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JPH0637638Y2
JPH0637638Y2 JP2240687U JP2240687U JPH0637638Y2 JP H0637638 Y2 JPH0637638 Y2 JP H0637638Y2 JP 2240687 U JP2240687 U JP 2240687U JP 2240687 U JP2240687 U JP 2240687U JP H0637638 Y2 JPH0637638 Y2 JP H0637638Y2
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JP
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movable frame
arm
frame
movable
carrier roller
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JP2240687U
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JPS63129428U (ja
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宏信 東
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クローラベルトの接地部に上方から接当する
接地転輪を、固定フレームに対して昇降自在に設けられ
た可動フレームに取付けてこの可動フレームを昇降作動
させることによって、左右一対のクローラ式走行装置
を、走行機体に対して独立して昇降可能に取付けてある
コンバインのローリング装置に関し、更に詳しくは、左
右のクローラ式走行装置を走行機体に対して独立して昇
降可能に取付けてあるので、例えばU.S.Patent 3,16
0,221号に開示されているもののように、左右の走行装
置を機体中心の前後軸心周りでシーソ式に一体的に揺動
するものに比べて、機体傾斜だけでなく、機体傾斜を同
一にし乍ら対地高さを変更することができ、片側の走行
装置が沈み込んだ場合等に地面との接触度合をより少な
くできる特徴を有するとともに、例えば実開昭56-301
64号公報に開示されているもののように、クローラ式走
行装置全体を昇降するものに比べて、接地転輪を昇降す
るだけであるから、駆動輪を機体側に固定することがで
き、機体側原動部から駆動輪への伝動ケースを走行装置
の昇降につれて可動させる複雑な伝動構造を採る必要が
ない特徴を有するコンバインのローリング装置に関す
る。
〔従来の技術〕
この種のコンバインのローリング装置において、従来
は、戻り経路におけるクローラベルトを下方から接当支
持するキャリアローラを、固定フレームに取付けてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがって、可動フレームの昇降作動につれてクローラ
ベルトの実張設長さが変化し、クローラベルトの張力が
変化する。ただし、クローラベルトの張り力を調節する
為に、緊張輪が設けられてはいるが、これはベルトの初
期張力を調節するだけで、走行(或いはクローラ走行装
置の昇降作動)の変化に対しては追従できない構成のも
のである。
本考案の目的はクローラ走行装置の昇降においても、ク
ローラベルト張力の変化を抑えることができるものを提
供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、 戻り経路におけるクローラベルトを下方から接当支持
するキャリアローラを、可動フレームに対して機体横幅
方向に沿った横軸心周りで揺動可能に枢支された第1ア
ームに軸支する点と、 前記第1アームに対して固定フレームに枢支された第
2アームを相対揺動可能に連係する点と、 前記キャリアローラを可動フレームの昇降方向と同方
向にかつ可動フレームより少ない昇降量で自動的に昇降
可能に構成する点と、にあり、その作用効果は次の通り
である。
〔作用〕
キャリアローラの動作を説明すると、第1図(イ),
(ロ)に示すように、接地転輪(9)が上方に位置する
状態(第1図(イ))から下降した状態(第1図
(ロ))に移行した場合には、キャリアローラ(20)も
同様に下降する。その場合に、可動フレーム(8)に枢
支された第1アーム(21)は第2アーム(22)と連係さ
れているので立姿勢に近い状態に揺動し、可動フレーム
(8)の下降量に比べて小さい下降量に抑えられる。
又、前記下降状態から上昇状態に切替わる場合には、下
降時と反対にキャリアローラ(20)は可動フレーム
(8)とともに上昇し、かつ、第1アーム(21)が横倒
れ姿勢になり、キャリアローラ(20)の上昇量も小さく
抑えられる。
又、キャリアローラ(20)の昇降量を、第1アーム(2
1)と第2アーム(22)とのリンク比を変更することに
よって、任意に変更できる。
以上ようするに、キャリアローラ(20)を可動フレーム
(8)と同方向に昇降させることによって、クローラベ
ルト(13)の実張設長さの変化を抑えるとともに、キャ
リアローラ(20)を第1アーム(21)と第2アーム(2
2)との屈折リンク機構でもって支持しているので、キ
ャリアローラ(20)を可動フレーム(8)に従って自動
的に昇降させ乍ら、可動フレーム(8)の昇降量とは異
なった昇降量を設定できる。
〔考案の効果〕
その結果、クローラ走行装置の昇降においてもクローラ
ベルトの張力変化を抑えることができ、ベルト破損及び
脱輪等を回避できるとともに、キャリアローラの昇降も
可動フレームに連係することによって自動的に行え、か
つ、走行装置の昇降量とキャリアローラの昇降量を独立
して設定でき、クローラ走行装置におけるベルトの張設
形態によって必ずしも可動フレームと同量だけ昇降させ
るよりもむしろ少ない昇降量に抑える方が適切なベルト
張力を維持できる場合に本考案のものは有効であり、し
かも、第1アームと第2アームとで作る簡単なリンク機
構で現出できるメリットもある。
〔実施例〕
第4図に示すように、前部に刈取前処理装置(1)を上
下揺動可能に取付けた走行機体(2)に脱穀装置(3)
を搭載するとともに、走行機体(2)に対して独立して
昇降作動可能なクローラ式走行装置(4),(4)を取
付けてコンバインを構成してある。
次にクローラ式走行装置(4),(4)の構造について
説明する。第2図及び第3図に示すように、前後向き姿
勢で機体フレーム(5)に取付固定された固定フレーム
(6)の前端に、ミッションケース(14)に伝動連結さ
れた駆動輪(7)を軸支するとともに、この固定フレー
ム(6)の横外側方に昇降作動可能な可動フレーム
(8)を位置させ、この可動フレーム(8)に対してク
ローラベルト(13)の接地部(13a)に上方から接当す
る複数個の接地転輪(9)を取付けるとともに、この可
動フレーム(8)の後端に調節ネジ(10)によって出入
り自在な調節フレーム(11)が嵌入保持され、この調節
フレーム(11)に緊張輪(12)が固定してある。
前記固定フレーム(6)の前後2箇所に横向きに貫通す
る揺動軸(15)が支承され、この揺動軸(15)の両端に
夫々従動アーム(16)と駆動アーム(17)とが固着され
ている。そして、前後一対の駆動アーム(17),(17)
は可動フレーム(8)に連結されるとともに、前後一対
の従動アーム(16),(16)同志は連結ロッド(18)で
連結され、かつ、後方側従動アーム(16)が昇降用油圧
シリンダ(19)に連結されている。従って、前記油圧シ
リンダ(19)の伸張作動によって従動アーム(16),
(16)を介して駆動アーム(17),(17)が下方に揺動
し、可動フレーム(8)は水平状態を保持したまま前方
下方に向けて揺動下降する。前記油圧シリンダ(19)を
収縮させると、可動フレーム(8)は後方上方に向けて
揺動上昇する。
以上のように、可動フレーム(8)を下降させると、相
対的に機体は上昇し、可動フレーム(8)を上昇させる
と、機体は下降する。
クローラベルト(13)の戻り経路(13b)側に下方から
接当支持するキャリアローラ(20)を設け、このキャリ
アローラ(20)を、可動フレーム(8)に機体横幅方向
に沿った横軸心(X)周りで揺動可能に枢支された第1
アーム(21)先端に軸支するとともに、固定フレーム
(6)に枢支された第2アーム(22)を第1アーム(2
1)に相対揺動可能に連結し、屈折リンク機構を構成し
てある。この第1アーム(21)は、第1図(イ),
(ロ)に示すように、可動フレーム(8)の昇降作動に
連動して同方向に昇降するとともに、第2アーム(22)
と連係されることによって、姿勢を変化させ、キャリア
ローラ(20)の昇降量(l)を可動フレーム(8)の昇
降量(L)に比べて小さいもにしている。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインのローリング装置の実施
例を示し、第1図(イ)は可動フレームが上昇した状態
を示す側面図、第1図(ロ)は可動フレームが下降した
状態を示す側面図、第2図は走行装置の一部切欠き平面
図、第3図は走行装置の側面図、第4図はコンバインの
概略側面図である。 (2)……走行機体、(4)……クローラ式走行装置、
(6)……固定フレーム、(8)……可動フレーム、
(9)……接地転輪、(13)……クローラベルト、(13
a)……接地部、(13b)……戻り経路、(20)……キャ
リアローラ、(21)……第1アーム、(22)……第2ア
ーム、(X)……横軸心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローラベルト(13)の接地部(13a)に
    上方から接当する接地転輪(9)を、固定フレーム
    (6)に対して昇降自在に設けられた可動フレーム
    (8)に取付けてこの可動フレーム(8)を昇降作動さ
    せることによって、左右一対のクローラ式走行装置
    (4)を、走行機体(2)に対して独立して昇降可能に
    取付けてあるコンバインのローリング装置であって、戻
    り経路(13b)におけるクローラベルト(13)を下方か
    ら接当支持するキャリアローラ(20)を、可動フレーム
    (8)に対して機体横幅方向に沿った横軸心(X)周り
    で揺動可能に枢支された第1アーム(21)に軸支すると
    ともに、この第1アーム(21)に対して固定フレーム
    (6)に枢支された第2アーム(22)を相対揺動可能に
    連係して、前記キャリアローラ(20)を可動フレーム
    (8)の昇降方向と同方向にかつ可動フレーム(8)よ
    り少ない昇降量で自動的に昇降可能に構成してあるコン
    バインのローリング装置。
JP2240687U 1987-02-17 1987-02-17 コンバインのロ−リング装置 Expired - Lifetime JPH0637638Y2 (ja)

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JPS63129428U JPS63129428U (ja) 1988-08-24
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